JP5941321B2 - 電動モータ - Google Patents
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Description
この種の電動モータの多くは、この電動モータが取り付けられる被固定部材に固定するために、ブラケットの外周部から径方向外側に複数のフランジ部が突出形成され、フランジ部にボルト挿通孔が設けられている。そして、フランジ部を前記被固定部材に突き合わせ、ボルト挿通孔にボルトを挿通し、前記被固定部材のねじ孔に螺合させることによって、電動モータを前記被固定部材に固定している(例えば、特許文献1参照)。
このように、ブラケット102のインロー部103の外周面の真円度が低下すると、インロー部103を被固定部材200の係合孔202に嵌入したときに、被固定部材200に対する電動モータ100の径方向の芯出し精度が低下してしまう。
請求項1に係る発明は、内部に駆動部を収容したケーシングと、前記ケーシングの軸方向の一端に複数の締結部材を介して締結されていると共に、係合孔を有する被固定部材に取り付けられているブラケットと、を備え、前記ブラケットには、前記係合孔に嵌入するためのインロー部と、前記インロー部の外周面に設けられ、前記被固定部材に対する前記ブラケットの径方向の芯出しに寄与するインロー面と、前記芯出しに寄与しない非インロー面とが形成されており、前記非インロー面は前記インロー面よりも径方向に凹んだ面で形成されていることを特徴とする電動モータである。
ブラケットのインロー部において芯出しに寄与する面はインロー面だけであるので、真円度を測定する場合もインロー面だけを測定すればよく、非インロー面を測定する必要がない。また、真円度の微調整をする場合もインロー面だけの加工で済み、非インロー面を加工する必要がない。その結果、真円度の管理工数を削減することができる。また、ケーシングをブラケットに締結した後のブラケット外径の歪みを抑制することができ、インロー部のインロー面における真円度の精度が出易くなる。
インロー部と膨出部との段差部に複数のリブを設けたので、ケーシングをブラケットに締結した後のブラケット外径の歪みをさらに抑制することができ、インロー部のインロー面における真円度の精度が出易くなる。
ケーシングをブラケットに締結すると、締結部の径方向外側位置において、ブラケット径方向の歪みが大きくなるが、その部分に非インロー面を配置することにより、結果的に、インロー面におけるブラケット径方向の歪みを抑制することができ、インロー面における真円度の精度が出易くなる。
ケーシングをブラケットに締結すると、二つの前記締結部間の周方向中間位置の径方向外側位置において、ブラケット径方向の歪みが大きくなるが、その部分に非インロー面を配置することにより、結果的に、インロー面におけるブラケット径方向の歪みを抑制することができ、インロー面における真円度の精度が出易くなる。
切り欠き部は元々真円度に寄与しない部分であり、その切り欠き部と非インロー面とを周方向同一位置に配置することにより、切り欠き部を非インロー面とは別の部位に設ける場合と比較して、インロー面の領域を大きく確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、インロー面における真円度の精度が出易くなる。
請求項3または請求項4に係る発明によれば、インロー面におけるブラケット径方向の歪みを抑制することができ、インロー面における真円度の精度が出易くなる。
請求項5に係る発明によれば、インロー面の領域を大きく確保することができる。
図1は、この発明の実施形態における電動モータ1をブラケット3側から見た外観斜視図であり、図2は電動モータ1をケーシング2側から見た外観斜視図である。
電動モータ1は、一端を開口させ他端を閉塞させて略円筒状をなし内部にロータ等の駆動部(図示略)を収容したケーシング2と、ケーシング2の開口側の端部に固定され前記開口を塞ぐブラケット3とを備え、ブラケット3の中央に形成された孔部を介して図示しないロータ(アーマチュア)の出力軸4(図4参照)が外部に突出している。なお、図1では出力軸4に一体的に設けられたギヤ部4aが示されている。
このインロー部8の外周面8aには、前記係合孔202に嵌合したときに係合孔202の内周面に当接して前記芯出しに寄与する複数(本実施形態では四つ)のインロー面31a,31b,31c,31dと、前記係合孔202に嵌合したときに係合孔202の内周面に当接せず前記芯出しに寄与しない複数(本実施形態では四つ)の非インロー面32a,32b,32c,32dとが、周方向に交互に形成されている。換言すると、インロー部8の外周面8aには、芯出しに寄与するインロー面(31a〜31d)が複数に分割して形成されている
インロー面31a,31b,31c,31dは、非インロー面32a,32b,32c,32dの間にそれぞれ一つずつ設けられている。
なお、この発明は前述した実施形態に限られるものではない。
例えば、インロー部の外周面に形成するインロー面と非インロー面の数はそれぞれ四つに限るものではなく、四つ以上であってもよい。
また、締結部は2箇所に限るものではなく、3箇所であってもよい。
締結部材はねじに限るものではなく、ボルト・ナットであってもよい。
2 ケーシング
3 ブラケット
8 インロー部
9 膨出部
10 段差部
11 切り欠き部
14 ねじ(締結部材)
21〜24 リブ
31a〜31d インロー面
32a〜32d 非インロー面
200 被固定部材
202 係合孔
Claims (5)
- 内部に駆動部を収容したケーシングと、
前記ケーシングの軸方向の一端に複数の締結部材を介して締結されていると共に、係合孔を有する被固定部材に取り付けられているブラケットと、
を備え、
前記ブラケットには、前記係合孔に嵌入するためのインロー部と、前記インロー部の外周面に設けられ、前記被固定部材に対する前記ブラケットの径方向の芯出しに寄与するインロー面と、前記芯出しに寄与しない非インロー面とが形成されており、前記非インロー面は前記インロー面よりも径方向に凹んだ面で形成されていることを特徴とする電動モータ。 - 前記ブラケットは、前記インロー部よりも前記ケーシングから離間する側に突出して形成された膨出部と、前記インロー部と前記膨出部との段差部に設けられた複数のリブを備えることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
- 前記非インロー面は、少なくとも前記締結部材による締結部の径方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動モータ。
- 前記ブラケットには前記締結部材による締結部が複数個所設けられており、前記非インロー面は、少なくとも互いに隣接する二つの前記締結部間の周方向中間位置の径方向外側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動モータ。
- 前記ブラケットのインロー部には外周側に開口する切り欠き部を備え、前記切り欠き部は前記非インロー面と周方向の同一位置に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電動モータ。
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