JPWO2004094154A1 - プリンタおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

プリンタは、プリンタ本体部1にASF60が取り付けられているかどうかを判断する単票紙供給装置検出器としてのASF着脱センサ18aと、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40が取り付けられているかどうかを判断する連続紙ホルダ検出器としてのロール紙ホルダ着脱センサ38と、ASF着脱センサ18aとロール紙ホルダセンサ38の検出状態に応じて、プリンタ本体部1を動作制御する制御基板35と、を備えている。

Description

本発明は、用紙上に画像を記録するプリンタおよびその制御方法に関するものである。
例えば、インクジェットプリンタは、圧電素子、発熱素子、静電アクチュエータ等を用いてインク滴を吐出し、吐出されたインク滴によって用紙上に画像を形成するものである。一般に、インクジェットプリンタには、連続紙ホルダやオートシートフィーダ(ASF)等が取り付けられ、連続紙ホルダから供給される連続紙や、オートシートフィーダから供給される単票紙を所定方向に搬送し、この用紙搬送とインク滴の吐出とを制御しながら、各種用紙上に画像を記録する。
この種のインクジェットプリンタとしては、プリンタ筐体であるハウジングの後方に設けられた用紙供給口から用紙を用紙搬送路に供給し、用紙搬送路内の所定位置に搬送された用紙上にキャリッジに設けられたインクヘッドからインク滴を吐出して画像を記録し、ハウジングの前方に設けられた用紙排出口から用紙を排出するものがある。このインクジェットプリンタでは、用紙厚み方向および用紙幅方向がハウジングやカバーによって覆われることにより、画像記録部材等の内部構成部品が保護されている。(例えば、特許文献1参照)。
また、インクジェットプリンタの中には、インクジェットプリンタのプリンタ本体部にロール紙ホルダやASF(オートシートフィーダ)が着脱自在となっているものもある。この種のインクジェットプリンタは、印刷用途に応じてロール紙ホルダやASF(オートシートフィーダ)を適宜取り付け所望の印刷を行うように構成されている。
特開平11−348364号公報(図1)
しかしながら、プリンタ本体部にロール紙ホルダやASF(オートシートフィーダ)が着脱自在となっているインクジェットプリンタを用いた場合には、プリンタ本体部にロール紙ホルダが取り付けられているのか、ASFが取り付けられているのかを、ユーザの手によってプリンタ本体部に認識させる必要があり、そのための設定の変更が煩わしく、ユーザに負担がかかってしまっていた。
またユーザは、ロール紙ホルダが取り付けられているのか、ASFが取り付けられているのか、また何も取り付けられていないのかの状態に応じて、用紙搬送路内に適切な用紙を配置する必要があるが、この用紙の配置の誤りにより、用紙搬送路内で用紙同士が衝突する等の不具合が生じる可能性もある。
本発明は、上記課題を鑑み、ユーザにかかる負担を減らすことが可能なプリンタおよびその制御方法を提供することをその目的とする。
(1) 用紙に印刷を行う画像記録部と、前記画像記録部と対向した状態で前記画像記録部を支持する基部とを備え、前記画像記録部と前記基部との間に用紙搬送路が形成されたプリンタ本体部を備えたプリンタであって、
前記プリンタ本体部は、
前記プリンタ本体部に単票紙供給装置が取り付けられているかどうかを判断する単票紙供給装置検出器と、
前記プリンタ本体部に連続紙ホルダが取り付けられているかどうかを判断する連続紙ホルダ検出器と、
前記単票紙供給装置検出器及び連続紙ホルダ検出器の検出結果に応じて、前記プリンタ本体部を動作制御する制御部と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
(2) 前記プリンタ本体部は、
前記用紙搬送路内に配置された用紙の先端を検出する用紙先端検出器と、
前記用紙搬送路内に配置された用紙の後端を検出する用紙後端検出器と、
前記用紙搬送路を開開するレリーズレバーと、
前記用紙搬送路の開閉状態を検出する用紙搬送路検出器と、を備え、
前記用紙先端検出器、前記用紙後端検出器、および前記用紙搬送路検出器の検出状態に応じて、前記プリンタ本体部を動作制御することを特徴とする(1)記載のプリンタ。
(3) 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記連続紙ホルダ検出器が前記プリンタ本体部への前記連続紙ホルダの取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器のみが用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路から前記用紙を排出させることを特徴とする(2)記截のプリンタ。
(4) 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記連続紙ホルダ検出器が前記プリンタ本体部への前記連続紙ホルダの取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙後端検出器が用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを行わせることを特徴とする(2)記截のプリンタ。
(5) 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記単票紙供給装置検出器が前記プリンタ本体部への前記単票紙供給装置の取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の何れか一方が用紙を検出した場合には、前記検出された用紙を前記用紙搬送路から排出させることを特徴とする(2)記載のプリンタ。
(6) 前記制御部は、前記プリンタ本体部に前記単票紙供給装置が取り付けられた状態において、手差し印刷を行うか、前記単票紙供給装置からの用紙供給を行うか選択的に動作することを特徴とする(2)記載のプリンタ。
(7) 前記制御部は、前記手差し印刷時において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の双方が用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを行わせることを特徴とする(2)記載のプリンタ。
(8) 前記制御部は、前記単票紙供給装置からの用紙供給時において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記単票紙供給装置からの用紙供給より前に、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の一方が用紙を検出した場合には、前記検出された用紙を前記用紙搬送路から排出させることを特徴とする(2)記載のプリンタ。
(9)前記画像記録部と前記基部との間には、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路に前記用紙を挿入可能な開口が設けられていることを特徴とする請求項(1)乃至(8)の何れか一項記載のプリンタ。
(10) 前記画像記録部は、前記基部の一端部において片持ちで固定されていることを特徴とする(9)記載のプリンタ。
(11) プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への連続紙ホルダの取り付けを検出するステップと、
前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
前記用紙先端検出器のみにより前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路から前記用紙を排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
(12) プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への連続紙ホルダの取り付けを検出するステップと、
前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
前記用紙後端検出器のみにより前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを実行するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
(13) プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への単票紙供給装置の取り付けを検出するステップと、
前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の少なくとも一方により前記用紙が検出された場合に前記用紙を前記用紙搬送路から排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
(14) プリンタ本体部への単票紙供給装置の取り付けを検出するステップと、
手差し印刷を行うか、前記単票紙供給装置からの用紙供給を行うかを判断するステップと、
前記判断結果に応じて選択的に動作するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
(15) 手差し印刷時、プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の双方により前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを実行するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
(16) 単票紙供給装置からの用紙供給時、プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
前記単票紙供給装置からの用紙供給を行う前に前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の少なくとも一方により前記用紙が検出された場合に前記用紙を前記用紙搬送路から排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタ本体部を正面側から見た斜視図である。
図2は、プリンタ本体部を背面側から見た斜視図である。
図3は、図2のIII−III矢視断面図である。
図4は、用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図である。
図5は、用紙搬送路の下面を構成する部材が押し下げられた状態を示す断面図である。
図6は、プリンタ本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す正面側の斜視図である。
