JPWO2007000821A1 - 中間転写ベルト - Google Patents

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Abstract

本発明は、高品位なトナー画像を形成することができる中間転写ベルトを提供することを目的とする。本発明は、少なくとも一対の支持軸に巻け渡され、感光体上のトナー像が転写される中間転写ベルトであって、少なくとも一層の樹脂層を有し、当該樹脂層は、その基体樹脂材料中に、フェレ径の個数平均粒径が5〜300nmであり且つ一次粒子が個数基準で5%以上であるカーボンブラックが分散されている中間転写ベルトに関する。

Description

本発明は、電子写真複写機、プリンター等の電子写真プロセスを採用した画像形成装置に用いられる中間転写ベルトに関する。
一般に、画像を形成する画像形成装置として、電子写真プロセスを採用した複写機やプリンタが広く実用化されている。この種の画像形成装置による画像形成は次のようにして行われる。すなわち、帯電された感光ドラムを露光することにより静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーを付着させることによりトナー像を形成し、このトナー像を記録紙に転写することにより画像形成を行う。トナー像を記録紙に転写するにあたり、感光体から記録紙に直接転写する方法と、トナー像を一旦中間転写ベルトに転写し、この後に記録紙に転写する方法とが実用化されている。
電子写真プロセスを採用したカラー複写機、プリンタにおいては、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー画像をそれぞれ作成し、これらを合成してカラー画像を得ている。近年においては、これらトナー画像を中間転写ベルト上で合成し、合成済みのカラートナー画像を記録紙に転写するプロセスが広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、この特許文献1に開示された画像形成装置の構成を示す断面図である。この画像形成装置はタンデム型画像形成装置と称されるものであり、10は像担持体である感光体、11はスコロトロン帯電器、12は画像書込装置、13は現像器、14は感光体10の表面を清掃するためのクリーニング装置、15はクリーニングブレード、16は現像スリーブ、20は中間転写ベルトを示す。
画像形成部1は感光体10、スコロトロン帯電器11、現像器13、およびクリーニング装置14等を含んでおり、各色毎の画像形成部1の機械的な構成は同じであるので、本図ではY(イエロー)系列のみの構成について参照符号を付けており、M(マゼンタ)、C(シアン)およびK(黒)の構成要素については参照符号を省略されている。
各色毎の画像形成部1の配置は中間転写ベルト20の走行方向に対して、Y、M、C、Kの順になっており、各感光体10は中間転写ベルト20の張設面に接触し、接触点で中間転写ベルト20の走行方向と同方向、かつ、同線速度で回転する。
中間転写ベルト20は従動ローラ21、転写ローラ22、テンションローラ23、除電ローラ27、駆動ローラ24等に張架され、これらのローラと中間転写ベルト20、転写器25、クリーニング装置28、転写補助ローラ29等でベルトユニット3を構成する。中間転写ベルト20の走行は不図示の駆動モータによる駆動ローラ24の回転によって行われる。
感光体10は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基体の外周に導電層、a−Si層あるいは有機感光体(OPC)等の感光層を形成したものであり、導電層を接地した状態で図の矢印で示す反時計方向に回転する。
画像読取装置80からの画像データに対応する電気信号は画像形成レーザで光信号に変換され、画像書込装置12によって感光体10上に照射される。
現像器13は、感光体10の周面に対し所定の間隔を保ち、感光体10の回転方向と最接近位置において同方向に回転する円筒状の非磁性ステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ16を有している。
転写器25は、トナーと反対極性の直流が印加され、感光体10上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20上に転写させる機能を有する。転写器25としてはコロナ放電器の他に転写ローラを用いることもできる。
26は、中間転写ベルト20を介して転写ローラ22から当接解除可能なアースローラで、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像を転写材Pに再転写する。
クリーニング装置28は、中間転写ベルト20を挟んで駆動ローラ24に対向して設けられている。トナー像を転写材Pに転写後、中間転写ベルト20は、トナーと同極性または逆極性の直流電圧を重畳した交流電圧が印加された除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、掻きおとされ、搬送ローラ282で搬送スクリュー283へ落とされ、搬送パイプを介して廃棄ダクトへ搬送される。
4は定着装置であり、41は加熱ローラ、42は加圧ローラ、43はガイド板、44は定着排紙ローラ、81は本体排紙ローラである。70は紙送り出しローラ、71はタイミングローラ、72は紙カセット、73は搬送ローラである。
上記の構成の画像形成装置においては、以下のような画像形成プロセスにてカラー画像が形成される。まず、画像記録のスタートと同時に不図示の感光体駆動モータの始動により色信号Yの感光体10は矢印で示す反時計方向に回転され、同時にスコロトロン帯電器11の帯電作用により感光体10に電位の付与が開始される。
感光体10は電位を付与されたあと、画像書込装置12によってYの画像データに対応する画像の書き込みが開始され、感光体10の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
前記の静電潜像はYの現像器13により非接触の状態で反転現像され、感光体10の回転に応じYのトナー像が感光体10上に形成される。
当該感光体10上に形成されたYのトナー像は、Yの転写器25の作用により、中間転写ベルト20上に転写される。
Yのトナー像が中間転写ベルト20に転写された後、前記感光体10はクリーニング装置14によって清掃され、次の画像形成サイクルにはいる(以下、M、C、Kのクリーニングプロセスにても同様故、説明を省略する)。
