JPWO2019208073A1 - モータユニット及び電動オイルポンプ - Google Patents

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慈裕 片岡
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Abstract

モータユニット100は、モータ部10と、モータ部40に固定されるインバータ部70を有する。モータ部10は、ロータ20とステータ22とこれらを収容するモータハウジング13とを有する。インバータ部70は、回路基板75を有したインバータハウジング73を有する。モータハウジング13は、ステータ22の径方向外側に位置する筒部14と、筒部14のインバータ部70側の端部に繋がるベースプレート25とを有する。ベースプレート25は、これに一体的に設けられてインバータハウジング73を少なくとも軸方向に固定する固定部材を有する。

Description

本発明は、モータユニット及び電動オイルポンプに関する。
例えば、特許文献1には、モータ部とポンプ部と回路基板を有したインバータ部とが一体化された電動オイルポンプが開示される。インバータ部は、回路基板を収容する有底筒状のインバータハウジングと、インバータハウジングの開口部を覆うカバーと、を有する。カバーは、ボルトを介してインバータハウジングに固定される。また、インバータ部は、これを貫通するボルトを介してモータ部のモータハウジングに固定される。
電動オイルポンプは、モータ部から延びるコイルのコイル端が回路基板に電気的に接続されるが、接続時にモータ部に対してインバータ部の位置がずれると、回路基板に対するコイル端の接続が遮断し、またコイルが破断する場合がある。そこで、コイル端と回路基板との電気的接続時には、インバータ部をモータ部に固定する必要がある。
特開2015−172350号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動オイルポンプは、インバータハウジングを自動変速機の筐体に固定しなければ、カバーを開けた状態で、インバータハウジングをモータハウジングに固定することができない。このため、モータ部のコイル端をインバータハウジング内の回路基板に電気的に接続する際に、モータハウジングに対して、インバータハウジングが動く場合が生じる。この場合には、コイル端の回路基板への電気的接続が遮断したり、コイルが破断したりすることがある。
本発明の目的は、モータ部のコイル端を回路基板に電気的に接続する際に、モータ部に対してインバータハウジングが移動することのないモータユニット及び電動オイルポンプを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、軸方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するモータ部と、前記モータ部の軸方向他方側に位置して前記モータ部に固定されるインバータ部と、を有し、前記モータ部は、前記シャフトの軸方向他方側に固定されるロータと、前記ロータの径方向外側に位置するステータと、前記ロータ及び前記ステータを収容するモータハウジングと、を有し、前記インバータ部は、回路基板を収容する回路基板収容部を有したインバータハウジングを有し、前記インバータハウジングは、前記モータ部側に底部を有した有底筒状であり、前記モータハウジングは、前記ステータの径方向外側に位置して前記ステータを囲む筒部と、前記筒部の前記インバータ部側の端部に繋がり前記インバータハウジングの軸方向一方側に配置されて前記中心軸に対して径方向に広がるベースプレートと、を有し、前記ベースプレートは、前記ベースプレートに一体的に設けられて前記インバータハウジングを少なくとも軸方向に固定する固定部材を有するモータユニットである。
本願の例示的な第1発明によれば、モータ部のコイル端を回路基板に電気的に接続する際に、モータ部に対してインバータハウジングが移動することのないモータユニット及び電動オイルポンプを提供することができる。
