JPWO2008013193A1 - プロジェクト情報表示装置、プロジェクト情報表示方法、プロジェクト情報表示プログラム、および電子カルテ情報表示装置 - Google Patents

Abstract

カレンダー情報と医療行為の詳細情報と電子カルテ情報とを記憶する記憶部３０と、記憶部３０からカレンダー情報を取得して異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するタイムスケール生成部４１と、生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応する電子カルテ情報を記憶部３０から取得する電子カルテ情報取得部４２と、生成された複数のタイムスケールと取得された電子カルテ情報とから表示画面情報を生成する表示画面情報生成部４３と、生成された表示画面情報を表示する表示画面を有する表示部５０とを備えることを特徴とし、プロジェクト管理を行うプロジェクト情報を簡単な操作でユーザの所望の時間単位で表示することができる電子カルテ情報表示装置を提供する。

Description

本発明は、様々な分野のプロジェクト管理に用いるプロジェクト情報表示装置、プロジェクト情報表示方法、プロジェクト情報表示プログラム、および電子カルテ情報表示装置に関する。

従来、様々な分野でプロジェクト管理を行うためのアプリケーションが開発され、利用されている。

その中で、医療現場においては患者の治療計画を電子カルテで管理することが行われている。

この電子カルテを採用することにより、紙のカルテを利用するときに比べてデータの保存スペースを縮小できるとともに、紙のカルテをめくる等の作業をせずに表示画面上で所望の患者に関する過去の情報を迅速に閲覧できるようになる。

患者の情報を迅速に閲覧するため、特開２００３−１０８６６１号公報に示すようにクリニカルパスと呼ばれる医療情報をスケジュール表にまとめたツールを利用することにより、治療の経過および計画を閲覧しやすくすることが可能になる。

また、特許２７０６６４５号公報または特許２８１５３４６号公報に記載の技術を用いることにより、患者についての各種情報のスケジュールが一目で理解でき、さらに治療に関わる医療スタッフと情報を共有して、各医療スタッフがデータの入力などを行うことができ、これらを基に治療計画を適宜変更したりすることができる。

しかし、上記の特開２００３−１０８６６１号公報、特許２７０６６４５号公報、および特許２８１５３４６号公報に記載の技術は、固定されたスケジュール表（日または時間単位）の枠に各情報が表示されるものであり、さらに詳細な時間単位（例えば分単位や秒単位）での情報の表示をしたい場合や、逆に年単位などの長期間にわたる情報を表示したい場合などに対応することができないものであった。

例えば、医療における治療計画を含む各種プロジェクト管理においては、プロジェクトを構成する個々の行為は他の行為と従属的、排他的に関連していることが多く、この他の行為との従属的、排他的な関連が所定時間内にのみ適用される場合などの詳細な情報を有する場合、これらの情報を明確に提示するには分単位、あるいは秒単位での表示が必要な場合がある。

特開平１１−２１２７００号公報に記載の発明では、表示画面に表示されたＧＵＩ操作子を操作することにより、年単位、月単位、日単位など所望の表示モードに変更して情報を表示させることができるが、このような表示モードの変更操作をさらに容易にできる技術が望まれていた。

よって本発明の目的は、プロジェクト管理を行うプロジェクト情報を、簡単な操作でユーザの所望の時間単位で表示することができるプロジェクト情報表示装置、プロジェクト情報表示方法、プロジェクト情報表示プログラム、および電子カルテ情報表示装置を提供することである。

上記目的を達成するための本発明のプロジェクト情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部から、指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶部から取得するプロジェクト情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示画面を有する表示部とを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示方法は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップで記憶されたカレンダー情報から指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するタイムスケール生成ステップと、前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶ステップで記憶されたプロジェクト情報から取得するプロジェクト情報取得ステップと、前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得ステップで取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成ステップと、前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示プログラムは、プロジェクト情報表示装置に、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する機能と、記憶された前記カレンダー情報から指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成する機能と、生成された前記複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶されたプロジェクト情報から取得する機能と、生成された前記複数のタイムスケールと、取得された前記最も小さい時間単位のタイムスケールの時間情報に対応するプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する機能と、生成された前記表示画面情報を表示する機能とを実現させることを特徴とする。

また、本発明の電子カルテ情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成された電子カルテ情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部から、指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれる電子カルテ情報を、前記記憶部から取得する電子カルテ情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記電子カルテ情報取得部で取得された電子カルテ情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示画面を有する表示部とを備えることを特徴とする。

よって本発明のプロジェクト情報表示装置、プロジェクト情報表示方法、プロジェクト情報表示プログラム、および電子カルテ情報表示装置によれば、プロジェクト管理を行うプロジェクト情報を、簡単な操作でユーザの所望の時間単位で表示することができる。

本発明の一実施形態によるプロジェクト情報表示装置としての電子カルテ表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で利用されるＣＯＡの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示される時間軸上におけるＣＯＡの情報の位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるパラレルタイムスケールモードのタイムスケールを示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムトラベルスケールモードのタイムスケールを示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で、１画面あたりに表示される日単位、時単位、分単位によるタイムスケールの時間幅を示す説明図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示される表示画面を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるタイムスケールの一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されるウィンドウエリアマネッジャを示す拡大図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の一実施形態によるプロジェクト管理表示装置としての電子カルテ表示装置で表示されたタイムスケールと電子カルテ情報との一例を示す表示図である。 本発明の他の実施形態によるプロジェクト管理表示装置で表示されるタイムスケールおよび月間カレンダーの一例を示す表示図である。 本発明の他の実施形態によるプロジェクト管理表示装置で表示されるタイムスケールおよび月間カレンダーの一例を示す表示図である。

本発明のプロジェクト情報表示装置の一実施形態として、医療分野において電子カルテの治療計画を表示する電子カルテ表示装置について説明する。

本実施形態の電子カルテ表示装置においては、電子カルテに格納されている医療情報を、各種時間単位の時間軸を示すタイムスケールに対応して表示させる。

〈一実施形態としての電子カルテ表示装置の構成〉
本実施形態における電子カルテ表示装置１の構成について、図１を参照して説明する。

本実施形態における電子カルテ表示装置１は、入力部１０と、表示情報操作部２０と、記憶部３０と、表示情報生成部４０と、表示部５０とを有する。

入力部１０は、ユーザである医師により操作されるものであり、マウス、スタイラスペン、キーボードなどである。

表示情報操作部２０は、モード選択部２１と、時間単位選択部２２と、表示期間選択部２３と、電子カルテ情報更新部２４と、ウィンドウエリア選択部２５とを有する。

モード選択部２１は、医師による入力部１０の操作により、表示画面上に表示されるタイムスケールの表示モードを、後述するパラレルタイムスケールモードとタイムトラベルスケールモードとから選択する。

また、医師による入力部１０の操作により、表示画面上に表示されるタイムスケールおよび電子カルテ情報の動作モードを、後述するランタイムビューモードとスナップショットモードとから選択する。

時間単位選択部２２は、医師による入力部１０の操作により、表示画面上に表示されるタイムスケールの時間単位を、１０年単位、年単位、月単位、日単位、時単位、分単位、または秒単位から所定の数を選択する。本実施形態においては、３つの時間単位を選択するものとする。

表示期間選択部２３は、医師により入力部１０を利用してタイムスケールが移動されることにより、情報を表示させる表示期間を選択する。

電子カルテ情報更新部２４は、医師による入力部１０の操作により、表示画面上に表示された電子カルテ情報を更新する。

ウィンドウエリア選択部２５は、タイムスケールと電子カルテ情報とにより表示情報生成部４０で生成される表示画面情報の表示エリアを、医師による入力部１０の操作により選択する。

記憶部３０は、カレンダー情報記憶部３１と表示情報記憶部３２とを有する。

カレンダー情報記憶部３１は、１０年単位、年単位、月単位、日単位、時単位、分単位、または秒単位でタイムスケールを表示させるための年月日情報を含むカレンダー情報を記憶する。

表示情報記憶部３２は、予め入力された種々の医療行為に関する詳細情報を格納するＣＯＡ情報記憶部３２ａ、および、ＣＯＡ情報記憶部３２ａに格納されている医療行為に関する情報から選択された医療行為の情報とこの選択された医療行為が実行される実行時間情報とにより構成された１０年単位、年単位、月単位、日単位、時単位、分単位、および秒単位の電子カルテ情報を記録する電子カルテ情報記憶部３２ｂを有する。

ＣＯＡ情報記憶部３２ａに格納される医療行為に関する情報について説明する。

本実施形態においては、表示する様々な種類の医療行為を個々に「アクト」として定義し管理している。

そして、これらの個々のアクトはその行為の核心となる情報（Core of Act、以下「ＣＯＡ」とする。）を有する。このＣＯＡの中にはそれぞれ時間軸を基にして定義された他の行為との関係等が格納されている。

アクトの種類としては、「観察」、「処方」、「注射」、「給食」等があり、これらには例えば「注射」を行ってから所定の時間経過後に「観察」しなければならない等の時間軸に基づく他の医療行為と関係する情報が個々にある。

医療行為以外の情報、例えば「症状」の情報なども、「観察」というアクトに基づいて発生するＣＯＡであり、これらの情報（症状）は「観察」のＣＯＡとして保持される。つまり、すべての医療情報は何らかの医療行為（アクト）のＣＯＡとして保持される。

このような考えに基づき、本実施形態の電子カルテ表示装置においては、電子カルテという時間軸を既に持ったデータ構造の中に、さらに個々に時間軸に基づく情報を持ったＣＯＡを入力して表示させ、精度の高い医療情報の提供を支援する。

−ＣＯＡの構成−
本発明において利用される各ＣＯＡを構成する情報について、図２を参照して説明する。

各ＣＯＡは、（１）アクト情報層１００と、（２）アクト動作層２００と、（３）出力層３００と、（４）管理層４００とを有する。

（１）アクト情報層１００
アクト情報層１００は、自己のアクトに関する情報である自行為情報としての（ｉ）自己アクト情報１１０と、他のＣＯＡとリンクするための情報であるリンケージ情報としての（ii）リンケージアクト情報１２０とを有する。

