JPWO2007026843A1 - 導波路装置 - Google Patents

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Abstract

クラッド部内に形成されたコア部を通して光をガイドする導波路装置が開示される。導波路装置は、前記クラッド部に前記コア部と連通するように、前記コア部と同じ屈折率で形成された導波部と、前記コア部によってガイドされている光を前記導波部方向に反射すること、及び前記導波部からの光を前記コア部による光のガイド方向に反射することの少なくともいずれか一方を行う反射部とを有する。

Description

本発明は総括的に導波路装置に係り、特に、クラッド部内に形成されたコア部を通して光をガイドする導波路装置に関する。
CPUのクロック周波数が上がり、大容量のデータ処理が可能になるに従い、信号伝送速度の高速化に伴うノイズ、信号線間のクロストークといった問題が深刻化し、CPUを用いた金属配線による高速伝送の限界が見え始めている。そこで、大容量データ伝送を行なう手段として光を用いたデータ通信の検討が活発に行われている。
データ伝送に光を用いた場合、高速が可能なだけではなく、光を用いたデータ伝送の特性によりノイズ、配線間クロストークの問題を解決できる。このため、長距離の信号伝送を行なう場合には、既に、光ファイバを用いた光通信が一般に用いられているが、ボード間や回路間といったきわめて短い距離での信号伝送を行なう場合においても光通信が有効となる。ボード間や回路間といったきわめて短い距離での信号伝送において光通信を適用する場合、プリント配線板(PWB)との親和性からポリマー光導波路が検討されている。
光配線に用いられているポリマー光導波路は、伝送距離が短いことからコア径も50μm程度と比較的大きなマルチモード導波路であり、受発光素子との結合をいかに簡単に行なえるかが実現のカギとなる。
なお、モジュールと導波路との光軸あわせを容易にするためにコアに対して傾斜して配置されたミラーと、クラッドあるいはコアと同一部材により形成され、ミラーに光を集光させるレンズとを設けた光導波路が提案されている(特許文献1、2、3参照)。
特開2001−166167号公報 特開2001−281486号公報 特開2004−361858号公報
ポリマー光導波路は、例えば、回路基板間、あるいは、回路基板内の光伝送路として注目されており、受発光素子との結合をいかに効率よく行なえるかが課題となっている。
本発明の好適な一実施例によれば、受発光素子と効率よく結合可能な導波路装置が提供される。
本発明の好適な一実施例によれば、クラッド部内に形成されたコア部を通して光をガイドする導波路装置であって、前記クラッド部に前記コア部と連通するように、前記コア部と同じ屈折率で形成された導波部と、前記コア部によってガイドされている光を前記導波部方向に反射すること、及び前記導波部からの光を前記コア部による光のガイド方向に反射することの少なくともいずれか一方を行う反射部とを有することを特徴とする導波路装置が提供される。
本発明の一実施例によれば、クラッド部にコア部と連通するようにコア部と同じ屈折率で形成された導波部と、コア部によってガイドされている光を導波部方向に反射、又は、導波部からの光をコア部による光のガイド方向に反射させる反射部とを導波路装置に設けることにより、コア部による光のガイド方向と直交する方向からの光をコア部に導入することができる。従って、導波路装置の表面実装が可能となり、薄型化が可能となる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付の図面を参照し以下の詳細な説明を読むことにより、一層明瞭となるであろう。
本発明の一実施例のシステム構成を説明するための図である。 本発明の一実施例の光配線装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例の光配線装置の製造工程を説明するための図である。 本発明の一実施例の光配線装置の動作説明図である。 本発明の一実施例による、レンズ層を設けることによる接続損失改善効果を計算するために用いたモデルを示す図である。 本発明の一実施例による上記接続損失改善効果を説明するためのグラフである。 本発明の一実施例による上記接続損失改善効果を説明するための他のグラフである。 本発明の一実施例による上記接続損失改善効果を説明するための他のグラフである。 本発明の一実施例による上記接続損失改善効果を説明するための他のグラフである。 本発明の一実施例の光配線装置の第1変形例の構成図である。 本発明の一実施例の光配線装置第2変形例の構成図である。
符号の説明
100 システム
111a、111b プリント配線板
112a、112b コネクタ
113a、113b ICチップ
114a ケース、114b 基板、114c カバー
