JP2022050209A - 光モジュール及び光コネクタケーブル - Google Patents

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武 井上
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Abstract

【課題】薄型化された光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュールは、互いに対向する第1面及び第2面を有する基板と、基板に搭載される光素子と、レンズモジュールと、を備える。レンズモジュールは、光素子と光学的に結合するように構成されたレンズを有し、レンズを介して光ファイバと光素子とを光学的に結合する。基板には、底部を有するように第1面から第2面に向かって窪むキャビティが設けられ、レンズモジュールは、その少なくとも一部がキャビティの内部に収容される。【選択図】図5

Description

本開示は、光モジュール及び光コネクタケーブルに関する。
特許文献1には、基板に搭載された光電変換素子(光素子)に対して光ファイバを光学的に接続する光学部品(光モジュール)の一例が開示されている。この光学部品では、光ファイバから水平方向に出射された光をレンズ部品によって垂直方向に伝搬する光へと変換し、基板に搭載された光電変換素子へと入射させる。
特開2019-082508号公報
特許文献1に記載のように、光素子と光ファイバとを光学的に接続する光モジュールは、基板に対してレンズモジュールが積層された層構造を有している。そのため、レンズモジュール及び基板の厚み分だけ、光モジュール全体の厚みが大きくなってしまう。また、光モジュールの厚みが大きい場合、光モジュールが搭載されるデバイスの小型化が妨げられるおそれがある。そこで、厚みを抑え、薄型化された光モジュールの開発が望まれている。
本開示は、薄型化された光モジュール及び光コネクタケーブルを提供することを目的とする。
本開示の光モジュールは、互いに対向する第1面及び第2面を有する基板と、基板に搭載される光素子と、レンズモジュールと、を備える。レンズモジュールは、光素子と光学的に結合するように構成されたレンズを有し、レンズを介して光ファイバと光素子とを光学的に結合する。基板には、底部を有するように第1面から第2面に向かって窪むキャビティが設けられ、レンズモジュールは、その少なくとも一部がキャビティの内部に収容される。
本開示の光コネクタケーブルは、上述の光モジュールと、光ファイバケーブルと、を備える。光ファイバケーブルは、少なくとも1つの光ファイバを有する。この光コネクタケーブルでは、光ファイバがレンズを介して光素子と光学的に結合するように光ファイバケーブルが光モジュールに取り付けられる。
本開示によれば、光モジュールを薄型化することができる。
図1は、一実施形態に係る光コネクタケーブルを示す斜視図である。 図2は、保護部材を除去した光コネクタケーブルを示す斜視図である。 図3は、光モジュールを基板の第1面側から視認した平面図である。 図4は、光モジュールを基板の第2面側から視認した平面図である。 図5は、図3に示すV-V線に沿って光モジュールを切断した際の断面図である。 図6は、図5に示す破線Aによって囲まれた部分の拡大図である。 図7は、図3に示す光モジュールに用いられる基板を示す斜視図である。 図8は、図7に示す破線Bによって囲まれた部分の拡大図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光モジュールは、互いに対向する第1面及び第2面を有する基板と、基板に搭載される光素子と、レンズモジュールと、を備える。レンズモジュールは、光素子と光学的に結合するように構成されたレンズを有し、レンズを介して光ファイバと光素子とを光学的に結合する。基板には、底部を有するように第1面から第2面に向かって窪むキャビティが設けられ、レンズモジュールは、その少なくとも一部がキャビティの内部に収容される。
この光モジュールでは、基板の厚み方向(第1面から第2面に向かう方向)に窪むキャビティを設け、そのキャビティの内部にレンズモジュールの少なくとも一部が収容される。これにより、この光モジュールでは、キャビティに収容されるレンズモジュールの分だけ厚みが抑えられ、薄型化される。また、基板にキャビティが設けられていない従来の光モジュールでは、基板の平坦な表面上にレンズモジュールが載置される。この場合、基板の外側において延在する光ファイバの高さと、基板上に実装される光ファイバの端部の高さとのギャップが大きいので、光ファイバを大きく曲げる必要(曲率を大きくする必要)がある。一方、本実施形態に係る光モジュールでは、レンズモジュールが基板のキャビティ内に収容されるので、基板上に実装される光ファイバの高さが低くなり、上記ギャップが小さくなる。これにより、光ファイバの曲げを小さくすることができ、曲げ応力による光ファイバの損傷を抑制することができる。
