JPWO2008123424A1 - シート部材およびそれを用いた回転工具並びにそれを用いた切削方法 - Google Patents

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Abstract

本発明のシート部材は、上面と下面と側面とを有した本体部と、前記本体部の上面から突出するよう形成されるとともに上段部上面と上段部側面とを有した上段部と、を備えている。そして、前記上段部は、前記上面に形成されるとともに切削インサートの下面と当接する拘束座面と、該拘束座面から前記下面または前記側面まで貫通する第1貫通穴と、前記拘束座面に開口するネジ穴と、を備えている。一方、前記本体部は、前記拘束座面と交差する前記上段部側面に形成されるとともに前記切削インサートの一の側面と当接する第1拘束側面と、前記第1貫通穴の上方に配置されるとともに前記第1拘束側面上に前記拘束座面から前記上段部上面に向かって形成された第1凹部と、を備えている。このシート部材を介して切削インサートを着脱自在に装着してなる回転工具並びにそれを用いた切削方法である。

Description

本発明は、回転工具本体に設けたインサートポケットに切削インサートを装着する際に用いられるシート部材およびそれを用いた回転工具並びにそれを用いた切削方法に関する。
従来から金属等の被削材を加工する切削工具として、回転工具本体に設けたインサートポケットにシート部材を介して切削インサートを着脱自在に装着してなる回転工具がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の回転工具は、回転工具本体と、シート部材と、切削インサートとを備えている。回転工具本体には、その先端外周側にシート部材を介してインサートを装着するためのインサートポケットが設けられている。
シート部材は、上面,下面,複数の側面を有する本体部と、上面の一端側から突出する上段部とで構成されている。したがって、シート部材は、段差を有した形状からなる。
上段部上面の中央部、および上面の他端側の中央部には貫通穴がそれぞれ形成されている。上段部上面の中央部に形成された貫通穴は、シート部材をインサートポケットに固定する固定ネジを挿通するためのものである。上面の他端側の中央部に形成された貫通穴は、シート部材およびインサートをインサートポケットに固定する固定ネジを挿通するためのものである。
このような従来の回転工具は、固定部材として、シート部材を介してインサートを工具本体に固定させる固定ネジと、シート部材を工具本体に固定させる固定ネジと、を有している。これによりインサートのがたつきを抑制している。
しかしながら、シート部材の固定に使用する固定ネジが、上段部のみに位置するよう形成されるため、シート部材が大型化せざるをえない。そのため、工具本体において、シート部材を装着するインサートポケットの占める範囲が大きくなり、工具本体の強度が低下するという問題がある。
特開2004−237382号公報
本発明の課題は、切削インサートを強固にかつ安定してインサートポケットに固定することができる小型のシート部材およびそれを用いた回転工具並びにそれを用いた切削方法を提供することである。
本発明のシート部材は、上面と下面と側面とを有した本体部と、前記本体部の上面から突出するよう形成されるとともに上段部上面と上段部側面とを有した上段部と、を備えている。そして、前記本体部は、前記上面に形成されるとともに切削インサートの下面と当接する拘束座面と、該拘束座面から前記下面または前記側面まで貫通する第1貫通穴と、前記拘束座面に開口するネジ穴と、を備えている。前記上段部は、前記拘束座面と交差する前記上段部側面に形成されるとともに前記切削インサートの一の側面と当接する第1拘束側面と、前記第1貫通穴の上方に配置されるとともに前記第1拘束側面上に前記拘束座面から前記上段部上面に向かって形成された第1凹部と、を備えている。
本発明の回転工具は、回転工具本体の軸方向先端外周側に設けたインサートポケットに、前記シート部材を介して切削インサートを着脱自在に装着してなる。
本発明の切削方法は、前記回転工具を用いて被削材を切削する切削方法であって、前記回転工具または前記被削材の少なくとも一方を回転させ、前記被削材に前記回転工具を近接する工程と、前記切削インサートの切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、前記被削材から前記回転工具を退避させる工程と、を備える。