図7は、プリンタ本体部へのロール紙ホルダの取り付けを示す背面側の斜視図である。
図8は、プリンタ本体部にロール紙ホルダが取り付けられた状態を示す断面図である。
図9は、プリンタ本体部に取り付けられるASFを示す斜視図である。
図10は、ASFがプリンタ本体部に取り付けられた状態を示す図である。
図11は、プリンタ本体部を制御する制御基板を中心とした各部の構造を示すブロック図である。
図12は、プリンタ本体部の起動時の動作を説明するフローチャートである。
図13は、図12の用紙検出処理Aを示すフローチャートである。
図14は、図12の用紙検出処理Bを示すフローチャートである。
図15は、ロール紙ホルダが取り付けられた場合におけるプリンタ本体部の内部状態とその遷移過程を示す状態遷移図である。
図16は、ASFが取り付けられた場合におけるプリンタ本体部の内部状態とその遷移過程を示す状態遷移図である。
図17は、手差し印刷の場合におけるプリンタ本体部の内部状態とその遷移過程を示す状態遷移図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るプリンタの実施例として、インクジェットプリンタの実施形態について説明する。
本実施形態のインクジェットプリンタは、プリンタ本体部1(図1〜図5参照)と、プリンタ本体部1にそれぞれ着脱可能に取り付けられる連続紙ホルダ(ロール紙ホルダと記す)40(図6〜図8参照)および単票紙供給装置(ASFと記す)60(図9,図10参照)とを備えて構成される。以下、インクジェットプリンタの各部材について説明を行っていく。
(プリンタ本体部の外観構造)
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタのプリンタ本体部1を正面側から見た斜視図であり、図2は、プリンタ本体部1を背面側から見た斜視図である。
本実施形態のプリンタ本体部1は、全体的な外観構造として、基部2の一端部に片持ち部4を介して画像記録部3が片持ち支持された構成となっている。そして、基部2と画像記録部3との間には、背面側から正面側に向かって用紙を搬送する用紙搬送路5が画成されている。
この用紙搬送路5は、正面側開口5aと、背面側開口5bと、側面側開口5cと連通している。用紙搬送路5内に挿入された用紙は、背面側開口5b側から正面側開口5a側に向かう方向(以下、「用紙搬送方向」と呼ぶ)に搬送される。本実施形態のプリンタ本体部1において、用紙は、正面側開口5a、背面側開口5b、および側面側開口5cの一つの開口から用紙搬送路5内に挿入可能に構成されている。
すなわち、本実施形態のプリンタ本体部1においては、用紙は、背面側からのみならず、正面側及び側面側からも用紙を用紙搬送路に挿入可能である。特に手差し印刷を行う場合には、プリンタ本体部1は、側面側開口5cを介して、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路5へ用紙を挿入することができる。さらに言い換えれば、プリンタ本体部1は、側面側開口5cを介して、用紙搬送路5となる基部2と画像記録部3の間の用紙搬送面に平行な方向から用紙搬送路5へ用紙を挿入可能に構成されている。
また、基部2、画像記録部3及び片持ち部4の各外壁は、前面側基部筐体2aと前面側片持ち部筐体4aと前面側画像記録部筐体3aとがコの字形状に一体に形成されて構成された正面側筐体11と、背面側基部筐体2bと背面側片持ち部筐体4bと背面側画像記録部筐体3bとがコの字形状に一体に形成されて構成された背面側筐体12とが互いにはめ合わされて構成されている。正面側画像記録部筐体3a及び背面側画像記録部筐体3bの上面には、図1に示すように、それぞれ対応して設けられたコの字形状の切欠き11a及び切欠き12aからなる開口13が形成されている。
背面側画像記録部筐体3bの切欠き12a端部には、カバー14がヒンジ部14aを介して開閉可能に取り付けられている。このカバー14は、図2に示す閉状態のように、開口13を塞ぐように取り付けられている。カバー14は、開口13を塞ぐことにより、画像記録部3の内部構成部品(図1には不図示)をプリンタ本体部1の外部から保護している。カバー14には、ヒンジ部14aが形成された側とは反対側の端部にカバー開閉用突片14bが設けられている。このカバー開閉用突片14bは、ユーザがこのカバー開閉用突片14bに指を引っかけてカバー14を容易に開動作することが可能なように構成されている。図1に示すカバー14の開状態において、ユーザは画像記録部3の内部構成部品に対して、メンテナンスを行うことが可能であり、例えば、後述するキャリッジ25に着脱自在に設けられたインク供給タンクを開口13を介して交換することができるように構成されている。
背面側片持ち部筐体4bには、レリーズレバー15が取り付けられている。このレリーズレバー15は、下方に押し下げ可能に取り付けられており、レリーズレバー15の操作に応じて、用紙搬送路5を画成する後述のプラテン21(図3参照)をプラテン21に取り付けられた各種部材とともに上下動させて、用紙搬送路5内部に用紙を挿入可能に構成されている。レリーズレバー15による詳しい動作については、後述する。
背面側基部筐体2bで片持ち部4の下方に相当する部分には、外部電源に接続されプリンタ駆動用の電力を供給するケーブルが取り付けられる電源ケーブル取付端子16と、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータとデータの送受信を行うUSBケーブル等が取り付けられるデータ送受信用端子17と、後述するASF(オートシートフィーダ)60に電力を供給する電力供給用ケーブルが取り付けられるASF駆動用ケーブル取付端子18とがそれぞれ設けられている。
ASF駆動用ケーブル取付端子18には、ASF60への電力供給用ケーブルが取り付けられているかどうかを確認するケーブル取付確認ピン(不図示)が設けられている。プリンタ本体1は、ケーブル取付確認ピンがASF駆動用ケーブル取付端子18が取り付けられた状態でショートすることにより、後述するASF60が取り付けられたと判断する。すなわち、ASF駆動用ケーブル取付端子18のケーブル取り付け確認ピンは、ASF60が取り付けられたかどうかを判断するASF着脱センサ18aとして構成されている(図11参照)。
また、図2に示すように、背面側画像記録部筐体3bの背面側には、後述するASF60を取り付けるためのスリット19a,19aが形成されている。また、背面側基部筐体2bの背面側には、後述するロール紙ホルダ40を取り付けるための溝19b,19bが形成されている。ロール紙ホルダ40およびASF60の取り付けについては、後述する。
また、図1に示すように、正面側片持ち部筐体4aの正面側には、電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9が設けられている。
電源スイッチ7は、プリンタ本体部1の電源のオン/オフ(以下、ON/OFFと記載する)を行うためのスイッチであり、外部電源に接続された電源ケーブルが電源ケーブル取付端子16に差し込まれた状態で電源スイッチ7を押すことにより、プリンタ本体部1が起動し、初期動作を開始する。また、電源オンの状態で、電源スイッチ7を再度押すことにより、プリンタ本体部1への電源供給が遮断され電源OFFの状態となる。
電源スイッチ7の裏面には、LED等からなるランプ部材(不図示)が配置されている。電源スイッチ7は、光透過性の樹脂製素材等からなり、このランプ部材の点灯を外部から視認可能に構成されている。このランプ部材は、電源スイッチ7がONの状態の時に点灯するように構成されており、ユーザがプリンタ本体部1の電源が入っていることを視認できるように構成されている。
クリーニングボタン8は、プリンタ本体部1のヘッドのクリーニングを行うためのボタンであり、クリーニングボタン8を押すことにより、図示せぬクリーニング手段によりプリンタ本体部1の後述するヘッドのクリーニングが行われる。また、ASF60が取り付けられている場合には、このクリーニングボタン8を押すことにより、後述するASF60の給紙ローラ78のクリーニングを同時に行うように構成することもできる。
クリーニングボタン8の裏面には、電源スイッチ7同様に、LED等からなるランプ部材(不図示)が配置されている。クリーニングボタン8は、光透過性の樹脂製素材等からなり、このランプ部材の点灯を外部から視認可能に構成されている。このランプ部材は、例えば、所定期間が経過すると点滅を開始するように構成することができ、ユーザは、このランプの点滅を確認することにより、クリーニング時期となったことを確認して、クリーニングボタン8を押すことが可能である。
給紙ボタン9は、プリンタ本体部1の用紙搬送路5内に後述するASF60から用紙を給紙するためのボタンである。通常、印刷開始のためのページ区切りコマンドを受け取ると、自動的に給紙が行われるが、何らかの事情により給紙が行われない場合もある。このような場合に、ユーザは、給紙ボタン9を押すことにより、プリンタ本体部1の用紙搬送路5内に用紙を給紙することができる。
給紙ボタン9の裏面には、電源スイッチ7同様に、LED等からなるランプ部材(不図示)が配置されている。給紙ボタン9は、光透過性の樹脂製素材等からなり、このランプ部材の点灯を外部から視認可能に構成されている。このランプ部材は、例えば、ASF60からの自動給紙に失敗したときに点滅し、ユーザは、このランプの点滅を確認することにより、自動給紙失敗を確認して、失敗した理由を確認した後に、この給紙ボタン9を押すことにより、再度ASF60に給紙を行わせることができる。
(プリンタ本体部の内部構造)
図3は、プリンタ本体部1の内部構造の要部を示す断面図であって、図2のIII−III矢視断面及びIIIa−IIIa矢視断面を同時に示す断面図である。また、図4は、用紙搬送路近傍の構造を示す斜視図であり、図5は、用紙搬送路の下面を構成する部材が下方に押し下げられた状態を示す断面図である。
背面側開口5bから正面側開口5aに至る用紙搬送路5の下面は、主にプラテン21によって構成されている。プラテン21は、基部2の上面を構成する板状部材であり、図4に示すように、その上面21aがほぼ平らに構成されている。プラテン21と対向する用紙搬送路5の上面側には、上流側から順に用紙ガイド22、メイン用紙搬送ローラ23、キャリッジ25、オートカッタ29、およびTOFレバー33が配置されている。また、プラテン21の下方には、制御基板35が配置されている。以下、プラテン21を中心として各部材について説明していく。
用紙ガイド22は、用紙搬送路5の搬送路上流側でプラテン21と対向して配置されている。用紙ガイド22の用紙搬送路5側表面は、凸曲面形状とされ、背面側開口5bから給紙される用紙が用紙搬送路5内に円滑に挿入されるように構成されている。背面側開口5bから挿入された用紙は、プラテン21と用紙ガイド22との間を搬送され、メイン用紙搬送ローラ23に送られる。
