JPWO2008117728A1 - モータ、動力装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ、動力装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

回転センサを備えたモータにおいて、モータ内部に回転センサ固定用の螺子等を必要とせず、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相調整を容易に行なうことができるモータ及び電動パワーステアリング装置を提供すること。筒状のステータケース3と、このステータケース3が固定されるフランジ8と、ステータケース3内の略中心軸上に回転自在に配置されたシャフト5と、このシャフト5に固定されたロータ6と、ステータケース3の内側に設けられたステータ4とを備えたモータ1において、ロータ6の回転を検知するレゾルバステータ10がフランジ8に固定され、レゾルバロータ7がシャフト5に固定されている。そして、モータ1は、フランジ8とステータケース3との位置関係を調整する位置調整機構を備える。

Description

本発明は、モータ、このモータを使用した動力装置及びこの動力装置を使用した電動パワーステアリング装置に関し、特にモータの回転センサの固定及びモータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係の調整に適用しても好適なものである
電動パワーステアリング装置(以下、EPSシステムと呼ぶ。)に採用されているブラシレスモータでは、回転センサを用いるものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。この回転センサの固定子はフランジ部モータ外側に回転可能に固定されており、回転センサ固定子の回転方向の固定は螺子にて行なわれている。モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相調整はフランジと回転センサ固定子を固定する螺子を緩めることにより行なわれる。
特開2001−78393号公報
特許文献1のモータでは、ロータとレゾルバロータの位相関係の製造バラツキ、及びケースとフランジの位相関係の製造バラツキによる誘起電圧とレゾルバ信号の位相ズレを修正する手段として、フランジに固定されたレゾルバステータの位置を調整する手法を採用している。つまり、フランジとレゾルバステータの位相関係を調整できる機構とするため、モータ内部、もしくはギヤボックス内部にレゾルバステータをフランジに固定するための螺子が必要である。この場合、螺子が緩んだ場合や脱落した場合にもモータがロックもしくはショートしない構造とする配慮が必要であった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、回転センサを備えたモータにおいて、モータ内部に回転センサ固定用の螺子等を必要とせず、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相調整を容易に行なうことができるモータ、このモータを使用した動力装置及びこの動力装置を使用した電動パワーステアリング装置を提案しようとするものである。
本発明は、筒状のステータケースと、このステータケースが固定される固定部材と、ステータケース内の略中心軸上に回転自在に配置されたシャフトと、このシャフトに固定されたロータと、ステータケースの内側に設けられたステータとを備えたモータにおいて、ロータの回転を検知する回転センサ固定子が固定部材に固定され、回転センサ回転子がシャフトに直接または間接的に固定され、固定部材とステータケースとの位置関係を調整する位置調整機構を備えたものである。この位置調整機構により、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係を調整することができる。
本発明のモータでは、内部にステータが固定されているステータケースと回転センサ固定子が固定されている固定部材が固定されており、かつステータケースと固定部材の位置関係が調整可能となっており、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係はステータケースと固定部材の位置関係の調整にて行なわれるため、回転センサ固定子は固定部材に圧入もしくは接着でよく、モータ内部、もしくはギヤボックス内部に螺子が必要ない。そして回転センサ固定子の位置を直接調整するのではなく、回転センサ固定子が固定された固定部材と、ステータケースとの位置を調整する。
また、位置調整機構は、ステータケースを所定範囲内で任意の軸周り角度で前記固定部材に固定可能とするものとしてよい。
さらに、ステータケースと固定部材とが相対的に軸方向に回転することにより、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係が調整される。
