JP2014187760A - モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータケースおよびコントローラケースの連結作業を簡素化しつつ、より小型軽量化を図ることができるモータ装置を提供する。
【解決手段】モータケース41とコントローラケース51とを連結する連結機構60が、モータケース41の第1連結部材61に設けられ、コントローラケース51に向けて突出される連結プレート63と、コントローラケース51に設けられ、連結プレート63の塑性変形された各突出片63bが係合される第2連結部材62とから形成される。よって、各突出片63bを塑性変形させるだけで、各ケース41,51を連結することができる。また、連結プレート63の厚み寸法をネジ頭部の直径寸法以下に設定でき、各ケース41,51の外径寸法を小さくできる。
【選択図】図5

Description

本発明は、固定子と、固定子の内側で回転する回転子とを備え、特に車載用の駆動源として用いて好適なモータ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、電動パワーステアリング装置が搭載されており、当該電動パワーステアリング装置は、運転者によるステアリングホイールの操舵をアシストするようになっている。電動パワーステアリング装置の駆動源としては、制御性能に優れたブラシレスモータ(モータ装置)が用いられている。これにより、ブラシレスモータをステアリングホイールの操舵角に応じて正逆方向に精度良く制御することで、運転者に対して適度な操作フィーリングが与えられるようにしている。このような電動パワーステアリング装置の駆動源に用いられるブラシレスモータとしては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。
特許文献1に記載されたブラシレスモータは、筒状に形成されたハウジングを備え、当該ハウジングの内部には固定子が固定されている。また、固定子の内側には回転子軸を有する回転子が回転自在に設けられている。固定子には、インシュレータを介してU,VおよびWの3相の電機子巻線が巻装されており、これら3相の電機子巻線に交互に駆動電流を供給することで、回転子が正方向または逆方向に回転するようになっている。
ハウジングの軸方向一側には、制御基板やパワー基板等を備えた制御装置が取り付けられており、これらの取り付けには複数のネジが用いられている。具体的には、ハウジングの径方向外側に突出するようフランジ部を設け、当該フランジ部には複数のネジ孔を設けている。そして、複数のネジをハウジングの軸方向一側からそれぞれネジ孔に臨ませて、スクリュードライバー等の締結工具により各ネジを回して締結することで、ハウジングと制御装置とが連結される。
このようなハウジングは、通常、アルミダイキャスト製法によって形成されており、成形される部品形状に合わせて概略形状に鋳造した後、寸法の必要とされる部位、例えば、ハウジングの内径部位や被取付体との係合部等を切削して寸法を出すようになっている。これにより、プレス成形では成形できないような形状のハウジングであっても成形することが可能となる。
特開2007−062433号公報(図3)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術によれば、ハウジング(モータケース)と制御装置(コントローラケース)との連結に、ハウジングの軸方向一側から複数のネジを締結しているため、この連結部がハウジングの径方向に突出する構造となっていた。また、各ネジを締結工具によりそれぞれ回す必要があり、ハウジングおよび制御装置の連結作業が煩雑となっていた。また、各ネジのネジ頭部の直径寸法以上に突出されるフランジ部が必要であるため、上記の連結部をフランジ部のさらに外側に設ける必要があって、ハウジングを小型軽量化する上で課題となっていた。
本発明の目的は、モータケースおよびコントローラケースの連結作業を簡素化しつつ、より小型軽量化を図ることができるモータ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、内部に固定子および回転子が設けられるモータケースと、内部に前記回転子の回転を制御するコントローラが設けられるコントローラケースと、前記モータケースと前記コントローラケースとを連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記各ケースのうちのいずれか一方に設けられ、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて突出される突出部材と、前記各ケースのうちのいずれか他方に設けられ、塑性変形された前記突出部材が係合される係合部材と、を有する。
本発明の他の態様では、前記突出部材は鋼板により形成され、当該突出部材の板厚方向が前記回転子の径方向に向けられている。
本発明の他の態様では、前記突出部材は互いに離間するよう塑性変形された一対の突出片を備え、これらの突出片が前記係合部材にそれぞれ係合される。
本発明の他の態様では、前記突出部材は本体部を備え、当該本体部が前記各ケースのうちのいずれか一方に溶接により固定される。