（ｉ）自己アクト情報１１０
自己アクト情報１１０はさらに、自行為特性情報としての自己アクト特性１１１と自行為論理情報としての自己アクト論理１１２とを有し、自己アクト特性１１１には、自己のアクトの名称１１１ａ（正式名称、別称、仮名称など）、分類１１１ｂ（大分類、中分類、小分類など）、関連ＩＤ１１１ｃ（名称１１１ａに対応し他のＣＯＡとリンクするための識別ＩＤ）、知識１１１ｄ（自己のアクトに関する量、速度、単位、科学知識やノウハウなど）が格納されている。

分類１１１ｂの例としては、大分類として「動作アクト」、「論理上アクト」があり、「動作アクト」の中分類として「観察アクト」、「介入アクト」がある。また、「観察アクト」の小分類として「病歴」、「症状」、「所見」などがあり、「介入アクト」の小分類として「検体検査」、「画像検査」、「生理検査」、「処方」、「注射」、「処置」、「入退院」、「給食」などがある。また、「論理上アクト」の小分類として、「検査結果の組み合わせによるデータ生成」、「処方箋；物伝票の生成」などがある。

自己アクト論理１１２には、自己のアクトを実行する際の量の算出方法、投与量の適正範囲、症状の評価方法、単位の換算、表示方法などの情報が格納されている。

（ii）リンケージアクト情報１２０
リンケージアクト情報１２０は、リンケージアクト特性１２１とリンケージアクト論理１２２とを有し、リンケージアクト特性１２１には、他のＣＯＡとリンクされることにより適用する従属的・排他的行為の内容、適用時間、適用範囲などの情報が時間軸情報に基づいて格納され、リンケージアクト論理１２２には、リンケージアクト特性１２１の情報に基づいて他のＣＯＡとリンクする際の論理和、論理積等による条件式、論理フローなどが格納されている。

（２）アクト動作層２００
アクト動作層２００には、自己アクト論理１１２およびリンケージアクト論理１２２に基づいて処理を実行する際の動作間の論理制御情報、例えば実行順序や条件式などが格納されている。

（３）出力層３００
出力層３００には、自己のＣＯＡの動作に関する状態３００ａ（想定、計画、実施決定、準備、実施、結果など）、評価３００ｂ（成功、失敗など）、成果３００ｃ（観察結果、実施結果、図形化、伝票・処方箋生成など）、他のＣＯＡに対する介入３００ｄなどの情報が格納されている。

（４）管理層４００
管理層４００には、各ＣＯＡを管理するための管理ＩＤ群４００ａと、管理名称４００ｂと、各ＣＯＡを著作物とする著作権４００ｃと、著作日時、更新日時などの版情報４００ｄとが格納されている。

各ＣＯＡの時間軸上における情報の適用範囲を図３に示す。ＣＯＡはそれぞれ複数のリンケージアクト情報１２０を有することが可能であり、図３のＣＯＡにおいてはリンケージアクト情報１２０−１〜１２０−３の３つのリンケージアクトを有する。

図３において、リンケージアクト情報１２０−１は自己アクト情報１１０による医療行為実行後所定時間経過後から適用される情報であり、リンケージアクト情報１２０−２は自己アクト情報１１０による医療行為実行と同時に適用される情報であり、リンケージアクト情報１２０−３は自己アクト情報１１０による医療行為終了時から適用される情報である。

図１に戻り、表示情報生成部４０は、タイムスケール生成部４１と、電子カルテ情報取得部４２と、表示画面情報生成部４３とを有する。

タイムスケール生成部４１は、入力部１０または表示情報操作部２０から取得した情報に基づいて、記憶部３０のカレンダー情報記憶部３１から該当する３つの時間単位のカレンダー情報を取得してそれぞれのタイムスケールを生成する。生成された複数のタイムスケールにおいて表示情報の基点となる時刻にポインタＰが示されている。

また、このタイムスケールが生成されるときの各時間単位の表示幅は、必要に応じて使いやすい幅に自由に設定することができる。

生成するタイムスケールは、表示モードとしてパラレルタイムスケールモードとタイムトラベルスケールモードとがあり、表示情報操作部２０のモード選択部２１の指示により切り替えられる。

パラレルタイムスケールモードは、時間単位が異なる複数のタイムスケールを同じ時間幅で表示するモードである。

図４は、月単位、日単位、時単位の３つの時間単位のタイムスケールをパラレルタイムスケールモードで表示した一例であり、時単位の０〜２３の２４時間分の時間枠が日単位の１日分の時間枠と同じ幅で表示され、日単位の１日〜３０日（月により異なる）の３０日分時間枠が月単位の１ヶ月（図２では６月）分の時間枠と同じ幅で表示されている。

このようにタイムスケールがパラレルタイムスケールモードで表示されることにより、表示情報の基点を示すポインタＰに対して３つのタイムスケールが同じ速度で移動するため、いずれか１つのタイムスケールを手動で移動させたときは他のタイムスケールも自動的に同じ速度で移動され、対応する日時、時刻が表示されるように更新されて表示される。

タイムトラベルスケールモードは、時間単位が異なる複数のタイムスケールを異なる時間幅で表示するモードである。

図５は、月単位、日単位、時単位の３つの時間単位のタイムスケールをタイムトラベルスケールモードで表示した一例であり、時単位の時間枠よりも日単位の時間枠の幅を狭く設定して一画面上に複数の日（図３では１０日）を表示し、さらに日単位の時間枠の幅よりも月単位の時間枠の幅を狭く設定して一画面上に複数の月（図３では８ヶ月）を表示している。

このようにタイムスケールがタイムトラベルスケールモードで表示されることにより、表示情報の基点を示すポインタＰに対して３つのタイムスケールが異なる速度で移動し、図５においては時間単位が大きい程、遅い速度で移動する。そのため、いずれか１つのタイムスケールを手動で移動させたときは他のタイムスケールが自動的に異なる速度で移動され、対応する日時、時刻が表示されるように更新されて表示される。

例えば、図６（ａ）に示すように、６００pixelの表示画面上で日単位の時間枠を１１日分表示するように設定すると、１pixelあたりの時間幅は下記式〔１〕により１５８４秒になる。

〔数１〕
11日/600pixels＝（60秒×60分×24時間×11日）/600pixels＝1584秒 式〔１〕
また、図６（ｂ）に示すように、６００pixelの表示画面上で時単位の時間枠を２０時間分表示するように設定すると、１pixelあたりの時間幅は下記式〔２〕により１２０秒になる。

〔数２〕
20時間/600pixels＝（60秒×60分×20時間）/600pixels＝120秒 式〔２〕
また、図６（ｃ）に示すように、６００pixelの表示画面上で分単位の時間枠を７６分分表示するように設定すると、１pixelあたりの時間幅は下記式〔３〕により７．６秒になる。

〔数３〕
76分/600pixels＝（60秒×76分）/600pixels＝7.6秒 式〔３〕
このように１pixelに対応する時間幅が時間単位によって異なるため、図６の（ａ）〜（ｃ）の３つのタイムスケールが同時に表示されている表示画面上で、例えば１時間分のタイムスケールを１秒間で移動させる場合、日単位（ａ）のタイムスケールの移動速度はわずか２pixel/秒であり、時単位（ｂ）のタイムスケールの移動速度は３０pixel/秒であり、分単位（ｃ）のタイムスケールの移動速度は４７３pixel/秒であり、移動速度は大幅に異なる。

また、生成するタイムスケールは、動作モードとしてランタイムビューモードとスナップショットモードとがあり、表示情報操作部２０のモード選択部２１の指示により切り替えられる。

ランタイムビューモードは、時間の経過とともに、表示される表示画面情報が更新されるモードである。

ランタイムビューモードはさらに詳細には、固定されたタイムスケール上を時間の経過とともにポインタＰが移動するポインタフローモードと、固定されたポインタＰに対してタイムスケールが移動するスケールフローモードとがある。

スナップショットモードは、表示される表示画面情報が固定され、時間の経過に対しては更新されないモードである。

また、タイムスケール生成部４１は、表示情報操作部２０の時間単位選択部２２の指示により、生成するタイムスケールの時間単位を変更する。

例えば、本実施形態においては、例えば、図７に太線枠で示すような、「１０年単位、年単位、月単位」の３つの時間単位による表示、図８に太線枠で示すような、「年単位、月単位、日単位」の３つの時間単位による表示、図９に太線枠で示すような、「月単位、日単位、時単位」の３つの時間単位による表示、図１０に太線枠で示すような、「日単位、時単位、分単位」の３つの時間単位による表示、図１１に太線枠で示すような、「時単位、分単位、秒単位」の３つの時間単位による表示などに変更可能である。

また、タイムスケール生成部４１は、表示情報操作部２０の表示期間選択部２３の指示により、いずれかのタイムスケールを移動することにより、またはポインタＰを移動することにより、タイムスケールの時間情報を更新する。

タイムスケールを移動させることにより時間情報を更新するか、ポインタＰを移動させることにより時間情報を更新するかは、表示画面上の任意の位置に表示された切り替えボタン（図面非表示）の操作により切り替えられる。

電子カルテ情報取得部４２は、タイムスケール生成部４１で生成されたタイムスケールのポインタＰにより示された時刻に基づいて、タイムスケールの中で最も小さい時間単位である時単位のタイムスケールに対応し、表示期間選択部２３で選択された表示期間内に実行時間情報が含まれるＣＯＡによる電子カルテ情報を記憶部３０内の表示情報記憶部３２の電子カルテ情報記憶部３２ｂから取得する。