第1実施形態に係る電動オイルポンプの斜視図である。 電動オイルポンプの内部構造を示した断面図である。 固定部材の拡大断面図である。 固定部材の拡大側面図である。 電動オイルポンプの底面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電動オイルポンプについて説明する。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。なお、本発明のモータユニットは、電動オイルポンプの一部を構成するので、電動オイルポンプの説明の中でモータユニットを説明する。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図2に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示す電動オイルポンプの短手方向と平行な方向、すなわち、図1の紙面と直交する方向とする。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の何れにおいても、図中に示される矢印の向く側を+側、反対側を−側とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「リア側」と記述し、Z軸方向の負の側(−Z側)を「フロント側」と記す。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と記述し、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と記述し、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と記述する。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、第1実施形態に係る電動オイルポンプの斜視図である。図2は、電動オイルポンプの内部構造を示した断面図である。本実施形態の電動オイルポンプ1は、図1及び図2に示すように、モータ部10と、ポンプ部40と、インバータ部70と、を有する。モータ部10とポンプ部40は、軸方向に沿って配置される。モータ部10は、軸方向に延びる中心軸Jに沿って配置されたシャフト11を有する。ポンプ部40は、モータ部10の軸方向一方側(フロント側)に位置し、モータ部10によってシャフト11を介して駆動されオイルを吐出する。インバータ部70は、モータ部10の軸方向他方側(リア側)に位置してモータ部10に固定される。なお、モータ部10とインバータ部70とを合わせて、モータユニット100と記す。以下、構成部材毎に詳細に説明する。
<インバータ部70>
インバータ部70は、回路基板75を収容する回路基板収容部73aを有したインバータハウジング73を有する。インバータハウジング73は、モータ部10側に底部73bを有した有底筒状である。インバータハウジング73は、モータハウジング13の軸方向他方側(リア側)から径方向外側へ向かって延びる。本実施形態では、インバータハウジング73は、樹脂材料製であり、軸方向視において長方形状である。インバータ部70は、インバータハウジング73の軸方向他方側(リア側)に開口する開口部73cを覆うカバー部90を、更に有する。
インバータハウジング73は、図1に示すように、軸方向視において径方向外側へ延びる方向に対して直交する方向の側面73dにインバータハウジング73の内側へ窪む凹部73eを有する。本実施形態では、凹部73eは、インバータハウジング73のX軸方向両端部であって、筒部14の径方向外側の位置及び筒部14のY軸方向マイナス側に位置するフランジ部77に近接した位置に設けられる。つまり、凹部73eは、インバータハウジング73のX軸方向両側の側面73dに2ヶ所ずつ、合計4か所設けられる。インバータハウジング73のX軸方向一方側に設けられる凹部73eと、インバータハウジング73のX軸方向他方側に設けられる凹部73eは、中心軸Jと交差してY軸方向に延びる仮想線A(図5参照)に対して対向して配置される。フランジ部77については後述する。
インバータハウジング73のX軸方向両側の側面73dには、中心軸Jに対して放射状に延びる複数のフランジ部77が設けられる。本実施形態では、4つのフランジ部77が周方向に間隔を有して設けられる。フランジ部77には、ボルトを通すための固定孔部77aが設けられる。固定孔部77aは、電動オイルポンプ1を固定対象物(図示せず)に固定するためのボルトを通すための孔である。
図3は、固定部材の拡大断面図である。図4は、固定部材の拡大側面図である。凹部73eは、図3及び図4に示すように、インバータハウジング73の側面73dのうち端面73fから軸方向他方側(リア側)へ所定距離を有した位置から窪んだ面部73e1を有する。なお、端面73fは、インバータハウジング73のモータ部10側に対向する面である。
