JP3656564B2 - 昇降棚の駆動モータ支持構造 - Google Patents

昇降棚の駆動モータ支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外箱体の下端開口から昇降棚本体が出し入れされるように昇降動作される昇降棚の駆動モータ支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図5に示す如く、外箱体1内に収容される昇降棚本体2が同外箱体1の下端開口3から出し入れされるように昇降動作される昇降棚において、外箱体1の天板4下面に駆動モータ5を取着支持し、該駆動モータ5で回動される軸体6により巻き取り/繰り出される索状体7を介し昇降棚本体2を吊設支持することによって、該昇降棚本体2が昇降動作されるようになした昇降棚の同駆動モータ5の取着支持構造は知られている。
【0003】
この場合、図6に示す如く、駆動モータ5と軸体6とを連結する変速機構9を収容したボックス10に同駆動モータ5を一体化して駆動ユニット11を形成し、該駆動ユニット11を防振ゴム28を介して外箱体1の天板4下面に取着支持した昇降棚の駆動モータ支持構造となっている。ここでは、防振ゴム28がゴム本体29と該ゴム本体29の上下に突設一体化されたネジ体30とでなり、上下の同ネジ体30が天板4下面及び駆動ユニット11上面に各々螺合固定されることで、該駆動ユニット11は同防振ゴム28を介して取着支持されている。
【0004】
又、該昇降棚においては、図5に示す如く、外箱体1が天板4と周囲を囲む側板17とでなり、網棚、収納箱等でなる昇降棚本体2は同外箱体1の下端開口3から出し入れされて昇降動作される。そして、駆動モータ5で回動される軸体6には二本の索状体7が巻き取り/繰り出されるように付設されており、該両索状体7は両側方へ導出され各々プーリー18に懸架されて垂下され、各下端が昇降棚本体2の両側上端に取着固定されることで、該昇降棚本体2は同両索状体7を介して吊設支持されている。
【0005】
したがって、該昇降棚においては、駆動モータ5を作動させて索状体7を繰り出すと、昇降棚本体2が下降動作して外箱体1の下端開口3から突出垂下し、該昇降棚本体2からの物品出し入れは低位置にて容易に行われる。又、駆動モータ5を作動させて索状体7を巻き取ると、昇降棚本体2は上昇動作して外箱体1の内部スペースに納まり、同昇降棚本体2内の物品が露出しない外観も良好な収納保管状態となる。そして、その際、駆動モータ5の作動時の振動が防振ゴム28で吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術にあっては、駆動モータ5、変速機構9等を含めた駆動ユニット11全体の重量が防振ゴム28のゴム素材のみでなるゴム本体29に引っ張り力として加わり、該引っ張り力の加わった状態では同防振ゴム28の防振性能が低下し、又、強度的な問題も生じる。特に、駆動モータ5が作動されると防振ゴム28には駆動ユニット11の重力以外の外力が加わるので、その際、ゴム素材のみでなるゴム本体29では対応できなくなる。
【0007】
すなわち、ゴム素材は圧縮力に対する強度を有するものであるが、それ以外の引っ張りや捩れ等の外力に対する強度は極端に低く、前記のような場合に強度的な問題が発生する。又、強度を確保するために硬いゴム素材を採用すると、前記防振性能が更に低下して駆動ユニット11の振動は大きくなり、その際、該駆動ユニット11を支持する外箱体1までもが共振して、騒音は増大して発生するという問題が生じる。
【0008】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、防振性能や支持強度が確保されて騒音も低減される昇降棚の駆動モータ支持構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、外箱体内に収容される昇降棚本体が同外箱体の下端開口から出し入れされるように昇降動作される昇降棚において、外箱体の天板下面に駆動モータを取着支持し、該駆動モータで回動される軸体により巻き取り/繰り出される索状体を介し昇降棚本体を吊設支持することによって、該昇降棚本体が昇降動作されるようになした昇降棚の同駆動モータの取着支持構造であり、側方へ開口するように横向き略U字状に湾曲した板バネの上側端縁部を外箱体の天板下面に取着固定し、同板バネの下側端縁部を駆動モータ側に取着固定することで、該板バネを介して同駆動モータを吊下状に支持してなる。
