JPWO2006001155A1 - 掛け軸支持装置 - Google Patents

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Abstract

短時間で掛け軸を掛けなければならないときでも、掛け軸を損傷させずに掛け軸を飾ることができ、さらには、掛け軸を飾る際に人間の手が接触することによって発生する損傷を防止する掛け軸支持装置を提供する。掛け軸101を掛ける掛け軸支持装置1は、掛け軸101が載置されるベース部11と、ベース部11に立設された支柱21と、この支柱21に沿ってフック31を昇降させる昇降装置41と、を備え、昇降装置41は、支柱21内部の上端に設けられた第1のプーリ42と、ベース部11の内部に設けられた第2のプーリ43と、第1のプーリ42及び第2のプーリ43に巻きつけられフック31が取り付けられたチェーン44と、第2のプーリ43を回転駆動させる駆動装置45と、を備えている。

Description

本発明は、美術品、文化財、地図、タペストリー等の掛け軸を掛ける掛け軸支持装置に関するものである。
従来、掛け軸を床の間や壁に飾る(吊り下げる)ときには、フックと呼ばれる鉤形状の金具が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。このフックは、床の間や壁に固定される。この固定されたフックに掛け軸を吊り下げる作業は、次のようになる。まず、固定されたフックに掛け軸の掛け紐を引っ掛けて、次に、掛け軸の下端を手で支持しながら、掛け軸を徐々に下降させていく。このように、掛け軸が損傷するのを回避するため、フックに掛け軸を吊り下げる作業には、丁寧さが要求される。
特開平11−76020号公報
しかしながら、短時間で掛け軸を掛けなければならない場合には、掛け軸を徐々に下降させていく時間がないため、丁寧に作業することができない。このため、短時間で掛け軸を掛けなければならない場合には、掛け軸を一気に下降させて広げる場合がある。この場合、文字や絵が描かれている紙の部分(掛け軸本体)に強い張力が作用するため、掛け軸本体が損傷しかねない。また、掛け軸が広がった瞬間に掛け軸の掛け紐がフックから外れ、掛け軸が落下するおそれもある。さらに、掛け軸の重量が掛け紐に集中するため、掛け紐が切断されてしまうおそれもある。
また、掛け軸の下端を手で支持しながら丁寧に掛け軸を広げる場合でも、人間の手が広い面積で掛け軸に接触するので、広い範囲で掛け軸が損傷してしまう。さらに、同じ掛け軸を繰り返し飾ると、人間の手が頻繁に接触する部分は、時が経過するにつれて、他の部分よりも損傷がひどくなってくる。
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものである。本発明の第1の目的は、短時間で掛け軸を掛けなければならないときでも、掛け軸を損傷させずに掛け軸を飾ることができる掛け軸支持装置を提供することである。本発明の第2の目的は、掛け軸を飾る際に人間の手が接触することによって発生する損傷を防止する掛け軸支持装置を提供することである。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 掛け軸を掛ける掛け軸支持装置であって、前記掛け軸が載置されるベース部と、前記ベース部に立設された支柱と、当該支柱に沿ってフックを昇降させる昇降装置と、を備え、前記昇降装置は、前記支柱内部の上端に設けられた第1のプーリと、前記ベース部の内部に設けられた第2のプーリと、前記第1のプーリ及び前記第2のプーリに巻きつけられ前記フックが取り付けられた動力伝動帯と、前記第2のプーリを回転駆動させる駆動装置と、を備えていることを特徴とする掛け軸支持装置。
