JP2019098967A - 空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナイロンチェーファーの端部近傍にエアが残りにくい空気入りタイヤを提供する。【解決手段】ビード部10の周りで折り返されたカーカスプライ16と、カーカスプライ16の折り返し部を覆うナイロンチェーファー18と、カーカスプライ16及びナイロンチェーファー18をタイヤ内側から覆うインナーライナー20と、カーカスプライ16及びナイロンチェーファー18をタイヤ外側から覆うサイドウォールゴム26とを備える空気入りタイヤにおいて、ナイロンチェーファー18の端部が、カーカスプライ16とインナーライナー20との間においてインナーライナー20側に向かって先細りとなり、カーカスプライ16とサイドウォールゴム26との間においてカーカスプライ16側に向かって先細りとなっている。【選択図】図1
Description
本発明は空気入りタイヤ及びその製造方法に関する。
図9に示すように、空気入りタイヤの骨格を形成するカーカスプライ116は、タイヤ幅方向両側のビード部110の周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されている。そして、このカーカスプライ116の折り返し部の周りにナイロンチェーファー118が設けられている。特許文献1に記載のように、ナイロンチェーファー118は、メッシュ状に配置された多数のナイロンコードがゴムに埋設された部材である。ビード部110よりタイヤ幅方向内側ではナイロンチェーファー118の端部がインナーライナー120によって覆われ、ビード部110よりタイヤ幅方向外側ではナイロンチェーファー118の端部がサイドウォールゴム126によって覆われている。
図10に示すように、従来のナイロンチェーファー118では幅方向端面134が表面に対して直角であり、ナイロンチェーファー118の断面形状は長細い長方形であった。しかもナイロンチェーファー118は比較的厚みのある部材である。そのため、ナイロンチェーファー118を空気入りタイヤに使用すると、ナイロンチェーファー118の幅方向端面134とその周囲の部材との間にエアが残りやすかった。
そこで本発明はナイロンチェーファーの端部近傍にエアが残りにくい空気入りタイヤ及びその製造方法を提供することを課題とする。
実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ幅方向両側のビード部と、前記ビード部の周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されたカーカスプライと、前記カーカスプライの折り返し部を覆うナイロンチェーファーと、前記カーカスプライ及び前記ナイロンチェーファーをタイヤ内側から覆うインナーライナーと、前記カーカスプライ及び前記ナイロンチェーファーをタイヤ外側から覆うサイドウォールゴムとを備える空気入りタイヤにおいて、前記ナイロンチェーファーの端部が、前記カーカスプライと前記インナーライナーとの間において前記インナーライナー側に向かって先細りとなり、前記カーカスプライと前記サイドウォールゴムとの間において前記カーカスプライ側に向かって先細りとなっていることを特徴とする。
また実施形態の空気入りタイヤの製造方法は、ナイロンメッシュにゴムがトッピングされた原反シートをカットしてナイロンチェーファーを製造する工程と、インナーライナーの幅方向両側部分の上に前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部を貼る工程とを含む空気入りタイヤの製造方法において、前記ナイロンチェーファーを製造する工程では、前記原反シートをその表面に対して斜めにカットすることにより、前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部の上側と幅方向他方の端部の下側とをそれぞれ傾斜面とし、前記インナーライナーの幅方向両側部分の上に前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部を貼る工程では、前記ナイロンチェーファーの幅方向両端部のうち上側が傾斜面である方の端部を前記インナーライナーに貼ることを特徴とする。
実施形態の空気入りタイヤ及びその製造方法によれば、上記の特徴のためナイロンチェーファーの端部近傍にエアが残りにくい。
