JPWO2005056863A1 - 溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

GA鋼板製造との併用を考慮して、低Al浴組成で、良好な外観、耐黒変性と優れた加工性とを兼ね備えた溶融亜鉛めっき鋼板、及びその製造方法を提供する。鋼板を溶融めっき浴に浸漬し引き上げて鋼板表面にめっき皮膜を付着させるめっき工程と、めっき工程に引き続きめっき皮膜の付着量を調整する付着量調整工程と、付着量調整工程の後にめっき皮膜を凝固させる皮膜凝固工程とを含む、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、めっき浴中でのAl濃度、Si濃度を、それぞれ0.13〜0.3%、5〜150ppmとするとともに、めっき浴の浴温を450〜480℃、めっき浴に侵入する鋼板の侵入材温を浴温±20℃以内とする。

Description

本発明は、家電製品、建築用材、自動車などの素材として好適な溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法に関する。
従来、溶融亜鉛めっき鋼板としては、質量%で(以下、化学組成を表す「%」表示は「質量%」を、「ppm」表示は「質量ppm」をそれぞれ意味する。)Alを0.13%程度以上含有するめっき浴に浸漬して溶融めっきし、次いで付着量を調整した後に、加熱しないで冷却する溶融亜鉛めっき鋼板(以下単に「GI鋼板」と記す。)と、Alを0.13%程度以下含有する低Alのめっき浴に浸漬し付着量を調整した後、めっき皮膜中のFeが8〜12%になるように、鋼板を加熱してめっき皮膜を合金化処理する合金化溶融亜鉛めっき鋼板(以下単に「GA鋼板」と記す。)と、がある。
自動車のボディーパネル用等の塗装母材としてGI鋼板を用いる場合、塗装後の鮮映性が重視されるため、めっき皮膜の表面が平滑であることが望まれる。めっき皮膜の表面形状は、主に調質圧延技術などで対応しているが、好ましくは、めっき仕上がりの後の凹凸は極力抑制しておくのがよい。このとき、めっきのスパングルが大きいと、これに起因して粒界のへこみが大きくなる。スパングルを細かくするには、スプレー処理等を施したミニマム化処理が望まれる。かかる技術は非特許文献1に開示されている。
一方、クロメート処理等を施してそのままGI鋼板の外観が現れるような用途では、耐黒変性や加工性が重視される。耐黒変性については、前記ミニマム化処理を施すことによりその性能は向上するといわれている。これは、めっき後の冷却速度が大きくなるほどZn(002)面の配向率が高まるためであり、Pb、Alの表面濃化が少なく腐食が抑制されるためである(非特許文献2参照)。
一方、GI鋼板の加工性は、めっき皮膜の配向性への依存性が大きい。すなわち、めっき皮膜のZn(002)面が板面に垂直であるほど、引っ張り変形に対して変形能が小さく、皮膜のクラック発生率が高くなる傾向がある。このように、めっき表面の耐黒変性と加工性は、Zn(002)面の配向性との関連からいえば、相反する性質であり、両者は二律背反の関係にある。例えば、スパングルをミニマム化するためミスト冷却を施すとZn(002)面が優先的に配向し、加工性が悪くなる。一方加工性を重視してZn(002)面の配向率を下げるように、冷却を調整してスパングルを大きなものにすると、鋼板表面の耐黒変性が劣化する。
めっきの配向性を変化させる方法としては、調質圧延により強制的に皮膜を変形させたり(特許文献1)、めっき表面を研削したりする手法(特許文献2)が提案されている。
加工性に優れた溶融亜鉛系めっき鋼板の例としては、特許文献3に、Alを0.3%超3.5%未満、SiをAlの1/30〜1/1の範囲で含有するめっき浴でめっきする技術が開示されている。
また、特許文献4にはめっき層にAl及びMgのほかに、Si等を含有させて、耐食性及び表面外観の向上を図った溶融亜鉛めっき鋼板の例が開示されている。
特開平10−226863号公報 特開平6−256924号公報 特開昭60−52569号公報 特開2002−220650号公報 鉄鋼便覧IV、P426(昭和57年5月31日) 鉄と鋼、vol.72、No.13、S1306(1986年発行)