凹部73eは、側面73dにおいて面部73e1から軸方向他方側(リア側)へ延びるとともに、インバータハウジング73の延びる方向の両側に軸方向に延びる一対の側面部73e2を有する。一対の側面部73e2間の間隔Lは、加締め部31の幅Wよりも大きい。加締め部31については後述する。
<モータ部10>
モータ部10は、図2に示すように、モータハウジング13と、ロータ20と、シャフト11と、ステータ22と、を有する。
モータ部10は、例えば、インナーロータ型のモータであり、ロータ20がシャフト11の軸方向他方側(リア側)に固定され、ステータ22がロータ20の径方向外側に位置する。
(モータハウジング13)
モータハウジング13は、ロータ20及びステータ22を収容する。また、モータハウジング13は、筒部14とベースプレート25とを有する。筒部14は、ステータ22の径方向外側に位置してステータ22を囲む。ベースプレート25は、筒部14のインバータ部70側の端部に繋がりインバータハウジング73の軸方向一方側(フロント側)に配置されて中心軸Jに対して径方向に広がる。
(筒部14)
筒部14は、軸方向に延びて内部に貫通孔14aを有する。貫通孔14a内にモータ部10のシャフト11とロータ20とステータ22が配置される。筒部14の内側面14bには、ステータ22の外側面、すなわち、後述するコアバック部22aの外側面が嵌め合わされる。これにより、筒部14にステータ22が収容される。筒部14は金属材料製である。
(ベースプレート25)
ベースプレート25は、筒部14のインバータ部70側の端部に繋がる。ベースプレート25は、図1及び図2に示すように、板状であり、インバータハウジング73の軸方向一方側の端面73fに沿う方向に延びて端面73fを覆う。本実施形態では、ベースプレート25は、筒部14から径方向外側に突出して、軸方向視においてY軸方向に長方形状である。ベースプレート25の筒部14からY軸方向マイナス側は、プラス側よりも大きく突出する。モータハウジング13の筒部14及びベースプレート25は、絞り加工による一体物である。
図5は、電動オイルポンプの底面図である。ベースプレート25のうち筒部14の径方向外側には、図1及び図5に示すように、放射状に突出する複数のフランジ部25aが設けられる。本実施形態では、4つのフランジ部25aが周方向に間隔を有して設けられる。フランジ部25aには、ボルトを通すための固定孔部25bが設けられる。固定孔部25bは、電動オイルポンプ1を固定対象物に固定するためのボルトを通すための孔である。ベースプレート25の固定孔部25bと、インバータハウジング77の固定孔部77aは連通する。
また、図示しないが、インバータハウジング77の開口部を覆うカバー部90には、インバータハウジング77の固定孔部77aに連通する孔部が設けられる。このため、インバータハウジング73及びカバー部90は、ベースプレート25に通されたボルトを介して共締めされて一体的に結合される。
(固定部材30)
ベースプレート25は、図1及び図5に示すように、ベースプレート25に一体的に設けられてインバータハウジング73を少なくとも軸方向に固定する固定部材30を有する。固定部材30は、軸方向視においてベースプレート25の径方向外側へ延びる方向に対して交差する方向のベースプレート25の両側の端部に位置する。
本実施形態では、固定部材30は、ベースプレート25のX軸方向両端部であって、筒部14の径方向外側の位置及び筒部14のY軸方向マイナス側に位置するフランジ部25aに近接した位置に設けられる。つまり、固定部材30は、ベースプレート25のX軸方向両端部に2ヶ所ずつ、合計4か所設けられる。ベースプレート25のX軸方向一方側に設けられる固定部材30と、ベースプレート25のX軸方向他方側に設けられる固定部材30は、中心軸Jと交差してY軸方向に延びる仮想線Aに対して対向して配置される。
固定部材30は、図3及び図4に示すように、ベースプレート25の端部から突出する加締め部31を有する。加締め部31は、ベースプレート25に対して軸方向他方側(リア側)へ折れ曲がり、且つ凹部73e内に折れ曲がっている事により、インバータハウジング73をベースプレート25に固定する。加締め部31は、凹部73e内に折れ曲がった状態で面部73e1に接触している。このため、加締め部31によって、インバータハウジング73をベースプレート25に対して少なくとも軸方向に固定することができる。