一実施形態として、レンズモジュールは、光ファイバの端部を保持する保持部を有していてもよい。この態様によれば、レンズを有するレンズモジュールの保持部により光ファイバの端部が保持されるので、光素子と光ファイバとの光学的な結合をより精度よくすることが可能となる。また、レンズモジュールとは別の部品として、保持部を有する部品を用意する必要がないので、光モジュール製造時における部品管理が容易となる。
一実施形態として、キャビティには、レンズモジュールのレンズに対応し且つキャビティの底部から第2面に向かう貫通孔が設けられていてもよい。また、光素子は、その少なくとも一部が基板の厚み方向において貫通孔と重なるように基板の第2面に搭載されてもよい。この態様によれば、レンズモジュールのレンズと、基板の第2面側に搭載された光素子とを、貫通孔という簡易な構成を介して光学的に結合することができる。
一実施形態として、貫通孔は、キャビティの底部から第2面に向かって内径が小さくなるテーパ形状であってもよい。この態様によれば、内径が一定であるストレート形状の貫通孔と比べて貫通孔の大きさを小さくすることができる。これにより、貫通孔を設けた場合であっても基板の強度を維持することできる。また、貫通孔の形状をキャビティの底部から第2面に向かって内径が小さくなるテーパ形状にすることにより、レンズから光素子に向かうにつれ収束する光の進路が妨げられることを抑制できる。さらに、第2面における貫通孔の内径を小さくすることにより、第2面上において配線パターンを配置可能な領域を拡張することができる。
一実施形態として、キャビティは、第1面側の第1キャビティと、第1キャビティの第1底部よりも第2面側に第2底部を有する第2キャビティとを有し、貫通孔は、第2キャビティの第2底部に設けられていてもよい。この態様によれば、レンズモジュールの底面から突出する構成となりやすいレンズを主に収容するキャビティ部分だけを深くし、他の部分をそれよりも浅くして、キャビティ全体の領域をより小さいものとすることができる。その結果、基板にキャビティを設ける構成であってもその強度を維持することができる。
一実施形態として、キャビティの第1面から底部までの深さは、レンズモジュールの厚み又は基板の厚みの半分以上の大きさであってもよい。キャビティの深さが大きくなるに伴い、レンズモジュールのより多くの部分をキャビティの内部に収容可能となる。そのため、上記態様によれば、光モジュールを更に薄型化することができる。なお、キャビティが第1キャビティ及び第2キャビティから構成される場合、キャビティの深さは、第1キャビティの第1面から第1底部までの深さを意味する。
一実施形態として、キャビティは、複数のキャビティであり、各キャビティの間には、基板の内から外に延在する梁部が設けられていてもよい。この態様によれば、各キャビティの外縁の一部が梁部によって規定される。また、梁部が設けられていることにより、基板の強度が向上する。
一実施形態として、キャビティは、キャビティに対するレンズモジュールの位置決めに用いる孔部又はマークを2つ以上有していてもよい。この態様によれば、キャビティ内の適切な位置にレンズモジュールを容易に収容することができ、レンズと光素子との光結合の効率を向上させることができる。
一実施形態として、レンズの焦点は、光素子の表面よりも内部に位置していてもよい。この態様によれば、レンズと光素子との相対位置に若干のズレが生じた場合であっても、レンズと光素子との光結合効率を維持することができる。
一実施形態として、光ファイバのうち基板上に位置する取付け部分は、第1面に沿って延在し、取付け部分の中心軸は、キャビティの内部に位置していてもよい。この態様によれば、光ファイバのうち基板の外側において延在する部分の高さと、取付け部分の高さとのギャップがより小さい構成とすることができる。これにより、光ファイバの曲げを更に小さくすることができるので、曲げ応力による光ファイバの損傷が一層抑制される。
一実施形態として、レンズモジュールは、光ファイバから出射された光が光素子へと入射するように、又は、光素子から出射された光が光ファイバへと入射するように光の伝搬方向を変換するミラーを有していてもよい。この態様によれば、基板に沿って位置する光ファイバと、光ファイバに対して基板を挟んで位置する光素子とをミラーを用いて光学的に結合することができる。
一実施形態に係る光コネクタケーブルは、上述したいずれかの光モジュールと、光ファイバケーブルと、を備える。光ファイバケーブルは、少なくとも1つの光ファイバを有する。この光コネクタケーブルでは、光ファイバがレンズを介して光素子と光学的に結合するように光ファイバケーブルが光モジュールに取り付けられる。
