JPWO2007049622A1 - リン酸塩光学ガラス - Google Patents

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博之 大川
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Abstract

本発明は、屈折率が1.45〜1.65で、アッベ数が65以上の光学定数を有し、しかも化学的耐久性に優れた光学ガラスの提供を目的とする。質量%で、P2O5:73〜85、Al2O3:14〜26、K2O+Li2O:1〜12、SiO2:0〜12、B2O3:0〜12、Na2O:0〜12、Y2O3:0〜12、La2O3:0〜12、MgO+CaO+SrO+BaO:0〜12、ZrO2+TiO2+Gd2O3:0〜10、Ta2O5+GeO2+Ga2O3+Nb2O5+WO3+TeO2:0〜10、Sb2O3:0〜2、ZnO+PbO:0〜12、のガラス成分を含有することを特徴とするリン酸塩光学ガラス。

Description

本発明は、精密プレス成型が可能な、特に、化学的耐久性に優れた、リン酸塩光学ガラスに関する。
従来、高分散性を有する光学ガラスとして、Pを基本成分とするリン酸塩光学ガラスが知られている。しかし、従来のリン酸塩光学ガラスは、耐久性、特に、化学的耐久性に劣り、光学ガラスの研磨工程、洗浄工程又はレンズとしての長期間にわたる使用中においてその表面にヤケや風化作用による侵食が発生しやすい問題点があった。特に、精密プレス成型する光学ガラスでは、成型しやすいようにアルカリ金属・アルカリ土類金属元素を含むため、化学的耐久性の問題が重要となる。
リン酸塩光学ガラスの化学的耐久性を向上させるための提案として、特定量のAlを含む組成が特許文献1に提案されているが、化学的耐久性の点で満足できるものではない。また、精密プレス成型用のリン酸塩光学ガラスとしては、特許文献2などに組成が開示されているが、アッベ数が23〜42と分散性の低い範囲をカバーするもので、アッベ数が65以上の高分散性の範囲をカバーするものではない。
特開昭57−118045号公報(発明の詳細な説明) 特開2003−238197号公報(発明の詳細な説明)
本発明は、屈折率が1.45〜1.65で、かつ、アッベ数が65以上の光学定数を有し、しかも化学的耐久性に優れた光学ガラスの提供を目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、本発明を完成した。即ち、本発明は、下記を要旨とするものである。
(1)質量%で、P:73〜85、Al:14〜26、KO+LiO:1〜12、SiO:0〜12、B:0〜12、NaO:0〜12、Y:0〜12、La:0〜12、MgO+CaO+SrO+BaO:0〜12、ZrO+TiO+Gd:0〜10、Ta+GeO+Ga+Nb+WO+TeO:0〜10、Sb:0〜2、ZnO+PbO:0〜12、のガラス成分を含有することを特徴とするリン酸塩光学ガラス。
(2)質量%で、P:74〜80、Al:15〜25、KO+LiO:1〜8、の成分を含有する上記(1)に記載のリン酸塩光学ガラス。
(3)LiOを1〜4質量%を含有する上記(1)又は(2)に記載のリン酸塩光学ガラス。
(4)屈折率(n)が1.45〜1.65であり、かつ、アッベ数(ν)が65〜80である上記(1)〜(3)のいずれかに記載のリン酸塩光学ガラス。
(5)ガラス転移点(Tg)が600℃以下である上記(1)〜(4)のいずれかに記載のリン酸塩光学ガラス。
本発明のリン酸塩光学ガラスは、屈折率が1.45〜1.65で、かつ、アッベ数が65以上の光学定数を有し、しかも従来品では達成できなかった化学的耐久性に優れる。また、溶解しやすく、失透しにくい光学ガラスであって、ガラス転移点が低く、プレス成型に好適である。さらに、原料価格の高いGa、GeO、Ta成分を必須成分としないことから原価面でも有利な光学ガラスである。
本発明のリン酸塩光学ガラス(以下、本ガラスという)は、(1)P、(2)Al、(3)LiO及び/又はKO、を少なくとも含むこと特徴とする。なお、本明細書では、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味するものとする。
