JPWO2006075550A1 - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、樹脂成分を含む組成物を作成されたシート状物(A)をインナーライナーに使用する場合においても、このインナーライナーに貼り合わされるシート状部材(B)のスプライス部付近にエア溜まりを発生させない空気入りタイヤの製造方法を提供する。本発明は、シート状部材(A)と、周方向両端部を互いに重ね合わせスプライスしたゴム組成物で作成されたシート状部材(B)とを成形ドラム上で押圧しながら貼り合わせる工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、シート状部材(B)として、シート状部材(B)の周方向両端部の切断線が、該シート状部材(B)の幅方向の中間部に頂点を有するとともに、該頂点からそれぞれ該幅方向の左右両端部に向かうに従って、前記成形ドラムの反回転方向へ変位して形成されてなるものを用いる。

Description

本発明は、空気入りタイヤの製造方法に関する。
さらに詳しくは、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材を、空気入りタイヤを構成する一部の材料に用いて空気入りタイヤの製造を行うに際して、特に、軽量化や耐久性の点で優れた性能を発揮する空気入りタイヤを製造することを可能にする、新規な空気入りタイヤの製造方法に関するものである。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、例えば、該樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材をインナーライナーに使用する場合などに、該インナーライナーに貼り合わされるゴムシート材のスプライス部付近にエア溜まりを発生させないようにすることができるものであり、そのことによって、上記のような高性能の空気入りタイヤを製造することを実現するものである。
以下に、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材を、特に、インナーライナーに使用して空気入りタイヤを製造する場合を例にとり、本発明を説明する。ただし、本発明は、この場合の例にだけ限られないものである。
チューブレス構造からなる空気入りタイヤは、その製造に当たり、代表的には、タイヤ内壁面に非通気性のインナーライナーを内貼りし、このインナーライナーにより充填空気圧を保持するようにしているものである。
このインナーライナーは、従来、一般に、隣接する層との接着性が良いという観点からゴム材により形成されていた。
すなわち、インナーライナーに隣接する層も、通常はゴム材から形成されてなるものであり、ゴム−ゴムどうしとしたときの接着性も比較的良いことから、インナーライナーの構成材料もゴム材から形成されていたのである。中でも、特に、ブチル系ゴムが非通気性に優れていることから、インナーライナーの形成材料として多く提案され、使用されてきている。
しかし、このブチル系ゴムは、比重が大きいためタイヤ重量の軽量化のためには不都合な点にもなっていた。
近年、このようなブチル系ゴムを用いたインナーライナーがもつ不都合点を解消し、できるだけタイヤを軽量化するため、インナーライナーの材料として、熱可塑性樹脂にゴム成分を配合した熱可塑性樹脂組成物を使用するという提案がなされている(特許文献1など)。
しかし、一般に、樹脂成分を含んで形成された部材は、その樹脂成分の存在が、ゴム製の他部材との接着性を低下させる場合がある。このため、前述した提案のように、熱可塑性樹脂にゴム成分を配合した熱可塑性樹脂組成物をインナーライナーに使用するという場合、該インナーライナーは、その隣接層となる他ゴムシート材との接着性が良好でない場合があった。
このことは、実際の空気入りタイヤの製造プロセスにおいて、該インナーライナーと、周方向端部どうしを重ね合わせスプライスしたゴムシート材とを、成形ドラム上でステッチローラで押圧しながら貼り合わせを行った際に、該スプライス部に形成された段差部分において、該段差形態にそった完全な貼り合わせ接着ができずに、該インナーライナーがゴムシート材から浮き上がってエア溜まりを発生しやすいという問題を招くものであった。
この貼り合わせ時に発生したエア溜まりは、その後のタイヤ製造工程で未加硫タイヤが加硫されたときに、熱膨張により更にエア溜まりを拡大するため、そのままで製造されたタイヤが走行を行うと、該拡大エア溜まりの箇所でインナーライナーが破れを発生することがあり、タイヤの耐久性が低下するという問題がある。
したがって、エア溜まりを有する空気入りタイヤは、製品タイヤとしては上市がされないものである。
特開2002−80644号公報
本発明の目的は、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状物(A)をインナーライナーに使用する場合においても、このインナーライナーに貼り合わされるシート状部材(B)のスプライス部付近にエア溜まりを発生させないようにすることができる新規な空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、上述した課題を達成するため、以下の(1)の構成を有するものである。
