JP3179057B2 - ベルト式昇降装置 - Google Patents
ベルト式昇降装置Info
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- JP3179057B2 JP3179057B2 JP34317997A JP34317997A JP3179057B2 JP 3179057 B2 JP3179057 B2 JP 3179057B2 JP 34317997 A JP34317997 A JP 34317997A JP 34317997 A JP34317997 A JP 34317997A JP 3179057 B2 JP3179057 B2 JP 3179057B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式の昇降機
構を備え、たとえば床下収納庫のような収納箱を昇降で
きるようにしたベルト式昇降装置に関する。
構を備え、たとえば床下収納庫のような収納箱を昇降で
きるようにしたベルト式昇降装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、屋内のスペースを有効に活用する
ために床下収納庫がかなり普及してきている。特に一般
家庭では、台所の調理台の近傍に設置され有効に使用さ
れている。
ために床下収納庫がかなり普及してきている。特に一般
家庭では、台所の調理台の近傍に設置され有効に使用さ
れている。
【０００３】図５は、従来装置の床下収納庫１を説明す
るための側面図を示す。床下に取り付けられる床下収納
庫１は、様々な用品を収容する収納箱２と、収納箱２の
上面を覆う蓋３と、収納箱２を保持・収納する止め枠４
とで構成されている。
るための側面図を示す。床下に取り付けられる床下収納
庫１は、様々な用品を収容する収納箱２と、収納箱２の
上面を覆う蓋３と、収納箱２を保持・収納する止め枠４
とで構成されている。
【０００４】床板５は、床下に設けられた根太６に張ら
れ、床下収納庫１を取り付けるために四角形に切り取ら
れている。切り取られた四角形の４辺には止め枠４が取
り付けられ、収納箱２が収納されている。収納箱２に収
納する用品を収納後は蓋３で覆い床上は平面に保たれ床
面となる。
れ、床下収納庫１を取り付けるために四角形に切り取ら
れている。切り取られた四角形の４辺には止め枠４が取
り付けられ、収納箱２が収納されている。収納箱２に収
納する用品を収納後は蓋３で覆い床上は平面に保たれ床
面となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床下収納庫１には、次のような問題があった。
床下収納庫１には、次のような問題があった。
【０００６】台所には食器類、食品類、洗剤類など多種
多様のものが多くあり、床下収納庫１は、床下の使用し
ていないスペースを有効に活用しこれらのものを収納で
きるため極めて便利で有効なものである。しかし、床下
収納庫１にはカンズメや洗剤など比較的重いものを収納
しているケースが多く、床下収納庫１に収納品を収納す
るときや取り出すときには床面にかがみ膝をついて取り
出さねばならず、極めて煩わしい作業であるとともに、
特に重いものは重労働となり、子供や老人には収納や取
り出しはできない恐れもあった。
多様のものが多くあり、床下収納庫１は、床下の使用し
ていないスペースを有効に活用しこれらのものを収納で
きるため極めて便利で有効なものである。しかし、床下
収納庫１にはカンズメや洗剤など比較的重いものを収納
しているケースが多く、床下収納庫１に収納品を収納す
るときや取り出すときには床面にかがみ膝をついて取り
出さねばならず、極めて煩わしい作業であるとともに、
特に重いものは重労働となり、子供や老人には収納や取
り出しはできない恐れもあった。
【０００７】そのため、パンタグラフ式のテーブルリフ
タが考えられているが、収納箱の下側に設置せねばなら
ず床下寸法は限られているため、収納箱の縦寸法に制約
を受けスペースを有効に活用できない恐れがあった。さ
らに、昇降構造も複雑となる恐れがあった。
タが考えられているが、収納箱の下側に設置せねばなら
ず床下寸法は限られているため、収納箱の縦寸法に制約
