JP4942253B2 - 加工性が改良された熱可塑性エラストマー組成物およびそれを用いたタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性エラストマー組成物に関し、更に詳しくは、加工性及び例えば−20℃のような低温下においても動的疲労耐久性に優れた熱可塑性エラストマー組成物及びそれをタイヤ部材として用いたタイヤ、特に寒冷地用に適したタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
柔軟性と耐気体透過性のバランスをとりながら、動的疲労耐久性を改良するために、ナイロン樹脂とゴム成分を動的加硫により熱可塑性エラストマー組成物とし、これをタイヤの空気透過防止層(インナーライナー)に使用することは、特開平8−259741号公報により公知である。しかしながら、この熱可塑性エラストマー組成物は、例えば−20℃のような低温において動的疲労耐久性が十分でなく、寒冷地で使用されるタイヤとしては必ずしも適さないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、−20℃のような低温下においても、動的疲労耐久性に優れた熱可塑性エラストマー組成物並びに、これをタイヤ部材に用いた寒冷地用タイヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、(A)15〜59重量%のポリアミド樹脂、(B)イソモノオレフィンとp−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合体ゴムのエラストマーをゴム成分として含む、40〜70重量%のゴム組成物並びに(C)合計量で3〜15重量%の、(1)スルホンアミド化合物及び(2)ポリエステルエラストマー又はポリエステル・ポリエーテル型ポリマーの少なくとも1種の加工助剤を含んでなり、架橋剤の存在下にゴム組成物(B)を120℃以下の温度で混練し、次に前記成分(A)及び(C)を溶融混練してゴム成分を動的架橋させて得られる、ポリアミド樹脂(A)中に、ゴム組成物(B)が分散した構造のエラストマー組成物であって、
熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の2.5%伸長時の応力が0.1〜50MPa であり、−20℃及び200%伸長時の応力(M200 )と−20℃及び100%伸長時の応力(M100 )との比が1.0<M200 /M100 <2.0である熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0005】
本発明によれば、また、熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の一次微分の値が2〜20%の歪領域で単調に減少している前記熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0006】
本発明によれば、更に、熱可塑性エラストマー組成物の30℃における空気透過係数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg超100×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下であり、かつ−20℃におけるヤング率が250MPa 以下である前記熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0007】
本発明によれば、更に、ポリアミド樹脂(A)がナイロン6、ナイロン66又はナイロン6/66共重合体であり、成分(A)、(B)及び(C)の配合割合(但し、合計100重量%とする)が、
(A):20〜59重量%
(B):40〜65重量%
(C):3〜15重量%
である前記熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0008】
本発明によれば、更にまた、−20℃の破断伸びが300%以上、−20℃のヤング率が250MPa 以下の範囲にあり、かつ破断伸びとヤング率の積が10000〜100000(%・MPa)の範囲にある前記熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0009】
本発明によれば、更にまた、各成分の配合比が次式:
1.0≦(B+C2)/(A+C1)≦2.5
を満足する前記熱可塑性エラストマー組成物が提供される。
【0010】