(1)樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)と、周方向両端部を互いに重ね合わせスプライスしたゴム組成物で作成されたシート状部材(B)とを成形ドラム上で押圧しながら貼り合わせる工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、前記シート状部材(B)として、該シート状部材(B)の周方向両端部の切断線が、該シート状部材(B)の幅方向の中間部に頂点を有するとともに、該頂点からそれぞれ該幅方向の左右両エッジ部に向かうに従って前記成形ドラムの反回転方向へ変位して形成されてなるものを用いることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
また、かかる本発明の空気入りタイヤの製造方法において、具体的に、より好ましくは、下記の(2)〜(8)のいずれかに記載の構成を有するものである。
(2)樹脂成分を含む組成物が、ゴム成分を含む熱可塑性樹脂組成物であることを特徴とする上記(1)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(3)シート状部材(A)が、タイヤインナーライナーを構成するものであることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(4)前記シート状部材(B)が、前記タイヤインナーライナーとカーカス層との間に介在するタイゴムであることを特徴とする上記(3)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(5)前記切断線が、前記成形ドラムの周方向に対してなす平均角度として20°〜80°の範囲のものであることを特徴とする上記(1)、(2)、(3)または(4)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(6)前記シート状部材(B)が、前記インナーライナーの内側に非通気層として積層されるものであり、かつブチル系ゴムからなるものであることを特徴とする上記(3)、(4)または(5)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(7)前記インナーライナーが、周方向にスプライスレスのチューブ状に形成されているものであることを特徴とする上記(3)〜(6)のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
(8)成形ドラム上で押圧により貼り合わせる工程を、ステッチローラを用いて行うことを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
図1(A)〜(D)は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、シート状部材(B)をタイゴムとして用いた場合のそれらの貼合わせ工程に本発明の方法を採用した場合における、該貼合わせ工程を、工程順に説明するプロセス説明図である。 図2は、図1に説明した本発明の空気入りタイヤの製造方法の実施態様例において、シート状部材(B)を、成形ドラムに巻き付けて重ね合わせスプライスした後における成形ドラム上での該スプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。 図3は、図2に示した成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図におけるX−X矢視断面図である。 図4は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、シート状部材(B)をタイゴムとして用いた場合の他の実施形態を示すものであり、図2に対応する成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。 図5は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、シート状部材(B)をタイゴムとして用いた場合の、更に他の実施形態を示すものであり、図2に対応する成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。
符号の説明
1:樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)(インナーライナー)
2:シート状部材(B)(タイゴム)
3:成形ドラム
4:ステッチローラ
2a、2b;2a′、2b′:シート状部材(B)の周方向両端部の切断線
2c、2c′:シート状部材(B)の周方向両端部の切断線の頂点
2e:エッジ部
S:スプライス部
本発明によれば、シート状部材(B)の周方向両端部における切断線を、該シート状部材(B)の幅方向の中間部にある頂点からそれぞれ左右両エッジ部に向かうに従って成形ドラムの反回転方向へ変位するように形成したので、樹脂成分を含む組成物で作成されたインナーライナーなどのシート状部材(A)と、タイゴムなどの該シート状部材(B)とを成形ドラム上で、例えば、ステッチローラなどを用いて、押圧しながら貼り合わせるときに、シート状部材(B)のスプライス部に対するステッチローラの押圧点が、切断線の頂点を起点として順次に両外側エッジ部に向けて移動することになる。この押圧点の移動作用によって、スプライス部の段差部におけるエアを頂点からエッジ部に向けて順次に追い出すことができ、スプライス部付近にエア溜まりを残さないようにすることができる。
