JPH08211321A - 光ビームスキャナ - Google Patents

光ビームスキャナ

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JPH08211321A
JPH08211321A JP3911395A JP3911395A JPH08211321A JP H08211321 A JPH08211321 A JP H08211321A JP 3911395 A JP3911395 A JP 3911395A JP 3911395 A JP3911395 A JP 3911395A JP H08211321 A JPH08211321 A JP H08211321A
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JP
Japan
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optical fiber
beam scanner
magnetic core
electromagnets
optical
Prior art date
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Pending
Application number
JP3911395A
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English (en)
Inventor
Rudorufu Heruman
ルドルフ ヘルマン
Katsuhiko Tomita
勝彦 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単、かつ安定に動作する安価な光ビ
ームスキャナを提供すること。 【構成】 光ファイバ1の先端部から光ビームLをター
ゲット面10に対して照射する光ビームスキャナにおい
て、前記光ファイバ1の先端部近傍に磁気コア4を設け
るとともに、この磁気コア4の周囲に複数の電磁石5〜
8を設け、これらの電磁石5〜8に通電を行うことによ
り磁気コア4の周囲に交番磁界を発生させ、この交番磁
界によって光ファイバ1の先端部を二次元的に変位させ
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光走査型pH
画像装置などの光走査型デバイスに用いられる光ビーム
スキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】前記光走査型pH画像装置として、例え
ば、Jpn.J.Appl.Phys.Vol.33(1994)pp L394-L307に記
載してあるように、SPV(Surface-Photovoltage)方
式あるいはLAPS(Light-Addressable Potentiometr
ic Sensor )方式を採用して、界面での表面電位変化を
測定するものがある。このような装置においては、MI
S(金属M−絶縁体I−半導体S)構造のセンシング部
を横切るように光をスキャンし、このスキャンによって
半導体中において誘発された光電流を取り出すことによ
り測定を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、前記文献のFig.1に示されるように、前記センシ
ング部のスキャニングを、2個のミラーを用いてX方
向、Y方向に自動的に行うようにしていたが、このよう
にミラーを用いたものでは、スキャニングの振幅が小さ
く、また、スキャニングの周波数を高くすると、動作が
不安定になり、位置情報も不確かとなるといった問題を
生ずる。このような問題を回避しようとすれば、装置全
体の構成が複雑になるとともに高価になるなど、その適
用分野に限界がある。
【0004】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、構造が簡単、かつ安定に動作する安価な光ビ
ームスキャナを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、光ファイバの先端部から光ビームをタ
ーゲット面に対して照射する光ビームスキャナにおい
て、前記光ファイバの先端部近傍に磁気コアを設けると
ともに、この磁気コアの周囲に複数の電磁石を設け、こ
れらの電磁石に通電を行うことにより磁気コアの周囲に
交番磁界を発生させ、この交番磁界によって光ファイバ
の先端部を二次元的に変位させるように構成したことを
特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成の光ビームスキャナにおいては、電磁
石によって交番磁界を発生させ、そのときの磁界の強さ
に応じて光ファイバの先端部を二次元的に変位させるこ
とができ、これによって、光ファイバから出射される光
ビームを二次元的に連続した状態で変位させることがで
き、ターゲット面を二次元的に走査することができる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の光ビームスキャナAを光
走査型pH画像装置に適用した例を示す図で、この図に
おいて、1は例えばレーザ光Lをガイドさせるための光
ファイバで、例えば外径80μm、コア径5μmという
ようにきわめて細く、適宜のガイド部材2から上方に突
出し、ガイド部材2から突出している部分1aには適宜
長さの弾性筒体3が外嵌している。4は光ファイバ1の
前記突出部分1aの弾性筒体3より上方に周設される磁
気コアで、例えば適宜の直径と長さを有する円筒状の永
久磁石よりなる。
【0008】5〜8は前記永久磁石4の周囲で、例えば
