JPWO2006126276A1 - エレベータのロープソケッティング装置 - Google Patents
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Abstract
エレベータのロープソケッティング装置は、ロープを把持するロープ把持体と、ソケットから離れる方向へロープ把持体を変位させる把持体変位装置とを有している。把持体変位装置は、ロープ把持体に螺合されたねじ棒を有している。ねじ棒は、ねじ棒を回すことによりロープ把持体に対して変位されるようになっている。ロープ把持体に対して変位されるねじ棒をソケットが受けることにより、ロープ把持体はソケットから離れる方向へ変位される。ロープの末端部は、ソケットから離れる方向へのロープ把持体の変位により、ソケットに設けられたロープ通し穴内に引き込まれる。
Description
この発明は、ソケットと、ソケットに通されたロープとを互いに接続するために、ロープの末端部をソケット内に引き込むためのエレベータのロープソケッティング装置に関するものである。
エレベータにおけるロープの末端部には、例えばかごや釣合おもり等への接続のために、ソケットを事前に取り付けておく必要がある。通常、ロープの末端部にソケットを取り付けることをソケッティングと呼んでいる。ソケッティングは、ソケットに通されたロープを引いて、ロープの末端部をソケット内に深く入り込ませることにより行う。
従来、ロープの末端部をソケット内に引き込むために、ロープを掴んだロープ掴み治具を牽引操作装置で牽引するワイヤーロープのソケッティング用治具装置が提案されている。牽引操作装置を載せた機台上には、ソケットを固定するソケット固定用治具と、牽引操作装置内のピニオン歯車と噛み合うラック歯車が固定されている。牽引操作装置は、ピニオン歯車を回転させることによりラック歯車に沿って機台上を移動されるようになっている。ロープの末端部は、牽引操作装置が移動されてロープ掴み治具を牽引することにより、ソケット内に引き込まれるようになっている(特許文献1参照)。
しかし、従来のワイヤーロープのソケッティング用治具装置では、歯車機構を有する牽引操作装置等が必要になるので、構造が複雑になってしまう。また、装置自体も大形化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、構造を簡単にすることができ、小形化を図ることができるエレベータのロープソケッティング装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのロープソケッティング装置は、ロープ通し穴が設けられたソケットと、ロープ通し穴に通されたロープとを接続するために、ロープの末端部をロープ通し穴内に引き込むためのエレベータのロープソケッティング装置であって、ロープを把持するロープ把持体、及びロープ把持体に螺合されたねじ棒を有し、ねじ棒を回すことによりねじ棒がロープ把持体に対して変位されるようになっており、ロープ把持体に対して変位されるねじ棒をソケットが受けることにより、ソケットから離れる方向へロープ把持体を変位させる把持体変位装置を備え、把持体変位装置は、ソケットから離れる方向へロープ把持体を変位させることにより、ロープの末端部をロープ通し穴内に引き込むようになっている。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。なお、図1は、ロープとロープ止め金具との接続が完了しているときのエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。図2は、図1のロープ5とロープ止め金具1との接続を行っている最中のエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。図において、ロープ止め金具1は、ソケット3と、ソケット3から延出する棒状のロッド2とを有している。ロッド2の延出端部には、例えばかごや釣合おもり等に固定されるためのねじ部4が設けられている。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。なお、図1は、ロープとロープ止め金具との接続が完了しているときのエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。図2は、図1のロープ5とロープ止め金具1との接続を行っている最中のエレベータのロープソケッティング装置を示す正面図である。図において、ロープ止め金具1は、ソケット3と、ソケット3から延出する棒状のロッド2とを有している。ロッド2の延出端部には、例えばかごや釣合おもり等に固定されるためのねじ部4が設けられている。