を受けスペースを有効に活用できない恐れがあった。さ
らに、昇降構造も複雑となる恐れがあった。
【０００８】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、収納箱を昇降させ、収納品の収納や取り出しを容
易としたスペース性に優れた簡潔なベルト式昇降装置を
提供することを目的とする。
って、収納箱を昇降させ、収納品の収納や取り出しを容
易としたスペース性に優れた簡潔なベルト式昇降装置を
提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこで本発明のベルト式
昇降装置は、支持体に回動自在に取り付けられ互いに平
行にかつ２個１組とし２個ずつ垂直方向に並べた４個の
ローラと、２組の前記ローラ間に配置される収納箱類
と、前記ローラのそれぞれの外側と前記収納箱類の下側
とに掛けられ側面が凹形状となるエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを巻き上げ・巻戻すことにより前
記エンドレスベルトに装着した収納箱類を昇降させる駆
動部とを備えたことを特徴とする。
昇降装置は、支持体に回動自在に取り付けられ互いに平
行にかつ２個１組とし２個ずつ垂直方向に並べた４個の
ローラと、２組の前記ローラ間に配置される収納箱類
と、前記ローラのそれぞれの外側と前記収納箱類の下側
とに掛けられ側面が凹形状となるエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを巻き上げ・巻戻すことにより前
記エンドレスベルトに装着した収納箱類を昇降させる駆
動部とを備えたことを特徴とする。
【００１０】
【００１１】さらに、前記駆動部は、駆動モータにより
回動する駆動シャフトと、前記駆動シャフトの端部に前
記駆動シャフトと平行に設けられ前記エンドレスベルト
が挟まれるスリットとを備えたことを特徴とする。
回動する駆動シャフトと、前記駆動シャフトの端部に前
記駆動シャフトと平行に設けられ前記エンドレスベルト
が挟まれるスリットとを備えたことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【００１３】図１は、本発明に係るベルト式昇降装置を
床下収納箱の昇降に適用した例の斜視図を示し、（Ａ）
はベルト式昇降装置１０の全体斜視図を、（Ｂ）は駆動
部２０の斜視図を示す。ベルト式昇降装置１０は、駆動
部２０と、昇降機構３０、支持体５０とで構成されてい
る。図１（Ｂ）に示すごとく、駆動部２０は、駆動モー
タ２１と、駆動モータ２１の回転数を減速しトルクを得
るための減速器２２と、減速器２２に直結し先端にスリ
ット２４の設けられた駆動シャフト２３とで構成され、
支持体５０に取り付けられている。駆動モータ２１には
ＤＣモータが使用され、壁面などに設けられた上昇スイ
ッチ４１と下降スイッチ４２とを有する操作スイッチ４
０に接続している。
床下収納箱の昇降に適用した例の斜視図を示し、（Ａ）
はベルト式昇降装置１０の全体斜視図を、（Ｂ）は駆動
部２０の斜視図を示す。ベルト式昇降装置１０は、駆動
部２０と、昇降機構３０、支持体５０とで構成されてい
る。図１（Ｂ）に示すごとく、駆動部２０は、駆動モー
タ２１と、駆動モータ２１の回転数を減速しトルクを得
るための減速器２２と、減速器２２に直結し先端にスリ
ット２４の設けられた駆動シャフト２３とで構成され、
支持体５０に取り付けられている。駆動モータ２１には
ＤＣモータが使用され、壁面などに設けられた上昇スイ
ッチ４１と下降スイッチ４２とを有する操作スイッチ４
０に接続している。
【００１４】駆動モータ２１は、操作スイッチ４０の上
昇スイッチ４１が操作されると正転作動し、駆動シャフ
ト２３を正転回動させる。駆動シャフト２３の正転回動
により、駆動シャフト２３は先端に設けられたスリット
２４に挟まれたエンドレスベルト３１を巻き付ける。ま
た、駆動モータ２１は、操作スイッチ４０の下降スイッ
チ４２が操作されると逆転作動し、駆動シャフト２３を
逆転回動させる。駆動シャフト２３の逆転回動により、
駆動シャフト２３に巻かれているエンドレスベルト３１
は巻きが解かれて巻戻される。
昇スイッチ４１が操作されると正転作動し、駆動シャフ