その結果、エア溜まりのない空気入りタイヤを製造することを可能にするものであり、軽量化と耐久性という点で両立した優れた空気入りタイヤを製造することができるようになる。
以下、本発明の空気入りタイヤの製造方法について、図面に示した実施例などを参照しながら説明をする。
図1(A)〜(D)は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、シート状部材(B)をタイゴムとして用いた場合で、それらの貼合わせ工程に本発明の方法を採用した場合における、該貼合わせ工程を、工程順に説明するプロセス説明図である。通常、この工程は、未加硫タイヤの一次成形ドラム上で実施される。
図1において、1は、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)の1例として、空気入りタイヤ内壁の非通気層になるインナーライナーであり、ゴム成分を含む熱可塑性樹脂組成物からチューブ状フィルムとして成形されているものである。
2は、シート状部材(B)の1例として、インナーライナー1とカーカス材との間に挿入されるタイゴムである。
また、成形ドラム3と表層が弾性ゴムで構成されたステッチローラ4が成形装置として設けられている。
この例において、上述のインナーライナー1とシート状部材2の貼り合わせ工程は、成形ドラム3とステッチローラ4を使用して次のように実施する。
まず、図1(A)に示すように、インナーライナー1を成形ドラム3の外側に矢印で示すように差し込み、図1(B)に示すように、成形ドラム3の外周にインナーライナー1が被覆された状態にする。
次いで、図1(C)に示すように、図示していないシート状部材(タイゴム)Bのストックからシート状部材(タイゴム)2を引き出し、一定長さに切断して、インナーライナー1が被覆された成形ドラム3上に巻き付ける。
一定長さに切断されたシート状部材(タイゴム)2の周方向両端部は、それぞれ該シート状部材の幅方向の中間部に頂点2c、2c′ を有し、その頂点2c、2c′ から左右両側のエッジ部2e、2eに切断線2a、2b;2a′、2b′が延びるようにする。この切断線2a、2b;2a′、2b′は、いずれも頂点2c、2c′からそれぞれ左右両側のエッジ部に向かうに従って、成形ドラム3の反回転方向に変位するように形成されているものである。
該切断線の変位によって、巻き付き方向の前端側の切断線2a、2bは凸形状をなし、巻き付き方向の後端側の切断線2a′、2b′ は凹形状をなしている。
周方向両端部にそれぞれ切断線2a、2b;2a′、2b′を形成したシート状部材2は、周方向両端部たるその切断端部同士を図1(C)のように重ね合わせていきスプライスする。図2は、このようにシート状部材2が重ね合わせスプライスされて、スプライス部Sを形成した成形ドラムの正面図であり、そのスプライス部Sは図3に示すように段差を形成し、その段差部にエア溜まりAが形成されている。
上記のようにシート状部材2が重ね合わせスプライスされた後、図1(D)に示すように、成形ドラム3を矢印方向に回転させながらステッチローラ4で押圧すると、インナーライナー1とシート状部材B(タイゴム)2が密着するように貼り合わされる。
図1(D)におけるステッチローラ4の貼り合わせ操作において、スプライス部Sは、まず、最初にステッチローラ4により頂点2c、2c′を押圧された後、破線矢印で示すように切断線2a、2b;2a′、2b′に沿って左右両側のエッジ部2e、2eに進むように押圧されていく。したがって、スプライス部Sの段差部におけるエア溜まりAは、順次押し潰されながら、切断線2a、2b;2a′、2b′に沿ってエッジ部2e、2e側へ移動し、最後に外側へ排出されるので、スプライス部Sの付近にエア溜まりが残存しない成形を行うことができるのである。
本発明において、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)であるインナーライナーに貼り合わされるシート状部材(B)としては、タイゴムに限定されるものではなく、シート状部材(A)に隣接するようにして積層されるものであれば、他のものでも採用することができる。例えば、インナーライナーに対して、カーカス層を直接貼り合わせる場合のゴム引きの該カーカス材などが該当するものである。あるいはまた、非通気層として、熱可塑性樹脂組成物からなるインナーライナーに従来のブチル系ゴムシート状部材を内側に貼り合わせて併用する場合の該ブチル系ゴム製のシート状部材であってもよい。
本発明において、シート状部材(B)の切断線における頂点の位置は、シート状部材の幅方向の中心部に位置するものである必要はなく、幅方向中心から左右いずれか一方に変位していてもよい。
