JPWO2006035709A1 - エポキシ樹脂組成物および物品 - Google Patents
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Abstract
Description
更に本発明の目的は、該エポキシ樹脂組成物の接着硬化物を含む部品を提供する事にある。
更に本発明の目的は、該エポキシ樹脂組成物の原料成分の製造方法を提供する事にある。
更に本発明は、該エポキシ樹脂組成物を、接着対象物に塗布または注入後、加熱硬化して得られる接着硬化物を含む物品に関する。
更に本発明は、溶剤中に分散しているシリカゾルとエポキシ樹脂を混合した後、溶剤を除去することを含むエポキシ樹脂分散シリカゾルの製造方法に関する。
本発明の加熱硬化型接着剤用に適したエポキシ樹脂組成物は、エポキシ樹脂分散シリカゾル及び硬化剤を含有する。
本発明において、エポキシ樹脂分散シリカゾルの使用量は、全エポキシ樹脂組成物中に通常10〜98重量%、好ましくは20〜97重量%、さらに好ましくは30〜95重量%程度である。
溶剤中に分散している該シリカゾルとエポキシ樹脂を混合した後、溶剤を除去することによりエポキシ樹脂を分散媒体としたエポキシ樹脂分散シリカゾルを得ることができる。溶剤の除去は、例えば減圧加熱方法が採用できる。エポキシ樹脂分散シリカゾル中には、シリカゾルが0.1〜50wt%、好ましくは0.5〜30wt%、さらに好ましくは1.0〜25wt%分散しているものがよい。
本発明で使用する分散用エポキシ樹脂としては、接着性、耐熱性を確保するという点では2つ以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂であることが好ましく、例えばポリフェノール化合物のグリシジルエーテル化物である多官能エポキシ樹脂、各種ノボラック樹脂のグリシジルエーテル化物である多官能エポキシ樹脂、脂環式多官能エポキシ樹脂、脂肪族系多官能エポキシ樹脂、複素環式多官能エポキシ樹脂、グリシジルエステル系多官能エポキシ樹脂、グリシジルアミン系多官能エポキシ樹脂、ハロゲン化フェノール類をグリシジル化した多官能エポキシ樹脂等が挙げられる。
脂肪族系多官能エポキシ樹脂としては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ペンタエリスリトール等の多価アルコールのグリシジルエーテル化物が挙げられる。
複素環式多官能エポキシ樹脂としては、イソシアヌル環、ヒダントイン環等の複素環を有する複素環式多官能エポキシ樹脂が挙げられる。例えば、トリグリシジルイソシアヌル酸などが挙げられる。
グリシジルアミン系多官能エポキシ樹脂としては、アニリン、トルイジン等のアミン類をグリシジル化したエポキシ樹脂が挙げられる。
ハロゲン化フェノール類をグリシジル化したエポキシ樹脂としては、ブロム化ビスフェノールA、ブロム化ビスフェノールF、ブロム化ビスフェノールS、ブロム化フェノールノボラック、ブロム化クレゾールノボラック、クロル化ビスフェノールS、クロル化ビスフェノールA等のハロゲン化フェノール類の水酸基をグリシジル化したエポキシ樹脂が挙げられる。
エポキシ樹脂分散シリカゾルの均一混合物の調製
1L丸底フラスコに、分散用エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂150g(JER社製 商品名:エポミック807、粘度:3.28Pa・s、E型粘度計:25℃)、有機溶剤シリカゾル31.3g(扶桑化学工業社製 商品名:PL2LPGME、シリカ分25.2%、プロピレングリコールモノメチルエーテル溶液)を配合して約2時間攪拌混合した。
次いで、70℃にセットしたオイルバスに混合溶液をセットしてエバポレーターにて減圧溶剤除去を開始した。約1時間掛けてオイルバスの温度を180℃、減圧度800Paまで到達させ、さらにその状況で約1時間減圧乾燥を継続した後オイルバスからフラスコを外して約100℃以下まで自然放冷し、粘調な液体であるエポキシ樹脂分散シリカゾル(以下、シリカ溶剤除去マスターバッチをMB1と記述する)を得た。
前記エポキシ樹脂分散シリカゾルをTG/DTA(昇温速度40℃/分、600℃で20分以上保持)を測定して灰分量を測定した結果、灰分値6.1%の物が得られている事が判明した。これは、配合割合から計算したシリカ成分5wt%と良く一致している。
エポキシ樹脂分散シリカゾルの均一混合物の調製
1L丸底フラスコに、分散用エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂100g(JER社製 商品名:エポミック807、粘度:3.28Pa・s、E型粘度計:25℃)、有機溶剤シリカゾル100g(扶桑化学工業社製 商品名:PL2LPGME、シリカ分25.2%、プロピレングリコールモノメチルエーテル溶液)を配合して約2時間攪拌混合した。