次いで、画像書込装置12によってM(マゼンタ)の色信号すなわちMの画像データに対応する画像書き込みが行われ、感光体10の表面に原稿画像のMの画像に対応する静電潜像が形成される。当該静電潜像は、Mの現像器13により感光体10上にMのトナー像となり、Mの転写器25において、中間転写ベルト20上の前記Yのトナー像と同期が取られ、前記Yのトナー像の上に重ね合わされる。
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、C(シアン)のトナー像が、Cの転写器25において、前記のY、Mの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、K(黒)のトナー像が、Kの転写器25において、前記のY、M、Cの重ね合わせトナー像上へ重ね合わされ、中間転写ベルト20上にY、M、CおよびKの重ね合わせトナー像が形成される。重ね合わせトナー像が担持されている中間転写ベルト20は矢印のように時計方向に送られる。
一方、転写材Pは、紙カセット72より、紙送り出しローラ70によって送り出され、搬送ローラ73を経て、タイミングローラ71へ搬送され、当該タイミングローラ71の駆動によって、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像と同期がとられて、トナーと同極性の直流電圧がに印加されている転写ローラ222(アースローラ26とは当接状態にある)の転写領域Sに給送され、中間転写ベルト20上の重ね合わせトナー像が転写材Pに転写される。その後、中間転写ベルト20は、除電ローラ27で残留トナーの電荷が弱められ、当該中間転写ベルト20に当接したクリーニングブレード281により清掃され、次の画像形成サイクルに入る。
重ね合わせトナー像が転写された転写材Pは、更に定着装置40へと送られ、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間のニップ部Tで熱と圧力とが加えられながら挟持搬送され、重ね合わせトナー像が溶融定着された転写材Pは排紙ローラ81によって排紙皿82へ排出される。
上記のように、中間転写ベルトは重ね合わせたトナー像を保持し搬送し、これをさらに転写材Pに良好に転写する役割を担い、さらに、転写後にクリーニングブレード281により機械的なストレスを受けるためその表面は耐摩擦性も要求される。
特許文献1においては、中間転写ベルト20について体積抵抗率10〜1012Ω・cmの無端状ベルトであり、基体とトナーフィルミング防止層との2層構成のシームレスベルトであることが好ましい点が記載されている。基体としては、変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルムや、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトが例示され、トナーフィルミング防止層としては厚さ5〜50μmのフッ素コーティングが例示されている。上記のような中間転写ベルトには、添加される導電材料としてカーボンブラックが広く採用されている。
特開2005−37586号公報
しかしながら、市場で入手可能なカーボンブラックを導電材として用いた中間転写ベルトにおいては、均一濃度の画像を現像した際に濃度ムラが発生する問題がある。発明者らの検討によれば、これは中間転写ローラの部位により抵抗特性にバラツキがあることによるもので、基体に分散されたカーボンブラックがその一因であることが判明した。
通常、カーボンブラックは、複数の基本粒子が化学的、物理的に結合した二次粒子、すなわち凝集体(ストラクチャともいう)として存在している(図7)。この凝集体は、不規則な鎖状に枝分かれした複雑な凝集構造をとっている。また、凝集体同士がVan der Waals力や単なる集合、付着、絡み合いなどから二次凝集体をも形成するため、十分なミクロ分散構造を得ることは困難であった。また複雑な形状を有していることもあり、上記した基体の媒体に分散しても、それらの組成物が均一な抵抗特性を奏することが困難であった。
特に、ベルトの基材としてシリコンやウレタンが使用した場合、これら基材とカーボンブラックとの親和性が悪いため分散性が不良であることも均一な導電率を奏することが困難な一因となっている。
そこで、本発明は、高品位なトナー画像を形成することができる中間転写ベルトを提供することをその目的とする。
上記諸目的は、下記(1)〜(7)により達成される。
(1)少なくとも一対の支持軸に巻け渡され、感光体上のトナー像が転写される中間転写ベルトであって、少なくとも一層の樹脂層を有し、当該樹脂層は、その基体樹脂材料中に、フェレ径の個数平均粒径が5〜300nmであり且つ一次粒子が個数基準で5%以上であるカーボンブラックが分散されている中間転写ベルト。
(2)前記樹脂層は複数の樹脂層を含み、これら複数の樹脂層のうち、少なくとも一つの樹脂層に前記カーボンブラックが分散されている(1)に請求項1記載の中間転写ベルト。
(3)前記複数の樹脂層は、基層と、当該基層上に形成された表層と、を含む(2)に記載の中間転写ベルト。
(4)前記基層に前記カーボンブラックが分散されている(3)に記載の中間転写ベルト。
(5)前記表層に前記カーボンブラックが分散されている(3)に記載の中間転写ベルト。
(6)前記カーボンブラックの表面が有機化合物で表面処理されている(1)から(5)の何れかに記載の中間転写ベルト。
(7)前記有機化合物が、少なくともフェノール系化合物及びまたはアミン系化合物を含む(6)に記載の中間転写ベルト。
本願でいう一次粒子について説明する。通常のカーボンブラックは凝集体の形態で存在するが、これらの凝集体は複数の基本粒子が化学的/物理的に凝集した形態である。本願でいう一次粒子は、その基本粒子を指す。しかし凝集体を構成する状態の基本粒子を指すものではなく、凝集体から分離して基本粒子の状態で安定して存在している粒子を指す。本願でいう二次粒子とは、基本粒子が凝集してできた凝集体を指す。ここで、凝集体同士が凝集した二次凝集体も本願では、二次粒子と総称する。
図1は二次粒子と基本粒子の関係を説明する図である。基本粒子が凝集してできた状態を二次粒子としている。また、図2は二次粒子を構成する基本粒子が二次粒子から分離され、安定して存在している状態を指し、この基本粒子単体で存在する粒子を一次粒子とする。
以下、詳細に説明する。
(1)フェレ径の個数平均粒径
本発明のカーボンブラックは、フェレ径の個数平均粒径が5〜300nmの範囲である。好ましくは、10〜100nmであり、特に好ましくは10〜80nmである。
