JPWO2006123518A1 - 弾性境界波装置 - Google Patents

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Abstract

くし形容量電極による所望でない応答を抑制することが可能とされている、弾性境界波装置を提供する。第1の媒質と、第1の媒質に積層された第2の媒質と、第1,第2の媒質間の境界に配置された複数の電極とを備え、複数の電極により、フィルタ及び/または共振子と、該フィルタ及び/または共振子に電気的に接続されている静電容量とが構成されており、フィルタ及び/または共振子がいずれもIDT電極を用いて構成されており、静電容量がくし形容量電極により形成されており、IDTの電極指の周期をλmとし、該IDTにおける弾性境界波の音速をVm、くし形容量電極の電極指の周期をλc、くし形容量電極の電極指法線方向における第1,第2の媒質のそれぞれの遅い横波の音速のうち、音速が遅い横波の音速をVcとした場合、Vm/λm<Vc/λcとされていることを特徴とする、弾性境界波装置。

Description

本発明は、複数の媒質間に電極が配置された弾性境界波装置に関し、より詳細には、フィルタと、フィルタに接続された共振子及び静電容量を備える回路が構成されている弾性境界波装置に関する。
弾性境界波装置では、異なる媒質間の界面にIDT(インターデジタルトランスデューサ)が配置され、弾性境界波が上記界面を伝搬する。従って、弾性表面波装置に比べて、弾性境界波装置では、複雑なパッケージを必要とせず、構造の簡略化及び低背化を進めることができる。この種の弾性境界波装置の一例は、下記の特許文献1に開示されている。
ところで、弾性境界波装置においても、弾性表面波装置と同様に、様々な電極を形成することにより、様々な共振子、フィルタあるいは共振子やフィルタを含む複合回路を構成することができる。
弾性表面波装置では、フィルタに静電容量を接続するに際し、IDTと同様の電極構造を有するくし形容量電極が多用されている。弾性境界波装置においても、弾性境界波フィルタにおける減衰量を改善するために、この種のくし形容量電極を上記界面に配置し、フィルタに接続することにより減衰量を改善し得ると考えられる。
特開昭58−30217号公報
くし形容量電極は、IDTと同様に、互いに間挿し合う複数本の電極指を有する。従って、単に静電容量を得たいためのくし形容量電極において、一方の電位に接続されるべき電極指と他方の電位に接続されるべき電極指との間に電位が加わると、弾性境界波共振子として機能することがあった。すなわち、くし形容量電極において所望でない弾性境界波が励振され、不要共振として周波数特性上に現れるおそれがあった。
くし形容量電極が上記のようにIDTとして機能し、所望でない共振が生じると、弾性境界波を利用したフィルタ装置ではフィルタ特性が損なわれる。特に、くし形容量電極の周波数特性では、くし形容量電極における主たる共振よりも高い周波数帯においても、多数の応答が現れている。従って、くし形容量電極の励振による主たる共振、並びに高周波側の多数の応答が、弾性境界波フィルタ装置における所望でないスプリアス応答として現れ、フィルタ特性を大きく損ねがちであった。
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、フィルタにくし形容量電極による静電容量が接続されている弾性境界波装置であって、くし形容量電極の励振による所望でない応答によるフィルタ特性の劣化が生じ難い、弾性境界波装置を提供することにある。
本発明の広い局面においては、媒質と、前記第1の媒質に積層された第2の媒質と、前記第1,第2の媒質間の境界に配置された複数の電極とを備え、前記複数の電極により、フィルタ及び/または共振子と、該フィルタ及び/または共振子に電気的に接続されている静電容量とが構成されており、前記フィルタ及び/または共振子がいずれもIDT電極を用いて構成されており、前記静電容量がくし形容量電極により形成されており、前記IDTの電極指の周期をλmとし、該IDTにおける弾性境界波の音速をVm、前記くし形容量電極の電極指の周期をλc、くし形容量電極の電極指法線方向における第1,第2の媒質のそれぞれの遅い横波の音速のうち、音速が遅い横波の音速をVcとした場合、Vm/λm<Vc/λcとされていることを特徴とする、弾性境界波装置が提供される。
