JPWO2008072365A1 - 蛍光検出装置及び蛍光観察システム - Google Patents

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Abstract

蛍光検出装置は、被観察物上の照明領域で生じた蛍光の光路に配置される光検出素子と、前記光検出素子へ向かう光路に配置され、波長帯域の離れた複数の蛍光の各々に透過性を示すバリアフィルタとを備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムなどの蛍光観察システムに適用される蛍光検出装置、及びその蛍光検出システムに関する。
一般に、共焦点レーザ蛍光顕微鏡の蛍光検出ユニットには光電子倍増管(フォトマルチプライヤ、以下「PMT」と称す。)が用いられる。PMTの入射側には、特定の波長帯域の蛍光のみを透過するバリアフィルタが配置される。多くの蛍光検出ユニットには、検出対象となる波長帯域(検出チャンネル)を複数化するために、PMT及びバリアフィルタが複数セット搭載される(特許文献1などを参照)。検出チャンネルを増設する場合は、PMT及びバリアフィルタのセット数を増やせばよい。
但し、PMTの個数が増えると、蛍光検出ユニットのコストが大幅に増大する。そこで、複数のバリアフィルタを装着したターレットを使用し、1つのPMTへ入射可能な蛍光の波長帯域を切り替える方法が考えられる(特許文献2などを参照)。このようにしてPMTの検出チャンネルを切り替え可能にすれば、PMTの個数を抑えつつ検出チャンネルの数を増やすことができる。
特開2006−220954号公報 特開2003−295064号公報
しかしながらPMTの検出チャンネルを切り替えながら複数の蛍光画像を取得すると、個々の蛍光画像の取得タイミングにタイムラグが生じる。
そこで本発明は、検出チャンネルの切り替えを高速化することが容易な蛍光検出装置を提供することを目的とする。また、本発明は、波長帯域の異なる複数の蛍光画像を低コストでなるべく高速に取得することのできる蛍光観察システムを提供することを目的とする。
本発明の蛍光検出装置は、被観察物上の照明領域で生じた蛍光の光路に配置される光検出素子と、前記光路に配置され、波長帯域の異なる複数の蛍光のうち、少なくとも2つの蛍光に対して透過性を示すバリアフィルタとを備えたことを特徴とする。
共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムの構成図である。 (A)は各レーザ光源の発光波長特性、(B)は各蛍光物質の蛍光波長特性、(C)は第1ダイクロイックミラーの反射波長特性、(D)は第1バリアフィルタ211の反射波長特性である。 (A)は第2ダイクロイックミラー22に到達しうる蛍光(第2蛍光と第3蛍光)の蛍光波長特性、(B)は第2ダイクロイックミラー22の反射波長特性、(C)は第2バリアフィルタ212の透過波長特性、(D)は第3バリアフィルタ213の透過波長特性である。 コンピュータの構成図である。 コンピュータ4のCPU43の動作フローチャートである。 第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面である。 パスが指定されたときの入力画面である。 第2画像取得シーケンスに関するパスの入力画面である。 コントロールユニット3のCPU37の動作フローチャートである。 本システムの変形例の構成図である。
以下、本発明を適用した共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムについて説明する。
先ず、本システムの構成を説明する。
図1は、共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムの構成図である。図1に示すとおり、本システムには、顕微鏡本体1と、顕微鏡本体1に光ファイバ13で接続されたレーザユニット12と、顕微鏡本体1に光ファイバ20で接続された蛍光検出ユニット2とが備えられる。また、本システムには、顕微鏡本体1とレーザユニット12と蛍光検出ユニット2との各々に電気的に接続されたコントロールユニット3と、コントロールユニット3に通信ケーブルで接続された不図示のコンピュータとが備えられる。
レーザユニット12には、互いに異なる波長のレーザ光を発光する第1レーザ光源121、第2レーザ光源122、第3レーザ光源123、第4レーザ光源124が備えられる。このレーザユニット12には、AOTF等の波長可変フィルタ12Aとシャッタ100とが備えられる。レーザユニット12は、これら波長可変フィルタ12A及びシャッタ100の動作を組み合わせることにより、使用レーザ光源を変更したり、レーザユニット12から射出するレーザ光のオン/オフ制御を行ったりすることができる。
顕微鏡本体1には、コリメートレンズ14と、ダイクロイックミラー15と、スキャナ16と、対物レンズ17と、結像レンズ18と、共焦点絞り19と、ステージ11とが備えられる。ステージ11には、標本10Aが支持される。標本10Aは、多重染色された標本であり、その中には励起波長の異なる複数種類の蛍光物質が混在している。ここでは、複数種類の蛍光物質を第1蛍光物質、第2蛍光物質、第3蛍光物質、第4蛍光物質の4種類とする。前述した第1レーザ光源121の発光波長は、第1蛍光物質の励起波長と同じであり、第2レーザ光源122の発光波長は、第2蛍光物質の励起波長と同じであり、第3レーザ光源123の発光波長は、第3蛍光物質の励起波長と同じであり、第4レーザ光源124の発光波長は、第4蛍光物質の励起波長と同じである。これら発光波長の具体例は後述する。
蛍光検出ユニット2には、第1ダイクロイックミラー21と、第2ダイクロイックミラー22と、第1バリアフィルタ211と、第2バリアフィルタ212と、第3バリアフィルタ213と、第1PMT201と、第2PMT202と、第3PMT203とが備えられる。第1PMT201,第2PMT202,第3PMT203は、何れも同じ特性のPMTであり、検出波長帯域は可視光帯域(例えば、400nm〜750nm)である。因みに、蛍光検出ユニット2に備えられるPMTの個数(ここでは3)は、レーザユニット12に備えられるレーザ光源の個数(ここでは4)よりも少ない。
コントロールユニット3には、CPU37と、制御回路38と、第1A/D変換器301と、第2A/D変換器302と、第3A/D変換器303と、第1フレームメモリ311と、第2フレームメモリ312と、第3フレームメモリ313と、インタフェース回路39とが備えられる。
レーザユニット12から射出したレーザ光は、光ファイバ13を介して顕微鏡本体1へ導光される。そのレーザ光はコリメートレンズ14、ダイクロイックミラー15、スキャナ16、対物レンズ17を順に介して標本10A上の1点へ集光し、その集光点に存在する蛍光物質を励起する。例えば、レーザユニット12の使用レーザ光源が第1レーザ光源121のみであった場合は第1蛍光物質のみが励起され、第1蛍光物質のみが蛍光を発する。また、レーザユニット12の使用レーザ光源が第2レーザ光源122のみであった場合、第2蛍光物質のみが励起され、第2蛍光物質のみが蛍光を発する。また、レーザユニット12の使用レーザ光源が第3レーザ光源123のみであった場合、第3蛍光物質のみが励起され、第3蛍光物質のみが蛍光を発する。また、使用レーザ光源が第4レーザ光源124のみであった場合、第4蛍光物質のみが励起され、第4蛍光物質のみが蛍光を発する。以下、第1蛍光物質が発する蛍光、第2蛍光物質が発する蛍光、第3蛍光物質が発する蛍光、第4蛍光物質が発する蛍光を、それぞれ「第1蛍光」、「第2蛍光」、「第3蛍光」、「第4蛍光」と称す。
集光点で発生した蛍光(第1蛍光〜第4蛍光の少なくとも1つ)は、対物レンズ17、スキャナ16、ダイクロイックミラー15、結像レンズ18を順に介して共焦点絞り19の開口近傍へ集光する。このうち、共焦点絞り19の開口を通過した蛍光は、光ファイバ20を介して蛍光検出ユニット2へ導かれる。なお、スキャナ16が駆動されると、レーザ光の集光点が標本10A上を移動する。また、集光点で発生した第1蛍光〜第4蛍光の顕微鏡本体における振る舞いは、互いに同じである。但し、第1蛍光〜第4蛍光は、蛍光検出ユニット2において互いに異なる振る舞いをする。
蛍光検出ユニット2へ入射した第1蛍光は、第1ダイクロイックミラー21にて反射し、第1バリアフィルタ211を透過し、第1PMT201へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第2蛍光は、第1ダイクロイックミラー21を透過し、第2ダイクロイックミラー22を反射し、第2バリアフィルタ212を透過し、第2PMT202へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第3蛍光は、第1ダイクロイックミラー21、第2ダイクロイックミラー22を順に透過し、第3バリアフィルタ213を透過して第3PMT203へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第4蛍光は、第1ダイクロイックミラー21を反射し、第1バリアフィルタ211を透過し、第1PMT201へ向かう。