ソケット3には、ロープ5が通されるロープ通し穴6が設けられている。ロープ通し穴6は、ソケット3の先端部(ソケット3のロッド2から離れた側の端部)に設けられたロープ側開口部6aと、ソケット3の中間部に設けられたロッド側開口部6bとを有している。ロープ通し穴6の内径は、ソケット3の先端部で最も小さくなっており、ロッド2に近づくに従って連続的に大きくなっている。即ち、ロープ側開口部6aの内径は、ロッド側開口部6bの内径よりも小さくなっている。
ロープ通し穴6内には、ウェッジ(楔)7がロッド側開口部6bから挿入されるようになっている。ウェッジ7の外周部には、溝部8が設けられている。ロープ5は、溝部8に沿ってウェッジ7に巻かれることにより反転されている。
ロープ5は、本体部5aと、本体部5aに連続し、ウェッジ7に巻かれた末端部5bと、末端部5bに連続し、ウェッジ7による反転により反対方向へ戻された戻り部5cとを有している。
ロープ5は、ロープ側開口部6aからロープ通し穴6内に挿入され、ウェッジ7により反転された後、ロープ側開口部6aからソケット3外へ引き出されている。即ち、本体部5a及び戻り部5cは、共通のロープ側開口部6aからソケット3外へ引き出されている。
ロープ5の末端部5bは、本体部5a及び戻り部5cをソケット3から離れる方向へ引くことにより、ウェッジ7に巻かれた状態でロープ通し穴6内に引き込まれるようになっている。また、ロープ5の末端部5bは、ロープ通し穴6内に引き込まれたときには、ロープ通し穴6の内面とウェッジ7との間に噛み込むようになっている。
ロープ5には、末端部5bをロープ通し穴6内に引き込むために、エレベータのロープソケッティング装置(以下、単に「ソケッティング装置」という)9が装着されている。ソケッティング装置9は、ロープ5を把持するロープ把持体10と、ソケット3から離れる方向へロープ把持体10を変位させる把持体変位装置11とを有している。
ロープ把持体10は、ロープ側開口部6aから引き出されているロープ5の本体部5a及び戻り部5cをまとめて把持している。把持体変位装置11は、ロープ把持体10に螺合された複数(この例では、2本)のねじ棒(ジャッキアップボルト)12と、ロープ把持体10とソケット3との間に配置され、各ねじ棒12が当接するブロック体13とを有している。
各ねじ棒12は、ロープ把持体10を貫通している。また、各ねじ棒12は、ねじ棒12を回すことにより、ソケット3に近づく方向及びソケット3から離れる方向へロープ把持体10に対して変位される。各ねじ棒12は、ねじ棒12がロープ把持体10に対して変位される方向へ延びている。なお、各ねじ棒12は、互いに平行に配置されている。
ブロック体13は、各ねじ棒12とソケット3との間に挟まれている。また、ブロック体13は、ソケット3の先端部に当接されている。ブロック体13には、各ねじ棒12が当接されるねじ棒当接面13aと、ソケット3が当接されるソケット当接面13bとが設けられている。ねじ棒当接面13aとソケット当接面13bとは、互いに平行になっている。ブロック体13には、ねじ棒当接面13aとソケット当接面13bとの間でブロック体13を貫通するブロック体貫通穴14が設けられている。ブロック体貫通穴14には、ロープ5の本体部5a及び戻り部5cが緩く通されている。
把持体変位装置11は、ブロック体13を介して、ロープ把持体10に対して変位される各ねじ棒12をソケット3が受けることにより、ソケット3から離れる方向へロープ把持体10を変位させるようになっている。即ち、把持体変位装置11は、各ねじ棒12及びブロック体13のロープ把持体10に対するソケット3に近づく方向への変位をソケット3によって規制することにより、ソケット3から離れる方向へロープ把持体10を変位させるようになっている。
図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。図において、ロープ把持体10は、ロープ5の本体部5a及び戻り部5cをまとめて挟む一対の挟み部材15,16と、各挟み部材15,16を互いに締結する複数の締結装置17とを有している。ロープ把持体10は、各締結装置17の各挟み部材15,16に対する締結力により、ロープ5の本体部5a及び戻り部5cを把持するようになっている。
各挟み部材15,16の互いに対向する部分には、螺合された各ねじ棒12に平行なロープ保持用溝部18,19が設けられている。ロープ5の本体部5a及び戻り部5cは、各ロープ保持用溝部18,19に挿入された状態で、各挟み部材15,16により挟まれている。また、本体部5a及び戻り部5cは、各挟み部材15,16により挟まれているときには、互いに接触するようになっている。各ロープ保持用溝部18,19のそれぞれの溝深さは、本体部5a及び戻り部5cのそれぞれの直径よりも小さい寸法とされている。本体部5a及び戻り部5cは、各締結装置17による各挟み部材15,16に対する締結力により、各ロープ保持用溝部18,19内で互いに押し付けられるようになっている。これにより、本体部5a及び戻り部5cのロープ把持体10に対する滑りが防止される。