また、位置調整機構は、ステータケースまたは固定部材のいずれか一方に設けられた円周方向に長い長孔と、この長孔を貫通して他方に螺合することでステータケースと固定部材とを固定する螺子とを備えたものとすることができる。
これにより、ステータケースと固定部材の一方に長孔が設けられていることで、ステータケースと固定部材との相互位置を調整した後に、長孔の範囲内の任意位置でステータケースと固定部材とを固定することができる。
さらに、位置調整機構は、固定部材とステータケースとを、軸方向に移動を阻止しつつ周方向に相対的に移動自在に固定するカシメ機構を備えてもよい。
これにより、ステータケースと固定部材との相互位置を調整可能である。固定部材とステータケースの相対的な周方向の移動距離は、少なくともモータ誘起電圧と回転センサ信号の位相調整が可能な範囲であればよい。また、ステータケースに形成された長孔と組み合わせてもよい。カシメ機構は、ステータケースと固定部材のいずれか一方から他方へ向けて突出する爪と、他方に設けられ、この爪が係合するカシメ溝等の凹部とから構成することができる。
なお、位置調整機構は、固定部材とステータケースとの位相調整後に、固定部材とステータケースとを、固定するカシメ機構を備えるようにしてもよい。
また、固定部材がモータを制御するモータ制御装置の外殻部品と一体に形成されたものであってもよい。
これにより、モータとモータ制御装置とをまとめて小型化することができる。
また、モータと、モータの回転速度を減速する減速機構を含む減速ギヤボックスとを備える動力装置において、上述したモータのいずれかを適用しても良い。この動力装置に用いられる減速ギヤボックスは、例えば、モータの出力シャフトに連結され、その一部にウォームピニオンが形成されたウォームシャフトと、ステアリングシャフトに連結され、ウォームピニオンに噛み合ったウォームホイールと、ウォームシャフトとウォームホイールとを収納・保持した減速機構を含むことにより構成することができる。また、減速機構は、平歯車と遊星ギヤを組み合わせた機構を用いてもよい。このような構成の動力装置は、例えば、産業機械で使用されるギヤドモータ、車載用のパワーウインドウ用モータなどギヤと組み合わせて使用される動力装置に用いられる。
さらに、動力装置を備えた電動パワーステアリング装置において、上述した動力装置を適用してもよい。
これにより、電動パワーステアリング装置において、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係を容易に調整することができる。
また、固定部材を減速ギヤボックスの一部とすることにより、装置が簡略化し、動力装置及び電動パワーステアリング装置の小型化及び製造コスト低減を図ることができる。
さらに、本発明は、筒状のステータケースと、前記ステータケース内の略中心軸上に回転自在に配置されたシャフトと、このシャフトに固定されたロータと、前記ステータケースの内側に設けられたステータと、を備えたモータと、減速ギヤボックスと、を備えた動力装置において、前記ロータの回転を検知する回転センサ固定子が前記減速ギヤボックスに固定され、回転センサ回転子が前記シャフトに直接または間接的に固定され、前記減速ギヤボックスと前記ステータケースとの位置関係を調整する位置調整機構を備えたものである。この位置調整機構により、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係を調整することができる。
本発明のモータ、このモータを使用した動力装置及びこの動力装置を使用した電動パワーステアリング装置によれば、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相関係をステータケースと固定部材の位置関係を調整することにより行なわれる。したがって、回転センサ固定子は固定部材に圧入もしくは接着でよく、モータ内部、もしくはギヤボックス内部に螺子が必要なく、回転センサ固定子が直接または間接的に固定された固定部材と、ステータケースとを位置調整することにより、モータ誘起電圧と回転センサ信号の位相ズレを容易に修正することができる。
本発明の第1実施形態に係るモータの断面図である。 同モータの分解図である。 本発明の第2実施形態に係るモータの斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るモータの斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るモータの断面図であり、レゾルバステータが、ウォームに対してモータ側に固定された例を示した図である。 本発明の第4実施形態に係るモータの断面図であり、レゾルバステータが、ウォームに対してモータとは反対側に固定された例を示した図である。 本発明の第5実施形態に係るモータの断面図である。 本発明の第6実施形態に係るモータの断面図である。 本発明の第7実施形態に係る電動パワーステアリング装置の断面図である。