本発明のある特定の局面では、前記IDTの電極子の周期λmとくし形容量電極の電極指の周期λcの関係が、λc>0.5×λmとされている。
本発明の他の特定の局面では、前記複数の電極により、前記フィルタと前記共振子が構成されており、フィルタの端子と共振子とが直列に接続されており、前記フィルタと前記共振子とを接続する電極にくし形容量電極が並列に接続されている。
本発明のさらに他の特定の局面では、前記フィルタ及び共振子として、第1,第2の端子を有する第1のフィルタと第1の共振子との組と、第1,第2の端子を有する第2のフィルタと第2の共振子との組とが並列に1対配置されており、前記第1のフィルタの第1の端子と前記第2のフィルタの第1の端子とが接続されて入力端子とされており、前記第1のフィルタの第2の端子から出力される電気信号と、前記第2のフィルタの第2の端子から出力される電気信号との極性が反転しており、前記第1のフィルタの第2の端子を前記第1の共振子に直列に接続している第1の接続電極と、前記第2のフィルタの第2の端子を前記第2の共振子に直列に接続している第2の接続電極とをさらに備え、前記第1の接続電極と、前記第2の接続電極とがくし形容量電極で並列に接続されている。
本発明の別の特定の局面では、前記くし形容量電極として、第1,第2のフィルタにそれぞれ接続された第1,第2のくし形容量電極を有し、第1,第2のくし形容量電極の一端同士が共通接続されており、かつ接地されている。
本発明のさらに他の特定の局面では、前記くし形容量電極の主応答となる弾性境界波伝搬モードの音速が、前記第1の共振子及び第2の共振子を構成しているIDTにおける弾性境界波の伝搬モードの音速よりも速くされている。
本発明のさらに別の特定の局面では、前記くし形容量電極の電極指の長さ方向と、前記第1の共振子及び第2の共振子を構成しているIDTの電極指の長さ方向とが異ならされている。
(発明の効果)
本発明に係る弾性境界波装置では、第1の媒質と第2の媒質とが積層されており、第1,第2の媒質間の境界に複数の電極が配置されている。そして、この複数の電極により、フィルタ及び/または共振子と、静電容量とが少なくとも構成されており、フィルタ及び/または共振子がそれぞれIDTを用いて構成されており、静電容量がくし形容量電極により形成されており、上記のように、Vm/λm<Vc/λcとされているため、くし形容量電極で励振される弾性境界波の周波数位置がフィルタ及び/または共振子の通過帯域や共振点から離される。
しかも、単にくし形電極により励振された弾性境界波の位置を高周波側にシフトさせた場合には、くし形容量電極の電極指ピッチが小さくなり過ぎ、現実に製造することができなくなる。これに対して、本発明では、上記のようにVm/λm<Vc/λcとされているため、くし形容量電極で励振される弾性境界波がカットオフされる周波数に比べて、弾性境界波装置の目的とする帯域が低くされるため、くし形容量電極との電極指ピッチを製造可能な大きさとしつつ、フィルタ特性や共振特性の改善を図ることが可能とされる。
前記複数の電極により、フィルタと共振子が構成されており、フィルタの端子と共振子とが直列に接続されており、前記フィルタと前記共振子とを接続する電極にくし形容量電極が並列に接続されている場合には、この様な回路構成にすることで、弾性境界波の大きな電気機械結合係数を利用してフィルタと共振子の接続部のインピーダンスをフィルタの通過帯域近傍で誘導性とし、これに並列に容量を接続することで通過帯域においては接続部の整合をとることができる。また通過帯域外においては整合点からずれることにより減衰量を良化することができる。
本発明において、フィルタ及び共振子として、上記第1のフィルタと第1の共振子との組と、第2のフィルタと第2の共振子組とが並列に一対配置されており、第1,第2のフィルタの第1の端子が共通接続されて入力端子とされており、第1のフィルタと第2の端子から出力される電気信号と、第2のフィルタの第2の端子から出力される電気信号と、第2のフィルタの第2の端子から出力される電気信号が極性が反転している場合には、本発明に従って平衡−不平衡変換機能を有する弾性境界波装置を提供することができる。