このような範囲をとることによって、例えば樹脂成型物へ表面に緻密に分散することができ、表面性を向上させることが可能となる。
ここでフェレ径の個数平均粒径の測定対象は、安定に存在するカーボンブラックの一次粒子と二次粒子である。凝集体として存在するカーボンブラックの場合は、その凝集体が測定の対象となり、凝集体中の基本粒子を計測するものではない。
この個数平均粒径に制御するには、凝集体として存在するカーボンブラックの基本粒子径が上記の範囲に入るものを適宜選択して処理を行うことや、凝集体を一次粒子に分断する製造時の条件を変更することで達成すること出来る。
このフェレ径の個数平均粒径は、電子顕微鏡により観察することができる。
カーボンブラック単体からこのフェレ径の個数平均粒径を求めるときは、走査型電子顕微鏡(SEM)により、10万倍に拡大して撮影し、100個の粒子を適宜選択して算出する。
尚、樹脂などの成型物からカーボンブラックの平均粒径を求める場合は透過型電子顕微鏡(TEM)により10万倍に拡大して撮影し、100個の粒子を適宜選択して算出してもよい。
尚、本発明で用いられるフェレ径とは、上記電子顕微鏡で撮影された複数のカーボンブラック粒子において、各カーボンブラック粒子の任意の一方向における最大長さを表す。最大長さとは、上記任意の一方向に対して垂直で、粒子の外径に接する2本の平行線を引く場合の平行線間の距離をいう。
例えば、図3において、電子顕微鏡によるカーボンブラック粒子1200の撮影写真1300について任意の一方向1201を定める。前記任意の一方向1201に対して垂直で各カーボンブラック粒子1200に接する2本の直線1202の間の距離がフェレ径1203である。
本発明のカーボンブラックは、その一次粒子のフェレ径の個数平均粒径が2〜100nmであることが好ましい。特には、3〜80nmである。このような範囲のカーボンブラックを使用することにより、樹脂成型物に分散した場合は、その強度を増させることができる。または、成型物の光沢度が向上させたり、もしくは仕上がり状態を美しくさせることが出来る。一次粒子の個数平均粒径の測定方法は、上記カーボンブラックの個数平均粒径の測定方法に準じる。但し、測定粒子数は一次粒子を100個とする。
(2)一次粒子の割合
本発明のカーボンブラックは、一次粒子をカーボンブラック中に個数基準で、5%以上含有する。上限としては、100%である。これらの割合は、適用する工業分野によって好適な割合が変わるが、一次粒子の存在割合が多いほど、適用する工業分野での製品の性能を良好にすることが可能となる。樹脂成型物であれば、機械的強度、表面光沢性などが向上する。具体的には、10%以上、20%以上、30%以上、40%以上、50%以上の順で好ましくなる。一次粒子の割合を測定するときは、上述の電子顕微鏡を用いて同様に行うが、測定粒子数はカーボンブラック粒子1000個中に存在する一次粒子をカウントして計算する。
(3)カーボンブラック
本発明のカーボンブラックは、最終的に安定して存在するカーボンブラック粒子表面が、有機化合物などで表面処理(グラフト化を含む)されていることが好ましい。
グラフト化率は下記で定義される。
グラフト化率は、反応前有機化合物量をY、抽出された有機化合物をZとするとき、((Y−Z)/Y)×100(%)で表される。
グラフト化率は50%以上が好ましい。表面に均一に処理されているほど分散性が向上する。
本発明のカーボンブラックは、後述する活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物で少なくともその表面がグラフトされていることが望ましい。このような構成をとることにより、媒体への分散が向上するばかりか、機械的強度も向上することに寄与することができる。
(4)カーボンブラックの製法
本発明のカーボンブラックの好適な製法について説明する。
本発明で使用できる好適な製法としては、少なくとも以下の工程を有するものである。
(A)活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物で少なくとも基本粒子の凝集体(ストラクチャー)からなる二次粒子を含むカーボンブラックの表面を処理する表面処理工程、
(B)少なくとも二次粒子を含むカーボンブラックに機械的剪断力を付与して一次粒子化させ、且つ、二次粒子から分離した分離目に有機化合物をグラフト化する工程。
以下詳細に(A)、(B)について説明する。
(A)活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物で少なくとも基本粒子の凝集体(ストラクチャー)からなる二次粒子を含むカーボンブラックの表面を処理する表面処理工程
本工程では、凝集体からなるカーボンブラックの表面を上記有機化合物で表面処理する工程である。
本工程では、最小凝集単位であるストラクチャの表面上に熱や機械的な力によりラジカルを発生させ、このラジカルを捕捉することが可能である有機化合物で表面処理する。この工程によって、カーボンブラック同士の強い凝集力により、再び凝集していた再凝集部位を効果的に減少させ、ストラクチャやカーボンブラックの一次粒子が凝集付着を防止することができる。
ここで表面処理とは、表面を有機化合物で吸着させる処理、有機化合物をグラフトさせる処理を含んでいる。一次粒子化した後に粒子を安定化させるために、二次粒子から分離した面以外の部分に二次粒子の表面全体に有機化合物がグラフト化されていることが好ましい。後述するグラフト工程後に安定して一次粒子を存在させるために、本工程で、カーボンブラック表面に有機化合物をグラフトさせることが好ましい。
表面処理の方法としては、例えば、カーボンブラック凝集体と活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物を混合することによって表面処理が可能である。この表面処理に於いては機械的剪断力を付与する混合工程を含むことが好ましい。すなわち、機械的剪断力を付与する工程にてカーボンブラックの二次粒子の表面が活性化され、さらに、有機化合物自体も剪断力にて活性化され、いわゆるラジカル化された状態となりやすく、結果としてカーボンブラック表面に有機化合物のグラフト化が促進されやすくなるものと推定される。
表面処理工程においては、機械的剪断力を付与できる装置が好ましい。
本発明において表面処理工程に使用される好ましい混合装置については、ポリラボシステムミキサ(サーモエレクトロン社製)、リファイナ、単軸押出機、二軸押出機、遊星軸押出機、錐形軸押出機、連続混練機、密封ミキサー、Z形ニーダーなどを使用することができる。