次いで、70℃にセットしたオイルバスに混合溶液をセットしてエバポレーターにて減圧溶剤除去を開始した。約1時間掛けてオイルバスの温度を180℃、減圧度800Paまで到達させ、さらにその状況で約1時間減圧乾燥を継続した後オイルバスからフラスコを外して約100℃以下まで自然放冷し、粘調な液体であるエポキシ樹脂分散シリカゾル(以下シリカ溶剤除去マスターバッチをMB2と記述する)を得た。
前記エポキシ樹脂分散シリカゾルをTG/DTA(昇温速度40℃/分、600℃で20分以上保持)を測定して灰分量を測定した結果、灰分値19.6%の物が得られている事が判明した。これは、配合割合から計算したシリカ成分20wt%と良く一致している。
エポキシ樹脂とシリカゾル溶剤除去物との混合物の調製
120℃に加熱したホットプレート上にアルミカップを設置して、そこに該有機溶剤シリカゾルとして、1次粒子が20nmである有機溶剤シリカゾル溶液20g〔扶桑化学工業社製/商品名PL2LPGME/シリカ分25.2%/プロピレングリコールモノメチルエーテル溶液〕を少量ずつ滴下して20分以上溶剤を乾燥させた。溶剤乾燥後、さらに150℃加熱炉にて1時間追加乾燥し、その後放冷してシリカゾル溶剤除去物を得た。
次いで、エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(JER社製 商品名:エポミック807、粘度:3.28Pa・s、E型粘度計:25℃)80gに前記シリカゾル溶剤除去物20gを秤とり、3本ロールにて5分間分散させて、エポキシ樹脂とシリカゾル溶剤除去物との混合物(MB3)を得た。
本発明のエポキシ樹脂組成物の調製
実施例1で調製したシリカ成分5wt%のビスフェノールF型エポキシ樹脂分散シリカゾル(MB1)を使用して、表1に示された実施例3の配合比率にて全成分を配合した。次いで、5分間攪拌混合、20分真空脱法の工程を経てエポキシ樹脂組成物を調製した。
本発明のエポキシ樹脂組成物の調製
表1に示された実施例4〜5の配合比率に従い、実施例3と同様な方法にてエポキシ樹脂組成物を調製した。
シリカ成分を含有しないエポキシ樹脂組成物の調製
ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂(エポキシ樹脂A)を用いて、表1に示した比較例2の配合比率に従い、実施例3と同様な方法にて、シリカ成分を含有しないエポキシ樹脂組成物を調製した。
比較例1で調製した混合物を用いたエポキシ樹脂組成物の調製
比較例1で調製したビスフェノールF型エポキシ樹脂とシリカゾル溶剤除去物との混合物(MB3)を使用して、表1に示した比較例3にある配合比率にて全成分を配合した。次いで、5分間攪拌混合、20分真空脱法の工程を経てエポキシ樹脂組成物を調製した。
特許第3278577号公報に記載のエポキシ接着剤
特許第3278577号公報(特許文献1)の実施例に使用されている、エポテック社製の353NDをエポキシ接着剤として使用した。
比較例2 実施例3 実施例4 実施例5 比較例3
エポキシ樹脂A 100 - 40 - -
MB1 - 100 - - -
MB2 - - 50 100 -
MB3 - - - - 100
硬化剤C 73.0 70.7 58.5 58.5 58.5
当量値 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75
硬化促進剤D 1.65 1.60 1.32 1.32 1.32
添加剤1 1.75 1.72 1.50 1.72 1.72
添加剤2 0.35 0.35 0.30 0.35 0.35
シリカ含有量wt% 0 2.8 6.6 12.8 12.8
表1中、シリカ含有量wt% はエポキシ樹脂組成物中の重量%を示し、他の量は重量部を示す。当量値は、エポキシ基に対する硬化剤Cの酸無水物基の比率が1:1になる状態を当量1(1/1=1)として、その比率を示した。
エポキシ樹脂A:
ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂(エポキシ当量:約170g/eq、商品名エピコート807、E型粘度計で3.28Pa・s、JER株式会社製)
MB1:
実施例1にて得られたビスフェノールF型液状エポキシ樹脂分散シリカゾル(シリカゾル成分5wt%)
MB2:
実施例2にて得られたビスフェノールF型液状エポキシ樹脂分散シリカゾル(シリカゾル成分20wt%)
MB3:
比較例1にて得られたビスフェノールF型液状エポキシ樹脂とシリカゾル溶剤除去物との混合物(シリカゾル成分20wt%)
硬化剤C:
メチルヘキサヒドロフタル酸(商品名MH−700G、新日本理化社製)
硬化促進剤D:
2E4MZ−CN(1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、四国化成社製)
添加剤1:
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(商品名S−510、チッソ社製)
添加剤2:
消泡剤(商品名BYK088、ビックケミー社製)
エポキシ樹脂組成物の粘度の評価
1.比較例2および3、並びに実施例3から5のエポキシ樹脂組成物
表1記載の配合成分を有する、比較例2、3、並びに実施例3、4および5の各エポキシ樹脂組成物の粘度(E型粘度計、25℃)の測定結果を表2に示した。
シリカ含有量wt% 粘度値Pa・s 対初期値変化率%
比較例2 0 0.48 100.0
実施例3 2.8 0.63 131.3
実施例4 6.6 0.67 139.6
実施例5 12.3 1.09 227.1
比較例3 12.3 2.68 558.3
特許第3278577号公報(特許文献1)の表2に記載されているシリカフィラーを充填していった際の接着剤の粘度増加データを表3および4に転記した。
シリカ含有量wt% 粘度値Pa・s 対初期値変化率%
0 1.85 100.0
1 2.6 140.5
2 3.4 183.8
5 7.8 421.6
10 52.6 2843.2
シリカ含有量wt% 粘度値Pa・s 対初期値変化率%
0 3.9 100.0
1 7.3 187.2
2 8.5 217.9
5 11.3 289.7
10 114 2923.1
次いで、表2、3、4の粘度データをもとに、シリカ含有量0wt%に対して初期値変化率をシリカ含有量と粘度上昇率との関係で図1に示した。
表2、3、4と図1から確認できるように、特許第3278577号公報で示されているシリカ充填の例ではシリカフィラー5wt%含有時に於いて既に初期粘度の3〜5倍近い増粘を示し、さらにシリカフィラー10wt%含有時には30倍近い増粘を示しており、接着剤としての作業性を著しく落としていることが分かる。また、有機溶剤シリカゾル単独を乾燥させた溶剤除去物とエポキシ樹脂との混合物である比較例1の混合物を使用したシリカゾル12.8%含有時の比較例3のエポキシ樹脂組成物の場合には、初期粘度の5倍近い増粘を示した。
一方、本発明の実施例1および2で示す製造方法で調製したエポキシ樹脂分散シリカゾルを使用した場合においては、シリカゾル6.6wt%含有時(実施例4のエポキシ樹脂組成物)で1.4倍、12.8%添加時(実施例5のエポキシ樹脂組成物)で2.2倍となり、特許第3278577号公報の接着剤またはシリカゾル溶剤除去物を一度乾燥させてから添加して得た比較例1の混合物を用いた比較例3のエポキシ樹脂組成物に比べ、増粘率が非常に低いことが判明し、作業性を犠牲にする事無く、シリカ成分を充填できることを確認した。
また、前記した実施例1および2のエポキシ樹脂分散シリカゾルの製法とは異なり、比較例1に示したように、ナノレベルの1次粒子径を持つ該シリカゾル溶液を単体で溶剤乾燥させたシリカゾル溶剤除去物とエポキシ樹脂との混合物は、凝集を起こした粗目状の物しか得られない。
エポキシ樹脂組成物の硬化物性評価
比較例2、4、並びに実施例3〜5のエポキシ樹脂組成物について、その硬化物性について評価した。
1.方法
1−1.粘度
測定機器としてE型粘度計を使用した。サンプルホルダーは25℃にて恒温状態を維持した。シリンジにて1.4mlのサンプルを秤取り、サンプルホルダーに注入した。センサーを回転させて、測定レンジの中央に針が来るようにサンプル毎に最適な回転数を決め、5分安定させた後の値を樹脂組成物の粘度として採用した。
1−2.TMA−Tg(ガラス転移点)
長さ30mm、φ5のテフロン(登録商標)チューブに該組成物を充填して、100℃オーブンにて、比較例2、実施例3〜5のエポキシ樹脂組成物の場合には1時間、比較例4の特許第3278577号公報で用いているエポキシ接着剤353NDの場合には、その推奨条件である30分間時間硬化させた。その硬化物を長さ15mmほどの円柱に成型してTMA―Tg用サンプルとした。TMA装置(真空理工製、TA−7000、測定温度幅:30℃〜230℃、加重5g、昇温速度2℃/分)を用いてTMA−Tg(ガラス転移点)を測定した。
ガラス基板(5cm×5cm×1mm)の上に、エポキシ樹脂組成物を少量塗布した。その上にガラスチップ(1.5mm×1.5mm×0.7mm)を載せて力を掛けて接着させた。接着させたガラス基板をトレーに載せて100℃オーブンに投入して、比較例2、実施例3〜5のエポキシ樹脂組成物の場合には1時間、比較例4の特許第3278577号公報で用いているエポキシ接着剤353NDの場合には、その推奨条件である30分間時間硬化させ後放冷させて接着サンプルとした。
1−4.接着強度保持率
接着強度保持率は下記式により求めた。
(接着強度試験2の強度)/(接着強度試験1の強度)×100
=接着強度保持率(%)
各評価結果は表5に示した。
表5:エポキシ樹脂組成物の硬化物性評価
比較例2 実施例3 実施例4 実施例5 比較例4
粘 度(mPa・s) 0.47 0.63 0.67 1.11 1.40
TMA−Tg 100℃ 103℃ 93℃ 91℃ *1)
接着強度試験1 7.9kgf 6.7kgf 7.4kgf 7.4kgf 7.7kgf
