JP2002267934A - レーザ顕微鏡 - Google Patents

レーザ顕微鏡

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JP2002267934A
JP2002267934A JP2001070806A JP2001070806A JP2002267934A JP 2002267934 A JP2002267934 A JP 2002267934A JP 2001070806 A JP2001070806 A JP 2001070806A JP 2001070806 A JP2001070806 A JP 2001070806A JP 2002267934 A JP2002267934 A JP 2002267934A
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JP2001070806A
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Mitsuo Harada
満雄 原田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な特性で高価な光学部品を削減して、安価
で高性能に複数の波長域の蛍光画像を取得する。 【解決手段】標本2から発せられた波長域λ1’、λ
2’の蛍光と標本2からの励起光波長λ1、λ2のレー
ザ光の反射光とのうち励起光波長λ1のレーザ光を遮断
し、かつ波長域λ1’、λ2’の蛍光を透過する光学フ
ィルタ11を、励起光波長λ2のレーザ光と波長域λ
1’の蛍光とを反射し、かつ波長域λ2’の蛍光を透過
する分光フィルタ14の前方側に配置し、この分光フィ
ルタ14により分離された励起光波長λ2のレーザ光及
び波長域λ1’の蛍光と、波長域λ2’の蛍光とをそれ
ぞれ各バリアフィルタ17、21により制限して各光検
出器18、22に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重染色された標
本を複数のスペクトル領域の励起光により露光し、標本
から発する複数の波長域の蛍光を検出して標本の画像を
取得するレーザ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるレーザ顕微鏡では、多重染色され
た標本を複数のスペクトル領域の励起光により露光し、
標本から発する複数の波長域の蛍光を検出器で検出する
が、この検出器で検出される蛍光の光強度は、励起光の
光強度に比べて微量であるため励起光の反射光が微量で
あっても蛍光の検出ノイズとなっていた。
【0003】このように励起光の反射光が微量光強度で
も蛍光を検出するための検出ノイズとなるが、励起光の
波長とその蛍光波長とは波長が異なるので、その対策の
一つとして励起光を透過せず、蛍光だけを透過させるよ
うに設計した波長選択フィルタを使用している。この波
長選択フィルタを使用することにより、標本に励起光を
導いて照射し、これにより励起された蛍光を検出器に導
きその光量を検出し、その検出信号を演算装置により演
算処理して観察画像を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、励起光
の光強度が大きいために、途中の光路や標本からの励起
光の光強度(反射強度)が大きく、波長選択の性能に十
分注意する必要がある。励起光の反射強度は、大きく検
出ノイズとして無視できないため、例えば検出器の前方
に配置する波長選択フィルタには、励起光の透過率を充
分に小さくなるように設計、製造されたものを使用して
いる。2波長励起2波長蛍光観察では、検出器の前に配
置する波長選択フィルタは励起光の2波長とも殆ど完全
に遮断し、かつ観察蛍光波長を最大限透過するように設
計しなければならない。4波長励起4波長蛍光観察で
は、該波長選択フィルタの製造は技術的に難易度も高
く、製造も困難となり、高価なものとなってしまう。
【0005】このため、多重染色された標本を複数のス
ペクトル領域の励起光により露光し、標本から発せられ
る複数の波長域の蛍光を検出しようとした場合、複数の
波長別の複数のチャンネルを持った装置や、多くの蛍光
色素別に励起される複数の蛍光に対応した各波長別の複
数の波長選択フィルタが必要になり、これらを全て満足
する装置を構成することは困難である。
【0006】そこで本発明は、高価な光学部品を削減し
て、安価で高性能に複数の波長域の蛍光画像を取得でき
るレーザ顕微鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、多重染色された標本を複数のスペクトル域の励起
光により励起し、前記標本から発せられる複数のスペク
トル域の蛍光を検出器で検出して前記標本の画像を取得
するレーザ顕微鏡において、前記複数のスペクトル域の
励起光から検出したい蛍光に対応する励起光のスペクト
ル域を選択的に導くための選択手段と、この選択手段で
選択的に前記標本に導かれた励起光を照射したときに、
前記標本側から前記検出器側に向かって発せられる光の
うち、少なくとも短波長側の励起光のスペクトル域を除
去し、かつ前記標本側からの光を透過する分光特性を有
した光学フィルタと、この光学フィルタを切り替え可能
な光学フィルタ切替え手段と、前記選択手段により選択
的に前記標本に導かれた励起光に対応して前記光学フィ
ルタ切替え手段を制御する制御手段と、前記光学フィル
タを透過したスペクトル域の光を少なくとも2つ以上の
検出したい前記蛍光のスペクトル域の検出光路にそれぞ
れ分離するスペクトル分離手段と、このスペクトル分離
手段により分離された前記2つ以上の検出器にそれぞれ
設けられ、各検出光路で検出したい前記蛍光のスペクト
ル域のみを透過するバリアフィルタと、このバリアフィ
ルタを透過したスペクトル域の前記標本からの蛍光をそ
れぞれ検出する光検出器とを具備したことを特徴とする
レーザ顕微鏡である。
【0008】請求項2記載による本発明は、請求項1記
載のレーザ顕微鏡において、前記光学フィルタは、ロー
カットフィルタであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載による本発明は、請求項1記
載のレーザ顕微鏡において、前記光学フィルタは、ロー
パスフィルタであることを特徴とする。
【0010】請求項4記載による本発明は、請求項1記
載のレーザ顕微鏡において、前記光学フィルタは、前記
