JP2001178556A - 昇降式吊り戸棚 - Google Patents

昇降式吊り戸棚

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JP2001178556A
JP2001178556A JP36953099A JP36953099A JP2001178556A JP 2001178556 A JP2001178556 A JP 2001178556A JP 36953099 A JP36953099 A JP 36953099A JP 36953099 A JP36953099 A JP 36953099A JP 2001178556 A JP2001178556 A JP 2001178556A
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JP
Japan
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box
inner box
outer box
packing
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP36953099A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ishikawa
哲男 石川
Hirokazu Obana
博和 尾花
Manabu Kurita
学 栗田
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り戸棚内部への虫や埃などの侵入が防止で
きる衛生的な昇降式吊り戸棚を提供する。 【解決手段】 底面側を開放した外箱1の底面側から外
箱内に昇降自在に収納される内箱2を備えた昇降式吊り
戸棚における外箱1の内側面下部の周縁に、外箱1の内
側面下部と内箱2の外側面との間の隙間を塞ぐためのパ
ッキン8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外箱の底面側の開
放部分から上下方向に昇降可能とした内箱が収納される
昇降式吊り戸棚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キッチンの壁面などに取付けられ
る昇降式吊り戸棚としては、吊り戸棚全体が上下方向に
昇降するようにした方式のものと、吊り戸棚内の収納棚
を扉を開いて手前側下方に引き降ろせるようにした方式
のものと、図3(a)に示すように外箱1内に上下方向
に昇降可能として支持した内箱2を備えた方式のものが
知られているが、吊り戸棚全体が昇降するものは昇降装
置が大掛かりとなり、また、収納棚を手前側下方に引き
降ろす方式においては引き降ろした収納棚が調理作業の
邪魔になるため使用する度に一々吊り戸棚側に戻す手間
が掛かる煩わしさなどがあって、近年においてはコスト
及び施工性などの観点から、図3(a)に示したような
外箱1内に収納した内箱2が上下方向に昇降する方式の
もの(例えば、特開平11−206476号公報参照)
が多く採用されている。
【0003】しかし、図3(a)及び(b)に示す方式
においては、左右の側板1a,1a、天板1b、背板1
c及び扉としての前面板1dとを備えた底面開放型の外
箱1の底面側から、左右の側板2a,2a、天板2b及
び底板2cとを備え前面側及び背面側の両方又は前面側
のみを開放して昇降可能とした内箱2を収納する構造で
あり、必然的に内箱2の外側面側の周囲に、内箱2が外
箱1内を上下方向に円滑に昇降するためのスペースとし
て外箱1内側面側との間隔(一般的には、10〜18m
m程度)を設ける必要がある。従って、図3(b)に示
すように外箱1内に上昇させた内箱2を収納した状態に
おいて、外箱1の内側面下部と内箱2の外側面下部の底
板2cとの間の全周囲に上記間隔分の隙間Cが発生し
て、この隙間Cの部分から虫や埃なとが吊り戸棚内部に
侵入しやすく収納物が汚れるなどの問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外箱及び内
箱内部への虫や埃などの侵入が防止できる衛生的な昇降
式吊り戸棚を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のものに関
する。 (1)底面側を開放した外箱と、この外箱の底面側から
外箱内に昇降自在に収納される内箱を備えた昇降式吊り
戸棚において、上記外箱の内側面下部の周縁に、外箱の
内側面下部と内箱の外側面との間の隙間を塞ぐパッキン
を設けてなる昇降式吊り戸棚。 (2)パッキンの内箱の外側面側に位置する部分に、布
地を備えた上記(1)に記載の昇降式吊り戸棚。
【0006】
【発明の実施の形態】外箱は、左右の側板、天板、背板
及び前面に扉としての前面板とを備えて底面側を開放し
た形状に組み立てられる。なお、外箱の前面に取付ける
扉としての前面板は、内箱を昇降するために設ける後述
の昇降装置のメンテナンス性などを配慮して、適宜開閉
できるようにしたり、あるいは取り外しできるように取
付けるようにするのが好ましい。一方、内箱は、左右の
側板、天板、背板及び底板とを備えて前面側のみを開放
した形状、又は左右の側板、天板及び底板とを備え前面