また、切断線は、直線状である必要はなく、頂点からエッジ部に向かうに従って成形ドラムの反回転方向へ変位する軌跡をとるものであればよく、曲線であっても、あるいは屈曲線であってもよい。また、図4や図5に例示したように、直線、曲線、屈曲線の少なくとも2種以上が組み合わされた切断線であってもよい。いずれの場合も、成形ドラムを回転させながらステッチローラで押圧すると、エア溜まりのエアをエッジ部の外側へ排気することができるからである。
本発明において、シート状部材(B)の周方向端部の切断線が、成形ドラムの周方向Eに対してなす角度は、頂点から両側のエッジ部に延びる2本の切断線がそれぞれ成形ドラムの周方向Eに対してなす平均角度θ、θ′として定義するとき、左右の平均角度θ、θ′は互いに同一であってもよく、あるいは、異なっていてもよい。
平均角度θ、θ′の大きさは20°〜80°の範囲が好ましく、さらに好ましくは30°〜75°の範囲である。平均角度が20°よりも小さいと、頂点からエッジ部まで延びる切断線が非常に長くなり、その結果として、エアが抜ける際の流動抵抗が増大するためエア抜き効果が低下する場合があるので注意を要する。また、平均角度が80°よりも大きいと、従来の切断角度90°に近い状態になるため、エア抜き効果が低下する場合があるので注意を要する。
ここで、切断線の平均角度θ、θ′とは、頂点2c(2c′)と切断線が両エッジ部2e、2eに交差する交点B、Cとの間を結んだ直線が、成形ドラムの周方向Eに対してなす角度として定義される。
なお、シート状部材(B)の周方向両端部の切断線を、シート状部材(B)の幅方向の一方のエッジ部から他方のエッジ部に向けて単に変位するだけにしても、ステッチローラのスプライス部に対する押圧点が一方のエッジ部から他方のエッジ部に移動することになるので、段差部のエアを一方のエッジ部から他方のエッジ部に向けて、一応、追い出すことができる。しかし、この場合は、本発明のようにシート状部材(B)の幅方向中間部の頂点からエア通路を二路に分けてエアの移動をさせる場合に比べて、エア通路が約2倍以上に長くなるため、それだけ流動抵抗が増大してエア抜き効果が低下するため好ましくない。
本発明においては、シート状部材(A)として用いられる前述したインナーライナーは、図1の(A)に例示したような、周方向にスプライス部が形成されないチューブ状に形成されているものを用いることが、本発明の前述した効果を良好に発揮できる点で最も効果的なものである。
本発明は、空気入りタイヤの製造方法に関する。
さらに詳しくは、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材を、空気入りタイヤを構成する一部の材料に用いて空気入りタイヤの製造を行うに際して、特に、軽量化や耐久性の点で優れた性能を発揮する空気入りタイヤを製造することを可能にする、新規な空気入りタイヤの製造方法に関するものである。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、例えば、該樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材をインナーライナーに使用する場合などに、該インナーライナーに貼り合わされるゴムシート材のスプライス部付近にエア溜まりを発生させないようにすることができるものであり、そのことによって、上記のような高性能の空気入りタイヤを製造することを実現するものである。
以下に、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材を、特に、インナーライナーに使用して空気入りタイヤを製造する場合を例にとり、本発明を説明する。ただし、本発明は、この場合の例にだけ限られないものである。
チューブレス構造からなる空気入りタイヤは、その製造に当たり、代表的には、タイヤ内壁面に非通気性のインナーライナーを内貼りし、このインナーライナーにより充填空気圧を保持するようにしているものである。
このインナーライナーは、従来、一般に、隣接する層との接着性が良いという観点からゴム材により形成されていた。
すなわち、インナーライナーに隣接する層も、通常はゴム材から形成されてなるものであり、ゴム−ゴムどうしとしたときの接着性も比較的良いことから、インナーライナーの構成材料もゴム材から形成されていたのである。中でも、特に、ブチル系ゴムが非通気性に優れていることから、インナーライナーの形成材料として多く提案され、使用されてきている。
しかし、このブチル系ゴムは、比重が大きいためタイヤ重量の軽量化のためには不都合な点にもなっていた。
近年、このようなブチル系ゴムを用いたインナーライナーがもつ不都合点を解消し、できるだけタイヤを軽量化するため、インナーライナーの材料として、熱可塑性樹脂にゴム成分を配合した熱可塑性樹脂組成物を使用するという提案がなされている(特許文献1など)。
しかし、一般に、樹脂成分を含んで形成された部材は、その樹脂成分の存在が、ゴム製の他部材との接着性を低下させる場合がある。このため、前述した提案のように、熱可塑性樹脂にゴム成分を配合した熱可塑性樹脂組成物をインナーライナーに使用するという場合、該インナーライナーは、その隣接層となる他ゴムシート材との接着性が良好でない場合があった。