光検出器の前に配置されたパンドパスフィルタとを組み
合わせて、光検出器に所望のスペクトル域の蛍光を導く
ことを特徴とする。
【0011】請求項5記載による本発明は、多重染色さ
れた標本を複数のスペクトル域の励起光により励起し、
前記標本から発せられる複数のスペクトル域の蛍光を検
出器で検出して前記標本の画像を取得するレーザ顕微鏡
において、1光子励起観察用の1光子励起光を発する第
1の光源と、2光子励起観察用の2光子励起光を発する
第2の光源と、これら第1、第2の光源からの前記複数
の励起光から検出したい蛍光に対応する励起光のスペク
トル域を選択的に前記標本に導くための選択手段と、こ
の選択手段で選択的に前記標本に導かれる前記第1の光
源からの1光子励起光により前記標本から発せられる光
のうち、少なくとも短波長側の励起光のスペクトル域を
除去した前記標本からの光を透過するローカットフィル
タと、前記選択手段で選択的に前記標本に導かれる前記
第2の光源からの2光子励起光により前記標本から発せ
られる光のうち、少なくとも短波長側の励起光のスペク
トル域を除去した前記標本からの光を透過するローパス
フィルタと、前記ローカットフィルタを切り替え可能な
第1の光学フィルタ切替え手段と、前記ローパスフィル
タを切り替え可能な第2の光学フィルタ切替え手段と、
前記選択手段により選択的に前記標本に導かれる前記第
1、第2の光源からの励起光に対応して前記第1、第2
の光学フィルタ切替え手段を制御する制御手段と、前記
光学フィルタを透過したスペクトル域の光を少なくとも
2つ以上の検出したい蛍光のカペクトル域の検出光路に
それぞれ分離するスペクトル分離手段と、このスペクト
ル分離手段により分離された前記2つ以上の検出光路に
それぞれ設けられ、各検出光路で検出したい蛍光のスペ
クトル域のみを透過するバリアフィルタと、このバリア
フィルタを透過したスペクトル域の前記標本からの蛍光
をそれぞれ検出する光検出器とを具備したことを特徴と
するレーザ顕微鏡である。
【0012】請求項6記載による本発明は、請求項5記
載のレーザ顕微鏡において、前記制御手段は、前記第
1、第2の光源からの1光子励起光と2光子励起光とと
が同時に前記標本に導かれる場合、前記第1、第2の光
学フィルタ切替え手段を制御して、光路中に前記ローカ
ットフィルタとローパスフィルタとを挿入させることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】(1)以下、本発明の第1の実施
の形態について図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明のレーザ顕微鏡を適用した走
査型光学顕微鏡の構成図である。1光子光源としてのレ
ーザ光源1a、1bは、多重染色された標本2の励起に
必要な複数の異なる励起光波長、例えば励起光波長λ
1、λ2(λ1<λ2)のレーザ光をそれぞれ出力する
ものである。標本2が2重染色の場合、これらレーザ光
源1a、1bの出力光路上にそれぞれシャッタ3a、3
bを配置し、このうちシャッタ3aを通るレーザ光源1
aの出力光路上にミラー4を配置し、波長合成用のダイ
クロイックミラー5により各レーザ光源1a、1bから
出力された各レーザ光を同一光軸に合成して走査型光学
顕微鏡本体Aに直接導くようになっている。
【0015】なお、走査型光学顕微鏡本体Aにレーザ光
を導く方法は、上記の如く直接導く方法の他に、シング
ルモードファイバに集光レンズとコリメータレンズとを
組み合わせて導入してもよい。
【0016】走査型光学顕微鏡本体A内には、励起ダイ
クロイックミラー6が配置され、合成されたレーザ光
は、励起ダイクロイックミラー6により反射され、互い
に直交する2つの偏向素子7x、7yを経由し、対物レ
ンズ8を通して標本2を走査照射して励起するものとな
っている。
【0017】励起ダイクロイックミラー6は、合成され
たレーザ光を反射し、かつ標本2から発せられる波長域
λ1’、λ2’の蛍光及び励起光波長λ1、λ2のレー
ザ光の反射光(波長λ1、λ2)を透過する特性を持っ
ている。この励起ダイクロイックミラー6は、図2に示
すように回転可能な円盤9上の円周上に複数設けられ、
モータ10の駆動によりレーザ光の励起光波長及び蛍光
波長に応じた励起ダイクロイックミラー6が選択的に切
り替えられて光路に挿脱されるものとなっている。
【0018】この励起ダイクロイックミラー6の透過光
路上には、光学フィルタ11が挿入されている。この光
学フィルタ11は、標本2からの波長域λ1’、λ2’
の蛍光及び励起光波長λ1、λ2のレーザ光のうち最も
短波長側の励起光波長λ1のレーザ光を遮断し、かつ励
起光波長λ2のレーザ光及び波長域λ1’、λ2’の蛍
光を透過する特性を持っている。なお、励起光波長λ
1、λ2と波長域λ1’、λ2’との波長の長さの関係
は、λ1<λ1’<λ2<λ2’である。この光学フィ
ルタ11は、図3に示すように光軸上に対して挿脱可能
な移動体12に複数設けられ、モータ13の駆動により
レーザ光の励起光波長λ2及び蛍光の波長域λ1’、λ
2’に応じた光学フィルタ11が選択的に切り替えられ
て光路に挿脱されるものとなっている。
【0019】この光学フィルタ11の透過光路上には、
分光フィルタ14が配置されている。この分光フィルタ
14は、光学フィルタ11を透過した励起光波長λ2の
レーザ光と波長域λ1’、λ2’の蛍光のうち励起光波
長λ2のレーザ光と波長域λ1’の蛍光とを反射し、か
つ波長域λ2’の蛍光を透過してそれぞれの波長に分離
するスペクトル分離手段としての分光透過特性を持って
いる。
【0020】この分光フィルタ14の反射光路上には、
集光レンズ15、共焦点開口16、バリアフィルタ17
を介して光検出器18が配置され、かつ透過光路上に
は、集光レンズ19、共焦点開口20、バリアフィルタ
21を介して光検出器22が配置されている。
【0021】このうちバリアフィルタ17及び21は、
分光フィルタ14により分離された波長域λ1’、λ
2’の各蛍光をそれぞれ制限するもので、一方のバリア
フィルタ17は励起光波長λ2のレーザ光を透過させず
に波長域λ1’の蛍光を透過させる特性を有し、他方の
バリアフィルタ21は波長域λ2’の蛍光のみを透過さ
せる特性を有している。
【0022】ここで、光学フィルタ11、分光フィルタ
14及び各バリアフィルタ17、21の波長特性につい
て図4を参照して説明する。同図に示す波長特性は縦軸
に分光透過率T、横軸に波長λを取っている。光学フィ