永久磁石4の先端側(上端側)に等配置される4つの電
磁石で、電磁石5,7がX軸方向に点対称配置され、他
の電磁石6,8がX軸と直交するY軸方向に点対称配置
されている。そして、これらの電磁石5〜8には図示し
てない電流源から適宜の大きさの電流が供給される。9
は前記光ファイバ1の上端部と後述するセンシング部1
0との間に介装される集光レンズである。
【0009】10は上記構成の光ビームスキャナAによ
って光が二次元的に走査されて照射されるターゲット面
としてのセンシング部で、空乏層を有し、ダイオード特
性を示すSi基板11の上面に絶縁層としてのSiO2
層12、金属層としてのSi3 4 層13をスパッタリ
ングなどの手法によって順次形成してMIS構造のセン
シング部に形成されている。14はセンシング部10の
上面に立設される容器で、その内部に収容される水溶液
15はセンシング部10のSi3 4 層13に直接接触
している。16,17は水溶液15内に浸漬される動作
電極、比較電極で、Si基板11に適宜の逆バイアス電
圧を印加するためのポテンショスタット18と接続され
ている。
【0010】19はSi基板11に形成されたオーミッ
ク電極11aから取り出される電流量を電圧信号に変換
する電流−電圧変換器、20はポテンショスタット18
に信号を出力したり、電流−電圧変換器19からの信号
が入力されるロックインアンプである。21はロックイ
ンアンプ20と信号を授受したり、前記永久磁石5〜8
の電流源に対する制御信号を出力するGP−IBボー
ド、22は制御・演算部としてのマイクロコンピュータ
(CPU)である。
【0011】上記構成の光走査型pH画像装置において
は、センシング部10の上面の容器14内に水溶液15
を入れ、Si基板11に適宜の逆バイアス電圧を印加し
て直流電界の強さを一定にする。そして、光ビームスキ
ャナAにおいては、レーザ光Lが光ファイバ1によって
導かれ、このレーザ光Lは集光レンズ9によってセンシ
ング部10のSi基板11における空乏層(ターゲット
面)に対して照射される。このとき、電磁石5〜8に適
宜通電を行うことにより、交番磁界を発生させ、そのと
きの磁界の強さに応じて光ファイバ1の先端部を二次元
的(X,Y方向)に変位させることができ、これによっ
て、光ファイバ1から出射されるレーザ光Lを二次元的
に連続した状態で変位させることができ、ターゲット面
を二次元的に走査することができる。したがって、この
場合、二次元方向に順次スキャン操作しながら照射して
いくことにより、センシング部10に接する水溶液15
のpH濃度に応じた電荷が生ずる。
【0012】前記電荷は、前記空乏層の電界勾配にも変
化を与える。このような状態において、空乏層内へ一定
強さのレーザ光Lを照射することにより、光キャリアの
電流量が発生し、この電流量は、センシング部10に接
する水溶液15のpH濃度に応じたものとなっている。
【0013】そして、前記プローブ用のレーザ光Lを前
記空乏層に対してそのX,Y方向に順次スキャン操作し
ながら照射していくことにより、その位置毎の電荷量に
応じた電流量を取り出すことができ、位置信号(X,
Y)と電流量によりpH濃度を表す二次元画像を得るこ
とができる。
【0014】この発明は、上記実施例に限られるもので
はなく、例えば光ファイバ1によってガイドされる光と
しては、レーザ光のほかに、可視光、近赤外光、赤外
光、紫外線、X線などいずれの電磁波を用いてもよい。
また、電磁石5〜8の数は任意であり、その極性の配置
も任意に設定することができる。
【0015】そして、上述の実施例では装置全体を光走
査型pH画像装置に形成してあったが、これに限られる
ものではなく、光ファイバ1によって光が照射されるタ
ーゲットとしては、任意の構成とすることができ、例え
ば顕微鏡やX線顕微鏡における光の二次元的走査などナ
ノメータ〜数100μmの範囲における光の走査にも用
いることができ、光学装置全般に広く適用することがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光ビー
ムスキャナは、光ファイバの先端部近傍に磁気コアを設
けるとともに、この磁気コアの周囲に複数の電磁石を設
け、これらの電磁石に通電を行うことにより磁気コアの
周囲に交番磁界を発生させ、この交番磁界によって光フ
ァイバの先端部を二次元的に変位させるように構成して
いるので、構造が簡単で安価であり、しかも安定に動作
することができ、光学装置における光の二次元的な走
査、特に微小な範囲における走査に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ビームスキャナを適用した光走査
型pH画像装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ、4…磁気コア、5〜8…電磁石、10
…ターゲット面、L…光ビーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの先端部から光ビームをター
    ゲット面に対して照射する光ビームスキャナにおいて、
    前記光ファイバの先端部近傍に磁気コアを設けるととも
    に、この磁気コアの周囲に複数の電磁石を設け、これら
    の電磁石に通電を行うことにより磁気コアの周囲に交番
    磁界を発生させ、この交番磁界によって光ファイバの先
    端部を二次元的に変位させるように構成したことを特徴
    とする光ビームスキャナ。
JP3911395A 1995-02-04 1995-02-04 光ビームスキャナ Pending JPH08211321A (ja)

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