なお、加締め部31は、図3に示すように、凹部73e内に折れ曲がった状態で面部73e1に接触し、且つ加締め部31の先端部が破線で示すように軸方向一方側(フロント側)へ更に折れ曲がった状態になってもよい。この場合には、ベースプレート25に対してインバータハウジング73がX軸方向に移動するガタをより抑制することができる。
また、加締め部31は、図5に示すように、ベースプレート25のX軸方向の両側端部に設けられているので、加締め部31でインバータハウジング73を固定すると、インバータハウジング73をベースプレート25にガタつきなく強固に固定することができる。
加締め部31は、図4に示すように、凹部73eの面部73e1に接触した状態において、加締め部31の幅方向両側の端部の夫々が凹部73eの一対の側面部73e2に対向する位置に配置される。このため、加締め部31を凹部73e内に折り曲げる際に、加締め部31が凹部73eの側面部73e2に接触することを抑制することができる。また、ベースプレート25に対してインバータハウジング73の位置がY軸方向にずれた場合、加締め部31の幅方向両側の端部が凹部73eの側面部73e2に接触して、インバータハウジング73のY軸方向のずれを抑えることができる。
(ロータ20)
ロータ20は、図2に示すように、ロータコア20aと、ロータマグネット20bと、を有する。ロータコア20aは、シャフト11を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト11に固定される。ロータマグネット20bは、ロータコア20aの軸周り(θ方向)に沿った外側面に固定される。ロータコア20a及びロータマグネット20bは、シャフト11と共に回転する。なお、ロータ20は、ロータ20の内部に永久磁石が埋め込まれた埋込磁石型でもよい。埋込磁石型のロータ20は、永久磁石をロータ20の表面に設けた表面磁石型と比較して、遠心力によって磁石が剥がれることを軽減することができ、また、リラクタンストルクを積極的に利用することができる。
(ステータ22)
ステータ22は、ロータ20を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ20を中心軸J周りに回転させる。ステータ22は、コアバック部22aと、ティース部22cと、コイル22bと、インシュレータ(ボビン)22dと、を有する。
コアバック部22aの形状は、シャフト11と同心の円筒状である。ティース部22cは、コアバック部22aの内側面からシャフト11に向かって延びる。ティース部22cは、複数設けられ、コアバック部22aの内側面の周方向に均等な間隔で配置される。コイル22bは、インシュレータ(ボビン)22dの周囲に設けられる。インシュレータ(ボビン)19は、各ティース部22cに装着される。
(シャフト11)
シャフト11は、図2に示すように、中心軸Jに沿って延びてモータ部10を貫通する。シャフト11のフロント側(−Z側)は、モータ部10から突出してベアリング17で支持されてポンプ部40内に延びる。シャフト11のリア側(+Z側)は、ロータ20から突出してベアリング16で支持される。このため、ロータ20は、両端支持の状態となる。
<ポンプ部40>
ポンプ部40は、図2に示すように、モータ部10の軸方向一方側、詳細にはフロント側(−Z側)に位置する。ポンプ部40は、モータ部10によってシャフト11を介して駆動される。ポンプ部40は、ポンプロータ47と、ポンプハウジング51と、を有する。ポンプハウジング51は、ポンプボディ52と、ポンプカバー57と、を有する。以下、各部品について詳細に説明する。
(ポンプボディ52)
ポンプボディ52は、モータ部10のフロント側(−Z側)においてモータハウジング13のフロント側(−Z側)に固定される。ポンプボディ52は、リア側(+Z側)の面からフロント側(−Z側)に窪む凹部54を有する。凹部54内にはベアリング17及びシール部材18が収容される。ポンプボディ52は、ポンプロータ47の周面に対向する側面53a及びポンプ部40のリア側(+Z側)に位置する底面53bを有する収容部53を有する。収容部53は、フロント側(−Z側)に開口してリア側(+Z側)に窪む。収容部53の軸方向から視た形状は、円形状である。
ポンプカバー57は、図2に示すように、ポンプボディ52に対してフロント側(−Z側)から覆うことで、ポンプボディ52との間に収容部53を設ける。