この光コネクタケーブルでは、光モジュールが有する基板に設けられたキャビティに、レンズモジュールの少なくとも一部が収容される。これにより、光モジュールは、キャビティに収容されるレンズモジュールの分だけ厚みが抑えられ、薄型化される。これに伴い、光モジュールを備える光コネクタケーブルについても薄型化を図ることができる。また、この光コネクタケーブルでは、基板の外側において延在する光ファイバの高さと、基板上に実装される光ファイバの端部の高さとのギャップが小さい。そのため、光ファイバ及び光ファイバケーブルの曲げを小さくすることができ、曲げ応力による損傷を抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示に係る光モジュール及び光コネクタケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2を参照して、一実施形態に係る光コネクタケーブル1について説明する。図1は、一実施形態に係る光コネクタケーブル1を示す斜視図である。図2は、保護部材20を除去した光コネクタケーブル1を示す斜視図である。以下、説明のために、光コネクタケーブル1の端部の幅方向を方向Xとし、当該端部の延在方向を方向Yとし、当該端部の厚み方向を方向Zとする。本実施形態においては、方向X、方向Y及び方向Zは互いに直交している。
光コネクタケーブル1は、例えばデバイス間において光信号を送受信する際に使用するケーブルである。図1及び図2に示すように、光コネクタケーブル1は、光ファイバケーブル10、保護部材20、及び光モジュール30を備えている。図1及び図2では、光ファイバケーブル10の一端を示しているが、光ファイバケーブル10の他端も同様の構成を有していてもよい。
図2に示すように、光ファイバケーブル10は、複数の光ファイバ11及びケーブル外被12を有する。各光ファイバ11は、光信号を伝達するための部材である。各光ファイバ11は、その大部分がケーブル外被12の内部に収容され、先端部分がケーブル外被12の外部に露出している。複数の光ファイバ11は、方向Xに沿って一次元状に並んで配置されている。ケーブル外被12の内部では、全ての光ファイバ11が互いに密接してまとまって収容されている。一方、ケーブル外被12の外部においては、複数の光ファイバ11は数本(本実施形態においては4本から6本)の束に分岐し、それぞれの束の端部が各レンズモジュール50によって保持されている。各光ファイバ11は、例えば、コア及び当該コアを囲むクラッドからなるガラスファイバを、樹脂で被覆することにより形成されてもよい。各光ファイバ11は、シングルモード光ファイバ(SMF)又はマルチモード光ファイバ(MMF)であってもよい。
図1に示すように、保護部材20は、方向X及び方向Yに沿って広がる扁平形状を呈する部材であり、内部に光モジュール30を収容可能となっている。保護部材20は、外部からの衝撃等から光モジュール30を保護する。保護部材20は、内側層21及び当該内側層21を覆う外側層22からなる積層構造を有する。内側層21の材料は、例えば金属であってもよい。また、外側層22の材料は、例えば樹脂であってもよい。光コネクタケーブル1の先端において、内側層21の一部は外側層22から露出している。この露出部分は、例えば、光コネクタケーブル1が接続されるデバイスに設けられた受け口へと挿入される。
次に、光モジュール30について、図3から図6を参照して説明する。図3は、光モジュール30を基板40の第1面41側から視認した平面図である。図4は、光モジュール30を基板40の第2面42側から視認した平面図である。図5は、図3に示すV-V線に沿って光モジュール30を切断した際の断面図である。図6は、図5に示す破線Aによって囲まれた部分の拡大図である。光モジュール30は、基板40、複数のレンズモジュール50、複数の光素子60、及び複数のIC61を備える。
基板40は、各種の光素子及び電子素子が搭載される板状部材である。基板40は、方向Yにおいて対向する第1端面40a及び第2端面40bを有しており、例えば厚さが0.2mm以上0.8mm以下の薄い基板であってもよい。基板40の内側には、ICや電子素子等を電気的に接続するための各種配線(不図示)が設けられている。以下、方向Yにおいて、第1端面40aが位置する側を光モジュール30の先端側とし、第2端面40bが位置する側を光モジュール30の基端側とする。また、基板40は、方向Zにおいて対向する第1面41及び第2面42を有している。以下、方向Zにおいて、第1面41が位置する側を光モジュール30の上側とし、第2面42が位置する側を光モジュール30の下側とする。
図3に示すように、基板40の第1面41は、方向X及び方向Yに沿って延在する面であり、平面視において矩形状に形成されている。第1面41のうち第1端面40a寄りの領域には、金属膜である複数のパターン41aが設けられている。一方、第1面41のうち第2端面40b寄りの領域には、複数のレンズモジュール50が方向Xに沿って並んで載置されている。