本発明のシート部材によれば、インサートポケットに固定する固定ネジが挿通するための第1貫通穴をシート部材の本体部に設けるとともに、この第1貫通穴を前記第1凹部の下方に配置した。これにより、第1貫通穴と第1凹部とが協働して前記固定ネジの固定部を構成することができる。そのため、シート部材を小型化することができる。
本発明の一実施形態にかかる回転工具を示す斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる回転工具を示す拡大斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるインサートポケットにシート部材を装着した状態を示す斜視図である。 図3の拡大図である。 (a)は、本発明の一実施形態にかかるシート部材を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すシート部材を矢印I側から見た側面図であり、(c)は、(a)に示すシート部材を矢印II側から見た側面図であり、(d)は、(a)に示すシート部材を矢印III側から見た斜視図である。 (a),(b)は、本発明の他の実施形態にかかるシート部材を示す平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態にかかる切削方法を示す概略図である。
以下、本発明のシート部材および回転工具にかかる一実施形態について図1〜図5を参照して詳細に説明する。図1,図2に示すように、本実施形態にかかる回転工具1は、回転工具本体2(以下、工具本体2と言う。)と、シート部材10と、切削インサート30(以下、インサート30と言う。)とを備えている。
工具本体2には、図3に示すように、その軸方向先端外周側に複数の切屑ポケット3が周方向に所定間隔で設けられている。各切屑ポケット3には、回転方向上流側にシート部材10を介してインサート30を装着するためのインサートポケット4が設けられている。
シート部材10は、インサート30の欠損等によりインサートポケット4が損傷することを抑制する上で、インサート30とインサートポケット4との間に配設されている。シート部材10は、例えば超硬合金や焼入れ鋼等の硬質材料からなる。そして、図4,図5に示すように、シート部材10は、上面11,下面12,複数の側面13とを有した本体部14と、本体部14の上面から突出するよう形成された上段部15とを有している。
本体部14は、拘束座面19と、第1貫通穴16と、ネジ穴17とを備えている。拘束座面19は、上面11に、具体的には、上面11のうち上段部15を除いた領域に形成されている。該拘束座面19は、インサート30の下面と当接する面である。
第1貫通穴16は、拘束座面19から下面12まで貫通する。第1貫通穴16は、シート部材10をインサートポケット4に固定する第1固定ネジ5を挿通するためのものである。また、第1貫通穴16の軸線は、拘束座面19に対して略垂直である。このような配置をなす第1貫通穴16は、穴位置精度が高い。
ネジ穴17は、拘束座面19に開口する(すなわちネジ穴開口部を有する)。このネジ穴17は、インサート30をシート部材10に固定するインサート固定ネジ6を螺合するためのものである。すなわち、本実施形態では、このネジ穴17に固定ネジ6を螺合することによりインサート30をシート部材10にネジ止めする。よってインサート固定ネジ6としては、インサート30の厚みとネジ切り部だけの長さを有する比較的短いものを採用することができる。そのため、切削時にインサート30を固定する固定ネジ6が撓みにくく、インサート30の浮き上がりを抑制することができる。また、比較的短いネジは、位置精度が高いため、加工精度の向上も図れる。
ネジ穴17は、拘束座面19から下面12まで貫通するよう形成されている。これにより、ネジ穴17を加工する際の切屑排出性がよい。そのため、ネジ穴17の加工が容易となり、シート部材10の加工効率が向上し、シート部材の加工コストの低減が図れる。なお、ネジ穴17の形状はこれに限らず、拘束座面19に開口する限り、下面12まで貫通しない止まり穴であってもよい。この場合には、シート部材10の強度の向上が図れる。
上段部15は、工具本体2の軸方向後端側(図4中の矢印A方向側)に位置する本体部14の一側面13aに沿って形成されている。該上段部15は、上段部上面15aと、複数の上段部側面と、第1拘束側面15cと、第1凹部18とを備えている。