ポンプボディ52は、中心軸Jに沿って貫通する貫通孔55を有する。貫通孔55は軸方向両端が開口してシャフト11が通され、リア側(+Z側)の開口が凹部54に開口し、フロント側(−Z側)の開口が収容部53に開口する。貫通孔55は、シャフト11を回転可能に支持するすべり軸受45として機能する。
ポンプボディ52の外側の側面には、図1に示すように、径方向外側へ突出するとともに軸方向に延びるポンプ側フランジ部52aが設けられる。ポンプ側フランジ部52aは、周方向に間隔を有して複数設けられる。ポンプ側フランジ部52aは、軸方向に貫通する貫通孔(図示せず)が設けられる。この貫通孔に通されたボルト56を介して、ポンプボディ52がモータハウジング13に着脱可能に固定される。
(ポンプカバー57)
ポンプカバー57は、図1及び図2に示すように、軸方向一方側(フロント側)に設けられた端面58と、端面58の周縁部に繋がって軸方向他方側へ延びる筒状の側面61と、を有する。端面58及び側面61のいずれか一方に吸入口63が設けられ、端面58及び側面61のいずれか他方に吐出口64が設けられる。本実施形態では、端面58は、軸方向視において円形状である。吸入口63は、端面58に設けられる。吐出口64は、側面61に設けられる。吸入口63は、端面の径方向一方側の周縁部に配置され、吐出口64は、中心軸Jに対して吸入口63と対向する位置に配置される。
吸入口63は、軸方向視において円形状である。吐出口64は、側面61の周方向に延びる長孔状である。吐出口64の開口面積は、吸入口63の開口面積と同一である。なお、吐出口64の開口面積は、吸入口63の開口面積よりも僅かに小さくてもよい。吐出口64は、側面61の軸方向一方側の端部から軸方向他方側へ所定距離を有した位置に配置される。側面61のうち軸方向一方側の端部と吐出口64との間には、オイルを吸入口63に供給する供給油路を側面61に密着させるシール部材66が環状に設けられる。
(ポンプロータ47)
ポンプロータ47は、シャフト11に取り付けられる。より詳細には、ポンプロータ47は、シャフト11のフロント側(−Z側)に取り付けられる。ポンプロータ47は、シャフト11に取り付けられるインナーロータ47aと、インナーロータ47aの径方向外側を囲むアウターロータ47bと、を有する。インナーロータ47aは、円環状である。インナーロータ47aは、径方向外側面に歯を有する歯車である。
インナーロータ47aは、シャフト11に固定される。より詳細には、インナーロータ47aの内側にシャフト11のフロント側(−Z側)の端部が圧入される。インナーロータ47aは、シャフト11と共に軸周り(θ方向)に回転する。アウターロータ47bは、インナーロータ47aの径方向外側を囲む円環状である。アウターロータ47bは、径方向内側面に歯を有する歯車である。
インナーロータ47aとアウターロータ47bとは互いに噛み合い、インナーロータ47aが回転することでアウターロータ47bが回転する。すなわち、シャフト11の回転によりポンプロータ47は回転する。言い換えると、モータ部10とポンプ部40とは同一の回転軸を有する。これにより、電動オイルポンプ1が軸方向に大型化することを抑制できる。
また、インナーロータ47aとアウターロータ47bとが回転することで、インナーロータ47aとアウターロータ47bの噛み合わせ部分の間の容積が変化する。容積が減少する領域が加圧領域なり、容積が増加する領域が負圧領域となる。ポンプロータ47の負圧領域のリア側(+Z側)には、吸入ポート63aが配置される。また、ポンプロータ47の加圧領域のリア側(+Z側)には、吐出ポート64aが配置される。ここで、ポンプカバー57に設けられた吸入口63から収容部53内に吸入されるオイルは、インナーロータ47aとアウターロータ47bの間の容積部分に収容され、加圧領域に送られる。その後、オイルは、吐出ポート64aを通って吐出口64から吐出される。
<電動オイルポンプ1の作用・効果>
次に、電動オイルポンプ1の作用・効果について説明する。図2に示すように、電動オイルポンプ1のモータ部10が駆動すると、モータ部10のシャフト11が回転して、ポンプロータ47のインナーロータ47aの回転にともなってアウターロータ47bも回転する。ポンプロータ47が回転すると、ポンプ部40の吸入口63から吸引されたオイルは、ポンプ部40の収容部53内を移動して、吐出ポート64aを通って吐出口64から吐出される。