(1)の発明によれば、昇降装置を、支柱の内部の上端に設けられた第1のプーリと、ベース部の内部に設けられた第2のプーリと、第1のプーリ及び第2のプーリに巻きつけられフックが取り付けられた動力伝動帯と、第2のプーリを回転駆動させる駆動装置とで構成する。この昇降装置の使用方法は次のようになる。まず、掛け軸の掛け紐をフックに引っ掛けて、駆動装置を駆動させる。すると、駆動装置が第2のプーリを回転駆動させて、第2のプーリに巻きつけられた動力伝動帯を介してフックが上方に移動し、掛け軸が吊り上げられることになる。従って、掛け軸をベース部に載置して、掛け紐をフックに引っ掛け、駆動装置を駆動させるだけで、掛け軸を飾ることができる。このため、短時間で掛け軸を掛けなければならない場合でも、掛け軸を損傷させずに掛け軸を飾ることができる。また、人間の手が接触する面積を減らすことができるので、掛け軸を飾る際に発生する掛け軸の損傷を防止できる。
(2) (1)に記載の掛け軸支持装置において、前記昇降装置は、前記駆動装置を制御する駆動制御装置を備え、当該駆動制御装置は、前記第2のプーリを所定の速度で回転駆動させることを特徴とする掛け軸支持装置。
(2)の発明によれば、第2のプーリを所定の速度で回転駆動させる駆動制御装置を設ける。従って、掛け軸を吊り上げるときの速度が一定になり、掛け軸本体に部分的に強い張力が作用することを防止できる。このため、掛け軸を飾る際に発生する掛け軸の損傷を防止できる。
(3) (1)又は(2)に記載の掛け軸支持装置において、前記昇降装置は、所定の数値を入力する入力装置を備え、前記駆動制御装置は、前記ベース部から前記フックまでの高さが、前記入力装置に入力された所定の数値となったときに、前記第2のプーリの回転駆動を停止させることを特徴とする掛け軸支持装置。
(3)の発明によれば、昇降装置に、所定の数値を入力する入力装置を設け、駆動制御装置は、ベース部からフックまでの高さが、入力装置に入力された所定の数値となったときに、第2のプーリの回転駆動を停止させる。従って、入力した所定の数値に応じて、掛け軸を吊り上げる高さを任意に設定することができるので、掛け軸を吊り上げた後の高さの微調整を省略することができる。
(4) (3)に記載の掛け軸支持装置において、前記駆動制御装置は、前記第2のプーリの回転速度を徐々に減速させることにより、前記第2のプーリの回転駆動を停止させることを特徴とする(3)に記載の掛け軸支持装置。
(4)の発明によれば、駆動制御装置は、第2のプーリの回転速度を徐々に減速させることにより、第2のプーリの回転駆動を停止させる。従って、第2のプーリに巻きつけられた動力伝動帯とともに、動力伝動帯に取り付けられたフックも徐々に減速して停止する。このため、掛け軸も徐々に減速して停止するので、減速されずに急に停止した場合に比べて、掛け軸の停止時に掛け軸の掛け紐が勢いあまってフックから外れ、掛け軸が落下することを防止できる。
この発明によれば、昇降装置を、支柱の内部の上端に設けられた第1のプーリと、ベース部の内部に設けられた第2のプーリと、第1のプーリ及び第2のプーリに巻きつけられフックが取り付けられた動力伝動帯と、第2のプーリを回転駆動させる駆動装置とで構成する。この昇降装置の使用方法は次のようになる。まず、掛け軸の掛け紐をフックに引っ掛けて、駆動装置を駆動させる。すると、駆動装置が第2のプーリを回転駆動させて、第2のプーリに巻きつけられた動力伝動帯を介してフックが上方に移動し、掛け軸が吊り上げられることになる。従って、掛け軸をベース部に載置して、掛け紐をフックに引っ掛け、駆動装置を駆動させるだけで、掛け軸を飾ることができる。このため、短時間で掛け軸を掛けなければならない場合でも、掛け軸を損傷させずに掛け軸を飾ることができる。また、人間の手が接触する面積を減らすことができるので、掛け軸を飾る際に発生する掛け軸の損傷を防止できる。
本発明の第1の実施形態の掛け軸支持装置の斜視図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の斜視図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置に掛けられる掛け軸の正面図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の断面図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の制御回路を示すブロック図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の入力装置の拡大図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の斜視図である。 本発明の前記実施形態の掛け軸支持装置の斜視図である。 本発明の第2の変形例の掛け軸支持装置の斜視図である。 本発明の第3の変形例の掛け軸支持装置の断面図である。 本発明の第4の変形例の掛け軸支持装置の斜視図である。