プラテン21の用紙搬送方向中央部近傍には、複数の凹部21bが形成されている。この凹部21bのそれぞれには、用紙送りローラ24が回転可能に配置されている。これらの用紙送りローラ24は、その上方に配置されたメイン用紙搬送ローラ23とそれぞれ対向しており、図示せぬモータによるメイン用紙搬送ローラ23の回転により従動する。用紙は、メイン用紙搬送ローラ23と用紙送りローラ24との間にニップされて、用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送される。
用紙搬送ローラ23の近傍のプラテン21上には、BOFレバー27が配置されている。BOFレバー27は、用紙後端検出器の一部を構成するものであり、用紙がその上面に搬送されることによって、下方に押し下げられるように構成されている。このBOFレバー27の押し下げは、例えばBOFレバー27と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成されるBOFセンサ27a(図11参照)によって感知される。このBOFセンサ27aは、BOFレバー27の状態変化を検出し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がBOFレバー27上にあると判断される。また、BOFセンサ27aは、BOFレバー27がもとの状態に戻るタイミングも検知し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がBOFレバー27上に存在しないと判断する。
メイン用紙搬送ローラ23の下流側には、キャリッジ25がプラテン21に対向して配置されている。キャリッジ25は、片持ち部4の用紙搬送路5側端面4cと側面側開口5cを結ぶ方向(用紙搬送路方向に垂直な方向、すなわち用紙幅方向)に沿って長手方向が配置されたガイド軸26およびガイドプレート28によって保持されている。キャリッジ25は、このガイド軸26およびガイドプレート28に沿って用紙搬送路方向に垂直な方向に摺動自在に構成されている。
このキャリッジ25は、用紙にインク滴を吐出する複数の開口を有するインクヘッド(不図示)がプラテン21側に向けて配置されている。キャリッジ25は、ガイド軸26に沿って摺動しながら、インクヘッドの複数の開口からインク滴を吐出することにより、プラテン21上に配置された用紙上への画像記録を行う。また、このキャリッジ25には、インクヘッドにインクを供給するインクタンク(不図示)が着脱自在に取り付けられている。
キャリッジ25の下流側には、オートカッタ29が配置されている。オートカッタ29は、画像記録部3側に摺動可能に固定されたカッタガイド部材29aと、カッタガイド部材29aとガイドプレート28間に配置され、カッタガイド部材29aに回転軸30を介して回転可能に軸支された円盤形状の回転カッタ刀31とから構成されている。回転カッタ刀31は、プラテン21上に配置された固定カッタ刀32と対向して配置されている。オートカッタ29は、回転カッタ刀31が固定カッタ刀32上に押し付けられながら、カッタガイド部材29aとともに用紙幅方向に移動することにより、固定カッタ刀32上に挿入されたロール紙等の切断を行う。
オートカッタ29の下流側であって正面側開口5a近傍には、サブ用紙搬送ローラ34が配置されている。サブ用紙搬送ローラ34は、その回転軸34aがプラテン21に回転可能に軸支されている。サブ用紙搬送ローラ34は、図示せぬ板状のサブ用紙搬送ローラガイドと対向しており、サブ用紙搬送ローラガイドとの間に用紙をニップしながら、用紙を用紙搬送方向または用紙搬送方向とは逆方向に搬送する。用紙は、サブ用紙搬送ローラ34は用紙搬送方向に搬送されて、正面側開口5aより排出される。
図示せぬサブ用紙搬送ローラガイドには、TOFレバー33が設置されている。このTOFレバー33は、用紙先端検出器の一部を構成するものであり、TOFレバー33は、用紙がその下面上に搬送されることによって、上方に押し上げられるように構成されている。このTOFレバー33の押し上げは、例えばTOFレバー33と一体に形成されたリンク機構および光センサ等から構成されるTOFセンサ33a(図11参照)によって感知される。このTOFセンサ33aは、TOFレバー33の状態変化を検出し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がTOFレバー33の下にあると判断される。また、TOFセンサ33aは、TOFレバー33がもとの状態に戻るタイミングも検知し、制御基板35に信号を出力する。これにより、用紙がTOFレバー33の下面に存在しないと判断する。
また、プラテン21の下方に配置された制御基板35は、プリンタ本体部1の各部材の動作を統括管理する制御チップや、外部から指示データ送受信用端子17を介して受け取った印刷指示や印刷データを一時的に保存するメモリチップ等から構成されている。TOFセンサ、BOFセンサ、ASF着脱センサ、および後述するロール紙ホルダ着脱センサ38によって検知された信号も、この制御基板35に送られ、用紙の位置や、ASF60およびロール紙ホルダ40の有無等を判断する。なお、制御基板35の具体的構成については、後述する。
また、プラテン21は、図5に示すように、レリーズレバー15を押し下げて開状態にすることにより、プラテン21に取り付けられた各種部材とともに下方に変位する。プラテン21の下方への変位により、用紙搬送路5は上下に広がり、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が可能な状態となる。また、プラテン21は、レリーズレバー15を元の状態に戻し閉状態にすることにより、図3に示す状態に戻り、手差しによる用紙の挿入やロール紙の挿入が禁止される。
ここで、レリーズレバー15は、図3および図5に示すように、背面側筐体12の内側に収納された突起部分15aの先端側は、レリーズレバーセンサ36と接触可能に配置されている。このレリーズレバーセンサ36は、例えば、センサ本体36aと、センサ本体36aを基準として回動可能に取り付けられた検出突起36bを備えている。レリーズレバー15が下方に押し下げられると、レリーズレバー15の突起部分15aが検出突起36bを押し下げて、検出突起36bを回動させる。センサ本体36aは、この検出突起36bの回動を検知して、制御基板35に出力する。これにより、制御基板35中の制御部は、レリーズレバー15が押し下げられた、つまり用紙搬送路5が開状態となったと判断する。この状態を「レリーズレバー15が開状態である」と云う。
一方、レリーズレバー15が押し下げられた状態から、元の位置に戻されると、レリーズレバー15の突起部分15aの動きに伴って、検出突起36bが回動して元の位置に戻る。センサ本体36aは、この検出突起36bの回動を検知して、制御基板35に出力する。これにより、制御基板35中の制御部は、レリーズレバー15が元の位置に戻された、つまり用紙搬送路5が閉状態になったと判断する。この状態を「レリーズレバー15が閉状態である」と云う。
以上説明したように、プリンタ本体部1のみを用いた場合には、手差しによる印刷を行うことが可能である。手差し印刷においては、ユーザは、用紙のサイズを気にかけることなく、正面側開口5a、背面側開口5b、または側面側開口5cの何れかの開口から用紙をプリンタ本体部1内の用紙搬送路5に挿入し、画像を記録することができる。
特に、プリンタ本体部1のみを用いる場合には、用紙搬送路5内に挿入されない部分の用紙の形状を気にすることなく画像記録を行うことが可能である。例えば、本、ノート等、ある一辺にて束ねられた複数の用紙の一枚のみを用紙搬送路5内部に配置して、その一枚の用紙のみに画像記録を行うことが可能である。したがって、ノートのある一ページまたは各ページに画像記録するといった特殊な画像記録を容易に行うことが可能である。
(ロール紙ホルダ)
図6は、正面側から見たプリンタ本体部1へのロール紙ホルダ40の取り付けを示す斜視図であり、図7は、背面側から見たプリンタ本体部1へのロール紙ホルダ40の取り付けを示す斜視図であり、図8は、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40が取り付けられた状態を示す断面図である。
本実施形態のプリンタ本体部1には、第1のアタッチメントとしてロール紙ホルダ40が取り付け可能に構成されている。以下に、ロール紙ホルダ40およびその取り付けについて説明を行う。
ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部1に連続紙としてのロール紙CSを供給する部材である。ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部受け台41と、プリンタ本体部受け台41と一体に取り付けられたロール紙保持部45とから構成される。
プリンタ本体部受け台41は、プリンタ本体部1の基部2が嵌合載置される台であり、プリンタ本体部1の底面形状に応じた上面視略矩形の載置台41aと、載置台41aの四隅に一体形成された4つの脚部42と、載置台41aの幅方向端部にそれぞれ立設された案内壁41b,41cを有している。案内壁41bは、載置台41aの幅方向端部から一部が曲げられて載置台41aの正面側端部および背面側端部に一部が延出している。プリンタ本体部1の基部2は、この案内壁41bおよび41cの内側にはめ込まれて載置台41a上に固定される。この状態では、プリンタ本体部1は、プリンタ本体部受け台41によって底上げされて、用紙搬送路5の高さ(接地面からの高さ)が、ロール紙ホルダ40を取り付けない状態より高くなるように構成されている。
また、図7に示すように、載置台41aの背面側端部に延出した案内壁41bの一部には、プリンタ本体部1に設けられた電源ケーブル取付端子16およびデータ送受信用端子17が案内壁41bに覆われないようにするための切欠き41dが形成されている。したがって、電源ケーブルやUSBケーブルは、プリンタ本体部1がプリンタ本体部受け台41に固定された状態で、この切欠き41を介して電源ケーブル取付端子16およびデータ送受信用端子17に取り付け可能に構成されている。本実施形態では、ロール紙ホルダ40が取り付けられた状態において、後述するASF60は取り付けられないため、ASF駆動用ケーブル取付端子18は、案内壁41bによって覆われるように構成されている。
載置台41aの背面側端部には、背面側案内壁43が載置台41aから立設されている。この背面側案内壁43の正面側には、図6および図7に示すように、プリンタ本体部1に形成された溝19b,19bに対応して、位置決めリブ44,44が設けられている。この位置決めリブ44,44は、プリンタ本体部1の溝19b,19b内にはめ込まれ、載置台41a上でのプリンタ本体部1の位置決めを行う。なお、図7は、ロール紙ホルダ40の取り付け部分に焦点を当てて描かれており、ロール紙ホルダ40のロール紙保持部45部分が省略して描かれている。
