JP2010156727A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 より高品質の画像を撮影でき、離れた位置にある対象物を撮像することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】 一実施形態の撮像装置は、レンズ、光ファイバ、光検出素子、アクチュエータ、及び、コントローラを備えている。光ファイバは、レンズからの光を受ける一端面を有している。光検出素子は、光ファイバの他端面に光学的に結合されている。アクチュエータは、レンズと光ファイバの一端面との相対位置を、当該一端面における光ファイバの光軸に垂直な方向に変化させる。コントローラは、アクチュエータの運動を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 一実施形態の撮像装置は、レンズ、光ファイバ、光検出素子、アクチュエータ、及び、コントローラを備えている。光ファイバは、レンズからの光を受ける一端面を有している。光検出素子は、光ファイバの他端面に光学的に結合されている。アクチュエータは、レンズと光ファイバの一端面との相対位置を、当該一端面における光ファイバの光軸に垂直な方向に変化させる。コントローラは、アクチュエータの運動を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置に関するものである。
撮像装置としては、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の撮像装置は、光ファイバと、光ファイバの一端を支持する取付台と、光ファイバに取り付けられた永久磁石と、永久磁石を取り囲むように設けられた四つの電磁石コイルと、を備えている。
特許文献1に記載の撮像装置における光ファイバの支持構造は、片持ち梁構造と呼ばれるものであり、取付台によって光ファイバの一端のみを支持する構造である。当該撮像装置では、四つの電磁石に信号を与えて永久磁石を運動させることにより、光ファイバの他端が弧状に走査される。
特開2008−116922号公報
特許文献1に記載の撮像装置によって撮像される画像には、光ファイバのぶれに起因するボケや歪み等が発生することがある。また、特許文献1に記載の撮像装置は、離れた位置にある対象物を撮像することが困難である。
本発明は、より高品質の画像を取得でき、離れた位置にある対象物を撮像することが可能な撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の撮像装置は、レンズ、光ファイバ、光検出素子、アクチュエータ、及び、コントローラを備えている。光ファイバは、レンズからの光を受ける一端面を有している。光検出素子は、光ファイバの他端面に光学的に結合されている。アクチュエータは、レンズと光ファイバの一端面との相対位置を、当該一端面における光ファイバの光軸に垂直な方向に変化させる。コントローラは、アクチュエータの運動を制御する。
本発明の撮像装置は、レンズを備えているので、離れた位置にある対象物を撮像することが可能である。また、本発明の撮像装置では、光ファイバの一端面とレンズとの相対位置が当該一端面における光ファイバの光軸に垂直な方向に制御される。したがって、歪みやボケ等の少ない高画質の画像が得られる。さらに、本発明の撮像装置は、光ファイバの一端面とレンズとの相対位置が変化した際の光ファイバの一端における光の結合効率に優れている。
なお、このようなアクチュエータには、電磁コイルを用いたアクチュエータ、又は、ピエゾ素子を用いたアクチュエータがある。これらアクチュエータは、安価であり、また、装置の小型化に寄与し得る。
本発明の撮像装置では、光ファイバの一端面を含む当該光ファイバの一端部が、アクチュエータによって保持されていることが好ましい。光ファイバの一端部が保持されているので、光ファイバの走査時に光ファイバの一端面における振動を抑制することができる。
本発明の撮像装置では、光ファイバが、その一端面における当該光ファイバの光軸に沿って当該一端面から延びる第1の部分と、第1の部分と他端面との間にあって当該光軸に交差する方向に延びる第2の部分とを有しており、また、光ファイバが第2の部分において固定部材によって固定されていることが好適である。かかる構成によれば、簡易な構成で光ファイバを上記垂直方向へと走査可能に固定することができる。
本発明の撮像装置は、光ファイバの他端面と光検出素子との間に、特定波長の光を光検出素子に結合する光フィルタを更に備えていてもよい。この撮像装置によれば、光フィルタによって、特定波長の光に基づく画像を撮影することが可能である。
光フィルタは、波長可変フィルタであってもよい。また、本発明の撮像装置は、波長可変フィルタを介して光検出素子によって受光される異なる波長の光線に基づく複数の画像を蓄積する記憶装置を更に備えることが好ましい。この撮像装置によれば、異なる波長の光線に基づく複数の画像、即ち、スペクトル画像を得ることが可能である。