ルタ11の波長特性は、励起光波長λ1の波長だけを例
えば透過率0.01%以下に設定し、それ以外の検出す
べき波長域λ1’、λ2’の蛍光の透過率を例えば80
%以上で製造できうる最大限に設定されている。このと
きのバリアフィルタ17の特性は、波長域λ1’の蛍光
の透過率を最大限にして、励起光波長λ2のレーザ光の
透過率を例えば0.01%以下に設定されている。バリ
アフィルタ21の特性は、波長域λ1’の蛍光の透過率
にはそれほど注意はしないが、励起光波長λ2のレーザ
光の透過率を例えば0.01%以下に設定し、波長域λ
2’の蛍光の透過率を例えば80%以上で製造できうる
最大限に設定されている。
【0023】これら光学フィルタ11、分光フィルタ1
4及び各バリアフィルタ17、21の構成は、1枚の基
板上に形成してもよいし、複数の基板に形成した波長特
性の異なる基板を組み合わせることによっても可能であ
る。具体的な励起波長、蛍光中心波長は、例えばλ1=
351nm、λ2=543nm、λ1’=442nm、
λ2’=590nmの組み合わせである。
【0024】画像形成装置23は、標本2の2重染色観
察を行うための画像を作像するためのソフトウエアを有
し、このソフトウエアを実行することにより両光検出器
18、22から出力される各蛍光強度信号を入力して蓄
積し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同期
して図示しない直交座標上に配置された2枚の2次元画
像を形成し、これら画像を合成して2重染色観察を行う
ための合成画像を作像し、これら画像を表示装置に表示
したり、印刷装置等により印刷出力する機能を有してい
る。
【0025】又、画像形成装置23は、各偏向素子7
x、7yなどにより各レーザ光を標本2の厚さ方向に一
定間隔で送りながら走査してその画像を取得し、この画
像を用いて標本2の3次元画像を構築したり、2画面像
を連続又は間欠に取得して時間経過観察、解析を行う機
能を有している。
【0026】又、画像形成装置23は、シャッタ3a、
3bを開閉動作する機能と、励起ダイクロイックミラー
6を選択するためのモータ10を駆動制御する機能と、
光学フィルタ11を選択するためのモータ13を駆動制
御する機能と、各偏向素子7x、7yを駆動制御する機
能などを有している。
【0027】次に、上記の如く構成された走査型光学顕
微鏡の作用について説明する。
【0028】各レーザ光源1a、1bは、多重染色され
た標本2の励起に必要な複数の異なる励起光波長、例え
ば励起光波長λ1、λ2のレーザ光をそれぞれ出力す
る。これらレーザ光は、波長合成用のダイクロイックミ
ラー5により同一光軸に合成され、走査型光学顕微鏡本
体Aに直接導かれる。
【0029】この合成されたレーザ光は、励起ダイクロ
イックミラー6により反射され、互いに直交する2つの
偏向素子7x、7yを経由し、対物レンズ8を通して標
本2に走査照射して励起する。
【0030】この励起された標本2から発せられた波長
域λ1’、λ2’の蛍光と標本2からの励起光波長λ
1、λ2のレーザ光の反射光とは、同時に戻り光として
再び、各偏向素子7x、7yを経由し、励起ダイクロイ
ックミラー6を透過し、光学フィルタ11に入射する。
【0031】この光学フィルタ11では、標本2からの
波長域λ1’、λ2’の蛍光及び励起光波長λ1、λ2
のレーザ光のうち最も短波長側の励起光波長λ1のレー
ザ光を遮断し、かつ励起光波長λ2のレーザ光及び波長
域λ1’、λ2’の蛍光が透過し、これらが分光フィル
タ14に入射する。
【0032】この分光フィルタ14では、光学フィルタ
11を透過した励起光波長λ2のレーザ光と波長域λ
1’、λ2’の蛍光のうち励起光波長λ2のレーザ光と
波長域λ1’の蛍光とを反射し、かつ波長域λ2’の蛍
光を透過する。
【0033】このうち分光フィルタ14で反射した励起
光波長λ2のレーザ光と波長域λ1’の蛍光とは、集光
レンズ15から共焦点開口16を介してバリアフィルタ
17に入射する。このバリアフィルタ17では励起光波
長λ2のレーザ光を透過させずに波長域λ1’の蛍光を
透過させるので、この波長域λ1’の蛍光が光検出器1
8に入射する。
【0034】これと共に、分光フィルタ14を透過した
波長域λ2’の蛍光は、集光レンズ19から共焦点開口
20を介してバリアフィルタ21に入射する。このバリ
アフィルタ21では波長域λ2’の蛍光のみを透過させ
るので、この波長域λ2’の蛍光が光検出器22に入射
する。
【0035】このうち一方の光検出器18は、波長域λ
1’の蛍光を受光し、その蛍光強度信号を出力する。他
方の光検出器22は、波長域λ2’の蛍光を受光し、そ
の蛍光強度信号を出力する。
【0036】画像形成装置23は、各光検出器18、2
2から出力された各蛍光強度信号を入力して蓄積し、そ
れぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同期して図示
しない直交座標上に配置された2枚の2次元画像を形成
し、これら画像を合成して2重染色観察を行うための合
成画像を作像し、これら画像を不図示の表示装置に表示
したり、印刷装置等により印刷出力する機能を有してい
る。
【0037】そして、画像形成装置23は、各偏向素子
7x、7yなどにより各レーザ光を標本2の厚さ方向に
一定間隔で送りながら走査してその画像を取得し、この
画像を用いて標本2の3次元画像を構築したり、2画面
像を連続又は間欠に取得して時間経過観察、解析を行
う。
【0038】このように上記第1の実施の形態において
は、標本2から発せられた波長域λ1’、λ2’の蛍光
と標本2からの励起光波長λ1、λ2のレーザ光の反射
光とのうち励起光波長λ1のレーザ光を遮断し、かつ波
長域λ1’、λ2’の蛍光を透過する光学フィルタ11
を、励起光波長λ2のレーザ光と波長域λ1’の蛍光と
を反射し、かつ波長域λ2’の蛍光を透過する分光フィ
ルタ14の前方側に配置し、この分光フィルタ14によ
り分離された励起光波長λ2のレーザ光及び波長域λ
1’の蛍光と、波長域λ2’の蛍光とをそれぞれ各バリ
アフィルタ17、21により制限して各光検出器18、
22に入射するようにしたので、各バリアフィルタ1
7、21の透過率特性を単純化でき、これらバリアフィ
ルタ17、21の特性の設計が容易となり、その性能が
安定化できると共に、その製造も経済的にかつ容易にで
きる。
【0039】従って、複雑な特性で高価な光学部品を削
減でき、小型化が可能で、安価で高性能に波長域λ