ト２３を正転回動させる。駆動シャフト２３の正転回動
により、駆動シャフト２３は先端に設けられたスリット
２４に挟まれたエンドレスベルト３１を巻き付ける。ま
た、駆動モータ２１は、操作スイッチ４０の下降スイッ
チ４２が操作されると逆転作動し、駆動シャフト２３を
逆転回動させる。駆動シャフト２３の逆転回動により、
駆動シャフト２３に巻かれているエンドレスベルト３１
は巻きが解かれて巻戻される。
【００１５】昇降機構３０は２本のエンドレスベルト３
１と、シャフト３３、３５、３７、３９と、シャフト３
３、３５、３７、３９の両端にそれぞれ取り付けられ両
端にフランジを有するアイドルローラ３２、３４、３
６、３８とで構成され、シャフト３３、３５、３７、３
９を介して支持体５０に取り付けられている。アイドル
ローラ３２、３４は垂直方向に１組となり、アイドルロ
ーラ３６、３８は垂直方向に１組となっている。エンド
レスベルト３１は、駆動シャフト２３のスリット２４に
挟まれるとともに、アイドルローラ３２、３４、３６、
３８の外側に掛けられている。収納箱２は、収納箱２の
下側でアイドルローラ３２とアイドルローラ３６の間の
エンドレスベルト３１ａにビスなどの止め具４５（図２
に図示）を介して係止される。
１と、シャフト３３、３５、３７、３９と、シャフト３
３、３５、３７、３９の両端にそれぞれ取り付けられ両
端にフランジを有するアイドルローラ３２、３４、３
６、３８とで構成され、シャフト３３、３５、３７、３
９を介して支持体５０に取り付けられている。アイドル
ローラ３２、３４は垂直方向に１組となり、アイドルロ
ーラ３６、３８は垂直方向に１組となっている。エンド
レスベルト３１は、駆動シャフト２３のスリット２４に
挟まれるとともに、アイドルローラ３２、３４、３６、
３８の外側に掛けられている。収納箱２は、収納箱２の
下側でアイドルローラ３２とアイドルローラ３６の間の
エンドレスベルト３１ａにビスなどの止め具４５（図２
に図示）を介して係止される。
【００１６】支持体５０は、チャンネル形状の断面でコ
の字形状をしており、駆動シャフト２３と駆動モータ２
１を介し駆動部２０が取り付けられ、また、シャフト３
３、３５、３７、３９を介し昇降機構３０が取り付けら
れている。支持体５０は、上面に設けたフランジ５１
（図２に図示）が根太６に取り付けられ固定される。な
お、支持体５０は、床下に別途設けた取り付け台（図示
せず）に固定することもできる。
の字形状をしており、駆動シャフト２３と駆動モータ２
１を介し駆動部２０が取り付けられ、また、シャフト３
３、３５、３７、３９を介し昇降機構３０が取り付けら
れている。支持体５０は、上面に設けたフランジ５１
（図２に図示）が根太６に取り付けられ固定される。な
お、支持体５０は、床下に別途設けた取り付け台（図示
せず）に固定することもできる。
【００１７】図２は、床下収納箱用のベルト式昇降装置
１０を床板５に取り付けたときの側面図を示す。支持体
５０がフランジ５１を介し根太６に固定されることによ
って、ベルト式昇降装置１０は床下に設置される。収納
箱２は、昇降機構３０のエンドレスベルト３１に係止さ
れベルト式昇降装置１０に収納されているとともに、収
納箱２のフランジ部２ａにより止め枠４の下端で保持さ
れる。収納箱２の上には蓋３が取り外し自在に止め枠４
の間に置かれている。
１０を床板５に取り付けたときの側面図を示す。支持体
５０がフランジ５１を介し根太６に固定されることによ
って、ベルト式昇降装置１０は床下に設置される。収納
箱２は、昇降機構３０のエンドレスベルト３１に係止さ
れベルト式昇降装置１０に収納されているとともに、収
納箱２のフランジ部２ａにより止め枠４の下端で保持さ
れる。収納箱２の上には蓋３が取り外し自在に止め枠４
の間に置かれている。
【００１８】図３は、床下収納箱用のベルト式昇降装置
１０の昇降動作を示し、（Ａ）は収納箱２がベルト式昇
降装置１０に収納されているときの側面図、（Ｂ）は収
納箱２がベルト式昇降装置１０により上昇しているとき
の側面図を示す。
１０の昇降動作を示し、（Ａ）は収納箱２がベルト式昇
降装置１０に収納されているときの側面図、（Ｂ）は収
納箱２がベルト式昇降装置１０により上昇しているとき
