JPWO2007055157A1 - 押釦スイッチ用カバー部材 - Google Patents

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Abstract

金型より有機系材料に対する接着性が大きい選択接着性を有するシリコーンゴム組成物を、有機系材料のシートと貼着して金型内で加硫硬化し、表層側に、塗装・接着・粘着等が容易に行える有機系材料層3が一体に密着している複層構造の弾性体キーパッドを作製し、当該弾性体キーパッドにキートップを接着して押釦スイッチ用カバー部材1とする。該有機系材料としてポリウレタンエラストマーシートが好適に使用される。

Description

この発明は、携帯電話や携帯情報端末装置(PDA)等の携帯端末機器の押釦式スイッチ操作部に用いられる押釦スイッチ用カバー部材に関するものである。
携帯端末機器にあっては、小型化、特にキーユニットの薄肉化の要求が強く、多数のスイッチ操作用キー(押釦)をゴムやエラストマー材料からなる一枚のキーパッドに集合、配列した押釦スイッチ用カバー部材が使用される。このような押釦スイッチ用カバー部材は部品点数も削減でき、また組立が容易であるということもあり、従前用いられていたメカニカルスイッチに変わり、様々な機能とデザインを有するものが盛んに用いられている。
これら押釦スイッチ用カバー部材には、その機能上、電気絶縁性、耐熱性、耐寒性、繰り返し屈曲性能、反発弾性の要求と併せ、携帯端末機器の暗所での操作性向上のためLED等の光源を用いてバックライティングするので、透明性・透光性が要求され、これらの機能面における物性と透明性に優れるシリコーンゴムが好適に使用されている。
更に携帯端末機器の外観意匠には個人の嗜好性への対応が求められ、機能性に加えユーザーの様々な嗜好に合わせ、キートップ部に様々なデザインを施した押釦スイッチ用カバー部材が要求される。しかし、シリコーンゴムは化学的に反応性が乏しく、表面に塗膜を形成したり、他材料からなるキートップ部材を接着するためには、表面のプラズマ処理や、カップリング剤等にてプライマー処理をする必要があった(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開平7−296676号公報 特開平8−253607号公報
しかしながら、特許文献1又は2記載の発明では、シリコーンゴム製押釦スイッチ用カバー基材のキートップ部に塗膜を設ける場合には予め低温プラズマ処理やプライマー処理などをする必要があり、そのための設備や工程が必要となる。したがって、キートップ部にインキ等で様々なデザインを施そうとすると、コストが掛かり、工程が煩雑になっていた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決し、金型より有機樹脂に対する接着力が大きい選択接着性を有するミラブルタイプシリコーンゴム組成物を混練・シート分出し後、有機樹脂シートと貼着して金型内で加硫硬化するか、あるいは、金型より有機樹脂に対する接着力が大きい選択接着性を有する液状シリコーンゴム組成物を前記有機樹脂シートに塗布して金型内で加圧加熱するかまたは射出成形して貼着し、複層構造を有する弾性体キーパッドを得て、表層側に、塗装・接着・粘着等が容易に行える有機樹脂層が一体に密着した弾性体キーパッドとしたことにより、煩雑な前処理工程を省略しても、この複層構造を有する弾性体キーパッドに、他材料からなるキートップ部材が接着や粘着により簡便に固定される押釦スイッチ用カバー部材を提供することを課題としている。
この発明は、上記課題を実現するために、請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、シリコーンゴム層と、有機系材料に対して接着性に優れる有機樹脂層との複層構造の弾性体キーパッドを有する、単数もしくは複数のキートップが取り付けられた押釦スイッチ用カバー部材であって、
前記弾性体キーパッドは表層側が前記有機樹脂層、裏層側が前記シリコーンゴム層となるように構成され、該シリコーンゴム層の裏側の前記キートップ取付部と対応する位置には接点部を押圧する押圧凸部が設けられると共に、
前記シリコーンゴム層は金型より有機樹脂に対する接着力が大きい選択接着性を有するシリコーンゴム組成物で形成してあり、前記有機樹脂層と前記シリコーンゴム層とが一体に密着している押釦スイッチ用カバー部材を特徴としている。有機系材料とはアクリル系粘着剤、シアノアクリレート系接着剤や印刷層(バインダーインキ)などの有機系の粘着剤や接着剤等を指す。
請求項2に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1の構成に加えて、前記有機樹脂層がポリウレタンエラストマー層であることを特徴としている。
請求項3に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項2の構成に加えて、前記ポリウレタンエラストマー層は、予め成形されたポリウレタンエラストマーシートを、前記シリコーンゴム層の加硫硬化と同時に該シリコーンゴム層と一体に密着させて形成してなることを特徴としている。
請求項4に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記シリコーンゴム組成物は、付加反応型オルガノポリシロキサン組成物100重量部に対し、補強性シリカ微粉末1〜100重量部と、エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物0.1〜50重量部とを含有するシリコーンゴム組成物であることを特徴としている。
請求項5に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記シリコーンゴムがミラブルタイプシリコーンゴム組成物あるいは液状シリコーンゴム組成物であることを特徴としている。
請求項6に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記単数もしくは複数のキートップが、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に、接着剤を介して接着固定されていることを特徴としている。
請求項7に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項6に記載の構成に加えて、前記接着剤が両面粘着テープ、シアノアクリレート系接着剤、あるいはバインダーインキであることを特徴としている。