本発明によれば、更にまた前記熱可塑性エラストマー組成物をインナーライナー等に用いたタイヤが提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、15〜59重量%のポリアミド樹脂(A)中に、40〜70重量%の前記ゴム組成物(B)が分散した構造の熱可塑性エラストマー組成物において、熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の2.5%伸長時の応力が0.1〜50MPa (好ましくは0.1〜40MPa )であり、−20℃及び200%伸長時の応力(M200 )と−20℃及び100%伸長時の応力(M100 )との比が1.0<M200 /M100 <2.0(好ましくは1.1<M200 /M100 <1.8)である熱可塑性エラストマー組成物は、優れた−20℃のような低温下での動的疲労耐久性を有する。特に、前記熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の一次微分の値が2〜20%(好ましくは2〜18%)の歪領域で単調に減少する構造の熱可塑性エラストマー組成物では、前記低温における動的疲労耐久性が一層良好になる。
【0012】
本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物は、典型的には30℃における空気透過係数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg超100×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下(好ましくは25×10-12 〜90×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg)であり、かつ−20℃におけるヤング率が250MPa 以下(好ましくは230MPa 以下)である。
【0013】
本発明によれば、また、熱可塑性エラストマー組成物は、これに加工助剤を限定された範囲内で配合することにより、−20℃においてヤング率が低下し、かつ動的疲労耐久性が飛躍的に向上することが得られる。
【0014】
本発明の好ましい熱可塑性エラストマー組成物では、ポリアミド樹脂成分(A)連続相(マトリックス)中に、C4 〜C7 のイソモノオレフィン/p−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合ゴムを含むゴム組成物(B)、前記熱可塑性樹脂成分からなる、前記ゴム組成物(B)が分散相(ドメイン)として均一配合されている。
【0015】
前記熱可塑性エラストマー組成物のポリアミド樹脂成分(A)としては、ナイロン6(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N12)、ナイロン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン46(N46)、ナイロン610(N610)、ナイロン612(N612)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66/610)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP共重合体、ナイロン66/PPS共重合体)、ポリエステル系樹脂(例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンイソフタレート(PEI)、PET/PEI共重合体、ポリアクリレート(PAR)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、液晶ポリエステル、ポリオキシアルキレンジイミド酸/ポリブチレートテレフタレート共重合体などの芳香族ポリエステル)、ポリニトリル系樹脂(例えばポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメタクリロニトリル、アクリロニトリル/スチレン共重合体(AS)、メタクリロニトリル/スチレン共重合体、メタクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体)、ポリメタクリレート系樹脂(例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA):ポリメタクリル酸エチル)、ポリビニル系樹脂(例えば酢酸ビニル(EVA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルアルコール/エチレン共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニリデン/メチルアクリレート共重合体)、セルロース系樹脂(例えば酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース)、フッ素系樹脂(例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ポリクロルフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフロロエチレン/エチレン共重合体(ETFE))、イミド系樹脂(例えば芳香族ポリイミド(PI))等が単独であるいは組合せて有効に使用でき、本発明の熱可塑性エラストマー組成物中に、該成分は、15〜59重量%、好ましくは20〜59重量%の配合量で使用される。
【0016】