実施形態について図面に基づき説明する。なお、実施形態は一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更されたものについては、本発明の範囲に含まれるものとする。また図面は、説明のために、大きさや形状等が誇張されて描かれたり、模式的に描かれたりする場合がある。しかしこのような図面はあくまでも一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図1に実施形態の空気入りタイヤのビード部10の近傍を示す。なお図1において、右側がタイヤ幅方向外側、左側がタイヤ幅方向内側、上側がタイヤ外径側、下側がタイヤ内径側である。
実施形態の空気入りタイヤはタイヤ幅方向両側に一対の円環状のビード部10を有する。ビード部10は、束ねられた鋼線にゴムが被覆されたビードコア12と、ビードコア12の外径側に設けられたゴム部材であるビードフィラー14を有する。
また、空気入りタイヤは複数のプライコードがゴムで被覆されて形成されたカーカスプライ16を有する。カーカスプライ16は、一対のビード部10の間でトロイダル状に膨らみタイヤ形状の骨格を形成するとともに、タイヤ幅方向両側においてビード部10の周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されてタイヤ外径側へ巻き上げられている。
カーカスプライ16の折り返し部は、ナイロンチェーファー18によってタイヤ内径側から覆われている。ナイロンチェーファー18は、ビード部10のタイヤ幅方向両側(図1におけるビード部10の左右両側)において、ビードコア12よりもタイヤ外径側まで延びている。なおナイロンチェーファー18はメッシュ状に配置された多数のナイロンコードにゴムがトッピングされて出来た部材である。
カーカスプライ16のトロイダル状の部分の内側(すなわちタイヤ内側)にはゴム部材であるインナーライナー20が貼り付けられている。インナーライナー20のタイヤ内径側の端部は、ビード部10のタイヤ幅方向内側にまで延びている。ビード部10のタイヤ幅方向内側において、インナーライナー20はタイヤ幅方向内側からナイロンチェーファー18の端部を覆っている。ナイロンチェーファー18のこの端部(すなわち、インナーライナー20に覆われ、カーカスプライ16とインナーライナー20とに挟まれた端部)を「タイヤ内側端部18a」とする。
なおインナーライナー20は、タイヤ最内層となるブチル層22と、カーカスプライ16とブチル層22との間となるスキージー層24とからなる。ブチル層22はエアの透過を防ぐ層で、スキージー層24はカーカスプライ16とブチル層22とを接着する層である。スキージー層24はブチル層22よりも粘着性に優れている。
カーカスプライ16のタイヤ幅方向外側にはサイドウォールゴム26が貼り付けられている。ビード部10のタイヤ幅方向外側において、サイドウォールゴム26はタイヤ幅方向外側からナイロンチェーファー18の端部を覆っている。ナイロンチェーファー18のこの端部(すなわち、サイドウォールゴム26に覆われ、カーカスプライ16とサイドウォールゴム26とに挟まれた端部)を「タイヤ外側端部18b」とする。
ナイロンチェーファー18のタイヤ内側端部18aはインナーライナー20側に向かって先細りとなっている。すなわち、ビード部10のタイヤ幅方向内側において、ナイロンチェーファー18のインナーライナー20側の面はタイヤ内側端部18aに至るまで比較的平面的であるのに対し、カーカスプライ16側の面はタイヤ内側端部18aにおいてインナーライナー20側に向かって曲がっている。タイヤ内側端部18aのカーカスプライ16側の面はインナーライナー20側に向かう反り形状の曲面となっていても良い。反り形状の曲面については後述する。
またナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bはカーカスプライ16側に向かって先細りとなっている。すなわち、ビード部10のタイヤ幅方向外側において、ナイロンチェーファー18のカーカスプライ16側の面はタイヤ外側端部18bに至るまで比較的平面的であるのに対し、サイドウォールゴム26側の面はタイヤ外側端部18bにおいてカーカスプライ16側に向かって曲がっている。タイヤ外側端部18bのサイドウォールゴム26側の面はカーカスプライ16側に向かう反り形状の曲面となっていても良い。
また、ナイロンチェーファー18のタイヤ内側端部18a及びタイヤ外側端部18bの幅方向断面上(図1のような断面図上)の角度は10〜40°(10°及び40°を含む)であることが好ましい。