請求項8に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記キートップが透光性を有する樹脂で形成され、該キートップの表面が塗装されているかもしくは裏面が印刷されていることを特徴としている。
請求項9に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1に記載の構成に加えて、前記単数もしくは複数のキートップの裏面がバインダーインキにより印刷され、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に該バインダーインキにより接着固定されていることを特徴としている。
請求項10に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の構成に加えて、前記複数のキートップが平面シートタイプもしくは複合成形タイプのキートップシートであることを特徴としている。
請求項11に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項10に記載の構成に加えて、該キートップシートが樹脂もしくは金属で形成されたことを特徴としている。
請求項12に記載の押釦スイッチ用カバー部材は、請求項2又は3に記載の構成に加えて、前記ポリウレタンエラストマー層の厚みが、0.01mm以上0.5mm以下であることを特徴としている。
請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、表層側が有機系材料に対して接着性に優れる有機樹脂層であるので、別段の前処理工程を必要とせず、塗装や他材料からなるキートップの接着・粘着による固定が簡便に行える押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。また、キートップと対応する位置には接点部を押圧する押圧凸部が設けられているから、スイッチのオン/オフが確実に行える。そして有機系材料に対して接着性に優れる有機樹脂層とシリコーンゴム層、あるいは、有機樹脂層とキートップとは直接あるいは接着剤を介して一体に密着しているから、繰り返し屈曲されても、キートップが有機樹脂層から剥がれて脱落したりする虞の少ない押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。
請求項2に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、表層側の有機樹脂層が他材料との接着性・粘着性に優れるポリウレタンエラストマー層であるので、塗装や他材料からなるキートップの接着・粘着による固定がより簡便に行える押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。 また、従来ポリカーボネート製キートップとシリコーンゴムとの接着にはシアノアクリレート系接着剤や光硬化性接着剤が用いられてきたが、難接着材料である従来のシリコーンゴムが被着体の場合、アフターキュアやシリコーンゴムの紫外線照射による改質やシリコーンゴム表面にアミノ系のシランカップリング剤をプライマーとして塗布する必要などがあった。しかし、被着体がポリウレタンエラストマーである本発明においては、ポリウレタンエラストマー自体が他の材料に対して接着性に優れるため、これらの前処理がなくとも、シアノアクリレート系接着剤等でポリウレタンエラスマーとキートップとの十分な接着が行える。
さらに、ポリウレタンエラスマーは引裂強度が強く、延伸性も優れているため、シリコーンゴムとの積層体とした場合には、繰り返し押圧操作を行っても、その形状復元性に優れ、破れにくく、シリコーンゴム単体では不可能であった薄さでも使用に耐えうることができる。従来シリコーンゴム単体のキーパッドでは厚みが0.2mmが限界であったが、本発明のポリウレタンエラストマーとシリコーンゴムとの複層構造のキーパッドによればその厚みがたとえ0.1mmのものであっても製造が可能である。
請求項3に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、ポリウレタンエラストマー層は、予め成形されたポリウレタンエラストマーシートを、シリコーンゴム層の加硫硬化と同時にシリコーンゴム層と一体に密着させて形成されているから、シート分出しされたシリコーンゴム組成物シートに所望のポリウレタンエラストマーシートを貼着すれば良く、ウレタン層形成のため従前必要とされた前処理工程や塗装設備が一切不要となり、製造時もウレタン層の厚み管理を行う必要が無く、着色されたポリウレタンエラストマーシートを貼着すれば色も自在である。そして、塗装工程は材料の無駄が多く、揮発溶剤等が発生し環境を悪化させるものであるが、ポリウレタンエラストマーシートを貼着して裁断すれば、材料の無駄を抑えることができ、かつ揮発溶剤の換気設備や回収設備を必要とせず、環境を悪化させる虞もない押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。
請求項4に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、シリコーンゴム層が、付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物100重量部に対し、補強性シリカ微粉末1〜100重量部と、エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に芳香族環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物0.1〜50重量部とを含有するシリコーンゴム組成物であるため、金型の表面処理材質であるクロムに対しての接着性は有さず、ポリウレタンエラストマーに対しての接着性が良好となるので、金型の離型処理が必要なく成形作業性が良好である一方、シリコーンゴム層とポリウレタンエラストマー層とは充分に密着一体化した押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。
請求項5に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記シリコーンゴムがミラブルタイプシリコーンゴム組成物あるいは液状シリコーンゴム組成物であるため、ミラブルタイプシリコーンゴム組成物を使用する場合には、シリコーンゴム組成物をシート状に分出し成形し、その分出しシート上に有機樹脂シートを配してコンプレッション成形の金型に配置し、加熱加圧することによって有機樹脂層とシリコーンゴム層とを密着せしめて一体化させることができる。また、該シリコーンゴムが液状シリコーンゴム組成物の場合には、予め有機樹脂シートを金型内に配置し、液状シリコーンゴム組成物をインジェクション(射出)成形または液状シリコーンゴムを塗布してコンプレッション成形することによって有機樹脂層とシリコーンゴム層とを密着せしめて一体化させることができる。