図4に示すように、基板40の第2面42は、方向X及び方向Yに沿って延在する面であり、平面視において矩形状に形成されている。第2面42のうち第2端面40b寄りの領域には、複数の光素子60及び複数のIC61が搭載されている。本実施形態においては、説明の便宜上、各光素子60を破線で示している。各光素子60は、例えばPD(Photodiode)等の受光素子である。各光素子60は、受光面がレンズモジュール50側に向くように、基板40に設けられた各貫通孔48aと基板40の厚み方向(方向Z)において重なっている。これにより、光素子60は、基板40を挟んで対向するレンズモジュール50からの光を、貫通孔48aを介して受け取ることができる。なお、光素子60は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)等の発光素子であってもよい。光素子60を第2面42に配置するため、貫通孔48aの第2面42における開口面積は光素子60の表面積よりも小さくなるように形成されている。各IC61は、光素子60の動作を制御する集積回路である。各IC61は、例えば基板40内の配線又はボンディングワイヤ等を介して光素子60に接続されていてもよい。本実施形態においては、3つの光素子60に対して、1つのIC61が接続されている。IC61を、光素子60の近くに配置(例えば、隣接させて配置)することにより、IC61と光素子60との通信速度を高く維持することができる。
レンズモジュール50は、光ファイバ11と光素子60とを光学的に結合させる部品である。レンズモジュール50は、光ファイバ11から出射される光を透過する材料(例えば、ガラス又は光透過性樹脂)からなる。図5に示すように、レンズモジュール50は、光ファイバ11から方向Yに沿って出射される光Lを、内部に有するミラー55によって反射させ、光Lの伝搬方向を方向Zに沿う向きに変換する。例えば、ミラー55は、入射した光Lを入射方向に対して90度となる方向に反射する。ミラー55によって反射された光Lは、基板40に設けられた貫通孔48aを介して光素子60へと入射する。レンズモジュール50は、溝部51、上面52、下面53、突当面54、ミラー55及びレンズ56を有する。
溝部51は、方向Yに沿って延びるV溝(XZ平面においてV字状をなす溝)であり、光ファイバ11の端部を保持する保持部である。溝部51は、レンズモジュール50に対する光ファイバ11の位置を規定し、方向Xにおける光ファイバ11の位置ずれを防止する。溝部51に載置された光ファイバ11の端部は、例えば接着剤によって溝部51に固定される。接着剤は、例えば紫外線硬化性接着剤であってもよいし、光ファイバ11から出射される光Lを透過する光透過性接着剤であってもよい。溝部51の形状は、V溝に限られず、例えば底部が丸みを帯びたU溝であってもよいし、方向X及び方向Yに沿って延在する底面を有する矩形溝であってもよい。なお、光ファイバ11の端部を保持する保持部(本実施形態においては溝部51)は、必ずしもレンズモジュール50に設けられていなくてもよい。例えば、レンズモジュール50とは異なる別部品に溝部51が設けられていてもよい。このとき、例えばレンズモジュール50が一対の凸部を有し、溝部51が設けられた別部品が一対の凹部を有し、レンズモジュール50の凸部が別部品の凹部に嵌ることにより部品同士が接続されてもよい。
上面52は、レンズモジュール50の上部に位置する面であり、方向X及び方向Yに沿って延在している。上面52は、溝部51よりもレンズモジュール50の先端側(図5における右側)に位置している。また、上面52には、ミラー55を有する窪みが設けられている。下面53は、レンズモジュール50の下部に位置する面であり、方向X及び方向Yに沿って延在している。下面53の大部分は、方向Zにおいて、溝部51及び上面52と対向している。
突当面54は、光ファイバ11の先端面が突き当たる面であり、方向X及び方向Zに沿って延在している。突当面54は、溝部51の端部と上面52の端部とを接続するように設けられている。光ファイバ11から出射された光Lは、突当面54を通過してミラー55へと入射する。なお、突当面54と、光ファイバ11の先端面とは直接接触していなくともよく、光Lを透過する光透過性接着剤又は屈折率整合剤を介して互いに固定されていてもよい。
ミラー55は、光ファイバ11から出射された光Lの伝搬方向を変換する部材である。ミラー55は、XY平面及びXZ平面のそれぞれに対して傾斜して設けられている。ミラー55は、光ファイバ11から方向Yに沿って出射された光Lを受け、その光Lをレンズ56に向けて反射させる。光Lの入射光軸と反射光軸とは、例えば直角を成していてもよい。
レンズ56は、光素子60と光学的に結合する部材である。レンズ56は、レンズモジュール50のうち下側に突出した部分に設けられている。図6に示すように、レンズ56は、方向Zにおいて光素子60と対向しており、光素子60に向かって凸状に湾曲する表面を有する。レンズ56の焦点Fは、光素子60の表面よりも内部に位置している。レンズ56は、ミラー55によって反射された光Lを収束させ、光素子60へと入射させる。レンズ56の各種パラメータ(例えば、レンズ56の表面形状、大きさ、材質等)は、レンズ56の焦点Fが光素子60の内部に位置するように最適化されている。
次に、図7及び図8を参照して、基板40の詳細な構成について説明する。図7は、基板40を示す斜視図である。図8は、図7に示す破線Bによって囲まれた部分の拡大図である。図7に示すように、基板40には、複数のキャビティ43が設けられている。各キャビティ43は、第1面41から第2面42に向かって凹む窪みであり、それぞれの内部にレンズモジュール50が収容される。複数のキャビティ43は、方向Xに沿って並んで設けられている。キャビティ43の数は、基板40に搭載されるレンズモジュール50の数と同数又はそれ以上であってもよい。本実施形態においては、レンズモジュール50の数と同数(4つ)のキャビティ43が設けられている。各キャビティ43は、例えばザグリ加工によって形成されてもよい。隣り合うキャビティ43同士の間には、方向Yに沿って基板40の内から外に延在する梁部43aが設けられている。梁部43aは、各キャビティ43の第1底部45から基板40の第1面41に向かって立ち上がるように形成されている。