前記熱可塑性エラストマー組成物のゴム組成物(B)のゴム成分としては、ジエン系ゴムおよびその水添物(例えば、NR,IR、エポキシ化天然ゴム、SBR,BR(高シスBRおよび低シスBR)、NBR、水素化NBR、水素化SBR)、オレフィン系ゴム(例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM,EPM)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−EPM)、IIR、イソブチレンと芳香族ビニルまたはジエン系モノマー共重合体、アクリルゴム(ACM)、アイオノマー)、含ハロゲンゴム(例えば、Br−IIR,Cl−IIR、イソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS)、クロロプレンゴム(CR)、ヒドリンゴム(CHR)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン(M−CM)、シリコーンゴム(例えば、メチルビニルシリコーンゴム、ジメチルシリコーンゴム、メチルフェニルビニルシリコーンゴム)、含イオウゴム(例えば、ポリスルフィドゴム)、フッ素ゴム(例えば、ビニリデンフルオライド系ゴム、含フッ素ビニルエーテル系ゴム、テトラフルオロエチレン−プロピレン系ゴム、含フッ素シリコーン系ゴム、含フッ素ホスファゼン系ゴム)、熱可塑性エラストマー(例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー)等が用いられ、特に、変性ポリイソブチレン系ゴムとしての、ハロゲン基を導入したイソブチレン−イソプレン共重合ゴム、および/またはハロゲン基を導入したイソブチレン−パラメチルスチレン共重合ゴムのようなイソモノオレフィンとp−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合ゴムが有効に用いられる。後者には、エクソン社製の“Exxpro”が好適に用いられる。これらのゴム成分は、本発明の熱可塑性エラストマー組成物中にゴム組成物として40〜70重量%、好ましくは40〜65重量%の配合量で使用される。
【0017】
また、本発明の熱可塑性エラストマー組成物に加工性及び所望の低温特性を付与するのに配合される、ポリアミド用可塑剤(C1)としては、N−エチルトルエンスルホンアミド、N−シクロヘキシルトルエンスルホンアミドおよびN−ブチルベンゼンスルホンアミド等のスルホンアミド系化合物などのナイロン用可塑剤(C1)を用いることができ、商品としては例えば大八化学工業製のBM−4が好適に用いられる。また、スルホンアミド系化合物以外のナイロン用可塑剤としては、p−オキシ安息香酸オクチルエステル、フタル酸ジメチル、リン酸トリフェニル、グリセリン、ヘキシルグリコールおよび重量平均分子量400〜2000(好ましくは600〜1000)の変性ウレタンプレポリマー等がある。
【0018】
更に、本発明の熱可塑性エラストマー(C2)としては、例えばハードセグメントとして芳香族系結晶性ポリエステル(例えば、ポリブチレンテレフタレート:PBT)と、ソフトセグメントとしてポリエーテル(例えば、ポリテトラメチレンエーテルグリコール:PTMG)からなるポリエステル・ポリエーテル型ポリマー、または、ハードセグメントとして芳香族系結晶性ポリマー(例えば、ポリブチレンテレフタレート:PBT)と、ソフトセグメントとして脂肪族系ポリエステル(例えば、ポリラクトン)からなるポリエステル・ポリエステル型ポリマー、または、ハードセグメントとして低分子液晶化合物(例えば、ジヒドロキシ−パラクォーターフェニル:DHQ)と、ソフトセグメントとして脂肪族系ポリエステルからなる液晶性ポリマー等のポリエステルエラストマーが用いられ、商品としては、デュポンの“Hytrel”、東洋紡績の“ペルプレン”等が好適に用いられる。これら以外には、いわゆるエンプラ系熱可塑性エラストマー、例えば、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPEE)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)およびフッ素系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマー(C2)があげられる。
加工助剤(C)は、単独使用あるいは併用の場合のいずれの場合にも、本発明の熱可塑性エラストマー組成物中に総量で1〜30重量%、好ましくは1〜28重量%の配合量で使用される。
【0019】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物における前記ゴム成分には、前記ゴム成分に予め所定の酸化亜鉛、ステアリン酸、加硫剤および加硫促進剤等の一般的なゴム配合剤を一般的な量で配合して、ゴム組成物としておくことが好ましい。
【0020】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物には、そのエラストマーの分散性や耐熱性の改善その他のために一般的にエラストマーに配合される補強剤、充填剤、架橋剤、軟化剤、老化防止剤、加工助剤などの配合剤を必要量添加することができる。