第1上段部側面15bは、本体部14側方に位置し、本体部14の一側面13aに沿って延びる。第1拘束側面15cは、第1上段部側面15bに対して背面に位置する上段部側面に形成されている。該第1拘束側面15cが形成されている上段部側面は、拘束座面19と交差する。そして、第1凹部18は、第1拘束側面15c上に拘束座面19から上段部上面15aに向かって形成されている
第1拘束側面15cは、インサート30のインサート側面33と当接する面である(図2参照)。該第1拘束側面15cは、前記上段部側面のうち上半分の領域に位置する。第1凹部18は、拘束座面19から上段部上面15aに渡って、第1上段部側面15b側に凹ませてなる。そして、この第1凹部18が、第1貫通穴16の上方に配置されている。
つまり、第1貫通穴16が第1凹部18の下方に配置されている。これにより、第1貫通穴16と第1凹部18とが協働して、シート部材10を工具本体2に固定するための固定部を構成する。したがって、より切削力が大きくかかる切刃位置に対して近い部分で、シート部材10を工具本体2に固定することができる。このように、前記固定部を構成する貫通穴を上段部上面15aではなく拘束座面19に形成することができる。つまり、少なくとも1つの前記固定部を、拘束座面19に形成することができる。その結果、シート部材を小型化することができる。そのため、工具本体2に占めるシート部材10を装着するインサートポケット4の範囲を小さくすることができる。これにより、工具本体2の強度の向上が図れる。
第1凹部18は、インサート30の側面が焼成時の変形によって凸状に膨らんだ形状となっている場合に、該凸状部が第1拘束側面15cに接触するのを回避するためのいわゆるインサート逃がし溝としても機能する。すなわち、この第1凹部18を備えると、インサート30の側面形状が焼成時の変形によって凸状に膨らんだ形状であっても、該凸状部との接触を第1凹部18によって抑制することができる。そのため、インサート30をがたつくことなく安定して第1拘束側面15cに当接させて拘束することができる。また、第1凹部18の位置は、切削時に力がかかる切刃位置に対して近いので、シート部材10の浮き上がりを低減することができる。
第1凹部18についてまとめると、該第1凹部18は、第1固定ネジ5の固定部の一部としての機能と、インサート逃がし溝としての機能とを共有する。したがって、シート部材10によれば、上記効果を奏すとともに、インサート逃がし溝の機能をも有したシート部材を小型で実現することができる。
一方、上段部15は一側面13aに沿って形成されており、第1上段部側面15bは一側面13aに沿って延びるように形成されている。すなわち、第1上段部側面15bは、一側面13aと同一面上に位置するように形成されている。これにより、工具本体2と当接する面が増加する。つまり、シート部材10とインサートポケット4との当接面を広くすることができる。そのため、シート部材10を工具本体2に安定して固定することができる。その結果、シート部材10を介して、インサート30を工具本体2に強固に固定することができる。
第1上段部側面15bと一側面13aとが同一面上にあるとは、第1上段部15bと一側面13aとが実質的に同一面上に形成されることを意味する。このとき、前記2面のうち、少なくとも一方の面が、研磨等による段差程度の誤差を有した平面であっても、上記と同様の効果を奏す。
第1凹部18は、第1貫通穴16の内壁面の少なくとも一部と連続している。これにより、シート部材10の加工が容易になるとともに、第1凹部18と第1貫通穴16との接続部分の強度を向上させることができる。
第1凹部18は、上面視において、円弧状をなすとともに、該第1凹部18の円弧の半径が、第1貫通穴16の半径と等しい。これにより、第1凹部18,第1貫通穴16を例えば1つのボールエンドミル等によって加工することができる。その結果、より一層シート部材の加工が容易になり、加工コストの低減が更に図れる。
なお、ここでいう円弧状とは、実質的に円弧形状であればよく、第1凹部18の上面視における形状が曲線状であればよい。したがって、第1凹部18の半径とは、例えば上面視において、第1拘束側面15cの仮想延長線と第1凹部18の2交点間の距離の1/2とすることができる。
第1凹部18は、第1拘束側面15cの略中央部に位置している。これにより、切削時に第1拘束側面15cにかかる力を側面の両端にバランスよく配分することができる。さらに、インサート30の側面略中央部が焼成時の変形によって凸状に膨らんだ形状となっている場合に、該凸状部が第1拘束側面15cに接触して干渉するのを抑制し、安定してインサート30を固定することができる。