すなわち、第1ダイクロイックミラー21は、第1蛍光及び第4蛍光の波長帯域の光に反射性を示し、第2蛍光及び第3蛍光の波長帯域の光に透過性を示す。また、第1バリアフィルタ211は、第1蛍光及び第4蛍光の波長帯域の光に透過性を示し、それ以外の波長帯域の光に吸収性を示す。詳細は後述するが、第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域とは互いに離散しているので、第1バリアフィルタ211には、互いに離れた複数の波長帯域の光を透過するデュアルパスバリアフィルタが使用される。
第1PMT201、第2PMT202、第3PMT203の各々は、入射光の強度を示す信号を生成する。第1PMT201が生成する信号と、第2PMT202が生成する信号と、第3PMT203が生成する信号とは、コントロールユニット3へ入力される。
このうち第1PMT201が生成する信号は、第1A/D変換器301を介して第1フレームメモリ311へ蓄積され、第2PMT202が生成する信号は、第2A/D変換器302を介して第2フレームメモリ312へ蓄積され、第3PMT203が生成する信号は、第3A/D変換器303を介して第3フレームメモリ313へ蓄積される。
つまり、「第1PMT201→第1A/D変換器301→第1フレームメモリ311」という信号路は、第1蛍光の信号と第4蛍光の信号とに兼用される。また、「第2PMT202→第2A/D変換器302→第2フレームメモリ312」という信号路は、第2蛍光の信号に専用の信号路であり、「第3PMT203→第3A/D変換器303→第3フレームメモリ313」という信号路は、第3蛍光の信号に専用の信号路である。
コントロールユニット3の制御回路38は、スキャナ16及びレーザユニット12を同期制御し、レーザ光の集光点で標本10A上の観察領域を走査する。1フレーム分の走査期間に、第1フレームメモリ311,第2フレームメモリ312,第3フレームメモリ313の少なくとも1つには、1フレーム分の信号(蛍光画像信号)が蓄積される。CPU37はこの蛍光画像信号を読み出し、それをインタフェース回路39を介してコンピュータへ送信する。以上のコントロールユニット3の動作手順を、以下では「画像取得シーケンス」と称す。
この画像取得シーケンスの実行に当たり、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を、第1レーザ光源121と第4レーザ光源124とのうち前者のみに設定すると、集光点では第4蛍光は発生せずに第1蛍光が発生する。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域に設定されたことになり、第1フレームメモリ311に第1蛍光の蛍光画像信号が蓄積される。
一方、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を、第1レーザ光源121と第4レーザ光源124とのうち後者のみに設定すると、集光点では第1蛍光は発生せずに第4蛍光が発生する。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第4蛍光の波長帯域に設定されたことになり、第1フレームメモリ311に第4蛍光の蛍光画像信号が蓄積される。
したがって、本システムでは、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を第1レーザ光源121と第4レーザ光源124との間で切り替えるだけで、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域との間で切り替わる。前述したとおりレーザユニット12には波長可変フィルタ12Aが使用されているので、この切り替えは極めて高速に行われる。
次に、本システムの各部の特性の具体例を示す。
・第1レーザ光源121の発光波長(=第1蛍光物質の励起波長):408nm,
・第2レーザ光源122の発光波長(=第2蛍光物質の励起波長):488nm,
・第3レーザ光源123の発光波長(=第3蛍光物質の励起波長):543nm,
・第4レーザ光源124の発光波長(=第4蛍光物質の励起波長):633nm,
・第1蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第2蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第3蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第4蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第1蛍光物質の蛍光(第1蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第2蛍光物質の蛍光(第2蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第3蛍光物質の蛍光(第3蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第4蛍光物質の蛍光(第4蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第1ダイクロイックミラー21の反射波長帯域:〜449nm,643nm〜(449nm〜643nmは透過波長帯域)
・第1バリアフィルタ211の透過波長帯域:418nm〜448nm,643nm〜673nm(〜418nm,448nm〜643nm,673nm〜は吸収波長帯域)
・第2ダイクロイックミラー22の反射波長帯域:〜529nm(529nm〜は透過波長帯域)
・第2バリアフィルタ212の透過波長帯域:498nm〜528nm(〜498nm,528nm〜は吸収波長帯域)
・第3バリアフィルタ213の透過波長帯域:553nm〜(〜553nmは吸収波長帯域)
以上の具体例における各レーザ光源の発光波長特性を同一グラフ上に描くと、図2(A)に示すとおりになる。
また、各蛍光物質の蛍光波長特性を同一グラフ上に描くと、図2(B)に示すとおりになる。
また、第1ダイクロイックミラー21の反射波長特性をグラフ上に描くと、図2(C)に示すとおりとなり、第1バリアフィルタ211の透過波長特性をグラフ上に描くと、図2(D)に示すとおりとなる。
したがって、使用レーザ光源が第1レーザ光源121と第4レーザ光源124との間で切り替わると、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域との間で切り替わることは明らかである。
因みに、この具体例では、切り替え前後の検出チャンネル同士が十分に離れているので、切り替え直前に発生していた蛍光が、切り替えの直後の蛍光画像信号へノイズを与える現象(クロストーク)は発生しにくい。
また、以上の具体例における第2ダイクロイックミラー22の反射波長特性をグラフ上に描くと、図3(B)に示すとおりとなり、第2バリアフィルタ212の透過波長特性をグラフ上に描くと、図3(C)に示すとおりとなる。なお、図3(A)には、第2ダイクロイックミラー22に到達しうる蛍光(第2蛍光と第3蛍光)を示した。したがって、第2PMT202の検出チャンネルが第2蛍光の波長帯域に略一致していることは明らかである。
また、以上の具体例における第3バリアフィルタ213の透過波長特性をグラフ上に描くと、図3(D)に示すとおりである。したがって、第3PMT203の検出チャンネルが第3蛍光の波長帯域に略一致していることは明らかである。
次に、本システムのコンピュータを簡単に説明する。
図4は、コンピュータの構成図である。コンピュータ4には、RAM40、インタフェース回路41、ROM42、CPU43、ハードディスクドライブ44、インタフェース回路45、インタフェース回路46が備えられる。コンピュータ4は、インタフェース回路41を介してコントロールユニット3へ接続され、インタフェース回路45及びインタフェース回路46を介してモニタ5及び入力器6へ接続される。
ハードディスクドライブ44には、コンピュータ4を本システムの情報処理装置として機能させるためのアプリケーションソフトウエアのプログラムが格納される。このプログラムは、必要に応じてRAM40上に読み出され、CPU43によって実行される。以下に説明するCPU43の動作は、このプログラムに従うものとする。