【0021】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物にあっては、その所期の低温での諸特性を発揮させるために、前記ゴム組成物(B)がC4 〜C7 のイソモノオレフィン/p−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合ゴムからなり、前記ナイロン可塑剤(C1)がスルホンアミド化合物であり、また、熱可塑性エラストマー(C2)がポリエステルエラストマーであることが好ましい。また、−20℃の破断伸びおよびヤング率が300%以上、好ましくは300〜500%で250MPa 以下、好ましくは200MPa 以下の範囲にあり、かつ破断伸びとヤング率の積が10000〜100000(%・MPa)、好ましくは10000〜90000(%・MPa)の範囲にある熱可塑性エラストマー組成物とすることが好ましい。更に、各成分の配合比が1.0≦(B+C2)/(A+C1)≦2.5、更に好ましくは1.0≦(B+C2)/(A+C1)≦2.4の範囲にある熱可塑性エラストマー組成物となすことが好ましい。
【0022】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物には、上記必須成分に加えて、更に、当該エラストマー組成物の必要特性を損わない範囲で相溶化剤ポリマーなどの他のポリマーを混合することができる。他ポリマーを混合する目的は、熱可塑性樹脂とゴム成分との相溶性を改良するため、フィルム成形加工性を良好にするため、耐熱性向上のため、コストダウンのためなどであり、これに用いるポリマー材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレンエチルアクリレート(EEA)、エチレン酢酸ビニル(EVA)およびそれらの変性物(無水マレイン酸、エポキシ、カルボキシル、水酸基等のグラフト物)、ポリスチレン(PS)、ABS,SBS、ポリカーボネート(PC)等が挙げられる。この相溶化剤については、所期の作用効果を阻害しないものであれば特に限定はない。
【0023】
本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法は、例えば以下の手順で行うことができる。
先ず、ゴム成分と所定の架橋剤を予め一般のニーダー、インターナルミキサー等を用いて、均一混合状態が得られるまで混練する。この際、ゴム成分には、カーボン、オイル、その他炭酸カルシウム等の充填剤を適当量添加することも可能である。また、この混練の時、材料温度が高すぎると混練機中でゴム成分が架橋反応を起こしてしまうため、温度は、120℃以下の低温に抑えて混練することが必要である。
このようにして作製した架橋剤含有ゴム組成物と所定のポリアミド樹脂、加工助剤(ナイロン用可塑剤および/または熱可塑性エラストマー)を2軸混練機等に投入し、溶融混練を行ないながら、ゴム成分を動的架橋させて、連続相(マトリックス)を形成するポリアミド樹脂中にゴム組成物を分散相(ドメイン)として分散させる。
また、ポリアミド樹脂またはゴム組成物への各種配合剤(但し、加硫系は除く)は、上記混練中に添加してもよいが、混練の前に予め混合しておくことが好ましい。ポリアミド樹脂とゴム組成物の混練およびゴム組成物の動的加硫には、2軸混練押出機を使用するのが好ましい。更に、2種類以上の混練機を使用し、順次混練してもよい。溶融混練の条件として、温度は所定のナイロン樹脂が溶融する温度以上であればよい。また、混練時の剪断速度は500〜7500 sec-1であるのが好ましい。混練全体の時間は、30秒〜10分が好ましい。
【0024】
本発明による熱可塑性エラストマー組成物は、加工性に優れると共に、上記相構造をとっているため、柔軟性と耐気体透過性のバランスをとりつつ、−20℃といった低温での動的疲労耐久性に優れているので、これを特にインナーライナーに用いた寒冷地用タイヤとすれば極めて有用である。
【0025】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明を以下の実施例に限定するものでないことは言うまでもない。
【0026】
参考例1及び2、実施例1〜11及び比較例1〜3
各例で用いたゴム組成物1(B)およびゴム組成物2(B)の配合組成は、以下の通りである。
【0027】
ゴム組成物1
──────────────────────────────────
配合成分 重量部
変性ブチルイソブチレンパラメチルスチレン共重合体
(商品名:EXXPRO 89−4、エクソン社製) 100
酸化亜鉛(亜鉛華3号、正同化学工業製) 0.15
ステアリン酸(日本油脂製) 0.60
ステアリン酸亜鉛(正同化学工業製) 0.30
──────────────────────────────────
【0028】
ゴム組成物2
──────────────────────────────────