115a 発光素子、115b 受光素子、115c ドライバ、115d アンプ
116、211、311 光配線装置
121、122 フィルム基板、123 レンズ層、123a、123b レンズ
124、125 クラッド層、124a、124b 導光部
126 コア部、127、128 反射面
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例のシステム構成を説明するための図である。
図1(a)を参照すると、本実施例のシステム100は、プリント配線板111aとプリント配線板111bとの間、いわゆる、ボード間を光配線装置116によって、光学的に結合した構成とされている。各プリント配線板111a、111bには、ICチップ113、及び、コネクタ112aが搭載されている。コネクタ112aは例えばソケットであって良い。
各コネクタ112aには、対応するコネクタ112bが電気的に接続される。各コネクタ112bには、光配線装置116の対応する端部が光学的に接続されており、それにより光配線装置116とプリント配線板111a及び111bとを接続する。
図1(b)を参照すると、各コネクタ112bは、ケース114a、基板114b、及びカバー114cを含む。基板114bには、発光素子115a、受光素子115b、ドライバ115c、アンプ115dが搭載されている。基板114bは、ケース114aに収納される。
また、ケース114aには、基板114bの発光素子115a、受光素子115bに対向して光配線装置116の対応する端部が配置される。発光素子115aは、例えば、面発光ダイオード(VCSEL)から構成されており、プリント配線板111a(又は111b)からの電気信号を光に変換して、光をプリント配線板111a(又は111b)に直交する矢印Z1方向に放出する。ケース114aには、光の出射方向に光配線装置116が配置されている。発光素子115aから出射した光は、光配線装置116に入射する。
また、受光素子115bは、光配線装置116からの光を電気信号に変換し、その電気信号をプリント配線板111a(又は111b)に供給する。ドライバ115c及びアンプ115dは、プリント配線板111a(又は111b)からの電気信号を増幅して、増幅した電気信号を発光素子115aに供給する及び/又は受光素子115bからの電気信号を増幅して、その電気信号をプリント配線板111a(又は111b)に供給する。
カバー114cは、ケース114aの開口面を閉蓋して、基板114b及び光配線装置116の対応する端部をケース114aの内部に収納する。基板114b及び光配線装置116は、ケース114a内で所定の位置関係となるように固定される。
光配線装置116は、発光素子115aからZ1方向に出射した光を矢印X1、又は、X2方向に折曲させ、その他端に導く。光配線装置116を導かれた光は、光配線装置116のX1又はX2方向側端部で矢印Z2方向に折曲される。光配線装置116のX1又はX2方向側端部の下面、即ちZ2方向側の面は、受光素子115bに対向して配置されている。
これにより、光配線装置116によりそのX1、又はX2方向側端部に導かれた光は、Z2方向に折曲されて受光素子115bの受光面に入射する。受光素子115bは、Z1、Z2方向に直交するようにその受光面が形成されており、光配線装置116から出射された光を電気信号に変換する。受光素子115bでの変換により得られた電気信号は、コネクタ112a、112bを通してプリント配線板111a、又は111bに供給され、ICチップ113で処理される。
図2は光配線装置116の構成例を示す図である。
光配線装置116は、フィルム基板121、122、レンズ層123、クラッド層124、125、コア部126、反射面127、128を含む。
フィルム基板121、122は、例えば、ポリイミド、PET、PENなどからなる樹脂フィルムから構成されており、基材、カバーとして作用する。
レンズ層123は、フィルム基板121上に形成される。レンズ層123には、レンズ123a、123bが形成される。レンズ123aとレンズ123bの第1の対は光配線装置116の一端部に形成され、レンズ123aとレンズ123bの第2の対は光配線装置116の他端部に形成され、第1の対のレンズ123aとレンズ123bは、第2の対のレンズ123bとレンズ123aにそれぞれ対応している(図2(a))。
各レンズ123a、123bはレンズ層123に紫外線などを照射することにより他の部分とは異なる屈折率を半球状を有するように成形される。即ち、各レンズ123a、123bは、レンズ層123の他の部分とは屈折率が異なる半球形状の部分である。各レンズ123aはフィルム基板121側から供給された光をコア部126に平行化する。各レンズ123bはコア部126から矢印Z2方向に折曲された光を受光素子115の受光面に集光させる。