【0010】
したがって、この場合、駆動モータを作動させて索状体を繰り出すと、昇降棚本体が下降動作して外箱体の下端開口から突出垂下し、該昇降棚本体からの物品出し入れは低位置にて容易に行われる。又、駆動モータを作動させて索状体を巻き取ると、昇降棚本体は上昇動作して外箱体の内部スペースに納まり、該昇降棚本体内の物品が露出しない外観も良好な収納保管状態となる。
【0011】
しかも、側方へ開口するように横向き略U字状に湾曲した板バネの上側端縁部を外箱体の天板下面に、下側端縁部を駆動モータ側に取着固定することで、該板バネを介して同駆動モータが吊下状に支持されているため、該駆動モータの作動時の振動が同板バネによって確実に吸収される。
【0012】
すなわち、横向き略U字状に湾曲した板バネはあらゆる方向からの外力に対抗し得るもので、特に、引っ張り力に対しては十分な弾性を発揮して振動を確実に吸収し、それ以外の外力に対しては強度を維持しながら適度な弾性を発揮し、それ故、防振性能及び支持強度が共に確保されて、駆動モータを支持する外箱体の共振も防止され、騒音の発生は低減される。
【0013】
本発明の請求項2記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項1記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、駆動モータで回動される軸体から両側方へ両側対に索状体を導出し、該両側の索状体を各々プーリーに懸架して垂下させ、同索状体の各下端を昇降棚本体の両側上端に取着固定することで、該昇降棚本体を同両側の索状体を介して吊設支持した昇降棚であることを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、両側の索状体によって昇降棚本体が安定した状態で確実に昇降動作され、しかも、同索状体は軸体から両側方へ両側対に導出された先でプーリーにて下方へ向きを変え、各下端が昇降棚本体に取着固定されるものであるため、該昇降棚本体の重量は同軸体に対して両側方で釣り合った状態に加わり、該軸体及びこれに連結される駆動モータの横揺れが防止される。しかも、板バネには昇降棚本体の重量がほとんど加わらず、駆動モータの振動は効率良く吸収されて防振性能が向上され、騒音の発生もより低減される。
【0015】
本発明の請求項3記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項1又は2記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、対の板バネを開口が対向するように配設し、該両板バネを介して駆動モータを支持したことを特徴とする。
【0016】
したがって、この場合は特に、両側対の板バネを介して駆動モータが支持されるため、該駆動モータは外箱体の天板に対して回り動かないよう安定した状態で吊下状に支持され、同駆動モータの振動が抑制されて防振性能及び支持強度は高められる。更に、対の板バネは開口が対向するように配設されるため、横向き略U字状に湾曲した同両板バネはその弾性を発揮する中程部位が両側方へ突出して位置することになり、該弾性が安定して十分に発揮される。
【0017】
本発明の請求項4記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項3記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、駆動モータと軸体とを連結する変速機構を収容したボックスに同駆動モータを一体化して駆動ユニットを形成し、該駆動ユニットの上面両側部分に取着面部を配設して、該両取着面部に両板バネの各下側端縁部を取着固定したことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、駆動モータと軸体とを連結する変速機構を収容したボックスに同駆動モータが一体化され駆動ユニットとしてコンパクトに納められる。しかも、駆動モータ、変速機構等を含めた駆動ユニット全体の重量が両側の板バネにより安定した状態で確実に支持されて、防振性能及び支持強度には支障を来すことがない。
【0019】