また、前記くし形容量電極として、第1,第2のフィルタにそれぞれ接続された第1,第2のくし形容量電極を有し、第1,第2のくし形容量電極の一端同士が共通接続されており、かつ接地されている場合には、平衡度を効果的に高めることが可能となる。
くし形容量電極の主応答となる弾性境界波伝搬モードの音速が、第1,第2の共振子を構成しているIDTにおける弾性境界波の伝搬モードの音速よりも速い場合には、くし形容量電極において励振された弾性境界波の応答が、上記フィルタ及びフィルタに接続されている第2の共振子において伝搬される弾性境界波よりも高域側に位置することとなる。従って、くし形容量電極の主応答となる弾性境界波伝搬モードによる応答を、フィルタの帯域外に確実に配置することができ、フィルタ特性の改善を図ることができる。
くし形容量電極の電極指の長さ方向と、第1,第2の共振子を構成しているIDTの電極指の長さ方向とが異なっている場合には、くし形容量電極において弾性境界波が励振されたとしても、励振された弾性境界波の第1,第2の共振子を構成しているIDTの電極指による受信が妨げられ、それによってフィルタ特性の改善をより一層図ることができる。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る弾性境界波装置の模式的平面断面図及び部分切欠正面断面図、(c)は上記実施形態の変形例に係る弾性境界波装置の模式的平面断面図である。 図2は、図1に示した弾性境界波装置のくし形容量電極を拡大して示す模式的平面図である。 図3は、LiNbO3のオイラー角のψと弾性境界波の音速との関係を示す図である。 図4は、LiNbO3のオイラー角のψと弾性境界波の電気機械結合係数K2との関係を示す図である。 図5は、IDTの電極指法線方向の、LiNbO3のA1軸に対する角度ψを説明するための模式的平面図である。 図6(a)及び(b)は、図1に示した弾性境界波装置の第2の共振子としてψ=0°としたときの弾性境界波共振子のインピーダンス特性及び位相特性を示す図である。 図7(a)及び(b)は、図1に示した弾性境界波装置に用いられいるくし形容量電極のψ=90°場合のインピーダンス特性及び位相特性を示す図である。 図8(a),(b)は、図1に示した弾性境界波装置の主たるモード近傍のインピーダンス特性及び位相特性を示す図である。 図9(a)及び(b)は、本発明の一実施形態の弾性境界波装置のフィルタ特性を示す各図である。
符号の説明
1…弾性境界波装置
2…第1の媒質
3…第2の媒質
4,5…縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部
5a〜5c…IDT
6,7…弾性境界波共振子(第2の共振子)
6a,7a…IDT
6b,6c…反射器
7b,7c…反射器
8、9A,9B…くし形容量電極
8a,8b…電極指
11,12…接続電極
21…IDT
21a…電極指
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係る弾性境界波装置の平面断面図及び模式的部分切欠正面断面図である。
弾性境界波装置1は、第1の媒質2と、第3の媒質3とを積層してなる積層体を有する。本実施形態では、第1の媒質2は、LiNbO3からなり、第2の媒質3は、SiO2からなる。
第1,第2の媒質2,3間の界面には、複数の電極が形成されている。この複数の電極は、図1(a)に示す縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5、1ポート型弾性境界波共振子6,7、及びくし形容量電極8を含む。
図1(b)では、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4が形成されている部分が示されている。
上記複数の電極は、本実施形態では、Auを主たる電極層として有する。もっとも、Auからなる電極層の上下に、媒質2,3との密着性を高めるために、薄いNiCr層が積層されている。このNiCr層は密着層として機能する。