しかし、特許文献1に開示されている方法によれば、機械特性が低下する恐れがあり、また、特許文献2に開示されている方法を採用しようとした場合、研削設備が新たに必要になりコスト上昇につながることや、研削粉の再付着等操業面での低下が懸念される。また、特許文献3の方法によれば、浴中Alが0.3%超のような高Al浴を用いる必要がある場合は次のような問題があった。通常の連続溶融めっきラインは、GI鋼板とGA鋼板との兼用ラインである場合が多い。GA鋼板製造時は、短時間の加熱で合金化が完了するように、浴中Al濃度を0.1%前後とする。0.3%超のような高Al浴から0.1%前後までAlを下げるには、多量のダミー鋼板を通板する必要があり、生産性の面で問題があった。
さらに、特許文献4に開示されている技術によれば、Mgを多量に含有することから、前述したように耐黒変性が低下するほか、めっき皮膜が硬くなり加工性に劣る。また、GAには通常含まれない成分であり、兼用ラインにおいては成分調整が必要になるという問題があった。
そこで本発明は、GA鋼板製造との併用を考慮して、低Al浴組成で、良好な外観、耐黒変性と優れた加工性とを兼ね備えた溶融亜鉛めっき鋼板、及びその製造方法を提供することを課題とする。
GA鋼板製造との切り替えを考えた場合、浴Al濃度は多くとも0.3%以下に設定する必要がある。そこで、浴Al濃度が低濃度の範囲で、耐黒変性、加工性、表面外観に優れたGI鋼板を製造するにあたり、以下の点に着目した。まず、ミニマムスパングル外観達成のため、めっき後ミストスプレーで冷却するミニマム化処理を施した場合、めっきのZn(002)面が優先配向するため、加工性が低下する。そこで、ミストスプレーによる急速な冷却を避け、放冷ないし空冷でミニマムスパングル外観を達成する手段を検討した。その結果、めっき浴中にSiを数十ppm程度含有させることで、めっき付着量を調整後、放冷または空冷でめっきを凝固させてもミニマムスパングル外観が達成できることを見出した。さらに、空冷または放冷であることで、ミストスプレー使用の場合と比較してZn(002)面の配向度が小さくなることも見出した。同時に、Al濃度と合わせてめっき浴温やめっき浴への侵入材温を適正化することで、(めっき−母材)界面のFe−Zn系合金層の過剰な成長が抑制され、加工性が改善されることも見出した。
一方、耐黒変性は、空冷または放冷とすることでZn(002)面の配向度が小さくなるため、劣化する方向にある。ただし、この場合でも、Siが適量添加されていると、スパングルが小さくなって黒変してもスパングル間のムラとしては目立ちにくいことから、ユーザーで問題にされにくくなり有利ではある。加えて、耐黒変性を向上させるには、従来Pb、Sb、Sn、Cd等がZn(002)面以外の面で偏析しやすいことは良く知られており、それらの合計濃度を抑える必要がある。さらに、Mgを0.01%以上添加した浴で作製したGI鋼板は、黒変が助長されることが認められた。このGI鋼板について、めっき表面に偏析した元素をEPMAで詳細に調査した結果、Mgの表面濃化が認められた。Mgの表面濃化と合わせ、Alの表面偏析を増幅させていることも、EPMAより確認され、この現象が黒変を助長しているものと考えられた。これらのことから、前述したPb、Sn、Cd、Sbと同様に、Mgも所定濃度以下に管理することが重要となることが見出された。
本発明はこれらの知見を基にして完成されたものであり、その要旨は次の通りである。
請求の範囲第1項に記載の発明は、鋼板を溶融めっき浴に浸漬し引き上げて鋼板表面にめっき皮膜を付着させるめっき工程と、めっき工程に引き続きめっき皮膜の付着量を調整する付着量調整工程と、付着量調整工程の後にめっき皮膜を凝固させる皮膜凝固工程とを含む、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、めっき浴中でのAl濃度、Si濃度が、それぞれ0.13〜0.3%、5〜150ppmであるとともに、めっき浴の浴温が450〜480℃、めっき浴に侵入する鋼板の侵入材温が浴温±20℃以内である、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法により前記課題を解決しようとするものである。