光フィルタは、分波器であってもよい。また、本発明の撮像装置は、複数の光検出素子であって、分波器によって分波された異なる波長の光線をそれぞれ受ける複数の光検出素子を更に備えてもよい。かかる撮像装置によれば、スペクトル画像を短時間に得ることが可能である。
本発明の撮像装置は、励起光を出力する励起光源と、励起光源と光ファイバの他端との間に設けられており、励起光源からの励起光を光ファイバの他端に結合し、光ファイバの他端から出力される光を光検出素子に結合する別の光フィルタを更に備えていてもよい。かかる構成によれば、励起光を受けた対象物からの光に基づく画像を取得することが可能となる。
本発明の撮像装置は、光検出素子からの出力信号に基づいてアクチュエータの移動範囲を変化させる手段を更に備えることが好適である。かかる撮像装置によれば、移動する対象物を自動追跡することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、より高品質の画像を撮影でき、離れた位置にある対象物を撮像することが可能な撮像装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置を概略的に示す図である。図1に示す撮像装置10は、対象物100の画像を取得して、当該画像を表示装置110に表示させる装置である。
図1に示すように、撮像装置10は、レンズ12、光ファイバ14、光検出素子16、アクチュエータ18、及び、コントローラ20を備えている。本実施形態の撮像装置10は、更に、筐体22を備えている。レンズ12、光ファイバ14の一部、及びアクチュエータ18は、筐体22の内部に収容されており、筐体22及び当該筐体内部に収容された部品が光学ヘッドを構成している。
レンズ12は、対象物100からの光を集光するための部品であり、本撮像装置10が離れた場所にある対象物100の撮影することを可能としている。本実施の形態では、レンズ12は、筐体22に固定されている。レンズ12は、光ファイバ14の一端面14aに光学的に結合されている。
光ファイバ14は、一端面14a及び他端面14bを有している。一端面14aは、レンズ12と光学的に結合されている。光ファイバ14は、レンズ12によって集光された光を一端面14aに受け、当該光を導波して他端面14bから出力する。この他端面14bは、光検出素子16に光学的に結合されている。なお、光ファイバ14は、石英を主成分としていることが好ましい。また、光ファイバ14の一端面14aにおける外径は、100μm以下であることが好ましい。
光ファイバ14の一端面14aとレンズ12との相対的位置は、アクチュエータ18によって変化される。本実施形態では、光ファイバ14の一端面14aを含む一端部が、アクチュエータ18によって保持されている。したがって、アクチュエータによって、光ファイバ14の一端面14aが、走査される。
図2は、図1に示すアクチュエータを詳細に示す図である。図2の(a)は、アクチュエータの平面図であり、図2の(b)は、アクチュエータの側面図である。図2に示すアクチュエータ18は、光ファイバ14の一端面14aを、当該一端面14aにおける光ファイバ14の光軸(Z方向)に対して垂直な方向(X方向及びY方向)に走査する。
図2に示すように、アクチュエータ18は、一対の第1のガイドレール18a、フレーム18b、一対の第2のガイドレール18c、フローティング部材18d、四つのコイル18e、及び、四つの磁石18fを有している。
一対の第1のガイドレール18aは、X方向に延びている。一対の第1のガイドレール18aの両端は、アクチュエータの筐体(図示せず)に固定されている。一対の第1のガイドレール18aには、X方向に移動可能にフレーム18bが支持されている。
フレーム18bは、一対の第1のフレーム部18g及び一対の第2のフレーム部18hを含んでいる。一対の第1のフレーム部18g及び一対の第2のフレーム部18hは、互いに固定されているか、又は一体となっている。
一対の第1のフレーム部18gは、互いに平行にY方向に延びている。一対の第1のフレーム部18gは、X方向に移動可能に第1のガイドレールに支持されている。一対の第2のフレーム部18hは、一対の第1のフレーム部18gの両端部の上において、互いに平行にX方向に延びている。
一対の第2のフレーム部18hの両端部には、一対の第2のガイドレール18cの両端部が固定されている。一対の第2のガイドレール18cは、互いに平行にY方向に延びている。
フローティング部材18dは、一対の第2のガイドレール18cによって、Y方向に移動可能に支持されている。フローティング部材18dのX方向の両端部及びY方向の両端部には、コイル18eがそれぞれ設けられている。
四つの磁石18fは、フローティング部材18dのX方向の両端部及びY方向の両端部に対向するように設けられている。四つの磁石18fのうち、X方向において対向する二つの磁石は、アクチュエータの上述の筐体に固定さている。また、Y方向において対向する二つの磁石は、第2のフレーム部18hに固定されている。