本ガラスにおいて、Pは光学ガラスを形成する主成分(ガラス形成酸化物)であり、73〜85%含む。Pが73%未満であると、所望の光学定数が得られにくくなり、一方、Pが85%を超えると化学的耐久性が低下するおそれがある。Pの上限としては、80%以下であると好ましく、78%以下であるとさらに好ましい。本ガラスにおいて、Pが74%以上であると光学定数と化学的耐久性とのバランスがよくなるために好ましく、Pが75%以上であるとさらに好ましく、Pが76%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、Alは化学的耐久性の点から必須の成分であり、14〜26%含む。Alが14%未満であると、充分な化学的耐久性が得られないおそれがあり、一方、Alが26%を超えると、溶解性が低下し、所望の光学定数が得られないおそれがある。本ガラスにおいて、Alの下限としては15%以上であると好ましく、Alが16%以上であるとさらに好ましい。同様に、本ガラスにおいて、Alの上限としては、25%以下であると好ましく、23%以下であるとさらに好ましい。
本ガラスにおいて、LiO及び/又はKOは、ガラス転移温度をプレス成型に適する温度まで下げるのに必須の成分であり、1〜12%、好ましくは1〜8%含む。LiO及び/又はKOが1%未満であると、ガラス転移温度が高くなり、プレス成型性が低下する。一方、LiO及び/又はKOが12%を超えると、化学的耐久性が低下し、所望の光学定数が得られないおそれがある。本ガラスにおいて、LiOを1〜4%含むと、低温成型性及び化学的耐久性向上のため好ましい。本ガラスにおいて、LiOを含まず、KOだけを含む場合には、KOを1〜6%含むと低温成型性及び化学的耐久性向上のため好ましい。
本ガラスにおいて、LiO及び/又はKOの一部をNaOで置き換えてもよいが、NaO量が多くなると、化学的耐久性が低下するため、できるだけNaO含有量を下げることが好ましい。
本ガラスにおいて、SiOは、必須の成分ではないが低分散性(アッベ数を高く)維持しながら化学的耐久性を向上させるのに効果がある。しかし、添加量が多いと所望の光学特性が得られにくくなると共に、ガラス転移温度が上昇し、その結果、プレス成型時の成型温度が上昇して生産性等が低下する。したがって、本ガラスにおいて、SiOを添加する場合には、0〜12%とするのが好ましく、0〜7%とするのがさらに好ましい。本ガラスにおいて、SiOを添加する場合の下限としては、1%以上であると好ましく、3%以上であるとさらに好ましく、5%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、Bは、必須の成分ではないが低分散性を維持させる効果がある。一方、添加量が多くなると所望の光学特性が得られにくくなることから、Bを添加する場合には、0〜12%とするのが好ましく、0〜9%とするとさらに好ましく、0〜6%とするのが特に好ましい。本ガラスにおいて、Bを添加する場合の下限としては、2%以上であると好ましく、3%以上であるとさらに好ましく、4%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、Yは、必須の成分ではないが低分散性を維持しながら、屈折率を大きくすることができ、さらに、化学的耐久性を向上させる効果がある。しかし、添加量が多すぎると、溶解温度が上昇して溶解性が低下するため、Yを添加する場合には、0〜12%とするのが好ましく、0〜7%とするのがさらに好ましい。本ガラスにおいて、Yを添加する場合の下限としては、2%以上であると好ましく、4%以上であるとさらに好ましく、6%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、LaもYと同様の効果があることから、Laを添加する場合には、0〜12%とするのが好ましく、0〜7%とするのがさらに好ましい。