本発明の他の態様では、前記突出部材は本体部を備え、当該本体部が前記各ケースのうちのいずれか一方に形成された装着孔に、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて移動不能に装着される。
本発明の他の態様では、前記装着孔には、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて徐々に先細りとなる装着孔側テーパ部が設けられ、前記本体部には、前記装着孔側テーパ部に支持される本体部側テーパ部が設けられる。
本発明の他の態様では、前記係合部材には、前記各ケースのうちのいずれか一方に向けて徐々に先細りとなる係合部材側テーパ部が設けられ、当該係合部材側テーパ部により塑性変形された前記突出部材が支持される。
本発明の他の態様では、前記モータ装置は、電動パワーステアリング装置の駆動源とされる。
本発明によれば、モータケースとコントローラケースとを連結する連結機構が、各ケースのうちのいずれか一方に設けられ、各ケースのうちのいずれか他方に向けて突出される突出部材と、各ケースのうちのいずれか他方に設けられ、塑性変形された突出部材が係合される係合部材とから形成される。
これにより、突出部材を塑性変形させるだけで、モータケースとコントローラケースとを連結することができ、ひいては締結工具によるネジ回し作業を省略して、モータケースおよびコントローラケースの連結作業を簡素化することができる。
また、突出部材の厚み寸法をネジ頭部の直径寸法以下に設定することができ、これにより各ケースの外径寸法を小さくして、ひいてはモータ装置の小型軽量化を図ることができる。
電動パワーステアリング装置の概要を説明する説明図である。 実施の形態1に係るモータ装置の詳細構造を示す断面図である。 図2のモータ装置の連結機構を示す斜視図である。 図2の破線矢印A部の拡大断面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 (a),(b)は、連結プレートの詳細構造を説明する斜視図である。 (a),(b)は、本発明および比較例の連結機構の径方向外側への突出量を比較する説明図である。 (a),(b),(c)は、モータケースおよびコントローラケースの連結手順を説明する説明図である。 (a),(b)は、実施の形態2に係るモータ装置の連結機構を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は電動パワーステアリング装置の概要を説明する説明図を、図2は実施の形態1に係るモータ装置の詳細構造を示す断面図を、図3は図2のモータ装置の連結機構を示す斜視図を、図4は図2の破線矢印A部の拡大断面図を、図5は図4のB−B線に沿う断面図を、図6(a),(b)は連結プレートの詳細構造を説明する斜視図を、図7(a),(b)は本発明および比較例の連結機構の径方向外側への突出量を比較する説明図をそれぞれ示している。
図1に示すように、自動車等の車両の車体(図示せず)には、電動パワーステアリング装置10が搭載されており、当該電動パワーステアリング装置10は、運転者により操作されるステアリングホイール11が連結されたステアリングシャフト12による前輪13の操舵をアシストするようになっている。電動パワーステアリング装置10は、ステアリングシャフト12の途中に設けられ、図示しない車室内の所定箇所に搭載される、所謂コラムアシスト式となっている。
ステアリングシャフト12の前輪13側(図中下側)には、ユニバーサルジョイント14を介してピニオン15が設けられ、当該ピニオン15は、タイロッド16に一体的に形成されたラック17に噛み合わされている。なお、これらの機構は図示しないハウジング内に設置されている。これにより、ステアリングホイール11の操舵(回転運動)が、ステアリングシャフト12,ユニバーサルジョイント14,ピニオン15およびラック17を介して、タイロッド16の左右方向への移動(直線運動)に変換され、その結果、前輪13が左方向または右方向に操舵されるようになっている。
電動パワーステアリング装置10は、駆動源であるブラシレスモータ(モータ装置)20と、当該ブラシレスモータ20の回転を減速して高トルク化する減速機構30とを備えている。ブラシレスモータ20は、モータ部40とコントローラ部50とを備え、これらのモータ部40およびコントローラ部50は、互いに連結機構60(図3参照)により連結されて一体化されている。
コントローラ部50には接続コネクタCNが設けられ、当該接続コネクタCNには、車載バッテリ18からの配線が電気的に接続されている。これにより、イグニッションスイッチ(図示せず)をオン操作することで、コントローラ部50に駆動電流が供給される。また、接続コネクタCNには、ステアリングシャフト12に設けたトルクセンサからの配線等(図示せず)も電気的に接続されている。これにより、コントローラ部50は、トルクセンサからの検出信号に基づいてブラシレスモータ20のアシスト量(回転数等)を演算し、この演算結果が反映された駆動電流をブラシレスモータ20に供給するようになっている。