また、一方の位置決めリブ44(図7においては、左側の位置決めリブ44)の高さ方向先端には、突起44aが設けられている。この突起44aは、図7および図8に示すように、溝19bの長手方向一端部に形成された孔19cを介して、背面側基部筐体2bの内部に挿入される。背面側基部筐体2b内であって孔19cに対応した位置には、ロール紙ホルダ着脱センサ38が取り付けられている。このロール紙ホルダ着脱センサ38は、例えば、センサ本体38aと、センサ本体38aを基準として回動可能に取り付けられた検出突起38bを備えている。位置決めリブ44の突起44aが孔19cに挿入されると、突起44aが検出突起38bに当接して検出突起38bを回動させる。センサ本体38aは、この検出突起38bの回動を検知して、制御基板35に出力する。これにより、制御基板35中の制御部は、ロール紙ホルダ40が取り付けられたと判断する。
背面側案内壁43の背面側には、ロール紙保持部45が取り付けられている。ロール紙保持部45は、ロール紙CSの幅方向をガイドするガイド部材46,47と、ガイド部材46,47に固定され、ロール紙CSを回転可能に保持する固定軸49とを備えている。図8に示すように、固定軸49は、ロール紙CSの巻き取り中心に設けられた貫通孔を貫通して保持しており、ロール紙の先端部の送り出しに応じて、ロール形状のロール紙が固定軸49を軸として回転可能に構成されている。
また、図8に示すように、ロール紙保持部45は、ロール紙が固定軸49に巻かれた状態で、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように、ロール紙CSを保持している。すなわち、ロール紙保持部45は、未使用のロール紙CSを設置した状態で、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように、ロール紙CSを保持している。
このように、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるようにロール紙CSを保持すると、引き出されて用紙搬送路5に搬送されるロール紙CSには、用紙搬送路5内に侵入するときに巻回されていた方向に応じたカールの方向とは反対の方向にカールが与えられることはない。これにより、例えば、ロール紙挿入時において、プリンタ本体部1内にてロール紙CSの先端が用紙搬送路5内で引っかかり、紙詰まり等の不具合が生じるといった問題が生じにくくなり、また紙送り時において、用紙搬送路5に沿ってスムーズにロール紙CSを搬送することが可能である。
これは、プリンタ本体部1がプリンタ本体部受け台41によって底上げされて、用紙搬送路5の接地面からの高さが高くなるような位置に設置されており、これによりロール紙CSの径が大きい場合にでも固定軸49を低い位置に配置することが可能であるという構成により実現されている。逆に、固定軸49の高さ位置を低く設定することが可能なことにより、より大きな径を持つロール紙CSであっても、ロール紙CSの最大高さ位置Hが用紙搬送路の高さとほぼ同等またはそれ以下となるように保持することが可能に構成されている。
なお、ロール紙CSは、レリーズレバー15を押し下げ、用紙搬送路5を開状態にした後に、背面側開口5bから用紙搬送路5内部に挿入することにより、プリンタ本体部1に設置される。
また、ガイド部材46,47には、手差し禁止突起50,51がそれぞれ一体に形成されている。この手差し禁止突起50,51は、図8に示すように、プリンタ本体部1がロール紙ホルダ40の載置台41に載置された状態で、手差し禁止突起50,51がプリンタ本体部1の用紙搬送路5を用紙搬送方向に延長した平面と交差するように構成されている。通常、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に装着されている状態では、ロール紙CSによる印刷が行われることが前提とされており、ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されているため、側面側開口5cから手差しにより用紙が挿入されることは、故障の原因等にもなり得るため好ましくない(ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されていない状態であっても、無論好ましくない)。本実施形態のロール紙ホルダ40には、手差し禁止突起50,51が設けられており、この手差し禁止突起50,51がこの側面側開口5cからの用紙の挿入を阻害し、ユーザによる無理な手差し挿入を禁止している。
以上、説明したように、ロール紙ホルダ40を用いると、プリンタ本体部1によって、ロール紙CS上に画像記録を行うことが可能である。具体的に、このロール紙CS上への画像記録は、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40を取り付け、用紙搬送路5内にロール紙CSを配置するだけの容易な操作によって実行可能である。
また、上記にて説明したように、ロール紙ホルダ40が取り付けられた状態では、手差しによる用紙供給は、構造的に禁止されている。
(ASF(オートシートフィーダ))
図9は、プリンタ本体部1に取り付けられるASF60を示す斜視図であり、また図10は、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられた状態を示す図である。
本実施形態のプリンタ本体部1には、第2のアタッチメントとしてASF60を着脱自在に取り付け可能に構成されている。以下に、ASF60およびその取り付けについて説明を行う。
ASF60は、所定のサイズを有する複数の単票紙を収納し、単票紙を一枚ずつプリンタ本体部1に送り込むための用紙供給装置である。ASF60は、主に下部ケース61と上面カバー70とから構成されている。以下に、各部材について説明を行う。
下部ケース61は、互いに対向配置された正面カバー62と背面カバー65とが、側面カバー63,64を介して一体に成形され、底面側に設けられた底面カバー66が側面カバー63,64および背面カバー65と一体に成形された樹脂製の箱形部材である。下部ケース61の上面側であって、正面カバー62と、側面カバー63,64と、背面カバー65との間には、開口60aが設けられており、この開口60aから上面カバー70が挿入され、開口60aの一部を塞ぐように下部ケース61に嵌合されている。ここで、開口60aの塞がれていない部分は、複数の単票紙Sが斜めに差し入れられる単票紙挿入口として構成されている。
背面カバー65の上端には、背面カバー65の上方に位置する部分の単票紙Sを支持する平板形上の用紙ガイド68が取り付けられている。同じく、背面カバー65の上端には、開口60aから挿入される単票紙の用紙の最大サイズを制限する用紙サイズ規定部材69が設けられている。この用紙サイズ規定部材69は、背面カバー65の上端に沿って摺動可能に構成されており、用紙サイズ規定部材69の位置を適宜変化させることにより、用紙サイズを制限する。また、用紙サイズ規定部材69と側面カバー61との間の幅を挿入すべき用紙の幅とほぼ同一に設定することにより、用紙は、側面カバー61と用紙サイズ規定部材69によりガイドされて、幅方向に傾くことなく、用紙を挿入することが可能になる。
下部ケース61の底面カバー66上には、図10に示すように、その表面が底面カバー66に対して傾けて配置された傾斜片66aが配置されている。挿入された単票紙は、傾斜片66aまたは底面カバー66上に当接し、背面側カバー65および用紙保持プレート68によって保持されて互いに積層された状態で収納されている。
また、本体部61の底面側であって、正面カバー62と側面カバー63,64と底面カバー66との間には、開口60bが設けられている。この開口60bは、単票紙挿入口としての開口60aから挿入された単票紙が排出される単票紙排出口を構成している。
また、図9に示すように、側面カバー63,64の正面側端部には、L字形状の係合突起67,67が設けられている。係合突起67,67は、図2に示すように、背面側画像記録部筐体3bに設けられたスリット19b,19bに対応して設けられており、スリット19b,19bに係合突起67,67が係合することにより、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられる。図10は、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられた状態を示している。
上面カバー70の内側(背面カバー65側)には、図10に示すように、上面カバー70と一体に成形された取付リブ71が立設しており、この取付リブ71には、給紙ローラユニット72が取り付けられている。給紙ローラユニット72は、ASF駆動用ケーブル取付端子18に接続された図示せぬケーブルおよびモータを介して駆動制御される駆動軸73aを有するギア73と、ギア73と噛合するギア74と、ギア74と噛合するギア75と、ギア75と噛合するギア76と、ギア76と噛合するギア77と、ギア77と噛合するギア78aを備えた給紙ローラ78と、を備えている。
給紙ローラユニット72は、ギア73の駆動軸73aを正転または逆転駆動すると、単票紙に近づく方向または単票紙から離れる方向に回動し、単票紙上に給紙ローラ78が当接した状態または単票紙から給紙ローラ78が離間した位置で保持された状態となる。単票紙上に給紙ローラ78が当接した状態で、さらに駆動軸73aを回転させると、ギア73が回転し、さらにギア73の回転力がギア74,75,76,77を介してギア78aに伝達され、ギア78aに同軸に設けられた給紙ローラ78が回転する。
単票紙をプリンタ本体部1に給紙する場合には、給紙ローラユニット72の軸73aを回転駆動することにより、給紙ローラユニット72を単票紙S側に回動させて、給紙ローラ78を単票紙Sの表面に当接させる。そして、さらに軸73aを回動させることにより、給紙ローラ78を用紙の送り出し方向(図10においては時計回りの方向)に回転させて、積層された複数の単票紙Sの最も上方に位置する単票紙Sを開口60bから一定の速度で送りだし、プリンタ本体部1の背面側開口5bを介して、用紙搬送路5内に給紙する。プリンタ本体部1は、給紙された用紙に画像を記録し、正面側開口5aから排出する。そして、次ページ印刷の必要があれば、さらにASF60から用紙を用紙搬送路5内に送り出し、画像の記録を行う。
また、ASF60は、図10に示すように、プリンタ本体部1に取り付けられた状態で、底面カバー66が用紙搬送路5の延長面近傍に位置されている。この状態で、背面側開口5bは、ASF60によって塞がれてはいないため、ASF60が取り付けられた状態での側面側開口5c側からの手差しによる用紙供給が可能に構成されている。
一方、図8との比較により容易に理解されるように、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に取り付けられている状態でASF60をプリンタ本体部1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ40の手差し禁止突起50,51がASF60の底面カバー66に当接し、ASF60の取り付けを阻害するため、ASF60をプリンタ本体部1に取り付けることができない。