請求の範囲第1項に記載の発明によれば、めっき浴中のAl濃度が0.3%以下であるので、GI鋼板の製造装置とGA鋼板の製造装置を兼用することが可能な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することができる。まためっき浴中に適量のSiが含まれているので、めっき付着量を調整後、放冷または空冷でめっきを凝固させても、ミニマムスパングル外観達成することが可能な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することができる。また、浴温やめっき浴への侵入材温が適正化されているので、(めっき−母材)界面のFe−Zn系合金層の過剰な成長が抑制されて、加工性を改善することが可能な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供することができる。
請求の範囲第2項に記載の発明は、請求の範囲第1項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、皮膜凝固工程は、放冷及び/または空冷でめっき皮膜を凝固させる工程であることを特徴とするものである。
請求の範囲第2項に記載の発明によれば、ミストスプレーによる場合のような急速な冷却を避けることができるので、上記溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、ミニマムスパングル外観を達成することができる。さらに、ミトスプレー使用の場合と比較してZn(002)面の配向度を小さくすることもできる。
請求の範囲第3項に記載の発明は、請求の範囲第1項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、めっき浴中のMg濃度が100ppm未満、Pb+Sn+Cd+Sbの合計濃度が200ppm以下であることを特徴とするものである。
請求の範囲第3項の発明によれば、上記溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、Mg濃度、及び、Pb、Sb、Sn、Cdの合計濃度を抑えて、Zn(002)面以外の面での偏析を抑制し、耐黒変性を向上させることができる。
請求の範囲第4項に記載の発明は、めっき皮膜中のAl濃度、Si濃度がそれぞれ0.15〜0.6%、5〜150ppmであるとともに、Fe含有量が0.6g/m以下、である溶融亜鉛めっき鋼板により前記課題を解決しようとするものである。
請求の範囲第5項に記載の発明は、請求の範囲第4項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板において、めっき皮膜のZn(002)面の配向指数が、3.0〜4.5であることを特徴とするものである。
請求の範囲第6項に記載の発明は、請求の範囲第4項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板において、めっき皮膜中のMg濃度が100ppm未満、Pb+Sn+Cd+Sbの合計濃度が質量割合で200ppm以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、良好な外観、耐黒変性と優れた加工性とを兼ね備えた溶融亜鉛めっき鋼板、及びその製造方法を得ることができる。従って、家電製品、建築用途、自動車などの耐食性材料として、内装材のみならず外装材としても、極めて好適な溶融亜鉛めっき鋼板を得ることが可能となる。併せて、本発明の溶融亜鉛めっき鋼板の製造装置を、GAの製造装置として兼用可能である。
本発明の一実施形態は、鋼板を溶融めっき浴に浸漬し、引き上げて鋼板表面にめっき皮膜を付着させるめっき工程と、めっき工程に引き続きめっき皮膜の付着量を調整する付着量調整工程と、付着量調整工程の後にめっき皮膜を凝固させる皮膜凝固工程とを含む、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供するものである。
上記溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、浴中Al濃度は0.13〜0.3%であることが必須である。浴中Al濃度が低すぎると、仮に侵入材温や浴温を適正範囲に調整しても、浸漬時に形成されるFe−Zn系の界面合金層が過剰に形成されやすくなり、そのため、加工性に悪影響を及ぼす。そこで、浴中Al濃度は少なくとも0.13%以上に設定する必要がある。より好ましくは、0.15%以上である。浴中Al濃度の上限は、上述したようにGA鋼板製造との切り替えを考慮して0.3%以下に限定する。より好ましくは、0.25%以下である。