減速機構30は、ブラシレスモータ20の回転軸46に連結部材48を介して一体回転可能に設けられたウォーム31を有するウォーム軸31aと、ウォーム31と噛み合ってステアリングシャフト12と一体回転するウォームホイール32とを備えている。これらのウォーム31およびウォームホイール32は、ステアリングシャフト12を内蔵するハウジング(図示せず)と一体的に形成された減速機ケース33内に収容され、当該減速機ケース33は、ブラシレスモータ20の印籠嵌合部41fに連結されている。これにより、ブラシレスモータ20の回転軸46の回転が所定の速度にまで減速されて高トルク化され、ウォームホイール32を介してステアリングシャフト12に伝達される。
図2に示すように、ブラシレスモータ20を形成するモータ部40は、モータケース41を備えている。モータケース41は、アルミダイキャスト製法(アルミ材料を鋳造成形等すること)により有底筒状に形成され、軸方向一側(図中下側)が開口され、軸方向他側(図中上側)が閉塞されている。モータケース41は本体筒部41aを備え、当該本体筒部41aの軸方向他側には、第1底壁41b,円筒状の第2底壁41cおよび第3底壁41dが設けられている。また、第3底壁41dには、軸方向一側に向けて突出するよう円筒壁部41eが設けられている。
ここで、モータケース41は、本発明における各ケースのうちのいずれか一方のケースを構成している。
第3底壁41dおよび円筒壁部41eは、第1軸受B1を支持する第1軸受支持部BS1を形成しており、当該第1軸受支持部BS1は、第1底壁41bよりもモータケース41の開口側(軸方向一側)に配置されている。これにより、モータケース41の閉塞側(軸方向他側)の内部には、ドーナツ状の環状空間ASが形成されている。また、第2底壁41cの径方向内側には、空間DSが形成されている。ここで、第1軸受B1としてはボールベアリングを用いている。
本体筒部41aの内部には、円環状に形成されたステータコア(固定子)42が圧入や接着等の固定手段にて固定されている。このステータコア42には、プラスチック等の非磁性体よりなるインシュレータ42aを介して、U,VおよびW相のコイル42bが所定の巻き方および巻数でそれぞれ巻回されている。
ステータコア42と第1底壁41bとの間に形成された環状空間ASには、ステータコア42と同様に円環状に形成されたバスバーユニット(集電装置)43が配置されている。バスバーユニット43は、プラスチック等の非磁性体によって形成され、その内部には、複数の導電板Pがインサート成形により埋設されている。各導電板Pから径方向外側に向けて一体的に突出形成された複数のコイル接続端子には、U,VおよびW相のコイル42bの端部がそれぞれ電気的に接続され、各導電板Pの所定位置には、U,VおよびW相のコイル42bに対応した3つの接続端子44(図示では1つのみ示す)が一体的に突出成形されている。
各接続端子44は、第1底壁41b側に屈曲され、第1底壁41bを貫通して設けられたターミナルソケット44aに保持されている。これにより、U,VおよびW相のコイル42bを、ターミナルソケット44aを介して、コントローラ52に設けたメス型端子53aに、それぞれ容易に電気的に接続できるようになっている。
ステータコア42の内側には、微小隙間を介してロータ(回転子)45が回転自在に設けられている。このロータ45は、U,VおよびW相のコイル42bへの駆動電流の供給により、正逆方向に回転するようになっている。なお、ロータ45は、円筒状のロータコア本体45aの外周側に、円弧状に形成された複数の永久磁石(詳細図示せず)を周方向に複数個配置して形成されている。
ロータコア本体45aの回転中心には、回転軸46が貫通して固定され、当該回転軸46はロータ45と一体回転するようになっている。回転軸46の基端側(図中上側)は、第1軸受B1によって回転自在に支持されており、回転軸46の先端側(図中下側)は、モータケース41の開口側を閉塞する閉塞キャップ47を貫通して外部に延出されている。閉塞キャップ47は、鋼板をプレス加工等することにより段付きの円盤形状に形成され、その中心部分には第2軸受B2を支持する第2軸受支持部BS2が形成されている。そして、第2軸受B2は、回転軸46の先端側を回転自在に支持している。なお、第2軸受B2においても、ボールベアリングを用いている。
回転軸46のモータケース41の外部に延出された先端部分には、筒状に形成された連結部材48が嵌合固定されている。連結部材48の径方向内側には、複数の凹凸よりなるセレーション部48aが形成され、当該セレーション部48aには、ウォーム軸31a(図1参照)の基端側の外周面に設けられたセレーション部(図示せず)が嵌合固定可能となっている。これにより、回転軸46とウォーム31とが一体回転可能となっている。
回転軸46の基端側は、第3底壁41dを貫通してモータケース41の外部に延出され空間DS内に位置している。回転軸46のモータケース41の外部に延出された基端部分には、マグネット支持部材MSが圧入等によって一体回転可能に固定されている。マグネット支持部材MSには、回転軸46の周方向に沿って2極に着磁されたマグネットMGが固定されており、当該マグネットMGは、磁気式回転センサSEを構成している。