なお、ここでいう第1拘束側面15cの略中央部とは、図5(a)に示す矢印I方向における第1拘束側面15cの寸法の略中央を意味する。すなわち、第1凹部18は、矢印I方向における第1拘束側面15cの寸法の略中央に位置する。また、第1凹部18は上段部上面15aと交差して形成されるため、第1拘束側面15cは、第1凹部18によって2つに分割される。そして、第1凹部18によって分割された2つの拘束側面15cの矢印I方向における寸法は等しい。
一方、上段部15は、工具本体2の径方向内側(図4中の矢印B方向側)に位置し、一側面13aと交差する他の側面13bにも沿うよう形成されている。そして、この他の側面13bに沿って延びる第2上段部側面15dと、該第2上段部側面15dに対して背面に位置する上段部側面に形成された第2拘束側面15eとを備えている。これにより、インサート30を前記した第1拘束側面15cに加えて第2拘束側面15eにも当接させて拘束することができ、より安定してインサート30を固定することができる。
第2拘束側面15eは、インサート30のインサート側面34と当接する面である(図2参照)。該第2拘束側面15eは、前記上段部側面のうち上半分の領域に位置する。
上段部15は、第1拘束側面15cと第2拘束側面15eとの交差部に、拘束座面19から上段部上面15aに渡って形成されたコーナ凹部22を有している。これにより、インサート30のコーナ部をコーナ凹部22へ逃がすことができる。
第2上段部側面15dは、他の側面13bに沿って延びるように形成されている。具体的には、第2上段部側面15dは、他の側面13bと同一面上に位置するよう形成されている。これにより、上述の第1上段部側面15bと同様に、シート部材10を工具本体2へ強固に固定することができる。
本体部14は、第1貫通穴16に加えて、拘束座面19から他の側面13bまで貫通する傾斜貫通穴20(第2貫通穴)を備えている。傾斜貫通穴20は、シート部材10をインサートポケット4に固定する第2固定ネジ7を挿通するためのものである。そして、傾斜貫通穴20は、第2拘束側面15eに対して傾斜して形成されている。具体的には、拘束座面19から下面12に向かうにつれて本体部14側方に傾斜している。そして、傾斜貫通穴20は、他の側面13bに開口している。これにより、第1貫通穴16と傾斜貫通穴20とを互いにより離れた位置に配置することができる。その結果、シート部材10をより強固にインサートポケット4に固定することができる。
ネジ穴17は、第1貫通穴16と傾斜貫通穴20に対して略等距離に位置している。これにより、切削時にかかる力に対してバランスのとれた方向からインサート30を固定することができ、安定してインサート30を固定することができる。したがって、インサート30の浮きを低減させる効果が高まる。また、傾斜貫通穴20を前記のように傾斜させることで、傾斜貫通穴20の上方に切屑ポケット3の壁面が覆いかぶさるよう形成されている場合にも、第2固定ネジ7を容易に挿入することができる。すなわち、傾斜貫通穴20の上方に切屑ポケット3の壁面を覆いかぶさるよう形成して、工具本体2の強度を向上させることができる。
第2拘束側面15e上には、傾斜凹部21(第2凹部)が形成されている。これにより、第2固定ネジ7を傾斜貫通穴20に挿入しやすくなる。
傾斜凹部21は、第2拘束側面15e上に拘束座面19から上段部上面15aに向かって、かつ第2拘束側面15eの上部に渡って形成されている。また、傾斜凹部21は、第2拘束側面15eに対して傾斜して形成されている。具体的には、第2拘束側面15eの上部から拘束座面19に向かうにつれて第2上段部側面15d側に傾斜しながら凹ませてなる。
傾斜凹部21は、第1凹部18と異なり、上段部上面15aと交差しないが、インサート30の側面の下面側が第2拘束側面15eと接触して干渉することを抑制することができる。すなわち、傾斜凹部21も逃がし溝として機能する。
傾斜凹部21は、傾斜貫通穴20の上方に配置されている。つまり、傾斜貫通穴20が傾斜凹部21の下方に配置されている。これにより、傾斜貫通穴20を第1貫通穴16からより離れた位置に配置することができる。その結果、シート部材10をインサートポケット4に固定する力が向上する。また、工具本体2の一部がインサートポケット4を覆うように形成された場合であっても、第2固定ネジ7を傾斜貫通穴20に簡単に挿入することができ、作業効率の向上が図れる。