表面処理工程時に上記装置を使用する場合には、混合機中の混合ゾーンの混合物充満度が80%以上となるように設定することが好ましい。充満度は下記の式により求められる。
Z=Q/A
Z:充満度(%) Q:充填物体積(m) A:混合部空隙量(m
すなわち、混合時に高い充満状態とすることで機械的な剪断力が粒子全体に均一に付与することができる。この充満度が低い場合には剪断力の伝達が不十分となり、カーボンブラックや有機化合物の活性を高くすることができず、グラフト化が進行しにくくなる可能性がある。
混合時は混合ゾーンの温度を、上記有機化合物の融点以上、好ましくは融点+200℃以内、さらには、融点+150℃以内とすることが好ましい。尚、複数種類の有機化合物が混合される場合は最も融点の高い有機化合物の融点に対して温度設定がされることが好ましい。
混合時には、超音波、マイクロ波、紫外線、赤外線などの電磁波の照射、オゾン作用、酸化剤の作用、化学的作用及び/又は機械的剪断力作用などを併用することにより表面処理の程度、工程の時間を変更することが可能である。混合時間は、所望の表面処理の程度にもよるが、15秒から120分程度である。好ましくは1〜100分である。
表面処理に使用する有機化合物は、カーボンブラック100重量部に対して、5〜300重量部の範囲内で添加して表面処理工程を行うことが好ましい。さらに好ましくは、10〜200重量部である。このような範囲で前記有機化合物を添加することにより、カーボンブラック表面に均一に有機化合物を付着させることができ、さらに、二次粒子を形成した時点で生成する分離面に付着できるに充分な量とすることができる。このため、分解された一次粒子が再度凝集することを効果的に防止でき、また、この添加量以上に添加した場合に発生する、出来上がりのカーボンブラックにて過剰に存在する有機化合物によるカーボンブラック固有の特性を喪失させる可能性が低くなる。
(B)少なくとも二次粒子を含むカーボンブラックに機械的剪断力を付与して一次粒子化させ、且つ、二次粒子から分離した分離面に有機化合物をグラフト化する工程
本工程は、上記表面処理工程で再凝集部位が少なくなったカーボンブラックを開裂させ、二次粒子から一次粒子化させると同時に表面に有機化合物にてグラフト化し、安定な一次粒子化する工程である。すなわち、例えば、機械的剪断力を前記有機化合物で表面処理したカーボンブラックに付与し、基本粒子の凝集部に亀裂を生じさせつつその部分に有機化合物をグラフト化させ、カーボンブラックの再凝集を抑制していく。当該カーボンブラックに継続して機械的剪断力を付与することにより亀裂部分を拡大させ、一次粒子化させつつ有機化合物を開裂で生じた分離面にグラフト化させ、最終的に一次粒子として分離した時点では、凝集可能な活性部が存在しない状態とさせることで安定な次粒子として存在させる工程である。この場合、添加されている有機化合物にも同様の機械的剪断力が付与されているため、有機化合物自体も機械的剪断力にて活性化されており、グラフト化が促進される。
なお、本明細書でいう「有機化合物をグラフト化させたカーボンブラック」とは、カーボンブラック部分に有機化合物部分がグラフト化されたカーボンブラックをいう。さらに、ここでいう「グラフト化」とは、ドネ(Jean−Baptiste Donnet)らがその著書「カーボンブラック」(1978年 5月 1日株式会社講談社発行)にて定義しているように、カーボンブラックのような基質に対する有機化合物の不可逆的な付加のことである。
上記グラフト工程は、少なくとも亀裂部分に活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物をグラフト化させる工程であるが、亀裂部分以外に同時にグラフト化が起こっていてもよい。また、上記の表面処理工程進行中に同時にまたは別工程として実行されても良い。
上記の亀裂をおこすための手段としては、超音波、マイクロ波、紫外線、赤外線などの電磁波の照射、オゾン作用、酸化剤の作用、化学的作用、機械的剪断力作用などさまざまな形態がとりうる。
本発明では、少なくとも機械的剪断力を付与することによって、亀裂を起こさせることが好ましい。有機化合物で表面処理されたカーボンブラック(ストラクチャ)を、機械的剪断力が作用する場におき、表面処理されたカーボンブラックをストラクチャから一次粒子に調整することが望ましい。この機械的剪断力を付与する際には、他の上記に記載された亀裂を起こすための手段を合わせて使用してもよい。
ここでの機械的剪断力とは前述の表面処理工程での機械的剪断力と同様な剪断力を加えることが好ましい。
前述のように、機械的剪断力の作用はカーボンブラックを凝集体から一次粒子に微粒子化させるばかりではなく、カーボンブラック内部の鎖を断裂させて活性遊離基を生成させる事も行うことができる。本発明で使用される遊離基を備えているかまたは生成することができる有機化合物は、例えば機械的剪断力場の作用を受けて断裂して活性遊離基を有するかまたは生成することができる有機化合物を含む。機械的剪断力の作用下だけで十分に活性遊離基が形成できない場合には、超音波、マイクロ波、紫外線、赤外線などの電磁波の照射下、オゾンの作用下、または酸化剤の作用下において、活性遊離基数を補完することができる。
機械的剪断力を与える装置としては、ポリラボシステムミキサ(サーモエレクトロン社製)、リファイナ、単軸押出機、二軸押出機、遊星軸押出機、錐形軸押出機、連続混練機、密封ミキサー、Z形ニーダーなどを使用することができる。なお、この機械的剪断力を付与する条件としては前述の表面処理と同様の条件とすることが機械的剪断力を効果的に付与する観点で好ましい。また、これら装置を使用することにより、効果的、且つ、連続的に機械的エネルギーを粒子全体に均一に付与することができるため、グラフト化を効率的、且つ、均一に行うことができる点で好ましい。
上記の表面処理工程とグラフト工程においては、添加する有機化合物は、有機化合物が所定の量となるように、徐々に連続的又は断続的に添加してもよいし、上記表面工程開始時に予め所定量を添加しておき、グラフト工程まで実行してもよい。
表面処理の材料として表面処理工程に使用される有機化合物とグラフト反応させる材料としてグラフト工程に使用される有機化合物は、同じであっても異なっていても良い。
上述のグラフト工程は、使用される有機化合物の融点以上の条件において実施されることが望ましい。温度条件の上限としては特に有機化合物の融点+200℃以内、さらには、融点+150℃以内であることが、グラフト反応、一次粒子の分裂を促進する観点で好ましい。尚、複数種類の有機化合物が混合される場合は最も融点の高い有機化合物の融点に対して温度設定がされることが好ましい。