請求項6に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記単数もしくは複数のキートップが、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に、接着剤を介して接着固定されているため、所望の樹脂性キートップを用意すれば、多様なデザインのキートップ部を有する押釦スイッチ用カバー部材が簡便容易に提供できる。
請求項7に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記接着剤が両面粘着テープ、シアノアクリレート系接着剤、あるいはバインダーインキであるため、請求項6の効果に加えて、両面粘着テープを使用した場合にはキートップは両面粘着テープにて粘着固定されているだけであるから、キートップの位置ズレ等の製品不良が出た場合も剥がして貼り直し、手直しすることが可能であり、印刷や接着されたキートップを有する押釦スイッチ用カバー部材のように製品不良品を廃棄処分する無駄が発生しない。なお、シアノアクリレート系接着剤を使用した場合は両面粘着テープの場合の上記利点はなくなるが、接着の信頼性が向上する。またバインダーインキを使用した場合には両面テープなどの粘着剤やシアノアクリレート系などの接着剤を用いずとも、キートップにバインダーインキ層を設けることで、印刷層が接着層の役目もするために接着層が不要となり薄型化が図れる。また、バインダーインキとして、特に熱可塑性のバインダーインキを使用した場合には、被着体に印刷されたバインダーインキの経時変化が少ないために、もう一方の被着体との接着工程までの時間が長く取れる。よって塗布後の経時変化を気にする必要が無くなり量産性向上が図れる。
請求項8に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記キートップが透光性を有する樹脂で形成され、該キートップの表面が塗装されるかもしくは裏面が印刷されているため、請求項1の効果に加えて、キートップ内部の光源からの光により、印刷された文字や絵柄等が透光性キートップを通して照光されるため、キートップの操作者が暗環境の中でもキートップの文字・絵柄等が容易に読み取れる。該表面が塗装されている場合には次いでレーザー等により所望の文字や数字の形状に除去するなどしてキートップ表面に加飾層を設けることができる。そのためキートップ裏面全面が弾性体キーパッドとの接着面として利用可能である。
請求項9に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記単数もしくは複数のキートップの裏面がバインダーインキにより印刷され、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に該バインダーにより接着固定されているため、請求項1の効果に加えて、両面粘着テープやシアノアクリレート系などの接着剤を用いずともキートップに接着性の印刷層(バインダーインキ)を備えているので他の接着層が不要となり押釦スイッチ用カバー部材のさらなる薄型化が図れる。また、特に熱可塑性のバインダーインキは被着体に印刷された後の経時変化が少ないために、もう一方の被着体との接着工程までの時間が長く取れる。よって塗布後の経時変化を気にする必要が無くなり量産性向上が図れる。
請求項10に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記複数のキートップが平面シートタイプもしくは複合成形タイプのキートップシートであるため、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の効果に加えて、個々のキートップが一体に形成されているため取扱い易く、キートップシートとキーパッドの接着工程が簡素化できる。また、キートップシートにバインダーインキを配しておけば容易にキートップシートと有機樹脂シートとシリコーンゴムとの3部材一体成形ができる。
請求項11に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、該キートップシートが樹脂もしくは金属で形成されているため、請求項10に記載の構成に加えて、キートップに樹脂製キートップシートを使用する場合には、樹脂製キートップシートの剛性の発現する厚み(0.2mm以上、好ましくは0.4mm以上)であれば、樹脂シートの剛性により、得られる押釦スイッチ用カバー部材は樹脂シートの剛性のために反りを抑制できる。金属製キートップシートであれば、金属の剛性のために、同様に押釦スイッチ用カバー部材の反りを抑制できる。
請求項12に記載の押釦スイッチ用カバー部材によれば、前記ポリウレタンエラストマー層の厚みが、0.01mm以上0.5mm以下であるため、請求項2又は3の効果に加えて、シリコーンゴム層への追従性が良く、繰り返し屈曲されても剥がれる虞がない。尚、ポリウレタンエラストマーは黄変する問題があるが、黄変した場合でも厚みが薄いので変色が目立たない押釦スイッチ用カバー部材が提供できる。
本発明の押釦スイッチ用カバー部材1の一実施形態を示す正面図である。 キートップ4の部分から切断し、断面方向から見た縦断面図である。 本発明の押釦スイッチ用カバー部材の他の実施形態で、キートップ4の部分から切断し、断面方向から見た縦断面図である。 図3に示す押釦スイッチ用カバー部材の内部発光による文字照光例である。 図3に示す押釦スイッチ用カバー部材製造の工程図である。 文字印刷が施された樹脂あるいは金属のフィルムもしくはシート状のキートップ材料の正面図である。 文字印刷が施された射出成型により成形されたキートップ切り離し前の射出成形品の正面図である。 図6が透明フィルムもしくはシート状のキートップ材料の場合のA−A線断面図である。 図9Bに示すフィルムもしくはシート状のキートップ材料を外形抜きし、さらにスリット加工したシート状キートップの正面図である。 文字印刷が施された樹脂あるいは金属製の、フィルムもしくはシート状のキートップ材料の正面図である。 図10Bに示す射出成形品をゲートカットして個々に切り離されたキートップの正面図である。 文字印刷が施された射出成型により成形されたキートップ切り離し前の射出成形品の正面図である。 図10Aが透明樹脂の場合のB−B線断面図である。 キートップ部に対応する位置以外に遮光印刷を施したウレタンフィルムの正面図である。 金属シートに文字色印刷を施したキートップの正面図である。 図12のC−C線断面図である 図9Aの樹脂フィルムまたはシートとウレタンフィルムとシリコーンゴムとを一体化した押釦スイッチ用カバー部材の正面図である。 図15のD−D線断面図である。 金属製連結型キートップシートとポリウレタンシートとシリコーンゴムを一体成形した押釦スイッチ用カバー部材の正面図である。 図17のE−E線断面図である。 本発明の押釦スイッチ用カバー部材の他の実施例のキートップ40の部分から切断し、断面方向から見た縦断面図である。 図19に示す押釦スイッチ用カバー部材のキートップ部上側を示す正面図である。 図19に示す押釦スイッチ用カバー部材製造の工程図である。