各締結装置17は、各挟み部材15,16に通された通しボルト20と、通しボルト20に螺合されるナット21とを有している。各通しボルト20は、各ロープ保持用溝部18,19を避けて各挟み部材15,16に通されている。また、ナット21は、通しボルト20に対する緩みを防止するために、各通しボルト20についてダブルナットとされている。各締結装置17は、通しボルト20に螺合されたナット21の締め付けにより、各挟み部材15,16を互いに近づく方向へ変位させ、各挟み部材15,16を互いに締結するようになっている。
図4は、図1のIV-IV線に沿った断面図である。図において、ブロック体13は、複数(この例では、2つ)の分割部材22,23と、各分割部材22,23を互いに締結する複数の締結装置24とを有している。
各分割部材22,23には、貫通穴用溝部25,26が設けられている。ブロック体貫通穴14は、各分割部材22,23を互いに組み合わせて、各貫通穴用溝部25,26を互いに対向させることにより形成される。
各締結装置24は、各分割部材22,23に通された通しボルト27と、通しボルト27に螺合されるナット28とを有している。各通しボルト27は、各貫通穴用溝部25,26を避けて各分割部材22,23に通されている。また、ナット28は、通しボルト27に対する緩みを防止するために、各通しボルト27についてダブルナットとされている。各締結装置24は、通しボルト27に螺合されたナット28の締め付けにより、各分割部材22,23を締結するようになっている。
次に、ロープ通し穴6内にロープ5を引き込むときの手順について説明する。まず、ロープ側開口部6aからロープ通し穴6内にロープ5を挿入し、挿入したロープ5をロッド側開口部6bから引き出す。この後、ロープ5を溝部8に沿ってウェッジ7に巻き掛け、ロープ5を反転させる。この後、反転されたロープ5をロッド側開口部6bからロープ通し穴6内に挿入し、挿入したロープ5をロープ側開口部6aから引き出す。
この後、ロープ5のロープ側開口部6aから引き出されている部分、即ちロープ5の本体部5a及び戻り部5cを各挟み部材15,16でまとめて挟み、通しボルト20及びナット21で各挟み部材15,16を締結する。即ち、ロープ5の本体部5a及び戻り部5cをロープ把持体10でまとめて把持する。
この後、ロープ5のロープ把持体10とソケット3との間の部分が各貫通穴用溝部25,26内に配置されるように各分割部材22,23を組み合わせ、通しボルト27及びナット28で各分割部材22,23を締結する。即ち、ロープ5のロープ把持体10とソケット3との間の部分がブロック体貫通穴14内を通るようにブロック体13を組立てる。この後、ブロック体13のソケット当接面13bをソケット3の先端部に当接させる。この後、各ねじ棒12を回して、ブロック体13のねじ棒当接面13aに各ねじ棒12を当接させる(図2)。
この後、各ねじ棒12がブロック体13に当接された状態で、例えばスパナ等の工具により各ねじ棒12をさらに回す。これにより、ロープ把持体10がソケット3から離れる方向へ変位される。これにより、ロープ5の末端部5bがウェッジ7とともにロッド側開口部6bからロープ通し穴6内に引き込まれ、ロープ通し穴6の内面とウェッジ7との間に噛み込む(図1)。
この後、上記と逆の手順によって、ブロック体13と、ロープ把持体10及び各ねじ棒12とをロープ5から取り外すことにより、ロープ5の末端部5bをロープ通し穴6内に引き込む作業が完了する。
このようなソケッティング装置9では、ロープ5がロープ把持体10により把持され、ねじ棒12がロープ把持体10に螺合されており、ロープ把持体10に対して変位されるねじ棒12をソケット3が受けることにより、ソケット3から離れる方向へロープ把持体10が変位されるようになっているので、歯車機構等の複雑な機構の使用を回避することができ、ソケッティング装置9の構造を簡単にすることができる。また、ソケッティング装置9の小形化を図ることもできる。
また、ロープ把持体10に対して変位されるねじ棒12をソケット3がブロック体13を介して受けるようになっているので、例えばねじ棒12を当接させるための十分なスペースがソケット3の先端部に設けられていない場合であっても、ブロック体13にねじ棒12を当接させることができ、ねじ棒12のソケット3に対する変位を規制することができる。
また、ブロック体13は、互いに組み合わされることによりブロック体貫通穴14を形成する複数の分割部材22,23を有しているので、ロープ5がブロック体貫通穴14に通された状態であっても、ブロック体13を分割して、ブロック体13を容易に取り外すことができる。
実施の形態2.