符号の説明
1…モータ、3…ステータケース、4…ステータ、6…ロータ、7…レゾルバロータ、8…フランジ(固定部材)、10…レゾルバステータ(回転センサ固定子)、14…長孔、21…ステータケース、22…フランジ(固定部材)、23…カシメ機構(位置調整機構)、25…爪、28…カシメ溝、35…モータ、37…ステータケース、38…制御装置のケース(固定部材)、40…モータ、41、42…減速ギヤボックス(固定部材)、46…フランジ(固定部材)、49…主動歯車、50a…従動歯車、51…遊星歯車、60…モータ制御装置、100…動力装置、101…電動パワーステアリング装置
<第1実施形態>
図1は第1実施形態に係るモータ1の断面図である。モータ1は、一端に開口2を有する円筒形状のステータケース3と、このステータケース3内面に圧入固定されたステータ4と、このステータ4の径方向内側空間の内部に回転自在に支持されたシャフト5並びにシャフト5に固定されたロータ6とを備える。シャフト5には、ロータ6よりも開口側にレゾルバロータ(回転センサ回転子)7が固定されている。
ステータケース3の開口2にはフランジ(固定部材)8が螺子9により固定されている。フランジ8には、レゾルバステータ(回転センサ固定子)10が圧入固定される凹部11が一体的に設けられている。凹部11は、フランジ8の内側面8aと、この内側面8aからモータ軸方向内側に突出した環状の壁部8bとにより囲まれた領域に形成されている。シャフト5がステータケース3内に収容されると、シャフト5に固定されたレゾルバロータ7がレゾルバステータ10と対になり、ロータ6がステータ4と対になる。すなわち、本第1実施形態のモータ1は、ステータ4はステータケース3に固定され、レゾルバステータ10はフランジ8に固定される。
図2はモータ1の分解斜視図である。ステータケース3には、位置調整機構として、開口2の周縁に径方向外側に張り出す固定鍔13が少なくとも2箇所形成され、固定鍔13には周方向に長い長孔14が形成されている。フランジ8側には、長孔14に対応した位置に螺子穴15が形成されている。
本第1実施形態のモータ1はこのように構成されていることにより、螺子9を締め付ける際にフランジ8とステータ4との位置関係を調整することができるようになっている。より詳細には、シャフト5をステータケース3内に収容してロータ6とステータ4、及び、レゾルバロータ7とレゾルバステータ10とを組み合わる。次いでフランジ8とステータケース3とを軸周りに相対回転させ、レゾルバ信号と誘起電圧の関係を確認しながらフランジ8とステータ4の位置関係を調整する。その調整後に螺子9によりフランジ8とステータケース3とを固定する。
これにより、ロータ6とレゾルバロータ7の位相関係の製造バラツキ、及びステータケース3とステータ4の位相関係の製造バラツキによるモータ誘起電圧とレゾルバ信号の位相ズレを容易に修正することができるとともに、螺子9が緩んだ場合や脱落した場合にも、螺子9がステータケース3の外側に位置しているためにモータ1がロックもしくはショートしない構造とすることができ、モータ誘起電圧とレゾルバ信号の位相ズレの再調整も容易である。
なお、本第1実施形態ではフランジ8とレゾルバステータ10の固定、ステータ4とステータケース3の固定は圧入固定となっているが、接着固定や一体樹脂モールドでも構わない。また、位置調整機構としてステータケース3に長孔14を設けたが、フランジ8側に長孔を設けてもよい。
<第2実施形態>
図3は本発明の第2実施形態としてのモータ20を示した斜視図である。なお、モータ20の内部構造は上記第1実施形態と同様であるため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。
本第2実施形態のステータケース21は、フランジ(固定部材)22に対してカシメ機構(位置調整機構)23により仮固定されるように構成されている。ステータケース21には、縁部の少なくとも2箇所に、略軸方向に沿って外側に張り出す爪25を備える。爪25は、外側に伸びる胴部26と、胴部26の先端から径方向内側に張り出す鈎部27とを備え、フランジ22の周面には、鈎部27が係合するカシメ溝28が形成されている。カシメ溝28は、フランジ22の周方向に延在し、爪25の幅に対して円周方向に余裕を設けた寸法となっている。爪25及びカシメ溝28により、カシメ機構23が構成されている。なお、爪25とカシメ溝28のカシメ強度はモータ単体での性能測定、輸送時の振動に耐えうる程度であればよく、車両搭載時のステータケース21とフランジ22の結合強度確保はステータケース21より張り出した螺子座面22bをギヤボックス取り付けボルト30にてフランジ22と共締めすることにより行なわれている。螺子座面22bには周方向に沿って長い長孔31が形成され、フランジ22には螺子穴15が形成されているのは上記第1実施形態と同様である。