本発明の他の実施形態は、めっき皮膜中のAl濃度、Si濃度がそれぞれ0.15〜0.6%、5〜150ppmであるとともに、Fe含有量が0.6g/m以下、である溶融亜鉛めっき鋼板を提供するものである。
本発明において、溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜中のAl濃度は、0.15〜0.6%であることが必須である。皮膜中のAl濃度の上下限は、主として前述した浴中Al量によって限定される。すなわち、めっき付着量にもよるが、皮膜中のAl濃度の下限は、0.15%以上、好ましくは0.2%以上である。一方、皮膜中のAl濃度の上限は0.6%以下、好ましくは0.5%以下である。なお、本発明のGI鋼板は、めっき−母材界面にはFe−Al系合金層が形成され、当該界面付近にAlが濃化するため、皮膜中Al濃度はめっき浴中Al濃度よりも一般に高くなる。
本発明において、溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜Fe含有量は、0.6g/m以下であることが必須である。前述したようにめっき浴中Al濃度が低い場合、あるいは侵入材温やめっき浴温が適当でない場合等は、めっき−母材界面にFe−Zn系の界面合金層が過剰に形成されやすくなり、加工性に悪影響がある。この目安として、皮膜中のFe含有量を0.6g/m以下とする。より好ましくは0.4g/m以下である。
本発明の、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法における、浴中Si濃度、及び、溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜中のSi濃度は、5〜150ppmであることが必須である。浴中Si濃度が5ppm未満の場合、スパングル径の抑制効果が少なく、後述するような平均粒径1mm以下を達成することが困難である。好ましくは、10ppm以上、より好ましくは、20ppm以上である。なお、Siは、母材Feとの反応性が高いとされているので、めっき−母材界面合金層に濃化し、場合によってはGA製造時の合金化速度に悪影響を及ぼすのではないかと考えられる。しかしながら、本発明程度のような微量の含有量では、そのような濃化量は僅かである。一方、浴中Si濃度の上限については、溶融しためっき浴中では200ppm程度の溶解度であること、またSi濃度が150ppmを超えるとスパングル径の抑制効果が飽和することから、150ppm以下とするのが好ましい。また、上述したようにGA鋼板製造時の合金化速度への影響を考えると、浴中Si濃度のより好ましい範囲は、100ppm未満、さらに好ましい範囲は50ppm未満である。
本発明の、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法における、浴中Mg濃度、及び、溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜中のMg濃度は、100ppm未満であることが好ましい。浴中Mg濃度、及びめっき皮膜中のMg濃度が100ppm(=0.01%)を越えると、黒変が著しく促進される。そこでMg濃度は100ppm未満に限定する。より好ましくは50ppm未満である。
本発明の、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法における、浴中(Pb+Sn+Cd+Sb)の合計濃度、及び、溶融亜鉛めっき鋼板のめっき皮膜中(Pb+Sn+Cd+Sb)の合計濃度は200ppm以下であることが望ましい。Pb、Sn、Cd、Sbのいずれの元素も、ミスト冷却を施さない場合はめっき表面に偏析しやすい元素であり、その偏析によって局部的な腐食が進行し耐黒変性が低下する。そのためこれら元素の合計濃度は200ppm以下とすることが好ましい。さらに好ましい合計濃度範囲は150ppm以下である。その他不可避不純物については、Ni、Cr、Ti、Mo、W等少量含有されていても何ら問題はない。
本発明の溶融亜鉛めっき鋼板における、めっき皮膜のスパングルの平均結晶粒径は、1mm以下であることが好ましい。溶融亜鉛めっき鋼板のスパングルは、塗装後外観を低下させる可能性がある。スパングルの大きさの限界は、要求される性能レベルにもよるが、めっき皮膜スパングルの平均結晶粒径は1mm以下であることが好ましい。より好ましくは、0.8mm以下である。ここにスパングルの「平均結晶粒径」は、顕微鏡下、任意のスパングル20個の長径と短径との平均値を算出して求めるものとする。