以下、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係る押釦スイッチ用カバー部材1の一実施形態を示す正面図であり、図2はキートップ4の部分から切断し、断面方向から見た縦断面図である。
この実施形態に係る押釦スイッチ用カバー部材1では、シリコーンゴム層2と有機樹脂層(好ましくはポリウレタンエラストマー層)3とが一体に密着された弾性体キーパッドの有機樹脂層3の上に、両面粘着テープ5などを含む接着剤を介して、キートップ4が固定されている。なお、一体に密着しているとは、単に密着しているのではなく、押釦スイッチ用カバー部材として実用に供された状態で剥離や分離が不可能な程度に接合され、一体になっている状態を表している。
本発明のシリコーンゴム層2の形成に用いる金型よりポリウレタンエラストマーに対する接着力が大きい選択接着性を有するシリコーンゴム組成物は、a)ビニル基含有ジメチルシリコーン生ゴム、ビニル基含有フェニルシリコーン生ゴム、ビニル基含有フルオロシリコーン生ゴム等の、アルケニル基含有の付加硬化型オルガノポリシロキサンに、b)煙霧質シリカ、沈降性シリカ等の補強性シリカ充填材、c)付加反応用架橋剤及び付加反応触媒を添加し、更にd)接着性付与成分を添加してなるものである。必要に応じて、硬化時間の調整を行うための触媒抑制剤を添加してもよい。
加硫処理に用いる付加反応用架橋剤としては、一分子中に2個以上のSiH基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンが用いられ、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、直鎖状、環状、分枝状のいずれであってもよく、付加反応硬化型シリコーンゴム組成物の硬化剤として公知なオルガノハイドロジェンポリシロキサンを使用することができる。オルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、アルケニル基含有オルガノポリシロキサン100重量部に対して0.01〜20重量部配合することが好ましい。さらに、加硫補助剤として有機過酸化物を併用すれば、ゴムの強度や歪み等の物性向上に効果が有り、これにはベンゾイルパーオキサイド、ビス2,4ジクロロベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等が例示される。また、耐熱性向上剤や硬度を調整するために非補強性シリカを添加してもよい。
さらに、この付加反応による架橋反応を用いるシリコーンゴム組成物には、メチルビニルシクロテトラシロキサン、アセチレンアルコール類、シロキサン変性アセチレンアルコール、ハイドロパーオキサイド等の公知の白金触媒抑制剤を添加するのが好ましい。硬化時間が短すぎると、ポリウレタンエラストマーシートとの密着が不十分なまま、シリコーンゴムが硬化してしまうことがあるが、白金触媒抑制剤の添加によりこれを防止することができる。
付加反応触媒としては、従来より知られているいずれのものでもよく、具体的には白金族の金属単体及びその化合物を用いることができる。例えば、シリカ、アルミナ又はシリカゲルのような担体上に吸着された微粒子状白金金属、塩化第二白金、塩化白金酸、塩化白金酸6水塩とオレフィン又はジビニルジメチルポリシロキサンとの錯体、塩化白金酸6水塩のアルコール溶液等の白金系触媒、パラジウム触媒、ロジウム触媒などが挙げられる。これら触媒の添加量は触媒量であり、通常、白金系金属量に換算して1〜1,000ppmの範囲で使用されるが、好ましくは10〜500ppmの範囲が適当である。1ppmより少ないと架橋反応が十分促進されず、硬化が不十分となる場合があり、1,000ppmより多く加えても反応性に対する影響も少なく、また不経済である。
金型よりポリウレタンエラストマーに対する接着力が大きい選択接着性を有する付加硬化型シリコーンゴム組成物とするために、アルケニル基含有の付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物に添加する接着性付与成分としては、例えば、a)分子中に少なくとも1個のSi−H結合と、アルコキシシリル基、グリシジル基、酸無水物基から選ばれる1種又はそれ以上の接着性官能基と、を有する有機珪素化合物。b)分子中に少なくとも1個のSi−H結合と、少なくとも1個の芳香族環、又は、少なくとも1個のアルケニル基と少なくとも1個の芳香族環とを有する有機珪素化合物。c)エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に少なくとも1個の芳香族環と、少なくとも1個のSi−H結合と、を有するグリシジル化有機珪素化合物等、が例示される(特開平6−171021号公報、特開平8−216273号公報、特開2002−201454号公報を参照)。
なお、上記の接着性付与成分が添加されたシリコーンゴム組成物を金型を用いて成形した場合に、成形品が金型に接着してしまう難点がある。そこで、通常の金型の表面処理に仕様されるクロムメッキに対しては接着性がなく、一方ポリウレタンエラストマーシートに対しては優れた接着性を示す接着性付与成分としては、エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に少なくとも1個の芳香族環と、少なくとも1個のSi−H結合と、を有するグリシジル化有機珪素化合物が好適に用いられる。
本発明のための金型よりポリウレタンエラストマーに対する接着力が大きい選択接着性を有する付加硬化型シリコーンゴム組成物は、上記した成分を2本ローラー、バンバリーミキサー、ニーダーなどのゴム混練り機を用いて均一に混合することにより得ることができる。