また同様に、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられている状態でロール紙ホルダ40をプリンタ本体部1に取り付けようとした場合、ロール紙ホルダ40の手差し禁止突起50,51がASF60の底面カバー66に当接し、ロール紙ホルダ40の取り付けを阻害するため、ロール紙ホルダ40をプリンタ本体部1に取り付けることができない。したがって、本実施形態のインクジェットプリンタの構成によれば、プリンタ本体部1には、ロール紙ホルダ40とASF60の双方を同時に取り付けることが禁止されている。
以上、ASF60をプリンタ本体部1に取り付けることによって、単票紙を連続的に用紙搬送路に搬送し、搬送された各単票紙に画像を記録することが可能である。また、ASF60が取り付けられた状態で、手差しによる用紙供給を行うことも可能である。
(インクジェットプリンタの制御回路)
図11は、プリンタ本体部1を制御する制御基板35を中心とした各制御機構部分を示すブロック図である。
プリンタ本体部1は、制御基板35を中心として、ASF着脱センサ18a、ロール紙ホルダ着脱センサ38、レリーズレバーセンサ36、TOFセンサ33a、BOFセンサ27a、ASF駆動用ケーブル取り付け端子18、データ送受信用端子17、操作部110、および表示部120が設けられてている。以下、各種構成部材に関して説明を行っていく。
制御基板35は、プリンタ本体部1の各制御機構部分を統括的に制御する制御部または制御手段として構成されたものである。この制御基板35は、用紙搬送制御部101と、印刷制御部102と、ASF制御部103と、コマンド解析部104と、主制御部105と、メモリ106と、通信制御部107と、ステータス送信部108とがバス100を介して互いに通信可能に接続された構成を有している。
用紙搬送制御部101は、用紙給紙コマンドに応じて、メイン用紙搬送ローラ23、サブ用紙搬送ローラ34を駆動制御するための制御信号を生成し、メイン用紙搬送ローラ23、サブ用紙搬送ローラ34の制御を行う制御部である。メイン用紙搬送ローラ23およびサブ用紙搬送ローラ34は、この用紙搬送制御部101から送られる駆動信号に基づき、用紙搬送路5内に配置された用紙を用紙搬送方向に沿って搬送する。すなわち、メイン用紙搬送ローラ23およびサブ用紙搬送ローラ34は、用紙搬送制御部101からの駆動信号に基づき、用紙搬送路5内の用紙の頭出し、1ラインずつの送り出し、排出等を行う。
印刷制御部102は、キャリッジ25の駆動制御を行うものであり、外部から送られた印刷指示および画像データに基づき、キャリッジ25に設けられたインクヘッド(不図示)からのインクの吐出制御、キャリッジ25自身の摺動動作制御等を行う。
ASF制御部103は、プリンタ本体部1に取り付けられるASF60の給紙動作を制御する制御部である。具体的には、ASF制御部103は、外部に設置されたホストコンピュータ150から送られてくるページ区切りコマンドの受信、レリーズレバー15の操作、給紙ボタン9の操作に応じてASF60の給紙ローラ78を回転駆動し、用紙搬送路5内に単票紙Sを供給する。
コマンド解析部104は、外部に設置されたホストコンピュータ150から送られてくる各種制御コマンドの内容を解析する解析部である。コマンド解析部104による解析結果は、解析結果に応じて用紙搬送制御部101、印刷制御部102、ASF制御部103等の各種制御部に送られる。これにより、各制御部は、受け取った制御コマンドに応じた制御を行う。
主制御部105は、CPU等から構成され、制御基板35に設けられた用紙搬送制御部101、印刷制御部102、ASF制御部103,コマンド解析部104、メモリ106、通信制御部107、ステータス送信部108間の信号の受け渡しや統括制御等を行う。
メモリ106は、ホストコンピュータ150から送られてくる各種コマンドや印刷すべき画像データ等が一時的に保存されるデータ保存領域である。
通信制御部107は、データ送受信用端子17を介して、ホストコンピュータ150との通信を行うための制御部である。ホストコンピュータ150から送られてくる各種コマンドやデータは、この通信制御部107を介して、メモリ106に一時保存され、各種制御部および解析部によって利用される。
ステータス送信部108は、プリンタ本体部1の状態を示すステータス信号を生成し、通信制御部107,データ送受信用端子17を介して、ホストコンピュータ150にステータス信号を送信する。ホストコンピュータ150は、このステータス信号を受信することにより、プリンタ本体部1の状態を把握することができる。また、ステータス送信部108により生成したステータス信号を基に、表示部120を介して表示を行ったり、ステータス情報を用紙出力するように構成してもよい。
TOFセンサ33a、BOFセンサ27a、レリーズレバーセンサ36、ASF着脱センサ18a、ロール紙ホルダ着脱センサ38の各センサは、それぞれ用紙の有無、用紙搬送路5の開閉状態、ならびに、ASF60およびロール紙ホルダ40の着脱状態をそれぞれ検出し、検出信号を制御基板35に出力する。本実施形態では、TOFセンサ33a及びBOFセンサ27aが用紙検出手段を構成し、ASF着脱センサ18a、ロール紙ホルダ着脱センサ38が取付検出手段を構成している。 TOFセンサ33a、BOFセンサ27a、レリーズレバーセンサ36、ASF着脱センサ18a、ロール紙ホルダ着脱センサ38の各センサによって検出された検出信号は、バス100を介して、主制御部105に送られる。主制御部105は、この検出信号に応じて、用紙搬送制御部101、印刷制御部102、ASF制御部103等の制御を行う。
また、プリンタ本体部1の操作部110は、正面側片持ち部筐体4aに設けられた電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9によって構成されている。また、プリンタ本体部1の表示部120は、電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9の各裏面側に設けられたランプ部材により電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9が点灯、点滅することによって構成されている。操作部110及び表示部120の各構成部材は、制御基板35のバス100に接続されており、制御基板35との間で信号を送受信可能に構成されている。
(インクジェットプリンタの動作制御)
次に、図12から図17を参照しながら、本実施形態におけるインクジェットプリンタの動作制御について説明を行う。ここで、図12は、プリンタ本体部1の起動時の動作を説明するフローチャートであり、図13は、図12の用紙検出処理Aを示すフローチャートであり、図14は、図12の用紙検出処理Bを示すフローチャートであり、図15〜図17は、それぞれロール紙ホルダ40が取り付けられた場合、ASF60が取り付けられた場合、そして手差し印刷の場合におけるプリンタ本体部1の内部状態とその遷移過程を示す状態遷移図である。
まず、図12に示すように、プリンタ本体部1の電源スイッチ7がONされると、プリンタ本体部1は、所定の起動処理を行い、印刷のための準備がなされる(ステップS101)。所定の起動処理が終了すると、主制御部105は、ロール紙ホルダ着脱センサ38がONであるかどうかを確認する(ステップS102)。
ここで、ロール紙ホルダ着脱センサ38がON、つまりロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に取り付けられている場合には、ロール紙印刷を行うと判断され、ステップS103にて用紙検出処理Aを行う。一方、ロール紙ホルダ着脱センサ38がOFF、つまりロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に取り付けられていない場合には、ステップS104に進む。
ステップS103における用紙検出処理Aでは、図13のフローチャートに示されているように、主制御部105は、まずBOFセンサ27aのON/OFFを識別する(ステップS201)。ここで、BOFセンサ27aがON、つまり用紙搬送路5内のBOFレバー27に対応する位置に用紙が存在する場合には、ステップS202に進み、メイン用紙送りローラ23を駆動して、用紙の頭出しを実行し、用紙検出処理Aを終了する。
なお、用紙の頭出しでは、用紙がTOFセンサ33aによって認識されるまで用紙搬送方向に順送りし、その後用紙搬送方向の逆方向に所定長さ戻してやることにより用紙先端を所定位置に配置する。以下の説明においても、用紙の頭出しは、同様の手順により行われる。
一方、BOFセンサ27aがOFF、つまり用紙搬送路5内のBOFレバー27に対応する位置に用紙が存在しない場合には、ステップS203に進み、TOFセンサ33aのON/OFFを確認する。
なお、用紙検出処理Aをおこなう以前に、レリーズレバーセンサ36が用紙搬送路5が開いていると判断した場合には、例えば、表示部120である電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9の各裏面側に設けられたランプ部材を点滅させる等して、ユーザに用紙搬送路5を閉じるように促すように構成してもよい。
また、ランプ部材を点滅させる代わりに、ステータス送信部108で「レリーズレバー開状態」であることを示すステータス信号を生成し、ホストコンピュータ150にこのステータス信号を送信し、ホストコンピュータ150の例えばディスプレイ上に「レリーズレバー開状態」を示すように構成してもよい。
ステップS203では、主制御部105は、TOFセンサ33aのON/OFFを識別する。TOFセンサ33aがON、つまりTOFレバー33に対応する位置に用紙が存在する場合には、ステップS204に進み、用紙搬送路5内の用紙を正面側開口5aから排出し、用紙検出処理を終了する。一方、TOFセンサ33aがOFF、つまり用紙搬送路5内のTOFレバー33に対応する位置に用紙が存在しない場合には、そのまま用紙検出処理Aを終了する。
以上のような用紙検出処理Aを行うことにより、用紙搬送路5内のTOFレバー33に対応した位置にのみ用紙が存在した場合には、用紙を排出し、用紙搬送路5内のBOFレバー27に対応した位置にのみ用紙が存在した場合には、用紙の頭出しが行われる。すなわち、用紙検出処理Aを行うことにより、ロール紙印刷時において、中途半端な状態で用紙が用紙搬送路5内にある状態(TOFセンサ33aのみが用紙を検出した状態)では、用紙が排出されることとなる。用紙検出処理Aを終了した後には、図15の状態遷移図の中の一つの状態に遷移する。図15については、後述する。
再度、図12のフローチャートに戻って説明を行う。ステップS104では、主制御部105は、ASF着脱センサ18aがONであるかどうかを確認する。