1’、λ2’の蛍光画像を取得できる。
【0040】特に励起光を遮断する光学フィルタ11の
設計においては、励起光波長の透過率を例えば0.01
%にすることが要求されるが、一つのフィルタにいくつ
もの遮断性能を要求するような設計が困難であるので、
かかる走査型光学顕微鏡では、使用する多数のダイクロ
イックフィルタの分光特性の設計を単純化でき、製造上
も容易になり、性能も向上できる。
【0041】(2)次に、本発明の第2の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0042】図5は2光子励起観察を行うための走査型
光学顕微鏡の構成図である。2光子励起用の光源として
のレーザ光源30a、30bは、標本2を2光子励起に
必要な複数の異なる励起光波長、例えば励起光波長λ
3、λ4(λ3<λ4)の極超短パルスレーザ光をそれ
ぞれ出力するものである。シャッタ3bを通るレーザ光
源30bから出力された極超短パルスレーザ光と、シャ
ッタ3aを通りミラー4で反射されたレーザ光源30a
からの極超短パルスレーザ光とは、波長合成用のダイク
ロイックミラー31により同一光軸に合成されて走査型
光学顕微鏡本体Aに直接導かれるようになっている。
【0043】走査型光学顕微鏡本体A内には、ダイクロ
イックミラー32が配置され、合成された極超短パルス
レーザ光はダイクロイックミラー32により反射され、
2つの偏向素子7x、7yを経由し、対物レンズ8を通
して標本2に走査照射して2光子励起するものとなって
いる。
【0044】励起ダイクロイックミラー32は、合成さ
れた極超短パルスレーザ光を反射し、かつ標本2から発
せられる2光子励起による波長域λ3’、λ4’の蛍光
及び励起光波長λ3、λ4の極超短パルスレーザ光の反
射光(波長λ3、λ4)を大きく減衰して透過する特性
を持っている。
【0045】この励起ダイクロイックミラー32の透過
光路上には、光学フィルタ系であるバリアフィルタ33
が挿入されている。このバリアフィルタ33は、標本2
からの2光子励起による波長域λ3’、λ4’の蛍光及
び励起光波長λ3、λ4の極超短パルスレーザ光のう
ち、波長域λ3’、λ4’の蛍光のみを透過する特性を
持っている。具体的にバリアフィルタ33は、図6に示
すように励起光波長λ3よりも短波長での透過率ができ
るだけ高く、かつ励起光波長λ3以上の透過率を例えば
0.01%以下になるように設計、製造されたもので、
波長域λ3’、λ4’の蛍光のみが透過する分光特性を
持っている。
【0046】このバリアフィルタ33の分光透過率Tの
フィルタ特性について図6を参照して説明する。具体的
な励起波長、蛍光中心波長、分光波長は、例えばλ3=
980nm、λ4=1063nm、λ3’=520n
m、λ4’=590nm、λs=560nmである。こ
のバリアフィルタ33の特徴は、励起波長λ3、λ4の
うち短波長側より長い波長の透過率を例えば0.01%
以下にし、かつ励起波長λ3より短波長側の透過率をで
きるだけ高くなるように単純に設計したものである。こ
のバリアフィルタ33の構成は、1枚の基板上に形成し
てもよいし、複数の基板に形成した波長特性の異なる基
板を組み合わせることによっても可能である。
【0047】このバリアフィルタ33の透過光路上に
は、スペクトル分離手段としての分光ダイクロイックミ
ラー34が配置されている。この分光ダイクロイックミ
ラー34は、図6に示す点線のように取得すべき波長に
応じて適当な波長λsを境とし、この境以下の波長の光
を反射し、かつそれ以上の波長の光を透過する特性を有
している。従って、この分光ダイクロイックミラー34
は、波長λs以下となる波長域λ3’の蛍光を反射し、
波長λs以上となる波長域λ4’の蛍光を透過するもの
となる。
【0048】この分光ダイクロイックミラー34の反射
光路上には、集光レンズ15、共焦点開口16、バンド
パスフィルタ35を介して光検出器18が配置され、か
つ透過光路上には、集光レンズ19、共焦点開口20、
バンドパスフィルタ36を介して光検出器22が配置さ
れている。
【0049】このうち一方のバンドパスフィルタ35は
波長域λ3’の蛍光のみを透過し、他方のバンドパスフ
ィルタ36は波長域λ4’の蛍光のみを透過する特性を
有している。
【0050】画像形成装置37は、標本2の2光子励起
観察を行うための画像を作像するためのソフトウエアを
有し、このソフトウエアを実行することにより両光検出
器18、22から出力される各蛍光強度信号を入力して
蓄積し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同
期して図示しない直交座標上に配置された2枚の2次元
画像を形成し、これら画像を合成して2光子励起観察を
行うための合成画像を作像し、これら画像を不図示の表
示装置に表示したり、印刷装置等により印刷出力する機
能を有している。
【0051】又、画像形成装置37は、各偏向素子7
x、7yなどにより各レーザ光を標本2の厚さ方向に一
定間隔で送りながら走査してその画像を取得し、この画
像を用いて標本2の3次元画像を構築したり、2画面像
を連続又は間欠に取得して時間経過観察、解析を行う機
能を有している。
【0052】又、画像形成装置37は、シャッタ3a、
3bを開閉動作する機能と、ダイクロイックミラー32
を選択するためのモータ10を駆動制御する機能と、バ
リアフィルタ33を選択するためのモータ13を駆動制
御する機能と、各偏向素子7x、7yを駆動制御する機
能などを有している。
【0053】次に、上記の如く構成された走査型光学顕
微鏡の作用について説明する。
【0054】各レーザ光源30a、30bは、標本2の
2光子励起に必要な励起光波長λ3、λ4の極超短パル
スレーザ光をそれぞれ出力する。これら極超短パルスレ
ーザ光は、波長合成用のダイクロイックミラー31によ
り同一光軸に合成され、走査型光学顕微鏡本体Aに直接
導かれる。
【0055】この合成された極超短パルスレーザ光は、
励起ダイクロイックミラー32により反射され、互いに
直交する2つの偏向素子7x、7yを経由し、対物レン
ズ8を通して標本2に走査照射して2光子励起する。
【0056】この2光子励起された標本2から発せられ
た波長域λ3’、λ4’の蛍光と標本2からの励起光波
長λ3、λ4のレーザ光の反射光とは、同時に戻り光と
して再び、各偏向素子7x、7yを経由し、ダイクロイ
ックミラー32を透過し、バリアフィルタ33に入射す
る。