なお、ポリウレタンエラストマー層3とシリコーンゴム層2とが一体に密着している弾性体キーパッドを得るには、ミラブル型シリコーンゴム組成物をシート分出し後に、ポリウレタンエラストマーシートを貼着して金型内で加硫硬化させる方法に限らず、選択接着性を有する液状付加型シリコーンゴム組成物を準備し、ポリウレタンエラストマーシートは単体で金型内にセットしておき、準備した液状付加型シリコーンゴム組成物を金型内に射出成形してポリウレタンエラストマー層3とシリコーンゴム層2とを一体に密着させる、インモールド射出成形を行うこともできる。なお、シリコーンゴム組成物の分出しシートとポリウレタンエラストマーシートは、貼着して所定形状に裁断しても良く、所定形状に裁断してから貼着しても良い。
インモールド射出成形に用いる選択接着性を有する液状付加型シリコーンゴム組成物の一例を示すと、25℃での粘度が10000センチポイズである両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖されたジメチルシロキサンポリマー100重量部に、比表面積が300cm/gである煙霧質シリカを40重量部、へキサメチルジシラザンを8重量部、水1重量部をニーダーに充填し、常温で1時間撹拌混合を行った後、150℃まで昇温し、2時間保温混合を行う。その後、混合物を常温まで冷却し、これに上記ジメチルシロキサンポリマーを20重量部及び25℃での粘度が約10センチポイズであるメチルハイドロジェンポリシロキサンを3重量部、エポキシ当量が500g/1mol前後の、分子中に少なくとも1個の芳香族環と、少なくとも1個のSi−H結合と、を有するグリシジル化有機珪素化合物を4重量部、更に、常温における硬化までの時間を延長させるためにアセチレンアルコールを0.1重量部、白金ビニルシロキサン錯体を白金原子として50ppm添加し、均一になるまでよく混合する。さらに、接着性付与成分を含有させて得られる選択接着性を有する液状付加型シリコーンゴム組成物を例示することができる。
有機系材料に対して接着性に優れる有機樹脂としては、例えば粘着剤や接着剤に対して優れた粘着あるいは接着性を示すもので、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、AS、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、など1つもしくは複数からなる樹脂またはエラストマー等が例示される。これらの内、延伸性、引き裂強度、柔軟性、低温特性が優れるポリウレタンエラストマーが好適に用いられる。
本発明のためのポリウレタンエラストマーとしては、PPGやPTMGなど二官能ポリエーテルとジイソシアネートを反応させて作ったポリエーテルタイプのポリウレタンエラストマー、又は、アジペートとジイソシアネートの重付加反応で作られたポリエステルタイプのポリウレタンエラストマーのどちらであっても用いることができる。尚、シート加工面での材料選定の制約はなく、キャスティング型やミラブル型などの熱硬化性ウレタンであっても良いし、射出成形ができる熱可塑性ウレタン(TPU)であっても良い。
シリコーンゴム一体成形後の形状のバラツキを少なくするためには、使用するポリウレタンエラストマーは均一な厚みを有するシート状に成形されていることが望ましい。
本発明のキートップは、好ましくは樹脂あるいは金属等で形成される。透光性材料を使用すれば押釦スイッチ用のカバー部材内部からの照明により、キートップ上面あるいは下面に施した加飾図形あるいは文字が明瞭に識別出来る。一方光不透過性材料を使用した場合には、エッチングあるいはレーザー加工等によって作成した抜き文字・数字等の加飾図形を通してカバー部材内部からの光が通過するので同様に加飾図形が明瞭に識別できる。
なお、複数のキートップを支持する部材はキートップシートと呼ばれるが、キートップシートのタイプとしては、1枚のシート上に複数の別体のキートップがシート面方向に形成された複合成形タイプのキートップシート(図19においてシート41にキートップ40が複合されたタイプ)でもよい。また、1枚の平面シートに複数のキートップ相当部が区画されて並んでいる平面シートタイプのキートップシート(図6や図9Aに相当するタイプ)であってもよい。
キートップとポリウレタンエラストマーとの接着に使用される両面粘着テープとしては、とりわけアクリル系の両面粘着テープがポリウレタンエラストマーやポリカーボネートへの接着が良好であり好適に使用できる。また、イソシアネート系接着剤は、シリコーンゴムとの接着に使用されてきたが、難接着材料である従来のシリコーンゴムが被着体の場合、前処理が必要であった。例えばシリコーンゴム表面にプラズマ処理やアミノ系のシランカップリング剤をプライマーとして塗布する必要があった。しかし、本発明のようなポリウレタンエラストマーとポリカーボネートとの接着においてはイソシアネート系接着剤は両者に対する接着性が良好で好適に使用できる。
また、キートップとポリウレタンエラストマーとの接着にはバインダーインキも好適に使用できる。キートップの材質に対応する印刷用接着性インクとしては、キートップ材質がポリカーボネート製の場合にはポリカーボネート系、アクリル系もしくはウレタン系のインクが好ましい。例えばSG740(セイコーアドバンス社製品)、ノリファンHTR(PROLL社製品)等が挙げられる。キートップ材質がアクリル系であればポリカーボネート系、アクリル系もしくはウレタン系のインクが好ましい。例えばCAVメイバン(株式会社セイコーアドバンス製品)が挙げられる。キートップ材質がPET系であればポリエステル系もしくはウレタン系のインクが好ましい。例えば9300HIPET(十条ケミカル株式会社製品)が挙げられる。キートップ材質がステンレスであればウレタン系もしくはエポキシ系のインクが好ましい。例えばHAC(株式会社セイコーアドバンス製品)が挙げられる。
両面粘着テープを用いるキートップのポリウレタンエラストマーシートへの粘着以外の押釦スイッチ用カバー部材は、たとえば図6〜14等に示す次の工程によって製造される。キートップ相当部として、シート19(図6)または独立した1個のキートップに加工できる複数のキートップが連結した射出成型品20(図7)を用意し、これらのキートップ相当部に加飾層を設ける工程、キートップを作成する工程、ポリウレタンエラストマーシートへの湿式印刷工程、キートップとポリウレタンエラストマーシートとシリコーンゴムとの一体化工程とから構成される。
加飾層を設ける工程(図6、図7)では、キートップ相当部であるシート19あるいはキートップ形状が多数連結している射出成形品20に、スクリーン印刷、パッド印刷、インクジェット印刷等の湿式印刷により所定位置に文字や記号12等の加飾層22(図8)を施す。裏面に印刷する場合には鏡文字で行い、表面塗装の場合には正文字で行う。キートップの材質がメタルシートあるいは遮光性材料の場合には文字・記号はエッチングあるいはレーザー光線等により抜き文字状にカットし、その上の表面の塗装は透明コーティングとする。透光性キートップの裏面への印刷は加飾印刷の次に接着層印刷の順に行うが、加飾印刷の最終層が接着層インクと同系統の場合、接着層の印刷を省略出来る。図8は図6のA−A線断面図を模式的に表した図であり、キートップ相当部4、加飾層22、接着層8を示す。