CPU43は、インタフェース回路45を介してモニタ5へGUI画面を表示すると共に、インタフェース回路46を介して入力器6の操作内容を認識する。また、CPU43は、インタフェース回路41を介してコントロールユニット3のCPU37と通信を行い、各種の情報を送受信する。
また、CPU43は、コントロールユニット3から受信した蛍光画像信号を格納する記憶エリアとして、RAM40上に4つの記憶エリア、すなわち第1記憶エリア401、第2記憶エリア402、第3記憶エリア403、第4記憶エリア404を割り当てている。個々の記憶エリアは、1フレーム分の蛍光画像信号を格納することができる。
次に、本システム全体の動作の流れを説明する。ここでは、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とを連続して行うことを想定する。
図5は、コンピュータ4のCPU43の動作フローチャートである。
先ず、CPU43は、画像取得シーケンスの回数mをユーザに指定させる(ステップS11)。ここでは回数mとして「2」が指定される。以下、この回数を「指定回数」と称す。
続いて、CPU43は、第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面51(図6)をモニタ5へ表示する(ステップS13)。
図6に示すとおり、入力画面51には本システムの各要素、すなわち第1レーザ光源〜第4レーザ光源、第1PMT〜第3PMT、第1フレームメモリ〜第3フレームメモリ、第1記憶エリア〜第4記憶エリアの各々のマークが配置される。また、入力画面51には、入力済みの情報を示す設定リスト51Bと、切り替えボタン51Aと、開始ボタン51Cとが配置される。
ユーザはこの入力画面51上で、第1画像取得シーケンスの実行時に本システムに設定すべきパスを、最大3系統まで指定することができる。
ユーザは、図7に示すとおり、第1レーザ光源のマーク51aと、第1PMT又は第1フレームメモリのマーク51bと、第1記憶エリアのマーク51cとを連続して選択する。このとき、入力画面51上には、「第1レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第1記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
また、ユーザは、同じ入力画面51上で、第3レーザ光源のマーク51dと、第3PMT又は第3フレームメモリのマーク51eと、第3記憶エリアのマーク51fとを連続して選択する。このとき、入力画面51上には、「第3レーザ光源→第3PMT→第3フレームメモリ→第3記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
なお、第1PMTと第1フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第1PMTのマークと第1フレームメモリのマークとのうち一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
また、第2PMTと第2フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第2PMTのマークと第2フレームメモリのマークとの一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
また、第3PMTと第3フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第3PMTのマークと第3フレームメモリのマークと一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
ユーザは、入力画面51を目視し、表示中のパス(ここでは2系統のパス)に満足すると、切り替えボタン51Aを操作する。
切り替えボタン51Aが操作されると(ステップS14YES)、CPU43は、第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面51(図7)に代えて、第2画像取得シーケンスに関するパスの入力画面52(図8)をモニタ5へ表示する(ステップS13)。
図8に示すとおり、この入力画面52にも入力画面51(図6)と同様、本システムの各要素のマークと、設定リスト51Bと、切り替えボタン51Aと、開始ボタン51Cとが配置される。ユーザはこの入力画面52上で、第2画像取得シーケンスの実行時に本システムに設定すべきパスを、最大3系統まで指定することができる。
ユーザは、図8に示すとおり、第2レーザ光源のマーク51gと、第2PMT又は第2フレームメモリのマーク51hと、第2記憶エリアのマーク51iとを連続して選択する。このとき、入力画面52上には、「第2レーザ光源→第2PMT→第2フレームメモリ→第2記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
また、ユーザは、同じ入力画面52上で、第4レーザ光源のマーク51jと、第1PMT又は第1フレームメモリのマーク51kと、第4記憶エリアのマーク51mとを連続して選択する。このとき、入力画面52上には、「第4レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第4記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
なお、入力画面52上でも、第1PMTのマークと第1フレームメモリのマークとのうち一方が選択されると他方も自動的に選択され、第2PMTのマークと第2フレームメモリのマークとの一方が選択されると他方も自動的に選択され、第3PMTのマークと第3フレームメモリのマークとの一方が選択されると他方も自動的に選択されるものとする。
ユーザは、入力画面52を目視し、表示中のパス(ここでは2系統のパス)に満足すると、開始ボタン51Cを選択する。
以下、入力画面51,52上でユーザが指定したパスを「指定パス」と称し、特に、入力画面51(図7)上で指定された2系統のパス(第1画像シーケンスで設定すべきパス)を「第1指定パス」と称し、入力画面52(図8)上で指定された2系統のパス(第2画像シーケンスで設定すべきパス)を「第2指定パス」と称す。
開始ボタン51Cが選択されると(ステップS15YES)、CPU43は設定リスト51Bに反映されている指定回数と指定パスとを認識し、指定回数の情報と、指定パスの情報と、開始指示とをコントロールユニット3へ送信する(ステップS17)。
図9は、コントロールユニット3のCPU37の動作フローチャートである。
CPU37は、指定回数の情報と、指定パスの情報と、開始指示とを受信すると(ステップS31YES)、レーザユニット12からコントロールユニット3までのパスを第1指定パス(図7参照)に設定し(ステップS33)、その設定下で第1画像取得シーケンスを実行する(ステップS34)。
具体的に、CPU37は、制御回路38へ指示を与えてレーザユニット12の使用レーザ光源を第1レーザ光源121と第3レーザ光源123との2つに設定してから、前述した走査を開始し、1フレーム分の走査期間に第1フレームメモリ311及び第3フレームメモリ313へ個別に蓄積される2種類の蛍光画像信号(第1蛍光の蛍光画像信号と第3蛍光の蛍光画像信号)を逐次読み出し、それらの蛍光画像信号を互いに区別してコンピュータ4へ送信する。
第1画像取得シーケンスの終了直後、CPU37は、レーザユニット12からコントロールユニット3までのパスを第2指定パスに設定し(ステップS33)、その設定下で第2画像取得シーケンスを実行する(ステップS34)。
具体的に、CPU37は、制御回路38へ指示を与えてレーザユニット12の使用レーザ光源を第2レーザ光源122と第4レーザ光源124との2つに設定してから、前述した走査を開始し、1フレーム分の走査期間に第1フレームメモリ311及び第2フレームメモリ312へ個別に蓄積される2種類の蛍光画像信号(第4蛍光の蛍光画像信号と第2蛍光の蛍光画像信号)を逐次読み出し、それらの蛍光画像信号を互いに区別してコンピュータ4へ送信する。
一方、コンピュータ4のCPU43は、図5のステップS19に示すとおり、第1画像取得シーケンスの実行中に第1蛍光の蛍光画像信号と第3蛍光の蛍光画像信号とを受信すると、それらの蛍光画像信号を、第1指定パス(図7参照)に従ってRAM40へ格納する(ステップS19)。具体的に、CPU43は、第1蛍光の蛍光画像信号を第1記憶エリア401へ格納し、第3蛍光の蛍光画像信号を第3記憶エリア403へ格納する。
それと同時に、CPU43は、第1記憶エリア401に格納される第1蛍光の蛍光画像信号と、第3記憶エリア403に格納される第3蛍光の蛍光画像信号とを、それぞれインタフェース回路45を介してモニタ5へ送出する(ステップS20)。