配合成分 重量部
ニトリルゴム(商品名:ニッポール1042、
日本ゼオン社製) 100
酸化亜鉛(亜鉛華3号、正同化学工業製) 5
ステアリン酸(日本油脂製) 1
硫黄(軽井沢精錬所製) 1.5
加硫促進剤MBTS(商品名:ノクセラーDM、
大内新興化学社製) 1
──────────────────────────────────
【0029】
インターナルミキサーを用いて上記ゴム組成物1及び2(マスターバッチ)を作製した。
これらのマスターバッチを用いて、表Iに示す各配合割合(重量部)で2軸混練機にて混練、ペレット化した。
【0030】
各例の特性試験は、以下の方法で行い結果を表Iに示した。
1)破断伸び・ヤング率
Tダイ押出機で幅350mm、厚さ0.3mmの熱可塑性エラストマーのフィルムを作製した。
得られたフィルムの破断伸び・ヤング率を測定した。試験はシートをJISダンベル状3号形(JIS K 6251)に打ち抜き、500mm/分の引張速度にて実施した。方法はJIS K 7161に準拠した。
【0031】
2)定歪み疲労試験
Tダイ押出機で幅350mm、厚さ0.1mmの熱可塑性エラストマーのフィルムを作製した。又、以下に示す接着剤をTダイ押出機にて30μmの厚さに押出し、上記フィルムと積層した。
【0032】
接着剤配合
──────────────────────
配合成分 重量部
エポキシ変性SBS*1 80
ロジンエステル*2 20
過酸化物*3 5
──────────────────────
*1:エポキシ変性SBS(ESBS AT015、ダイセル化学(株)製)
*2:ロジンエステル(ペンセルAD、荒川化学(株)製)
*3:過酸化物(パーカドックス14−40、化薬アクゾ(株)製)
【0033】
この様にして調製した接着剤つきの積層フィルムと、以下に示す配合内容のゴム組成物をインターナルミキサーで混練した後、オープンロールにて、厚さ2mmのシートとし、積層フィルムの接着剤側がゴムシートに接する様にして貼り合わせたものを用意し、190℃×10分間プレスする事により、試験用積層体を得た。
【0034】
ゴム組成物
──────────────────────
配合成分 重量部
天然ゴム*1 80
SBR1502*2 20
FEFカーボンブラック*3 50
ステアリン酸*4 2
酸化亜鉛*5 3
硫黄*6 3
加硫促進剤(NS)*7 1
アロマオイル*8 2
──────────────────────
【0035】
*1:天然ゴム(RSS#1)
*2:SBR1502(ニポール1502、日本ゼオン(株)製)
*3:FEFカーボンブラック(HTC100、中部カーボン(株)製)
*4:ステアリン酸(ルナックYA、花王(株)製)
*5:酸化亜鉛(銀嶺亜鉛華、東邦亜鉛(株)製)
*6:硫黄(粉末硫黄、軽井沢精練所(株)製)
*7:加硫促進剤(NS)(ノクセラーNS−P、大内新興化学工業(株)製)
*8:アロマオイル(コウモレックス300、日本石油(株)製)
【0036】
得られた試験用積層体は、JISダンベル状2号形(JIS K 6251)にて打ち抜いた後、ダンベル形状サンプルを疲労試験機に取り付け、定歪み疲労試験を行った。チャック間距離54mm、引張歪み率40%、繰り返し引張周波数6.67Hz、試験温度−20℃の条件で行い、サンプル表面の熱可塑性エラストマーフィルムに亀裂が発生した時点で試験終了とした。
判定は、亀裂が入るまでの繰り返し回数が500万回以上の場合を○とし、750万回以上の場合を◎とした。そして、500万回未満の場合を×とした。
【0037】
3)タイヤ評価
上記接着剤つきの積層フィルムを、熱可塑性エラストマー面がタイヤ成形用ドラムに接する様に巻き、その上にカーカス、ベルト、サイドトレッド、キャップトレッド等のタイヤ部材を積層し、インフレートさせて、グリーンタイヤとした。グリーンタイヤは、加硫機で180℃、10分間加硫させタイヤサイズ175/80R14のスチールラジアルタイヤに仕上げ、タイヤ走行耐久試験を行った。
【0038】
試験は、リムサイズ14×5.5Jを用い、175kPa の内圧をかけ、4.5kNの荷重にて−20℃の温度にて、Φ1707mmドラム上で速度80km/hにて行い、10000km走行後にタイヤ内面を検査した。
【0039】
判定はインナーライナー層の目視観察で、次の故障が発見されるものを×、発見されないものを○とした。
(1)キレツ、クラックのあるもの
(2)ハガレ、浮き上がりのあるもの
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
表Iの脚注
*1:商品名(宇部ナイロン5033B、宇部興産社製、ナイロン6/ナイロン66共重合体)
*2:商品名(リルサンBMN 0、アトケム社製)
*3:商品名(ハイトレル4777、東レ・デュポン社製、融点195℃)
*4:商品名(ペパックス2533、アトケム社製、融点148℃)
*5:商品名(BM−4、大八化学工業社製、凝固点−26℃)
*6:商品名(DBP、大八化学工業社製、凝固点−35℃)