【0057】このバリアフィルタ33では、標本2から
の2光子励起による波長域λ3’、λ4’の蛍光及び励
起光波長λ3、λ4の極超短パルスレーザ光のうち波長
域λ3’、λ4’の蛍光のみが透過し、分光ダイクロイ
ックミラー34に入射する。
【0058】この分光ダイクロイックミラー34では、
図6の点線に示すように取得すべき波長に応じて適当な
波長λsを境とし、この境以下の波長の光すなわち波長
域λ3’の蛍光を反射し、かつそれ以上の波長の光すな
わち波長域λ4’の蛍光を透過する。
【0059】このうち分光ダイクロイックミラー34で
反射した波長域λ3’の蛍光は、集光レンズ15から共
焦点開口16を介してバンドパスフィルタ35に入射す
る。このバンドパスフィルタ35は波長域λ3’の蛍光
のみを透過させるので、この波長域λ3’の蛍光が光検
出器18に入射する。
【0060】これと共に、分光ダイクロイックミラー3
4を透過した波長域λ4’の蛍光は、集光レンズ19か
ら共焦点開口20を介してバンドパスフィルタ36に入
射する。このバンドパスフィルタ36は波長域λ4’の
蛍光のみを透過させるので、この波長域λ4’の蛍光が
光検出器22に入射する。
【0061】一方の光検出器18は、波長域λ3’の蛍
光を受光し、その蛍光強度信号を出力する。他方の光検
出器22は、波長域λ4’の蛍光を受光し、その蛍光強
度信号を出力する。
【0062】画像形成装置37は、各光検出器18、2
2から出力される各蛍光強度信号を入力して蓄積し、そ
れぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同期して図示
しない直交座標上に配置された2枚の2次元画像を形成
し、これら画像を合成して2光子励起観察を行うための
合成画像を作像し、これら画像を不図示の表示装置に表
示したり、印刷装置等により印刷出力する。
【0063】又、画像形成装置37は、各偏向素子7
x、7yなどにより各レーザ光を標本2の厚さ方向に一
定間隔で送りながら走査してその画像を取得し、この画
像を用いて標本2の3次元画像を構築したり、2画面像
を連続又は間欠に取得して時間経過観察、解析を行う。
【0064】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、2光子励起観察を行うための走査型光学顕微鏡にお
いて、標本2からの2光子励起による波長域λ3’、λ
4’の蛍光及び励起光波長λ3、λ4の極超短パルスレ
ーザ光のうち波長域λ3’、λ4’の蛍光のみを透過す
るバリアフィルタ33を、波長λs以下となる波長域λ
3’の蛍光を反射し、波長λs以上となる波長域λ4’
の蛍光を透過する分光ダイクロイックミラー34の前方
側に配置することにより、上記第1の実施の形態と同様
の効果を奏することができる。
【0065】又、コンフォーカルレンズの前にバリアフ
ィルタ33を配置することにより、フィルタの着脱、差
し替え等による光学的影響が少なくなる。
【0066】(3)次に、本発明の第3の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図1及び図5と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略す
る。
【0067】図7は2重染色観察と2光子励起観察とを
行うための走査型光学顕微鏡の構成図である。具体的に
は、上記第1と第2の実施の形態の各走査型光学顕微鏡
を組み合わせた構成である。
【0068】レーザ光源1a,1bからそれぞれ出力さ
れる多重染色された標本2の励起に必要な励起光波長λ
1、λ2の各レーザ光は、上記の如く波長合成用のダイ
クロイックミラー5において同一光軸に合成されて走査
型光学顕微鏡本体Aに導かれる。又、レーザ光源30
a,30bからそれぞれ出力される標本2の2光子励起
に必要な励起光波長λ3、λ4の各極超短パルスレーザ
光は、波長合成用のダイクロイックミラー31により同
一光軸に合成され、走査型光学顕微鏡本体Aに導かれ
る。
【0069】これら励起光波長λ1、λ2の各レーザ光
と励起光波長λ3、λ4の各極超短パルスレーザ光と
は、互いに光軸、傾きが同一になるように調整されてい
る。なお、4a,4bはミラーであり、4cはダイクロ
イックミラーである。
【0070】これにより、励起光波長λ1、λ2のレー
ザ光が合成されたレーザ光は、励起ダイクロイックミラ
ー32により反射され、互いに直交する2つの偏向素子
7x、7yを経由し、対物レンズ8を通して標本2に走
査照射して励起する。この励起された標本2から発せら
れた波長域λ1’、λ2’の蛍光と標本2からの励起光
波長λ1、λ2のレーザ光の反射光とは、同時に戻り光
として再び、各偏向素子7x、7yを経由し、ダイクロ
イックミラー32を透過する。
【0071】これと同様に、合成された極超短パルスレ
ーザ光は、ダイクロイックミラー32により反射され、
互いに直交する2つの偏向素子7x、7yを経由し、対
物レンズ8を通して標本2に走査照射して2光子励起す
る。
【0072】この2光子励起された標本2から発せられ
た波長域λ3’、λ4’の蛍光と標本2からの励起光波
長λ3、λ4の極超短パルスレーザ光の反射光とは、同
時に戻り光として再び、各偏向素子7x、7yを経由
し、ダイクロイックミラー32を透過する。
【0073】このダイクロイックミラー32の透過光路
上には、光学フィルタ11とバリアフィルタ33とが直
列に挿入されている。図7にはこれら光学フィルタ11
とバリアフィルタ33との分光透過率Tのフィルタ特性
が示されている。具体的な励起波長、蛍光中心波長、分
光波長は、例えばλ1=351nm、λ2=488n
m、λ3=980nm、λ4=1063nm、λ1’=
442nm、λ2’=520nm、λ4’=590nm
等であり、標本2に使用される蛍光試薬により検出フィ
ルタの励起、蛍光波長がそれぞれ異なるので、それぞれ
のダイクロイックフィルタは連動するようにしている。
【0074】光学フィルタ11は、図8に示すように励
起光波長λ1、λ2のレーザ光のうち波長の短い方の励
起光波長λ1より長い波長の透過率をできるだけ高く
し、かつ励起光波長λ1よりも短波長側の透過率が例え
ば0.01%以下になるように単純に設計されている。
【0075】バリアフィルタ33は、図8に示すように
励起光波長λ3の極超短パルスレーザ光より長い波長の
透過率を例えば0.01%以下にし、かつ励起光波長λ
3より短波長側の透過率ができるだけ高くなるように単