の側面図を示す。
【００１９】図３（Ａ）および図３（Ｂ）により、収納
箱２の上昇・下降の動作につき説明する。操作スイッチ
４０の上昇スイッチ４１を操作すると、駆動モータ２１
が正転作動し減速器２２により駆動モータ２１の回転数
が減速しトルクが増大して駆動シャフト２３が正転回動
する。駆動シャフト２３が正転回動すると、スリット２
４にエンドレスベルト３１が挟まれているため駆動シャ
フト２３にエンドレスベルト３１が巻かれ、エンドレス
ベルト３１は矢印方向に引かれ、環状の長さが縮小し、
収納箱２の両端で収納箱２を上昇させる力（矢印Ｐ）が
生じて収納箱２は垂直方向に上昇する。収納箱２が床面
から上昇し図３（Ｂ）の状況となることにより、収納箱
２に対する収納や取り出しが容易にできる。
箱２の上昇・下降の動作につき説明する。操作スイッチ
４０の上昇スイッチ４１を操作すると、駆動モータ２１
が正転作動し減速器２２により駆動モータ２１の回転数
が減速しトルクが増大して駆動シャフト２３が正転回動
する。駆動シャフト２３が正転回動すると、スリット２
４にエンドレスベルト３１が挟まれているため駆動シャ
フト２３にエンドレスベルト３１が巻かれ、エンドレス
ベルト３１は矢印方向に引かれ、環状の長さが縮小し、
収納箱２の両端で収納箱２を上昇させる力（矢印Ｐ）が
生じて収納箱２は垂直方向に上昇する。収納箱２が床面
から上昇し図３（Ｂ）の状況となることにより、収納箱
２に対する収納や取り出しが容易にできる。
【００２０】その後、図３（Ｂ）の状況より操作スイッ
チ４０の下降スイッチ４２を操作すると、駆動モータ２
１が逆転作動し減速器２２を介して駆動シャフト２３が
逆転回動する。駆動シャフト２３の逆転回動に応じて、
駆動シャフト２３に巻かれているエンドレスベルト３１
の巻きが解かれて巻戻され（矢印方向）、環状の長さが
増し収納箱２は垂直方向に下降する。
チ４０の下降スイッチ４２を操作すると、駆動モータ２
１が逆転作動し減速器２２を介して駆動シャフト２３が
逆転回動する。駆動シャフト２３の逆転回動に応じて、
駆動シャフト２３に巻かれているエンドレスベルト３１
の巻きが解かれて巻戻され（矢印方向）、環状の長さが
増し収納箱２は垂直方向に下降する。
【００２１】なお、上記実施例では、エンドレスベルト
３１を２本設けたベルト式昇降装置１０ついて述べた
が、任意の本数に設定することもできる。また、駆動部
２０は、駆動モータ２１を使用し駆動シャフト２３を回
動させるようにしたが、手動で駆動シャフト２３を回動
させるようすることも容易にできる。また、すでに設置
されている床下収納庫に本発明に係わる床下収納箱用の
ベルト式昇降装置を取り付けることもできる。
３１を２本設けたベルト式昇降装置１０ついて述べた
が、任意の本数に設定することもできる。また、駆動部
２０は、駆動モータ２１を使用し駆動シャフト２３を回
動させるようにしたが、手動で駆動シャフト２３を回動
させるようすることも容易にできる。また、すでに設置
されている床下収納庫に本発明に係わる床下収納箱用の
ベルト式昇降装置を取り付けることもできる。
【００２２】なお、以上の実施例は、ベルト式昇降装置
に取り付けるものとして台所の収納箱について述べた
が、これに限定されることなく収納庫や、収納金庫や、
収納整理箱など種々様々なものについてもベルト式昇降
装置に取り付け床下に収納することができる。収納金庫
の場合は床下収納により防災効果を上げることができ、
かつ盗難防止効果も上げることができる。また、収納整
理箱の場合は居間などにも設置しスペース効果を上げる
ことができる。
に取り付けるものとして台所の収納箱について述べた
が、これに限定されることなく収納庫や、収納金庫や、
収納整理箱など種々様々なものについてもベルト式昇降
装置に取り付け床下に収納することができる。収納金庫
の場合は床下収納により防災効果を上げることができ、
かつ盗難防止効果も上げることができる。また、収納整
理箱の場合は居間などにも設置しスペース効果を上げる
ことができる。
【００２３】以上述べたごとく、ベルト式昇降装置は、
エンドレスベルトを使用している方式のため、ベルト式
昇降装置の縦方向の寸法を収納箱の縦方向の寸法とほぼ
同じ寸法とすることができ、床下の縦方向の制約を受け