また、電子カルテ情報取得部４２は、電子カルテ情報更新部２４からの指示により既に取得された電子カルテ情報を更新する。電子カルテに新たにＣＯＡを追加するときには、記憶部３０内の表示情報記憶部３２のＣＯＡ情報記憶部３２ａから必要なＣＯＡ情報を取得することにより電子カルテ情報を更新する。

表示画面情報生成部４３は、タイムスケール生成部４１で生成したタイムスケールと、このタイムスケールのポインタＰにより示された時刻およびタイムスケールの時間単位に基づいて電子カルテ情報取得部４２で取得または更新された電子カルテ情報と、電子カルテ情報の表示エリアを調整するために予め設定されたウィンドウエリアマネッジャとから、表示画面情報を生成する。

表示部５０は、表示情報生成部４０の表示画面情報生成部４３で生成された表示画面情報を表示するものであり、ディスプレイなどである。

図１３は、表示部５０に表示画面情報が表示された状態を示す表示図である。

図１３において、画面上部にタイムスケール５１が表示され、このタイムスケール５１に対応した電子カルテ情報５２がタイムスケール５１の下部に表示され、ウィンドウエリアマネッジャ５３が画面左の上部に表示され、水平タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５４および垂直タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５５が画面右の上端に表示され、時間軸伸縮ボタン５６が画面の任意に位置（本実施形態においては右上端）に表示されている。

〈一実施形態としての電子カルテ表示装置の動作〉
以下に、一実施形態としての電子カルテ管理システム１の動作を図１４〜図２８を参照して詳細に説明する。

図１４のフローチャートに示すように、まず、医師による入力部１０の操作により電子カルテ表示装置１に電源が投入され所望の患者の個人情報が入力されると（Ｓ１）、表示情報生成部４０のタイムスケール生成部４１において、デフォルトの設定によるタイムスケールが生成される。

本実施形態においてはタイムスケールのデフォルト設定により、図４のようにパラレルタイムスケールモードで、月単位、日単位、時単位の３つの時間単位のタイムスケールが生成される（Ｓ２）。ここで、最小の時間単位である時単位の枠は２０時間分表示される。またこのとき、表示情報の基点となるポインタＰは操作時点における現在時刻（６月１日 １７時００分）に合っているものとする。

また、本実施形態によるタイムスケールはデフォルト設定により、最小の時間単位が１０年単位、年単位、月単位、日単位、または時単位のときは動作モードはスナップショットモードで生成され、最小の時間単位が分単位、または秒単位のときはランタイムビューモードで生成される。ここでは、最小の時間単位が時単位のため、現在時刻（６月１日１７時００分）を基点とする２０時間分のタイムスケール（６月１日 ７時００分〜６月２日 ３時００分）がスナップショットモードで生成される。

次に、電子カルテ情報取得部４２により、タイムスケールで生成された６月１日 ７時００分〜６月２日 ３時００分に対応する時単位の電子カルテ情報が、記憶部３０内の表示情報記憶部３２の電子カルテ情報記憶部３２ｂから取得される（Ｓ３）。

次に、表示画面情報生成部４３において、タイムスケール生成部４１で生成されたタイムスケールと、電子カルテ情報取得部４２で取得された電子カルテ情報とから、表示画面情報が生成される（Ｓ４）。

生成された表示画面情報は、図１３に示すように表示部５０に表示される（Ｓ５）。

次に、医師による入力部１０の操作によりマウスまたはペンなどで上位時間の時間軸がポインティングされるとタイムスケールの表示モードがデフォルト設定のパラレルタイムスケールモードからタイムトラベルスケールモードにモード選択部２１で変換され（Ｓ６の「YES」）、タイムスケールが図５に示すようにタイムトラベルスケールモードに更新され（Ｓ７）、ステップＳ３の処理に戻る。

ここでは、タイムスケールの表示モードが変更してもポインタＰが示す現在時刻は変わらないため、既に取得された電子カルテ情報と更新されたタイムスケールとから表示画面情報が生成され、表示される（Ｓ３〜Ｓ５）。

所望の表示モードに変換され表示されたとき、またはデフォルト設定の状態で表示モードの変換が不要なとき（Ｓ６の「NO」）に、時間単位が変更される場合（Ｓ８の「YES」）は、医師による入力部１０の操作によりタイムスケールの時間単位がシフトされ、所望の時間単位の電子カルテ情報が表示されるようにタイムスケールが更新される（Ｓ７）。

タイムスケールの時間単位は例えば、図７に太線枠で示すような、「１０年単位、年単位、月単位」の３つの時間単位による表示、図８に太線枠で示すような、「年単位、月単位、日単位」の３つの時間単位による表示、図９に太線枠で示すような、「月単位、日単位、時単位」の３つの時間単位による表示、図１０に太線枠で示すような、「日単位、時単位、分単位」の３つの時間単位による表示、図１１に太線枠で示すような、「時単位、分単位、秒単位」の３つの時間単位による表示などに変更可能である。

タイムスケールの時間単位の変更は、図１２の矢印５１ａに示すように、タイムスケール５１の時間軸の間を上下に動かす方法、タイムスケール５１の両端の上下ボタン５１ｂを操作する方法、またはタイムスケール５１の周辺に配置された上下ボタン５１ｃを操作する方法により実行される。

ここでは、図１１のように「時単位、分単位、秒単位」の３つの時間単位による表示に変更されてタイムスケールが更新され、ステップＳ３の処理に戻る。

ステップＳ３に戻ると、更新されたタイムスケールの中で、最小の時間単位の時間情報である秒単位に対応する電子カルテ情報が記憶部３０内の表示情報記憶部３２の電子カルテ情報記憶部３２ｂから取得され、表示画面情報が生成されて表示される（Ｓ３〜Ｓ５）。

秒単位に対応する電子カルテ情報により生成された表示画面情報のタイムスケール５１と電子カルテ情報５２が表示部５０に表示された状態を図１５に示す。

ここでは、秒単位の電子カルテ情報５２が電子カルテ情報記憶部３２ｂから取得されているため、デフォルト設定により、動作モードはランタイムビューモードのスケールフローモードでタイムスケール５１が生成される。

ランタイムビューモードのスケールフローモードにおいてはタイムスケール５１は時間の経過とともに毎秒ごとに更新され、このタイムスケール５１の更新に伴い電子カルテ情報５２も取得されて更新され、表示される。

図１５において電子カルテ情報５２は、取得された計測中の心電図、平均血圧、呼吸回数、血液酸素飽和度の値がグラフ化されてタイムスケールに対応して横軸が時間軸、縦軸が表示項目として表示され、毎秒ごとに新たな計測値がさらに取得され表示画面情報が更新される。

ここで、動作モードをスナップショットモードに変更したいとき（Ｓ９の「YES」）は、医師による入力部１０の操作により、固定されたタイムスケール５１に更新され、ステップＳ３の処理に戻る。

ここでは、取得された最新の電子カルテ情報５２と更新されたタイムスケール５１とから表示画面情報が生成され、表示される（Ｓ３〜Ｓ５）。

次に、所望の動作モードに変更されたとき、または動作モードの変更が必要ないとき（ステップＳ９の「NO」）に、表示期間が変更される場合（Ｓ１０の「YES」）について説明する。

ここでは、タイムスケール５１がデフォルト設定による月単位、日単位、時単位の３つの時間単位のままで表示期間が変更される場合について説明する。

表示期間の変更には、クリックモードによる変更とスライドモードによる変更とがある。

これらのクリックモードおよびスライドモードは、さらにそれぞれアナログモードとデジタルモードとに分類される。

クリックモードにおけるアナログモードにより表示期間が変更される場合について図１６を参照して説明する。

クリックモードにおけるアナログモードでは、医師により入力部１０が用いられて任意の時間単位のタイムスケール５１上において所望の位置がクリックされると、クリックされた位置により示される絶対時間がポインタＰに合うように、クリックされた時間単位以下の表示されているすべての時間軸が瞬時に移動される。

そのため、ポインタＰから遠い位置がクリックされるほど、移動時間が大きくなる。

ここでは、図１６（ａ）に示すように、「６月１日（木曜日）１７時」にポインタＰが合っている状態で、月単位の時間軸上で「７月５日（水曜日）１５時」にあたる位置Ｃ１がクリックされると、図１６（ｂ）に示すようにクリックされた位置Ｃ１により示される絶対時間である「７月５日（水曜日）１５時が」ポインタＰに合うように、すべての時間軸（月単位、日単位、時単位）が移動される。

さらに、図１６（ｂ）の状態で日単位の時間軸上で「７日（金曜日）１２時」にあたる位置Ｃ２がクリックされると、図１６（ｃ）に示すようにクリックされた位置Ｃ２により示される絶対時間である「７月７日（金曜日）１２時」がポインタＰに合うように、日単位以下のすべての時間軸（日単位、時単位）が移動される。

次に、クリックモードにおけるデジタルモードにより表示期間が変更される場合について図１７を参照して説明する。

クリックモードにおけるデジタルモードでは、医師により入力部１０が用いられて任意の時間単位のタイムスケール５１上において所望の位置がクリックされると、クリックされた時間単位より小さい時間単位の時間軸は固定されたままで、クリックされた位置により示される絶対時間がポインタＰに合うように移動される。

ここでは、図１７（ａ）に示すように、「６月１日（木曜日）１７時」にポインタＰが合っている状態で、月単位の時間軸上で７月の任意の位置にあたる位置Ｃ３がクリックされると、クリックされた時間単位より小さい時間単位である日単位、時単位の時間軸は固定されたままで、月単位の時間軸は図１６（ｂ）に示すようにクリックされた位置Ｃ３により示される「７月」がポインタＰに合うように瞬時に移動され、「７月１日（土曜日）１７時」にポインタＰが合った状態になる。

さらに、図１７（ｂ）の状態で日単位の時間軸上で「２日（日曜日）」の任意の位置にあたる位置Ｃ４がクリックされると、クリックされた時間単位より小さい時間単位である時単位の時間軸は固定されたままで、日単位の時間軸は図１７（ｃ）に示すようにクリックされた位置Ｃ４により示される「２日」がポインタに合うように瞬時に移動され、「７月２日（日曜日）１７時」にポインタＰが合った状態になる。