本発明の溶融亜鉛めっき鋼板におけるめっき皮膜のZn(002)面の配向指数は、3.0〜4.5であることが好ましい。ここに、「Zn(002)面の配向指数」は、Co管球を用い加速電圧30kv、電流100mAの条件で測定するものとし、下記の式により算出した値を用いるものとする。
(002)の配向指数=IF(002)/IFR(002)
ここに、
IF(002)=I(002)/{I(002)+I(100)+I(101)+I(102)+I(103)+I(110)+I(112)}
I(XXX) :X線回折における(XXX)面の積分強度
IF(XXX) :X線回折における(XXX)面の積分強度比率
IFR(XXX):ASTMカード記載の(XXX)面のX線回折における強度比率
である。
このZn(002)面の配向指数が大きいようなめっき皮膜の場合、曲げ変形時にめっき皮膜が双晶変形を起こしにくく皮膜のクラック発生を助長させる。好ましくはZn(002)面の配向指数が4.5以下であり、より好ましくは、4.0以下である。また、耐黒変性の観点からは、Zn(002)面の配向指数が低くなるほど性能が低下するため3.0以上が好ましく、より好ましくは3.5以上である。
本発明の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、めっき浴の浴温は、450〜480℃、鋼板がめっき浴に侵入する侵入材温は、浴温±20℃以内であることが必須である。
めっき浴の浴温が低すぎると、めっき皮膜の粘性が下がり、めっきタレによる凹凸が形成され易くなる。このため、めっき浴の浴温は450℃以上とする。また、めっき浴の浴温が480℃を超えると、鋼板浸漬時にめっき浴との反応性が大きくなり、皮膜中Fe含有量を0.6g/m以下に制御しにくくなるため、480℃以下に限定する。より好ましい範囲は、455〜475℃である。一方、鋼板がめっき浴に侵入する侵入材温が、浴温+20℃よりも高温であると、これもめっきと鋼板の反応性を促進する。逆に、鋼板がめっき浴に侵入する侵入材温が、浴温より20℃を下回ると、鋼板浸漬近傍の浴温が下がり、Feの溶解度が低下するため過飽和のFeが鋼板へ析出し、この場合も皮膜中のFe量を増加させる方向に働く。従って、鋼板がめっき浴に侵入する侵入材温は、浴温より20℃を下回らないようにする。
本発明の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、めっき皮膜を凝固させる皮膜冷却工程における冷却方法は、放冷及び/または空冷であることが好ましい。めっき工程に引き続いて行われるめっき付着量調整工程においてめっきの付着量を制御した後、ミストスプレー等の急冷処理を行うと、めっき皮膜のZn(002)面が優先配向し、加工性が低下する。そこで、めっき付着量を制御した後は、放冷及び/または空冷でめっき皮膜を凝固させるのが好ましい。この場合、めっき浴温からめっきの凝固温度(約420℃)までの冷却速度でいえば、概ね0.5〜15℃/秒である。
発明の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法において、上述した条件のほか、基本的にはGI鋼板の製造方法に準じて行えばよいが、好適な製造方法を以下に例示する。
母材は通常の方法に従って、例えば連続加熱炉で再結晶焼鈍した後に、所定温度に調整した鋼板を使用することができる。この母材をめっき浴に浸漬し、引き上げて気体絞り法など公知の方法でめっき付着量を調整する。母材が再結晶焼鈍を必要としない場合には、母材を少なくとも600℃以上の還元雰囲気下で加熱した後、めっき浴温度近傍まで冷却した後にめっき浴に浸漬する。
めっき浴に浸漬した母材は、めっき浴から引き上げて付着量を調整する。付着量の調整は、通常のガスワイピング法などを適用すればよい。さらに平滑な皮膜を製造するには、めっき引き上げ後、非酸化性のガスでワイピングを行う。このようにすることで、表層の酸化物形成を抑制し、平滑化することができる。かかる処理により、皮膜が溶融状態の時に表層に酸化物が瞬時に厚く形成されるため、皮膜の粘性が増加し、レベリングの効果が小さくなるためである。ガス種は、N、Ar、He等いずれでも良く、純度も97%以上であれば効果を発揮する。本発明の溶融亜鉛メッキ鋼板において、めっき皮膜の付着量は、特に限定するものではないが、適正な操業効率を確保するために、片面当たり40〜150g/mの範囲が好適である。