図1(a)に示すように、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5は、それぞれ、弾性境界波伝搬方向に配置された3個のIDT4a〜4c,5a〜5cを有する。縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5の中央のIDT4b,5bの一端が入力端に接続される。そして、両側のIDT4a,4c,5a,5cが、それぞれ、第2の共振子としての1ポート型弾性境界波共振子6,7に接続されている。
弾性境界波共振子6,7は、IDT6a,7aと、IDT6a,7aの両側に配置される反射器6b,6c,7b,7cとを有する。縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5は、上記弾性境界波共振子6,7を介して出力端子に接続されている。
すなわち、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5は、それぞれ、IDT4a〜4c,5a〜5cからなる第1の共振子により構成されている。
そして、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5に直列に、上記弾性境界波共振子6,7が接続されている。
本実施形態では、上記縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4及び弾性境界波共振子6が第1のフィルタ及び第1の共振子の組を構成しており、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部5及び1ポート型弾性境界波共振子7が、第2のフィルタと第2の共振子との組を構成しており、これらは並列に配置されている。
また、第1の弾性境界波フィルタ部4及び第2の弾性境界波フィルタ部5の一方の端子が共通接続され、入力端子INとされている。
他方、弾性境界波フィルタ部4,5は、それぞれ、弾性境界波共振子6,7に、接続電極11,12により電気的に接続されている。
なお、図1(a)及び後述の図1の(c)におけるGを丸で囲んだ符号は、当該電極がグラウンド電位に接続されていることを意味する。
なお、くし形容量電極8は、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5の出力端とグラウンド電位との間に接続されるように、すなわち縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5と並列に接続されている。
くし形容量電極8を図2に拡大して模式的平面図で示す。くし形容量電極8は、互いに間挿し合う複数本の電極指8a,8bを有し、IDT4a〜4c,5a〜5c,6a,7aと同様の構造を有する。
くし形容量電極8は、静電容量を縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5に並列に接続するために設けられている。くし形容量電極8は、IDT4a〜4c,5a〜5c,6a,7aと同じ材料で同時に形成することができ、それによって静電容量を接続するためのコストを低減することができる。
もっとも、くし形容量電極8は、IDT4a〜4c,5a〜5cなどと異なる材料で構成されていてもよい。
本実施形態の弾性境界波装置1では、第1の縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4から出力される電気信号の極性と、第2の縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部5から出力される電気信号の極性とが反転されており、両者の各一端が共通接続されて入力端子INとされているので、平衡−不平衡変換機能を有するフィルタ装置を提供することができる。
なお、本実施形態では、上記くし形容量電極8の電極指の長さ方向は、IDT4a〜4c、5a〜5cの電極指の長さ方向と異なっており、かつ第2の共振子としての弾性境界波共振子6,7のIDT6a,7aの電極指の長さ方向とも異なっている。くし形容量電極8の電極指長さ方向が、IDT4a〜4c,5a〜5c,6a,7aの電極指長さ方向と異なっている場合、くし形容量電極により弾性境界波が励振されたとしても、このような弾性境界波のIDT4a〜4c,5a〜5c,6a,7aによる受信効率が低くなる。従って、くし形容量電極8で励振された弾性境界波の影響を低めることができ、好ましい。