このクリックモードにおけるデジタルモードで表示期間を変更することにより、例えば月単位の時間軸上で操作すれば、同じ日時分秒における異なる月の任意の位置をポインタＰに合わせるように移動することができる。

また、スライドモードにおけるアナログモードでは、医師により入力部１０が用いられて任意の時間単位の時間軸が所望の位置がポインタＰに合うようにスライドされると、スライドされた時間軸のポインタＰに合った位置により示される絶対時間にすべての時間単位の時間軸が合うように移動される。

例えば、「２月１５日２３時」に合わせたいときは、まず月単位の時間軸において、「２月」の枠の中心近くにポインタＰが合うようにスライドされることにより日単位の時間軸は既に「１５日」を中心とした近辺の日が表示され、この日単位の時間軸において「１５日」の枠の右端近くにポインタＰが合うようにスライドされることにより時単位の時間軸は既に「０時前」を中心とした近辺の時間が表示され、この時単位の時間軸において最終的に「２３時」がポインタＰに合うようにスライドされることにより調整される。

また、スライドモードにおけるデジタルモードでは、医師により入力部１０が用いられて任意の時間単位の時間軸が所望の位置がポインタＰに合うようにスライドされると、スライドされた時間単位より小さい時間単位の時間軸は固定されたままで、スライドされた時間軸のみが移動される。

このスライドモードにおけるデジタルモードでも、クリックモードにおけるデジタルモードと同様に、例えば月単位の時間軸上で操作することにより、同じ日時分秒における異なる月の情報を次々と表示させることができる。

このクリックモードとスライドモードとは、マウスの左ボタンにより時間軸がクリックされることによりクリックモードによる操作が行われ、マウスの右ボタンを押しながら時間軸がスライドされることによりスライドモードによる操作が行われることにより、これらのモードが使い分けられるかまたは、マウスまたはペンなどで画面上のタイムスケール５１の外部に表示されたモード切り替えボタン（図面非表示）が操作されることにより切り替えられる。

また、表示期間の範囲を変更するスパンモードについて、図１８〜図２１を参照して説明する。

表示期間の範囲を変更するスパンモードは、タイムスケール上の所望の時間範囲（タイムスパン）が選択されると、タイムスケール内の最小の時間単位の全表示範囲が、選択された時間範囲に拡大されズームアウトされた表示に移動するモードである。

例えば、図１８に示すように月単位、日単位、時単位の３つの時間単位で表示されたタイムスケール５１の中で、医師によりカーソルでドラッグ操作されることにより日単位の時間軸から「１日（木）〜２日（金）」が選択されると、このタイムスケール５１内の最小の時間単位である時単位の全表示範囲が「１日（木）の０時〜２日（金）の２４時」にズームアウトされて時単位の表示比率が変更され、図１９に示すように表示される。

このとき、表示比率が変更されることにより時単位の表示が細かくなりすぎるときには、表示される時間単位が適切な大きさの時間単位になるように自動シフトされるようにしてもよい。

ドラッグ操作されたカーソルが日単位の時間軸からはずされると、タイムスケール５１はパラレルタイムスケールモードに戻る。

また、図２０に示すように月単位、日単位、時単位の３つの時間単位で表示されたタイムスケール５１の中で、医師によりカーソルでドラッグ操作されることにより時単位の時間軸から「１６時〜２０時」が選択されると、このタイムスケール５１内の最小の時間単位である時単位の全表示範囲が「１６時〜２０時」にズームインされて時単位の表示比率が変更され、図２１に示すように表示される。

このとき、表示比率が変更されることにより時単位の表示が粗くなりすぎるときには、表示される時間単位が適切な大きさの時間単位になるように自動シフトされるようにしてもよい。

ここでも、ドラッグ操作されたカーソルが日単位の時間軸からはずされると、タイムスケール５１はパラレルタイムスケールモードに戻る。

これらのスパンモードで選択される時間範囲（タイムスパン）は、１）操作されたドラッグ長がそのまま最小の時間単位の全表示範囲に適用されるようにしてもよいし、２）段階的に設定された分、時、日などの単位で、操作されたドラッグ長が最小の時間単位の全表示範囲に適用されるようにしてもよい。

１）により表示が変更される場合には、例えば日単位の時間軸の「１日（木）」の中心位置から「２日（金）」の前から２／３の位置までドラッグ操作されたときには、「１日（木）の１２時〜２日（金）の１６時まで」が最小の時間単位の全表示範囲に適用される。

また、２）により表示が変更される場合には、例えば同様に日単位の時間軸の「１日（木）」の中心位置から「２日（金）」の前から２／３の位置までドラッグ操作されたときには、日単位でドラッグ長が決定され、「１日（木）０時〜２日（金）２４時」までが最小の時間単位の全表示範囲に適用される。

上述した１）と２）とは、目的に応じて切り替えて使用することが可能である。

このスパンモードにおける操作によりタイムスケール５１が更新されると、この更新に伴い電子カルテ情報も更新されて表示される。

このようにタイムスケール５１が移動操作されることにより所望の表示期間に変更されてタイムスケール５１が更新され（Ｓ７）、ステップＳ３の処理に戻る。

ステップＳ３では、更新されたタイムスケール５１の時単位の時間情報に対応する電子カルテ情報５２が電子カルテ情報５２記憶部３２ｂから取得され、表示画面情報が生成されて表示される（Ｓ３〜Ｓ５）。

さらに、この表示された表示画面情報のウィンドウエリアを変更するとき（Ｓ１１の「YES」）の処理について図１３および図２２を参照して説明する。

表示部５０に表示画面情報が表示されている状態で、医師による入力部１０が利用されウィンドウエリアマネッジャ５３、水平タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５４、垂直タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５５、または時間軸伸縮ボタン５６が操作されると、電子カルテ情報５２に表示させるウィンドウエリアが変更される（Ｓ１１の「YES」）。

ウィンドウエリアマネッジャ５３は、タイムスケール５１に対応して電子カルテ情報５２記憶部１４２ｂから取得されたすべての情報を表示する場合の全表示エリア５３ａと、この全表示エリア内で拡大して表示させたいエリアを指定するための部分表示エリア５３ｂと、この部分表示エリア５３ｂの水平方向の表示エリアを拡張または縮小する水平方向サイドバー５３ｃと、部分表示エリア５３ｂの垂直方向の表示エリアを拡張または縮小する垂直方向サイドバー５３ｄと、部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最小範囲を表示させるクリックボタン５３ｅと、部分表示エリア５３ｂの水平方向の最大範囲且つ垂直方向の最小範囲を表示させるクリックボタン５３ｆと、部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最大範囲を表示させるクリックボタン５３ｇと、部分表示エリア５３ｂの水平方向の最小範囲且つ垂直方向の最大範囲を表示させるクリックボタン５３ｈとを有し、部分表示エリア５３ｂの面積を操作することにより所望の電子カルテ情報５２を拡大または縮小して表示させる。

このウィンドウエリアマネッジャ５３において、部分表示エリア５３ｂの面積を操作することにより表示される電子カルテ情報は、水平方向である時間軸方向についてはタイムスケール５１上の固定されたポインタＰの位置を基準として拡張または縮小が行われ、垂直方向である電子カルテ情報の表示項目数についてはユーザにより設定された位置（例えば全表示エリアａの上端、または縦軸の中央を示す位置など）を基準として拡張または縮小が行われる。

部分表示エリア５３ｂは、入力部１０により部分表示エリア５３ｂの横軸、縦軸、水平方向サイドバー５３ｃ、または垂直方向サイドバー５３ｄがドラッグされることにより表示部分エリア５３ｂの面積が変更されるドラッグモード、または、部分表示エリア５３ｂ、水平方向サイドバー５３ｃ、または垂直方向サイドバー５３ｄ中の任意の位置がクリックされることにより表示部分エリア５３ｂの面積が変更されるクリックモードにより操作される。

ドラッグモードにおいては、図２２の矢印Ａのように部分表示エリア５３ｂの横枠線を移動させるかまたは水平方向サイドバー５３ｃを移動させることにより横軸で示される時間軸長のみを拡張または縮小させる操作、矢印Ｂのように部分表示エリア５３ｂの下枠線を移動させるかまたは垂直方向サイドバー５３ｄを移動させることにより縦軸で示されるＣＯＡの表示項目数を増数または減数させる操作、矢印Ｃのように部分表示エリア５３ｂの枠角を移動させることにより時間軸長の拡張または縮小およびＣＯＡの表示項目数の増加または現象を同時に行う操作が可能である。

また、クリックモードにおいては、図２２の点Ｄのように全表示エリア５３ａ、水平方向サイドバー５３ｃ、または垂直方向サイドバー５３ｄ中の任意の場所をクリックすることにより、時間軸長の拡張または縮小およびＣＯＡの表示項目数の増加または減少を同時に行う操作が可能である。

さらに、クリックモードにおいて、クリックボタン５３ｅがクリックされると部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最小範囲が表示され、クリックボタン５３ｆがクリックされると〜５３ｈのいずれかがクリックされると、部分表示エリア５３ｂの水平方向の最大範囲且つ垂直方向の最小範囲が表示され、クリックボタン５３ｇはクリックされると部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最大範囲が表示され、クリックボタン５３ｈがクリックされると部分表示エリア５３ｂの水平方向の最小範囲且つ垂直方向の最大範囲が表示される。

また、全表示エリア５３ａ内における部分表示エリア５３ｂの横軸（時間軸）方向の表示位置を移動させる操作は、ドラッグモードにより図１３に示す水平タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５４上で表示エリアを操作することにより変更することが可能である。