続いて、コンピュータ4のCPU43は、第2画像取得シーケンスの実行中に第4蛍光の蛍光画像信号と第2蛍光の蛍光画像信号とを受信すると、それらの蛍光画像信号を、第2指定パス(図8参照)に従ってRAM40へ格納する(ステップS19)
具体的に、CPU43は、第4蛍光の蛍光画像信号を第4記憶エリア404へ格納し、第2蛍光の蛍光画像信号を第2記憶エリア402へ格納する。
それと同時に、CPU43は、第4記憶エリア404に格納される第4蛍光の蛍光画像信号と、第2記憶エリア402に格納される第2蛍光の蛍光画像信号とを、それぞれインタフェース回路45を介してモニタ5へ送出する(ステップS20)。
なお、互いに異なる記憶エリアから読み出された第1蛍光の蛍光画像信号、第2蛍光の蛍光画像信号、第3蛍光の蛍光画像信号、第4蛍光の蛍光画像信号は、モニタ5上の互いに異なる領域へ送出される。
以上の結果、本システムでは、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とが連続して行われ、合計4種類の蛍光画像が取得される。
このうち、先の画像取得と後の画像取得との間には、本システムのパスが第1指定パス(図7参照)から第2指定パス(図8参照)へと変更される。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域から第4蛍光の波長帯域へと切り替わる。しかし、第1PMT201の検出チャンネルの切り替えは前述したとおり高速に行われるので、先の画像取得と後の画像取得との間のタイムラグは極めて短時間に抑えられる。
なお、以上の説明では、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とを連続して行うことを想定したが、本システムを利用すれば、例えば、第1蛍光試薬及び第2蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「3励起−3蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第3蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「3励起−3蛍光の画像取得」とを連続して行うなど、他の多様な使用形態を採ることが可能である。何れの使用形態が採用されたとしても、先の画像取得と後の画像取得との間のタイムラグは極めて短時間に抑えられる。
また、本システムでは、画像取得シーケンスで設定されるべきパスの全区間をユーザに選択させたが、パスの一部の区間をコンピュータ4に自動で選択させてもよい。
例えば、入力画面51,52上で第1レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第1レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第1記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第2レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第2レーザ光源→第2PMT→第2フレームメモリ→第2記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第3レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第3レーザ光源→第3PMT→第3フレームメモリ→第3記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第4レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第4レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第4記憶エリア」というパスが自動的に選択されてもよい。
また、本システムに採用された画像取得方法は、複数の蛍光画像をフレーム単位で取得するフレームシーケンシャルな取得方法であったが、複数の蛍光画像をライン単位で取得するラインシーケンシャルな取得方法としてもよい。
前述したとおり、本システムでは第1PMT201の検出チャンネルの切り替えが高速に行われるので、波長帯域の異なる複数の蛍光画像を第1PMTで取得する場合にも、ラインシーケンシャルな取得方法を採用することができる。但し、その場合は、本システムを図10に示すとおりに変形することが望ましい。
図10に示すシステムでは、コントロールユニット3にフレームメモリが1つ追加されている。図10において、追加フレームメモリに符号310を付与した。また、第1A/D変換器301と第1フレームメモリ311との間には、スイッチング素子3Aが設けられる。追加フレームメモリ310はそのスイッチング素子3Aに接続される。
スイッチング素子3Aは、第1A/D変換器301の接続先を、第1フレームメモリ311と追加フレームメモリ310との間で高速に切り替えることが可能である。
図10に示すシステムの制御回路38は、画像取得に当たり、スキャナ16と、レーザユニット12と、スイッチング素子3Aとの3者を同期制御し、観察領域の同一ラインを2回ずつ集光点で走査する。しかも、制御回路38は、同一ラインの1回目の走査期間と2回目の走査期間との間に、レーザユニット12の使用レーザ光源を切り替えると共に、第1A/D変換器301の接続先を切り替える。
例えば、レーザユニット12の使用レーザ光源と第1A/D変換器301の接続先との組み合わせが、同一ラインの1回目の走査期間には第1レーザ光源121と第1フレームメモリ311との組み合わせに設定され、同一ラインの2回目の走査期間には第4レーザ光源124と追加フレームメモリ310との組み合わせに設定されたとする。
その場合、観察領域全体の走査が終了するまでに、第1フレームメモリ311には第1蛍光の蛍光画像信号が、追加フレームメモリ310には第4蛍光の蛍光画像信号がそれぞれ蓄積される。
このように、ラインシーケンシャルな取得方法を採用すれば、第1PMT201を使用した第1蛍光の蛍光画像の取得タイミングと、第1PMT201を使用した第4蛍光の蛍光画像の取得タイミングとを略一致させることができる。
本発明は、共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムなどの蛍光観察システムに適用される蛍光検出装置、及びその蛍光検出システムに関する。
一般に、共焦点レーザ蛍光顕微鏡の蛍光検出ユニットには光電子倍増管(フォトマルチプライヤ、以下「PMT」と称す。)が用いられる。PMTの入射側には、特定の波長帯域の蛍光のみを透過するバリアフィルタが配置される。多くの蛍光検出ユニットには、検出対象となる波長帯域(検出チャンネル)を複数化するために、PMT及びバリアフィルタが複数セット搭載される(特許文献1などを参照)。検出チャンネルを増設する場合は、PMT及びバリアフィルタのセット数を増やせばよい。
但し、PMTの個数が増えると、蛍光検出ユニットのコストが大幅に増大する。そこで、複数のバリアフィルタを装着したターレットを使用し、1つのPMTへ入射可能な蛍光の波長帯域を切り替える方法が考えられる(特許文献2などを参照)。このようにしてPMTの検出チャンネルを切り替え可能にすれば、PMTの個数を抑えつつ検出チャンネルの数を増やすことができる。
特開2006−220954号公報 特開2003−295064号公報
しかしながらPMTの検出チャンネルを切り替えながら複数の蛍光画像を取得すると、個々の蛍光画像の取得タイミングにタイムラグが生じる。
そこで本発明は、検出チャンネルの切り替えを高速化することが容易な蛍光検出装置を提供することを目的とする。また、本発明は、波長帯域の異なる複数の蛍光画像を低コストでなるべく高速に取得することのできる蛍光観察システムを提供することを目的とする。
本発明の蛍光検出装置は、被観察物上の照明領域で生じた蛍光の光路に配置される光検出素子と、前記光路に配置され、検出すべき被観察物上の照明領域で生じた、波長帯域の異なる複数の蛍光のうち、少なくとも2つの蛍光に対して透過性を示すバリアフィルタとを備えたことを特徴とする。
以下、本発明を適用した共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムについて説明する。
先ず、本システムの構成を説明する。
図1は、共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムの構成図である。図1に示すとおり、本システムには、顕微鏡本体1と、顕微鏡本体1に光ファイバ13で接続されたレーザユニット12と、顕微鏡本体1に光ファイバ20で接続された蛍光検出ユニット2とが備えられる。また、本システムには、顕微鏡本体1とレーザユニット12と蛍光検出ユニット2との各々に電気的に接続されたコントロールユニット3と、コントロールユニット3に通信ケーブルで接続された不図示のコンピュータとが備えられる。