本実施形態の弾性境界波装置1の特徴は、上記IDT4a〜4c,5a〜5c,6a,7aの周期をλmとし、各IDTにおける弾性境界波の音速をVm、くし形容量電極8の周期をλc、くし形容量電極8における電極指法線方向における第1,第2の媒質2,3を伝搬する遅い横波のうち低音速の横波の音速をVcとしたときに、Vm/λm<Vc/λcとされていることにあり、それによってくし形容量電極8を設けたことによるスプリアスの影響を受け難い、良好なフィルタ特性を実現することができる。
上記くし形容量電極8は、第1,第2の媒質2,3間に設けられているため、前述したように、IDT4a〜4cなどと同時に同じ材料で形成することができる。しかも、LiNbO3の比誘電率は44であり、比較的大きいため、小さなくし形容量電極8により十分な大きさの静電容量を得ることができる。
しかしながら、前述したように、圧電体であるLiNbO3に接するようにくし形容量電極8が設けられている場合、くし形容量電極8の異なる電位に接続される電極指間に電位が印加されることになるため、くし形容量電極8がIDT4a〜4cなどと同様にIDTとして機能し、弾性境界波を励振する。くし形容量電極8で励振された弾性境界波は、本来のフィルタとして用いる周波数特性にスプリアス応答として現れることとなる。
図7(a)及び(b)は、ψ=90°であるくし形容量電極8のインピーダンス特性及び位相特性をそれぞれ示す。
なお、本明細書において、ψ=90°であるくし形容量電極とは、LiNbO3基板を用いた弾性境界波装置におけるオイラー角表記に基づくものである。オイラー角表記においては、LiNbO3の結晶方位軸をX、Y、Zと定義したとき、Z軸を中心としてX軸をY軸側へφだけ回転させた軸をA1、A1軸を中心軸としてZ軸を反時計回りにθだけ回転させた軸をA2とし、このA2軸を法線としてA1軸を含む平面でカットされた基板において、A2軸を中心としてA1軸を反時計回りにψだけ回転させた方向を波の伝搬方向として規定している。従ってψ=90°であるくし形容量電極とは、電極指法線方向のA1軸に対する角度が90°であるものをいうものとする。同様に、以下においても、ψ=0°である弾性境界波共振子とは、弾性境界波共振子のIDTの電極指法線方向のA1軸に対する角度が0°である弾性境界波共振子をいうものとする。
図7(a)及び(b)から明らかなように、くし形容量電極8のIDTの周期は、本実施形態では3.4μmとされている。くし形容量電極8は、位相が−90°付近となる周波数帯では容量素子として機能する。
なお、図8(a)及び(b)は、ψ=0°である弾性境界波共振子のインピーダンス特性及び位相特性をそれぞれ示す図である。図8(a),(b)から明らかなように、位相が−90°となる近傍の条件とは、以下の(1)〜(3)の条件を満たす部分である。
(1)周波数F×くし形容量電極8の周期λcが少なくとも一方の媒質2,3を伝搬する遅い横波の音速以下である周波数帯
(2)SH型弾性境界波の基本モードの応答以外の周波数帯
(3)P+SV型弾性境界波の基本モードの応答以外の周波数帯
図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示されているように、少なくとも一方の媒質2,3を伝搬する遅い横波の音速のうち遅い方の音速をVcとしたとき、Vc/λcと、SH型弾性境界波の基本モード応答周波数及びP+SV型弾性境界波の基本モードの応答の周波数は比較的近接されることが多い。従って、例えば、くし型容量電極8及び弾性境界波フィルタ部4,5のψが同じである場合、すなわち例えばIDT4a〜4c、5a〜5cの電極指長さ方向とくし形容量電極8の電極指長さ方向とが等しい場合には、弾性境界波フィルタに接続されるくし形容量電極8の電極指周期λcは、フィルタのIDTの周期λmよりも短く設定されることとなり、高周波帯においては、電極指幅が細くなり好ましくない。