接着強度試験2 5.4kgf 6.4kgf 7.3kgf 8.3kgf 5.4kgf
接着強度保持率 67.8% 96.6% 98.1% 111.9% 70.4%
シリカ含有量wt% 0.0 2.8 6.6 12.8 0.0
*1):発砲がひどく、TMA-Tg測定用サンプルの作成が困難であった。
表5中、シリカ含有量wt% はエポキシ樹脂組成物中の重量%を示す。
表5の結果から、エポキシ樹脂分散シリカゾルを含有する実施例3〜5のエポキシ樹脂組成物は、85℃/85%湿度の厳しい耐環境試験下に於いても接着強度の低下がほとんど無いことを確認した。一方、エポキシ樹脂分散シリカゾルを含有していない比較例2及び4のエポキシ樹脂組成物は、85℃/85%の厳しい耐環境試験下に於いて、すでに初期接着強度が維持できない状態を確認し、近年要求されている耐環境信頼性を有していない事が分かる。
さらに、図1に示されるように、作業性の面で本発明の実施例3〜5のエポキシ樹脂組成物は、特許第3278577号公報または比較例3に示されているように単純にシリカフィラーを充填して急激な粘度増加率を生じる例とは異なり、シリカゾル成分を含有していてもその粘度増加率を低く抑えることが可能であることも確認した。
従って、本発明によるエポキシ樹脂組成物は、従来使用されていた製品と同様な作業性範囲で使用する事が可能であり、またより低粘度が必要な部品の接着作業でも十分に使用できるような設計が可能であることを示している。
Claims (18)
- エポキシ樹脂分散シリカゾル及び硬化剤を含有するエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂分散シリカゾルが、エポキシ樹脂中に分散したシリカゾルを0.1wt%〜50wt%含有する請求項1のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂分散シリカゾルが、液状エポキシ樹脂中にシリカゾルが分散したものである請求項1又は2のエポキシ樹脂組成物。
- エポキシ樹脂分散シリカゾルが、溶剤中に分散しているシリカゾルとエポキシ樹脂を混合した後、溶剤を除去することにより得られるエポキシ樹脂分散シリカゾルである請求項1から3のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤が液状硬化剤である請求項1から4のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 液状硬化剤が酸無水物又はイミダゾール化合物である請求項5のエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤の量が、エポキシ樹脂分散シリカゾルにおけるエポキシ樹脂のエポキシ基に対する硬化剤の当量比が0.4から1.4の範囲となる量である請求項1から6のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤がイミダゾ−ル化合物の場合には、硬化剤の量が、エポキシ樹脂分散シリカゾルにおけるエポキシ樹脂100重量部に対して2から15重量部である請求項1から6のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 硬化剤が、硬化剤分散シリカゾルである請求項1から8のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 加熱硬化型接着剤として用いる請求項1から9のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 精密部品用接着剤として用いる請求項1から10のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
- 光ファイバー用コネクタ用接着剤として用いる請求項11のエポキシ樹脂組成物。
- 請求項1から12のいずれかのエポキシ樹脂組成物を、接着対象物に塗布または注入後、加熱硬化して得られる接着硬化物を含む物品。
- 物品が精密部品である請求項13に記載の物品。
- 精密物品が光ファイバー用コネクタである請求項14の物品。
- 溶剤中に分散しているシリカゾルとエポキシ樹脂を混合した後、溶剤を除去することを含むエポキシ樹脂分散シリカゾルの製造方法。
- 有機溶剤中に分散しているシリカゾルを用いる請求項16の製造方法。
- エポキシ樹脂が液状エポキシ樹脂である請求項16又は17の製造方法。
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CN114302926A (zh) * | 2019-06-26 | 2022-04-08 | 株式会社水 | 利用胶囊型灭火药剂的双液型初期火灾灭火用环氧树脂类涂料组合物以及气溶胶型环氧树脂类涂料组合物 |
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