キートップの作成工程(図9A、図9B、図10A、図10B)では、キー形状の打ち抜きを行う。シート(図9B)の場合にはキートップシートの外形抜き加工を行い平面シートタイプのキートップシートを作成する。また、スリット加工ではシート19にスリット21(図9A)を設け、やはり、平面シートタイプのキートップシートを作成する。抜き加工の前に、外周の絞り加工を行っても良い。複数のキートップが連結した射出成型品(図10B)のような場合には、個々のキートップ4をゲート部でゲートカットして単一キートップ4とする(図10A、図10B参照)。図11は図10Aが透明樹脂材料の場合のB−B線断面図を模式的に示した図であり、キートップ4、加飾層22、接着層8を示す。
ポリウレタンエラストマーシート3(図12)への湿式印刷工程では、キートップ部4に対応する位置以外に遮光印刷23等を施す。なお、金属製キートップシート32(図17)と一体化する場合は、文字・記号等のエッチング部に対応する箇所に文字色としての印刷25も行う(図13、図18参照)。図14は図12 に示すポリウレタンエラストマーシート3のC−C線断面図を模式的に示した図であり、ポリウレタンエラストマーシート3、遮光印刷層23を示す。
最後に、キートップとポリウレタンエラストマーシートとシリコーンゴムとの一体化工程は次の(1)あるいは(2)の2つの工程のどちらかが採用される。
(1)キートップ、ポリウレタンエラストマーシート、シリコーンゴムの一体成形:金型にキートップ、ポリウレタンエラストマーシートを順にセットし、シリコーンゴムを配置しコンプレッション成形もしくはシリコーンゴムの射出成型にて一体成形を行う。成形条件は例えば約120℃、3分。その際、キートップ相当部に印刷されている接着層が熱によって軟化し、同様に熱によって軟化したポリウレタンエラストマーシートとアンカー硬化によって強固に密着する。また、一体成形の際には、キートップとポリウレタンエラストマーシート、シリコーンゴムとの熱収縮の差により収縮の大きい側に反りが発生する懸念があるが、キートップがシート状のメタルシートの場合、キートップシートの剛性により反りを抑制できる。また、樹脂製シートの場合でも、キートップシートに剛性の発現する厚み(厚みが0.2mm以上、好ましくは0.4mm以上)であれば、樹脂製のキートップシートの剛性によって反りを抑制できる(後述の実施例4を参照)。
(2)ポリウレタンエラストマーシートとシリコーンゴムの一体成形後、キートップと熱圧着:予め、シリコーンゴムと一体成形されたポリウレタンエラストマーシート上に接着層を施したキートップを配置し、プレスにセットされ、加熱された(約100℃)金属板をキートップに押し当て、キートップの昇温によって軟化した接着層がポリウレタンエラストマーシートとのアンカー効果によって、強固に密着する(後述の実施例3を参照)。
なお、ポリウレタンエラストマーシートとシリコーンゴムとの接着をより強固にするためにウレタン系もしくはポリカーボネート系インキをポリウレタンエラストマーシート面に印刷すると接着安定性がより優れる。
以下、実施例を挙げてこの発明をより具体的に説明するが、この発明の主旨を超えない限り、この実施例に限定されるものではない。
金型よりポリウレタンエラストマーに対する接着力が大きい選択接着性を有する付加硬化型シリコーンゴム組成物として、アルケニル基含有の付加硬化型オルガノポリシロキサンに接着性付与成分が1重量部添加されたシリコーンゴムコンパウンド「X−30−3622−U」(商品名、信越化学工業株式会社製)100重量部に、付加反応触媒の金属錯体(白金触媒)含有のペースト「C−25A」(商品名、信越化学工業株式会社製)2重量部、付加反応用架橋剤含有のペースト「C−25B」(商品名、信越化学工業株式会社製)0.5重量部、及び硬化時間を調整するための白金触媒抑制剤「X−93−1242」(商品名、信越化学工業株式会社製)1重量部を加え、2本ローラで均一に混練し、シート状に分出しした(混練・分出し工程)。
上記の分出しされた金型よりポリウレタンエラストマーに対する接着力が大きい選択接着性を有する付加硬化型シリコーンゴム組成物シートに、ポリウレタンエラストマーシート「シーダムDUS605−CDR」(商品名、シーダム株式会社製)の、厚さ25μm、ショアA硬度96(JIS K7311)のものを貼着し、金型の形状に合わせて裁断した。貼着は未硬化のシリコーンゴム組成物の有する粘着性を利用し、空気の抱き込みがないように貼着すればよい(シート貼着、裁断工程)。
弾性体キーパッドの形に裁断したものを、ポリウレタンエラストマーシート面が弾性体キーパッドの表面側(キートップが接着又は粘着固定される側)となるよう金型に仕込み、120℃に温度調節された金型で3分間コンプレッション成形し、取りだし後さらに、120℃に温度調節された熱風循環式乾燥機で1時間乾燥後、キーパッド形状にトリミングを行い、シリコーンゴム層2とポリウレタンエラストマー層3との複層構造を有する、複数のキートップが取付け可能な弾性体キーパッドを得た(加硫硬化工程)。
非強化の透光性を有するポリカーボネート樹脂「ユーピロン S−3000」(商品名、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製)を120℃に温度調節された熱風循環式乾燥機で3時間乾燥し、シリンダー温度300℃、金型温度100℃に温度調節した射出成形機で、キートップ4を成形した。
両面ともにアクリル系の粘着剤が使用された両面粘着テープ「HI−BON YT134−1」(商品名、日立化成ポリマー株式会社製)をキートップ4の底面部よりやや小さい形状に裁断し、当該両面粘着テープ5にて、上記弾性体キーパッドの裏側に接点部を押圧する押圧凸部が設けられた位置と対応する位置にキートップ4を貼着し、押釦スイッチ用カバー部材1を作成した。
上記の様にして得られた押釦スイッチ用カバー部材1を、携帯電話機の押釦式スイッチ操作部にセットして、従来の弾性体キーパッド表面を低温プラズマ処理し、シランカップリング剤にてプライマー処理した後、キートップを接着して製作された押釦スイッチ用カバー部材との比較で繰り返し押圧試験を行った。
本発明の押釦スイッチ用カバー部材1では、キートップ4は両面粘着テープ5にて粘着固定されているだけであるが、キートップ4の剥がれや取付位置のズレ等の発生は認められず、従来の工程で製作された押釦スイッチ用カバー部材と何等変わりなく使用できた。ポリウレタンエラストマー層3とシリコーンゴム層2との層間剥離も認められなかった。