符号の説明
1 掛け軸支持装置
11 ベース部
13 セッタ
21 支柱
31 フック
41 昇降装置
42 第1のプーリ
43 第2のプーリ
44 チェーン
45 ステッピングモータ
46 駆動制御装置
49 入力装置
発明を実施するための形態
[第1の実施形態]
以下に本発明の第1の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の掛け軸支持装置1の斜視図、図2は、掛け軸支持装置1の斜視図、図3は、掛け軸101の正面図、図4は、掛け軸支持装置1の断面図である。
図1から図4に示すように、掛け軸支持装置1は、掛け軸101が載置されるベース部11と、ベース部11に立設された支柱21と、この支柱21に沿ってフックを昇降させる昇降装置41と、ベース部11上に設けられ、支柱21を囲む透明壁61と、前記支柱に支持されて透明壁61で囲われた空間を覆う蓋71と、を備えている。
本実施形態に係る掛け軸支持装置1は、家庭用、展示用にかかわらずどのような種類の掛け軸であっても掛けることができ、また、美術品、地図、タペストリー等のどのような種類の掛け軸であっても掛けることができる。
ここで、図3を用いて、掛け軸支持装置1に掛けられる掛け軸101について説明する。図3に示すように、掛け軸101は、文字や絵が描かれた上下方向に延びる矩形平板上掛け軸本体105と、この掛け軸本体105の下端に沿って水平方向に延びる円柱状の軸棒102と、掛け軸本体105の上端に沿って水平方向に延びる八双103と、この八双103に取り付けられる掛け紐104と、を備える。また、掛け軸101は、軸棒102の外周面周囲に掛け軸本体105を巻き付けて収納される。
図1および図2に戻って説明を続ける。ベース部11は、掛け軸支持装置1の基部にある箱状であり、ベース部11の内部には、後述する第2のプーリ43、駆動装置としてのステッピングモータ45および駆動制御装置46等が設けられている。また、ベース部11の上面部12には、掛け軸101を載置させるためのセッタ13が立設されている。セッタ13に載置された掛け軸101の中心部は支柱21の略正面に位置するため、掛け紐104をフック31に掛けやすくなっている。
また、ベース部11の内部には、透明壁61の内側のセッタ13に載置される掛け軸101を出し入れするための凹部14がある。ベース部11の正面部15の上側には、凹部14を通して掛け軸101を出し入れするための蓋部16が蝶番19を介して備えられている。蓋部16は、蓋本体17と、この蓋本体17の上端に取り付けられた把手18と、を備える。把手18が手前方向に引っ張られると、蓋部16が手前方向に折り曲がる。
また、ベース部11の正面部15の下側には、押圧操作によって所定の数値が入力される入力装置49が設けられている。
また、支柱21は、ベース部11の上面部12に立設されており、ベース部11の内部には昇降装置41を構成する第1プーリ42や動力伝動帯としてのチェーン44等が設けられている。また、チェーン44にはフック31が取り付けられており、このフック31に掛け軸101の掛け紐104が引っ掛けられる。
図4に示すように、昇降装置41は、支柱21の内部の上端に設けられた第1のプーリ42と、ベース部11の内部に設けられたと第2のプーリ43と、第1のプーリ42及び第2のプーリ43に巻きつけられフック31が取り付けられたチェーン44と、第2のプーリを回転駆動させる駆動装置としてのステッピングモータ45と、ステッピングモータ45を駆動するための所定の数値を入力する入力装置49と、入力装置49により入力された数値に基づいてステッピングモータ45を制御する駆動制御装置46と、チェーン44を案内する第3のプーリ47および第4のプーリ48と、を備えている。