本発明の請求項5記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項4記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、板バネの中程部位が端縁部位よりも段落ちして低位となるように、同板バネの上下両板辺に屈曲段部を形成したことを特徴とする。
【0020】
したがって、この場合は特に、板バネの上下両板辺に屈曲段部が形成されることで、同板バネの弾性を発揮する中程部位は端縁部位よりも段落ちして低位となるため、該板バネの中程部位が外箱体の天板下面に当接し難くなって、同弾性は支障なく有効に発揮される。
【0021】
本発明の請求項6記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項4又は5記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、板バネの上側端縁部及び下側端縁部に両者間で位置をずらせて取着固定用のネジが挿通される取付孔を両者各々に穿設し、該取付孔が穿設された部位と対向する反対側の同下側端縁部或いは上側端縁部の各部位にネジ回し回避用の欠如開口を両者各々に形成したことを特徴とする。
【0022】
したがって、この場合は特に、板バネの上側端縁部及び下側端縁部に穿設される取付孔にネジを挿通し、該ネジをドライバー等で回動して外箱体の天板下面或いは駆動ユニットの取着面部にねじ込む際、同板バネの反対側の下側端縁部或いは上側端縁部は邪魔になることなく、ネジ回し回避用の欠如開口から容易にねじ込み作業を行うことができる。
【0023】
本発明の請求項7記載の昇降棚の駆動モータ支持構造は、上記請求項6記載の昇降棚の駆動モータ支持構造において、板バネの下側端縁部ではその両側端部位に、上側端縁部ではその中程部位に各々欠如開口を配設形成し、同板バネの上側端縁部の両側端付近に各々取付孔を穿設して、該両側の取付孔の間隔よりも内側に駆動ユニットの外形巾を納めたことを特徴とする。
【0024】
したがって、この場合は特に、上側端縁部の中程部位に形成される欠如開口から下側端縁部の取付孔にネジを挿通して、該ネジで同下側端縁部を駆動ユニットの取着面部に螺合固定し、該駆動ユニットに板バネを取着固定して一体化した後に、該板バネの上側端縁部の両側端付近に穿設される取付孔に下側端縁部の両側端部位に配設形成される欠如開口からネジを挿通して、該ネジで同上側端縁部を外箱体の天板下面に螺合固定することができる。
【0025】
しかも、その際、板バネの上側端縁部に穿設される両側の取付孔の間隔よりも内側に駆動ユニットの外形巾が納められているため、該駆動ユニットは邪魔になることなく、同上側端縁部の両側の取付孔におけるねじ込み作業を支障なく行うことができる。それ故、駆動ユニットに板バネを一体化させた状態で、該板バネを介して簡単に同駆動ユニットを外箱体の天板下面に取着することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1〜4は、本発明の請求項1〜7全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造における同昇降棚は、台所の壁上部や天井等に設置され、外箱体1内に収容される昇降棚本体2が同外箱体1の下端開口3から出し入れされるように昇降動作されるものである。そして、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造では、外箱体1の天板4下面に駆動モータ5を取着支持し、該駆動モータ5で回動される軸体6により巻き取り/繰り出される索状体7を介し昇降棚本体2を吊設支持することによって、該昇降棚本体2が昇降動作されるようになっている。
【0027】
この場合、駆動モータ5で回動される軸体6から両側方へ両側対に索状体7を導出し、該両側の索状体7を各々プーリー18に懸架して垂下させ、同索状体7の各下端を昇降棚本体2の両側上端に取着固定することで、該昇降棚本体2は同両側の索状体7を介して吊設支持されている。ここで、側方へ開口するように横向き略U字状に湾曲した板バネ8の上側端縁部8aを外箱体1の天板4下面に取着固定し、同板バネ8の下側端縁部8bを駆動モータ5側に取着固定することで、該板バネ8を介して同駆動モータ5を吊下状に支持してなるのが、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造である。
【0028】