めっき後の鋼板は、表面性状および機械特性の調整を目的として、通常、スキンパス圧延される。前述したように、スキンパス圧延によってもめっき皮膜の配向性は変化し加工性に影響し得るが、スキンパス条件によっては鋼の機械特性に悪影響を及ぼすことがある。本発明においては、めっき後に放冷または空冷することにより、一般的な条件のスキンパス圧延(例えばダル加工されたワークロールで伸び率0.8%程度)を施しても、良好な加工性が確保される。
めっき後の製品表面には、無処理/防錆紙、無処理/防錆油に加え、公知のクロム酸処理、リン酸塩処理、樹脂皮膜塗布などの後処理を施してもよい。
<試験片の調製>
表1に示す化学組成を有する0.8mm厚の冷延鋼板を、連続溶融亜鉛めっき設備にて、還元性雰囲気中で焼鈍し、母材とした。
Figure 2005056863
この母材をAl、Si、Mg等の含有量を変化させた各種組成の亜鉛めっき浴に浸漬し、引き上げてガスワイピング法で片面当たり80g/mの狙いでめっきして、下記性状調査に供する試験片を調製した(ただし、後述する合金化処理性の評価用試験片は除く)。めっき皮膜中のFe含有量を変化させるため、めっき浴の浴温、及び母材のめっき浴への侵入材温も変化させた。このようなめっき条件をまとめて表2に示す。なお、めっき付着量は、窒素ガスでのワイピングで制御した。
このようにして得ためっき鋼板に、スキンパス圧延(ダル加工されたワークロールで伸び率約0.8%)を施した。
Figure 2005056863
<めっき皮膜の性状調査>
得られためっき鋼板のめっき皮膜の性状を、以下の方法で調査した。
(a)化学組成:めっき皮膜のAl、Fe、Si、Mg等の含有量は、めっき鋼板を、インヒビターを添加した10%塩酸水溶液中に浸漬してめっき皮膜を溶解し、得られた溶液をICP分光分析法、及び原子吸光法で測定して得た。ただし、Si、Mg等については、めっき皮膜中の含有量が約200ppm未満の領域では測定値にバラツキがあったため、後述の表3では、亜鉛めっき浴中の含有量(添加量)をそのまま皮膜中含有量として記載した。なお、バラツキはあるものの、前記測定方法によるSi、Mg等の皮膜中含有量の測定値は、浴中含有量の分析値とほぼ同様の値を示すことを確認している。
また、参考までに、めっき浴およびめっき皮膜中のSiの別の測定方法としては、次の方法がある。まず、凝固しためっき浴またはめっき皮膜を15%NaOHで溶解したのち、この溶液を1:1王水に過酸化水素を4%添加したものと混合して約60℃に加熱する。このようにして得た溶液から、ICP分光分析法で分析するものである。
(b)スパングルの平均結晶粒径:任意のスパングル20個の長径と短径の平均値を平均結晶粒径とした。調質圧延で不鮮明になったスパングルの平均結晶粒径は、常温20%HCl水溶液に5秒間浸漬することによりエッチングし、鮮明になった後に測定を行った。
(c)めっき皮膜の曲げ加工性:試験片に曲げ加工(1t曲げ)を施し、曲げ部の皮膜頂点を写真撮影して、これから皮膜の亀裂の発生状況を観察し、下記の5段階の評価を行った。
◎:亀裂が全く認められない。
○:小さな亀裂が一部に認められる。
△:小さな亀裂が全面に認められる。
×:大小の亀裂が混在し、全面に認められる。
××:大きな亀裂が全面に認められる。
(d)耐黒変性評価試験:クロメート処理後のめっき鋼板サンプルを重ね合わせて、防錆紙で梱包し、湿度85%、温度60℃の高温高湿雰囲気に7日間保管した。保管前の材料とのL*値の変化(ΔL*)として評価した。L*値の測定には、ミノルタ製色彩色差計(CR−300)を使用した。なお、実用上ΔL*が5以下であれば問題ない。
(e)合金化処理性:前述のような性能評価用の試験片を調製した後、ダミー片にてめっき処理を繰り返して、浴中Al濃度が前記試験片作成時の2/5に達したところで、60g/m狙いでめっきして、合金化処理性の評価用試験片を作成した。これを、赤外線加熱炉内で500℃に保持して合金化処理を行ったときに、合金化完了までの加熱時間が20秒以下の場合を合格とし、同加熱時間が20秒を超える場合を不合格とした。1種類の組成のめっき浴について、数水準の加熱時間で合金化処理した後の溶融亜鉛めっき鋼板の表面を目視で観察し、銀色の金属光沢感が認められないものを合金化完了と判断し、このようにして合金化完了と判断されたもののうち、最も短い加熱時間を合金化完了までの加熱時間とした。