るスペースを有効に使い収納箱の大きさを最大限有効の
ものとすることができる。又、収納箱の床下からの上昇
・下降動作も円滑に行うことができる。従って、簡潔構
造（コスト安）で収納箱への収納品の収納・取り出しを
容易に行うことができ、収納箱の上昇・下降の操作性も
向上させることができた。
エンドレスベルトを使用している方式のため、ベルト式
昇降装置の縦方向の寸法を収納箱の縦方向の寸法とほぼ
同じ寸法とすることができ、床下の縦方向の制約を受け
るスペースを有効に使い収納箱の大きさを最大限有効の
ものとすることができる。又、収納箱の床下からの上昇
・下降動作も円滑に行うことができる。従って、簡潔構
造（コスト安）で収納箱への収納品の収納・取り出しを
容易に行うことができ、収納箱の上昇・下降の操作性も
向上させることができた。
【００２４】図４は、本発明に係わるベルト式昇降装置
の他の実施形態である工事用リフタのベルト式昇降装置
６０の斜視図を示す。
の他の実施形態である工事用リフタのベルト式昇降装置
６０の斜視図を示す。
【００２５】工事用リフタのベルト式昇降装置６０は、
工場内や一般家屋内などの比較的高い所で作業するため
のもので、駆動部７０と昇降機構８０とで構成されてい
る。駆動部７０は、駆動モータ７１と、駆動モータ７１
の回転数を減速しトルクを得るための減速器７２と、減
速器７２に直結し両端にスリットがそれぞれ設けられた
駆動シャフト７３とで構成され、昇降機構８０に取り付
けられている。駆動モータ７１は、ＤＣモータが使用さ
れ別途設けた上昇スイッチと下降スイッチ（図示せず）
に接続している。
工場内や一般家屋内などの比較的高い所で作業するため
のもので、駆動部７０と昇降機構８０とで構成されてい
る。駆動部７０は、駆動モータ７１と、駆動モータ７１
の回転数を減速しトルクを得るための減速器７２と、減
速器７２に直結し両端にスリットがそれぞれ設けられた
駆動シャフト７３とで構成され、昇降機構８０に取り付
けられている。駆動モータ７１は、ＤＣモータが使用さ
れ別途設けた上昇スイッチと下降スイッチ（図示せず）
に接続している。
【００２６】駆動モータ７１は、上昇スイッチ４１が操
作されると正転作動し、駆動シャフト７３を正転回動さ
せる。駆動シャフト７３の正転回動により、駆動シャフ
ト７３は両端に設けられたスリットに挟まれたエンドレ
スベルト８１を巻き付ける。また、駆動モータ７１は、
下降スイッチが操作されると逆転作動し、駆動シャフト
７３を逆転回動させる。駆動シャフト７３の逆転回動に
より、駆動シャフト７３に巻かれているエンドレスベル
ト８１は巻きが解かれて巻戻される。
作されると正転作動し、駆動シャフト７３を正転回動さ
せる。駆動シャフト７３の正転回動により、駆動シャフ
ト７３は両端に設けられたスリットに挟まれたエンドレ
スベルト８１を巻き付ける。また、駆動モータ７１は、
下降スイッチが操作されると逆転作動し、駆動シャフト
７３を逆転回動させる。駆動シャフト７３の逆転回動に
より、駆動シャフト７３に巻かれているエンドレスベル
ト８１は巻きが解かれて巻戻される。
【００２７】昇降機構８０は２本のエンドレスベルト８
１と、４本のチャンネル形状の支柱８３と、４本の支柱
８３の上下にそれぞれ取り付けられたアイドルローラ８
２と、作業者が乗る踏台８４とで構成され、昇降機構８
０の下には移動用の４個のキャスタ８５が取り付けられ
ている。２本のエンドレスベルト８１は、それぞれ駆動
シャフト７３の両端のスリットに挟まれるとともに、ア
イドルローラ８２の外側にそれぞれ掛けられている。
１と、４本のチャンネル形状の支柱８３と、４本の支柱
８３の上下にそれぞれ取り付けられたアイドルローラ８
２と、作業者が乗る踏台８４とで構成され、昇降機構８
０の下には移動用の４個のキャスタ８５が取り付けられ
ている。２本のエンドレスベルト８１は、それぞれ駆動
シャフト７３の両端のスリットに挟まれるとともに、ア
イドルローラ８２の外側にそれぞれ掛けられている。
【００２８】作業者が踏台８４に乗り上昇スイッチを操
作すると、駆動モータ７１が正転作動して駆動シャフト
７３が正転回動する。駆動シャフト７３が正転回動する
と、２本のエンドレスベルト８１が同時に巻かれ、踏台
８４は垂直方向に上昇し、工事を行うことができる。