各キャビティ43は、第1キャビティ44及び第2キャビティ47を含む。第1キャビティ44は、キャビティ43の大部分を構成する窪みであり、第1底部45及び壁面46を有する。第1底部45は、レンズモジュール50が載置される部分であり、本実施形態においては、方向X及び方向Yに沿って延在する平坦な面である。第1底部45は、その外縁が方向Yに沿って延びる長辺を有する長方形状を呈しており、レンズモジュール50の全体を載置可能な大きさとなっている。なお、第1底部45にレンズモジュール50が載置されるとは、第1底部45にレンズモジュール50が直接接触するように載置される場合のみならず、接着剤等の部材を介して第1底部45にレンズモジュール50が載置される場合を含む。
図8に示すように、第1底部45は、一対の位置決め孔45aを有する。各位置決め孔45aは、第1底部45から第2面42(図4を参照)に向かって貫通する孔である。一対の位置決め孔45aは、キャビティ43に対するレンズモジュール50の位置決め機構として機能する。例えば、一対の位置決め孔45aに対応する一対の凸部がレンズモジュール50に設けられており、当該凸部が位置決め孔45aに嵌め込まれるようにレンズモジュール50を載置することで、レンズモジュール50が備えるレンズ56(図5を参照)と光素子60とが好適に光結合するようになっていてもよい。なお、位置決め孔45aの数は1つであってもよいが、2つ以上の位置決め孔45aが形成されていることで、レンズモジュール50の位置決めをより精度よく行うことができる。なお、各位置決め孔45aは、第1底部45から第2面42まで貫通している必要はなく、底面を有する非貫通孔であってもよい。
また、レンズモジュール50の位置決めに使用される位置決め機構の態様は、位置決め孔45aに限られない。例えば、第1底部45及びレンズモジュール50のそれぞれにマークを設け、当該マーク同士が重なる位置にレンズモジュール50を載置することで、レンズモジュール50のレンズ56と光素子60とが好適に光結合する態様であってもよい。このとき、レンズモジュール50を介して第1底部45に設けられたマークを視認可能とするために、レンズモジュール50の材料は、可視光を透過する材料(例えば、ガラス又は光透過性樹脂)であってもよい。
図7に示すように、壁面46は、第1底部45の外縁から基板40の第1面41に向かって立ち上がる面である。壁面46は、第1壁面46a及び一対の第2壁面46bを有する。第1壁面46aは、第1キャビティ44のうち第1端面40a寄りの端部に設けられた壁面であり、方向X及び方向Zに沿って延在している。第1壁面46aは、キャビティ43に収容されるレンズモジュール50の先端面と対向する。なお、第1壁面46aは、キャビティ43に収容されるレンズモジュール50と接触しなくともよく、第1壁面46aとレンズモジュール50との間には隙間が設けられてもよい。第1壁面46aと第1底部45とが交わる角部は、R形状を有していてもよい。
一対の第2壁面46bは、方向Xにおいて互いに対向する壁面であり、方向Y及び方向Zに沿って延在している。第2壁面46bは、キャビティ43に収容されるレンズモジュール50の側面と対向する。なお、第2壁面46bは、キャビティ43に収容されるレンズモジュール50と接触しなくともよく、第2壁面46bとレンズモジュール50との間には隙間が設けられてもよい。第2壁面46bと第1底部45とが交わる角部は、R形状を有していてもよい。また、第1キャビティ44のうち第2端面40b寄りの端部には、壁面が設けられていない。すなわち、キャビティ43は第2端面40bにおいて開口している。これにより、当該開口からキャビティ43の内部に向かってレンズモジュール50を収容可能となっている。また、レンズモジュール50をキャビティ43に収容した状態において、レンズモジュール50に接続された光ファイバ11を当該開口からキャビティ43の外側へと引き出し可能になっている。
図8に示すように、第2キャビティ47は、第1キャビティ44の第1底部45に設けられた窪みである。第2キャビティ47は、方向Xに沿って延びるように形成されている。第2キャビティ47は、第1キャビティ44の第1底部45よりも第2面42側に第2底部48を有する。本実施形態においては、第2底部48は、方向X及び方向Yに沿って延在する平坦な面である。第2底部48には、レンズモジュール50の一部(方向Zに沿って下側に突出した部分)が載置される(図5を参照)。第2底部48には、複数の貫通孔48aが設けられている。1つの第2キャビティ47につき2つの丸孔と1つの長孔が貫通孔48aとして設けられている。貫通孔48aの数及び形状はこれに限定されず、第2面42に搭載される光素子60(図4を参照)の数又は形状に応じて適宜変更されてもよい。図6の断面図に示すように、貫通孔48aは、第2底部48から第2面42に向かって貫通している。レンズ56から光素子60に向かう光Lが貫通孔48aの内部を通過する。貫通孔48aは、第2底部48から第2面42に向かって内径が小さくなるテーパ形状を有している。貫通孔48aの内径及びテーパ角度は、レンズ56から光素子60に向かう光Lの進路を妨げない大きさに最適化されている。なお、貫通孔48aは、内径の大きさが一定であるストレート形状の貫通孔であってもよい。