上述の機械的剪断力作用させる時間は、試料の量やスケールにもよるが、工程を十分に実行するために、1分以上100分以内であることが反応の均一性を向上する観点で好ましい。
上述の本発明の製造方法では、カーボンブラックと後述する有機化合物を溶媒を使用せずに混合させて機械的剪断力を付与することが好ましい。反応として有機化合物の溶融温度以上にて剪断力を付与するため、有機化合物が液状となるため、固体であるカーボンブラック表面に均一になじみ、反応を効果的に進行させることができる。溶媒を使用した場合には、均一性は向上するものの、機械的剪断力を付与する際のエネルギーの伝達が低下するため、活性化のレベルが低下してしまい、グラフト化を効果的に進行させることができにくくなると推定される。
なお、一次粒子の量を調整する方法としては特に限定されるものではないが、前述の機械的剪断力を付与する条件を変化させることで調整することができる。より具体的には剪断力を付与するための混合機中の混合ゾーンの混合物充満度が80%以上となるように調整し、その充満度を変化させることで機械的剪断力を変更でき、一次粒子の存在割合を調整することができる。さらには混合時の攪拌トルクを変化さることでも調整することができ、このトルクを調整する方法として、前述の充満度に加え、攪拌回転数や攪拌温度によっても制御することができる。より具体的には混合時の温度を低くすると溶融状態の有機化合物の粘度が高くなる方向となるため、トルクは高くなり、結果として付与される剪断力は増加する。すなわち、一次粒子の存在量が増加していく。
2)出発原料としてのカーボンブラック
使用可能なカーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、ランプブラック等、いずれの市販のものが使用できるが、凝集体構造を有しているカーボンブラックである。この凝集体構造とは、基本粒子である一次粒子が凝集して形成されて、ストラクチャー構造を有するもので、いわゆる一次粒子の凝集体からなる、二次粒子化されたカーボンブラックを意味する。また、カーボンブラックへの有機化合物の表面処理やグラフト反応を円滑にするために、カーボンブラックの表面に十分なカルボキシル基、キノン基、フェノール基やラクトン基などの酸素含有官能基及び層面周縁の活発な水素原子が多く存在していることが望ましい。そのため、本発明で使用されるカーボンブラックについて、酸素含有量が0.1%以上であり、水素含有量は0.2%以上であることが好ましい。特には、酸素含有量が、10%以下、水素含有量は、1%以下である。ここで酸素含有量、水素含有量はそれぞれ、酸素元素数又は水素元素数を全元素数(炭素、酸素、水素の元素の和)で割った値で求められる。
このような範囲を選択することにより、カーボンブラックへの有機化合物の表面処理やグラフト反応を円滑にすることができる。
また、上述の範囲を選択することによって、遊離基を備えているかまたは生成することができる有機化合物を確実にグラフトさせることができ、再凝集防止効果が高くなる。カーボンブラック表面の酸素含有量及び水素含有量が前記範囲を下回る場合には、加熱空気酸化やオゾン酸化などの気相酸化、または硝酸、過酸化水素、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウム、臭素水などによる液相酸化処理によりカーボンブラックの酸素含有量及び水素含有量を増加させてもよい。
3)有機化合物
表面処理工程でカーボンブラックを表面処理するために、もしくはグラフト工程でカーボンブラックにグラフト化するために使用する有機化合物は、遊離基を備えているかまたは生成することができる有機化合物である。
遊離基を生成することができる有機化合物において、遊離基を生成する条件は特に制限がないが、本発明で使用される有機化合物の場合は、グラフト工程中には、遊離基を有している状態となることが必要である。当該有機化合物は、少なくとも電子移動により遊離基を生成可能な化合物、熱分解により遊離基を生成可能な化合物、せん断力等により化合物の構造が断裂された結果、遊離基を生成可能な化合物が好ましい。
本発明で使用される遊離基を備えているかまたは生成することができる有機化合物については、その分子量が50以上であることが好ましく、上限としては1500以下であることが好ましい。このような分子量の範囲の有機化合物を採用することによって、ある程度大きい分子量の有機化合物で表面を置換したカーボンブラックとすることができ、形成された一次粒子の再凝集を抑制することができる。また、分子量として1500以下のものとすることにより、過度な表面改質とならず、表面にグラフト化された有機化合物の特性が過度に発揮されることなく、カーボンブラック自体の保有する特性を十分に発揮させることができる。
上記表面処理工程とグラフト工程で使用される前記有機化合物は同一でも、異なっていても良いし、それぞれの工程に複数種の有機化合物を添加しても良い。反応温度の制御やその他の条件を簡素化するために、表面処理工程とグラフト工程で使用する有機化合物は同一であるほうが望ましい。
前記有機化合物の例としては、フェノール系化合物、アミン系化合物、リン酸エステル系化合物、チオエーテル系化合物のカーボンブラック表面の遊離基を捕捉することができる有機化合物をあげることができる。
これらの有機化合物としては、いわゆる酸化防止剤、光安定剤が好ましい。さらに好ましくは、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン系をあげることができる。また、リン酸エステル系化合物、チオール系化合物、チオエーテル系化合物の酸化防止剤も使用することができる。これらの有機化合物は複数組み合わせて使用してもよい。その組み合わせにより、表面処理の特性を種々発揮させることもできる。
また、これらの有機化合物は、反応を確実に制御するために、イソシアネート基を持たないことが好ましい。すなわち、過度な反応性を有する有機化合物を使用した場合には均一なグラフト化反応が形成されにくくなってしまい、反応時間や有機化合物量を多量に使用しなくてはならなくなる場合がある。この理由として明確ではないが、前述の様な反応性の高い有機化合物を使用した場合には、表面活性点以外にも反応が進行してしまい、本来の目的である機械的剪断力により形成された活性点への反応が不十分となってしまうためと推定される。
前記有機化合物の具体例を以下に示す。
フェノール系化合物
(有機化合物1〜88)
(有機化合物1)
Figure 2007000821