作すると、駆動モータ７１が正転作動して駆動シャフト
７３が正転回動する。駆動シャフト７３が正転回動する
と、２本のエンドレスベルト８１が同時に巻かれ、踏台
８４は垂直方向に上昇し、工事を行うことができる。
【００２９】その後、下降スイッチを操作すると、駆動
モータ７１が逆転作動し駆動シャフト７３が逆転回動
し、駆動シャフト７３に巻かれている２本のエンドレス
ベルト８１の巻きが解かれて巻戻され踏台８４は垂直方
向に下降する。
モータ７１が逆転作動し駆動シャフト７３が逆転回動
し、駆動シャフト７３に巻かれている２本のエンドレス
ベルト８１の巻きが解かれて巻戻され踏台８４は垂直方
向に下降する。
【００３０】以上述べたごとく、工事用リフタのベルト
式昇降装置６０は、簡潔構造でスペースを取らず垂直方
向に円滑に人を移動することができる。また、工事に限
らず物の垂直方向の移動などにも使用することができ
る。
式昇降装置６０は、簡潔構造でスペースを取らず垂直方
向に円滑に人を移動することができる。また、工事に限
らず物の垂直方向の移動などにも使用することができ
る。
【００３１】
【発明の効果】本発明のベルト式昇降装置は、支持体に
回動自在に取り付けられ互いに平行にかつ２個１組とし
２個ずつ垂直方向に並べた４個のローラと、２組の前記
ローラ間に配置される収納箱類と、前記ローラのそれぞ
れの外側と前記収納箱類の下側とに掛けられ側面が凹形
状となるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを
巻き上げ・巻戻し前記エンドレスベルトに装着した収納
箱を昇降させる駆動部とを備えたため、ベルト式昇降装
置の縦方向の寸法を収納箱の縦方向の寸法とほぼ同じ寸
法とすることができ、床下の縦方向の制約を受けるスペ
ースを有効に使い収納箱の大きさを最大限有効のものと
することができる。また、簡潔構造で収納箱の床下から
の昇降動作を円滑に行うこともできる。さらに、工事用
リフタに適用した場合には、簡潔構造でスペースを取ら
ず垂直方向に円滑に人を移動することができる。
回動自在に取り付けられ互いに平行にかつ２個１組とし
２個ずつ垂直方向に並べた４個のローラと、２組の前記
ローラ間に配置される収納箱類と、前記ローラのそれぞ
れの外側と前記収納箱類の下側とに掛けられ側面が凹形
状となるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを
巻き上げ・巻戻し前記エンドレスベルトに装着した収納
箱を昇降させる駆動部とを備えたため、ベルト式昇降装
置の縦方向の寸法を収納箱の縦方向の寸法とほぼ同じ寸
法とすることができ、床下の縦方向の制約を受けるスペ
ースを有効に使い収納箱の大きさを最大限有効のものと
することができる。また、簡潔構造で収納箱の床下から
の昇降動作を円滑に行うこともできる。さらに、工事用
リフタに適用した場合には、簡潔構造でスペースを取ら
ず垂直方向に円滑に人を移動することができる。
【００３２】さらに、駆動部は、駆動モータにより回動
する駆動シャフトと、前記駆動シャフトの端部に前記駆
動シャフトと平行に設けられ前記エンドレスベルトが挟
まれるスリットとを備えたため、簡潔構造で収納箱の昇
降駆動を行うことができ、操作性も向上することができ
る。
する駆動シャフトと、前記駆動シャフトの端部に前記駆
動シャフトと平行に設けられ前記エンドレスベルトが挟
まれるスリットとを備えたため、簡潔構造で収納箱の昇
降駆動を行うことができ、操作性も向上することができ
る。
【図１】本発明に係わる床下収納箱用のベルト式昇降装
置の斜視図を示す。
置の斜視図を示す。
【図２】本発明に係わる床下収納箱用のベルト式昇降装
置を床板に取り付けたときの側面図を示す。
置を床板に取り付けたときの側面図を示す。
【図３】本発明に係わる床下収納箱用のベルト式昇降装
置の昇降動作を示し、（Ａ）は収納箱がベルト式昇降装
置に収納されているときの側面図を示し、（Ｂ）は収納
箱２がベルト式昇降装置により上昇しているときの側面
図を示す。
置の昇降動作を示し、（Ａ）は収納箱がベルト式昇降装
置に収納されているときの側面図を示し、（Ｂ）は収納
箱２がベルト式昇降装置により上昇しているときの側面