かかる構成のアクチュエータ18では、コイルに信号を供給することによって、フローティング部材18dをX方向及びY方向に独立に移動させることが可能である。このフローティング部材18dの中央には貫通孔18iが設けられている。光ファイバ14の一端面14aを含む一端部は、この貫通孔18iを通って、フローティング部材18dに保持されている。
このようにフローティング部材18dに一端部が保持されているので、光ファイバ14の一端面14aがX方向及びY方向に移動しても、当該一端面14aの振動を抑えることが可能である。したがって、撮像装置10は、高品質の画像を取得することが可能である。また、かかる構成のアクチュエータ18は、小型化が可能であるという利点も有している。なお、アクチュエータ18として、電磁的駆動によるアクチュエータに代えて、ピエゾ素子を用いたアクチュエータを使用してもよい。
ここで、図1を再び参照する。本撮像装置10は、以上のような光ファイバ14の一端面14aの走査を、簡易な構成で実現するために、以下のような光ファイバの固定構造を有している。
光ファイバ14は、第1の部分14cと第2の部分14dとを含んでいる。第1の部分14cは、一端面14aを含む部分である。第1の部分14cは、一端面14aにおける光ファイバ14の光軸に沿って延びている。第2の部分14dは、他端面14bと第1の部分14cとの間に存在する部分である。第2の部分14dは、上記光軸の方向と交差する方向、即ち、第1の部分14cと交差する方向に延びている。
光ファイバ14は、第2の部分14dにおいて、筐体22に固定部材24により固定されている。固定部材24としては、例えば、樹脂を用いることができる。このように、第2の部分14dにおいて光ファイバ14を固定することにより、光軸方向(Z方向)に直交する方向への一端面14aの走査を簡易な構成で実現可能である。
この光ファイバ14の他端面14bは、上述したように、光検出素子16に光学的に結合されている。本実施形態では、図1に示すように、光ファイバ14の他端面14bは、波長選択フィルタ26を介して、光検出素子16に光学的に結合されている。波長選択フィルタ26は、コントローラ20からの信号によって、光検出素子16に結合する光の波長を変更する。即ち、波長選択フィルタ26は、波長可変フィルタである。波長選択フィルタ26としては、例えば液晶素子を用いたフィルタを用いることができ、光検出素子16としては、フォトダイオードを用いることができるが、これに限定されるものではない。
本撮像装置10は、更に、電流電圧変換増幅回路(以下、「アンプ」という)28、A/D変換器30、メモリ32、画像信号生成器34、及び、位置制御信号発生器36を備えている。これらアンプ28、A/D変換器30、メモリ32、画像信号生成器34、及び、位置制御信号発生器36は、波長選択フィルタ26、光検出素子16、及び、コントローラ20と共に、筐体38内に収容されている。筐体38を筐体22と別体とすることにより、筐体22内に収容された部品からなる光学ヘッドの軽量化が可能となる。なお、筐体22と筐体38に収容されている部品が単一の筐体内に収容されていてもよい。
本撮像装置10では、アンプ28の入力が、光検出素子16に接続されている。アンプ28は、光検出素子16からの電流を受けて、当該電流を電圧に変換し、また、当該電圧を増幅する。これによって、アンプ28は、光検出素子16が受けた光の強度を反映した信号を、その出力から出力することができる。
A/D変換器30の入力は、アンプ28の出力に接続されている。A/D変換器30は、後述するコントローラ20からの同期信号をトリガとして、アンプ28からのアナログ信号をA/D変換して、デジタル信号(デジタル値)をメモリ32へ出力する。
メモリ32は、A/D変換器30に接続されている。メモリ32は、A/D変換器30から順次受け取ったデジタル値を記憶する。本撮像装置10では、波長選択フィルタによって複数の波長が選択されて光検出素子16によって受光されるので、メモリ32には、波長毎の複数の画像が記憶されることになる。
画像信号生成器34は、後述するようにコントローラ20からの制御情報を受け取って、当該制御情報に従ってメモリ32に記憶されたデジタル値を読取る。この制御情報には、X方向の画素数及びY方向の画素数、及び、画像数(即ち、選択波長数)が含まれている。画像信号生成器34は、読みとったデジタル値を用いて、表示装置110に画像を表示させる。本撮像装置10では、波長選択フィルタによって複数の波長が選択されるので、表示装置110には、複数の波長に対応した複数の画像が表示されることになる。
コントローラ20は、位置制御信号発生器36、波長選択フィルタ26、A/D変換器30、及び、画像信号生成器34を制御する。位置制御信号発生器36は、アクチュエータ18のX方向及びY方向に移動させるための当該アクチュエータに対して信号を出力する部分である。即ち、位置制御信号発生器36は、アクチュエータ18のコイル18eに位置制御のための電流を供給する。
コントローラ20は、位置制御信号発生器36に、XY方向への移動量を指定する位置制御信号を与える。即ち、コントローラ20は、位置制御信号発生器36から出力すべき信号(電流)の振幅値を指定する信号を出力する。位置制御信号発生器36は、位置制御信号に応じた電流値の電流を対応のコイル18eに供給する。