レーザユニット12には、互いに異なる波長のレーザ光を発光する第1レーザ光源121、第2レーザ光源122、第3レーザ光源123、第4レーザ光源124が備えられる。このレーザユニット12には、AOTF等の波長可変フィルタ12Aとシャッタ100とが備えられる。レーザユニット12は、これら波長可変フィルタ12A及びシャッタ100の動作を組み合わせることにより、使用レーザ光源を変更したり、レーザユニット12から射出するレーザ光のオン/オフ制御を行ったりすることができる。
顕微鏡本体1には、コリメートレンズ14と、ダイクロイックミラー15と、スキャナ16と、対物レンズ17と、結像レンズ18と、共焦点絞り19と、ステージ11とが備えられる。ステージ11には、標本10Aが支持される。標本10Aは、多重染色された標本であり、その中には励起波長の異なる複数種類の蛍光物質が混在している。ここでは、複数種類の蛍光物質を第1蛍光物質、第2蛍光物質、第3蛍光物質、第4蛍光物質の4種類とする。前述した第1レーザ光源121の発光波長は、第1蛍光物質の励起波長と同じであり、第2レーザ光源122の発光波長は、第2蛍光物質の励起波長と同じであり、第3レーザ光源123の発光波長は、第3蛍光物質の励起波長と同じであり、第4レーザ光源124の発光波長は、第4蛍光物質の励起波長と同じである。これら発光波長の具体例は後述する。
蛍光検出ユニット2には、第1ダイクロイックミラー21と、第2ダイクロイックミラー22と、第1バリアフィルタ211と、第2バリアフィルタ212と、第3バリアフィルタ213と、第1PMT201と、第2PMT202と、第3PMT203とが備えられる。第1PMT201,第2PMT202,第3PMT203は、何れも同じ特性のPMTであり、検出波長帯域は可視光帯域(例えば、400nm〜750nm)である。因みに、蛍光検出ユニット2に備えられるPMTの個数(ここでは3)は、レーザユニット12に備えられるレーザ光源の個数(ここでは4)よりも少ない。
コントロールユニット3には、CPU37と、制御回路38と、第1A/D変換器301と、第2A/D変換器302と、第3A/D変換器303と、第1フレームメモリ311と、第2フレームメモリ312と、第3フレームメモリ313と、インタフェース回路39とが備えられる。
レーザユニット12から射出したレーザ光は、光ファイバ13を介して顕微鏡本体1へ導光される。そのレーザ光はコリメートレンズ14、ダイクロイックミラー15、スキャナ16、対物レンズ17を順に介して標本10A上の1点へ集光し、その集光点に存在する蛍光物質を励起する。例えば、レーザユニット12の使用レーザ光源が第1レーザ光源121のみであった場合は第1蛍光物質のみが励起され、第1蛍光物質のみが蛍光を発する。また、レーザユニット12の使用レーザ光源が第2レーザ光源122のみであった場合、第2蛍光物質のみが励起され、第2蛍光物質のみが蛍光を発する。また、レーザユニット12の使用レーザ光源が第3レーザ光源123のみであった場合、第3蛍光物質のみが励起され、第3蛍光物質のみが蛍光を発する。また、使用レーザ光源が第4レーザ光源124のみであった場合、第4蛍光物質のみが励起され、第4蛍光物質のみが蛍光を発する。以下、第1蛍光物質が発する蛍光、第2蛍光物質が発する蛍光、第3蛍光物質が発する蛍光、第4蛍光物質が発する蛍光を、それぞれ「第1蛍光」、「第2蛍光」、「第3蛍光」、「第4蛍光」と称す。
集光点で発生した蛍光(第1蛍光〜第4蛍光の少なくとも1つ)は、対物レンズ17、スキャナ16、ダイクロイックミラー15、結像レンズ18を順に介して共焦点絞り19の開口近傍へ集光する。このうち、共焦点絞り19の開口を通過した蛍光は、光ファイバ20を介して蛍光検出ユニット2へ導かれる。なお、スキャナ16が駆動されると、レーザ光の集光点が標本10A上を移動する。また、集光点で発生した第1蛍光〜第4蛍光の顕微鏡本体における振る舞いは、互いに同じである。但し、第1蛍光〜第4蛍光は、蛍光検出ユニット2において互いに異なる振る舞いをする。
蛍光検出ユニット2へ入射した第1蛍光は、第1ダイクロイックミラー21にて反射し、第1バリアフィルタ211を透過し、第1PMT201へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第2蛍光は、第1ダイクロイックミラー21を透過し、第2ダイクロイックミラー22を反射し、第2バリアフィルタ212を透過し、第2PMT202へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第3蛍光は、第1ダイクロイックミラー21、第2ダイクロイックミラー22を順に透過し、第3バリアフィルタ213を透過して第3PMT203へ向かう。蛍光検出ユニット2へ入射した第4蛍光は、第1ダイクロイックミラー21を反射し、第1バリアフィルタ211を透過し、第1PMT201へ向かう。
すなわち、第1ダイクロイックミラー21は、第1蛍光及び第4蛍光の波長帯域の光に反射性を示し、第2蛍光及び第3蛍光の波長帯域の光に透過性を示す。また、第1バリアフィルタ211は、第1蛍光及び第4蛍光の波長帯域の光に透過性を示し、それ以外の波長帯域の光に吸収性を示す。詳細は後述するが、第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域とは互いに離散しているので、第1バリアフィルタ211には、互いに離れた複数の波長帯域の光を透過するデュアルパスバリアフィルタが使用される。
第1PMT201、第2PMT202、第3PMT203の各々は、入射光の強度を示す信号を生成する。第1PMT201が生成する信号と、第2PMT202が生成する信号と、第3PMT203が生成する信号とは、コントロールユニット3へ入力される。
このうち第1PMT201が生成する信号は、第1A/D変換器301を介して第1フレームメモリ311へ蓄積され、第2PMT202が生成する信号は、第2A/D変換器302を介して第2フレームメモリ312へ蓄積され、第3PMT203が生成する信号は、第3A/D変換器303を介して第3フレームメモリ313へ蓄積される。
つまり、「第1PMT201→第1A/D変換器301→第1フレームメモリ311」という信号路は、第1蛍光の信号と第4蛍光の信号とに兼用される。また、「第2PMT202→第2A/D変換器302→第2フレームメモリ312」という信号路は、第2蛍光の信号に専用の信号路であり、「第3PMT203→第3A/D変換器303→第3フレームメモリ313」という信号路は、第3蛍光の信号に専用の信号路である。
コントロールユニット3の制御回路38は、スキャナ16及びレーザユニット12を同期制御し、レーザ光の集光点で標本10A上の観察領域を走査する。1フレーム分の走査期間に、第1フレームメモリ311,第2フレームメモリ312,第3フレームメモリ313の少なくとも1つには、1フレーム分の信号(蛍光画像信号)が蓄積される。CPU37はこの蛍光画像信号を読み出し、それをインタフェース回路39を介してコンピュータへ送信する。以上のコントロールユニット3の動作手順を、以下では「画像取得シーケンス」と称す。
この画像取得シーケンスの実行に当たり、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を、第1レーザ光源121と第4レーザ光源124とのうち前者のみに設定すると、集光点では第4蛍光は発生せずに第1蛍光が発生する。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域に設定されたことになり、第1フレームメモリ311に第1蛍光の蛍光画像信号が蓄積される。
一方、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を、第1レーザ光源121と第4レーザ光源124とのうち後者のみに設定すると、集光点では第1蛍光は発生せずに第4蛍光が発生する。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第4蛍光の波長帯域に設定されたことになり、第1フレームメモリ311に第4蛍光の蛍光画像信号が蓄積される。
したがって、本システムでは、制御回路38がレーザユニット12の使用レーザ光源を第1レーザ光源121と第4レーザ光源124との間で切り替えるだけで、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域との間で切り替わる。前述したとおりレーザユニット12には波長可変フィルタ12Aが使用されているので、この切り替えは極めて高速に行われる。