側及び背面側の両方を開放した形状に組み立てられ、こ
の内箱内には適宜収納物を載置するための棚などが設け
られる。この内箱の間口寸法及び奥行寸法は、外箱の底
面側に設けた開放部分から外箱内に収容できるように外
箱の内寸法よりも小さく形成され、また、その高さ寸法
は、内箱に収納物を収納しないで上昇させ外箱内に完全
に収容した状態において、内箱の底面が外箱の下端より
も少し外箱の中に入った状態又は外箱の下端と略面一と
なる程度の高さ寸法に形成される。
【0007】内箱を昇降するための昇降装置は、外箱の
天板下面側に開口部を下方に向けて取付けたケース状の
ベースプレートの中央部に固定したモータと、モータか
らの出力を横方向から縦方向に変換するギアと、ギアを
介して昇降ベルトを巻き取る巻取軸と、上記ベースプレ
ート内の左右両端には昇降ベルトを下方向へ方向転換さ
せるプーリが配置され、上記昇降ベルトが内箱の天板上
面に固定した連結具を介してその先端側を固定するため
の固定軸が上記のベースプレートに設けられており、モ
ータの横付近にはこのモータの作動・停止を制御するた
めの制御部を備えている。そして、運転スイッチを操作
して昇降装置のモータを上昇側に回転すると、昇降ベル
トを巻取軸に巻回して、内箱の天板上面に固定した連結
具を介して内箱の両端に垂下された昇降ベルトの長さを
均等に縮小することにより内箱が平行に上昇される。ま
た、昇降装置のモータを下降側に回転することにより、
昇降ベルトを巻取軸から巻き戻して、内箱の天板上面に
固定した連結具を介して内箱の両端に垂下された昇降ベ
ルトの長さを均等に伸長することにより内箱が平行に下
降される。
【0008】なお、昇降装置は、上記のようなベルト昇
降式のものに限らず、内箱の上面に連結したワイヤーを
モータで巻取り・巻戻しするようにしたワイヤー昇降式
のものを使用してもよい。
【0009】次に、本発明におけるパッキンは、外箱の
内側面下部と内箱の外側面側との間の隙間から虫や埃な
どが侵入しにくい程度に塞ぐことを主な目的とするもの
であり、必ずしもパッキンに内箱の外側面が接触しなく
てもよく、また、パッキンの内箱側に位置する部分は弾
性を有するものでなくてもよく、その形状及び取付場所
としては、例えば、外箱の下面側又は内箱の外側面側の
下縁に取付けた硬質板状の形状のパッキンで隙間を塞ぐ
ようにしてもよい。
【0010】外箱の内側面下部の周縁に設けて、外箱の
内側面下部と内箱の外側面との間の隙間を塞ぐためのパ
ッキンとしては、ABS樹脂の成形により、外箱の内側
面に取付け固定される厚さ0.2〜0.8mmの平板状
の硬質樹脂部と、この平板状の硬質樹脂部の下半部から
突設して内箱の外側面側に位置される断面略四角形状の
弾性を有する軟質樹脂部とからなる略L字形状に形成さ
れ、硬質樹脂部と軟質樹脂部とを合わせた全体厚さは、
外箱の内側面下部と内箱の外側面との間の隙間寸法より
も少し小さい寸法に形成され、その高さは15〜30m
m程度の寸法に形成される。なお、パッキンの軟質樹脂
部は、内箱の昇降時に内箱の外側面と接触した際、昇降
動作が円滑に行われるように、内箱の外側面側に位置す
る部分の表面側には、滑りをよくするためのモヘア等の
織物の布地を貼り付けるのが好ましい。パッキンは硬質
樹脂部をタッカー等を用いて外箱の内側面下部の周縁に
取付け固定するが、必要に応じ硬質樹脂部の裏面側に両
面テープを貼付けて外箱の外側面にパッキンを予め仮固
定できるようにしてもよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る昇降式吊り戸棚の実施例
について、図1及び図2を参照して説明する。図1
(a)は本発明の実施例による昇降式吊り戸棚の全体構
成を示す斜視図、図1(b)は図1(a)の昇降式吊り
戸棚における外箱から内箱を下降させた状態の斜視図、
図1(c)は昇降式吊り戸棚を下面側から見た状態の斜
視図であり、図において、外箱1は、左右の側板1a,
1a、天板1b、背板1c(図2参照)及び前面側に扉
としての前面板1dを備えて底面側を開放した形状に組
み立て、外箱1の幅方向の内寸法870mm、奥行方向
の内寸法345mm、高さ方向の内寸法685mmの大
きさの形状とした。
【0012】一方、上記外箱1内に底面側から昇降自在
として収納される内箱2は、左右の側板2a,2a、天
板2b及び底板2cとを備えて前面側及び背面側とを開
放した形状に組み立て、内箱1の幅方向の外寸法834
mm、奥行方向の外寸法309mm、高さ方向の外寸法
は543mmとした。
【0013】上記内箱2を昇降自在とするための外箱1
の天板1b下面側に設ける昇降装置3は、天板1の下面
に取付けられ、開口部を下方に向けたケース状のベース
プレート4内の略中央部にモータ5が固定され、モータ
5からの出力を横方向から縦方向に変換するギア、この
ギアを介して内箱2を吊った昇降ベルト6を巻き取る巻
取軸、上記ベースプレート4内の左右両端に昇降ベルト
6を下方向へ方向転換させるプーリが配置され、昇降ベ
ルト6が内箱2の天板2b上面に固定した連結具(符号
省略)を介してその先端側を固定するための固定軸がベ
ースプレート4に設けられ、モータ5の横にはこのモー
タの作動・停止を制御するための制御部を備えた構造の