また、コントローラ20は、上述したように、位置制御信号に同期して選択波長を変更させるための信号を波長選択フィルタ26に出力する。この信号に応答して、波長選択フィルタ26は、光検出素子16に光学的に結合する光の波長を選択する。
コントローラ20は、A/D変換器30にも、位置制御信号に同期した同期信号を出力する。A/D変換器30は、この同期信号に応答して、上述したようにアンプ28からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
さらに、コントローラ20は、画像信号生成器34に上述した制御情報を送出する。この制御情報に応じて、画像信号生成器34は、メモリ32からデジタル値を読み出して、画像を表示装置110に表示させる。
以下、本撮像装置10の動作について説明する。本撮像装置10では、コントローラ20の制御によりアクチュエータ18がX方向及びY方向により走査され、その結果、光ファイバ14の一端面14aがX方向及びY方向に走査される。
光ファイバ14の一端面14aがX方向及びY方向に走査されつつ、レンズ12によって集光された光が、波長選択フィルタ26を介して光検出素子16に受光される。このとき、波長選択フィルタ26の選択波長は、コントローラ20によってアクチュエータ18の走査に同期して、変更される。
次いで、光検出素子16からの電流がアンプ28を介してアナログ信号に変換され、当該アナログ信号がA/D変換器30によってデジタル値に変換される。デジタル値は、順次メモリ32に記憶される。
そして、コントローラ20からの制御情報に基づいて、画像信号生成器34がメモリ32から画像を読み取って、表示装置110に表示させる。
本撮像装置10は、以上説明した構成によって上述したように動作することにより、対象物100からの複数波長の光に基づく複数の画像、即ちスペクトル画像を取得することが可能である。
次に、本発明の別の実施形態に係る撮像装置について説明する。図3は、本発明の別の実施形態に係る撮像装置を概略的に示す図である。図3に示す撮像装置10Aは、分波器40、光検出素子16A、アンプ28A、及び、A/D変換器30Aを備えている点において、撮像装置10と異なっている。
撮像装置10Aには、波長選択フィルタ26に代えて、分波器40が設けられている。波長選択フィルタ26は、ある波長の光を光検出素子16へと透過し、別の波長の光検出素子16Aへと反射する。波長選択フィルタ26としては、例えば、ダイクロイックミラーを用いることが可能である。
光検出素子16Aは、光検出素子16と同様の素子であり、アンプ28Aに接続されている。アンプ28Aは、アンプ28と同様に、光検出素子16Aからの電流を電圧に変換し、当該電圧を増幅する。これによって、アンプ28Aは、光検出素子16Aが受光した光の強度を反映した信号を出力することができる。
A/D変換器30Aは、A/D変換器30と同様に、コントローラ20からの同期信号に応答して、アンプ28からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器30Aからのデジタル値は、メモリ32に順次記憶される。
かかる撮像装置10Aによれば、分波器40により、異なる二つの波長の光をそれぞれ、光検出素子16及び光検出素子16Aに同時に入射させることが可能である。したがって、異なる波長の光に対応する複数の画像を短時間で取得することが可能である。
なお、撮像装置10Aは、一つのダイクロイックミラーを有しているが、反射及び透過する波長が異なる複数のダイクロイックミラーと複数の光検出素子を用いることによって、三つ以上の異なる波長に対応した複数の画像を取得可能な撮像装置を構成することも可能である。また、回折格子素子が、ダイクロイックミラーの代わりに用いられてもよい。
次に、本発明の別の実施形態に係る撮像装置について説明する。図4は、本発明の別の実施形態に係る撮像装置を概略的に示す図である。図4に示す撮像装置10Bは、励起光源42、光フィルタ44、及び、レンズ46〜50を備えている点において、撮像装置10と異なっている。
励起光源42は、特定波長の励起光を出射する光源である。励起光源42としては、例えば、レーザを用いることができる。
光フィルタ44は、レンズ46を介して受光した励起光源42からの光を反射して、当該光を、レンズ48を介して光ファイバ14の他端面14bに結合する。また、光フィルタ44は、光ファイバ14の他端面14bから出力された光を透過し、当該光を波長選択フィルタ26及びレンズ50を介して、光検出素子16に結合する。光フィルタ44としては、例えば、ダイクロイックミラーを用いることができる。
この撮像装置10Bによれば、励起光源42からの励起光を受けた対象物100からの光に基づく画像を取得することができる。したがって、撮像装置10Bは、ある特定波長の光に応答した対象物100の特性を画像として取得することが可能である。