次に、本システムの各部の特性の具体例を示す。
・第1レーザ光源121の発光波長(=第1蛍光物質の励起波長):408nm,
・第2レーザ光源122の発光波長(=第2蛍光物質の励起波長):488nm,
・第3レーザ光源123の発光波長(=第3蛍光物質の励起波長):543nm,
・第4レーザ光源124の発光波長(=第4蛍光物質の励起波長):633nm,
・第1蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第2蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第3蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第4蛍光物質のストークシフト:25nm,
・第1蛍光物質の蛍光(第1蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第2蛍光物質の蛍光(第2蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第3蛍光物質の蛍光(第3蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第4蛍光物質の蛍光(第4蛍光)の波長幅:30nm(±15nm)
・第1ダイクロイックミラー21の反射波長帯域:〜449nm,643nm〜(449nm〜643nmは透過波長帯域)
・第1バリアフィルタ211の透過波長帯域:418nm〜448nm,643nm〜673nm(〜418nm,448nm〜643nm,673nm〜は吸収波長帯域)
・第2ダイクロイックミラー22の反射波長帯域:〜529nm(529nm〜は透過波長帯域)
・第2バリアフィルタ212の透過波長帯域:498nm〜528nm(〜498nm,528nm〜は吸収波長帯域)
・第3バリアフィルタ213の透過波長帯域:553nm〜(〜553nmは吸収波長帯域)
以上の具体例における各レーザ光源の発光波長特性を同一グラフ上に描くと、図2(A)に示すとおりになる。
また、各蛍光物質の蛍光波長特性を同一グラフ上に描くと、図2(B)に示すとおりになる。
また、第1ダイクロイックミラー21の反射波長特性をグラフ上に描くと、図2(C)に示すとおりとなり、第1バリアフィルタ211の透過波長特性をグラフ上に描くと、図2(D)に示すとおりとなる。
したがって、使用レーザ光源が第1レーザ光源121と第4レーザ光源124との間で切り替わると、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域と第4蛍光の波長帯域との間で切り替わることは明らかである。
因みに、この具体例では、切り替え前後の検出チャンネル同士が十分に離れているので、切り替え直前に発生していた蛍光が、切り替えの直後の蛍光画像信号へノイズを与える現象(クロストーク)は発生しにくい。
また、以上の具体例における第2ダイクロイックミラー22の反射波長特性をグラフ上に描くと、図3(B)に示すとおりとなり、第2バリアフィルタ212の透過波長特性をグラフ上に描くと、図3(C)に示すとおりとなる。なお、図3(A)には、第2ダイクロイックミラー22に到達しうる蛍光(第2蛍光と第3蛍光)を示した。したがって、第2PMT202の検出チャンネルが第2蛍光の波長帯域に略一致していることは明らかである。
また、以上の具体例における第3バリアフィルタ213の透過波長特性をグラフ上に描くと、図3(D)に示すとおりである。したがって、第3PMT203の検出チャンネルが第3蛍光の波長帯域に略一致していることは明らかである。
次に、本システムのコンピュータを簡単に説明する。
図4は、コンピュータの構成図である。コンピュータ4には、RAM40、インタフェース回路41、ROM42、CPU43、ハードディスクドライブ44、インタフェース回路45、インタフェース回路46が備えられる。コンピュータ4は、インタフェース回路41を介してコントロールユニット3へ接続され、インタフェース回路45及びインタフェース回路46を介してモニタ5及び入力器6へ接続される。
ハードディスクドライブ44には、コンピュータ4を本システムの情報処理装置として機能させるためのアプリケーションソフトウエアのプログラムが格納される。このプログラムは、必要に応じてRAM40上に読み出され、CPU43によって実行される。以下に説明するCPU43の動作は、このプログラムに従うものとする。
CPU43は、インタフェース回路45を介してモニタ5へGUI画面を表示すると共に、インタフェース回路46を介して入力器6の操作内容を認識する。また、CPU43は、インタフェース回路41を介してコントロールユニット3のCPU37と通信を行い、各種の情報を送受信する。
また、CPU43は、コントロールユニット3から受信した蛍光画像信号を格納する記憶エリアとして、RAM40上に4つの記憶エリア、すなわち第1記憶エリア401、第2記憶エリア402、第3記憶エリア403、第4記憶エリア404を割り当てている。個々の記憶エリアは、1フレーム分の蛍光画像信号を格納することができる。
次に、本システム全体の動作の流れを説明する。ここでは、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とを連続して行うことを想定する。
図5は、コンピュータ4のCPU43の動作フローチャートである。
先ず、CPU43は、画像取得シーケンスの回数mをユーザに指定させる(ステップS11)。ここでは回数mとして「2」が指定される。以下、この回数を「指定回数」と称す。
続いて、CPU43は、第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面51(図6)をモニタ5へ表示する(ステップS13)。
図6に示すとおり、入力画面51には本システムの各要素、すなわち第1レーザ光源〜第4レーザ光源、第1PMT〜第3PMT、第1フレームメモリ〜第3フレームメモリ、第1記憶エリア〜第4記憶エリアの各々のマークが配置される。また、入力画面51には、入力済みの情報を示す設定リスト51Bと、切り替えボタン51Aと、開始ボタン51Cとが配置される。
ユーザはこの入力画面51上で、第1画像取得シーケンスの実行時に本システムに設定すべきパスを、最大3系統まで指定することができる。
ユーザは、図7に示すとおり、第1レーザ光源のマーク51aと、第1PMT又は第1フレームメモリのマーク51bと、第1記憶エリアのマーク51cとを連続して選択する。このとき、入力画面51上には、「第1レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第1記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
また、ユーザは、同じ入力画面51上で、第3レーザ光源のマーク51dと、第3PMT又は第3フレームメモリのマーク51eと、第3記憶エリアのマーク51fとを連続して選択する。このとき、入力画面51上には、「第3レーザ光源→第3PMT→第3フレームメモリ→第3記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
なお、第1PMTと第1フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第1PMTのマークと第1フレームメモリのマークとのうち一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
また、第2PMTと第2フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第2PMTのマークと第2フレームメモリのマークとの一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
また、第3PMTと第3フレームメモリとは共通のパスに配置される要素なので、入力画面51上で第3PMTのマークと第3フレームメモリのマークと一方が選択されると、他方も自動的に選択されるものとする。
ユーザは、入力画面51を目視し、表示中のパス(ここでは2系統のパス)に満足すると、切り替えボタン51Aを操作する。
切り替えボタン51Aが操作されると(ステップS14YES)、CPU43は、第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面51(図7)に代えて、第2画像取得シーケンスに関するパスの入力画面52(図8)をモニタ5へ表示する(ステップS13)。
図8に示すとおり、この入力画面52にも入力画面51(図6)と同様、本システムの各要素のマークと、設定リスト51Bと、切り替えボタン51Aと、開始ボタン51Cとが配置される。ユーザはこの入力画面52上で、第2画像取得シーケンスの実行時に本システムに設定すべきパスを、最大3系統まで指定することができる。