純に設計されている。
【0076】これら光学フィルタ11とバリアフィルタ
33との透過光路上には、スペクトル分離手段としての
各分光ダイクロイックミラー40、41、42が直列に
挿入されている。これら分光ダイクロイックミラー4
0、41、42は、波長域λ1’、λ2’、λ3’、λ
4’の蛍光をそれぞれ分光するもので、分光ダイクロイ
ックミラー40は、励起光波長λ1より短い波長のレー
ザ光を遮断すると共に波長域λ2’、λ3’、λ4’の
蛍光を透過し、かつ波長域λ1’の蛍光を反射する特性
を有している。分光ダイクロイックミラー41は、励起
光波長λ2より短い波長のレーザ光を遮断すると共に波
長域λ3’、λ4’の蛍光を透過し、かつ波長域λ2’
の蛍光を反射する特性を有している。分光ダイクロイッ
クミラー42は、波長域λ3’、λ4’の蛍光のうち波
長域λ3’の蛍光を反射し、かつ波長域λ4’の蛍光を
反射する特性を有している。
【0077】上記分光ダイクロイックミラー40の反射
光路上は、集光レンズ15a、共焦点開口16a、バン
ドパスフィルタ17aを介して光検出器18aが配置さ
れている。このうちバンドパスフィルタ17aは、図8
に示すように波長λ2を遮って波長域λ1’の蛍光を透
過する特性を有している。
【0078】上記分光ダイクロイックミラー41の反射
光路上は、集光レンズ15b、共焦点開口16b、バン
ドパスフィルタ17bを介して光検出器18bが配置さ
れている。このうちバンドパスフィルタ17bは、波長
域λ2’の蛍光のみを透過する特性を有している。
【0079】上記分光ダイクロイックミラー42の反射
光路上は、集光レンズ15c、共焦点開口16c、バン
ドパスフィルタ17cを介して光検出器18cが配置さ
れている。このうちバンドパスフィルタ17cは、波長
域λ3’の蛍光のみを透過する特性を有している。
【0080】又、上記分光ダイクロイックミラー42の
透過光路上は、集光レンズ15d、共焦点開口16d、
バンドパスフィルタ17dを介して光検出器18dが配
置されている。このうちバンドパスフィルタ17dは、
波長域λ4’の蛍光のみを透過する特性を有している。
【0081】なお、分光ダイクロイックミラー40、4
1、42は、それぞれ図9に示すように回転可能な円盤
43上の円周上に複数設けられ、各モータ44a、44
b、44cの駆動によりレーザ光の励起光波長及び蛍光
波長に応じたダイクロイックミラー40、41、42が
選択的に切り替えて光路に挿脱されるものとなってい
る。
【0082】又、バンドパスフィルタ17a、17b、
17c、17dは、それぞれ図10に示すように回転可
能な円盤45上の円周上に複数設けられ、各モータ46
a、46b、46c、46dの駆動によりレーザ光の励
起光波長及び蛍光波長に応じたバンドパスフィルタ17
a、17b、17c、17dが選択的に切り替えて光路
に挿脱するようにすることができる。
【0083】画像形成装置47は、標本2の2重染色観
察を行うための画像を作像するためのソフトウエアを有
し、このソフトウエアを実行することにより各光検出器
18a、18bから出力される各蛍光強度信号を入力し
て蓄積し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に
同期して図示しない直交座標上に配置された2枚の2次
元画像を形成し、これら画像を合成して2重染色観察を
行うための合成画像を作像し、これら画像を不図示の表
示装置に表示したり、印刷装置等により印刷出力する機
能を有している。
【0084】又、画像形成装置47は、標本2の2光子
励起観察を行うための画像を作像するためのソフトウエ
アも有し、このソフトウエアを実行することにより各光
検出器18c、18dから出力される各蛍光強度信号を
入力して蓄積し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動
信号に同期して図示しない直交座標上に配置された2枚
の2次元画像を形成し、これら画像を合成して2光子励
起観察を行うための合成画像を作像し、これら画像を不
図示の表示装置に表示したり、印刷装置等により印刷出
力する機能を有している。
【0085】又、画像形成装置47は、各偏向素子7
x、7yなどにより各レーザ光を標本2の厚さ方向に一
定間隔で送りながら走査してその画像を取得し、この画
像を用いて標本2の3次元画像を構築したり、2画面像
を連続又は間欠に取得して時間経過観察、解析を行う機
能を有している。
【0086】又、画像形成装置47は、各シャッタ3
a、3b、30a、30bを開閉動作する機能と、ダイ
クロイックミラー32を選択するためのモータ10を駆
動制御する機能と、光学フィルタ11を選択するための
モータ13を駆動制御する機能と、バリアフィルタ33
を選択するためのモータ13bを駆動制御する機能と、
各分光ダイクロイックミラー40、41、42をそれぞ
れ選択するための各モータ44を駆動制御する機能と、
各バンドパスフィルタ17a、17b、17c、17d
をそれぞれ選択するための各モータ46を駆動制御する
機能と、各偏向素子7x、7yを駆動制御する機能など
を有している。
【0087】このような構成であれば、励起光波長λ
1、λ2のレーザ光がそれぞれ出力され、標本2から波
長域λ1’、λ2’の蛍光が発せられると、これら蛍光
と標本2からの励起光波長λ1、λ2のレーザ光の反射
光とは、同時に戻り光として再び、各偏向素子7x、7
yを経由し、励起ダイクロイックミラー6を透過し、光
学フィルタ11に入射する。
【0088】この光学フィルタ11では最も短波長側の
励起光波長λ1のレーザ光を遮断し、かつ励起光波長λ
2のレーザ光及び波長域λ1’、λ2’の蛍光を透過す
る。そして、分光ダイクロイックミラー40では、励起
光波長λ1より短い波長のレーザ光を遮断すると共に波
長域λ2’の蛍光を透過し、かつ波長域λ1’の蛍光を
反射する。分光ダイクロイックミラー41では、励起光
波長λ2より短い波長のレーザ光を遮断すると共に波長
域λ2’の蛍光を反射する。
【0089】そして、分光ダイクロイックミラー40で
反射した波長域λ1’の蛍光は、集光レンズ15a、共
焦点開口16a、バリアフィルタ17aを通って光検出
器18aに入射する。これと共に、分光ダイクロイック
ミラー41で反射した波長域λ2’の蛍光は、集光レン
ズ15b、共焦点開口16b、バリアフィルタ17bを
通って光検出器18bに入射する。
【0090】画像形成装置47は、各光検出器18a、