上記の例では、ロープ把持体10は、1本のロープ5のみを把持するようになっているが、複数本のロープ5を互いに開離させてまとめて把持するロープクリートをロープ把持体としてもよい。
上記の例では、ロープ把持体10は、1本のロープ5のみを把持するようになっているが、複数本のロープ5を互いに開離させてまとめて把持するロープクリートをロープ把持体としてもよい。
即ち、図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータのロープソケッティング装置を示す側面図である。図において、エレベータのロープソケッティング装置31は、複数本のロープ5を互いに開離させてまとめて把持するロープ把持体であるロープクリート32と、ソケット3から離れる方向へロープクリート32を変位させる把持体変位装置33とを有している。
ロープクリート32は、各ロープ5を挟む一対の挟み部材34と、各挟み部材34を互いに締結する複数の締結装置35とを有している。ロープクリート32は、各締結装置35の各挟み部材34に対する締結力により、各ロープ5を把持するようになっている。なお、各締結装置35は、実施の形態1の締結装置17と同様の構成とされている。
各挟み部材34の互いに対向する部分には、複数のロープ保持用溝部36が設けられている。各ロープ保持用溝部36は、実施の形態1のロープ保持用溝部18,19と同様の構成とされている。各ロープ5の本体部5a及び戻り部5cは、各ロープ保持用溝部36に挿入された状態で、実施の形態1と同様にして各挟み部材34により挟まれている。これにより、本体部5a及び戻り部5cの各ロープ保持用溝部36内からの抜けが防止される。
把持体変位装置33は、実施の形態1の把持体変位装置11と同様の構成とされている。即ち、把持体変位装置33は、ロープクリート32に螺合された複数のねじ棒12と、ロープクリート32とソケット3との間に配置され、各ねじ棒12が当接するブロック体13とを有している。把持体変位装置33は、ロープクリート32をソケット3から離れる方向へ変位させることにより、末端部5bをソケット3内に引き込むようになっている。
ブロック体13は、ロープ5の末端部5bを引き込む対象とされたソケット3の先端部に当接されるようになっている。各ねじ棒12は、ブロック体13に当接されるように、ロープクリート32に螺合されている。ロープクリート32は、各ねじ棒12がブロック体13に当接された状態で各ねじ棒12を回すことにより、ソケット3から離れる方向へ変位される。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、各ソケット3内にロープ5を引き込むための手順について説明する。まず、実施の形態1と同様にして、各ロープ5をソケット3のそれぞれに通し、各ソケット3について、ロープ5の本体部5a及び戻り部5cをロープ側開口部6aから引き出しておく。この後、各ロープ5の本体部5a及び戻り部5cをまとめてロープクリート32によって把持する。このとき、ロープクリート32には、各ねじ棒12を螺合させておく。
この後、複数のロープ5のうち、いずれかのロープ5がブロック体貫通穴14に通されるように、ロープクリート32とソケット3との間でブロック体13を組立てた後、ブロック体13をソケット3の先端部に当接させる。この後、ロープクリート32に螺合された各ねじ棒12を回して、各ねじ棒12をブロック体13に当接させる。
この後、実施の形態1と同様に、各ねじ棒12をさらに回し、ロープ5の末端部5bをソケット3内に引き込む。この後、上記と逆の手順により、ブロック体13を分割してロープ5から取り外し、各ねじ棒12をロープクリート32から取り外す。
この後、ロープクリート32の各ねじ棒12が螺合される位置を変更し、末端部5bの引き込みが完了していないロープ5について、上記と同様の手順により末端部5bをソケット3内に引き込む。このようにして、各ロープ5の末端部5bを1つずつソケット3内に引き込み、すべてのロープ5について末端部5bのソケット3内への引き込みを行う。
この後、各ねじ棒12をロープクリート32から取り外し、ブロック体13をロープ5から取り外すことにより、ロープ5のソケット3内への引き込み作業が完了する。