又、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造では、対の板バネ8を開口が対向するように配設し、該両板バネ8を介して駆動モータ5を支持している。この場合に、駆動モータ5と軸体6とを連結する変速機構9を収容したボックス10に同駆動モータ5を一体化して駆動ユニット11を形成し、該駆動ユニット11の上面両側部分に取着面部12を配設して、該両取着面部12に両板バネ8の各下側端縁部8bを取着固定してもいる。更に、板バネ8の中程部位が端縁部位よりも段落ちして低位となるように、同板バネ8の上下両板辺に屈曲段部13を形成している。
【0029】
しかも、又、板バネ8の上側端縁部8a及び下側端縁部8bに両者間で位置をずらせて取着固定用のネジ14a、14bが挿通される取付孔15a、15bを両者各々に穿設し、該取付孔15a、15bが穿設された部位と対向する反対側の同下側端縁部8b或いは上側端縁部8aの各部位にネジ回し回避用の欠如開口16b、16aを両者各々に形成している。ここで、板バネ8の下側端縁部8bではその両側端部位に、上側端縁部8aではその中程部位に各々欠如開口16b、16aを配設形成し、同板バネ8の上側端縁部8aの両側端付近に各々取付孔15aを穿設して、該両側の取付孔15aの間隔よりも内側に駆動ユニット11の外形巾を納めてもいる。
【0030】
なお、板バネ8はステンレス等の弾性を有する金属板を、打ち抜き折曲プレス加工して一体に形成されたもので、その際、屈曲段部13、取付孔15a、15b、欠如開口16b、16a等が簡単に形成される。又、板バネ8は横向き略U字状に湾曲した形状で上下両板部と該両者間の湾曲部とでなり、同上下両板部の上側端縁部8a及び下側端縁部8b各々に取付孔15a、15bと欠如開口16b、16aとが配設形成され、これ等取付孔15a、15b、欠如開口16b、16aに沿って同上下両板部の各略中央付近に巾方向にわたる傾斜した屈曲段部13を形成している。
【0031】
又、該実施形態の昇降棚では、図1に示す如く、外箱体1が天板4と周囲を囲む側板17とでなり、網棚、収納箱等でなる昇降棚本体2は同外箱体1の下端開口3から出し入れされて昇降動作される。その際、外箱体1と昇降棚本体2との間には上下方向のガイドレール(図示せず)が介設され、例えば、昇降棚の両側に配置介設されており、該ガイドレールによって同昇降棚本体2の昇降動作は振れ動かないようにガイドされる。
【0032】
この場合、駆動モータ5で回動される軸体6には二本のワイヤー、ベルト等の索状体7が巻き取り/繰り出されるように付設されており、該両索状体7は両側方へ導出され各々プーリー18に懸架されて垂下され、各下端が昇降棚本体2の両側上端に取着固定されることで、該昇降棚本体2は同両索状体7を介して吊設支持されている。そして、外箱体1の天板4と昇降棚本体2の上端との間隔スペース内に、駆動ユニット11や索状体7等の駆動機構は支障なく収容されている。
【0033】
又、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造では、図2、3に示す如く、変速機構9を収容したボックス10の側壁に駆動モータ5がボルト、ビス等の螺着具19で取付固定され、その際、該駆動モータ5の上端は同ボックス10の上端面よりも低く段落ちされており、該段落ち部分に一方の板バネ8の段落ちして低位となった中程部位が納まっている。なお、他方の板バネ8の段落ちして低位となった中程部位は、ボックス10の前記駆動モータ5が取付固定された側とは反対側に突出されており、前記一方の板バネ8の中程部位におけると同様に支障なく弾性を発揮する。
【0034】
この場合、両板バネ8の下側端縁部8bはボックス10の上端面両側の取着面部12に各々ネジ14bで螺着固定され、該ボックス10と両板バネ8とが一体化された状態で、同両板バネ8の上側端縁部8aは外箱体1の天板4下面に各々ネジ14aで螺着固定される。その際、ネジ14a、14bが各々両板バネ8の上側端縁部8a及び下側端縁部8bに穿設された取付孔15a、15bに挿通されてねじ込まれ、同ネジ14aについてはボックス10の外形巾の外側でねじ込むことができる。
【0035】
又、前記変速機構9は、駆動モータ5の回転軸20に結合固着されるウォームギヤ21と、該ウォームギヤ21に噛合し軸方向が変換されて回転する小ギヤ22と、該小ギヤ22と連動して反対方向に噛合回転する大ギヤ23とでなる。そして、大ギヤ23の回転中心軸が軸体6となってボックス10外へ突設され、回動する同軸体6にドラム等を介して前記一対の索状体7は均等に同調して巻き取られたり繰り出されたりする。