18bから出力される各蛍光強度信号を入力して蓄積
し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同期し
て図示しない直交座標上に配置された2枚の2次元画像
を形成し、これら画像を合成して2重染色観察を行うた
めの合成画像を作像し、これら画像を不図示の表示装置
に表示したり、印刷装置等により印刷出力する。
【0091】一方、各レーザ光源30a、30bから励
起光波長λ3、λ4の極超短パルスレーザ光がそれぞれ
出力されると、標本2は2光子励起され、この2光子励
起された標本2から発せられた波長域λ3’、λ4’の
蛍光と標本2からの励起光波長λ3、λ4のレーザ光の
反射光とが同時に戻り光として再び、各偏向素子7x、
7yを経由し、励起ダイクロイックミラー32を透過
し、バリアフィルタ33に入射する。このバリアフィル
タ33では、波長域λ3’、λ4’の蛍光のみを透過す
る。
【0092】これら波長域λ3’、λ4’の蛍光は、各
分光ダイクロイックミラー40、41を透過し、分光ダ
イクロイックミラー42に入射する。この分光ダイクロ
イックミラー42では、波長域λ3’の蛍光を反射し、
かつそれ以上の波長域λ4’の蛍光を透過する。
【0093】そして、波長域λ3’の蛍光は、集光レン
ズ15c、共焦点開口16c、バリアフィルタ17cを
通って光検出器18cに入射する。これと共に、分光ダ
イクロイックミラー42を透過した波長域λ4’の蛍光
は、集光レンズ15d、共焦点開口16d、バリアフィ
ルタ17dを通って光検出器18dに入射する。
【0094】画像形成装置47は、各光検出器18c、
18dから出力される各蛍光強度信号を入力して蓄積
し、それぞれ各偏向素子7x、7yの駆動信号に同期し
て図示しない直交座標上に配置された2枚の2次元画像
を形成し、これら画像を合成して2光子励起観察を行う
ための合成画像を作像し、これら画像を不図示の表示装
置に表示したり、印刷装置等により印刷出力する。
【0095】又、以上のような走査型光学顕微鏡であれ
ば、レーザ光源1a,1bからそれぞれ出力される励起
光波長1、λ2の各レーザ光と、レーザ光源30a,3
0bからそれぞれ出力される励起光波長λ3、λ4の各
極超短パルスレーザ光とのうち観察に必要な励起光波長
のレーザ光を組み合わせて出力し、標本2を励起してそ
の画像を取得できる。例えば、レーザ光の励起光波長の
組み合わせは、励起光波長λ1とλ3、λ1とλ4、又
はλ2とλ4であり、互いの蛍光が影響し合わないよう
に互いの励起光波長の間隔が離れているものが適切であ
る。
【0096】このように上記第3の実施の形態によれ
ば、2重染色観察と2光子励起観察とを行うために上記
第1と第2の実施の形態の各走査型光学顕微鏡を組み合
わせた構成なので、上記第1と第2の実施の形態と同一
の効果を奏することは言うまでもない。
【0097】(4)次に、本発明の第4の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。なお、図7と同一部分
には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0098】図11は2重染色観察と2光子励起観察と
を行うための走査型光学顕微鏡の構成図である。この走
査型光学顕微鏡の上記第3の実施の形態と異なるところ
は、上記第3の実施の形態では1光子励起波長λ1、λ
2の遮断を励起ダイクロイックミラー32と分光ダイク
ロイックミラー40との間に配置された光学フィルタ1
1により行っているが、これを各光検出器18a、18
bのそれぞれの前方に配置した各バリアフィルタ50、
51にその特性を備えたものとしたところである。図1
2はこれらバリアフィルタ50、51のフィルタ分光特
性を示している。
【0099】このような構成であれば、1光子励起観察
の場合、2光子励起波長λ3、λ4を使用せずにバリア
フィルタ33を光路から外す。又、2光子励起波長λ
3、λ4を用いた2光子励起観察の場合には、バリアフ
ィルタ33を光路に挿入する。
【0100】なお、この走査型光学顕微鏡の作用は、上
記第3の実施の形態と同一になるので、その説明の重複
を避けるために省略する。
【0101】従って、上記第4の実施の形態によれば、
2重染色観察と2光子励起観察とを行うために上記第1
と第2の実施の形態の各走査型光学顕微鏡を組み合わせ
た構成なので、上記第1と第2の実施の形態と同一の効
果を奏することは言うまでもない。
【0102】なお、本発明は、上記第1乃至第4の実施
の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨
を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0103】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0104】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、高
価な光学部品を削減して、安価で高性能に複数の波長域
の蛍光画像を取得できるレーザ顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第1の実施の形態におけるダイクロイック
ミラーの挿脱機構を示す図。
【図3】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第1の実施の形態における光学フィルタの
挿脱機構を示す図。
【図4】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第1の実施の形態における光学フィルタ、
分光フィルタ及び各バリアフィルタの波長特性図。
【図5】本発明に係わる2光子励起観察を行うための走
査型光学顕微鏡の第2の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明に係わる2光子励起観察を行うための走
査型光学顕微鏡の第2の実施の形態におけるバリアフィ
ルタ及び分光ダイクロイックミラーの特性図。
【図7】本発明に係わる2重染色観察及び2光子励起観
察を行うための走査型光学顕微鏡の第3の実施の形態を
示す構成図。
【図8】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第3の実施の形態における光学フィルタと
バリアフィルタ