傾斜凹部20は、傾斜貫通穴20の内壁面の少なくとも一部と連続している。これにより、シート部材10の加工が容易になるとともに、傾斜凹部20と傾斜貫通穴20との接続部分の強度を向上することができる。また、傾斜凹部20が、傾斜貫通穴20の内壁面の一部と同一面上に位置するよう形成されている。これにより、1つのエンドミルで加工することができ、シート部材10の加工コストの低減が図れる。
傾斜凹部21は、第2拘束側面15eの略中央部に位置している。これにより、切削時に第2拘束側面15eにかかる力を側面の両端にバランスよく配分することができる。さらに、インサート30のインサート側面34の両端と、第2拘束側面15eとが当接するため、インサート30をシート部材10により安定して固定することができる。
なお、ここでいう第2拘束側面15eの略中央部とは、前述の第1拘束側面15cの略中央と同様にして定義できる。すなわち、図5(a)の矢印II方向における第2拘束側面15eの寸法の略中央をいう。
一方、インサート30は、図2に示すように、上面と側面との交差部に切刃31を有し、上面中央部には貫通穴32が形成されている。この貫通穴32は、前記したインサート固定ネジ6を挿通するためのものである。
インサート30が有する各側面には、該側面から上面に渡り切刃31を分断する溝部35(ニック)がインサート30aには2つ、インサート30bには3つ形成されている。これにより、このインサート30にて切削加工を行うと、溝部35に対応する位置の被削材は切削されず、この切削しない分だけ切削抵抗を低減することができる。よって、このようなインサート30は、主として重切削加工における切削抵抗の低減や、被削材への食付き性の改善を目的として用いることができる。
このようなインサート30は、それ単独を用いて加工を行った場合、溝部35に対応する位置の被削材は切削が行われないため、被削材の加工壁面に帯状の削り残し部が生じる。そこで、このようなインサート30を用いた回転工具は、各インサートポケット4に溝部35の配置が異なるインサート30a,30bを交互に装着して、一方のインサートの削り残し部を他方のインサートで切削するという構成をとる(図1参照)。なお、インサート30の構成は前記した構成に限定されるものではなく、例えば側面に溝部35を形成しない構成であってもよい。また、形成される溝部の形状や個数についても、前記した形状および個数に限定されるものではない。
上記した工具本体2,シート部材10およびインサート30を備える回転工具1は、工具本体2に設けた複数のインサートポケット4にそれぞれシート部材10を介してインサート30を着脱自在に装着してなる。すなわち、まず、シート部材10の第1貫通穴16に第1固定ネジ5を、傾斜貫通穴20に第2固定ネジ7をそれぞれ挿通する。ついで、第1固定ネジ5,第2固定ネジ7の各先端側をインサートポケット4の座面に形成されたネジ穴(不図示)に螺合して、シート部材10をインサートポケット4に着脱自在に装着する。
インサートポケット4に装着されたシート部材10は、工具本体2と3面で当接するよう固定される。すなわち、シート部材10は、下面12と、第1上段部側面15bおよび一側面13aからなる面と、第2上段部側面15dおよび他の側面13bからなる面と、が工具本体2に当接するよう固定される。これにより、切削力のかかる方向に対向する面でシート部材10を工具本体2に拘束することができる。したがって、強固にかつ安定してシート部材10を工具本体2に固定することができる。
また、インサートポケット4に装着されたシート部材10は、図2に示すように配置される。第1拘束側面15cは、工具本体2の軸線L方向に対して略垂直に位置する。そして、第2拘束側面15eは、工具本体2の軸線L方向に対して略平行に位置する。上述の通り、傾斜凹部21,傾斜貫通穴20は、第2拘束側面15eに対して傾斜して形成されている。したがって、傾斜凹部21,傾斜貫通穴20および第2固定ネジ7にて構成される固定部には、斜め径方向内側(軸線L側)へ固定力が働くことになる。そのため、第2上段部側面15dおよび他の側面13bからなる面を工具本体2に強固に固定することができる。その結果、第2拘束側面15eの固定状態が安定する。