マグネット支持部材MSは、空間DS内に配されるよう、第1底壁41bから軸方向一側にオフセットされている。これにより、モータ部40の軸方向寸法を詰められるようにしている。また、モータ部40とコントローラ部50との連結時において、コントローラ部50とマグネット支持部材MSとが不用意に接触するのを抑制して、マグネット支持部材MSが回転軸46から脱落するのを確実に防止するようになっている。
ここで、モータケース41の軸方向一側には、印籠嵌合部41fが一体に設けられており、当該印籠嵌合部41fには、減速機構30の減速機ケース33(図1参照)が嵌合されるようになっている。また、印籠嵌合部41fには、減速機ケース33との間をシールするOリング等のシール部材(図示せず)が装着される環状凹溝41gが設けられている。
図2に示すように、ブラシレスモータ20を形成するコントローラ部50は、コントローラケース51を備えている。コントローラケース51は、アルミ材料を鋳造成形等することにより有底筒状に形成され、軸方向一側が開口され、軸方向他側が閉塞されている。コントローラケース51は、筒部51aおよび底部51bを備えており、モータケース41の軸方向他側に配置されている。そして、コントローラケース51の内部には、モータ部40のロータ45を回転制御するためのコントローラ52が収容されている。
ここで、コントローラケース51は、本発明における各ケースのうちのいずれか他方のケースを構成している。
底部51bには、プラスチック等の樹脂材料により略箱形状に形成された接続コネクタCNが図示しないボルト等によって取り付けられている。接続コネクタCNは、コントローラケース51の軸方向他側に向けて開口され、コントローラ52に設けられる複数の外部接続端子52aを、コントローラケース51の外部に引き出すようになっている。そして、接続コネクタCNには、車載バッテリ18(図1参照)やトルクセンサからの配線を有する車体側コネクタ(図示せず)が接続されるようになっている。
コントローラケース51の内部に収容されるコントローラ52は、コントローラケース51の底部51b側に配置されるパワー系基板53と、コントローラケース51の開口側に配置される制御系基板54とを備えている。
パワー系基板53には、パワー系電子部品としての複数の半導体スイッチング素子SWや、コンデンサやシャント抵抗(何れも図示せず)等の電子部品が実装されている。そして、各半導体スイッチング素子SWは底部51bに近接するよう配置されており、これによりブラシレスモータ20の駆動時に発生した熱を、コントローラケース51を介して外部に効率良く放散できるようにしている。つまり、コントローラケース51はヒートシンクとしての機能を備えている。
パワー系基板53には、モータ部40側の各接続端子44が差し込まれる3つのメス型端子53a(図示では1つのみ示す)が電気的に接続して設けられている。そして、各メス型端子53aには、モータケース41とコントローラケース51とを連結する際に、各接続端子44がそれぞれ対応して差し込まれるようになっている。
パワー系基板53には、複数の外部接続端子52a(図示では2つのみ示す)の基端側が電気的に接続して設けられ、各外部接続端子52aの先端側は、接続コネクタCNの内部に露出されている。そして、各外部接続端子52aには、車載バッテリ18(図1参照)やトルクセンサからの配線が電気的に接続されるようになっている。
制御系基板54は、モータケース41の第1底壁41bに臨んでおり、制御系基板54における第1底壁41b側の略中央部分には、磁気式回転センサSEを構成するMRセンサ54aが実装されている。ここで、磁気式回転センサSEは、MRセンサ54aとマグネットMGとから構成され、両者は微小隙間をもって対向配置するように配置されている。磁気式回転センサSEは非接触式であり、MRセンサ54aは、マグネットMGの回転によってパルス信号を発生し、当該パルス信号を制御系基板54に実装されたCPU(図示せず)に伝送するようになっている。つまりCPUは、MRセンサ54aからのパルス信号のパルス数をカウントすることで回転軸46の回転角度を算出でき、また、パルス信号の出現タイミングを計ることで回転軸46の回転数を算出できるようになっている。
制御系基板54には、複数の接続線54b(図示では1つのみ示す)の基端側が電気的に接続され、各接続線54bの先端側はパワー系基板53に電気的に接続されている。これにより、制御系基板54に給電したり、制御系基板54からの制御信号をパワー系基板53に伝送したりするようになっている。
モータ部40とコントローラ部50との間には、OリングORが設けられている。OリングORは、可撓性を有する弾性材料(ゴム材料等)により、断面が略円形形状に形成されており、モータケース41およびコントローラケース51の内部への雨水や埃等の進入を防止するようになっている。また、モータ部40とコントローラ部50との間には、OリングORに加えて、モータケース41とコントローラケース51とを連結する連結機構60が設けられている。
連結機構60は、ブラシレスモータ20の周方向に沿って120度間隔で3つ(図5参照)設けられている。連結機構60は、モータケース41に一体に設けられる第1連結部材61と、コントローラケース51に一体に設けられる第2連結部材62と、第1連結部材61と第2連結部材62との双方に跨るようにして設けられる連結プレート63とから形成されている。