このように形成された本第2実施形態のモータ20は、カシメ機構23によりステータケース21とフランジ22とを仮固定することができる。爪25が係合するカシメ溝28は遊びがあるため、ステータケース21とフランジ22とが脱離しない状態としつつも、これらを相互に相対回転させ、ステータケース21とフランジ22との位置関係を調整してモータ誘起電圧とレゾルバ信号との位相関係を調整することができる。これにより、調整前のステータケース21とフランジ22との脱離を防ぎ、また、ボルト30による固定作業が容易となる。その他、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
図4は第3実施形態に係るモータの斜視図である。なお、モータ35の内部構造は上記第1実施形態と同様であるため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。
モータ35は、ステータケース37と、ステータケース37が固定されたモータ制御装置のケース(外殻部品)38とを備える。すなわち、本第3実施形態は、上記第1及び第2実施形態におけるフランジ8,22がモータ制御装置のケース38に対して一体となって形成されたものである。ステータケース37は、上記ステータケース3と同様の構成であり、モータ制御装置のケース38には、フランジ8と同様に螺子穴15が形成されている。
レゾルバステータ(図示せず)はモータ制御装置のケース38に圧入または接着固定されており、ステータケース37とモータ制御装置のケース38は第1実施形態の場合と同様に螺子9にて固定されている。
このように構成されていることにより、モータとモータ制御装置とをまとめて小型化することができる。なお、第2実施形態の場合と同様にステータケース37とモータ制御装置のケース38とをカシメ機構によりカシメ固定してもよい。その他、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
図5,図6は第4実施形態に係るモータの断面図である。本第4実施形態はモータ40が動力装置100の減速ギヤボックス41に固定されている。動力装置100は、モータ40と、このモータ40のモータシャフト(出力シャフト)5に連結され、その一部にウォームピニオン45が形成されたウォームシャフト45aと、ステアリングシャフトに連結され、ウォームピニオン45に噛み合ったウォームホイール44と、ウォームシャフト45aとウォームホイール44とを含む減速機構を収納・保持する減速ギヤボックス41と、を備えている。なお、モータ40の内部構造は上記第1実施形態と同様であるため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。この動力装置100は、例えば、産業機械で使用されるギヤドモータ、車載用のパワーウインドウ用モータなどギヤと組み合わせて使用される動力装置に用いられる。また、この動力装置100を使用して電動パワーステアリング装置を構成することもできる。
モータ40が備えるレゾルバステータ10は、モータ40の内部ではなく減速ギヤボックス41に固定されている。図5はウォームピニオン45に対してモータ40側、図6はウォームピニオン45に対してモータ40とは反対側にレゾルバステータ10を固定している。いずれの場合にも、ステータケース3に円周方向に長い長孔14が設けられている。これにより、ステータケース3と減速ギヤボックス41の位置関係を調整することでレゾルバ信号とモータ誘起電圧の位相関係を調整できる。本第4実施形態では、フランジ46を貫通する螺子47によりモータ40が減速ギヤボックス41(固定部材)に固定される構成である。具体的に説明すると、フランジ46と減速ギヤボックス41の相対的位置が螺子47により決められており、ステータケース3に設けられた長穴14を利用してステータケース3とフランジ46の位置を調整することで、結果としてステータケース3と減速ギヤボックス41の位置関係を調整できる。
また、ステータケース3に長孔14を設ける代わりに、フランジ46の螺子孔46aを円周方向の長孔としてもよい。この場合、ステータケース3とフランジ46の相対的位置を決めた後、フランジ46に設けられた長穴46aを利用して減速ギヤボックス41とフランジ46の位置を調整することで、結果としてステータケース3と減速ギヤボックス41の位置関係を調整できる。
このように構成されていることにより、本第4実施形態に係るモータ40は、上記第1実施形態と同様に、ロータ6とレゾルバロータ7の位相関係の製造バラツキ、及びステータケース3とフランジ46、もしくは、ステータケース3とステータ4の位相関係の製造バラツキによるモータ誘起電圧とレゾルバ信号の位相ズレを容易に修正することができるとともに、螺子47が緩んだ場合や脱落した場合にも、螺子47がステータケース3の外側に位置しているためにモータ40がロックもしくはショートしない構造とすることができ、モータ誘起電圧とレゾルバ信号の位相ズレの再調整も容易である。