また、全表示エリア５３ａ内における部分表示エリア５３ｂの縦軸（ＣＯＡの表示項目）方向の表示位置を移動させる操作は、ドラッグモードにより図１３に示す垂直タイムラインウィンドウエリアマネッジャ５５上で表示エリアを操作することにより変更することが可能である。

また、連続する時間単位（例えば、時単位→日単位、日単位→月単位など）の間で、上位の時間単位の最小表示幅と、連続する下位の時間単位の最大表示幅とが一致するように設定しておくことにより、時間軸伸縮ボタン５６を上下または左右にドラッグすることにより、表示させる電子カルテ情報に対応する時間単位を連続的に切り替えることができる。

例えば、時間軸伸縮ボタン５６を上ないし右にドラッグすることにより表示エリアは縮小され電子カルテ情報が伸張されて表示され、表示中の電子カルテ情報に対応する時間単位の最小表示幅に到達してもさらにドラッグを続けると１つ下位の時間単位に切り替えられて電子カルテ情報が表示される。

また、時間軸伸縮ボタン５６を下ないし左にドラッグすることにより表示エリアは拡張され電子カルテ情報が圧縮されて表示され、表示中の電子カルテ情報に対応する時間単位の最大表示幅に到達してもさらにドラッグを続けると１つ上位の時間単位に切り替えられて電子カルテ情報が表示される。

これらのうちいずれかの操作が行われることにより、電子カルテ情報５２に表示される内容が変更後の部分表示エリア５３ｂに対応する電子カルテ情報５２に更新され（Ｓ１２）、ステップＳ３の処理に戻る。

これらのステップＳ６〜ステップＳ１２の処理が繰り返されることにより、表示部５０に表示されるタイムスケール５１および電子カルテ情報５２の例を図２３〜図２８に示す。

図２３は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として１０年単位の時間単位が選択され、表示期間として２０００年代（２０００年〜２０１０年）にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が２４０年分、８項目（「腎性高血圧」、「降圧剤（内服）」、「プレドニン（内服）」、「骨そしょう症」、「糖尿病」、「インスリン（自己注射）」、「ＭＲＩ」、「腎生検」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２３においては、取得された電子カルテ情報５２として、腎性高血圧の症状が１９４０年〜２００５年の間確認され、降圧剤（内服）の投与が１９８２年〜２００５年の間行われ、プレドニン（内服）の投与が１９６５年〜１９８５年の間行われ、骨そしょう症の症状が１９７０年〜１９９５年の間確認され、糖尿病の症状が１９８５年〜２００５年の間確認され、インスリン（自己注射）が２０００年〜２００５年の間行われ、ＭＲＩが１９７３年、１９７９年、および１９８７年の３回行われ、腎生検が１９７２年、および１９８０年の２回行われたことがＣＯＡにより表示されている。

図２４は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として１０年単位、年単位の２つの時間単位が選択され、表示期間として２００１年にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が２４年分、４項目（「プレドニン総投与量/年」、「シクロスポリン総投与量/年」、「腎生検」、「パルス療法総投与量」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２４においては、取得された電子カルテ情報５２として、プレドニンが１９９０年〜２００７年の１８年間に各年あたり３０g、４５g、２０g、１５g、２５g、１１g、１０g、９g、８g、５g、３g、２g、１g、３０g、１５g、７g、３g、１g投与され、シクロスポリンが１９９０年〜２００８年の１９年間に各年あたり３０g、３０g、３０g、２５g、２５g、２５g、２５g、２５g、２５g、２５g、２５g、１５g、１５g、１５g、１５g、１５g、１５g、１５g、１５g投与され、腎生検が１９９２年、１９９５年、２００３年、および２００７年の４回行われ、パルス療法による投与が１９９１年に１g、１９９４年に１g、１９９８年に１g、１９９９年に１g、２００２年に１g、および２００６年に１g行われたことがＣＯＡにより表示されている。

図２５は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として１０年単位、年単位、月単位の３つの時間単位が選択され、表示期間として２００１年２月にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が２４ヶ月分、４項目（「プレドニン総投与量/月」、「平均１日あたり尿蛋白」、「血清総蛋白」、「パルス療法総投与量」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２５においては、取得された電子カルテ情報５２として、プレドニンが２０００年２月〜２００１年４月の１５ヶ月間に各月あたり３g、３g、３g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g、２g投与され、平均１日あたり尿蛋白は２０００年４月に１g、７月に１g、１１月に１g、２００１年４月に２g検出され、血清総蛋白は検出されず、パルス療法による投与が２０００年４月に１g、７月に１g、１１月に１g、２００１年４月に２g行われたことがＣＯＡにより表示されている。

図２６は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として年単位、月単位、日単位の３つの時間単位が選択され、表示期間として２００１年２月１５日にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が２４日分、４項目（「プレドニゾロン１日総量」、「２０％ブドウ糖静注１日総量」、「吸入回数」、「採血回数」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２６においては、取得された電子カルテ情報５２として、プレドニゾロンが２００１年２月４日〜９日の間に１日あたり６０mg、１１日、１３日、１５日、１７日に１日あたり３０mg、１９日に１０mg、２２日に５mg投与され、２０％ブドウ糖静注が２００１年２月５日、７日、９日に１日あたり８g、１２日、１８日に１日あたり４g投与され、吸入が２００１年２月３日〜５日の３日間は１日に３回、６日〜１７日の１２日間は１日に２回行われ、採血が２００１年２月５日、８日、１２日に１回、１７日に２回行われたことがＣＯＡにより表示されている。

図２７は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として月単位、日単位、時単位の３つの時間単位が選択され、表示期間として２月１５日２３時にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が２４時間分、４項目（「生理食塩水点滴」、「２０％ブドウ糖静注」、「吸入」、「採血」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２７においては、取得された電子カルテ情報５２として、生理食塩水点滴が２月１５日１５時〜１９時までの間６０mL/時の量が投与され、さらに同日２０時〜１６日１時までの間３０mL/時が投与され、２０％ブドウ糖静注が２月１５日１５時、同日２０時、および１６日１時の３回行われ、吸入が２月１５日１４時、同日２２時、および１６日６時の３回行われ、採血が２月１６日６時に行われたことが、ＣＯＡにより表示されている。

図２８は、表示モードとしてタイムトラベルスケールモード選択され、タイムスケール５１の時間単位として日単位、時単位、分単位の３つの時間単位が選択され、表示期間として１５日２３時２７分にポインタＰが合うように調整され、ウィンドウエリアマネッジャ５３により電子カルテ情報５２が７６分分、４項目（「ドーパミン」、「レスピレータ」、「キシロカイン静注」、「メイロン静注」）のＣＯＡが表示されるように画面表示情報が更新され表示装置１５に表示されたときのタイムスケール５１および電子カルテ情報５２を示す。

図２８においては、取得された電子カルテ情報５２として、ドーパミンが１５日２２時４８分〜２４時４分までの７６分間の最初の１７分間に５μg/kg/分、次の４分間に３μg/kg/分、次の６分間に５μg/kg/分、次の９分間に１μg/kg/分、次の１７分間に５μg/kg/分、次の２３分間に１．５μg/kg/分投与され、レスピレータによる呼吸回数が１５日２３時３５分までが毎分３０回、１５日２３時３５分以降が毎分２５回に設定され、キシロカイン静注が１５日２３時１０分〜１３分および２３時４１分〜４４分に５０mgずつ投与され、メイロン静注が１５日２２時５８分〜２３時４分、２３時２１分〜２７分、および２３時４５分〜５１分に２０mLずつ投与されたことが、ＣＯＡにより表示されている。

これらの表示部５０に表示された電子カルテ情報５２に新たなＣＯＡ情報の追加する等の更新を行うとき（Ｓ１２の「YES」）には、医師の入力部１０による電子カルテ情報５２更新部２４の操作により、記憶部１４の表示情報記憶部３２のＣＯＡ情報記憶部３２ａから所望のＣＯＡ情報が電子カルテ情報取得部４２で取得され、表示画面情報生成部４３において表示画面情報が更新される（Ｓ１３）。

ＣＯＡ情報記憶部３２ａから取得された所望のＣＯＡ情報が電子カルテ情報取得部４２で取得され既に構成されている電子カルテ情報５２に入力されるときの処理について説明する。

既に構成されている電子カルテ情報５２上のＣＯＡおよび新たに追加されるＣＯＡには、それぞれ前述したように、他のＣＯＡとのリンク情報を含むリンケージアクト特性１２１およびリンケージアクト論理等１２２から構成されるリンケージアクト情報１２０とが格納されている。

これらのリンケージアクト特性１２１は、各ＣＯＡの実施時を基点として時間軸を用いて相対的な時間で格納されており、入力部１０によりＣＯＡ情報が操作されることによりこれらの時間軸を用いた情報が表示される。

電子カルテ情報取得部４２に新たなＣＯＡ情報を追加しようとするときには、追加しようとする時刻におけるこの新たなＣＯＡに格納されているリンケージアクト特性１２１と、既に電子カルテ情報５２に入力されているＣＯＡに格納されているリンケージアクト特性１２１との間で関連性の有無が検出される。

既に電子カルテ情報５２に入力されているＣＯＡはタイムスケール５１に対応した時刻に入力されているため、このＣＯＡの実施時刻および格納されているリンケージアクト特性１２１に含まれる時間軸情報に基づいた情報は絶対的な時間が確定されている。

検出の結果、追加しようとするＣＯＡと他のＣＯＡとの間に関連性が検出された場合には、警告画面を表示する、従属的に発生するＣＯＡを追加する、排他的な関係にあるＣＯＡを削除する等の処理が行われ、表示画面情報が更新される。

これらの処理が行われた後、または他のＣＯＡとの間に関連性が検出されず新たなＣＯＡの追加が許可されたときには、新たなＣＯＡ情報の入力が確定される。

新たなＣＯＡ情報の入力が確定されると、この入力されたＣＯＡに格納されているリンケージアクト特性１２１に含まれる時間軸情報に基づいた情報の絶対的な時間が確定され、その後入力されるＣＯＡとの関連性の有無が監視される。