試験結果をまとめて、表3に示す。
Figure 2005056863
試番No.1〜7は、浴中Al濃度の影響を調査したものである。No.1は、浴中Al濃度が低すぎた例である。得られたGI鋼板のめっき皮膜中Alが低いだけでなく、Fe含有量が高くなり加工性が劣化していた。これに対し、浴中Al濃度が0.15%超(No.3)あたりから加工性が特に良好であった。No.7は、逆に浴中Al濃度が高すぎた例である。めっき皮膜中Alが高いほか、合金化処理性に劣った。
試番No.8〜15は、浴中Si濃度の影響を調査したものである。No.8は、Siを含有しない例であり、スパングル径が1mm以上となった。No.15は、逆にSi濃度が高い例で、浴中Al濃度が必ずしも高くないにもかかわらず、合金化処理性に劣った。
試番No.16〜22は、Pb、Cd、Sn、Sbを含有させた例である。これらを含有することで、耐黒変性が劣化しているのが認められた。中でもNo.19、22のように合計濃度が200ppmを超えると、劣化の程度が大きかった。
試番No.23〜26はMgの影響を調査したもので、No.26のようにMg濃度が100ppmを超えると、ΔL*が5を超えて、耐黒変性が実用上問題となるレベルとなった。
試番No.27〜30は、めっき浴温の影響を調査したものである。これらの試番では、侵入材温は浴温に合わせた。めっき浴温が低すぎると(No.27)、めっきタレが顕著になった。逆にめっき浴温が高すぎると(No.30)、めっき皮膜中Fe%が高くなり、加工性がやや劣った。
試番No.31〜34は、めっき浴温を一定とした上で、侵入材温の影響を調査したものである。侵入材温が高すぎても(No.34)、低すぎても(No.31)、めっき皮膜中Fe%が高くなり、加工性がやや劣った。
試番No.35〜38は、冷却方法を変更したものである。これらの試番に対応する亜鉛めっき浴はSiを適量含有しているため、冷却方法を変えても、スパングル径はほとんど変わらなかった。しかし、ミストスプレーを用いた例(No.36〜38)では、加工性に劣った。これはZn(002)面の配向指数が高くなったためと考えられる。

Claims (6)

  1. 鋼板を溶融めっき浴に浸漬し引き上げて前記鋼板表面にめっき皮膜を付着させるめっき工程と、前記めっき工程に引き続き前記めっき皮膜の付着量を調整する付着量調整工程と、前記付着量調整工程の後に前記めっき皮膜を凝固させる皮膜凝固工程とを含む、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、
    前記めっき浴中でのAl濃度、Si濃度が、それぞれ0.13〜0.3質量%、5〜150質量ppmであるとともに、
    前記めっき浴の浴温が450〜480℃、前記めっき浴に侵入する前記鋼板の侵入材温が前記浴温±20℃以内である、
    溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  2. 前記皮膜凝固工程は、放冷及び/または空冷で前記めっき皮膜を凝固させる工程であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  3. 前記めっき浴中のMg濃度が100質量ppm未満、Pb+Sn+Cd+Sbの合計濃度が200質量ppm以下であることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  4. めっき皮膜中のAl濃度、Si濃度がそれぞれ0.15〜0.6質量%、5〜150質量ppmであるとともに、Fe含有量が0.6g/m以下である、溶融亜鉛めっき鋼板。
  5. 前記めっき皮膜のZn(002)面の配向指数が、3.0〜4.5であることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板。
  6. 前記めっき皮膜中のMg濃度が100質量ppm未満、Pb+Sn+Cd+Sbの合計濃度が200質量ppm以下であることを特徴とする、請求の範囲第4項に記載の溶融亜鉛めっき鋼板。
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