なお、クラッド層124のレンズ123a、123bに対向する部分にはそれぞれ導光部124a、124bが形成されている。導光部124a、124bの屈折率は、コア部126の屈折率と略同じになるように紫外線の照射により調整されている。この場合、導光部124a、124bを、フォトリソグラフ法を用い、クラッド層124に穴部を形成し、そこにコア材を埋め込むなどの方法で形成してもよい。
コア部126は、クラッド層124上に矢印X1、X2方向に直線状に形成されており、導光部124a、124bを除くクラッド層124とは屈折率が異なるように材料が調整されている。尚、コア部126の形状は、直線状に限ったものではなく、コア、クラッドの屈折率差による曲げ限界より大きな曲率半径にて自由に形状を変えることができる。クラッド層125は、導光部124a、124bを除くクラッド層124と同じ屈折率となるように材料が調整されており、コア部126及びクラッド層124上に積層される。
これによって、コア部126がコア部126とは屈折率の異なるクラッド層124、125により囲まれる。コア部126がコア部126とは屈折率の異なるクラッド層124、125により囲まれることによって、コア部126が光を伝送するための導波路として作用する。
図2(b)を参照すると、反射面127はZ1方向に対して45度の角度で傾斜させた光配線装置116のX2方向の端面であり、発光素子115aから発光されZ2方向から入射した光をX1方向側に折曲させる。反射面128はZ1方向に対して45度の角度で傾斜させた光配線装置116のX1方向の端面であり、X2方向から入射したその光をZ2方向側に折曲させ、受光素子115bの受光面に入射させる。
また、フィルム基板122は、クラッド層125上に貼付され、クラッド層125をカバーする。なお、クラッド層124、125、コア部126、レンズ層123は、ポリイミド系樹脂、ポリシラン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂などから構成される。
〔光配線装置116の製造方法〕
図3は光配線装置116の製造工程を説明するための図である。
まず、図3(a)に示すようにフィルム基板121上に一様にレンズ層123を形成する。次に、図3(b)に示すようにレンズ層123上にフォトマスク131を重ねて配置して、フォトマスク131上から紫外線を照射する。フォトマスク131は、レンズ123a、123bを形成する部分に、開口部131aが形成されている。各開口部131aは断面形状が略半円状となるよう成形されている。
レンズ層123は、紫外線が照射されると、屈折率が変化する。このため、フォトマスク131上から紫外線を照射することにより、その上にフォトマスク131の開口部131aが形成されたレンズ層123の部分の屈折率がレンズ層123の他の部分とは異なる屈折率となる。このとき、フォトマスク131の各開口部131aは、断面形状が略半円状に成形されており、紫外線の透過量の違いによって開口部131aの中心部で紫外線量が多く、周辺部で少なくなる。これによって、図3(c)に示すように、フォトマスク131の開口部131aに対応するレンズ層123の部分に他の部分とは屈折率が異なるレンズ123a、123bが半球状に形成される。
次に図3(d)に示すようにレンズ層123の上部にクラッド層124を形成する。クラッド層124の形成後、図3(e)に示すようにクラッド層124上にフォトマスク141を重ねて配置し、フォトマスク141上から紫外線を照射する。フォトマスク141は、レンズ123a、123bが形成されている箇所に対応する部分に、開口部141aが形成されている。各開口部141aは略矩形状の断面形状を有する。
クラッド層124は、紫外線が照射されると、屈折率が変化する。フォトマスク141上から光を照射することにより、図3(f)に示すように、その上にフォトマスク141の開口部141aが形成されたクラッド層124の部分に、コア部126の屈折率と略同じ屈折率とされた導光部124a、124bを形成する。尚、コア部126の形成法に付いては、これに限定するものではない。
次に、図3(g)に示すようにクラッド層124上にコア部126、クラッド層125を形成する。なお、コア部126はエッチングなどによって所定の経路となるように成形される。次に、図3(h)に示すようにクラッド層125上にフィルム基板122を貼付する。
フィルム基板122の貼付後、図3(i)に示すようにレンズ123a、123bが形成された部分のコア部126を端面として、反射面127、128を形成する。反射面127、128は、ブレードやレーザー光などにより図3(h)の構造物のレンズ123a、123bの上の部分を45度の傾斜で切断することにより形成される。各反射面127、128は、各レンズ123aの略中心を通ってきた光をコア部126に入射するように折曲し、コア部126を通ってきた光を各レンズ123bの略中心を通るように折曲するように形成することができる。