他方、縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5のIDT4a〜4c,5a〜5cとは異なるψのくし形容量電極8を用いることにより、高音速化した場合には、くし形容量電極8の周期λcを音速比分だけ長く設定することができる。
また、くし形容量電極8において縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5と同じモードの弾性境界波が励振されず、高音速の別のモードが強く励振されるψのくし形容量電極8の縦結合共振子型弾性境界波フィルタ部4,5における主たるモードの音速と、上記くし形容量電極8で励振される別モードとの音速比分だけくし形容量電極8の周期λcを長く設定することができる。
図3及び図4は、IDTの伝搬角ψと、弾性境界波の音速及び電気機械結合係数K2との関係を示す図である。なお、伝搬角ψとは、図5に示すように、IDT21を例にとると、IDT21の複数本の電極指21aに対する法線のLiNbO3のA1軸となす角度をいうものとする。
なお、図3及び図4においては、弾性境界波装置1における複数の電極がAuからなり、その厚みは0.05λとし、媒質1は15°YカットX伝搬(オイラー角で(0°,105°,ψ))のLiNbO3であり、その厚みは無限大とし、SiO2の厚みは無限大として計算により求めた結果である。
図3及び図4から明らかなように、ψ=0°においてSH型弾性境界波の電気機械結合係数K2は大きく、音速は2960m/秒であった。また、P+SV型弾性境界波の電気機械結合係数K2はほぼ0となることがわかる。
他方、ψ=90°において、SH型弾性境界波の電気機械結合係数K2はほぼ0となり、P+SV型弾性境界波の電気機械結合係数K2は5%程度と若干小さく、音速は3180m/秒であった。
SH型境界波の電気機械結合係数K2は十分に小さくなるのに対しP+SV型境界波の電気機械結合係数K2はやや大きいため、P+SV型境界波によるスプリアスが発生する。しかし、ψ=0°のくし形容量電極のSH型境界波の音速に比べ、P+SV型境界波の音速が7.4%速いため、スプリアス応答周波数は7.4%高くなる。従って、くし形容量電極8の電極指周期λcをわずかに小さくするだけで、ψ=0°のSH型境界波による主応答に対して、スプリアスとなるP+SV型境界波の応答を高周波側へシフトさせて、外すことができる。
くし形容量電極8の電極指周期λcをわずかに小さくする程度としては、λc>0.5×λmの範囲が好ましい。λcがこの範囲内であると、IDT電極並びにくし形容量電極の電極指を精度よく製造しながら、スプリアス改善が可能となる。この点をさらに説明すると次のようになる。
前記くし形容量電極の電極指の周期λcとくし形容量電極の電極指の周期λmの関係においては、一つの弾性境界波装置において大きくライン&スペースの異なるくし形電極が存在する場合、同じ線幅精度を得ようとするとフォトリソグラフィー工程の露光時に細い線幅において焦点深度が十分でなくなり製造できなくなる。一般にライン&スペースが2倍異なる場合、製造が困難となる。このことからλc>0.5×λmとすることにより一つの弾性境界波装置内のライン&スペースは2倍以内になり製造可能となり、フィルタ特性や共振特性の改善を図ることが可能とされる。
本実施形態の弾性境界波装置1のフィルタ特性を図9(a),(b)に示す。なお、上記フィルタ特性は、以下の条件で弾性境界波装置1を作製した場合の特性である。
第1の媒質は、厚さ370nmのLiNbO3、オイラー角は〔0°,105°,ψ〕、ただし、フィルタ部におけるψ=0°、共振子部におけるψ=30°、くし形容量電極部におけるψ=90°とし、第2の媒質は厚さ6μmのSiO2とした。IDTは、NiCr/Au/NiCrを10/150/10nmの厚みで積層した構造とした。
上記実施形態では、くし形容量電極8が設けられていたが、くし形容量電極8を2分割し、図1(c)に示す変形例のように、第1,第2のくし形容量電極9A,9Bを設けてもよい。この変形例ではくし形容量電極9Aが弾性境界波フィルタ部4及び1ポート型弾性境界波共振子6からなる組に並列に静電容量を付加するように接続されている。また、くし形容量電極9Bが、弾性境界波フィルタ部5及び1ポート型弾性境界波共振子7からなる組に静電容量を付加するように接続されている。