第2のプーリ43は、ベース部11の内部に設けられている。この第2のプーリ43は、第1のプーリ42と同様にチェーン44が巻きつけられている。また、第2のプーリ43は、ステッピングモータ45のピニオン(図示せず)に噛合されている。
チェーン44は、ベース部11の内部に設けられた第2のプーリ43および第3のプーリ48と、支柱21の内部に設けられた第1のプーリ42と、に巻き回されている。
駆動装置としてのステッピングモータ45は、ベース部11の内部に設けられている。ステッピングモータ45の駆動力は第2のプーリ43を介してチェーン44に伝達される。つまり、ステッピングモータ45が回転駆動するとともに、第2のプーリ43が回転駆動し、さらにチェーン44も回転駆動する。そして、チェーン44の回転駆動に伴って、チェーン44に取り付けられたフック31が上下運動する。
透明壁61は、アクリル板やガラス板等の透明材料で形成されおり、突風や子供のいたずらから掛け軸101を保護している。
[掛け軸支持装置の電気的構成]
次に、掛け軸支持装置1の制御回路について詳細に説明する。図5は、本実施形態における掛け軸支持装置1の制御回路を示すブロック図である。
入力装置49により入力された数値に基づいてステッピングモータ45を制御する駆動制御装置46は、CPU(中央処理装置)91、ROM(読み出し専用メモリ)92およびRAM(読み書き可能メモリ)93等を備えている。CPU91は、ROM92およびRAM93と接続されており、ROM92に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する。
また、駆動制御装置46は、入力装置49と接続しており、更に、モータ駆動制御回路94を介してステッピングモータ45と接続している。
ROM92には、ステッピングモータ45をCPU91により制御するためのプログラムが記憶されている。例えば、ステッピングモータ45を所定の速度で駆動させた後、徐々に減速させ、ベース部11のセッタ13,13間の中点からフック31までの高さが入力装置49に入力された所定の数値と同じになったときにステッピングモータ45の駆動を停止させるプログラムがROM92に記憶されている。
尚、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてROM92を用いるように構成したが、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であればこれに限らない。
RAM93は、CPU91の一時記憶領域として種々の変数の値を記憶する。例えば、入力装置49(図1参照)によって入力された所定の数値に関するデータを記憶する。
モータ駆動制御回路94は、CPU91より送信される所定のデータや所定の命令に基づいてパルス波を発生し、ステッピングモータ45を駆動制御する。
入力装置49について、図6を用いて説明する。図6は、入力装置49の拡大図である。入力装置49は、0〜9や小数点を入力する数字キー81、数字キー81によって入力された数字を表示する表示板82、数字キー81によって入力された数字を消去するクリアーキー83、表示板82に表示された数値を上下に微調整する微調整キー84およびエンターキー85を備えている。エンターキー85は、押圧操作されることにより、駆動制御装置46に操作を開始するデータを送信する。
掛け軸支持装置1で実行される処理は以下のとおりである。入力装置49に所定の数値が入力された場合、入力装置49は、所定の数値のデータを駆動制御装置46に送信する。RAM93は、所定の数値のデータを受信して記憶する。さらに、入力装置49のエンターキー85が押圧されると、入力装置49は、駆動開始信号を駆動制御装置46に送信する。すると、CPU91は、ROM92に記憶されたプログラムを読み出して、ステッピングモータ45を制御するためのプログラムに従って、RAM93に記憶されている所定の数値のデータおよび駆動開始信号を参照し、駆動開始命令と、所定の数値のデータと、ステッピングモータ45の駆動速度のデータと、をモータ駆動制御回路94に送信する。モータ駆動制御回路94は、これら駆動開始命令、所定の数値のデータおよびステッピングモータ45の駆動速度のデータを受信し、これらデータに基づいてパルス波を発生させ、ステッピングモータ45を駆動させる。