第1連結部材61は、モータケース41の軸方向他側に配置され、かつモータケース41を形成する第1底壁41bの外周面から径方向外側に僅かに突出するよう設けられている。第1連結部材61には、図4および図5に示すように、モータケース41の軸方向に沿って貫通する装着孔61aが設けられており、その横断面形状は、図7(a)に示すように略長方形形状に形成されている。そして、装着孔61aの略長方形形状の横断面が延在する方向は、モータケース41の周方向に向けられている。これにより、連結プレート63の板厚方向がモータケース41の径方向に向けられるようになっている。
装着孔61aには、図5に示すように、一対の装着孔側テーパ部61bが設けられている。これらの装着孔側テーパ部61bは、コントローラケース51に向けて徐々に先細りとなっており、これにより装着孔61aは略台形形状に形成されている。これにより、装着孔61aには、連結プレート63の略台形形状に形成された本体部63aが、所定位置を超えて、コントローラケース51に向けて移動不能に装着されるようになっている。
また、装着孔61aには、図4に示すように、壁部61cが設けられている。この壁部61cは、連結プレート63の本体部63aを、モータケース41の径方向外側から支持するようになっている。このように、装着孔61aに装着された連結プレート63の本体部63aは、所定位置を超えて、コントローラケース51に向けて移動不能で、かつモータケース41の径方向にも移動不能となっている。
第2連結部材62は、本発明における係合部材を構成しており、ブラシレスモータ20の軸方向に沿うよう第1連結部材61と対向して配置されている。第2連結部材62は、コントローラケース51の軸方向一側に配置され、かつコントローラケース51を形成する筒部51aの外周面から径方向外側に僅かに突出するよう設けられている。第2連結部材62は、コントローラケース51の径方向内側に向けて窪んだ窪み部62aを備えており、当該窪み部62aのコントローラケース51の径方向に沿う深さ寸法は、連結プレート63の板厚寸法よりも若干大きい寸法に設定されている。これにより、窪み部62aの内部には、連結プレート63の各突出片63bが入り込めるようになっている。
窪み部62aには、図5に示すように、一対の窪み部側テーパ部(係合部材側テーパ部)62bが設けられている。これらの窪み部側テーパ部62bは、モータケース41に向けて徐々に先細りとなっており、これにより窪み部62aは、装着孔61aに比して上下方向が逆となった略台形形状に形成されている。これにより、後述するように、連結プレート63の各突出片63bを互いに離間するよう塑性変形させた際に、各突出片63bが各窪み部側テーパ部62bに支持されて、ひいては塑性変形された各突出片63bが窪み部62aに係合して抜け止めされるようになっている。つまり、図5に示すように、各突出片63bを窪み部側テーパ部62bの内部において互いに離間させた状態とすることで、モータケース41(モータ部40)とコントローラケース51(コントローラ部50)とが連結される。
図6(a),(b)に示すように、連結プレート63は、鋼板をプレス加工することにより所定形状に形成され、略台形形状に形成された本体部63aと、当該本体部63aの上底側(図中上側)に一体に設けられた一対の突出片63bとを備えている。ここで、連結プレート63は、本発明における突出部材を構成している。なお、図6(a)に示す状態は各突出片63bを塑性変形させていない状態を、図6(b)に示す状態は各突出片63bを塑性変形させた状態(図3および図5参照)をそれぞれ示している。
本体部63aは、第1連結部材61の装着孔61a(図5参照)に装着されるようになっており、本体部63aには、連結プレート63を第1連結部材61に装着した状態のもとで、各装着孔側テーパ部61bにそれぞれ支持される一対の本体部側テーパ部63cが設けられている。これにより、各テーパ部61b,63c同士が摺接することで、連結プレート63の第1連結部材61に対する装着が案内されて、ひいては連結プレート63を第1連結部材61に対して正規の位置(所定位置)に真っ直ぐに位置決めすることができる。
各突出片63bは、連結プレート63を第1連結部材61に装着した状態のもとで、コントローラケース51に向けて突出(図5参照)されており、各突出片63bの間には、カシメ治具T(図8参照)の先端側が挿入される治具挿入切欠部63dが形成されている。また、各突出片63bの先端側で、かつ治具挿入切欠部63d側には、カシメ治具Tの挿入を案内する案内テーパ部63eが形成されている。これにより、各突出片63bを、図6(a)に示す状態から図6(b)に示す状態に、カシメ治具Tを用いて容易に塑性変形(カシメ加工)できるようになっている。
各突出片63bの基端側には、凹部63fがそれぞれ設けられている。各凹部63fは、各突出片63bの治具挿入切欠部63d側とは反対側に設けられ、互いに相反する方向に開口するよう配置されている。このように、凹部63fを各突出片63bの基端側にそれぞれ設けることにより、当該部分における各突出片63bの剛性を弱めて、各突出片63bを、図6(b)に示す状態に容易に塑性変形できるようにしている。したがって、各突出片63bをカシメ治具Tにより互いに離間するよう塑性変形させることで、各突出片63bを、窪み部62aの各窪み部側テーパ部62b(図5参照)に、それぞれ隙間無く密着させることが可能となっている。