ここで、ASF着脱センサ18aがON、つまりASF60がプリンタ本体部1に取り付けられている場合には、ステップS105に進み、用紙検出処理Bを行う。一方、ASF着脱センサがOFF、つまりASF60がプリンタ本体部1に取り付けられていない場合には、手差し印刷を行うと判断され、ステップS106に進み用紙検出処理Bを行う。
ステップS105における用紙検出処理Bでは、図14のフローチャートに示されているように、主制御部105は、まずBOFセンサ27aのON/OFFを識別する(ステップS301)。ここで、BOFセンサ27aがON、つまり用紙搬送路5内のBOFレバー27に対応する位置に用紙が存在する場合には、ステップS303に進み、メイン用紙送りローラ23を駆動して、用紙搬送路5内の用紙を正面側開口5aから排出する。
一方、BOFセンサ27aがOFF、つまり用紙搬送路5内のBOFレバー27に対応する位置に用紙が存在しない場合には、ステップS302に進み、TOFセンサ33aのON/OFFを確認する。
なお、用紙検出処理Bを行う以前に、レリーズレバーセンサ36が用紙搬送路5が開いていると判断した場合には、例えば、表示部120である電源スイッチ7、クリーニングボタン8、給紙ボタン9の各裏面側に設けられたランプ部材を点滅させる等して、ユーザに用紙搬送路5を閉じるように促すように構成してもよい。
また、ランプ部材を点滅させる代わりに、ステータス送信部108で「レリーズレバー開状態」であることを示すステータス信号を生成し、ホストコンピュータ150にこのステータス信号を送信し、ホストコンピュータ150の例えばディスプレイ上に「レリーズレバー開状態」を示すように構成してもよい。
ステップS302では、主制御部105は、TOFセンサ33aのON/OFFを識別する。TOFセンサ33aがON、つまりTOFレバー33に対応する位置に用紙が存在する場合には、ステップS303に進み、用紙搬送路5内の用紙を正面側開口5aから排出した後、用紙検出処理Bを終了する。一方、TOFセンサ33aがOFF、つまり用紙搬送路5内のTOFレバー33に対応する位置に用紙が存在しない場合には、そのまま用紙検出処理Bを終了する。
以上のような用紙検出処理Bを行うことにより、用紙搬送路5内のTOFレバー33およびBOFレバー27に対応した位置に用紙が存在した場合には、用紙を排出する。すなわち、用紙検出処理Bを行うことにより、単票紙印刷前において、用紙が用紙搬送路5内にある状態(TOFセンサ33aとBOFセンサ27aの少なくとも一方が用紙を検出した状態)では、用紙が排出されることとなる。用紙検出処理Bを終了した後には、図15の状態遷移図の中の一つの状態に遷移する。図15については、後述する。
再度、図12のフローチャートに戻って説明を行う。ステップ105にて用紙検出処理を終えた後には、ステップS107に進み、ユーザからの手差し指示の有無を確認する。この手差し指示は、操作部110を操作することによってなされてもよいし、ホストコンピュータ150からの印刷指示コマンドであってもよい。ここで、操作部110を操作することによって手差し印刷を認識させる場合には、例えば、給紙ボタンを長めに押し続けることにより、手差し指示を行わせるように構成することもできる。
また、プリンタ本体部1にDIPスイッチやメモリスイッチを設け、これらのスイッチを操作することにより、手差し指示を行わせるよう構成することもできる。
手差し指示が存在する場合には、ASF60が取り付けられているにもかかわらず手差し印刷を行うと判断され、図17に示す状態遷移図の中の一つの状態に遷移する。一方、手差し指示が存在しない場合には、ASF60からの給紙により印刷を行うと判断され、図16に示す状態遷移図の中の一つの状態に遷移する。図16および図17については、後述する。
図12におけるステップS106では、ステップS105と同様に図14に示すフローチャートに基づき、用紙検出処理Bが行われる。用紙検出処理Bが行われた後には、図17に示す状態遷移図の中の一つの状態に遷移する。
以上、説明したように、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ロール紙ホルダが取り付けられている場合と、ASFが取り付けられている場合または双方とも取り付けられていない場合とによって、用紙検出処理を変更して処理を行い、用紙への印刷準備が行われる。
(ロール紙印刷時の状態遷移)
以下、図15の状態遷移図を参照しながら、ロール紙印刷時の状態遷移について説明を行う。
ロール紙印刷時のプリンタ本体部1の状態としては、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210、「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220、「レリーズレバー開状態」230、「ページ区切りコマンド待ち状態」240、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250、および「印刷可能状態」260が存在する。これらの状態は、レリーズレバーの状態、用紙搬送路内におけるロール紙の有無、そしてページ区切りコマンドの有無によって区分されている。まずは、図15の状態遷移図に示す各状態、およびその状態からの遷移条件と遷移先の状態について説明する。
「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが配置されていない状態であり、かつホストコンピュータ150から印刷指示であるページ区切りコマンドを受信していない状態である。この「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210において、レリーズレバー15が操作されて、レリーズレバー15が開状態となると、「レリーズレバー開状態230」に遷移する。一方、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210において、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信すると、「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220に遷移する。
「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが配置されていない状態であり、かつホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信している状態である。この「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220において、印刷を行うためには、ロール紙CSを挿入しなければならない。このロール紙CSの挿入のために、レリーズレバー15が開状態となると、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250に遷移する。
「レリーズレバー開状態」230は、レリーズレバー15が開状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが配置されていない状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信していない状態である。つまり、この「レリーズレバー開状態」230では、レリーズレバー15が開状態であるため、ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されておらず、また印刷指示であるページ区切りコマンドも受信していない。
「レリーズレバー開状態」230において、ロール紙CSを用紙搬送路5内に配置して、レリーズレバー15を閉じることによりレリーズレバーセンサ36がレリーズレバー15が閉状態であることを確認し、TOFセンサ33aとBOFセンサ27aがONとなってロール紙CSを検出すると、ロール紙CSの頭出しが実行され、「ページ区切りコマンド待ち状態」240に遷移する。また、「レリーズレバー開状態」230において、ページ区切りコマンドを受信すると、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250に遷移する。
また、「レリーズレバー開状態」230において、ロール紙CSを挿入することなくレリーズレバー15を閉じると、レリーズレバーセンサ36がレリーズレバー15が閉状態であることを確認し、TOFセンサ33aとBOFセンサ27aのいずれもOFFとなり、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210に遷移する。
「ページ区切りコマンド待ち状態」240は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが配置されている状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信していない状態である。すなわち、この「ページ区切りコマンド待ち状態」240は、印刷指示としてのページ区切りコマンドを受信していないが、ロール紙CSは用紙搬送路5内に頭出しされて配置されている状態である。この「ページ区切りコマンド待ち状態」240において、ホストコンピュータ150よりページ区切りコマンドを受信すると、「印刷可能状態」260に遷移する。また、「ページ区切りコマンド待ち状態」240において、レリーズレバー15が操作され、レリーズレバー15が開状態となると、「レリーズレバー開状態」230に遷移する。
「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250は、レリーズレバー15が開状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが配置されていない状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信している状態である。この「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250は、ページ区切りコマンドを受信しているため、ロール紙CSが用紙搬送路5内に配置されれば印刷可能となる状態である。
この「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250において、ロール紙CSを用紙搬送路5内に配置して、レリーズレバー15を閉じることによりレリーズレバーセンサ36がレリーズレバー15が閉状態であることを確認し、TOFセンサ33aとBOFセンサ27aとがONとなってロール紙CSを検出すると、ロール紙CSの頭出しが実行され、「印刷可能状態」260に遷移する。
また、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250において、ロール紙CSを挿入することなくレリーズレバー15を閉じると、レリーズレバーセンサ36がレリーズレバー15が閉状態であることを確認し、TOFセンサ33aとBOFセンサ27aのいずれもOFFとなり、「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220に遷移する。