本ガラスにおいて、Laを添加する場合の下限としては、2%以上であると好ましく、4%以上であるとさらに好ましく、6%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、MgO、CaO、SrO又はBaOのいずれか1種以上は、必須の成分ではないが添加すると屈折率が向上する。ただし、その添加量が多すぎると所望の光学定数が得られにくくなるため、本ガラスにおける添加量としては、0〜12%が好ましく、0〜11%がさらに好ましく、その添加量が0〜8%であると特に好ましい。本ガラスにおいて、MgO、CaO、SrO又はBaOのいずれか1種以上を添加する場合の下限としては、1%以上であると好ましく、2%以上であるとさらに好ましく、3%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、ZrO、TiO及びGdからなる群から選択されるいずれか1種以上は、必須の成分ではないが添加すると、化学的耐久性向上や耐失透性が向上する。一方、添加量が多すぎるとアッベ数が低下する。したがって、その添加量は、0〜10%とするのが好ましく、0〜5%とするのがさらに好ましい。本ガラスにおいて、ZrO、TiO又はGdのいずれか1種以上を添加する場合の下限としては、1%以上であると好ましく、2%以上であるとさらに好ましく、3%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、Ta、GeO、Ga、Nb、TeO及びWOからなる群から選択されるいずれか1種以上は必須の成分ではないが添加すると屈折率が向上する。しかし、その添加量が多すぎるとアッベ数が低下するため、その添加量は、0〜10%とするのが好ましく、0〜5%とするのがさらに好ましい。また、上記成分となる原料は高価であるため、原価面を重視する場合には、極力添加量を抑えることが好ましい。本ガラスにおいて、Ta、GeO、Ga、Nb、TeO及びWOからなる群から選択されるいずれか1種以上を添加する場合の下限としては、1%以上であると好ましく、2%以上であるとさらに好ましく、3%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、Sbは、必須の成分ではないがガラス溶融の際の清澄剤として添加することができる。その添加量としては、2%以下が好ましく、1%以下であるとさらに好ましい。本ガラスにおいて、Sbを添加する場合の下限としては、0.01%以上であると好ましく、0.1%以上であるとさらに好ましく、0.2%以上であると特に好ましい。
本ガラスにおいて、ZnO及び/又はPbOを添加すると溶融温度を下げる効果がある。ZnO及び/又はPbOの添加量としては、0〜12%が好ましく、0〜7%であるとさらに好ましいが、環境面への影響等を考えると、実質的に含まないようにするのが好ましい。本ガラスにおいて、ZnO及び/又はPbOを添加する場合の下限としては、1%以上であると好ましく、3%以上であるとさらに好ましく、5%以上であると特に好ましい。
なお、本ガラスにおいて、Ag、Cu又はFeの各元素は、そのイオンが着色の原因となるので、実質的に含まないようにするのが好ましい。
本ガラスの光学特性としては、屈折率(n)が1.45〜1.65であると好ましい。屈折率(n)が、1.50以上であるとさらに好ましく、屈折率(n)が、1.53以上であると特に好ましい。本ガラスのアッベ数(ν)が65〜80であると好ましい。アッベ数(ν)が67以上であるとさらに好ましく、アッベ数(ν)が70以上であると特に好ましい。本ガラスのガラス転移点(Tg)としては、600℃以下であると好ましく、特に、ガラス転移点が550℃以下であるとさらに好ましい。本ガラスの光学特性としては、屈折率(n)が1.45〜1.65、好ましくは1.50〜1.55であり、かつ、アッベ数(ν)が65〜80、好ましくは68〜72であるのが好適である。
本ガラスの製造法としては、特に制限されるものではなく、例えば、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩等の通常の光学ガラスで用いられる原料を秤量・混合し、白金ルツボ内に入れて、約1200〜1300℃で2〜6時間溶融、清澄、撹拌後、約500℃に予熱した金型に鋳込等した後、徐冷して製造できる。