そして、ステッピングモータ45は、所定の速度で回転駆動し、その後所定の時点で徐々に減速を開始し、ベース部11のセッタ13,13間の中点からフック31までの高さが入力装置49に入力された所定の数値と同じになったとき、駆動を停止する。
つまり、CPU91は、ステッピングモータ45を所定の速度で回転駆動させるので、第2のプーリ43は所定の速度で回転駆動することになる。従って、掛け軸101を吊り上げるときの速度が一定になり、掛け軸101本体に部分的に強い張力が作用することを防止できる。このため、掛け軸101を飾る際に発生する掛け軸101の損傷を防止できる。
また、CPU91は、ベース部11のセッタ13,13間の中点からフック31までの高さが入力装置49に入力された所定の数値と同じになったとき、ステッピングモータ45の駆動を停止させるので、ベース部11からフック31までの高さが、入力装置49に入力された所定の数値になったときに、第2のプーリ43の回転駆動を停止することになる。従って、入力した所定の数値に応じて、掛け軸101を吊り上げる高さを任意に設定することができるので、掛け軸101を吊り上げた後の高さの微調整を省略することができる。
また、CPU91は、ステッピングモータ45を徐々に減速させることにより、ステッピングモータ45の駆動を停止させるので、第2のプーリ43の回転速度も徐々に減速することにより、第2のプーリの回転駆動も停止することになる。従って、第2のプーリ43に巻きつけられたチェーン44とともに、チェーン44に取り付けられたフック31も徐々に減速して停止する。このため、掛け軸101も徐々に減速して停止するので、減速されずに急に停止した場合に比べて、掛け軸101の停止時に掛け軸101の掛け紐104が勢いあまってフック31から外れ、掛け軸101が落下することを防止できる。
なお、本実施形態においては、駆動装置としてステッピングモータ45を用いたが、他のモータであってもよく、例えば、駆動装置として直流モータを用いてもよい。
[掛け軸支持装置の使用方法]
図1、図2、図4、図6から図8を用いて、入力装置49を含めた掛け軸支持装置1の使用方法を説明する。図7は、蓋部16が手前方向に開いている掛け軸支持装置1の斜視図である。図8は、蓋部16が手前方向に開いており、さらにセッタ13,13に掛け軸101が載置されている掛け軸支持装置1の斜視図である。
まず、把手18を手前方向に引っ張る。把手18が手前方向に引っ張られると、図7に示すように、蓋部16が手前方向に開くので、凹部14を通して矢印Aのように掛け軸101を入れ、この掛け軸101をセッタ13,13に載置する(図8参照)。掛け軸支持装置1のフック31に掛け軸101の掛け紐104を引っ掛けて、把手18をつまんで、手前方向に倒れていた蓋部16を閉める。(図1参照)。次に、入力装置49の数字キー81を押圧操作して、所定の数値を入力する。表示板82に所定の数値がcm単位で表示される(図6参照)。このときの所定の数値としては、掛け軸101の縦寸法(掛け紐を含める)が入力される。そして、表示された数値を確認して、エンターキー85を押圧すると、ステッピングモータ45が駆動を開始する(図4参照)。ステッピングモータ45が第2のプーリ43を回転駆動させて、第2のプーリ43に巻きつけられたチェーン44を介してフック31が上方に移動し、掛け軸101が吊り上げられることになる。そして、ベース部11のセッタ13,13間の中点からフック31までの高さが所定の数値と同じになったとき、ステッピングモータ45は駆動を停止する(図2参照)。
このように、掛け軸101をベース部11のセッタ13,13に載置して、掛け軸101の掛け紐104をフック31に引っ掛け、ステッピングモータ45を駆動させるだけで、掛け軸101を飾ることができる。このため、短時間で掛け軸101を掛けなければならない場合でも、掛け軸101を損傷させずに掛け軸101を飾ることができる。また、人間の手が接触する面積を減らすことができるので、掛け軸101を飾る際に発生する掛け軸101の損傷を防止できる。