実施例2で作成した押釦スイッチ用カバー部材を図3に示す。本実施例の押釦スイッチ用カバー部材17は下側から、下部に押圧突部6を有するシリコーンゴム層2、ポリウレタンエラストマー層3、接着層8、透光性樹脂キートップ4と積層されており、該キートップ4は抜き文字部9を除いて遮光性加飾層11で覆われ、その上を取り囲むように透明保護層10(オーバーコート)が施されている。この押釦スイッチ用カバー部材17は図3のように内部光源(本実施例ではLED)16、メタルドームカバーシート15、固定接点14、メタルドーム13を含むスイッチおよび照明部18の上に配されて使用される。図4は図3の構成のものの文字照光の内部発光例を示したものである。抜き文字部9が明瞭に視認される。
本実施例の押釦スイッチ用カバー部材17は図5に示す工程により作成された。実施例1で使用されたと同じポリウレタンエラストマーシート(但し厚さ50μmでかつシートの片面に保護フィルムが追加されたもの)にポリカーボネート系インキ(ノリファンHTR、プロール社製品)をスクリーン印刷し、易接着印刷層の形成を行った(本工程は必須の工程では無く接着性のさらなる向上のために行うものである)。これに位置決め穴を形成してかつ所定の外形に裁断した。次いで易接着印刷層面を上側にして下側の金型にポリウレタンエラストマーシートを位置決めしてセッティングした。
次にポリウレタンエラストマー側の面に未硬化の液状シリコーンゴム(選択接着性液状付加型シリコーンゴム、X−34−1725A/B、信越化学工業株式会社製品、2液の液状ゴムで白金触媒と付加反応用架橋剤が添加されている、本シリコーン組成物は付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物100重量部に対し、補強性シリカ微粉末1〜100重量部と、エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に芳香環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物0.1〜50重量部とを含有している)をディスペンサーで塗布し、120℃で3分コンプレッション成形して金型形状に成形した。
所定の外形に裁断し、保護フィルムを剥離し、ポリウレタン表面にシアノアクリレート系接着剤(PPX、セメダイン株式会社製品)をディスペンサーで塗布し塗布直後にキートップを所定の治具を用いて圧着した。なお、ここで用いたキートップはポリカーボネート樹脂(ユーピロンS−3000、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製品)をキートップ形状に射出成型し、キートップの下側面を除く面に遮光層を塗布で設け、該遮光層上部をレーザーカットにより、所望の文字や数字の形状に除去したのち、その上に透明保護層を塗布した。
図15、16を用いて実施例3を説明する。厚さ0.4mmのポリカーボネートフィルムに文字・数字などの加飾印刷層(文字部)26および加飾印刷層27とバインダー(SG740、株式会社セイコーアドバンス製品)により接着層(透明裏打ち印刷)28を施した後、キートップ形状にカットした。ポリウレタンエラストマーシート3にキートップ以外の箇所に遮光性印刷層23を施した。次いで、実施例2の前半の工程と同じ工程でポリウレタンエラストマーシートと液状シリコーンゴムとの複層キーパッドをコンプレッション成形で金型形状に成形した。
次いで、プレスにセットされたキートップ状に彫り込まれた治具にキートップ形状にカットしたポリカーボネート製キートップをセットし、その上にシリコーンゴム層2とポリウレタンエラストマーシート層3との一体品のポリウレタンエラストマーシート面を対応する位置に重ね、100℃に加熱された金属プレートを押し当てることにより接着インク層28が軟化し、ポリウレタンエラストマーシート3と熱融着した。得られた押釦スイッチ用カバー部材の正面図を図15に、D−D線断面図を図16に示す。最下段に押圧突部6を有するシリコーンゴム層2の上に、キートップ部以外に対応する位置に遮光性印刷層23、ポリウレタンエラストマーシート3、接着層(透明裏打ち印刷層)28、遮光性加飾印刷層27および加飾印刷層(文字部)26、最上部にポリカーボネート製キートップ4が順次配置された。
図13、17、18を用いて実施例4を説明する。厚さ0.2mmのSUSシートに外形、スリット21、および文字・数字などの抜き文字部30をエッチングによって形成した平面シートタイプのキートップシート32を得た。このキートップシート32の外周を絞り加工した後、キートップシート32の裏面(ポリウレタンエラストマーシート接着側)にスリット、抜き文字部30を避けるようにバインダー(HAC、株式会社セイコーアドバンス製品)を印刷して接着層(印刷層)28を施した。ポリウレタンエラストマーシート3(シーダム株式会社製、商品名DUS451,厚み100μm )に形成されたキートップシートの抜き文字部に相当する箇所に文字色を印刷25、スリット21に相当する箇所に遮光印刷23を行った。下型がキートップシート形状に彫り込まれた金型を120℃に加熱し、キートップシート32を彫り込みにセットし、次いでポリウレタンエラストマーフィルム3を印刷箇所がキートップシートの対応箇所と一致するようにセットした。セット後、液状シリコーンゴムをポリウレタンエラストマーシート3の上に配置し、上下型を締めてシリコーンの成形を行った。シリコーン成型時には、キートップシート32に印刷された接着層28が軟化しポリウレタンエラストマーシート3と熱融着が行われるため、シリコーンゴム成形後はキートップシート32とポリウレタンエラストマーシート3も一体化された。得られた押釦スイッチ用カバー部材の正面図を図17に、E−E線断面図を図18に示す。最下段に押圧突部6を有するシリコーンゴム層2の上に、スリット部に対応する位置には遮光性印刷層23、その上にポリウレタンエラストマーシート3、接着層(印刷層)28、金属製メタルキートップ32が順次配置された。なお、抜き文字部30に対応する位置には下側からシリコーンゴム層2、透光性加飾印刷層25、ポリウレタンエラストマーシート層3が順次配置された。