〔動作〕
図4は光配線装置116の動作説明図である。
発光素子115aからZ1方向に光は出射され、光配線装置116のレンズ123aに入射する。レンズ123aは発光素子115aからの光を平行化する。レンズ123aで平行化された光は、反射面127に供給され、反射面127はその光をX1方向に反射する。反射した光は、コア部126を通って反射面128に入射される。反射面128は、コア部126からの光をZ2方向に反射する。反射面128で反射された光は、レンズ123bに供給される。レンズ123aは、反射面128からの光を受光素子115bの受光面に集光する。
〔効果〕
本実施例によれば、光配線装置116にレンズ123a、123bが一体化されているとともに、面発光ダイオードなどの表面実装可能な発光素子115a及び表面実装可能な受光素子115bを用いて光配線を容易に行なえるため、プリント配線板111a(111b)表面からの突出量を小さくできる。また、レンズ123a、123bによって、光が平行化、集光されるため、光の損失を低減できる。
また、このとき、光配線装置116の下部にも配線パターンを配線したり、電子部品を搭載したりすることが可能となる。
さらに、本実施例によれば、クラッド層124の厚さを制御することにより、レンズ123a、123bの焦点距離の調整を行なうことが可能となる。
ここで、レンズ層を設けることによる接続損失改善効果を、図5に示すモデルを用いて計算した。図5に示す光配線装置モデル500は、保護層521、522、下クラッド層(レンズ層)523、上クラッド層524、コア層525、光源530、検出器531及びレンズ540を含む。損失計算は以下の条件で行った。下クラッド層523の厚さを10μm、50μmとした時のレンズ層523の屈折率及びレンズ540の曲率半径をパラメータとした。図5に示すように、レンズ540は下クラッド層523内に形成されていることとした。光線追跡法を用いた。X、Y、Z軸方向に光源530を移動した際の損失を計算した。
上記損失計算の結果の一部を図6、図7、図8、図9に示す。図6は、下クラッド厚さ/コア厚さ=1.0、レンズ曲率半径/コア厚さ=1.0とした時のZ軸方向の位置(光源移動量)と損失との関係をレンズの相対屈折率(コア屈折率に対するレンズ層屈折率;nlens/ncore)毎に示すグラフである。図7は、下クラッド厚さ/コア厚さ=0.2、レンズ曲率半径/コア厚さ=1.0とした時のZ軸方向の位置(光源移動量)と損失との関係をレンズの相対屈折率毎に示すグラフである。図8は、下クラッド厚さ/コア厚さ=0.2、コア屈折率/レンズ層屈折率=1.12とした時のZ軸方向の位置(光源移動量)と損失との関係をレンズの相対曲率半径(コア厚さに対するレンズ曲率半径;rlens/dcore)毎に示すグラフである。図9は、コア屈折率/レンズ層屈折率=1.12、レンズ曲率半径/コア厚さ=1.0とした時のZ軸方向の位置(光源移動量)と損失との関係を下クラッドの相対厚さ(コア厚さに対する下クラッド厚さ;dclad/dcore)毎に示すグラフである。
図6〜9に示す結果より以下のことが分かる。即ち、レンズ層を挿入することにより、結合損失が改善される。また、レンズ層を下クラッド層内に形成する場合、下記の条件(a)、(b)、(c)を満たすことが望ましい。下記条件(a)、(b)、(c)は、それぞれ損失が改善され、かつ光軸合わせの範囲が狭くならない(狭まる量が10%以下)という点で望ましいと判断される。
(a)レンズ層の屈折率は、コアの屈折率をncore、レンズ層の屈折率をnlensとした場合、1.0<nlens/ncore<1.3を満たし、特に、1.05<nlens/ncore<1.15を満たす。この条件は図6、7から求められる。
(b)レンズの曲率半径は、レンズの曲率半径をrlens、コアの厚さをdcoreとした場合、0.5<rlens/dcore<4.0を満たし、特に、1.0<rlens/dcore<3.0を満たす。この条件は図8から求められる。
(c)下クラッド層の厚さは、コアの厚さをdcore、下クラッド層の厚さをdcladとした場合、0.1<dclad/dcore<1.0を満たし、特に、0.2<dclad/dcore<0.3を満たす。この条件は図9から求められる。
〔第1変形例〕
図10は光配線装置116の第1変形例の構成図である。図10中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
光配線装置116の第1変形例である光配線装置211は、レンズ層123を削除し、クラッド層124にレンズ211a、211bを形成した構成とされている。
本変形例によれば、レンズ層123が不要となるので、薄型化が可能となるとともに、製造工程数を削減でき、製造を容易に行なえる。
〔第2変形例〕