【0036】
そして、該実施形態の駆動ユニット11においては、図4に示す如く、駆動モータ5の回転軸20がウェーブワッシャ24によって軸方向に弾発付勢されており、これによって、小ギヤ22からウォームギヤ21へと逆にトルクが伝達されることによる該ウォームギヤ21の回転は防止され、セルフロック(負荷側からの逆転防止)機能が発揮される。すなわち、この場合、駆動モータ5の回転軸20の後端付近に鍔状体25が一体化され、該鍔状体25とモータケース26内面との間にウェーブワッシャ24が介設されて、該ウェーブワッシャ24は同回転軸20に外嵌され該回転軸20を同鍔状体25を介して先端方向(P方向)へと弾性的に押圧付勢する。
【0037】
このように、回転軸20が先端方向(P方向)へ弾発付勢されると、該回転軸20の先端と軸受けフランジ27との間での摩擦力は大きくなり、該摩擦力を伴って同軸受けフランジ27と回転軸20の先端が摺接することで、前記セルフロック機能は発揮される。そして、又、セルフロック機能が発揮されることで、ウォームギヤ21の進み角を小さくすることなく負荷側からの逆転は防止され、それ故に、駆動トルクの伝達効率が向上され、駆動モータ5の小型化や低コスト化も図られることとなる。
【0038】
なお、この場合、前記ウェーブワッシャ24の弾性により発生する摩擦力を、該ウェーブワッシャ24のばね定数を変化させることにより任意に設定して、ウォームギヤ21の逆転トルクを増減させたり、モータ運転から停止時のモータ軸回転慣性力のブレーキ機能を発揮させたりすることもできる。又、この場合、弾発付勢手段としてウェーブワッシャ24を使用しているが、該弾発付勢手段としてはこれに限らずスプリングやゴム等を使用しても良く、同弾発付勢手段が回転軸20の先端側に設けられて該回転軸20を後端方向(P方向とは反対方向)へ弾発付勢するものであっても良い。
【0039】
したがって、該実施形態の昇降棚においては、駆動モータ5の作動により軸体6を回動させて索状体7を繰り出してやると、昇降棚本体2が下降動作して外箱体1の下端開口3から突出垂下し、該昇降棚本体2からの収納物品(食器や調理具等)の出し入れ作業は低い位置にて容易に行われる。又、駆動モータ5の作動により軸体6を反対方向に回動させて索状体7を巻き取ってやると、昇降棚本体2は上昇動作して外箱体1の内部スペースに納まり、該昇降棚本体2内の収納物品が露出しない外観も良好な収納保管状態となる。
【0040】
しかも、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造においては、側方へ開口するように横向き略U字状に湾曲した板バネ8の上側端縁部8aを外箱体1の天板4下面に、下側端縁部8bを駆動モータ5側に取着固定することで、該板バネ8を介して同駆動モータ5が吊下状に支持されているため、該駆動モータ5の作動時の振動が同板バネ8によって確実に吸収される。
【0041】
すなわち、横向き略U字状に湾曲した板バネ8はあらゆる方向からの外力に対抗し得るものであり、特に、引っ張り力に対しては十分な弾性を発揮して振動を確実に吸収し、それ以外の外力に対しては強度を維持しながら適度な弾性を発揮するものである。それ故、防振性能及び支持強度が共に確保されて、駆動モータ5を支持する外箱体1の共振も防止され、騒音の発生は効果的に低減される。
【0042】
又、該実施形態の昇降棚においては、両側の索状体7によって昇降棚本体2が安定した状態で確実に昇降動作され、しかも、同索状体7は軸体6から両側方へ両側対に導出された先でプーリー18にて下方へ向きを変え、各下端が昇降棚本体2に取着固定されるものである。そのため、昇降棚本体2の重量は軸体6に対して両側方で釣り合った状態に加わることとなり、該軸体6及びこれに連結される駆動モータ5等の駆動ユニット11全体の横揺れが防止される。又、板バネ8には昇降棚本体2の重量がほとんど加わらず、駆動モータ5の振動は効率良く吸収されて防振性能が向上され、騒音の発生もより低減される。
【0043】
又、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造においては、両側対の板バネ8を介して駆動モータ5が支持されるため、該駆動モータ5は外箱体1の天板4に対して回り動かないよう安定した状態で吊下状に支持され、同駆動モータ5の振動が抑制されて防振性能及び支持強度は高められる。又、この場合、対の板バネ8は開口が対向するように配設されるため、横向き略U字状に湾曲した同両板バネ8はその弾性を発揮する中程部位が両側方へ突出して位置することになり、該弾性が安定して十分に発揮される。