このようなエレベータのロープソケッティング装置31では、互いに開離された複数本のロープ5をまとめて把持するロープクリート32がロープ把持体とされているので、ロープ5をソケット3に引き込むためだけにロープ把持体を別個に準備する必要がなくなり、部品点数をさらに少なくすることができる。
なお、各上記実施の形態では、ブロック体13は、複数の分割部材22,23を有しているが、ブロック体を分割せず一体成形してもよい。このようにすれば、ブロック体13を構成する部品点数を少なくすることができ、コストの低減化を図ることができる。この場合、ロープ把持体によりロープ5が把持された後では、ロープ5をブロック体貫通穴14に通すことができなくなってしまうので、ロープ5は、ロープ把持体によって把持される前に、ブロック体貫通穴14に通される。
また、各上記実施の形態では、ブロック体13は、ロープ5のソケット3内への引き込みが完了した後にロープ5から取り外されるようになっているが、ロープ5のソケット3内への引き込みが完了した後にブロック体13をロープ5から取り外してもよいし、ソケット3の先端部に当接させたまま残しておいてもよい。
また、各上記実施の形態では、各ねじ棒12がブロック体13に当接されており、ソケット3は、ブロック体13を介して、ロープ把持体に対して変位される各ねじ棒12を受けるようになっているが、ソケット3の先端部に各ねじ棒12が当接可能なスペースが設けられているのであれば、各ねじ棒12をソケット3の先端部に直接当接させるようにしてもよい。このようにすれば、ブロック体13をなくすことができ、部品点数をさらに少なくすることができる。また、ロープ5のソケット3内への引き込み作業をさらに容易にすることができる。
また、各上記実施の形態では、ロープ5に接続されるソケット3は、ロープ通し穴6の内面とウェッジ7との間でロープ5の末端部5bを噛み込ませる楔式のソケットとされているが、各ストランドをそれぞれ折り返して構成されたロープの末端部を内部に引き込むバビット式のソケットとしてもよい。この場合、ロープは、ソケット内を通された後に、複数のストランドにほぐされ、各ストランドを折り返して末端部が構成される。また、末端部がソケット内に引き込まれるように、ロープのソケットから引き出されている部分にロープ把持体が取り付けられる。
Claims (4)
- ロープ通し穴が設けられたソケットと、上記ロープ通し穴に通されたロープとを接続するために、上記ロープの末端部を上記ロープ通し穴内に引き込むためのエレベータのロープソケッティング装置であって、
上記ロープを把持するロープ把持体、及び
上記ロープ把持体に螺合されたねじ棒を有し、上記ねじ棒を回すことにより上記ねじ棒が上記ロープ把持体に対して変位されるようになっており、上記ロープ把持体に対して変位される上記ねじ棒を上記ソケットが受けることにより、上記ソケットから離れる方向へ上記ロープ把持体を変位させる把持体変位装置
を備え、
上記把持体変位装置は、上記ソケットから離れる方向へ上記ロープ把持体を変位させることにより、上記ロープの末端部を上記ロープ通し穴内に引き込むようになっていることを特徴とするエレベータのロープソケッティング装置。 - 上記把持体変位装置は、上記ソケットと上記ロープ把持体との間に配置され、かつ上記ソケットに当接されたブロック体をさらに有し、
上記ソケットは、上記ブロック体を介して、上記ロープ把持体に対して変位される上記ねじ棒を受けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのロープソケッティング装置。 - 上記ブロック体には、上記ロープが通されるブロック体貫通穴が設けられており、
上記ブロック体は、互いに組み合わされることにより上記ブロック体貫通穴を形成する複数の分割部材を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのロープソケッティング装置。 - 上記ロープ把持体は、互いに開離された複数本の上記ロープをまとめて把持するロープクリートであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータのロープソケッティング装置。
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2005
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