以下、本発明を実施例等を挙げて更に具体的に説明するが、本発明の解釈は、以下の実施例に限定されるものではない。なお、例1〜例3が本発明の比較例であり、例4〜例13が本発明の実施例である。
[化学組成・試料作製法]
表1、表2に示す化学組成(%)となるように原料を秤量した。各ガラスの原料は、Pの場合はHPOを、KOの場合はKNOを、LiOの場合はLiCOを、CaOの場合はCaCOを、Bの場合はHBOを、Alの場合は酸化物を、それぞれ使用した。秤量した原料をミキサーで30分間乾式混合し、内容積約300cmの白金ルツボ内に入れて、1200〜1300℃で2〜6時間溶融、清澄、撹拌後、約500℃に予熱した縦15mm×横50mmの長方形の金型に鋳込み後、約1℃/分で徐冷してサンプルとした。
[評価方法]
屈折率(n)はヘリウムd線に対する屈折率、アッベ数(ν)は、ν=(n−1)/(n−n)から求めた。ここで、n、nは、それぞれ水素F線及び水素C線に対する屈折率である。なお、屈折率は、屈折率計(カルニュー光学工業社製、商品名:KRP−2)で測定した。ガラス転移点(Tg)は、得られた各ガラス粉末を熱分析装置(セイコーインスツル社製、商品名:EXSTAR6000 TG/DTA)で示差熱分析(DTA)により測定した。測定条件は、10℃/分で昇温させた。
化学的耐久性は、サンプルを高温高湿下で長時間保持し、保持前後での透過率変化で評価した。具体的には、15mm×15mmの面を両面鏡面とした、15mm×15mm×10mmサイズの平板形状のサンプルを温度60℃、相対湿度90%で336時間保持し、保持前後での透過率を分光装置(日立製作所社製、商品名:U−3500)で測定し、透過率変化Δ(%)=透過率(高温高湿保持後)−透過率(高温高湿保持前)の絶対値|Δ(%)|として算出した。透過率変化が小さい程、化学的耐久性が高い。なお、例1〜例3は3回の平均値を、例4〜例7は2回の平均値を、例8〜例11は1回の測定値を、例12および例13は2回の平均値を、それぞれ示す。
ガラスの溶解性等については、上記サンプル作製時に目視で観察した結果、例4〜例13については、溶解性に問題がないこと、得られたガラスサンプルには泡や脈理のないことを確認した。
Figure 2007049622
Figure 2007049622
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本発明のリン酸塩光学ガラスは、低分散性で屈折率が所望の値を有する光学ガラスであって、化学的耐久性に優れ、しかも、プレス成型性に優れることから、精密プレス成型用光学ガラスとして有用である。

なお、2005年10月26日に出願された日本特許出願2005−311293号の明細書、特許請求の範囲及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として取り入れるものである。

Claims (5)

  1. 質量%で、P:73〜85、Al:14〜26、KO+LiO:1〜12、SiO:0〜12、B:0〜12、NaO:0〜12、Y:0〜12、La:0〜12、MgO+CaO+SrO+BaO:0〜12、ZrO+TiO+Gd:0〜10、Ta+GeO+Ga+Nb+WO+TeO:0〜10、Sb:0〜2、ZnO+PbO:0〜12、のガラス成分を含有することを特徴とするリン酸塩光学ガラス。
  2. 質量%で、P:74〜80、Al:15〜25、KO+LiO:1〜8、のガラス成分を含有する請求項1に記載のリン酸塩光学ガラス。
  3. LiOを1〜4質量%を含有する請求項1又は2に記載のリン酸塩光学ガラス。
  4. 屈折率(n)が1.45〜1.65であり、かつ、アッベ数(ν)が65〜80である請求項1〜3のいずれかに記載のリン酸塩光学ガラス。
  5. ガラス転移点(Tg)が600℃以下である請求項1〜4のいずれかに記載のリン酸塩光学ガラス。
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