【0044】
更に、この場合、駆動モータ5と軸体6とを連結する変速機構9を収容したボックス10に同駆動モータ5が一体化され、駆動ユニット11としてコンパクトに納められる。又、駆動モータ5や変速機構9等を含めた駆動ユニット11全体の重量が両側の板バネ8により安定した状態で確実に支持されて、防振性能及び支持強度には支障を来すことがない。しかも、板バネ8の上下両板辺に屈曲段部13が形成されることで、同板バネ8の弾性を発揮する中程部位は端縁部位よりも段落ちして低位置となるため、該板バネ8の中程部位が外箱体1の天板4下面に当接し難くなって、同弾性は支障なく有効に発揮される。
【0045】
又、該実施形態の昇降棚の駆動モータ支持構造においては、板バネ8の上側端縁部8a及び下側端縁部8bに穿設される取付孔15a、15bにネジ14a、14bを挿通し、該ネジ14a、14bをドライバー等で回動して外箱体1の天板4下面或いは駆動ユニット11の取着面部12にねじ込む際、同板バネ8の反対側の下側端縁部8b或いは上側端縁部8aは邪魔にならず、ネジ回し回避用の欠如開口16b、16aから容易にねじ込み作業を行うことができる。
【0046】
更に、この場合、上側端縁部8aの中程部位に形成される欠如開口16aから下側端縁部8bの取付孔15bにネジ14bを挿通して、該ネジ14bで同下側端縁部8bを駆動ユニット11の取着面部12に螺合固定し、該駆動ユニット11に板バネ8を取着固定して一体化した後に、該板バネ8の上側端縁部8aの両側端付近に穿設される取付孔15aに下側端縁部8bの両側端部位に配設形成される欠如開口16bからネジ14aを挿通して、該ネジ14aで同上側端縁部8aを外箱体1の天板4下面に螺合固定することができ、組立作業性は効率的で良好である。
【0047】
しかも、その際、板バネ8の上側端縁部8aに穿設される両側の取付孔15aの間隔よりも内側に駆動ユニット11の外形巾が納められているため、該駆動ユニット11は邪魔になることなく、同上側端縁部8aの両側の取付孔15aにおけるネジ14aのねじ込み作業を支障なく行うことができる。それ故、駆動ユニット11に板バネ8を一体化させた状態で効率良く、該板バネ8を介して簡単に同駆動ユニット11を外箱体1の天板4下面に取着することができる。
【0048】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、横向き略U字状に湾曲した板バネが、引っ張り力に対しては十分な弾性を発揮して振動を確実に吸収し、それ以外の外力に対しては強度を維持しながら適度な弾性を発揮して、防振性能及び支持強度が共に確保され、騒音の発生は低減される。
【0049】
又、本発明の請求項2記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、軸体及びこれに連結される駆動モータの横揺れが防止され、板バネには昇降棚本体の重量がほとんど加わらず、防振性能は向上されて騒音の発生もより低減される。
【0050】
又、本発明の請求項3記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、駆動モータが安定状態で支持されてその振動は抑制され、しかも、板バネの中程部位における弾性が安定して十分に発揮され、防振性能及び支持強度は高められる。
【0051】
又、本発明の請求項4記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、駆動モータや変速機構等をコンパクトに納めた駆動ユニット全体の重量が両側の板バネにより安定した状態で確実に支持されて、防振性能及び支持強度には支障を来すことがない。
【0052】
又、本発明の請求項5記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、板バネの弾性を発揮する中程部位が低位となり、該板バネの中程部位は外箱体の天板下面に当接し難くなって、同弾性が支障なく有効に発揮される。
【0053】
又、本発明の請求項6記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、板バネの上側端縁部及び下側端縁部の取付孔にネジを挿通してねじ込む際、同板バネの反対側の下側端縁部或いは上側端縁部が邪魔になることはなく、ネジ回し回避用の欠如開口から容易にねじ込み作業を行うことができる。