一方、掛け軸101を収納する場合は、入力装置49に“0”を入力し、エンターキー85を押圧すると、しばらくしてステッピングモータ45が駆動を開始して、フック31が下降してくる。そして、軸棒102の両端を持って回転させ、軸棒102の外周面周囲に掛け軸本体105を巻き付けて、掛け軸101を収納する。なお、セッタ13,13を自動巻取り装置にして、これを駆動制御装置46で制御することにより、自動的に掛け軸101を収納できてもよい。
[変形例]
以上、本発明の第1の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。
なお、本実施形態において、図1に示すように、掛け軸101を載置させるためのセッタ13,13間の長さは一定であるが、本発明はこれに限らない。つまり、軸棒102の長さに応じてセッタ13,13を移動できる構造としてもよい。このような構造にすることによって、セッタ13,13間の長さを変更できるため、幅の異なる多種類の掛け軸を掛けることができる。
また、本実施形態において、図1に示すように、掛け軸101を載置させるためのセッタ13がベース部に立設されているが、本発明はこれに限らない。つまり、掛け軸101を載置させるものであればどのような構造であってもよく、例えば、図9に示すように、ベース部11に掛け軸101を載置することができる半円筒状の凹陥部20を設けてもよい。
また、本実施形態において、図2に示すように、第2のプーリ43は、チェーン44に巻きつけられ、第2のプーリ43が回転駆動するとともに、チェーン44も回転駆動する構造となっているが、本発明はこれに限らない。例えば、図10に示すように、ステッピングモータ45に連結されてた巻き上げ機51によって、チェーン44が巻き上げられ、または巻き出されることにより、チェーン44が上下に駆動する構造としてもよい。
また、本発明においては、第3のプーリ47および第4のプーリ48(図4参照)を使用しない構造としてもよく、その場合の構造としては、第1のプーリ42と、第2のプーリ43と、が対向して設けられる。
また、本発明においては、チェーン44ばかりでなく、第2のプーリ43の駆動力を伝達できる動力伝動帯であればでも何でもよく、ベルトや紐等でもよい。
また、本発明においては、蓋部16が閉じている場合、蓋部16と透明壁61とベース部11で囲われた空間は、密封状態になる(図1参照)。従って、掛け軸支持装置1は内部の空気を窒素置換する空気調整装置を備えてもよい。このような空気調整装置を備えることによって、掛け軸101が酸素に触れないため、酸化による掛け軸101の劣化を防止できる。
なお、本実施形態においては、図11の示すような掛け軸支持装置111のように、透明壁61や蓋71を省略してもよい。

Claims (4)

  1. 掛け軸を掛ける掛け軸支持装置であって、前記掛け軸が載置されるベース部と、前記ベース部に立設された支柱と、当該支柱に沿ってフックを昇降させる昇降装置と、を備え、
    前記昇降装置は、前記支柱内部の上端に設けられた第1のプーリと、前記ベース部の内部に設けられた第2のプーリと、前記第1のプーリ及び前記第2のプーリに巻きつけられ前記フックが取り付けられた動力伝動帯と、前記第2のプーリを回転駆動させる駆動装置と、を備えていることを特徴とする掛け軸支持装置。
  2. 請求項1に記載の掛け軸支持装置において、
    前記昇降装置は、前記駆動装置を制御する駆動制御装置を備え、
    当該駆動制御装置は、前記第2のプーリを所定の速度で回転駆動させることを特徴とする掛け軸支持装置。
  3. 請求項1又は2に記載の掛け軸支持装置において、
    前記昇降装置は、所定の数値を入力する入力装置を備え、
    前記駆動制御装置は、前記ベース部から前記フックまでの高さが、前記入力装置に入力された所定の数値となったときに、前記第2のプーリの回転駆動を停止させることを特徴とする掛け軸支持装置。
  4. 請求項3に記載の掛け軸支持装置において、
    前記駆動制御装置は、前記第2のプーリの回転速度を徐々に減速させることにより、前記第2のプーリの回転駆動を停止させることを特徴とする請求項3に記載の掛け軸支持装置。
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