インサートポケット4にシート部材10を装着した後、インサート30の貫通穴32と、シート部材10のネジ穴17との位置がそれぞれ揃うようにインサート30をシート部材10の上面11に載置する。そして、貫通穴32にインサート固定ネジ6を挿通し、該インサート固定ネジ6の先端側をネジ穴17に螺合してインサート30をシート部材10に固定する。これによりインサートポケット4にシート部材10を介してインサート30が着脱自在に装着される。
装着されたインサート30は、図2に示すように、工具本体2の軸方向後端側のインサート側面33がシート部材10の第1拘束側面15cに当接するようにして固定される。工具本体2の径方向内側のインサート側面34がシート部材10の第2拘束側面15eに当接するようにして固定される。
特に、固定状態が安定した第2拘束側面15eに当接するインサート側面34は、より強固にかつ安定して固定される。そのため、該インサート側面34に対向する外周側切刃31aの固定状態が安定する。また、各インサート30間における外周側切刃31aの位置精度も向上することができる。
次に、本発明にかかる他の実施形態について図6を参照して詳細に説明する。なお、図6においては、前述した図1〜図5と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図6(a)に示すシート部材40は、拘束座面19から下面12まで貫通する第2貫通穴41を備えている。この第2貫通穴41は、シート部材40をインサートポケット4に固定する固定ネジを挿通するためのものであり、これによりシート部材40をより強固にインサートポケット4に固定することができる。
第2貫通穴41は、上段部15の下記で説明する第2凹部42の下方に配置されている。これにより、第2拘束側面15eについても、前記した第1拘束側面15cと同様の効果を奏することが可能になる。また、第2貫通穴41と第2凹部42とを共用することができるので、シート部材を小型化することができる。
上段部15の第2拘束側面15e上には、拘束座面19から上段部上面15aに向かって第2凹部42が形成されている。該第2凹部42は、拘束座面19から上段部上面15aに渡って、第2上段部側面15d側に凹ませてなる。すなわち、第2凹部42は、上段部上面15aと交差する。第2凹部42は、前記した第1凹部18と同様に、シート部材10を工具本体2に固定する固定ネジの固定部として機能するとともに、インサート逃がし溝としても機能する。
本実施形態のように、インサート逃がし溝として機能する凹部を複数有したシート部材40は、複数の切刃を有したインサート、いわゆる2コーナー使い、3コーナー使い等のインサートを装着する場合に好適である。
つまり、シート部材40は、第1、第2貫通穴の軸線がいずれも拘束座面19に略垂直である。これにより、第1、第2貫通穴はいずれも位置精度が高い。そのため、シート部材40を精度良く工具本体2に固定することができる。その結果、加工精度の向上が図れる。その他の構成は、前記した一実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図6(b)に示すシート部材50は、拘束座面19から一側面13aまで貫通する傾斜貫通穴51(第1貫通穴)を備えている。傾斜貫通穴51は、第1拘束側面15cに対して傾斜して形成されている。具体的には、拘束座面19から下面12に向かうにつれて本体部14側方に傾斜している。そして、傾斜貫通穴51は、一側面13aに開口している。
第1拘束側面15c上には、傾斜凹部52(第1凹部)が形成されている。傾斜凹部52は、第1拘束側面15c上に拘束座面19から上段部上面15aに向かって、かつ第1拘束側面15cの上部に渡って形成されている。
傾斜凹部52は、第1拘束側面15cに対して傾斜して形成されている。具体的には、第1拘束側面15cの上部から拘束座面19に向かうにつれて第1上段部側面15b側に傾斜しながら凹ませてなる。傾斜凹部52は、傾斜貫通穴51の上方に配置されている。
つまり、シート部材50は、第1,第2貫通穴がいずれも傾斜貫通穴であり、第1,第2凹部がいずれも傾斜凹部である。このシート部材50がインサートポケット4に装着され、第1拘束側面15cが、工具本体2の軸線L方向に対して略垂直に配置されると、傾斜凹部52,傾斜貫通穴51および第1固定ネジ5にて構成される固定部には、斜め軸方向後側へ固定力が働くことになる(図2参照)。そのため、第1上段部側面15bおよび一側面13aからなる面を工具本体2に強固に固定することができる。その結果、第1拘束側面15cの固定状態が安定する。