「印刷可能状態」260は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内にロール紙CSが頭出しされて配置されている状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信している状態である。この「印刷可能状態」260では、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドに対応する印刷すべき画像データを受信することにより、随時印刷を実行する。
ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に装着されている場合、「印刷可能状態」260においては、ページ区切りコマンドに対応する印刷可能領域は、ロール紙全体に対応しているため、ある画像データに対する印刷を終了し、印刷終了コマンドや新たなページ区切りコマンドを受信しても、状態の遷移は行われず、「印刷可能状態」260に自己遷移し、状態遷移は行われない。
この「印刷可能状態」260において、レリーズレバー15が操作され、レリーズレバー15が開状態となると、印刷途中であっても印刷を中断し、「レリーズレバー開状態」230に遷移する。この遷移過程においては、レリーズレバー15が開状態になる以前に処理されたページ区切りコマンドに対応する画像データは破棄される。即ち、レリーズレバー15が開状態になった時点で印刷処理途中の画像データは、印刷されずに破棄される。しかし、その時点で、既に受信されているが未処理のページ区切りコマンド及びそれに対応する画像データがあれば、それらは破棄されずに、メモリ106に保持され、「レリーズレバー開状態」230から「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250に遷移する。
また、ロール紙CSの最後端まで印刷を行いロール紙が完全に排出されると、BOFセンサ27aがOFFとなり、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210に遷移する。この遷移過程においては、BOFセンサ27aがOFFになる以前に処理されたページ区切りコマンドに対応する画像データがあれば、そのデータは破棄される。即ち、BOFセンサ27aがOFFになる時点で印刷処理途中の画像データは、印刷されずに破棄される。しかし、その時点で、既に受信されているが未処理のページ区切りコマンド及びそれに対応する画像データがあれば、それらはメモリ106に保持され、更に、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210から「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」220に遷移する。
図12に示すフローチャートに続く流れに従って説明を行うと、ロール紙CSが用紙搬送路5内にて頭出しされている場合には、「ページ区切りコマンド待ち状態」240からスタートする。また、図12に示すフローチャートに従った処理を行った後に、ロール紙CSが用紙搬送路5内にて頭出しされていない場合には、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210からスタートする。そして、各状態からロール紙の配置やプリンタ本体部1へのページ区切りコマンドの送信等を適宜行うことにより、印刷可能状態260に遷移し、その状態で画像データを受け取ることにより、印刷が実施されることとなる。
なお、上記説明では、レリーズレバー15が閉状態となったときに、TOFセンサ33aとBOFセンサ27aの双方がONとなったときに、ロール紙CSの頭出しが実行されると説明したが、これに限られることはなく、BOFセンサ27aのみがONとなったときに、TOFセンサ33aによって感知されるまで用紙を用紙搬送方向に送り出した後、頭出しを実行するように構成してもよい。
(ASF60を用いた単票紙印刷時の状態遷移)
次に、図16の状態遷移図を参照しながら、ASF60を用いた単票紙印刷時の状態遷移について説明を行う。
ASF60を用いた単票紙印刷時のプリンタ本体部1の状態としては、「レリーズレバー開状態I」310、「レリーズレバー閉状態II」320、「用紙挿入待ち状態」330、「ページ区切りコマンド待ち状態」340、「印刷可能状態」350が存在する。これらの状態は、レリーズレバーの状態と、ページ区切りコマンドの有無とによって区分されている。ASF60を用いて単票紙印刷を行う場合には、ページ区切りコマンドを受信し、「印刷可能状態」350に遷移する過程で初めて用紙供給が行われるため、ロール紙印刷の場合とは、若干プリンタ本体部1の状態と状態間遷移の条件が異なっている。
「レリーズレバー開状態I」310は、レリーズレバー15が開状態であり、かつページ区切りコマンドを受信していない状態である。この状態において、レリーズレバー15が操作されて、レリーズレバー15が閉状態となると、図14に示す用紙検出処理Bが行われ不要な用紙が用紙搬送路5から排出された後に、「ページ区切りコマンド待ち状態」340に遷移する。一方、「レリーズレバー開状態I」310において、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信すると、「レリーズレバー開状態II」320に遷移する。
「レリーズレバー開状態II」320は、レリーズレバー15が開状態であり、かつページ区切りコマンドを受信している状態である。この状態において、レリーズレバー15が操作されて、レリーズレバー15が閉状態となると、図14に示す用紙検出処理Bが行われ不要な用紙が用紙搬送路5から排出された後に、ASF60から用紙搬送路5内に単票紙Sの給紙が行われる。
ここで、BOFセンサ27aが給紙開始後所定時間以内にONになると、すなわち単票紙Sが用紙搬送路5内に給紙されたことを確認すると、単票紙Sの頭出しを行い、「印刷可能状態」350に遷移する。
一方、BOFセンサ27aが給紙開始後所定時間経過後もOFFである場合には、単票紙Sの用紙搬送路5内への給紙が失敗したと判断され、「用紙挿入待ち状態」330に遷移する。
「用紙挿入待ち状態」330は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつページ区切りコマンドを受信したにもかかわらず、単票紙Sの給紙に失敗した場合の状態である。「用紙挿入待ち状態」330では、自動的には単票紙Sの再給紙は行われず、ユーザが操作部110の給紙ボタン9を押すことによって、給紙ボタン9がONとなると、再度給紙をおこなう。
ここで、BOFセンサ27aが再給紙開始後所定時間以内にONになると、すなわち単票紙Sが用紙搬送路5内に給紙されたことを確認すると、単票紙Sの頭出しを行い、「印刷可能状態」350に遷移する。
一方、BOFセンサ27aが給紙開始後所定時間経過後もOFFである場合には、単票紙Sの用紙搬送路5内への給紙が再度失敗したと判断され、「用紙挿入待ち状態」330に自己遷移する。
「ページ区切りコマンド待ち状態」340は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつページ区切りコマンドを受信していない状態である。この状態において、ページ区切りコマンドを受信すると、ASF60から単票紙Sの給紙が行われる。
ここで、BOFセンサ27aが給紙開始後所定時間以内にONになると、すなわち単票紙Sが用紙搬送路5内に給紙されたことを確認すると、単票紙Sの頭出しを行い、「印刷可能状態」350に遷移する。
一方、BOFセンサ27aが給紙開始後所定時間経過後もOFFである場合には、単票紙Sの用紙搬送路5内への給紙が失敗したと判断され、「用紙挿入待ち状態」330に遷移する。
「印刷可能状態」350は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内に単票紙Sが頭出しされて配置されている状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信している状態である。この状態では、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドに対応する印刷すべき画像データを受信することにより、随時印刷を実行する。
この「印刷可能状態」350において、ホストコンピュータ150から印刷終了コマンドを受信する、または1ページ印刷が終了し単票紙Sが排出されることによりBOFセンサ27aがOFFとなると、「ページ区切りコマンド待ち状態」340に遷移する。
一方、「印刷可能状態」350において、レリーズレバー15が操作され、レリーズレバー15が開状態となると、印刷途中であっても印刷を中断し、「レリーズレバー開状態I」310に遷移する。この遷移過程では、レリーズレバー15が開状態になる以前に処理されたページ区切りコマンドに対応する画像データは破棄される。即ち、レリーズレバー15が開状態になった時点で印刷処理途中の画像データは、印刷されずに破棄される。しかし、その時点で、既に受信されているが未処理のページ区切りコマンド及びそれに対応する画像データがあれば、それらは破棄されずにメモリ106に保持され、更に、「レリーズレバー開状態I」310から「レリーズレバー開状態II」320に遷移する。
図12に示すフローチャートに続く流れに従って説明を行うと、まず「ページ区切りコマンド待ち状態」340からスタートする。そして、この「ページ区切りコマンド待ち状態」340において、ページ区切りコマンドを受信することにより、印刷可能状態350に遷移し、その状態で画像データを受け取ることにより、随時印刷が実施されることとなる。
(手差し印刷時の状態遷移)
以下、図17の状態遷移図を参照しながら、手差し印刷時の状態遷移について説明を行う。
手差し印刷時のプリンタ本体部1の状態としては、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210、「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220、「レリーズレバー開状態」230、「ページ区切りコマンド待ち状態」240、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250、および「印刷可能状態」260が存在する。