以上のナイロンチェーファー18の形状の特徴は、空気入りタイヤを幅方向に切断しその断面上でタイヤ構成部材間の界面を見ることにより確認することができる。
図示しないが、カーカスプライ16の外径側には複数のベルトが積層されている。ベルトはスチール製等の複数本のコードがゴムで被覆されたものである。ベルトの外径側には接地面を有するトレッドが設けられている。
以上の構造の空気入りタイヤは次のように製造することができる。まず、多数のナイロンコードがメッシュ状に配置されたナイロンメッシュにゴムがトッピングされて原反シート30が完成する。次に原反シート30から複数のリボン31が切り出され、それらのリボン31が接合されてナイロンチェーファー18が製造される。
具体的には、平面図である図2に示すように、原反シート30がカッター40の位置に所定距離ずつ矢印Aの方向に送り出される。そして、送り出されるたびにカッター40により送り出し方向に対して斜めの方向にカットされる。このとき側面図である図3に示すように原反シート30は厚み方向に表面に対して斜めにカットされる。そのためカット面34が傾斜面となる。
カット面34は、図3(a)に示すように平面であっても良いが、図3(b)に示すように反り形状の曲面であっても良い。
ここで反り形状の曲面とは、図3(b)のようなリボン31の幅方向の断面図上で、原反シート30又はリボン31の下面32を示す線とカット面34を示す曲線の接線(図3(b)に破線で示す)とのなす角αが、カット面34の先端36に向かうほど小さくなっていく形状の曲面のことである。原反シート30のカットの際に、カット面34の先端36近傍において原反シート30をその送り出し方向に引き伸ばすように力を加えることにより、カット面34を反り形状の曲面とすることができる。また、原反シート30のカット後にカット面34の先端36近傍を引き伸ばすことによっても、カット面34を反り形状の曲面とすることができる。
原反シート30の表面(例えば下面32)に対するカット角度θは10〜40°(10°及び40°を含む)であることが好ましい。ここで、カット面34が反り形状の曲面の場合のカット角度θとは、カット面34の上下両端p、qを結ぶ平面(図3(b)に二点鎖線で示す)と原反シート30の表面(図3(b)の場合は下面32)とのなす角度のことである。
このように原反シート30が次々とカットされることにより複数のリボン31が製造される。図3からわかるように、リボン31の幅方向の一方の端部では上側が傾斜面となり、リボン31の幅方向の他方の端部では下側が傾斜面となる。そのためリボン31を幅方向から見ると図3のように平行四辺形となる。また図2からわかるように、リボン31は平面視で(つまり上から見て)平行四辺形であり、その平行四辺形の対向する2辺がカット面34の辺で、別の対向する2辺が非カット面(元の原反シート30の側面)の辺である。
次に、図4に示すように、リボン31の非カット面の近傍同士が重ねられて押圧されて張り合わされ、長尺のナイロンチェーファー18とされる。このとき、リボン31のカット面34の傾斜の向きが揃えられて張り合わされる。完成したナイロンチェーファー18の幅方向両端部は元のリボン31のカット面34である。そのため、ナイロンチェーファー18の幅方向一方の端部では上側が傾斜面となり、ナイロンチェーファー18の幅方向他方の端部では下側が傾斜面となる。
次に、図5に示すように、ドラムD上に配置されたインナーライナー20の幅方向両側部分の上にそれぞれナイロンチェーファー18が貼り付けられる。このとき、ナイロンチェーファー18の幅方向両端部のうち、上側が傾斜面である方の端部がインナーライナー20に貼り付けられる。ナイロンチェーファー18の幅方向両端部のうち、インナーライナー20の上に貼り付けられる方をインナーライナー側端部18c、その反対の方を反インナーライナー側端部18dとする。
次に、インナーライナー20及びナイロンチェーファー18の上に、カーカスプライ16が貼り付けられる。そして図6に示すように、カーカスプライ16の上から押圧部材42で押圧するステッチャーがなされる。ステッチャーは図6に矢印で示すようにカーカスプライ16の幅方向中央から幅方向両側に向かって押圧部材42を押し付けながら移動させて行われる。押圧部材42はナイロンチェーファー18の上方を押圧し始めるときナイロンチェーファー18のインナーライナー側端部18cの上側の傾斜面に沿ってスムーズに移動していく。以上により一次ケースと呼ばれる円筒体が完成する。