(有機化合物2)
Figure 2007000821

(有機化合物3)
Figure 2007000821

(有機化合物4)
Figure 2007000821

(有機化合物5)
Figure 2007000821

(有機化合物6)
Figure 2007000821

(有機化合物7)
Figure 2007000821

(有機化合物8)
Figure 2007000821

(有機化合物9)
Figure 2007000821

(有機化合物10)
Figure 2007000821

(有機化合物11)
Figure 2007000821

(有機化合物12)
Figure 2007000821

(有機化合物13)
Figure 2007000821

(有機化合物14)
Figure 2007000821

(有機化合物15)
Figure 2007000821

(有機化合物16)
Figure 2007000821

(有機化合物17)
Figure 2007000821

(有機化合物18)
Figure 2007000821

(有機化合物19)
Figure 2007000821

(有機化合物20)
Figure 2007000821

(有機化合物21)
Figure 2007000821

(有機化合物22)
Figure 2007000821

(有機化合物23)
Figure 2007000821

(有機化合物24)
Figure 2007000821

(有機化合物25)
Figure 2007000821

(有機化合物26)
Figure 2007000821

(有機化合物27)
Figure 2007000821

(有機化合物28)
Figure 2007000821

(有機化合物29)
Figure 2007000821

(有機化合物30)
Figure 2007000821

(有機化合物31)
Figure 2007000821

(有機化合物32)
Figure 2007000821

(有機化合物33)
Figure 2007000821

(有機化合物34)
Figure 2007000821

(有機化合物35)
Figure 2007000821

(有機化合物36)
Figure 2007000821

(有機化合物37)
Figure 2007000821

(有機化合物38)
Figure 2007000821

(有機化合物39)
Figure 2007000821

(有機化合物40)
Figure 2007000821

(有機化合物41)
Figure 2007000821

(有機化合物42)
Figure 2007000821

(有機化合物43)
Figure 2007000821

(有機化合物44)
Figure 2007000821

(有機化合物45)
Figure 2007000821

(有機化合物46)
Figure 2007000821

(有機化合物47)
Figure 2007000821

(有機化合物48)
Figure 2007000821

(有機化合物49)
Figure 2007000821

(有機化合物50)
Figure 2007000821

(有機化合物51)
Figure 2007000821

(有機化合物52)
Figure 2007000821

(有機化合物53)
Figure 2007000821

(有機化合物54)
Figure 2007000821

(有機化合物55)
Figure 2007000821

(有機化合物56)
Figure 2007000821

(有機化合物57)
Figure 2007000821

(有機化合物58)
Figure 2007000821

(有機化合物59)
Figure 2007000821

(有機化合物60)
Figure 2007000821

(有機化合物61)
Figure 2007000821

(有機化合物62)
Figure 2007000821

(有機化合物63)
Figure 2007000821

(有機化合物64)
Figure 2007000821

(有機化合物65)
Figure 2007000821

(有機化合物66)
Figure 2007000821

(有機化合物67)
Figure 2007000821

(有機化合物68)
Figure 2007000821

(有機化合物69)
Figure 2007000821

(有機化合物70)
Figure 2007000821

(有機化合物71)
Figure 2007000821

(有機化合物72)
Figure 2007000821

(有機化合物73)
Figure 2007000821

(有機化合物74)
Figure 2007000821

(有機化合物75)
Figure 2007000821

(有機化合物76)
Figure 2007000821

(有機化合物77)
Figure 2007000821

(有機化合物78)
Figure 2007000821

(有機化合物79)
Figure 2007000821

(有機化合物80)
Figure 2007000821

(有機化合物81)
Figure 2007000821

(有機化合物82)
Figure 2007000821

(有機化合物83)
Figure 2007000821

(有機化合物84)
Figure 2007000821

(有機化合物85)
Figure 2007000821

(有機化合物86)
Figure 2007000821

(有機化合物87)
Figure 2007000821

(有機化合物88)
Figure 2007000821

アミン系化合物
(有機化合物89〜144)
(有機化合物89)
Figure 2007000821

(有機化合物90)
Figure 2007000821

(有機化合物91)
Figure 2007000821

(有機化合物92)
Figure 2007000821

(有機化合物93)
Figure 2007000821

(有機化合物94)
Figure 2007000821

(有機化合物95)
Figure 2007000821

(有機化合物96)
Figure 2007000821

(有機化合物97)
Figure 2007000821

(有機化合物98)
Figure 2007000821

(有機化合物99)
Figure 2007000821

(有機化合物100)
Figure 2007000821

(有機化合物101)
Figure 2007000821

(有機化合物102)
Figure 2007000821

(有機化合物103)
Figure 2007000821

(有機化合物104)
Figure 2007000821

(有機化合物105)
Figure 2007000821

(有機化合物106)
Figure 2007000821

(有機化合物107)
Figure 2007000821

(有機化合物108)
Figure 2007000821

(有機化合物109)
Figure 2007000821

(有機化合物110)
Figure 2007000821

(有機化合物111)
Figure 2007000821

(有機化合物112)
Figure 2007000821

(有機化合物113)
Figure 2007000821

(有機化合物114)
Figure 2007000821

(有機化合物115)
Figure 2007000821

(有機化合物116)
Figure 2007000821

(有機化合物117)
Figure 2007000821

(有機化合物118)
Figure 2007000821

(有機化合物119)
Figure 2007000821

(有機化合物120)
Figure 2007000821

(有機化合物121)
Figure 2007000821

(有機化合物122)
Figure 2007000821

(有機化合物123)
Figure 2007000821

(有機化合物124)
Figure 2007000821

(有機化合物125)
Figure 2007000821

(有機化合物126)
Figure 2007000821

(有機化合物127)
Figure 2007000821

(有機化合物128)