ユーザは、図8に示すとおり、第2レーザ光源のマーク51gと、第2PMT又は第2フレームメモリのマーク51hと、第2記憶エリアのマーク51iとを連続して選択する。このとき、入力画面52上には、「第2レーザ光源→第2PMT→第2フレームメモリ→第2記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
また、ユーザは、同じ入力画面52上で、第4レーザ光源のマーク51jと、第1PMT又は第1フレームメモリのマーク51kと、第4記憶エリアのマーク51mとを連続して選択する。このとき、入力画面52上には、「第4レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第4記憶エリア」というパスが矢印線等で描かれる。このパスの情報は、設定リスト51Bにも反映される。
なお、入力画面52上でも、第1PMTのマークと第1フレームメモリのマークとのうち一方が選択されると他方も自動的に選択され、第2PMTのマークと第2フレームメモリのマークとの一方が選択されると他方も自動的に選択され、第3PMTのマークと第3フレームメモリのマークとの一方が選択されると他方も自動的に選択されるものとする。
ユーザは、入力画面52を目視し、表示中のパス(ここでは2系統のパス)に満足すると、開始ボタン51Cを選択する。
以下、入力画面51,52上でユーザが指定したパスを「指定パス」と称し、特に、入力画面51(図7)上で指定された2系統のパス(第1画像シーケンスで設定すべきパス)を「第1指定パス」と称し、入力画面52(図8)上で指定された2系統のパス(第2画像シーケンスで設定すべきパス)を「第2指定パス」と称す。
開始ボタン51Cが選択されると(ステップS15YES)、CPU43は設定リスト51Bに反映されている指定回数と指定パスとを認識し、指定回数の情報と、指定パスの情報と、開始指示とをコントロールユニット3へ送信する(ステップS17)。
図9は、コントロールユニット3のCPU37の動作フローチャートである。
CPU37は、指定回数の情報と、指定パスの情報と、開始指示とを受信すると(ステップS31YES)、レーザユニット12からコントロールユニット3までのパスを第1指定パス(図7参照)に設定し(ステップS33)、その設定下で第1画像取得シーケンスを実行する(ステップS34)。
具体的に、CPU37は、制御回路38へ指示を与えてレーザユニット12の使用レーザ光源を第1レーザ光源121と第3レーザ光源123との2つに設定してから、前述した走査を開始し、1フレーム分の走査期間に第1フレームメモリ311及び第3フレームメモリ313へ個別に蓄積される2種類の蛍光画像信号(第1蛍光の蛍光画像信号と第3蛍光の蛍光画像信号)を逐次読み出し、それらの蛍光画像信号を互いに区別してコンピュータ4へ送信する。
第1画像取得シーケンスの終了直後、CPU37は、レーザユニット12からコントロールユニット3までのパスを第2指定パスに設定し(ステップS33)、その設定下で第2画像取得シーケンスを実行する(ステップS34)。
具体的に、CPU37は、制御回路38へ指示を与えてレーザユニット12の使用レーザ光源を第2レーザ光源122と第4レーザ光源124との2つに設定してから、前述した走査を開始し、1フレーム分の走査期間に第1フレームメモリ311及び第2フレームメモリ312へ個別に蓄積される2種類の蛍光画像信号(第4蛍光の蛍光画像信号と第2蛍光の蛍光画像信号)を逐次読み出し、それらの蛍光画像信号を互いに区別してコンピュータ4へ送信する。
一方、コンピュータ4のCPU43は、図5のステップS19に示すとおり、第1画像取得シーケンスの実行中に第1蛍光の蛍光画像信号と第3蛍光の蛍光画像信号とを受信すると、それらの蛍光画像信号を、第1指定パス(図7参照)に従ってRAM40へ格納する(ステップS19)。具体的に、CPU43は、第1蛍光の蛍光画像信号を第1記憶エリア401へ格納し、第3蛍光の蛍光画像信号を第3記憶エリア403へ格納する。
それと同時に、CPU43は、第1記憶エリア401に格納される第1蛍光の蛍光画像信号と、第3記憶エリア403に格納される第3蛍光の蛍光画像信号とを、それぞれインタフェース回路45を介してモニタ5へ送出する(ステップS20)。
続いて、コンピュータ4のCPU43は、第2画像取得シーケンスの実行中に第4蛍光の蛍光画像信号と第2蛍光の蛍光画像信号とを受信すると、それらの蛍光画像信号を、第2指定パス(図8参照)に従ってRAM40へ格納する(ステップS19)
具体的に、CPU43は、第4蛍光の蛍光画像信号を第4記憶エリア404へ格納し、第2蛍光の蛍光画像信号を第2記憶エリア402へ格納する。
それと同時に、CPU43は、第4記憶エリア404に格納される第4蛍光の蛍光画像信号と、第2記憶エリア402に格納される第2蛍光の蛍光画像信号とを、それぞれインタフェース回路45を介してモニタ5へ送出する(ステップS20)。
なお、互いに異なる記憶エリアから読み出された第1蛍光の蛍光画像信号、第2蛍光の蛍光画像信号、第3蛍光の蛍光画像信号、第4蛍光の蛍光画像信号は、モニタ5上の互いに異なる領域へ送出される。
以上の結果、本システムでは、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とが連続して行われ、合計4種類の蛍光画像が取得される。
このうち、先の画像取得と後の画像取得との間には、本システムのパスが第1指定パス(図7参照)から第2指定パス(図8参照)へと変更される。このときには、第1PMT201の検出チャンネルが第1蛍光の波長帯域から第4蛍光の波長帯域へと切り替わる。しかし、第1PMT201の検出チャンネルの切り替えは前述したとおり高速に行われるので、先の画像取得と後の画像取得との間のタイムラグは極めて短時間に抑えられる。
なお、以上の説明では、第1蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「2励起−2蛍光の画像取得」とを連続して行うことを想定したが、本システムを利用すれば、例えば、第1蛍光試薬及び第2蛍光試薬及び第3蛍光試薬による「3励起−3蛍光の画像取得」と、第2蛍光試薬及び第3蛍光試薬及び第4蛍光試薬による「3励起−3蛍光の画像取得」とを連続して行うなど、他の多様な使用形態を採ることが可能である。何れの使用形態が採用されたとしても、先の画像取得と後の画像取得との間のタイムラグは極めて短時間に抑えられる。
また、本システムでは、画像取得シーケンスで設定されるべきパスの全区間をユーザに選択させたが、パスの一部の区間をコンピュータ4に自動で選択させてもよい。
例えば、入力画面51,52上で第1レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第1レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第1記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第2レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第2レーザ光源→第2PMT→第2フレームメモリ→第2記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第3レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第3レーザ光源→第3PMT→第3フレームメモリ→第3記憶エリア」というパスが自動的に選択され、第4レーザ光源のマークをユーザが選択しただけで「第4レーザ光源→第1PMT→第1フレームメモリ→第4記憶エリア」というパスが自動的に選択されてもよい。
また、本システムに採用された画像取得方法は、複数の蛍光画像をフレーム単位で取得するフレームシーケンシャルな取得方法であったが、複数の蛍光画像をライン単位で取得するラインシーケンシャルな取得方法としてもよい。
前述したとおり、本システムでは第1PMT201の検出チャンネルの切り替えが高速に行われるので、波長帯域の異なる複数の蛍光画像を第1PMTで取得する場合にも、ラインシーケンシャルな取得方法を採用することができる。但し、その場合は、本システムを図10に示すとおりに変形することが望ましい。
図10に示すシステムでは、コントロールユニット3にフレームメモリが1つ追加されている。図10において、追加フレームメモリに符号310を付与した。また、第1A/D変換器301と第1フレームメモリ311との間には、スイッチング素子3Aが設けられる。追加フレームメモリ310はそのスイッチング素子3Aに接続される。