このことは、実際の空気入りタイヤの製造プロセスにおいて、該インナーライナーと、周方向端部どうしを重ね合わせスプライスしたゴムシート材とを、成形ドラム上でステッチローラで押圧しながら貼り合わせを行った際に、該スプライス部に形成された段差部分において、該段差形態にそった完全な貼り合わせ接着ができずに、該インナーライナーがゴムシート材から浮き上がってエア溜まりを発生しやすいという問題を招くものであった。
この貼り合わせ時に発生したエア溜まりは、その後のタイヤ製造工程で未加硫タイヤが加硫されたときに、熱膨張により更にエア溜まりを拡大するため、そのままで製造されたタイヤが走行を行うと、該拡大エア溜まりの箇所でインナーライナーが破れを発生することがあり、タイヤの耐久性が低下するという問題がある。
したがって、エア溜まりを有する空気入りタイヤは、製品タイヤとしては上市がされないものである。
特開2002−80644号公報
本発明の目的は、樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状物(A)をインナーライナーに使用する場合においても、このインナーライナーに貼り合わされるゴムシート部材(B)のスプライス部付近にエア溜まりを発生させないようにすることができる新規な空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、上述した課題を達成するため、以下の(1)の構成を有するものである。
(1)樹脂成分を含む組成物で形成されたシート状部材(A)と、周方向両端部を互いに重ね合わせスプライスしたゴム組成物で形成されたコード材を含まないゴムシート部材(B)とを成形ドラム上で押圧しながら貼り合わせる工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、前記成形ドラム上で押圧しながら貼り合わせる工程をステッチローラを用いて行い、かつ、前記ゴムシート部材(B)として、該ゴムシート部材(B)の周方向両端部の切断線が、該ゴムシート部材(B)の幅方向の中間部に頂点を有するとともに、該頂点からそれぞれ該幅方向の左右両エッジ部に向かうに従って前記成形ドラムの反回転方向へ変位して形成されてなるものを用いることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
また、かかる本発明の空気入りタイヤの製造方法において、具体的に、より好ましくは、下記の(2)〜(8)のいずれかに記載の構成を有するものである。
(2)樹脂成分を含む組成物が、ゴム成分を含む熱可塑性樹脂組成物であることを特徴とする上記(1)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(3)シート状部材(A)が、タイヤインナーライナーを構成するものであることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(4)前記ゴムシート部材(B)が、前記タイヤインナーライナーとカーカス層との間に介在するタイゴムであることを特徴とする上記(3)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(5)前記切断線が、前記成形ドラムの周方向に対してなす平均角度として20°〜80°の範囲のものであることを特徴とする上記(1)、(2)、(3)または(4)に記載の空気入りタイヤの製造方法。
(6)前記インナーライナーが、周方向にスプライスレスのチューブ状に形成されているものであることを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
本発明によれば、ゴムシート部材(B)の周方向両端部における切断線を、該ゴムシート部材(B)の幅方向の中間部にある頂点からそれぞれ左右両エッジ部に向かうに従って成形ドラムの反回転方向へ変位するように形成したので、樹脂成分を含む組成物で作成されたインナーライナーなどのシート状部材(A)と、タイゴムなどの該ゴムシート部材(B)とを成形ドラム上で、ステッチローラを用いて、押圧しながら貼り合わせるものであり、そのときに、ゴムシート部材(B)のスプライス部に対するステッチローラの押圧点が、切断線の頂点を起点として順次に両外側エッジ部に向けて移動することになる。この押圧点の移動作用によって、スプライス部の段差部におけるエアを頂点からエッジ部に向けて順次に追い出すことができ、スプライス部付近にエア溜まりを残さないようにすることができる。
その結果、エア溜まりのない空気入りタイヤを製造することを可能にするものであり、軽量化と耐久性という点で両立した優れた空気入りタイヤを製造することができるようになる。
以下、本発明の空気入りタイヤの製造方法について、図面に示した実施例などを参照しながら説明をする。
図1(A)〜(D)は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、ゴムシート部材(B)をタイゴムとして用いた場合で、それらの貼合わせ工程に本発明の方法を採用した場合における、該貼合わせ工程を、工程順に説明するプロセス説明図である。通常、この工程は、未加硫タイヤの一次成形ドラム上で実施される。
図1において、1は、樹脂成分を含む組成物で形成されたシート状部材(A)の1例として、空気入りタイヤ内壁の非通気層になるインナーライナーであり、ゴム成分を含む熱可塑性樹脂組成物からチューブ状フィルムとして成形されているものである。