(1)ここで、本実施形態に係るモータユニット100及び電動オイルポンプ1のベースプレート25は、図1に示すように、ベースプレート25に一体的に設けられてインバータハウジング73を少なくとも軸方向に固定する固定部材30を有する。このため、インバータハウジング73にカバー部90が取り付けられていない状態で、インバータハウジング73をベースプレート25に固定することができる。したがって、インバータハウジング73がモータ部10に固定されるので、モータ部10に対してインバータハウジング73が動いて、モータ部10のコイル端と回路基板75(図2参照)との電気的接続が遮断されたり、コイル22bが破断したりすることを抑制することができる。
(2)また、固定部材30は、図5に示すように、軸方向視においてベースプレート25の径方向外側へ延びる方向に対して交差する方向のベースプレート25の両側の端部に位置する。このため、固定部材30がベースプレート25の両側の一方の端部のみに固定部材30がある場合と比較して、インバータ部70をベースプレート25に強固に固定することができる。
(3)また、インバータハウジング73は、図3に示すように、加締め部31が軸方向他方側へ折れ曲がり、且つ凹部73e内に折れ曲がっている事により、ベースプレート25に固定される。このため、インバータハウジング73にカバー部90を装着することなく、インバータハウジング73がベースプレート25に固定されるので、モータ部10のコイル端をインバータハウジング73内に設けられた回路基板75に電気的に接続する際に、インバータハウジング73がモータ部10に対して動くことを無くすことができる。
(4)また、加締め部31は、図3に示すように、凹部73e内に折れ曲がった状態で面部73e1に接触している。このため、インバータハウジング73とベースプレート25の固定を強固にすることができるとともに、軸方向のガタの発生を防止することができる。
(5)また、インバータハウジング73に設けられた凹部73eの一対の側面部73e2間の間隔Lは、図4に示すように、加締め部31の幅Wよりも大きい。このため、加締め部31を凹部73e内に折り曲げる際に、加締め部31が凹部73eの側面部73e2に接触することを抑制することができる。
(6)また、加締め部31は、図4に示すように、凹部73eの面部73e1に接触した状態において、加締め部31の幅方向両側の端部の夫々が凹部73eの一対の側面部73e2に対向する位置に配置される。このため、ベースプレート25に対してインバータハウジング73の位置がY軸方向にずれた場合、加締め部31の幅方向両側の端部が凹部73eの側面部73e2に接触して、インバータハウジング73のY軸方向のずれを抑えることができる。
(7)また、モータハウジング13の筒部14及びベースプレート25は、図1に示すように、絞り加工による一体物である。このため、筒部14及びベースプレート25が別体である場合と比較して、部品点数を低減することができる。
(8)また、インバータハウジング73及びカバー部90は、ベースプレート25に通されたボルトを介して共締めされて一体的に結合される。このため、インバータハウジング73及びカバー部90をボルトで固定し、且つインバータ部70をベースプレート25に他のボルトで固定する場合と比較して、ボルトの数を低減することができる。
(9)また、電動オイルポンプ1が、モータ部10の軸方向一方側に位置して、モータ部10によってシャフト11を介して駆動されオイルを吐出するポンプ部40を、有し、ポンプ部40は、ポンプロータ47とポンプハウジング51と有することで、モータ部10のコイル端を回路基板75に電気的に接続する際に、モータ部10に対してインバータハウジング73が移動することのない電動オイルポンプ1を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発名とその均等の範囲に含まれる。
本出願は、2018年4月24日に出願された日本特許出願である特願2018−83439号に基づく優先権を主張し、当該日本特許出願のすべての記載内容を援用する。
1 電動オイルポンプ
10 モータ部
11 シャフト
13 モータハウジング
14 筒部
20 ロータ
22 ステータ
25ベースプレート
30 固定部材
31 加締め部
40 ポンプ部
47 ポンプロータ
51 ポンプハウジング
70 インバータ部
73 インバータハウジング
73a 回路基板収容部