なお、この第4実施形態ではウォームピニオン45と一体に形成されたウォームシャフト45aとモータシャフト5はスプライン等の嵌合により従動回転するようになっているが、ウォームシャフト45aとモータシャフト5は一体に形成されていてもよい。また、ステータケース3はフランジ46を介して減速ギヤボックス41に螺子47により固定されているが、ステータケース3を直接減速ギヤボックス41に螺子47により固定してもよい。この場合、フランジ46及びフランジ46に固定されたベアリング48は必要ない。これにより装置が簡略化し、モータ40及び減速ギヤボックス41を含む動力装置100及びこの動力装置100を使用した電動パワーステアリング装置の小型化及び製造コスト低減を図ることができる。さらに、フランジ46と減速ギヤボックス41を一体にしてもよい。
<第5実施形態>
図7は第5実施形態に係るモータの断面図である。本第5実施形態は、図5に記載した第4実施形態の動力装置100の減速ギヤボックス41に代えて、減速ギヤボックスと制御装置のケース(外殻部品)が一体に形成された減速ギヤボックス42を使用した場合について説明する。
上記第4実施形態の図5で示す場合と同様に、ステータケース3と減速ギヤボックス42の位置関係を調整することでレゾルバ信号と誘起電圧の位相関係を調整するように、ステータケース3もしくはフランジ46の螺子孔(図示せず。)は、円周方向に長穴となっている。
図7に示すように、減速ギヤボックス42には、モータ40の制御を行なうモータ制御装置60を収容する凹部42aが設けられ、凹部42aの開口が制御装置カバー43により閉塞されている。凹部42aには、モータ制御装置60を構成する電子部品62を備えた少なくとも1つの制御基板62が取り付けられ、不図示のワイヤリングによりモータに接続され、モータ40の制御が可能となっている。なお、モータ40の内部構造は上記第1実施形態と同様であるため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。このように第4実施形態の動力装置100の減速ギヤボックス41に代えて、減速ギヤボックスと制御装置のケースが一体に形成された減速ギヤボックス42を使用しても、第4実施形態と同様な効果を得ることができる。
<第6実施形態>
図8は第6実施形態に係るモータの断面図である。本第6実施形態は、第4実施形態の減速機構に代えて平歯車及び遊星ギヤからなる減速機構を使用した場合について説明する。
上記第4実施形態の図5及び図6で示す場合と同様に、ステータケース3と減速ギヤボックス41の位置関係を調整することでレゾルバ信号と誘起電圧の位相関係を調整するように、ステータケース3もしくはフランジ46の螺子孔(図示せず。)は、円周方向に長穴となっている。
図8に示すように、主動歯車49は、モータ軸5と供回りするように結合されたシャフト49aに固定されており、シャフト49aのモータと反対側にはレゾルバロータ7が固定されている。また、従動歯車50aは主動歯車49に歯合しており、出力シャフト54に回転自在に軸支されている。遊星ギヤ機構の太陽歯車50bは、従動歯車50aと一体に形成、もしくは、供回りするように結合されている。なお、52は外輪歯車、51は遊星歯車である。遊星キャリア53は、遊星歯車51の公転運動を出力シャフト54に伝えるように出力シャフト54に固定されている。なお、モータ40の内部構造は上記第1実施形態と同様であるため、同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。このように第4実施形態の減速機構に代えて平歯車及び遊星ギヤを使用した減速機構としても、第4実施形態と同様な効果を得ることができる。なお、減速ギヤボックス41に含まれる減速機構は、第4〜6実施形態で説明した減速機構に限られるものではない。
また、上記図5〜8に示すように、モータ軸5と供回りするギヤ軸(シャフト49a)にレゾルバロータ7を固定することでモータの回転の検出が可能となる。このため、減速機構の詳細構造によらず、レゾルバロータ7を減速ギヤボックス41に固定する構造とすることができる。
また、上記第1から第6実施形態では回転センサとしてレゾルバを用いているが、本発明を適用できる回転センサはステータとは別体に形成された回転センサ固定子とロータと従動する回転センサ回転子を持つものであればよく、例えばホール素子を用いた回転センサなども適用可能である。
<第7実施形態>
以下に本発明の電動パワーステアリング装置の一例について図9を参照して説明する。
電動パワーステアリング装置101は、ステアリングホイール102に印加された操舵トルクに応じて駆動されるモータ1と、モータ1による補助操舵トルクをステアリング軸103に伝達する動力伝達機構120と、モータ1を制御する図示していないECU(制御装置)等と、を備えている。