ベルト昇降装置((株)的場電機製作所製)を使用して
取付けた。
【0014】図1(c)に示すように上記の昇降装置3
により内箱2を上昇させて外箱1内に収納させた状態に
おいて外箱1の内側面下部と内箱2の外側面との間(図
3(b)の従来技術で説明した外箱1の内側面下部と内
箱2の外側面下部の底板2cとの間の全周囲の隙間C)
の隙間(18mm)には、この隙間を塞ぐためのパッキ
ン8が設けられる。 (パッキンの実施例1)上記パッキン8は、図2(a)
〜図2(c)に示すように外箱1の内側面下部の周囲に
取付けており、図2(d)に示すように厚さ0.8mm
の板状をなす硬質樹脂部8bの下半部から方形状に突出
して形成された弾性を有する軟質樹脂部8aとからなる
断面形状(軟質樹脂部8aと硬質樹脂部8bの合計厚さ
15mm、硬質樹脂部8bの高さ寸法25mm)にAB
S樹脂により成形したもので、硬質樹脂部8bの裏面側
には両面テープ10を張り付け、内箱2の外側面側に位
置される軟質樹脂部8aの表面には内箱2と接触したと
きに昇降動作が円滑に行われるように滑りのよいモヘア
の織物の布地9(厚み3mm弱)を貼り付けたものであ
る。上記パッキン8を図2(c)に示すように、外箱1
の内側面下部の周縁に、外箱1の内側面下部と内箱2の
外側面との間の全周囲の隙間を塞ぐように予め両面テー
プ10により仮固定した後、硬質樹脂部8bの部分を外
箱1にタッカーで打ち込んで固定した。
【0015】(パッキンの実施例2)図示は省略した
が、上記実施例1のパッキンに代えて、平板状の合成樹
脂製からなるパッキンを製作して、外箱1の下面側の全
周縁に、外箱1の内側面側下部と内箱2の外側面との隙
間Cを塞ぐように、タッカーで固定した。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の昇降式吊
り戸棚によれば、外箱の内側面下部の周囲に、外箱の内
側面と内箱の外側面との間の隙間を塞ぐパッキンを設け
ており、内箱の昇降動作中は勿論、外箱内に内箱を収納
した状態においてもパッキンにより隙間が塞がれるた
め、外箱及び内箱内部への虫や埃などの侵入が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施例による昇降式吊り戸棚
の全体構成を示す斜視図、(b)は(a)の昇降式吊り
戸棚における外箱から内箱を下降させた状態の斜視図、
(c)は昇降式吊り戸棚を下面側から見た状態の斜視図
である。
【図2】(a)は図1(b)中のA−A断面図、(b)
は図1(b)中のB−B断面図、(c)は外箱における
側板及び背板部分へのパッキンの取付状態を示す斜視
図、(d)はパッキンの側面図である。
【図3】(a)は従来例による昇降式吊り戸棚の斜視
図、(b)は(a)の下面側からの斜視図である。
【符号の説明】 1.外箱 1a.側板 1b.天板 1c.背板 1d.前面板(扉) 2.内箱 2a.側板 2b.天板 2c.底板 C.隙間 3.昇降装置 4.ベースプレー
ト 5.モータ 6.昇降ベルト 7.運転スイッチ 8.パッキン 8a.軟質樹脂部 8b.硬質樹脂部 8c.固定部 9.布地 10.両面テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 学 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社結城事業所内 Fターム(参考) 3B060 EA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面側を開放した外箱と、この外箱の底
    面側から外箱内に昇降自在に収納される内箱を備えた昇
    降式吊り戸棚において、上記外箱の内側面下部の周縁
    に、外箱の内側面下部と内箱の外側面との間の隙間を塞
    ぐパッキンを設けてなる昇降式吊り戸棚。
  2. 【請求項2】 パッキンの内箱の外側面側に位置する部
    分に、布地を備えた請求項1に記載の昇降式吊り戸棚。
JP36953099A 1999-12-27 1999-12-27 昇降式吊り戸棚 Pending JP2001178556A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325640A (ja) * 2001-03-02 2002-11-12 Noritz Corp 昇降式アッパーキャビネット
JP2009050333A (ja) * 2007-08-23 2009-03-12 Cleanup Corp 収納ユニット
JP2012106108A (ja) * 2001-03-02 2012-06-07 Noritz Corp 昇降式アッパーキャビネット

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JP2002325640A (ja) * 2001-03-02 2002-11-12 Noritz Corp 昇降式アッパーキャビネット
JP2012106108A (ja) * 2001-03-02 2012-06-07 Noritz Corp 昇降式アッパーキャビネット
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