Figure 2007000821

(有機化合物129)
Figure 2007000821

(有機化合物130)
Figure 2007000821

(有機化合物131)
Figure 2007000821

(有機化合物132)
Figure 2007000821

(有機化合物133)
Figure 2007000821

(有機化合物134)
Figure 2007000821

(有機化合物135)
Figure 2007000821

(有機化合物136)
Figure 2007000821

(有機化合物137)
Figure 2007000821

(有機化合物138)
Figure 2007000821

(有機化合物139)
Figure 2007000821

(有機化合物140)
Figure 2007000821

(有機化合物141)
Figure 2007000821

(有機化合物142)
Figure 2007000821

(有機化合物143)
Figure 2007000821

(有機化合物144)
Figure 2007000821

チオール系及びチオエーテル系化合物
(有機化合物145〜153)
(有機化合物145)
Figure 2007000821

(有機化合物146)
Figure 2007000821

(有機化合物147)
Figure 2007000821

(有機化合物148)
Figure 2007000821

(有機化合物149)
Figure 2007000821

(有機化合物150)
Figure 2007000821

(有機化合物151)
Figure 2007000821

(有機化合物152)
Figure 2007000821

(有機化合物153)
Figure 2007000821

リン酸エステル系化合物
(有機化合物154〜160)
(有機化合物154)
Figure 2007000821

(有機化合物155)
Figure 2007000821

(有機化合物156)
Figure 2007000821

(有機化合物157)
Figure 2007000821

(有機化合物158)
Figure 2007000821

(有機化合物159)
Figure 2007000821

(有機化合物160)
Figure 2007000821

フェノール系有機化合物
(有機化合物161)
Figure 2007000821
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
(中間転写ベルトの基本構成)
本実施形態の中間転写ベルト200は、図4に示されるように、複数のローラに掛け渡されて使用される無端状のベルトであり、半導電性フィルム基体201と、この基体201の外周面に形成されたトナーフィルミング防止層202とを備えた2層構造を有する。半導電性フィルム基体201は、例えばその体積抵抗率が10〜1012Ω・cmであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックにカーボンブラック等の導電付与剤を分散して構成され、その厚さは0.1〜1.0mmである。トナーフィルミング防止層202は、例えばその厚さが5〜50μmのフッ素コーティングである。ベルトの基体201としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。
(中間転写ベルトの製造方法)
上記の中間転写ベルトは、例えば遠心成形法や押出し成形法によって製造できる。以下、実施例、比較例で適用する押出し成形法について図5を参照して説明する。図5において、シームレスベルト製造装置510は、成形金型511と、成形金型511の樹脂注入口512に接続されたギアポンプ515、押出機514、成形金型511の出口の下方に配置されたサイジング金型517、円筒状フイルムFを引き取る引取機518、及び切断機519を有する。
押出機514の材料投入口516から投入された樹脂は、押出機514の内部で撹拌混合され加熱溶融されて押し出され、押し出された溶融樹脂はさらにギアポンプ515を経て、樹脂注入口512から成形金型511に流入する。
成形金型511に流入した溶融樹脂は、成形金型511の内側マンドレルと外側マンドレルとの間の隙間を拡散しながら流下して、溶融状態の円筒状のフイルムFとなって成形金型511の外部に連続的に出てくる。成形金型511から連続的に出てきた溶融状態の円筒状のフイルムFは、成形金型511の出口の下方に配置されたサイジング金型517の外周面に添いつつ、引取機518の搬送ベルト518aにより引き出される。サイジング金型517の外周面に添うことで冷却固化されると共に、所定の周長と厚みとなる。ついで、切断機519で所定の寸法に輪切り切断されてシームレスベルトが完成する。
なお、成形金型511は外周面にバンドヒータを巻いて加温し、所定の温度を保ように構成されている。また、サイジング金型517は、内部に冷却水の循環路が設けられ、冷却水を循環することにより約80℃を保ち、成形金型511から連続的に出てきた溶融状態の円筒状のフイルムFを冷却する構成を備えている。
なお、上記したシームレスベルト製造装置は、樹脂の溶融温度の上、+10℃程度の加工温度で連続加工に耐えるように構成するものとし、このシームレスベルト製造装置を使用するシームレスベルトの製造は、280℃以上の温度で上記した樹脂材料を押し出し加工するものとする。
(カーボンブラックの製造)
(カーボンブラック#1)
カーボンブラック(N220、三菱化学株式会社製:フェレ径の個数平均粒径=210nm)と同カーボンブラックに対して100重量部に対して有機化合物48(分子量=741、融点=125℃)50重量部を添加し、二軸押し出し機に投入した。この二軸押し出し機は、2本のスクリューにて混合するもので、PCM−30(池貝製作所製)を使用した。連続式に混練できる構成とはせず、出口を密閉し2本のスクリューにて攪拌することができるように改造したものである。両者を充満度が94%となるように装置内に投入後、第一温度(Tp1)160℃(融点+35℃)に加熱した状態で、攪拌を行った。
攪拌条件において、第一攪拌速度(Sv1)は、スクリュー回転を毎分30回転として、第一処理時間(T1)として10分間設定し、攪拌処理を実施した。攪拌処理後、サンプリングをし、ソックスレー抽出にてグラフト化の状態を確認すると、約30%のグラフト化率であることがわかった。すなわち、カーボンブラック表面にグラフト化が進行している状態となっていることが確認された。
ついで、混合装置の攪拌条件として第二攪拌速度(Sv2)をスクリューの回転数で毎分50回転とし、第二温度(Tp2)を180℃(融点+55℃)とし、より機械的剪断力が高い条件へ変更し、第二処理時間(T2)を60分間とし処理を行った。その後、冷却し、処理されたカーボンブラックを取り出した。そのカーブンブラックの表面には前記有機化合物が91%のグラフト化率でグラフト化されていた。また、一次粒子が65個数%存在していた。また、カーボンブラックのフェレ径の個数平均粒径は42nmであった。このカーボンブラックを「カーボンブラック#1」とする。
(カーボンブラック#2〜#4)
カーボンブラック#1において、製造条件を、表1及び表2に示す通りとした以外は同様にしてカーボンブラック#2,#3,#4を得た。
(カーボンブラック#5)