そして、くし形容量電極9A,9Bの各一端が共通接続され、グラウンド電位に接続される端子電極9Cに電気的に接続されている。ここでは、くし形容量電極9A,9Bの各一端が上記第1の組及び第2の組側に配置され、各パターンがくし形容量電極9A,9Bが対向する側に配置されている。そして、このくし形容量電極9A,9Bが対向している部分において、すなわち両者の中間位置において、端子電極9Cがくし形容量電極9A,9Bに電気的に接続されている。よって、このようなくし形容量電極9A,9B及び端子電極9Cを形成することにより、平衡度をより一層高めることができる。
上記実施形態では、第1の媒質が(0°,105℃,ψ)のLiNbO3で形成されていたが、他の結晶方位のLiNbO3で形成されていてもよく、あるいはLiTaO3などの圧電単結晶などの圧電体により形成されていてもよい。
また、第2の媒質についても、SiO2以外の非導電物質、すなわち様々な絶縁性材料や誘電性材料により第2の媒質を構成してもよい。また、第2の媒質上に、さらに第3の媒質を積層してもよい。

Claims (7)

  1. 第1の媒質と、
    前記第1の媒質に積層された第2の媒質と、
    前記第1,第2の媒質間の境界に配置された複数の電極とを備え、
    前記複数の電極により、フィルタ及び/または共振子と、該フィルタ及び/または共振子に電気的に接続されている静電容量とが構成されており、
    前記フィルタ及び/または共振子がいずれもIDT電極を用いて構成されており、
    前記静電容量がくし形容量電極により形成されており、
    前記IDTの電極指の周期をλmとし、該IDTにおける弾性境界波の音速をVm、前記くし形容量電極の電極指の周期をλc、くし形容量電極の電極指法線方向における第1,第2の媒質のそれぞれの遅い横波の音速のうち、音速が遅い横波の音速をVcとした場合、Vm/λm<Vc/λcとされていることを特徴とする、弾性境界波装置。
  2. λc>0.5×λmとされていることを特徴とする請求項1に記載の弾性境界波装置。
  3. 前記複数の電極により、前記フィルタと前記共振子が構成されており、
    フィルタの端子と共振子とが直列に接続されており、
    前記フィルタと前記共振子とを接続する電極にくし形容量電極が並列に接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の弾性境界波装置。
  4. 前記フィルタ及び共振子として、第1,第2の端子を有する第1のフィルタと第1の共振子との組と、第1,第2の端子を有する第2のフィルタと第2の共振子との組とが並列に1対配置されており、
    前記第1のフィルタの第1の端子と前記第2のフィルタの第1の端子とが接続されて入力端子とされており、
    前記第1のフィルタの第2の端子から出力される電気信号と、前記第2のフィルタの第2の端子から出力される電気信号との極性が反転しており、
    前記第1のフィルタの第2の端子を前記第1の共振子に直列に接続している第1の接続電極と、
    前記第2のフィルタの第2の端子を前記第2の共振子に直列に接続している第2の接続電極とをさらに備え、
    前記第1の接続電極と、前記第2の接続電極とがくし形容量電極で並列に接続されていることを特徴とする、請求項3に記載の弾性境界波装置。
  5. 前記くし形容量電極として、第1,第2のフィルタにそれぞれ接続された第1,第2のくし形容量電極を有し、第1,第2のくし形容量電極の一端同士が共通接続されており、かつ接地されていることを特徴とする、請求項4に記載の弾性境界波装置。
  6. 前記くし形容量電極の主応答となる弾性境界波伝搬モードの音速が、前記第1の共振子及び第2の共振子を構成しているIDTにおける弾性境界波の伝搬モードの音速よりも速い、請求項4または5に記載の弾性境界波装置。
  7. 前記くし形容量電極の電極指の長さ方向と、前記第1の共振子及び第2の共振子を構成しているIDTの電極指の長さ方向とが異なる、請求項4〜6のいずれか1項に記載の弾性境界波装置。
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