図5を参照して、レンズモジュール50のキャビティ43への収容態様について説明する。図5に示すように、レンズモジュール50は、その大部分が第1キャビティ44に収容され、レンズ56が設けられている部分(方向Zに沿って下側に突出した部分)が第2キャビティ47に収容される。本実施形態においては、レンズモジュール50の全体構成が基板40上に位置しているが、レンズモジュール50の基端部分(図5における左側の端部)が基板40の外側に突出していてもよい。レンズモジュール50の下面53と、第1キャビティ44の第1底部45との間には接着剤が設けられ、レンズモジュール50がキャビティ43に対して固定される。接着剤は、例えば紫外線硬化性接着剤であってもよい。光ファイバ11のうち基板40上に位置する部分(取付け部分)は、基板40の第1面41に沿って延在しており、その中心軸がキャビティ43の内部に位置している。これにより、光ファイバ11の端部は、基板40の第2端面40bにおいて曲げが発生することなくストレートに延在している。
第1キャビティ44の深さD1は、例えばレンズモジュール50の厚み等に応じて最適化される。ここで、第1キャビティ44の深さD1とは、基板40の厚み方向(方向Z)における第1面41から第1底部45までの距離である。本実施形態においては、第1キャビティ44の深さD1は、基板40の厚み(第1面41から第2面42までの距離)の半分以上の大きさである。例えば、基板40の厚みを10としたとき、第1キャビティ44の深さD1は、6から8であってもよい。
また、第1キャビティ44の深さD1は、レンズモジュール50の厚みTの半分以上の大きさであってもよい。ここで、レンズモジュール50の厚みTとは、方向Zにおける上面52から下面53までの距離である。第1キャビティ44の深さD1が大きくなるほど、レンズモジュール50のより多くの部分がキャビティ43に収容されるので、光モジュール30が薄型化される。本実施形態においては、レンズモジュール50の上面52がキャビティ43の外部(基板40の第1面41よりも上側)に位置しているが、上面52がキャビティ43の内部(基板40の第1面41と面一又は第1面41よりも下側)に位置するように第1キャビティ44の深さD1が更に大きくなっていてもよい。
第2キャビティ47の深さD2は、第1キャビティ44の深さD1よりも大きい。ここで、第2キャビティ47の深さD2とは、基板40の厚み方向における第1面41から第2底部48までの距離である。第2キャビティ47の深さD2は、例えばレンズモジュール50の厚み等に応じて最適化されていてもよい。例えば、基板40の厚みTを10としたとき、第2キャビティ47の深さD2は、例えば7から9であってもよい。
以上、本実施形態に係る光モジュール30及び光コネクタケーブル1では、基板40の厚み方向(方向Z)に窪むキャビティ43を設け、キャビティ43の内部にレンズモジュール50の少なくとも一部が収容される。これにより、光モジュール30では、キャビティ43に収容されるレンズモジュール50の分だけ厚みが抑えられ、薄型化される。これに伴い、光モジュール30を備える光コネクタケーブル1についても薄型化される。また、基板にキャビティ43が設けられていない従来の光モジュールでは、基板の平坦な表面上にレンズモジュールが載置される。この場合、基板の外側において延在する光ファイバの高さと、基板上に実装される光ファイバの端部の高さとのギャップが大きいので、光ファイバを大きく曲げる必要(曲率を大きくする必要)がある。一方、本実施形態に係る光モジュール30では、レンズモジュール50が基板40のキャビティ43内に収容されるので、基板40上に実装される光ファイバ11の高さが低くなり、上記ギャップが小さくなる。これにより、さらに、従来の光モジュールにおいては、上述したように、基板上における光ファイバの実装位置が高い。そのため、光ファイバを緩やかに湾曲させて曲げを小さくしようとする場合、光ファイバの軸方向に沿う配置スペースが大きくなってしまう。一方、本実施形態に係る光モジュール30では、基板40上における光ファイバ11の実装位置が従来例と比べて低いので、光ファイバ11の軸方向に沿う配置スペースを小さくすることができる。これにより、光モジュール30の小型化を図ることができる。
上記実施形態では、レンズモジュール50は、光ファイバ11の端部を保持する溝部51(保持部)を有している。この態様によれば、溝部51により光ファイバ11の端部が保持されるので、光素子と光ファイバ11との光学的な結合をより精度よくすることが可能となる。また、レンズモジュール50とは別の部品として、溝部51を有する部品を用意する必要がないので、光モジュール30の製造時における部品管理が容易となる。