このようにしてＣＯＡ情報の追加などにより表示画面情報が更新される（Ｓ１２）と、ステップＳ３の処理に戻る。

上記のステップＳ６〜ステップＳ１３の処理が繰り返されることにより所望の情報が表示されると、操作が終了される（Ｓ１４の「YES」）。

以上の本実施形態によれば、所望の時間単位のタイムスケール５１を選択して電子カルテ情報５２を表示させることができるため、１０年単位の表示による数１０年にわたる長期の情報から秒単位の表示による刻一刻と変化する計測値の情報までさまざまな情報を表示させることができる。

さらに、秒単位や分単位のタイムスケール５１においては、最新の値を取得しながら、表示される表示画面情報を時間の経過とともに更新することができるため、リアルタイムで計測中の情報の変化を表示させることができる。

また、複数のタイムスケール５１を異なる時間幅で表示させることができるため、時間単位の大きいタイムスケール５１（例えば年単位）でポインタＰを大まかな時間を移動させた後、段階的に小さい時間単位のタイムスケール５１（例えば月単位→日単位）で表示させたい時刻にポインタＰをさらに移動させることにより、数１０年にわたる膨大な情報の中から簡単な操作で所望の時刻に対応する情報を表示させることができる。

また、ウィンドウエリアマネッジャにより表示された電子カルテ情報５２を時間軸長（横方向）または表示項目数を調整することができ、所望のエリアの情報を所望の大きさで表示させることができる。

また、電子カルテ情報５２に表示されたＣＯＡの情報に格納されている他のＣＯＡとのリンケージ特性情報を所望の時間単位のタイムスケール５１で表示させることができるため、治療計画を立てる際にＣＯＡどうしの従属関係、排他関係を判りやすく表示させることができる。

また、上記の実施形態の電子カルテ表示装置の表示情報操作部、表示情報生成部、および記憶部の機能構成をプログラム化してコンピュータに組み込むことにより、当該コンピュータを電子カルテ表示装置として機能させるプロジェクト情報表示プログラムを構築することも可能である。このプロジェクト情報表示プログラムは、ネットワーク上のＷｅｂなどに公開されるソフトウェアとしても利用可能である。

また、本実施形態においては、プロジェクト情報表示装置の一例として電子カルテ表示装置について説明したがこれには限定されず、他のプロジェクト情報、例えば工場において製造工程を管理するプロジェクト情報などを表示させる場合に適用してもよい。

また、本実施形態においては、記憶部は電子カルテ表示装置内に設けた構成としたがこれには限定されず、表示情報操作部および表示情報生成部を有する装置とネットワークを介して接続されたサーバ等の別装置内に設けるようにしてもよい。

このように構成することにより、記憶部内の情報量が膨大になったときにも対応することができる。

また、本実施形態においては表示画面上に表示されるタイムスケールの時間単位を１０年単位、年単位、月単位、日単位、時単位、分単位、または秒単位から選択する場合について説明したが、これらには限定されず、週単位、１０００年単位、１万年単位、億年単位、ミリ秒単位、マイクロ秒単位、または任意に設定した単位など、時間や順序を表す単位であれば表示させる内容に合わせて選択することができる。

また、本実施形態においては時間単位選択部において表示画面上に表示されるタイムスケールの時間単位が３つ選択される場合について説明したが、これには限定されず、必要に応じて４つまたは２つなど他の行数に変更することも可能である。

例えば２つの時間単位でタイムスケールを表示するときに、この２つのタイムスケールのうち上位の時間単位のタイムスケールの一形式として、月単位で日付が曜日ごとに表示される月間カレンダーによる表示が選択できるようにしてもよい。

この月間カレンダーによる表示の一例を、図２９および図３０を参照して説明する。

図２９に示す（ａ）に示すように「６月１日（木曜日）１７時」にポインタＰが合っており、最小の時間単位である時単位のタイムスケールにおいて「６月１日７時」〜「６月２日２時」まで表示されているときに、上位の時間単位のタイムスケールが月間カレンダーにより表示されるように選択されると図２９（ｂ）のように表示され、下位の時間単位である時単位のタイムスケールタイムスケールで表示されている期間に対応する月間カレンダーの日付部分が強調されて表示される。ここでは、「６月１日」と「６月２日」が強調されている。

ここで、月間カレンダー内でユーザによりクリック操作またはドラッグ操作が行われることにより強調される日付が追加されると、下位の時間単位である時単位の１時間あたりの幅が減少して追加された日の時間幅を含む時単位のタイムスケールが表示される。

この下位の時間単位である時単位のタイムスケールは、表示される期間（時間数）の限度値を設定しておき、この限度値を超えたときには時単位から日単位に切り替えるように設定してもよい。

例えば、図３０では、「４月７日」〜「４月２６日」の長期間が選択されることにより、下位の時間単位が日単位に切り替わって表示されている。

この月間カレンダーが表示されたときは、下位の時間単位のタイムスケールにのみポインタＰが表示され、このポインタＰで示されている表示情報の基点となる時刻はタイムスケールをクリック操作またはスライド操作することにより移動させることができる。

また、月間カレンダーの表示は、その左右に設置する移動ボタン（図面非表示）を操作するかまたは月間カレンダーの各月のタイトル部分をスライド操作するなどの操作により、表示させる月を変更することができる。また、上述したタイムスケールの時間単位を変更させる操作であるタイムスケールの時間軸の間を上下に動かす操作、タイムスケール５１の両端の上下ボタンを選択する操作、またはタイムスケールの周辺に配置された上下ボタンを選択する操作などを行うと、時間軸表示に切り替えて各種モードによる機能を利用することができる。

また、本実施形態においてはタイムスケールを表示する際に、時間単位が大きい方から順に画面上部から並べたが、逆に時間単位が小さい方から順に画面上部から並べて表示してもよい。

また、本実施形態において設定された各種のモードは、使用する目的に応じて多様に組み合わせることが可能である。

例えば、パラレルタイムスケールモードからタイムトラベルスケールモードへの変換において、最下位の時間単位の時間軸上にマウスまたはペンなどを移動したときにはパラレルタイムスケールモードからタイムトラベルスケールモードに切り替わらず、他の時間軸上では切り替わるようにしたり、情報の表示期間を変更する際に、クリックモードのときにもスライドによる操作が使用できるようなモードを設定したりしてもよい。

また、本実施形態においては、ウィンドウエリアマネッジャをクリックまたはドラッグすることにより表示された表示画面情報のウィンドウエリアを任意に変更するように設定したが、これには限定されず、例えば３×３の升目状に分割したウィンドウエリアマネッジャを表示し、このいずれかの升目をクリックすることによりウィンドウエリアを数段階に変更できるように設定してもよい。

なお、本実施形態においては、医療分野において電子カルテの治療計画を表示する電子カルテ表示装置について説明したが、本発明のプロジェクト情報表示装置を、（１）自然科学分野における、分子間の反応などの現象の解析についての時間経過に基づく相互作用の関係分析、（２）宇宙科学の分野における、光年レベルでの時間の表示、および宇宙で起きている自然現象の時間軸上の関係の解析、（３）歴史年表における、発生した事件の時間関係の分析、および西洋史と日本史との相互関係など重要な歴史の分析、（４）業務管理ソフト上における、スケジュール管理ソフトウェアのカレンダー情報等に利用することも可能である。

上記目的を達成するための本発明のプロジェクト情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部から、指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶部から取得するプロジェクト情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示画面を有する表示部とを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示方法は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップで記憶されたカレンダー情報から指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成ステップと、前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶ステップで記憶されたプロジェクト情報から取得するプロジェクト情報取得ステップと、前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得ステップで取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成ステップと、前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップとを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示プログラムは、プロジェクト情報表示装置に、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する機能と、記憶された前記カレンダー情報から指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成する機能と、生成された前記複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶されたプロジェクト情報から取得する機能と、生成された前記複数のタイムスケールと、取得された前記最も小さい時間単位のタイムスケールの時間情報に対応するプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する機能と、生成された前記表示画面情報を表示する機能とを実現させることを特徴とする。

また、本発明の電子カルテ情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成された電子カルテ情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部から、指定された表示期間のカレンダー情報を取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれる電子カルテ情報を、前記記憶部から取得する電子カルテ情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記電子カルテ情報取得部で取得された電子カルテ情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示画面を有する表示部とを備えることを特徴とする。