ここで、図7(a)に示すように、本発明に係るブラシレスモータ20においては、連結機構60のモータケース41の径方向外側への張り出し量がW1となっている。一方、図7(b)に示すように、比較例に係るブラシレスモータBMにおいては、固定ネジSを用いた連結機構CSであるため、固定ネジSのネジ頭部の直径寸法以上に突出されたフランジ部FGを備えている。したがって、連結機構CSのモータケースMCの径方向外側への張り出し量は、本発明の連結機構60の張り出し量W1の略2倍の張り出し量W2(W2>W1)となっている。
このように、板状の連結プレート63を用い、当該連結プレート63の板厚方向をモータケース41の径方向に向けることで、連結機構60のモータケース41の径方向外側への張り出し量W1を小さくするようにしている。よって、本発明に係るブラシレスモータ20は、比較例に係るブラシレスモータBMに比して、より小型軽量化が図れるようになっている。
次に、以上のように形成したブラシレスモータ20の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
図8(a),(b),(c)はモータケースおよびコントローラケースの連結手順を説明する説明図を示している。
まず、図8(a)に示すように、それぞれ別の組み立て工程で組み立てたモータ部40およびコントローラ部50を準備する。また、1つのOリングOR,塑性変形させる前の3つの連結プレート63,各連結プレート63を塑性変形させるためのカシメ治具Tを準備する。ここで、各連結プレート63を塑性変形させた後は、ブラシレスモータ20は容易には分解できないようになっている。つまりブラシレスモータ20は非分解式の構造を採用している。
それぞれの部品を準備した後は、モータケース41の軸方向他側にOリングORを装着するとともに、図中矢印(1)に示すように、モータケース41の第1底壁41bに、コントローラ部50の開口側、つまり第2連結部材62側を臨ませる。そして、モータケース41の軸方向他側に、コントローラケース51の軸方向一側を、OリングORを介して装着する。これにより、モータケース41の3箇所の第1連結部材61と、コントローラケース51の3箇所の第2連結部材62とが、それぞれ対向配置される。
次いで、図中矢印(2)に示すように、モータケース41の軸方向一側から、第1連結部材61の装着孔61aに向けて、連結プレート63の各突出片63bを臨ませる。そして、連結プレート63を装着孔61aの内部に挿入していく。すると、各装着孔側テーパ部61b(図5参照)に各本体部側テーパ部63c(図6参照)が摺接するよう案内されて、図8(b)に示すように連結プレート63の本体部63aが装着孔61aの正規の位置(所定位置)に位置決めされる。これにより、各突出片63bは、コントローラケース51に向けて突出され、第2連結部材62の窪み部62aの内部に配置される。
その後、連結プレート63の本体部63aを、モータケース41の軸方向一側から支持した状態のもとで、図中矢印(3)に示すように、カシメ治具Tの先細りとなった先端側を、モータケース41の軸方向他側から連結プレート63の各突出片63bに臨ませる。そして、カシメ治具Tを治具挿入切欠部63dに挿入していく。ここで、カシメ治具Tの先端側は、各突出片63bにそれぞれ設けた案内テーパ部63e(図6参照)に案内されて、治具挿入切欠部63dに容易に挿入される。
これにより、図8(c)の矢印(4)に示すように、各突出片63bが互いに離間するように塑性変形されて、各突出片63bは、窪み部62aの各窪み部側テーパ部62b(図5参照)に、それぞれ隙間無く密着される。また、第1連結部材61と第2連結部材62に設けられた互いに逆向きのテーパ部(装着孔側テーパ部61bと窪み部側テーパ部62b)によって、連結プレート63がくさび効果を発揮するため、モータケース41の軸方向他側と、コントローラケース51の軸方向一側の開口部とをそれぞれ密着させることができる。その後、カシメ治具Tを、図中矢印(5)に示すように、治具挿入切欠部63dから取り外す。なお、他の2箇所の連結機構60においても、上述と同様の連結作業が行われる。これにより、モータケース41とコントローラケース51との連結作業が完了し、ブラシレスモータ20の組み立てが完了する。
以上詳述したように、実施の形態1に係るブラシレスモータ20によれば、モータケース41とコントローラケース51とを連結する連結機構60が、モータケース41の第1連結部材61に設けられ、コントローラケース51に向けて突出される連結プレート63と、コントローラケース51に設けられ、連結プレート63の塑性変形された各突出片63bが係合される第2連結部材62とから形成される。
これにより、連結プレート63の各突出片63bを塑性変形させるだけで、モータケース41とコントローラケース51とを連結することができ、ひいては締結工具(図示せず)によるネジ回し作業を省略して、モータケース41およびコントローラケース51の連結作業を簡素化することができる。