2は、ゴムシート部材(B)の1例として、インナーライナー1とカーカス材との間に挿入されるタイゴムである。ゴムシート部材(B)は、ゴム組成物で形成されたシート状の部材であり、コード材などを含まないものであって、カーカス材などはコードを有することから該当しない。
また、成形ドラム3と表層が弾性ゴムで構成されたステッチローラ4が成形装置として設けられている。
この例において、上述のインナーライナー1とゴムシート部材2の貼り合わせ工程は、成形ドラム3とステッチローラ4を使用して次のように実施する。
まず、図1(A)に示すように、インナーライナー1を成形ドラム3の外側に矢印で示すように差し込み、図1(B)に示すように、成形ドラム3の外周にインナーライナー1が被覆された状態にする。
次いで、図1(C)に示すように、図示していないゴムシート部材(タイゴム)Bのストックからゴムシート部材(タイゴム)2を引き出し、一定長さに切断して、インナーライナー1が被覆された成形ドラム3上に巻き付ける。
一定長さに切断されたゴムシート部材(タイゴム)2の周方向両端部は、それぞれ該ゴムシート部材の幅方向の中間部に頂点2c、2c′ を有し、その頂点2c、2c′ から左右両側のエッジ部2e、2eに切断線2a、2b;2a′、2b′が延びるようにする。この切断線2a、2b;2a′、2b′は、いずれも頂点2c、2c′からそれぞれ左右両側のエッジ部に向かうに従って、成形ドラム3の反回転方向に変位するように形成されているものである。
該切断線の変位によって、巻き付き方向の前端側の切断線2a、2bは凸形状をなし、巻き付き方向の後端側の切断線2a′、2b′は凹形状をなしている。
周方向両端部にそれぞれ切断線2a、2b;2a′、2b′を形成したゴムシート部材2は、周方向両端部たるその切断端部同士を図1(C)のように重ね合わせていきスプライスする。図2は、このようにゴムシート部材2が重ね合わせスプライスされて、スプライス部Sを形成した成形ドラムの正面図であり、そのスプライス部Sは図3に示すように段差を形成し、その段差部にエア溜まりAが形成されている。
上記のようにゴムシート部材2が重ね合わせスプライスされた後、図1(D)に示すように、成形ドラム3を矢印方向に回転させながらステッチローラ4で押圧すると、インナーライナー1とゴムシート部材B(タイゴム)2が密着するように貼り合わされる。
図1(D)におけるステッチローラ4の貼り合わせ操作において、スプライス部Sは、まず、最初にステッチローラ4により頂点2c、2c′を押圧された後、破線矢印で示すように切断線2a、2b;2a′、2b′に沿って左右両側のエッジ部2e、2eに進むように押圧されていく。したがって、スプライス部Sの段差部におけるエア溜まりAは、順次押し潰されながら、切断線2a、2b;2a′、2b′に沿ってエッジ部2e、2e側へ移動し、最後に外側へ排出されるので、スプライス部Sの付近にエア溜まりが残存しない成形を行うことができるのである。
本発明において、樹脂成分を含む組成物で形成されたシート状部材(A)であるインナーライナーに貼り合わされるゴムシート部材(B)としては、タイゴムに限定されるものではなく、シート状部材(A)に隣接するようにして積層されるものであれば、他のものでも採用することができる。例えば、非通気層として、熱可塑性樹脂組成物からなるインナーライナーに従来のブチル系ゴムシート部材を内側に貼り合わせて併用する場合の該ブチル系ゴム製のゴムシート部材であってもよい。
本発明において、ゴムシート部材(B)の切断線における頂点の位置は、ゴムシート部材の幅方向の中心部に位置するものである必要はなく、幅方向中心から左右いずれか一方に変位していてもよい。
また、切断線は、直線状である必要はなく、頂点からエッジ部に向かうに従って成形ドラムの反回転方向へ変位する軌跡をとるものであればよく、曲線であっても、あるいは屈曲線であってもよい。また、図4や図5に例示したように、直線、曲線、屈曲線の少なくとも2種以上が組み合わされた切断線であってもよい。いずれの場合も、成形ドラムを回転させながらステッチローラで押圧すると、エア溜まりのエアをエッジ部の外側へ排気することができるからである。
本発明において、ゴムシート部材(B)の周方向端部の切断線が、成形ドラムの周方向Eに対してなす角度は、頂点から両側のエッジ部に延びる2本の切断線がそれぞれ成形ドラムの周方向Eに対してなす平均角度θ、θ′として定義するとき、左右の平均角度θ、θ′は互いに同一であってもよく、あるいは、異なっていてもよい。
平均角度θ、θ′の大きさは20°〜80°の範囲が好ましく、さらに好ましくは30°〜75°の範囲である。平均角度が20°よりも小さいと、頂点からエッジ部まで延びる切断線が非常に長くなり、その結果として、エアが抜ける際の流動抵抗が増大するためエア抜き効果が低下する場合があるので注意を要する。また、平均角度が80°よりも大きいと、従来の切断角度90°に近い状態になるため、エア抜き効果が低下する場合があるので注意を要する。
ここで、切断線の平均角度θ、θ′とは、頂点2c(2c′)と切断線が両エッジ部2e、2eに交差する交点B、Cとの間を結んだ直線が、成形ドラムの周方向Eに対してなす角度として定義される。