上記目的を達成するための本発明のプロジェクト情報表示装置は、プロジェクトで実行される行為に関する行為情報およびこの行為情報が実行される時間を示す実行時間情報を含むプロジェクト情報の、表示期間の基点となる時刻を示すためのタイムスケールと、このタイムスケールで示された基点となる時刻に基づいた期間の前記プロジェクト情報とを表示するプロジェクト情報表示装置において、複数の時間単位のカレンダー情報と、前記プロジェクト情報とを記憶する記憶部と、複数の異なる時間単位のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、前記基点となる時刻位置を示すポインタとともに、複数の異なる時間単位のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成部と、前記基点となる時刻位置に基づいて、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールの、予め設定された表示期間内のプロジェクト情報を前記記憶部から取得するプロジェクト情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、前記表示期間の表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示部と、表示された複数のタイムスケール中のいずれかのタイムスケール上の前記ポインタが任意の時刻位置に移動操作されるかまたは、固定された前記ポインタに任意の時刻位置を合わせるようにいずれかのタイムスケールが移動操作されると、当該移動操作後のポインタで示された時刻位置を基点とした表示期間内の新たなプロジェクト情報を前記プロジェクト情報取得部に取得させ、前記表示画面情報のプロジェクト情報を前記新たなプロジェクト情報に更新させるプロジェクト情報更新部とを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示プログラムは、プロジェクトで実行される行為に関する行為情報およびこの行為情報が実行される時間を示す実行時間情報を含むプロジェクト情報の、表示期間の基点となる時刻を示すためのタイムスケールと、このタイムスケールで示された基点となる時刻に基づいた期間の前記プロジェクト情報とを表示するプロジェクト情報表示装置に、複数の時間単位のカレンダー情報と、前記プロジェクト情報とを記憶する記憶機能と、複数の異なる時間単位のカレンダー情報を前記記憶機能で記憶された中から取得して、前記基点となる時刻位置を示すポインタとともに、複数の異なる時間単位のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成機能と、前記基点となる時刻位置に基づいて、前記タイムスケール生成機能で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールの、予め設定された表示期間内のプロジェクト情報を、前記記憶機能で記憶されたプロジェクト情報の中から取得するプロジェクト情報取得機能と、前記タイムスケール生成機能で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得機能で取得されたプロジェクト情報とから、前記表示期間の表示画面情報を生成する表示画面情報生成機能と、前記表示画面情報生成機能で生成された表示画面情報を表示する表示機能と、表示された複数のタイムスケール中のいずれかのタイムスケール上の前記ポインタが任意の時刻位置に移動操作されるかまたは、固定された前記ポインタに任意の時刻位置を合わせるようにいずれかのタイムスケールが移動操作されると、当該移動操作後のポインタで示された時刻位置を基点とした表示期間内の新たなプロジェクト情報を取得し、前記表示画面情報のプロジェクト情報を新たなプロジェクト情報に更新させるプロジェクト情報更新機能とを実行させることを特徴とする。

また、本発明の電子カルテ情報表示装置は、医療で実行される行為に関する医療行為情報およびこの医療行為情報が実行される時間を示す実行時間情報を含む電子カルテ情報の、表示期間の基点となる時刻を示すためのタイムスケールと、このタイムスケールで示された基点となる時刻に基づいた期間の前記電子カルテ情報とを表示する電子カルテ情報表示装置において、複数の時間単位のカレンダー情報と、前記電子カルテ情報とを記憶する記憶部と、複数の異なる時間単位のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、前記基点となる時刻位置を示すポインタとともに、複数の異なる時間単位のタイムスケールを、それぞれ異なる時間幅で生成するタイムスケール生成部と、前記基点となる時刻位置に基づいて、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールの、予め設定された表示期間内の電子カルテ情報を前記記憶部から取得する電子カルテ情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記電子カルテ情報取得部で取得された電子カルテ情報とから、前記表示期間の表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示部と、表示された複数のタイムスケール中のいずれかのタイムスケール上の前記ポインタが任意の時刻位置に移動操作されるかまたは、固定された前記ポインタに任意の時刻位置を合わせるようにいずれかのタイムスケールが移動操作されると、当該移動操作後のポインタで示された時刻位置を基点とした表示期間内の新たな電子カルテ情報を前記電子カルテ情報取得部に取得させ、前記表示画面情報の電子カルテ情報を前記新たな電子カルテ情報に更新させる電子カルテ情報更新部とを備えることを特徴とする。

図５は、月単位、日単位、時単位の３つの時間単位のタイムスケールをタイムトラベルスケールモードで表示した一例であり、時単位の時間枠よりも日単位の時間枠の幅を狭く設定して一画面上に複数の日（図５では１０日）を表示し、さらに日単位の時間枠の幅よりも月単位の時間枠の幅を狭く設定して一画面上に複数の月（図５では８ヶ月）を表示している。

ステップＳ３では、更新されたタイムスケール５１の時単位の時間情報に対応する電子カルテ情報５２が電子カルテ情報記憶部３２ｂから取得され、表示画面情報が生成されて表示される（Ｓ３〜Ｓ５）。

ウィンドウエリアマネッジャ５３は、タイムスケール５１に対応して電子カルテ情報記憶部１４２ｂから取得されたすべての情報を表示する場合の全表示エリア５３ａと、この全表示エリア内で拡大して表示させたいエリアを指定するための部分表示エリア５３ｂと、この部分表示エリア５３ｂの水平方向の表示エリアを拡張または縮小する水平方向サイドバー５３ｃと、部分表示エリア５３ｂの垂直方向の表示エリアを拡張または縮小する垂直方向サイドバー５３ｄと、部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最小範囲を表示させるクリックボタン５３ｅと、部分表示エリア５３ｂの水平方向の最大範囲且つ垂直方向の最小範囲を表示させるクリックボタン５３ｆと、部分表示エリア５３ｂの水平垂直方向の最大範囲を表示させるクリックボタン５３ｇと、部分表示エリア５３ｂの水平方向の最小範囲且つ垂直方向の最大範囲を表示させるクリックボタン５３ｈとを有し、部分表示エリア５３ｂの面積を操作することにより所望の電子カルテ情報５２を拡大または縮小して表示させる。

これらの表示部５０に表示された電子カルテ情報５２に新たなＣＯＡ情報の追加する等の更新を行うとき（Ｓ１２の「YES」）には、医師の入力部１０による電子カルテ情報更新部２４の操作により、記憶部１４の表示情報記憶部３２のＣＯＡ情報記憶部３２ａから所望のＣＯＡ情報が電子カルテ情報取得部４２で取得され、表示画面情報生成部４３において表示画面情報が更新される（Ｓ１３）。

上記目的を達成するための本発明のプロジェクト情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶部と、表示期間として指定された期間のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールをそれぞれ異なる時間幅で生成し、生成したいずれかのタイムスケール上の任意の位置が指定されると、指定された位置の時間情報に基づいて、生成した異なる時間単位の複数のタイムスケールの各表示期間を更新するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶部から取得するプロジェクト情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示部とを備えることを特徴とする。

また、本発明のプロジェクト情報表示プログラムは、プロジェクト情報表示装置に、年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶させる記憶機能と、表示期間として指定された期間のカレンダー情報を前記記憶機能により記憶された中から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールをそれぞれ異なる時間幅で生成し、生成したいずれかのタイムスケール上の任意の位置が指定されると、指定された位置の時間情報に基づいて、生成した異なる時間単位の複数のタイムスケールの各表示期間を更新するタイムスケール生成機能と、前記タイムスケール生成機能により生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶機能により記憶された中から取得するプロジェクト情報取得機能と、前記タイムスケール生成機能により生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得機能により取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成機能と、前記表示画面情報生成機能により生成された表示画面情報を表示する表示機能とを実行させることを特徴とする。

また、本発明の電子カルテ情報表示装置は、年月日情報を含むカレンダー情報と、医療で実行される行為に関する医療行為情報と、前記複数の医療行為情報から選択された医療行為情報およびこの選択された医療行為情報が実行される実行時間情報により構成された電子カルテ情報とを記憶する記憶部と、表示期間として指定された期間のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールをそれぞれ異なる時間幅で生成し、生成したいずれかのタイムスケール上の任意の位置が指定されると、指定された位置の時間情報に基づいて、生成した異なる時間単位の複数のタイムスケールの各表示期間を更新するタイムスケール生成部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれる電子カルテ情報を、前記記憶部から取得する電子カルテ情報取得部と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記電子カルテ情報取得部で取得された電子カルテ情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成部と、前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示する表示部とを備えることを特徴とする。

Claims (34)