図を示す。
【図４】本発明に係わるベルト式昇降装置の他の実施形
態である工事用リフタのベルト式昇降装置の斜視図を示
す。
態である工事用リフタのベルト式昇降装置の斜視図を示
す。
【図５】従来装置の床下収納庫を説明するための側面図
を示す。
を示す。
１ 床下収納庫 ２ 収納箱 ３ 蓋 ４ 止め枠 ５ 床板 ６ 根太 １０、６０ ベルト式昇降装置 ２０、７０ 駆動部 ２１、７１ 駆動モータ ２２、７２ 減速器 ２３、７３ 駆動シャフト ２４ スリット ３０、８０ 昇降機構 ３１、８１ エンドレスベルト ３２、３４、３６、３８ アイドルローラ ３３、３５、３７、３９ シャフト ４０ 操作スイッチ ５０ 支持体
Claims (2)
- 【請求項１】 支持体に回動自在に取り付けられ互いに
平行にかつ２個１組とし２個ずつ垂直方向に並べた４個
のローラと、２組の前記ローラ間に配置される収納箱類
と、前記ローラのそれぞれの外側と前記収納箱類の下側
とに掛けられ側面が凹形状となるエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを巻き上げ・巻戻すことにより前
記エンドレスベルトに装着した収納箱類を昇降させる駆
動部とを備えたことを特徴とするベルト式昇降装置。 - 【請求項２】 前記駆動部は、駆動モータにより回動す
る駆動シャフトと、前記駆動シャフトの端部に前記駆動
シャフトと平行に設けられ前記エンドレスベルトが挟ま
れるスリットとを備えたことを特徴とする請求項１に記
載のベルト式昇降装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34317997A JP3179057B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ベルト式昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34317997A JP3179057B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ベルト式昇降装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11171484A JPH11171484A (ja) | 1999-06-29 |
| JP3179057B2 true JP3179057B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=18359530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34317997A Expired - Fee Related JP3179057B2 (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ベルト式昇降装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3179057B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2380844B1 (en) * | 2009-01-08 | 2014-03-12 | Daifuku Co., Ltd. | Lifting device |
| TWI415783B (zh) * | 2009-01-12 | 2013-11-21 | Daifuku Kk | 昇降裝置 |
| FR3046787A1 (fr) * | 2016-01-18 | 2017-07-21 | Entreprise Bouvier | Systeme de portage |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34317997A patent/JP3179057B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11171484A (ja) | 1999-06-29 |
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