【0054】
又、本発明の請求項7記載の昇降棚の駆動モータ支持構造では、特に、駆動ユニットが邪魔にならないようにねじ込み作業は行われ、該駆動ユニットに板バネを一体化させた状態で、該板バネを介して簡単に同駆動ユニットを外箱体の天板下面に取着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である昇降棚の駆動モータ支持構造における同昇降棚全体を示す縦断面図。
【図2】同昇降棚の駆動モータ支持構造における要部を示す縦断面図。
【図3】同昇降棚の駆動モータ支持構造における要部を示す平面図。
【図4】同昇降棚の駆動モータ支持構造における駆動ユニットを示す縦断面図。
【図5】従来例である昇降棚の駆動モータ支持構造における同昇降棚全体を示す縦断面図。
【図6】同昇降棚の駆動モータ支持構造における要部を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 外箱体
2 昇降棚本体
3 下端開口
4 天板
5 駆動モータ
6 軸体
7 索状体
8 板バネ
8a 上側端縁部
8b 下側端縁部
9 変速機構
10 ボックス
11 駆動ユニット
12 取着面部
13 屈曲段部
14a ネジ
14b ネジ
15a 取付孔
15b 取付孔
16a 欠如開口
16b 欠如開口
18 プーリー

Claims (7)

  1. 外箱体内に収容される昇降棚本体が同外箱体の下端開口から出し入れされるように昇降動作される昇降棚において、外箱体の天板下面に駆動モータを取着支持し、該駆動モータで回動される軸体により巻き取り/繰り出される索状体を介し昇降棚本体を吊設支持することによって、該昇降棚本体が昇降動作されるようになした昇降棚の同駆動モータの取着支持構造であり、側方へ開口するように横向き略U字状に湾曲した板バネの上側端縁部を外箱体の天板下面に取着固定し、同板バネの下側端縁部を駆動モータ側に取着固定することで、該板バネを介して同駆動モータを吊下状に支持してなる昇降棚の駆動モータ支持構造。
  2. 駆動モータで回動される軸体から両側方へ両側対に索状体を導出し、該両側の索状体を各々プーリーに懸架して垂下させ、同索状体の各下端を昇降棚本体の両側上端に取着固定することで、該昇降棚本体を同両側の索状体を介して吊設支持した昇降棚であることを特徴とする請求項1記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
  3. 対の板バネを開口が対向するように配設し、該両板バネを介して駆動モータを支持したことを特徴とする請求項1又は2記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
  4. 駆動モータと軸体とを連結する変速機構を収容したボックスに同駆動モータを一体化して駆動ユニットを形成し、該駆動ユニットの上面両側部分に取着面部を配設して、該両取着面部に両板バネの各下側端縁部を取着固定したことを特徴とする請求項3記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
  5. 板バネの中程部位が端縁部位よりも段落ちして低位となるように、同板バネの上下両板辺に屈曲段部を形成したことを特徴とする請求項4記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
  6. 板バネの上側端縁部及び下側端縁部に両者間で位置をずらせて取着固定用のネジが挿通される取付孔を両者各々に穿設し、該取付孔が穿設された部位と対向する反対側の同下側端縁部或いは上側端縁部の各部位にネジ回し回避用の欠如開口を両者各々に形成したことを特徴とする請求項4又は5記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
  7. 板バネの下側端縁部ではその両側端部位に、上側端縁部ではその中程部位に各々欠如開口を配設形成し、同板バネの上側端縁部の両側端付近に各々取付孔を穿設して、該両側の取付孔の間隔よりも内側に駆動ユニットの外形巾を納めたことを特徴とする請求項6記載の昇降棚の駆動モータ支持構造。
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