次に、図7に示すように、一次ケースのナイロンチェーファー18の上方の位置にそれぞれビード部10がセットされる。次に、両側のビード部10の間で一次ケースを外径側へ膨らませてトロイダル状にするシェーピングが行われる。シェーピング時にカーカスプライ16及びナイロンチェーファー18をビード部10の周りで折り返すターンアップも行われる。シェーピング及びターンアップ後のビード部10近傍の断面を図8に示す。ターンアップによりナイロンチェーファー18の反インナーライナー側端部18dがカーカスプライ16に接触しタイヤ外側端部18bとなる。このとき、タイヤ外側端部18bのタイヤ幅方向外側の面が傾斜面となる。
シェーピングの前又は後に、カーカスプライ16及びナイロンチェーファー18の上から(すなわちタイヤ幅方向外側から)サイドウォールゴム26が貼り付けられる。これによりナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bがサイドウォールゴム26で覆われる。サイドウォールゴム26が貼り付けられた後、図8に示すようにサイドウォールゴム26の上から押圧部材44で押圧するステッチャーがなされる。ステッチャーは図8に矢印で示すようにサイドウォールゴム26の外径側の部分からビード部10側に向かって押圧部材44を押し付けながら移動させて行われる。押圧部材44はナイロンチェーファー18の上を押圧し始めるときナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bのタイヤ幅方向外側の傾斜面に沿ってスムーズに移動していく。
以上の工程を経た結果、元のナイロンチェーファー18のインナーライナー側端部18cの傾斜面が、空気入りタイヤにおけるナイロンチェーファー18のタイヤ内側端部18aのインナーライナー20側に向かう先細り部となる。また元のナイロンチェーファー18の反インナーライナー側端部18dが、空気入りタイヤにおけるナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bのカーカスプライ16側に向かう先細り部となる。
シェーピングの後、カーカスプライ16の外径側に不図示のベルト及びトレッドが貼り付けられる。以上のようにして未加硫タイヤが完成する。未加硫タイヤが加硫成型されて空気入りタイヤが完成する。
なお、製造方法についての以上の説明はあくまで一例としての説明であり、以上の説明に対して一部の順序の入れ替え等の変更を適宜行うことが可能である。例えば、一次ケースにビード部10がセットされターンアップされた後、所定の位置にサイドウォールゴム26が貼り付けられ、その後シェーピングが行われても良い。
以上のように、実施形態の空気入りタイヤでは、ナイロンチェーファー18のタイヤ内側端部18aがインナーライナー20側に向かって先細りとなり、ナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bがカーカスプライ16側に向かって先細りとなっているため、ナイロンチェーファー18のタイヤ内側端部18a及びタイヤ外側端部18bの近傍に空間が空きにくくエアが存在しにくい。この効果は、タイヤ内側端部18aやタイヤ外側端部18bの断面上の角度が10〜40°である場合や、タイヤ内側端部18aやタイヤ外側端部18bが反り形状の曲面となって先細りとなっている場合は、より顕著になる。
このような空気入りタイヤは、原反シート30をその表面に対して斜めにカットすることによりナイロンチェーファー18の幅方向一方の端部の上側と幅方向他方の端部の下側とをそれぞれ傾斜面とし、さらに、ナイロンチェーファー18の幅方向両端部のうち上側が傾斜面である方の端部をインナーライナー20に貼る、という方法によって実現できる。
またこの方法によれば、インナーライナー20の上に貼り付けられたナイロンチェーファー18の端部(すなわちインナーライナー側端部18c)の上側が傾斜面であるため、インナーライナー20及びナイロンチェーファー18の上にカーカスプライ16が貼り付けられカーカスプライ16の上からステッチャーが行われるときに、押圧部材42がナイロンチェーファー18のインナーライナー側端部18cの傾斜面に沿ってスムーズに移動していき、ナイロンチェーファー18の端部近傍にエアが抱き込まれにくい。