【図9】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査型
光学顕微鏡の第3の実施の形態におけるダイクロイック
ミラーの挿脱機構を示す図。
【図10】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査
型光学顕微鏡の第3の実施の形態におけるバンドパスフ
ィルタの挿脱機構を示す図。
【図11】本発明に係わる2重染色観察及び2光子励起
観察を行うための走査型光学顕微鏡の第4の実施の形態
を示す構成図。
【図12】本発明に係わるレーザ顕微鏡を適用した走査
型光学顕微鏡の第4の実施の形態におけるバリアフィル
タのフィルタ分光特性を示す図。
【符号の説明】
A:走査型光学顕微鏡本体 1a,1b:レーザ光源 2:標本 3a,3b:シャッタ 5:波長合成ダイクロイックミラー 6:励起ダイクロイックミラー 7x,7y:偏向素子 8:対物レンズ 9:円盤 10:モータ 11:光学フィルタ 12:移動体 13:モータ 14:分光フィルタ 15,19:集光レンズ 16,20:共焦点開口 17,21:バリアフィルタ 18,22:光検出器 23:画像形成装置 30a,30b:レーザ光源 31:波長合成ダイクロイックミラー 32:励起ダイクロイックミラー 33:バリアフィルタ 34:分光ダイクロイックミラー 35,36:バンドパスフィルタ 37:画像形成装置 40,41,42:分光ダイクロイックミラー 47:画像形成装置 50,51:バリアフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重染色された標本を複数のスペクトル
    域の励起光により励起し、前記標本から発せられる複数
    のスペクトル域の蛍光を検出器で検出して前記標本の画
    像を取得するレーザ顕微鏡において、 前記複数のスペクトル域の励起光から検出したい蛍光に
    対応する励起光のスペクトル域を選択的に導くための選
    択手段と、 この選択手段で選択的に前記標本に導かれた励起光を照
    射したときに、前記標本側から前記検出器側に向かって
    発せられる光のうち、少なくとも短波長側の励起光のス
    ペクトル域を除去し、かつ前記標本側からの光を透過す
    る分光特性を有した光学フィルタと、 この光学フィルタを切り替え可能な光学フィルタ切替え
    手段と、 前記選択手段により選択的に前記標本に導かれた励起光
    に対応して前記光学フィルタ切替え手段を制御する制御
    手段と、 前記光学フィルタを透過したスペクトル域の光を少なく
    とも2つ以上の検出したい前記蛍光のスペクトル域の検
    出光路にそれぞれ分離するスペクトル分離手段と、 このスペクトル分離手段により分離された前記2つ以上
    の検出器にそれぞれ設けられ、各検出光路で検出したい
    前記蛍光のスペクトル域のみを透過するバリアフィルタ
    と、 このバリアフィルタを透過したスペクトル域の前記標本
    からの蛍光をそれぞれ検出する光検出器と、を具備した
    ことを特徴とするレーザ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記光学フィルタは、ローカットフィル
    タであることを特徴とする請求項1記載のレーザ顕微
    鏡。
  3. 【請求項3】 前記光学フィルタは、ローパスフィルタ
    であることを特徴とする請求項1記載のレーザ顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記光学フィルタは、前記光検出器の前
    に配置されたパンドパスフィルタとを組み合わせて、光
    検出器に所望のスペクトル域の蛍光を導くことを特徴と
    する請求項1記載のレーザ顕微鏡。
  5. 【請求項5】 多重染色された標本を複数のスペクトル
    域の励起光により励起し、前記標本から発せられる複数
    のスペクトル域の蛍光を検出器で検出して前記標本の画
    像を取得するレーザ顕微鏡において、 1光子励起観察用の1光子励起光を発する第1の光源
    と、 2光子励起観察用の2光子励起光を発する第2の光源
    と、 これら第1、第2の光源からの前記複数の励起光から検
    出したい蛍光に対応する励起光のスペクトル域を選択的
    に前記標本に導くための選択手段と、 この選択手段で選択的に前記標本に導かれる前記第1の
    光源からの1光子励起光により前記標本から発せられる
    光のうち、少なくとも短波長側の励起光のスペクトル域
    を除去した前記標本からの光を透過するローカットフィ
    ルタと、 前記選択手段で選択的に前記標本に導かれる前記第2の
    光源からの2光子励起光により前記標本から発せられる
    光のうち、少なくとも短波長側の励起光のスペクトル域
    を除去した前記標本からの光を透過するローパスフィル
    タと、 前記ローカットフィルタを切り替え可能な第1の光学フ
    ィルタ切替え手段と、 前記ローパスフィルタを切り替え可能な第2の光学フィ
    ルタ切替え手段と、 前記選択手段により選択的に前記標本に導かれる前記第
    1、第2の光源からの励起光に対応して前記第1、第2
    の光学フィルタ切替え手段を制御する制御手段と、 前記光学フィルタを透過したスペクトル域の光を少なく
    とも2つ以上の検出したい蛍光のカペクトル域の検出光
    路にそれぞれ分離するスペクトル分離手段と、 このスペクトル分離手段により分離された前記2つ以上
    の検出光路にそれぞれ設けられ、各検出光路で検出した
    い蛍光のスペクトル域のみを透過するバリアフィルタ
    と、 このバリアフィルタを透過したスペクトル域の前記標本
    からの蛍光をそれぞれ検出する光検出器と、を具備した
    ことを特徴とするレーザ顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第1、第2の光源
    からの1光子励起光と2光子励起光ととが同時に前記標
    本に導かれる場合、前記第1、第2の光学フィルタ切替
    え手段を制御して、光路中に前記ローカットフィルタと
    ローパスフィルタとを挿入させることを特徴とする請求
    項5記載のレーザ顕微鏡。
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