ステアリング軸103は、その一部が不図示のステアリングコラムに収納され、入力軸103a、アッパー側出力軸103b及びロア側出力軸103cで構成されている。入力軸103aは、上端がステアリングホイール102に固定され、下端が図示省略したトーションバーを介してアッパー側出力軸103bの上端に連結されている。アッパー側出力軸103bの下端は、ユニバーサルジョイント104aを介してロア側出力軸103cに連結され、ロア側出力軸103cが、ユニバーサルジョイント104b及びピニオンラック機構105等を介して走行車両のタイロッド106に連結されている。
運転者によってステアリングホイール102が操舵されてトーションバーがねじれると、このねじれに基づいて、図示省略したトルクセンサがステアリングホイール102に印加された操舵トルクを検知する。ECUは、トルクセンサが検知した操舵トルクや車速センサからの車速に基づいて、モータ1による補助操舵トルク(アシストトルク)を演算し、この演算した補助操舵トルクを発生するようにモータ1を駆動する。これにより、モータ1からの補助操舵トルクが、後述する減速機構を含む動力伝達機構120を介して、ステアリング軸103のアッパー側出力軸103bに付与され、運転者の操舵トルクが補助される。
なお、本出願は、2007年3月23日出願の日本出願(特願2007−077105)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (10)

  1. 筒状のステータケースと、このステータケースが固定される固定部材と、前記ステータケース内の略中心軸上に回転自在に配置されたシャフトと、このシャフトに固定されたロータと、前記ステータケースの内側に設けられたステータとを備えたモータにおいて、
    前記ロータの回転を検知する回転センサ固定子が前記固定部材に固定され、回転センサ回転子が前記シャフトに直接または間接的に固定され、
    前記固定部材と前記ステータケースとの位置関係を調整する位置調整機構を備えることを特徴とするモータ。
  2. 前記位置調整機構は、前記ステータケースを所定範囲内で任意の軸周り角度で前記固定部材に固定した機構であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記位置調整機構は、前記ステータケースまたは前記固定部材のいずれか一方に設けられた円周方向に長い長孔と、この長孔を貫通して他方に螺合することで前記ステータケースと前記固定部材とを固定する螺子とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記位置調整機構は、前記固定部材と前記ステータケースとを、軸方向に移動を阻止しつつ周方向に相対的に移動自在に固定する、カシメ機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  5. 前記位置調整機構は、前記固定部材と前記ステータケースとの位相調整後に、前記固定部材と前記ステータケースとを固定するカシメ機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  6. 前記固定部材が前記モータを制御するモータ制御装置の外殻部品と一体に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のモータ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のモータと、
    前記モータの回転速度を減速する減速機構を含む減速ギヤボックスとを備えることを特徴とする動力装置。
  8. 筒状のステータケースと、前記ステータケース内の略中心軸上に回転自在に配置されたシャフトと、このシャフトに固定されたロータと、前記ステータケースの内側に設けられたステータと、を備えたモータと、
    減速ギヤボックスと、を備えた動力装置において、
    前記ロータの回転を検知する回転センサ固定子が前記減速ギヤボックスに固定され、回転センサ回転子が前記シャフトに直接または間接的に固定され、
    前記減速ギヤボックスと前記ステータケースとの位置関係を調整する位置調整機構を備えることを特徴とする動力装置。
  9. 前記減速ギヤボックスは、前記モータを制御するモータ制御装置の外殻部品と一体に形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載の動力装置。
  10. 請求項7から9のいずれか1項に記載の動力装置を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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