また、連結プレート63の厚み寸法をネジ頭部の直径寸法以下に設定することができ、これにより各ケース41,51の外径寸法を小さくして、ひいてはブラシレスモータ20の小型軽量化を図ることができる。
さらに、一対の突出片63bを設け、各突出片63bを互いに離間するよう塑性変形させたので、第1連結部材61と第2連結部材62に設けられた互いに逆向きのテーパ部によって、連結プレート63がくさび効果を発揮するため、モータケース41の軸方向他側と、コントローラケース51の軸方向一側の開口部とをそれぞれ密着させることができる。また、各突出片63bを各窪み部側テーパ部62bにそれぞれ隙間無く密着させて、十分な連結強度を得ることができる。したがって、ブラシレスモータ20の組み立て後に、モータケース41とコントローラケース51との間にガタが生じるのを確実に防止することができる。
また、ブラシレスモータ20を電動パワーステアリング装置10の駆動源として用いるので、さらに低騒音,低振動,低コスト化や軽量化が求められる電動パワーステアリング装置にも対応することができる。これにより、低価格かつ低燃費が必須の軽自動車等にも容易に搭載可能となる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9(a),(b)は実施の形態2に係るモータ装置の連結機構を説明する説明図を示している。
図9(a)に示すように、実施の形態2に係るブラシレスモータ(モータ装置)20は、上述した実施の形態1に比して、モータケース141と連結機構70の構造のみが異なっている。実施の形態1では、モータケース41をアルミ材料を鋳造して成形していたが、本実施の形態では、鋼板をプレス加工することにより有底筒状に成形したものとなっている。また、連結機構60を、第1連結部材61,第2連結部材62,および連結プレート63の3つの部材により形成していた(例えば、図5参照)が、本実施の形態では、連結機構70は、第2連結部材62については同様に備えているが、連結プレート71をモータケース141の軸方向他側の端部の外周面に溶接により固定するようにしている。これにより、連結機構70は、第2連結部材62と連結プレート71との2つの部材により形成されている。
図9(b)に示すように、連結プレート71は、鋼板をプレス加工することにより所定形状に形成され、略正方形形状に形成された溶接本体部71aを備えている。溶接本体部71aは、モータケース141の軸方向他側の外周部分の湾曲形状に倣うよう、湾曲形状に予めフォーミングされており、連結プレート71のモータケース141への溶接作業を容易に行えるようにしている。
溶接本体部71aのコントローラケース51側には、溶接本体部71aに対して略直角に屈曲された一対の支持部71bが設けられている。各支持部71bは、モータケース141とコントローラケース51とを装着した状態のもとで、第2連結部材62に当接されるようになっている。これにより、各支持部71bは、第2連結部材62を支持して、モータケース141とコントローラケース51とのガタつきを防止している。
溶接本体部71aと各突出片63bとの間には、断面が略L字形状に形成された引き出し部71cが設けられている。この引き出し部71cは、溶接本体部71aよりもモータケース141の径方向外側に位置する窪み部62aに対して、各突出片63bを引き出して配置できるようにするためのものである。
このように形成された連結機構70においても、上述した実施の形態1の連結機構60と同様の手順で、モータケース141とコントローラケース51とを連結するようになっている。ここで、連結プレート71および溶接本体部71aは、それぞれ本発明における突出部材および本体部を構成している。
以上詳述したように、実施の形態2に係るブラシレスモータ20においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、モータケース141に第1連結部材を設けなくて済む分、モータケース141の形状を簡素化することができる。また、連結プレート71をモータケース141に予め固定しておくので、モータ部40(モータケース141)とコントローラ部50(コントローラケース51)との連結作業を簡素化することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、モータケース41(モータケース141)側に突出部材としての連結プレート63,71を配置し、コントローラケース51側に係合部材としての第2連結部材62を配置したものを示したが、本発明はこれに限らず逆の関係にしても良い。つまり、モータケース41(モータケース141)側に係合部材としての第2連結部材62を配置し、コントローラケース51側に突出部材としての連結プレート63,71を配置しても良い。
また、上記各実施の形態においては、ブラシレスモータ20をステアリングシャフト12の途中に設けたコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置10に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ピニオン15(図1参照)をアシストする形式や、タイロッド16(図1参照)をアシストする形式の電動パワーステアリング装置に適用することもできる。