なお、ゴムシート部材(B)の周方向両端部の切断線を、ゴムシート部材(B)の幅方向の一方のエッジ部から他方のエッジ部に向けて単に変位するだけにしても、ステッチローラのスプライス部に対する押圧点が一方のエッジ部から他方のエッジ部に移動することになるので、段差部のエアを一方のエッジ部から他方のエッジ部に向けて、一応、追い出すことができる。しかし、この場合は、本発明のようにゴムシート部材(B)の幅方向中間部の頂点からエア通路を二路に分けてエアの移動をさせる場合に比べて、エア通路が約2倍以上に長くなるため、それだけ流動抵抗が増大してエア抜き効果が低下するため好ましくない。
本発明においては、シート状部材(A)として用いられる前述したインナーライナーは、図1の(A)に例示したような、周方向にスプライス部が形成されないチューブ状に形成されているものを用いることが、本発明の前述した効果を良好に発揮できる点で最も効果的なものである。
図1(A)〜(D)は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、ゴムシート部材(B)をタイゴムとして用いた場合のそれらの貼合わせ工程に本発明の方法を採用した場合における、該貼合わせ工程を、工程順に説明するプロセス説明図である。 図2は、図1に説明した本発明の空気入りタイヤの製造方法の実施態様例において、ゴムシート部材(B)を、成形ドラムに巻き付けて重ね合わせスプライスした後における成形ドラム上での該スプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。 図3は、図2に示した成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図におけるX−X矢視断面図である。 図4は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、ゴムシート部材(B)をタイゴムとして用いた場合の他の実施形態を示すものであり、図2に対応する成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。 図5は、本発明の空気入りタイヤの製造方法の1実施態様例として、シート状部材(A)をインナーライナーとして用い、ゴムシート部材(B)をタイゴムとして用いた場合の、更に他の実施形態を示すものであり、図2に対応する成形ドラム上でのスプライス部付近の状態を表した概略モデル正面図である。
符号の説明
1:樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)(インナーライナー)
2:ゴムシート部材(B)(タイゴム)
3:成形ドラム
4:ステッチローラ
2a、2b;2a′、2b′:ゴムシート部材(B)の周方向両端部の切断線
2c、2c′:ゴムシート部材(B)の周方向両端部の切断線の頂点
2e:エッジ部
S:スプライス部

Claims (8)

  1. 樹脂成分を含む組成物で作成されたシート状部材(A)と、周方向両端部を互いに重ね合わせスプライスしたゴム組成物で作成されたシート状部材(B)とを成形ドラム上で押圧しながら貼り合わせる工程を含む空気入りタイヤの製造方法において、前記シート状部材(B)として、該シート状部材(B)の周方向両端部の切断線が、該シート状部材(B)の幅方向の中間部に頂点を有するとともに、該頂点からそれぞれ該幅方向の左右両エッジ部に向かうに従って前記成形ドラムの反回転方向へ変位して形成されてなるものを用いることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 樹脂成分を含む組成物が、ゴム成分を含む熱可塑性樹脂組成物であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. シート状部材(A)が、タイヤインナーライナーを構成するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記シート状部材(B)が、前記タイヤインナーライナーとカーカス層との間に介在するタイゴムであることを特徴とする請求項3に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 前記切断線が、前記成形ドラムの周方向に対してなす平均角度として20°〜80°の範囲のものであることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  6. 前記シート状部材(B)が、前記インナーライナーの内側に非通気層として積層されるものであり、かつブチル系ゴムからなるものであることを特徴とする請求項3、4または5に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  7. 前記インナーライナーが、周方向にスプライスレスのチューブ状に形成されているものであることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
  8. 成形ドラム上で押圧により貼り合わせる工程を、ステッチローラを用いて行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
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