73b 底部
73d 側面
73e 凹部
73e1 面部
73e2 側面部
73f 端面
90 カバー部
100 モータユニット
J 中心軸

Claims (9)

  1. 軸方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するモータ部と、
    前記モータ部の軸方向他方側に位置して前記モータ部に固定されるインバータ部と、
    を有し、
    前記モータ部は、
    前記シャフトの軸方向他方側に固定されるロータと、
    前記ロータの径方向外側に位置するステータと、
    前記ロータ及び前記ステータを収容するモータハウジングと、
    を有し、
    前記インバータ部は、回路基板を収容する回路基板収容部を有したインバータハウジングを有し、
    前記インバータハウジングは、前記モータ部側に底部を有した有底筒状であり、
    前記モータハウジングは、
    前記ステータの径方向外側に位置して前記ステータを囲む筒部と、
    前記筒部の前記インバータ部側の端部に繋がり前記インバータハウジングの軸方向一方側に配置されて前記中心軸に対して径方向に広がるベースプレートと、を有し、
    前記ベースプレートは、前記ベースプレートに一体的に設けられて前記インバータハウジングを少なくとも軸方向に固定する固定部材を有する
    モータユニット。
  2. 前記インバータハウジングは、前記モータハウジングの軸方向他方側から径方向外側へ向かって延び、
    前記ベースプレートは、板状であり、前記インバータハウジングの軸方向一方側の端面に沿う方向に延びて前記端面を覆い、
    前記固定部材は、軸方向視において前記ベースプレートの径方向外側へ延びる方向に対して交差する方向の前記ベースプレートの両側の端部に位置する
    請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記固定部材は、
    前記ベースプレートの前記端部の夫々から突出する加締め部を有し、
    前記インバータハウジングは、軸方向視において径方向外側へ延びる方向に対して直交する方向の側面に前記インバータハウジングの内側へ窪む凹部を有し、
    前記インバータハウジングは、前記加締め部が軸方向他方側へ折れ曲がり、且つ前記凹部内に折れ曲がっている事により、前記ベースプレートに固定される
    請求項2に記載のモータユニット。
  4. 前記凹部は、前記インバータハウジングの前記側面のうち前記端面から軸方向他方側へ所定距離を有した位置から窪んだ面部を有し、
    前記加締め部は、前記凹部内に折れ曲がった状態で前記面部に接触している
    請求項3に記載のモータユニット。
  5. 前記凹部は、前記側面において前記面部から軸方向他方側へ延びるとともに、前記インバータハウジングの延びる方向の両側に軸方向に延びる一対の側面部を有し、
    一対の前記側面部間の間隔は、前記加締め部の幅よりも大きい
    請求項4に記載のモータユニット。
  6. 前記加締め部は、前記凹部の前記面部に接触した状態において、前記加締め部の幅方向両側の端部の夫々が前記凹部の一対の前記側面部に対向する位置に配置される
    請求項5に記載のモータユニット。
  7. 前記モータハウジングの前記筒部及び前記ベースプレートは、絞り加工による一体物である
    請求項1記載のモータユニット。
  8. 前記インバータ部は、前記インバータハウジングの軸方向他方側に開口する開口部を覆うカバー部を、更に有し、
    前記インバータハウジング及び前記カバー部は、前記ベースプレートに通されたボルトを介して共締めされて一体的に結合される
    請求項1から7のいずれか1項に記載のモータユニット。
  9. 前記請求項1から前記請求項8のいずれか1項に記載の前記モータユニットを有し、
    前記モータユニットの前記モータ部の軸方向一方側に位置し、前記モータ部によって前記シャフトを介して駆動されオイルを吐出するポンプ部を、有し、
    前記ポンプ部は、
    前記モータ部から軸方向一方側に突出する前記シャフトに取り付けられるポンプロータと、
    前記ポンプロータを収容する収容部を有したポンプハウジングと、
    を有する
    電動オイルポンプ。

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