実施例5で作成した押釦スイッチ用カバー部材47を図19に示す。本実施例の押釦スイッチ用カバー部材47は下側から、下部に押圧突起6を有する選択接着性液状シリコーンゴムを使用したシリコーンゴム層2、ポリウレタンエラストマー層3、接着層42、押圧突部6に対応する位置に加飾文字印刷(文字部)26をそして文字部以外には加飾ベース印刷27を設け、さらにポリカーボネートシート41、押圧突部6に対応する位置の最上部に紫外線硬化樹脂キートップ部40が順次積層された。なお、この押釦スイッチ用カバー部材17の外周に絞り加工部44が設けられ、この絞り加工部44にカバー部材47が使われる製品の筐体である上側ケース43で覆われて製品に押圧固定される。この押釦スイッチ用カバー部材47は図19のように基板7上に内部光源(本実施例ではELシート)45、固定接点14、メタルドーム13が設けられたスイッチおよび照明部18の上に配されて使用される。図20は図19の構成の上側外観を示したものである。
本実施例の押釦スイッチ用カバー部材47は図21に示す工程により作成された。先ず、キートップ形状に彫り込まれた凹金型に未硬化の液状紫外線硬化樹脂を注入し、その上に透明なポリカーボネートシート41(厚さ125μm 、アニール済)を被せ紫外線を照射し、シート41に紫外線硬化樹脂のキートップ凸部40を形成し複数のキートップ凸部40が連結した複合成形タイプのキートップシートを得た。キートップとは逆面に数字や文字とともにベース色の加飾層27を、次いで接着層42をそれぞれウレタン系インキ(SG740、株式会社セイコーアドバンス製品)を使用しスクリーン印刷で形成した。スクリーン印刷されたキートップシートの外周部を金型で絞り加工したのち、印刷層を上側にして射出成型金型へセッティングし、ポリカーボネートシート41に重ねるようにポリウレタンエラストマーシート3(実施例1で使用したポリウレタンエラストマーシート、但し厚さ50μmに位置決め穴を形成し、かつ、所定の外形に裁断したもの)を所定の位置ピンにはめ込み設置した。型閉じ後、選択接着性液状付加型シリコーンゴム(X−34−1725A/B、信越化学工業株式会社製品)のA剤とB剤を1対1で混合してポリウレタンエラストマーシート面に射出し120℃、3分インサート成形した。成形後、金型より取り出し、バリ取り(外形カット)して押釦スイッチ用カバー部材47を作成した。
有機材料に対して接着性に優れる有機樹脂層と該有機樹脂層に対して接着性に優れるシリコーンゴム層を接着しその上にキートップが配された押釦スイッチ用カバー部材。各部材の接着性が優れるため、特段の接着性向上処理工程を省略でき、かつ接着耐久性に優れるために携帯電話や情報端末装置等の押釦スイッチ操作部に有効に用いられる。
符号の説明
1、17、47 押釦スイッチ用カバー部材
2 シリコーンゴム層
3 有機樹脂層もしくはポリウレタンエラストマー層
4、19、32 キートップもしくはキートップシート
5 両面粘着テープ
6 押圧凸部
8 接着層
11 透光性加飾層

Claims (12)

  1. シリコーンゴム層と、有機系材料に対して接着性に優れる有機樹脂層との複層構造の弾性体キーパッドを有する、単数もしくは複数のキートップが取り付けられた押釦スイッチ用カバー部材であって、
    前記弾性体キーパッドは表層側が前記有機樹脂層、裏層側が前記シリコーンゴム層となるように構成され、該シリコーンゴム層の裏側の前記キートップの取付部と対応する位置には接点部を押圧する押圧凸部が設けられると共に、
    前記シリコーンゴム層は金型より有機樹脂層に対する接着力が大きい選択接着性を有するシリコーンゴム組成物で形成してあり、前記有機樹脂層と前記シリコーンゴム層とが一体に密着していることを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材。
  2. 前記有機樹脂層がポリウレタンエラストマー層であることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  3. 前記ポリウレタンエラストマー層は、予め成形されたポリウレタンエラストマーシートを、前記シリコーンゴム層の加硫硬化と同時に該シリコーンゴム層と一体に密着させて形成してなることを特徴とする請求項2に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  4. 前記シリコーンゴム組成物は、付加硬化型オルガノポリシロキサン組成物100重量部に対し、補強性シリカ微粉末1〜100重量部と、エポキシ当量が100〜5000g/1molで、分子中に芳香環を少なくとも1個有する有機化合物又は有機珪素化合物0.1〜50重量部とを含有するシリコーンゴム組成物であることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  5. 前記シリコーンゴムがミラブルタイプシリコーンゴム組成物あるいは液状シリコーンゴム組成物であることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  6. 前記単数もしくは複数のキートップが、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に、接着剤を介して接着固定されていることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  7. 前記接着剤が両面粘着テープ、シアノアクリレート系接着剤、あるいはバインダーインキであることを特徴とする請求項6に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  8. 前記単数もしくは複数のキートップが透光性を有する樹脂で形成され、該キートップの表面が塗装されているかもしくは裏面が印刷されていることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  9. 前記単数もしくは複数のキートップの裏面がバインダーインキにより印刷され、前記弾性体キーパッドの表層側の所定位置に該バインダーにより接着固定されていることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  10. 前記複数のキートップが平面シートタイプもしくは複合成形タイプのキートップシートであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  11. 該キートップシートが樹脂もしくは金属で形成されたことを特徴とする請求項10に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  12. 前記ポリウレタンエラストマー層の厚みが、0.01mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
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