またこの方法によれば、上記のようにターンアップしたときに必然的にナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bの傾斜面がタイヤ幅方向外側となる。そのため、ナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bの上からサイドウォールゴム26が貼り付けられサイドウォールゴム26の上からステッチャーが行われるときに、押圧部材44がナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18bの傾斜面に沿ってスムーズに移動していき、ナイロンチェーファー18のタイヤ外側端部18b近傍にエアが抱き込まれにくい。
また、原反シート30からリボン31を切り出すとき、原反シート30の表面に対するカット角度θが小さいと原反シート30に埋設されているナイロンメッシュがうまくカットされずにカット面34から飛び出るおそれがある。しかしカット角度θが10°以上であればナイロンメッシュがうまくカットされカット面34から飛び出にくい。また、原反シート30の表面に対するカット角度θが40°以下であればステッチャーがスムーズになされる。
以上の実施形態に対して様々な変更を行うことができる。例えば、タイヤ構成部材は上記のもののみに限定されず、必要に応じて他の部材が追加されても良い。
D…ドラム、10…ビード部、12…ビードコア、14…ビードフィラー、16…カーカスプライ、18…ナイロンチェーファー、18a…タイヤ内側端部、18b…タイヤ外側端部、18c…インナーライナー側端部、18d…反インナーライナー側端部、20…インナーライナー、22…ブチル層、24…スキージー層、26…サイドウォールゴム、30…原反シート、31…リボン、32…下面、34…カット面、36…先端、40…カッター、42…押圧部材、44…押圧部材、110…ビード部、116…カーカスプライ、118…ナイロンチェーファー、120…インナーライナー、126…サイドウォールゴム、134…幅方向端面
Claims (6)
- タイヤ幅方向両側のビード部と、前記ビード部の周りでタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されたカーカスプライと、前記カーカスプライの折り返し部を覆うナイロンチェーファーと、前記カーカスプライ及び前記ナイロンチェーファーをタイヤ内側から覆うインナーライナーと、前記カーカスプライ及び前記ナイロンチェーファーをタイヤ外側から覆うサイドウォールゴムとを備える空気入りタイヤにおいて、
前記ナイロンチェーファーの端部が、前記カーカスプライと前記インナーライナーとの間において前記インナーライナー側に向かって先細りとなり、前記カーカスプライと前記サイドウォールゴムとの間において前記カーカスプライ側に向かって先細りとなっている、空気入りタイヤ。 - 前記ナイロンチェーファーの端部の断面上の角度が10〜40°である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ナイロンチェーファーの端部の少なくとも一方が反り形状の曲面となっている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- ナイロンメッシュにゴムがトッピングされた原反シートをカットしてナイロンチェーファーを製造する工程と、インナーライナーの幅方向両側部分の上に前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部を貼る工程とを含む空気入りタイヤの製造方法において、
前記ナイロンチェーファーを製造する工程では、前記原反シートをその表面に対して斜めにカットすることにより、前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部の上側と幅方向他方の端部の下側とをそれぞれ傾斜面とし、
前記インナーライナーの幅方向両側部分の上に前記ナイロンチェーファーの幅方向一方の端部を貼る工程では、前記ナイロンチェーファーの幅方向両端部のうち上側が傾斜面である方の端部を前記インナーライナーに貼る、空気入りタイヤの製造方法。 - 前記ナイロンチェーファーを製造する工程では、前記原反シートをその表面に対して10〜40°の角度でカットして前記傾斜面とする、請求項4に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記ナイロンチェーファーを製造する工程では、前記傾斜面の少なくとも一方を反り形状の曲面とする、請求項4又は5に記載の空気入りタイヤの製造方法。
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