*7:商品名(AR201、三井・デュポンポリケミカル社製、EEA樹脂変性物)
*8:測定できず(非常に低い)
【0043】
【発明の効果】
表1の結果にみられるように、本発明に従った熱可塑性エラストマー組成物は、いずれも所期の−20℃といった低温下においても動的疲労耐久性に優れるという作用効果を奏しており、寒冷地用タイヤ部材として使用するのに極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例5と参考例の歪み0〜30%の部分の応力−歪曲線及びその一部微分値曲線を示すグラフ図である。
【図2】 本発明の実施例5と参考例の歪み0〜25%の部分の応力−歪曲線及びその一部微分値曲線を示すグラフ図である。
Claims (12)
- (A)15〜59重量%のポリアミド樹脂、(B)イソモノオレフィンとp−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合体ゴムのエラストマーをゴム成分として含む、40〜70重量%のゴム組成物並びに(C)合計量で3〜15重量%の、(1)スルホンアミド化合物及び(2)ポリエステルエラストマー又はポリエステル・ポリエーテル型ポリマーの少なくとも1種の加工助剤を含んでなり、架橋剤の存在下にゴム組成物(B)を120℃以下の温度で混練し、次に前記成分(A)及び(C)を溶融混練してゴム成分を動的架橋させて得られる、ポリアミド樹脂(A)中に、ゴム組成物(B)が分散した構造のエラストマー組成物であって、
熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の2.5%伸長時の応力が0.1〜50MPa であり、−20℃及び200%伸長時の応力(M200 )と−20℃及び100%伸長時の応力(M100 )との比が1.0<M200 /M100 <2.0である熱可塑性エラストマー組成物。 - 熱可塑性エラストマー組成物の応力−歪曲線の一次微分の値が2〜20%の歪領域で単調に減少している請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- 熱可塑性エラストマー組成物の30℃における空気透過係数が25×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg超100×10-12 cc・cm/cm2 ・sec ・cmHg以下であり、かつ−20℃におけるヤング率が250MPa 以下である請求項1又は2に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- ポリアミド樹脂(A)がナイロン6、ナイロン66又はナイロン6/66共重合体であり、成分(A)、(B)及び(C)の配合割合(但し、合計100重量%とする)が、
(A):20〜59重量%
(B):40〜65重量%
(C):3〜15重量%
である請求項1又は2に記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 成分(B)のエラストマーがC4 〜C7 イソモノオレフィンとp−アルキルスチレンのハロゲン含有共重合体ゴムであって、p−アルキルスチレン含有量が5.5〜25重量%、ハロゲン含有量が1.0重量%以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- 前記ゴム組成物(B)のエラストマーがイソブチレンパラメチルスチレン共重合体の臭素化物である請求項1〜5のいずれか1項に記載のタイヤ用ポリマー組成物。
- スルホンアミド化合物(C1)の凝固点が−20℃以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- スルホンアミド化合物(C1)がN−エチルトルエンスルホンアミド、N−シクロヘキシルトルエンスルホンアミド又はN−ブチルベンゼンスルホンアミドであり、ポリエステルエラストマー(C2)がハードセグメントとして低分子液晶化合物及びソフトセグメントとして脂肪族系ポリエステルからなる液晶性ポリマーである請求項7に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- −20℃の破断伸びが300%以上、−20℃のヤング率が250MPa 以下の範囲にあり、かつ破断伸びとヤング率の積が10000〜100000(%・MPa)の範囲にある請求項4〜8のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。
- 各成分の配合比(重量基準)が以下の式:
1.0≦(B+C2)/(A+C1)≦2.5
を満足する、請求項4〜9のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物を用いたタイヤ。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性エラストマー組成物をインナーライナーに用いたタイヤ。
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