上記実施形態では、キャビティ43には、レンズモジュール50のレンズ56に対応し且つキャビティ43の底部から第2面42に向かう貫通孔が設けられる。また、光素子60は、その少なくとも一部が基板40の厚み方向において貫通孔48aと重なるように基板40の第2面42に搭載される。これにより、レンズモジュール50のレンズ56と、基板40の第2面42側に搭載された光素子60とを、貫通孔48aという簡易な構成を介して光学的に結合することができる。
上記実施形態では、貫通孔48aは、キャビティ43の底部から第2面42に向かって内径が小さくなるテーパ形状である。この態様によれば、内径が一定であるストレート形状の貫通孔と比べて貫通孔48aの大きさを小さくすることができる。これにより、貫通孔48aを設けた場合であっても基板40の強度を維持することできる。また、貫通孔48aの形状をキャビティ43の底部から第2面42に向かって内径が小さくなるテーパ形状とすることにより、レンズ56から光素子60に向かうにつれ収束する光の進路が妨げられることを抑制できる。さらに、第2面42における貫通孔48aの内径を小さくすることにより、第2面42上において配線パターンを配置可能な領域を拡張することができる。
上記実施形態では、キャビティ43は、第1面41側の第1キャビティ44と、第1キャビティ44の第1底部45よりも第2面42側に第2底部48を有する第2キャビティ47とを有し、貫通孔48aは、第2キャビティの第2底部48に設けられている。この態様によれば、レンズモジュール50の底面から突出する構成となりやすいレンズ56を主に収容する第2キャビティ47の部分だけを深くし、他の部分(第1キャビティ44)をそれよりも浅くして、キャビティ43全体の領域をより小さいものとすることができる。その結果、基板40にキャビティ43を設ける構成であってもその強度を維持することができる。
上記実施形態では、キャビティ43の第1面41から底部までの深さは、レンズモジュール50の厚み又は基板40の厚みの半分以上の大きさである。キャビティ43の深さが大きくなるに伴い、レンズモジュール50のより多くの部分をキャビティ43の内部に収容可能となる。そのため、上記態様によれば、光モジュール30を更に薄型化することができる。
上記実施形態では、キャビティ43は、複数のキャビティ43であり、各キャビティ43の間には、基板40の内から外に延在する梁部43aが設けられている。この態様によれば、各キャビティ43の外縁の一部が梁部43aによって規定される。また、梁部43aが設けられていることにより、基板40の強度が向上する。
上記実施形態では、キャビティ43は、キャビティ43に対するレンズモジュール50の位置決めに用いる孔部(位置決め孔45a)又はマークを2つ以上有する。この態様によれば、キャビティ43内の適切な位置にレンズモジュール50を容易に収容することができ、レンズ56と光素子60との光結合の効率を向上させることができる。
上記実施形態では、レンズ56の焦点は、光素子60の表面よりも内部に位置している。この態様によれば、レンズ56と光素子60との相対位置に若干のズレが生じた場合であっても、レンズ56と光素子60との光結合効率を維持することができる。
上記実施形態では、光ファイバ11のうち基板40上に位置する取付け部分は、第1面41に沿って延在し、取付け部分の中心軸は、キャビティ43の内部に位置している。この態様によれば、光ファイバ11のうち基板40の外側において延在する部分の高さと、取付け部分の高さとのギャップがより小さい構成とすることができる。これにより、光ファイバ11の曲げを更に小さくすることができるので、曲げ応力による光ファイバ11の損傷が一層抑制される。
上記実施形態では、レンズモジュール50は、光ファイバ11から出射された光Lが光素子60へと入射するように、又は、光素子60から出射された光が光ファイバ11へと入射するように光Lの伝搬方向を変換するミラー55を有している。この態様によれば、基板40に沿って位置する光ファイバ11と、光ファイバ11に対して基板40を挟んで位置する光素子60とをミラー55を用いて光学的に結合することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な実施形態に適用することができる。例えば、キャビティ43は、第2キャビティ47を有さず、深さが一様に形成されていてもよい。このとき、キャビティ43の底部は全体が平坦な載置面であり、当該載置面上にレンズモジュール50が載置されてもよい。また、第1キャビティ44の第1底部45が複数の凸部を有し、当該複数の凸部上にレンズモジュール50が載置されてもよい。
また、上記実施形態における光モジュール30は、光ファイバ11から出射された光Lを光素子60に入射させる構成であるが、光素子60から出射された光を光ファイバ11に入射させる構成であってもよい。このとき、光素子60は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)等の発光素子であってもよい。また、光素子60から出射された光は、レンズ56によってコリメート光(平行光)に変換され、ミラー55によって反射された後に光ファイバ11へと入射してもよい。