この固定状態が安定した第1拘束側面15cに当接するインサート側面33は、より強固にかつ安定して固定される。そのため、該インサート側面33に対向する先端側切刃31bの固定状態を安定させることができる。また、各インサート30間における先端側切刃31bの位置精度を向上することができる。
上述の通り、斜め径方向内側へ固定力が働く傾斜凹部21,傾斜貫通穴20および第2固定ネジ7にて構成される固定部によって、外周側切刃31aの固定状態は安定しており、各インサート30間における外周側切刃31aの位置精度も向上している。したがって、シート部材50によれば、特に被削材の加工精度を向上することができる。その他の構成は、前記した一実施形態と同様である。
次に、回転工具1を用いて被削材を切削する切削方法について、図7を参照して詳細に説明する。この切削方法は、以下の(i)〜(iii)の工程を備える。
(i)図7(a)に示すように、回転工具1を工具本体2の軸線Lを中心に矢印C方向に回転させ、矢印D方向に動かし、被削材130に回転工具1を近接する工程。
(ii)図7(b)に示すように、インサート30の切刃31を被削材130の表面に接触させ、矢印E方向に動かし、被削材130を切削する工程。
(iii)図7(c)に示すように、回転工具1を矢印F方向に動かし、被削材130から回転工具1を退避させる工程。
前記した通り、回転工具1はインサートポケット4にシート部材10を介してインサート30を装着してなる。よって、シート部材10がインサート30の切刃31に近い位置で工具本体に押圧固定されているので、前記(ii)の工程において、切刃31に大きな切削力が加わったとしてもシート部材10は移動しにくい。また、インサート30は、該インサート30の厚みとネジ切り部だけの長さの比較的短いインサート固定ネジ6でネジ止めされているので、切削時にインサート固定ネジ6が撓みにくく、インサート30が浮き上がるのを防止することができる。その結果、より厳しい切削条件や難易度の高い被削材に対しても良好な仕上げ面を得ることができる。
なお、前記(i)の工程では、回転工具1および被削材130の少なくとも一方を回転させればよい。また、回転工具1と被削材130とは相対的に近づけばよく、例えば被削材130を回転工具1に近づけてもよい。これと同様に、前記(iii)の工程では、被削材130と回転工具1とは相対的に遠ざかればよく、例えば被削材130を回転工具1から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、回転工具1および/または被削材130を回転させた状態を保持して、被削材130の異なる箇所にインサート30の切刃31を接触させる工程を繰り返せばよい。
以上、本発明にかかるいくつかの実施形態について示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更や改良したものにも適用できることは言うまでもない。
例えば、シート部材10,40,50では、第1貫通穴および第1凹部、また、第2貫通穴および第2凹部は、いずれも壁面が連続しているが、第1凹部や第2凹部は、各々、対応する貫通穴の壁面と連続していなくとも良い。例えば、上面視において、第1凹部や第2凹部の断面形状が、対応する貫通穴の断面形状の一部と重ならないものであっても良い。すなわち、第1凹部および第2凹部は、固定ネジが上方から対応する貫通穴に挿通できるよう形成される。
また、シート部材10,40,50では、いずれもシート部材を工具本体に固定する固定部が2つ設けられているが、該固定部は少なくとも1つ形成されていれば良い。なお、前記固定部を複数設ける場合は、前述の通り、互いに離間して設けることが強い固定力を発揮する点で好ましい。さらに、複数の前記固定部は、インサートを工具本体に固定する固定部に対して対称に配置されることで、固定力の向上が図れる。
また、シート部材10では、上段部15が他の側面13bに沿って延びる第2上段部側面15d,第2拘束側面15eを備えているが、上段部15がこれらを備えることなく、傾斜貫通穴21のみが所定位置に配置された構成にしてもよい。
また、第1上段部側面15bは、一側面13aと同一面上に位置するように形成されているが、上段部15を工具本体2の軸方向先端側(図4中の矢印A方向に対して逆方向側)にずらして、一側面13aと第1上段部側面15bとの間に位置する上面11上方にいわゆるスペーサーを介在させるための所定の空間を設けてもよい。スペーサーを介在させると、先端側31bの位置精度の向上が図れる。また、逆に、上段部15を工具本体2の軸方向後端側(図4中の矢印A方向側)にずらしてもよい。この場合には、上段部15がシート部材10の最も外方に位置することとなる。そのため、工具本体2に上段部15のみで当接させることによって、位置精度の向上が図れる。