1. 年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶するように構成された記憶部と、
   表示期間として指定された期間のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するように構成されたタイムスケール生成部と、
   前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶部から取得するように構成されたプロジェクト情報取得部と、
   前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成するように構成された表示画面情報生成部と、
   前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示するように構成された表示部と、
   を備えることを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
2. 請求項１に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記タイムスケール生成部で生成される複数のタイムスケールは、すべて同じ時間幅で生成されるかまたは、それぞれ異なる時間幅で生成される、
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
3. 請求項１または２に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記タイムスケール生成部で生成される複数のタイムスケールは、１０年単位、年単位、月単位、週単位、日単位、時間単位、分単位、秒単位で生成されたものを少なくとも任意に含む
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
4. 請求項１〜３いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記タイムスケール生成部で生成される複数のタイムスケールは、前記カレンダー情報中の基点を示すポインタを有し、
   前記タイムスケール生成部は、生成されたタイムスケール上の前記ポインタが移動されるかまたは、固定された前記ポインタに対して前記タイムスケールが移動されることにより、前記タイムスケールの表示期間を変更し、
   これに伴い、前記プロジェクト情報取得部は、前記タイムスケール生成部において変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
   前記表示画面情報生成部は、前記タイムスケール生成部において変更された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得部において更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
5. 請求項４に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記タイムスケール生成部は、生成されたタイムスケールのうちの任意の時間単位のタイムスケール上でクリック操作により指定された任意の位置、または任意の時間単位のタイムスケールがスライド操作されることにより指定された任意の位置を、前記ポインタの位置として前記タイムスケールの表示期間を変更する
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
6. 請求項１〜５に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記タイムスケール生成部は、生成した複数のタイムスケールの中の１つのタイムスケール内から任意の時間範囲が選択されると、この選択された時間範囲を、前記生成した複数のタイムスケールの中の最小の時間単位のタイムスケールの全表示範囲に適用して複数のタイムスケールの表示期間を変更し、
   これに伴い、前記プロジェクト情報取得部は、前記タイムスケール生成部において変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
   前記表示画面情報生成部は、前記タイムスケール生成部において変更された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得部において更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
7. 請求項１〜６いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記行為情報記憶手段に記憶される行為情報には、前記実行される行為ごとに、自身の行為と他の行為とが関連性を有するための適用条件からなるリンケージ情報を含み、
   前記プロジェクト情報取得部は、取得されたプロジェクト情報に新たな前記行為情報が追加されたときに、当該行為情報に含まれる前記リンケージ情報が適用される前記プロジェクト情報内の行為情報を相互に検出して検出した結果に基づいて出力情報を生成する
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
8. 請求項１〜７いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記表示画面情報生成部は、生成する前記表示画面情報の表示範囲を選択して表示内容を拡大または縮小させるための表示範囲情報を生成するウィンドウエリアマネッジャを有し、このウィンドウエリアマネッジャで生成された表示範囲情報と、前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得部で取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
9. 請求項８に記載のプロジェクト情報表示装置において、
   前記表示部の表示画面において、前記表示画面情報は、前記複数のタイムスケールが前記表示画面の上部に表示され、前記プロジェクト情報取得部で取得された前記プロジェクト情報が前記複数のタイムスケールの下部に表示され、前記ウィンドウエリアマネッジャが前記表示画面の左上端部に表示される
   ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
10. 請求項１〜９いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示装置において、
    前記タイムスケール生成部は、取得されるカレンダー情報の表示期間を時間の経過とともに所定間隔で更新し、
    これに伴い、前記プロジェクト情報取得部は、前記タイムスケール生成部において更新された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
    前記表示画面情報生成部は、前記タイムスケール生成部において更新された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得部において更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
11. 請求項１〜１０いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示装置において、
    前記複数のタイムスケールのうちの１つが、日付が曜日ごとに並べられた複数の月間カレンダーである
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示装置。
12. 年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する記憶ステップと、
    表示期間として指定された期間のカレンダー情報を、前記記憶ステップで記憶されたカレンダー情報からを取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するタイムスケール生成ステップと、
    前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶ステップで記憶されたプロジェクト情報から取得するプロジェクト情報取得ステップと、
    前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得ステップで取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する表示画面情報生成ステップと、
    前記表示画面情報生成ステップで生成された表示画面情報を表示する表示ステップと、
    を備えることを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
13. 請求項１２に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップで生成される複数のタイムスケールは、すべて同じ時間幅で生成されるかまたは、それぞれ異なる時間幅で生成される、
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
14. 請求項１２または１３に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップで生成される複数のタイムスケールは、１０年単位、年単位、月単位、週単位、日単位、時間単位、分単位、秒単位で生成されたものを少なくとも任意に含む
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
15. 請求項１２〜１４いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップで生成される複数のタイムスケールは、前記カレンダー情報の基点を示すポインタを有し、
    前記タイムスケール生成ステップでは、生成されたタイムスケール上の前記ポインタが移動されるかまたは、固定された前記ポインタに対して前記タイムスケールが移動されることにより、前記タイムスケールの表示期間を変更し、
    これに伴い、前記プロジェクト情報取得ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
    前記表示画面情報生成ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて変更された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得ステップにおいて更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
16. 請求項１５に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップでは、生成されたタイムスケールのうちの任意の時間単位のタイムスケール上でクリック操作により指定された任意の位置、または任意の時間単位のタイムスケールがスライド操作されることにより指定された任意の位置を、前記ポインタの位置として前記タイムスケールの表示期間を変更する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
17. 請求項１２〜１６に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップでは、生成した複数のタイムスケールの中の１つのタイムスケール内から任意の時間範囲が選択されると、この選択された時間範囲を、前記生成した複数のタイムスケールの中の最小の時間単位のタイムスケールの全表示範囲に適用して複数のタイムスケールの表示期間を変更し、
    これに伴い、前記プロジェクト情報取得ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
    前記表示画面情報生成ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて変更された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得ステップにおいて更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
18. 請求項１２〜１７いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記記憶ステップで記憶される行為情報には、前記実行される行為ごとに、自身の行為と他の行為とが関連性を有するための適用条件からなるリンケージ情報を含み、
    前記プロジェクト情報取得ステップでは、取得されたプロジェクト情報に新たな前記行為情報が追加されたときに、当該行為情報に含まれる前記リンケージ情報が適用される前記プロジェクト情報内の行為情報を相互に検出して検出した結果に基づいて出力情報を生成する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
19. 請求項１２〜１８いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記表示画面情報の表示範囲を選択するための表示範囲選択ステップを有し、
    前記表示画面情報生成ステップでは、前記表示範囲選択ステップで選択された表示範囲情報と、前記タイムスケール生成ステップで生成された複数のタイムスケールと、前記プロジェクト情報取得ステップで取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
20. 請求項１９に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記表示画面生成ステップでは、前記複数のタイムスケールを前記表示画面の上部に表示し、前記プロジェクト情報を前記複数のタイムスケールの下部に表示し、前記表示範囲選択ステップを実行するためのウィンドウエリアマネッジャを前記表示画面の左上端部に表示するように表示画面情報を生成する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
21. 請求項１２〜２０いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記タイムスケール生成ステップでは、取得されるカレンダー情報の表示期間を時間の経過とともに所定間隔で更新し、
    これに伴い、前記プロジェクト情報取得ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて更新された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新し、
    前記表示画面情報生成ステップでは、前記タイムスケール生成ステップにおいて更新された前記タイムスケールの表示期間および前記プロジェクト情報取得ステップにおいて更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新することを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
22. 請求項１２〜２１いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示方法において、
    前記複数のタイムスケールのうちの１つが、日付が曜日ごとに並べられた複数の月間カレンダーである
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示方法。
23. プロジェクト情報表示装置に、
    年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成されたプロジェクト情報とを記憶する機能と、
    表示期間として指定された期間のカレンダー情報を、記憶された前記カレンダー情報から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成する機能と、
    生成された前記複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれるプロジェクト情報を、前記記憶されたプロジェクト情報の中から取得する機能と、
    生成された前記複数のタイムスケールと、取得された前記最も小さい時間単位のタイムスケールの時間情報に対応するプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する機能と、
    生成された前記表示画面情報を表示する機能と、
    を実現させるためのプロジェクト情報表示プログラム。
24. 請求項２３に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記複数のタイムスケールは、すべて同じ時間幅で生成されるかまたは、それぞれ異なる時間幅で生成される、
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
25. 請求項２３または２４に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記複数のタイムスケールは、１０年単位、年単位、月単位、週単位、日単位、時間単位、分単位、秒単位で生成されたものを少なくとも任意に含む
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
26. 請求項２３〜２５いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    生成される前記複数のタイムスケールは、前記カレンダー情報の基点を示すポインタを有し、
    前記生成されたタイムスケール上の前記ポインタが移動されるかまたは、固定された前記ポインタに対して前記タイムスケールが移動されることにより、前記タイムスケールの表示期間を変更する機能と、
    前記変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新する機能と、
    前記変更された前記タイムスケールの表示期間および前記更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する機能とをさらに有する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
27. 請求項２６に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記生成されたタイムスケールのうちの任意の時間単位のタイムスケール上でクリック操作により指定された任意の位置、または任意の時間単位のタイムスケールがスライド操作されることにより指定された任意の位置を、前記ポインタの位置として前記タイムスケールの表示期間を変更する機能をさらに有する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
28. 請求項２３〜２７に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記生成された複数のタイムスケールの中の１つのタイムスケール内から任意の時間範囲が選択されると、この選択された時間範囲を、前記生成された複数のタイムスケールの中の最小の時間単位のタイムスケールの全表示範囲に適用して複数のタイムスケールの表示期間を変更する機能と、
    これに伴い、前記変更された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新する機能と、
    前記変更された前記タイムスケールの表示期間および前記更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する機能とをさらに有する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
29. 請求項２３〜２８いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記行為情報には、前記実行される行為ごとに、自身の行為と他の行為とが関連性を有するための適用条件からなるリンケージ情報を含み、
    取得されたプロジェクト情報に新たな前記行為情報が追加されたときに、当該行為情報に含まれる前記リンケージ情報が適用される前記プロジェクト情報内の行為情報を相互に検出して検出した結果に基づいて出力情報を生成する機能をさらに有する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
30. 請求項２３〜２９いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記表示画面情報の表示範囲を選択するための表示範囲選択機能を有し、
    前記表示範囲選択機能で選択された表示範囲情報と、前記生成された複数のタイムスケールと、前記取得されたプロジェクト情報とから、表示画面情報を生成する機能を有する
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
31. 請求項３０に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記表示画面情報は、前記複数のタイムスケールを前記表示画面の上部に表示し、前記プロジェクト情報を前記複数のタイムスケールの下部に表示し、前記表示範囲選択機能を実行するためのウィンドウエリアマネッジャを前記表示画面の左上端部に表示するように生成される
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
32. 請求項２３〜３１いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記タイムスケールが生成される際に取得されるカレンダー情報の表示期間を、時間の経過とともに所定間隔で更新する機能と、
    これに伴い、前記更新された前記タイムスケールの表示期間に応じて、取得したプロジェクト情報を更新する機能と、
    前記更新された前記タイムスケールの表示期間および前記更新された前記プロジェクト情報に応じて、前記表示画面情報を更新する機能とをさらに有することを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
33. 請求項２３〜３２いずれか１項に記載のプロジェクト情報表示プログラムにおいて、
    前記複数のタイムスケールのうちの１つが、日付が曜日ごとに並べられた複数の月間カレンダーである
    ことを特徴とするプロジェクト情報表示プログラム。
34. 年月日情報を含むカレンダー情報と、プロジェクトで実行される行為ごとの詳細情報である複数の行為情報と、前記複数の行為情報から選択された行為情報およびこの選択された行為情報が実行される実行時間情報により構成された電子カルテ情報とを記憶するように構成された記憶部と、
    表示期間として指定された期間のカレンダー情報を前記記憶部から取得して、異なる時間単位の複数のタイムスケールを生成するように構成されたタイムスケール生成部と、
    前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールのうち最も小さい時間単位のタイムスケールに対応し、前記表示期間内に前記実行時間情報が含まれる電子カルテ情報を、前記記憶部から取得するように構成された電子カルテ情報取得部と、
    前記タイムスケール生成部で生成された複数のタイムスケールと、前記電子カルテ情報取得部で取得された電子カルテ情報とから、表示画面情報を生成するように構成された表示画面情報生成部と、
    前記表示画面情報生成部で生成された表示画面情報を表示するように構成された表示部と、
    を備えることを特徴とする電子カルテ情報表示装置。

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