以下、本発明の更に別の実施形態について説明する。図5は、本発明の更に別の実施形態に係る撮像装置を概略的に示す図である。図5に示す撮像装置10Cは、移動する対象物100を追従しつつ、当該対象物100を撮像する装置である。撮像装置10Cは、演算器52及び加算器54を備えている点において、撮像装置10と異なっている。
演算器52には、コントローラ20から、撮像装置10Cが取得する画像のX方向の画素数及びY方向の画素数、中心座標、及び、画面数が制御情報として送出される。演算器52は、この制御情報に基づいて、光ファイバ14の一端面14aの走査範囲を変化させるための信号(電流)を加算器54に出力する。
具体的には、演算器52は、X方向の画素数及びY方向の画素数及び画面数に基づいてメモリ32から画像を取得し、画像の輝度重心を求める。演算器52は、輝度重心と画像の中心座標との差(X方向及びY方向の両方向の差を含む)に応じて、光ファイバ14の一端面14aの走査範囲を変更するオフセット電流を出力する。このオフセット信号は、位置制御信号発生器36からの電流に加算器54に加えられる。これによって、アクチュエータ18の走査範囲、したがって、光ファイバ14の一端面14aの走査範囲が、移動する対象物100を追従するように、変更される。
なお、演算器52は、画像の輝度重心に代えて、画像中の最大輝度位置、二つの特定波長の光に基づく画像の輝度の差が最大となる位置を求めてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、波長選択フィルタ26に代えて、単一の特定波長の光を透過する光フィルタが用いられてもよい。この場合には、得られる画像は、当該特定波長の光に基づく単一の画像となる。
また、光検出素子の感度波長域は、紫外、可視、近赤外、中赤外、遠赤外の何れかに属するものであってもよい。
さらに、本発明の撮像装置は、一端面における光ファイバの光軸に平行な方向に、当該一端面を移動させる別のアクチュエータを備えていてもよい。この場合には、光ファイバの一端面を対象物の三次元形状に追従させることが可能となり、三次元形状を有する対象物の高品質な画像が得られる。
10,10A,10B,10C…撮像装置、12…レンズ、14…光ファイバ、14a…一端面、14b…他端面、14c…第1の部分、14d…第2の部分、16,16A…光検出素子、18…アクチュエータ、20…コントローラ、22…筐体、24…固定部材、26…波長選択フィルタ、28…コントローラ、28,28A…アンプ、30,30A…A/D変換器、32…メモリ、34…画像信号生成器、36…位置制御信号発生器、38…筐体、40…分波器、42…励起光源、44…光フィルタ、46,48,50…レンズ、52…演算器、54…加算器。
Claims (9)
- レンズと、
前記レンズからの光を受ける一端面を有する光ファイバと、
前記光ファイバの他端面に光学的に結合された光検出素子と、
前記レンズと前記光ファイバの前記一端面との相対位置を、該一端面における前記光ファイバの光軸に垂直な方向に変化させるアクチュエータと、
前記アクチュエータの運動を制御するためのコントローラと、
を備える撮像装置。 - 前記光ファイバの一端面を含む該光ファイバの一端部が、前記アクチュエータによって保持されている、請求項1に記載の撮像装置。
- 前記光ファイバは、該光ファイバの前記一端面における前記光軸に沿って前記一端面から延びる第1の部分と、前記第1の部分と前記他端面との間にあって、前記光軸に交差する方向に延びる第2の部分とを有しており、
前記第2の部分において光ファイバを固定する固定部材を更に備える、
請求項2に記載の撮像装置。 - 前記光ファイバの他端面と前記光検出素子との間に、特定波長の光を前記光検出素子に結合する光フィルタを更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記光フィルタが波長可変フィルタである、請求項4に記載の撮像装置。
- 前記波長可変フィルタを介して前記光検出素子によって受光される異なる波長の光線に基づく複数の画像を蓄積する記憶装置を更に備える、請求項5に記載の撮像装置。
- 前記光フィルタは分波器であり、
前記光検出素子を含む複数の光検出素子であって、前記分波器によって分波された異なる波長の光線をそれぞれ受ける該複数の光検出素子を更に備える、請求項4に記載の撮像装置。 - 励起光を出力する励起光源と、
前記励起光源と前記光ファイバの前記他端との間に設けられており、前記励起光源からの励起光を前記光ファイバの前記他端に結合し、前記光ファイバの前記他端から出力される光を前記光検出素子に結合する別の光フィルタと、
更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記光検出素子からの出力信号に基づいて前記アクチュエータの移動範囲を変化させる手段を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
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