さらに、上記各実施の形態においては、ブラシレスモータ20を電動パワーステアリング装置10の駆動源として用いた場合を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、オイルポンプモータ等のエンジン補機類の駆動源等にも用いることができる。
10 電動パワーステアリング装置
11 ステアリングホイール
12 ステアリングシャフト
13 前輪
14 ユニバーサルジョイント
15 ピニオン
16 タイロッド
17 ラック
18 車載バッテリ
20 ブラシレスモータ(モータ装置)
30 減速機構
31 ウォーム
31a ウォーム軸
32 ウォームホイール
33 減速機ケース
40 モータ部
41 モータケース
41a 本体筒部
41b 第1底壁
41c 第2底壁
41d 第3底壁
41e 円筒壁部
41f 印籠嵌合部
41g 環状凹溝
42 ステータコア(固定子)
42a インシュレータ
42b コイル
43 バスバーユニット
44 接続端子
44a ターミナルソケット
45 ロータ(回転子)
45a ロータコア本体
46 回転軸
47 閉塞キャップ
48 連結部材
48a セレーション部
50 コントローラ部
51 コントローラケース
51a 筒部
51b 底部
52 コントローラ
52a 外部接続端子
53 パワー系基板
53a メス型端子
54 制御系基板
54a MRセンサ
54b 接続線
60 連結機構
61 第1連結部材
61a 装着孔
61b 装着孔側テーパ部
61c 壁部
62 第2連結部材(係合部材)
62a 窪み部
62b 窪み部側テーパ部(係合部材側テーパ部)
63 連結プレート(突出部材)
63a 本体部
63b 突出片
63c 本体部側テーパ部
63d 治具挿入切欠部
63e 案内テーパ部
63f 凹部
70 連結機構
71 連結プレート(突出部材)
71a 溶接本体部(本体部)
71b 支持部
71c 引き出し部
141 モータケース
AS 環状空間
DS 空間
B1 第1軸受
B2 第2軸受
BS1 第1軸受支持部
BS2 第2軸受支持部
CN 接続コネクタ
MG マグネット
MS マグネット支持部材
OR Oリング
P 導電板
S 固定ネジ
SE 磁気式回転センサ
SW 半導体スイッチング素子
T カシメ治具

Claims (8)

  1. 内部に固定子および回転子が設けられるモータケースと、
    内部に前記回転子の回転を制御するコントローラが設けられるコントローラケースと、
    前記モータケースと前記コントローラケースとを連結する連結機構と、
    を備え、
    前記連結機構は、前記各ケースのうちのいずれか一方に設けられ、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて突出される突出部材と、
    前記各ケースのうちのいずれか他方に設けられ、塑性変形された前記突出部材が係合される係合部材と、
    を有する、モータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、
    前記突出部材は鋼板により形成され、当該突出部材の板厚方向が前記回転子の径方向に向けられている、モータ装置。
  3. 請求項1または2記載のモータ装置において、
    前記突出部材は互いに離間するよう塑性変形された一対の突出片を備え、これらの突出片が前記係合部材にそれぞれ係合される、モータ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記突出部材は本体部を備え、当該本体部が前記各ケースのうちのいずれか一方に溶接により固定される、モータ装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記突出部材は本体部を備え、当該本体部が前記各ケースのうちのいずれか一方に形成された装着孔に、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて移動不能に装着される、モータ装置。
  6. 請求項5記載のモータ装置において、
    前記装着孔には、前記各ケースのうちのいずれか他方に向けて徐々に先細りとなる装着孔側テーパ部が設けられ、前記本体部には、前記装着孔側テーパ部に支持される本体部側テーパ部が設けられる、モータ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記係合部材には、前記各ケースのうちのいずれか一方に向けて徐々に先細りとなる係合部材側テーパ部が設けられ、当該係合部材側テーパ部により塑性変形された前記突出部材が支持される、モータ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータ装置において、
    前記モータ装置は、電動パワーステアリング装置の駆動源とされる、モータ装置。
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