スイッチング素子3Aは、第1A/D変換器301の接続先を、第1フレームメモリ311と追加フレームメモリ310との間で高速に切り替えることが可能である。
図10に示すシステムの制御回路38は、画像取得に当たり、スキャナ16と、レーザユニット12と、スイッチング素子3Aとの3者を同期制御し、観察領域の同一ラインを2回ずつ集光点で走査する。しかも、制御回路38は、同一ラインの1回目の走査期間と2回目の走査期間との間に、レーザユニット12の使用レーザ光源を切り替えると共に、第1A/D変換器301の接続先を切り替える。
例えば、レーザユニット12の使用レーザ光源と第1A/D変換器301の接続先との組み合わせが、同一ラインの1回目の走査期間には第1レーザ光源121と第1フレームメモリ311との組み合わせに設定され、同一ラインの2回目の走査期間には第4レーザ光源124と追加フレームメモリ310との組み合わせに設定されたとする。
その場合、観察領域全体の走査が終了するまでに、第1フレームメモリ311には第1蛍光の蛍光画像信号が、追加フレームメモリ310には第4蛍光の蛍光画像信号がそれぞれ蓄積される。
このように、ラインシーケンシャルな取得方法を採用すれば、第1PMT201を使用した第1蛍光の蛍光画像の取得タイミングと、第1PMT201を使用した第4蛍光の蛍光画像の取得タイミングとを略一致させることができる。
共焦点レーザ蛍光顕微鏡システムの構成図である。 (A)は各レーザ光源の発光波長特性、(B)は各蛍光物質の蛍光波長特性、(C)は第1ダイクロイックミラーの反射波長特性、(D)は第1バリアフィルタ211の反射波長特性である。 (A)は第2ダイクロイックミラー22に到達しうる蛍光(第2蛍光と第3蛍光)の蛍光波長特性、(B)は第2ダイクロイックミラー22の反射波長特性、(C)は第2バリアフィルタ212の透過波長特性、(D)は第3バリアフィルタ213の透過波長特性である。 コンピュータの構成図である。 コンピュータ4のCPU43の動作フローチャートである。 第1画像取得シーケンスに関するパスの入力画面である。 パスが指定されたときの入力画面である。 第2画像取得シーケンスに関するパスの入力画面である。 コントロールユニット3のCPU37の動作フローチャートである。 本システムの変形例の構成図である。

Claims (17)

  1. 被観察物上の照明領域で生じた蛍光の光路に配置される光検出素子と、
    前記光路に配置され、波長帯域の異なる複数の蛍光のうち、少なくとも2つの蛍光に対して透過性を示すバリアフィルタと、
    を備えたことを特徴とする蛍光検出装置。
  2. 請求項1記載の蛍光検出装置において、
    前記バリアフィルタは、前記光検出素子の蛍光入射側の直前に設けられる
    ことを特徴とする蛍光検出装置。
  3. 請求項1記載の蛍光検出装置において、
    前記バリアフィルタは、前記光検出素子と対になるように配置されている
    ことを特徴とする蛍光検出装置。
  4. 請求項1記載の蛍光検出装置において、
    前記バリアフィルタの蛍光入射側に設けられ、前記波長帯域が異なる複数の蛍光のうち少なくとも2つの異なる波長帯域の蛍光を反射させ、残りの波長帯域の蛍光のうち少なくとも1つの波長帯域の蛍光を透過させるダイクロイックミラーを備えている
    ことを特徴とする蛍光検出装置。
  5. 請求項4記載の蛍光検出装置において、
    前記ダイクロイックミラーは、照明領域で生じた蛍光のうち少なくとも2つの異なる波長帯域の蛍光を反射させ、残りの蛍光のうち少なくとも1つの波長帯域の蛍光を透過させる第1のダイクロイックミラーと、該第1のダイクロイックミラーを透過した前記少なくとも1つの波長帯域の蛍光を反射させる第2のダイクロイックミラーとを少なくとも有し、
    前記バリアフィルタは、前記第1のダイクロイックミラーを反射した少なくとも2つの異なる波長帯域の蛍光を透過させる第1のバリアフィルタと、前記第2のダイクロイックミラーを反射した少なくとも1つの波長帯域の蛍光を透過させる第2のバリアフィルタとを少なくとも有し、
    前記光検出素子は、第1のバリアフィルタを透過した前記少なくとも2つの異なる波長帯域の蛍光が入射される第1の光検出素子と、前記第2のダイクロイックミラーを反射した少なくとも1つの波長帯域の蛍光が入射される第2の光検出素子とを少なくとも有している
    ことを特徴とする蛍光検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の蛍光検出装置と、
    前記照明領域へ入射する照明光の波長を、前記複数の蛍光のいずれかを発生させるのに必要な複数の励起波長の少なくとも1つに設定し、それによって前記光検出素子の検出チャンネルの設定を行う制御装置と、
    を備えたことを特徴とする蛍光観察システム。
  7. 請求項6に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記検出チャンネルを切り替えながら、波長帯域の異なる複数の蛍光画像信号を前記光検出素子から互いに異なるタイミングで取得する
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  8. 請求項7に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記検出チャンネルの切り替えをフレーム単位で行う
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  9. 請求項7に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記蛍光観察装置は、
    前記照明領域で前記被観察物を走査する光走査装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記検出チャンネルの切り替えをライン単位で行う
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記制御装置が取得する複数の蛍光画像信号を取り込み、それらを互いに異なるメモリ空間へ個別に格納する情報処理装置を更に備えた
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  11. 請求項4又は5記載の蛍光検出装置と、
    前記少なくとも2つの異なる波長帯域の蛍光が前記光検出素子に入射されたときに得られる信号を、各々異なる2つの信号として処理するA/D変換器と、を備えている
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  12. 請求項11記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記A/D変換器で変換された異なる2つの信号は、それぞれ異なる情報として同一の記憶装置に記憶されることを特徴とする蛍光観察システム。
  13. 請求項11又は12に記載の蛍光観察システムにおいて、
    異なる波長の光をそれぞれ発する少なくとも2つの光源と、
    前記光源からの光を1つの光路にする光学系と、
    前記1つの光路に設置される波長可変フィルタと、
    を備えている
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
  14. 請求項13に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記少なくとも2つの光源と前記光学系との間に、該少なくとも2つの光源のそれぞれに対応したシャッタが設けられていることを特徴とする蛍光観察システム。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記被観察物からの蛍光は共焦点絞りを通過した後、前記光検出素子に導かれることを特徴とする蛍光観察システム。
  16. 請求項6記載の蛍光観察システムにおいて、
    複数の光源のそれぞれに対応するマーク、複数の光検出素子のそれぞれに対応するマーク及び複数の記憶部のそれぞれに対応するマークを少なくとも表示するモニタを備え、
    前記制御装置は、前記光源、光検出素子及び記憶部の各項目からマークがそれぞれ選択されたときに、選択された各項目のマークを線で繋ぐことでパスを表示することを特徴とする蛍光観察システム。
  17. 請求項15記載の蛍光観察システムにおいて、
    前記マークは同一の項目から複数選択可能であり、
    前記マークが同一の項目から複数選択されたときには、選択されたマークのそれぞれを含むパスを複数同時に表示する
    ことを特徴とする蛍光観察システム。
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