第2上段部側面15dは、他の側面13bと同一面上に位置するよう形成されているが、前記した第1上段部側面15bと同様に、他の側面13bに沿って形成されている上段部15を工具本体2の径方向外周側(図4中の矢印B方向に対して逆方向側)にずらして、他の側面13bと第2上段部側面15dとの間に位置する上面11上方にスペーサーを介在させるための所定の空間を設けてもよい。これにより、外周側切刃31aの位置精度の向上が図れる。

Claims (15)

  1. 上面と下面と側面とを有した本体部と、
    前記本体部の上面から突出するよう形成されるとともに上段部上面と上段部側面とを有した上段部と、
    前記上面に形成されるとともに切削インサートの下面と当接する拘束座面と、
    該拘束座面から前記下面または前記側面まで貫通する第1貫通穴と、
    前記拘束座面に開口するネジ穴と、
    前記拘束座面と交差する前記上段部側面に形成されるとともに前記切削インサートの一の側面と当接する第1拘束側面と、
    前記第1貫通穴の上方に配置されるとともに前記第1拘束側面上に前記拘束座面から前記上段部上面に向かって形成された第1凹部と、を備えているシート部材。
  2. 前記第1凹部が、前記第1貫通穴の内壁面の少なくとも一部と連続している請求項1に記載のシート部材。
  3. 前記第1凹部は、上面視において、円弧状をなすよう前記上段部上面に渡って形成されるとともに、該第1凹部の円弧の半径は、前記第1貫通穴の半径と等しい請求項1または2に記載のシート部材。
  4. 前記第1凹部は、前記第1拘束側面の略中央部に位置している請求項1〜3のいずれかに記載のシート部材。
  5. 前記上段部側面とは異なる前記拘束座面と交差する他の上段部側面に形成されるとともに前記切削インサートの他の側面と当接する第2拘束側面を、更に備えている請求項1〜4のいずれかに記載のシート部材。
  6. 前記第1拘束側面と前記第2拘束側面との間に、前記拘束座面から前記上段部上面に渡って形成されたコーナ凹部を、更に備えている請求項5に記載のシート部材。
  7. 前記拘束座面から前記下面または前記側面とは異なる他の側面まで貫通する第2貫通穴と、
    該第2貫通穴の上方に配置されるとともに前記第2拘束側面上に前記拘束座面から前記上段部上面に向かって形成された第2凹部と、を更に備えている請求項5または6に記載のシート部材。
  8. 前記ネジ穴は、前記第1貫通穴と前記第2貫通穴に対して略等距離に位置している請求項7に記載のシート部材。
  9. 前記第2凹部が、前記第2貫通穴の内壁面の少なくとも一部と連続している請求項7または8に記載のシート部材。
  10. 前記第2凹部は、前記第2拘束側面の略中央部に位置している請求項7〜9のいずれかに記載のシート部材。
  11. 前記第2貫通穴および前記第2凹部は、前記第2拘束側面に対して傾斜して形成されている請求項7〜10のいずれかに記載のシート部材。
  12. 前記第2貫通穴は、前記他の側面に開口している請求項11に記載のシート部材。
  13. 前記第2凹部は、上面視において、円弧状をなすよう前記上段部上面に渡って形成されるとともに、該第2凹部の円弧の半径は、前記本体部の第2貫通穴の半径と等しい請求項7〜10のいずれかに記載のシート部材。
  14. 回転工具本体の軸方向先端外周側に設けたインサートポケットに、シート部材を介して切削インサートを着脱自在に装着してなる回転工具であって、
    前記シート部材が請求項1〜13のいずれかに記載のシート部材である回転工具。
  15. 請求項14に記載の回転工具を用いて被削材を切削する切削方法であって、
    前記回転工具または前記被削材の少なくとも一方を回転させ、前記被削材に前記回転工具を近接する工程と、
    前記切削インサートの切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、
    前記被削材から前記回転工具を退避させる工程と、
    を備える切削方法。
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