カーボンブラック(N220、三菱化学株式会社製)100重量部と、同カーボンブラックに対して有機化合物47(分子量=784、融点=221℃)80重量部を充満度が94%となるように、実施例1で使用したバッチ式二軸押し出し機に投入した。ついで、240℃(融点+19℃)(Tp1)に加熱した状態で、攪拌を行った。攪拌は、攪拌速度(Sv1)をスクリュー回転で毎分35回転とし、15分間(T1)攪拌処理を実施した。攪拌処理後、サンプリングをし、ソックスレー抽出にてグラフト化の状態を確認すると、約32%のグラフト化率であることがわかった。すなわち、表面にグラフト化が進行している状態となっていることが確認された。ついで、攪拌条件として、攪拌速度(Sv2)をスクリューの回転数で毎分55回転とし、加熱温度(第二温度Tp2)を270℃(融点+49℃)とし、より機械的剪断力が高い条件へ変更し、処理時間(T2)として70分間、処理を行った。その後、冷却し、処理されたカーボンブラックを取り出した。表面には前記有機化合物が72%のグラフト化率でグラフト化されていた。また、一次粒子が53個数%存在していた。また、フェレ径の個数平均粒径は48nmであった。このカーボンブラックを「カーボンブラック#5」とする。
(カーボンブラック#6〜#9)
カーボンブラック#1において、製造条件を、表1及び表2に示す通りとした以外は同様にしてカーボンブラック#6〜#9を得た。
(カーボンブラック#10)
カーボンブラック#1において、カーボンブラック(N220、三菱化学株式会社製)の代わりにRaven1035(コロンビア化学工業社製)とし、その他の条件を、表1及び表2に示す通りとした以外は同様にしてカーボンブラック#10を得た。
(カーボンブラック#11)
カーボンブラック#5において、カーボンブラック(N220、三菱化学株式会社製)の代わりにRaven1035(コロンビア化学工業社製)とし、その他の条件を、表1及び表2に示す通りとした以外は同様にしてカーボンブラック#11を得た。
(カーボンブラック#12〜#13)
カーボンブラック#1において、製造条件を表1及び表2に示す通りとした以外は同様にしてカーボンブラック#12〜#13を得た。
(カーボンブラック#14)
表面処理及びグラフト工程を受けていないカーボンブラック(N220、三菱化学株式会社製)をカーボンブラック#14とする。
(カーボンブラック#15)
カーボンブラック#1において、第一処理時間(T1)1分経過後、試料を取り出した。このものをカーボンブラック#15とする。
(カーボンブラック#16)
カーボンブラック#1において、有機化合物を、遊離基が発生しないステアリン酸(分子量=284、融点=70℃)(比較化合物1)に変更した以外は、同様に処理した。このものをカーボンブラック#16とする。
(カーボンブラック#17)
カーボンブラック#16において、カーボンブラックをフェレ径の個数平均粒径が500μmのカーボンブラックに、変更した以外は、同様に処理した。
この処理したカーボンブラック155質量部を100質量部のカーボンブラック1に、混合して、フェレ径の個数平均径が320μm、一次粒子の個数割合26%のカーボンブラックを作成した。このものをカーボンブラック#17とする。
各カーボンブラック1〜17におけるカーボンブラックのフェレ径の個数平均粒径、一次粒子の個数割合を表3に示した。
Figure 2007000821
Figure 2007000821
Figure 2007000821
(実施例1)
実施例1の中間転写ベルトとして、上述のシームレスベルト製造装置を用いた。樹脂材料としてポリフェニレンサルファイド(東レ社製、商品名E2180)を使用し、この樹脂材料100質量部に、導電性付与剤としてカーボンブラック#1を30質量部、滑剤としてモンタン酸カルシウムを2質量部を配合して配合材料を得た。この配合材料を上述のシームレスベルト製造装置10に投入し、樹脂材料の融点(280℃)より10℃高い290℃の加工温度で押出し加工を行い、膜厚500μm、周長400mm、表面抵抗1×10Ω/cm2の無端状ベルトを得た。
この無端状ベルトの外周面に、フッ素樹脂ディスパージョン(四フッ化エチレン−六フッ化エチレン共重合体50質量部含有のダイキン工業社製商品名ネオフロンFFP)をスプレーコートして40μmの厚さの誘電体層(トナーフィルミング防止層)を形成して中間転写ベルトを製造した。
(実施例2〜12、比較例1〜5)
実施例2〜12、比較例1〜5として、実施例1の中間転写ベルトの導電性付与剤として使用したカーボンブラック#1に代え、カーボンブラック#2〜#17を使用した以外は実施例1と同じ製法、材料を用いた。カーボンブラック#2から#12までは実施例2〜12であり、カーボンブラック#13から#16までは比較例1〜5である。
(評価)
上記のようにして得られた実施例1〜15、及び比較例1〜5の現像ローラの各々を、コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製bizhub Pro C500に適用し、普通紙上にベタ画像をプリントした。そして、プリント結果をサクラ濃度計(コニカ株式会社製)を用いて、任意の10点について透過濃度光量を測定した。その結果を表4に示す。
Figure 2007000821
表4から理解される通り、本発明に係る実施例の中間転写ベルトを用いて画像形成を行った場合、比較例の現像ローラを用いて画像形成を行った場合に比べて、ベタ画像における濃度ムラが低減しており、画質の向上が確認された。
上記実施例、比較例において、中間転写ベルトを製造する方法として押出し成形法を例にとって説明したが、本発明の中間転写ベルトはこの製造方法によって製造されたものに限られる訳ではなく、特開昭61−95361号公報に紹介されているような遠心成形法により製造されたものであってもよい。遠心成形法を採用した場合、旧来のカーボンブラックは二次凝集体の粒子径の分布がブロードであるため、中間転写ベルトの厚み方向に粒子径の分布が生じて均一な導電性能が得られないといった不具合があったが、カーボンブラック1〜12に例示される、フェレ径の個数平均粒径が5〜300nmであり且つ一次粒子が個数基準で5%以上であるカーボンブラックを使用することで、このような不具合も解消される。
二次粒子と基本粒子の関係を説明する図である。 二次粒子を構成する基本粒子が二次粒子から分離されて安定して存在している状態を指す図である。 本発明で用いられるフェレ径を説明する図である。 本発明の実施形態に係る中間転写ベルト200の構成を示す図である。 本発明の実施例、比較例に採用されるシームレスベルト製造装置10の構成を示す斜視図である。 中間転写ベルトを採用した一般的な電子写真画像形成装置の構成を示す断面図である。 従来のカーボンブラックの凝集体(ストラクチャ)を示す図である。
符号の説明
200:中間転写ベルト
201:半導電性フィルム基体
202:トナーフィルミング防止層

Claims (7)

  1. 少なくとも一対の支持軸に巻け渡され、感光体上のトナー像が転写される中間転写ベルトであって、
    少なくとも一層の樹脂層を有し、当該樹脂層は、その基体樹脂材料中に、フェレ径の個数平均粒径が5〜300nmであり且つ一次粒子が個数基準で5%以上であるカーボンブラックが分散されていることを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 前記樹脂層は複数の樹脂層を含み、これら複数の樹脂層のうち、少なくとも一つの樹脂層に前記カーボンブラックが分散されていることを特徴とする請求項1記載の中間転写ベルト。
  3. 前記複数の樹脂層は、基層と、当該基層上に形成された表層と、を含むことを特徴とする請求項2記載の中間転写ベルト。
  4. 前記基層に前記カーボンブラックが分散されていることを特徴とする請求項3記載の中間転写ベルト。
  5. 前記表層に前記カーボンブラックが分散されていることを特徴とする請求項3記載の中間転写ベルト。
  6. 前記カーボンブラックの表面が有機化合物で表面処理されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の中間転写ベルト。
  7. 前記有機化合物が、少なくともフェノール系化合物及びまたはアミン系化合物を含むことを特徴とする請求項6記載の中間転写ベルト。

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