1…光コネクタケーブル
10…光ファイバケーブル
11…光ファイバ
12…ケーブル外被
20…保護部材
21…内側層
22…外側層
30…光モジュール
40…基板
40a…第1端面
40b…第2端面
41…第1面
41a…パターン
42…第2面
43…キャビティ
43a…梁部
44…第1キャビティ
45…第1底部
45a…位置決め孔
46…壁面
46a…第1壁面
46b…第2壁面
47…第2キャビティ
48…第2底部
48a…貫通孔
50…レンズモジュール
51…溝部
52…上面
53…下面
54…突当面
55…ミラー
56…レンズ
60…光素子
61…IC
A、B…破線
F…焦点
L…光
X、Y、Z…方向

Claims (13)

  1. 互いに対向する第1面及び第2面を有する基板と、
    前記基板に搭載される光素子と、
    前記光素子と光学的に結合するように構成されたレンズを有し、前記レンズを介して光ファイバと前記光素子とを光学的に結合するレンズモジュールと、を備え、
    前記基板には、底部を有するように前記第1面から前記第2面に向かって窪むキャビティが設けられ、
    前記レンズモジュールは、その少なくとも一部が前記キャビティの内部に収容される、光モジュール。
  2. 前記レンズモジュールは、前記光ファイバの端部を保持する保持部を有する、
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記キャビティには、前記レンズモジュールの前記レンズに対応し且つ前記キャビティの前記底部から前記第2面に向かう貫通孔が設けられている、
    請求項1又は請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記光素子は、その少なくとも一部が前記基板の厚み方向において前記貫通孔と重なるように前記基板の前記第2面に搭載される、
    請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記貫通孔は、前記キャビティの底部から前記第2面に向かって内径が小さくなるテーパ形状である、
    請求項3又は請求項4に記載の光モジュール。
  6. 前記キャビティは、前記第1面側の第1キャビティと、前記第1キャビティの第1底部よりも第2面側に第2底部を有する第2キャビティとを有し、
    前記貫通孔は、前記第2キャビティの前記第2底部に設けられている、
    請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の光モジュール。
  7. 前記キャビティの前記第1面から底部までの深さは、前記レンズモジュールの厚み又は前記基板の厚みの半分以上の大きさである、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光モジュール。
  8. 前記キャビティは、複数のキャビティであり、
    各キャビティの間には、前記基板の内から外に延在する梁部が設けられている、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光モジュール。
  9. 前記キャビティは、前記キャビティに対する前記レンズモジュールの位置決めに用いる孔部又はマークを2つ以上有する、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光モジュール。
  10. 前記レンズの焦点は、前記光素子の表面よりも内部に位置する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の光モジュール。
  11. 前記光ファイバのうち前記基板上に位置する取付け部分は、前記第1面に沿って延在し、
    前記取付け部分の中心軸は、前記キャビティの内部に位置する、
    請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光モジュール。
  12. 前記レンズモジュールは、前記光ファイバから出射された光が前記光素子へと入射するように、又は、前記光素子から出射された光が前記光ファイバへと入射するように光の伝搬方向を変換するミラーを有する、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光モジュール。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の光モジュールと、
    少なくとも1つの光ファイバを有する光ファイバケーブルと、を備え、
    前記光ファイバが前記レンズを介して前記光素子と光学的に結合するように前記光ファイバケーブルが前記光モジュールに取り付けられる、光コネクタケーブル。

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