図11は光配線装置116の第2変形例の構成図である。図11中、図10と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
光配線装置116の第2変形例である光配線装置311は、クラッド層124のレンズ211a、211bに代えて導光部311a、311bを形成した構成とされている。
本変形例によれば、フォトマスクの断面形状を矩形状とすることができ、フォトマスクを容易、かつ、安価に製造できる。
本発明の一実施例によれば、クラッド部(124、125)内に形成されたコア部(126)を通して光をガイドする導波路装置(116、211、311)であって、前記クラッド部に前記コア部と連通するように、前記コア部と同じ屈折率で形成された導波部(124a、124b;211a、211b;311a、311b)と、前記コア部によってガイドされている光を前記導波部方向に反射すること、及び前記導波部からの光を前記コア部による光のガイド方向に反射することの少なくともいずれか一方を行う反射部(127、128)とを有することを特徴とする導波路装置が提供される。
上記導波路装置において、導波部(211a、211b)は、クラッド部(124)の屈折率をレンズ状に異ならせて成形することができる。
上記導波路装置はクラッド部(124)に積層して形成されたレンズ層(123)をさらに有し、レンズ層は導波部に対応する部分に光を、平行化、集光するレンズ部(123a、123b)を有することができる。
上記導波路装置において、クラッド部は、フィルム基板(121)上に形成された第1のクラッド層(124)と、第1のクラッド層上にコア部を囲むように形成された第2のクラッド層(125)とを有することができる。
上記導波路装置において、レンズ層はフィルム基板と第1のクラッド層との間に形成され、レンズ部はレンズ層の屈折率をレンズ状に異ならせることにより成形されることができる。
上記導波路装置において、レンズ部の焦点距離に応じて第1のクラッド層の厚さを設定することができる。
このように、本発明の一実施例によれば、クラッド部にコア部と連通するようにコア部と同じ屈折率で形成された導波部と、コア部によってガイドされている光を導波部方向に反射、又は、導波路からの光をコア部による光のガイド方向に反射させる反射部とを導波路装置に設けることにより、コア部による光のガイド方向と直交する方向からの光をコア部に導入することができる。従って、導波路装置の表面実装が可能となり、薄型化が可能となる。
〔その他〕
上記実施例では、プリント配線板間の信号伝送用の光配線として上記光配線装置を用いているが、上記光配線装置をプリント配線板内の回路間の光配線として用いることもできる。また、分岐路などを形成することにより上記光配線装置を導波路装置、光学装置などとしても用いることもできる。
本発明は具体的に開示された実施例に限定されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変形例、改良例がなされるであろう。
また、本願は2005年8月31日に出願した日本国特許出願第2005−251622号に基づく優先権を主張するものであり同日本国出願の全内容を本願に参照により援用する。

Claims (6)

  1. クラッド部内に形成されたコア部を通して光をガイドする導波路装置であって、
    前記クラッド部に前記コア部と連通するように、前記コア部と同じ屈折率で形成された導波部と、
    前記コア部によってガイドされている光を前記導波部方向に反射すること、及び前記導波部からの光を前記コア部による光のガイド方向に反射することの少なくともいずれか一方を行う反射部とを有することを特徴とする導波路装置。
  2. 前記導波部は、前記クラッド部の屈折率をレンズ状に異ならせて成形されることを特徴とする請求項1記載の導波路装置。
  3. 前記クラッド部に積層して形成されたレンズ層をさらに有し、
    前記レンズ層は、前記導波部に対応する部分に光を平行化、集光するレンズ部を有することを特徴とする請求項1記載の導波路装置。
  4. 前記クラッド部は、フィルム基板上に形成された第1のクラッド層と、該第1のクラッド層上に前記コア部を囲むように形成された第2のクラッド層とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の導波路装置。
  5. 前記レンズ層は、前記フィルム基板と前記第1のクラッド層との間に形成され、
    前記レンズ部は、前記レンズ層の屈折率をレンズ状に異ならせることにより成形されることを特徴とする請求項4記載の導波路装置。
  6. 前記レンズ部の焦点距離に応じて前記第1のクラッド層の厚さが設定されていることを特徴とする請求項5記載の導波路装置。
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