ここで各状態は、レリーズレバーの状態、用紙搬送路内におけるロール紙の有無、そしてページ区切りコマンドの有無によって区分されており、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210、「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220、「レリーズレバー開状態」230、「ページ区切りコマンド待ち状態」240、「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250の各状態およびその状態からの遷移条件と遷移先の状態については、用紙搬送路5内に挿入される用紙がロール紙であるか、または手差し用紙であるかの違いだけが異なり、同一番号を付した図15に示すロール紙印刷時の状態と同一である。
この手差し印刷時においては、「印刷可能状態」260からの状態遷移のみがロール紙印刷時と異なっている。
「印刷可能状態」260は、レリーズレバー15が閉状態であり、かつ用紙搬送路5内に手差し用紙が所望の位置に頭出しされている状態で、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドを受信している状態である。この状態では、ホストコンピュータ150からページ区切りコマンドに対応する印刷すべき画像データを受信することにより、随時印刷が実行される。
手差し印刷時の「印刷可能状態」260においては、ロール紙印刷時と異なり、ページ区切りコマンドに対応する印刷可能領域は、手差し用紙である。したがって、ある画像データに対する印刷を終了し、ホストコンピュータ150から印刷終了コマンドを受信する、または1ページ印刷が終了し手差し用紙が排出されることによりBOFセンサ27aがOFFとなると、「ページ区切りコマンド待ち状態」240に遷移する。
この「印刷可能状態」260において、レリーズレバー15が操作され、レリーズレバー15が開状態となると、印刷途中であっても印刷を中断し、「レリーズレバー開状態」230に遷移する。この遷移過程においては、レリーズレバー15が開状態になる以前に処理されたページ区切りコマンドに対応する画像データは破棄される。即ち、レリーズレバー15が開状態になった時点で印刷処理途中の画像データは、印刷されずに破棄される。しかし、その時点で、既に受信されているが未処理のページ区切りコマンド及びそれに対応する画像データがあれば、それらは破棄されずに、メモリ106に保持され、「レリーズレバー開状態」230から「レリーズレバー開かつ用紙待ち状態」250に遷移する。
一方、「印刷可能状態」260において、手差し用紙の最後端まで印刷を行い、手差し用紙が完全に排出されると、BOFセンサ27aがOFFとなり、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210に遷移する。この遷移過程においては、BOFセンサ27aがOFFになる以前に処理されたページ区切りコマンドに対応する画像データがあれば、そのデータは破棄される。即ち、印刷処理途中で用紙がなくなると、その時点で印刷処理途中の画像データは、印刷されずに破棄される。しかし、その時点で、既に受信されているが未処理のページ区切りコマンド及びそれに対応する画像データがあれば、それらはメモリ106に保持され、更に、「レリーズレバー開かつ用紙無し状態」210から「レリーズレバー閉かつ用紙待ち状態」220に遷移する。」
図12に示すフローチャートに続く流れに従って説明を行うと、「レリーズレバー閉かつ用紙無し状態」210からスタートする。そして、この状態から手差し用紙の配置やプリンタ本体部1へのページ区切りコマンドの送信等を適宜行うことにより、印刷可能状態260に遷移し、その状態で画像データを受け取ることにより、印刷が実施されることとなる。
以上総括すると、本実施形態のインクジェットプリンタは、用紙にインクを吐出するインクヘッドが設けられたキャリッジ25およびキャリッジ25を摺動可能にガイドするガイド軸26を有する画像記録部3、ならびに画像記録部3と対向した状態で画像記録部3を支持する基部2を備え、画像記録部3と基部2との間に用紙搬送路5が画成されたプリンタ本体部1を備えている。また、プリンタ本体部1に着脱可能に取り付けられ、用紙搬送路5に用紙としての連続紙CSを供給するロール紙ホルダ40と、プリンタ本体部1に着脱可能に取り付けられ、用紙搬送路5に用紙としての複数の単票紙を連続的に供給するASF60と、をさらに備えている。
したがって、ロール紙ホルダ40とASF60は、プリンタ本体部1に対して着脱自在に設けられているので、手差し印刷、単票紙印刷、ロール紙印刷といった印刷用途に応じて、インクジェットプリンタの状態を変更し、各種印刷に対応することが可能である。
また、プリンタ本体部1は、プリンタ本体部1にASF60が取り付けられているかどうかを判断する単票紙供給装置検出器としてのASF着脱センサ18aと、プリンタ本体部1にロール紙ホルダ40が取り付けられているかどうかを判断する連続紙ホルダ検出器としてのロール紙ホルダ着脱センサ38と、ASF着脱センサ18aとロール紙ホルダセンサ38の検出状態に応じて、プリンタ本体部1を動作制御する制御基板35と、を備えている。
本実施形態のインクジェットプリンタによれば、制御基板35は、ASF着脱センサ18aとロール紙ホルダセンサ38の検出状態に応じて、プリンタ本体部1を動作制御する。すなわち、ロール紙ホルダ40がプリンタ本体部1に装着されているか、またはASF60がプリンタ本体部1に装着されているか、または手差し印刷が選択されているかに応じた印刷パターンによってプリンタ本体部1を動作制御する。
これにより、本実施形態のインクジェットプリンタは、ユーザが最低限の操作を行うことにより、容易に各種印刷を行うことが可能に構成されている。したがって、ユーザは、ロール紙印刷、単票紙印刷、手差し印刷の違いを大きく意識することなく、所望の用紙を配置し、ホストコンピュータ150から印刷指示を行うことにより、容易に各種印刷を実行することが可能である。
また本実施形態によれば、プリンタ本体部1は、用紙搬送路5内に配置された用紙の先端を検出する用紙先端検出器としてのTOFセンサ33aと、用紙搬送路5内に配置された用紙の後端を検出する用紙後端検出器としてのBOFセンサ27aと、用紙搬送路5の開閉状態を検出する用紙検出器としてのレリーズレバーセンサ36と、を備えている。そして、本実施形態のインクジェットプリンタは、TOFセンサ33a、BOFセンサ27a、及びレリーズレバーセンサ36の検出状態に応じて、プリンタ本体部1の動作制御を行う。
具体的に、本実施形態のインクジェットプリンタでは、TOFセンサ33a、BOFセンサ27a、及びレリーズレバーセンサ36の各センサがONの状態で、ページ区切りコマンドが供給された場合にのみ、印刷が実行される。したがって、印刷不可能な状態での無意味な印刷実行等がなされることが無く、ユーザにとって扱いやすいインクジェットプリンタを提供することが可能になる。
また、ロール紙ホルダ40が取り付けられた場合には、制御基板35は、レリーズレバーセンサ36が用紙搬送路5が閉状態であると判断し、かつTOFセンサ33a及びBOFセンサ27aがそれぞれ用紙を検出した場合に、用紙に対する印刷を行うことが可能であると判断し、画像データの受信に応じて印刷が実行される。したがって、印刷不可能な状態での無意味な印刷実行等がなされることが無く、ユーザにとって扱いやすいインクジェットプリンタを提供することが可能になる。
また、ASF60がプリンタ本体部1に取り付けられた場合には、レリーズレバーセンサ36が用紙搬送路5が閉状態であると判断したときに、TOFセンサ33a及びBOFセンサ27aの何れか一方が用紙を検出した場合には、検出された用紙を排出する。このように、ASF60が単票紙Sを供給する以前に用紙搬送路5内に用紙が存在する場合には、自動的に用紙搬送路5内の用紙を排出するので、ユーザがわざわざ用紙を取り出すといった手間をかけることが無く、用紙に対する印刷が不完全となるようなトラブル等を未然に防ぐことが可能なインクジェットプリンタを提供することが可能になる。
また、ロール紙ホルダ40及びASF60のいずれもプリンタ本体部1に取り付けられていない状態、すなわち手差し印刷時には、レリーズレバーセンサ36が用紙搬送路5が閉状態であると判断し、かつTOFセンサ33a及びBOFセンサ27aがそれぞれ用紙を検出した場合に、用紙に対する画像記録を行うことが可能であると判断し、画像データの受信に応じて印刷が実行を実行する。したがって、印刷不可能な状態での無意味な印刷実行等がなされることが無く、ユーザにとって扱いやすいインクジェットプリンタを提供することが可能になる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタによれば、画像記録部2と基部3との間には、用紙搬送方向に略垂直な方向から用紙搬送路5に用紙を挿入可能な開口5cが設けられている。具体的には、画像記録部3は、基部2の一端部において片持ち部4を介して片持ちで固定されていることにより、側面側開口5cが設けられている。
したがって、本実施形態のインクジェットプリンタによれば、容易に側面側開口5cを介して手差しにより用紙搬送路5内に用紙を供給することが可能である。また、側面側(用紙搬送路に略垂直な方向)から用紙を供給することができるので、用紙のサイズに制限が無く、どのような形状の用紙であっても、用紙搬送路5内に手差し供給することが可能である。したがって、本やノートのような既に製本された冊子の一枚だけを用紙搬送路5内に供給し、製本された状態のまま1ページに画像を記録するといった特殊印刷を容易に実行することができる。
なお、本実施形態のインクジェットプリンタでは、ロール紙ホルダ40は、プリンタ本体部1の基部2に取り付けられ、ASF60は、プリンタ本体部1の画像記録部に取り付けられる構成としたが、これに限られることはなく、例えば、ロール紙ホルダ40をスリット19a,19aを介して画像記録部3に取り付けるように構成してもよい。
また、手差し禁止突起50は、側面側開口5cを塞ぐように側面側開口5cの前面に延出していてもよい。その他、案内壁41bが側面側開口5cを塞ぐように延出する形状であってもよい。これら変形例によって、手差しによる用紙供給を構造的に禁止できる。
また、本実施形態では、インクジェットプリンタを例に説明したが、本発明に係るプリンタはインクジェット方式に限られず、サーマル方式やドットインパクト方式等の各種プリンタに適用できる。
産業上の利用の可能性
以上、本発明のプリンタによれば、制御部は、単票紙供給装置検出器と連続紙供給装置検出器の検出状態に応じて、プリンタ本体部を動作制御する。すなわち、連続紙ホルダがプリンタ本体部に装着されているか、または単票紙供給装置がプリンタ本体部に装着されているか、または手差し印刷が選択されているかに応じた印刷パターンによってプリンタ本体部を動作制御する。
したがって、本実施形態のプリンタは、ユーザが最低限の操作を行うことにより、容易に各種印刷を行うことが可能に構成されている。よって、ユーザは、ロール紙印刷、単票紙印刷、手差し印刷の違いを大きく意識することなく、所望の用紙を配置し、外部のホストから印刷指示を行うことにより、容易に各種印刷を実行することが可能である。

Claims (16)

  1. 用紙に印刷を行う画像記録部と、前記画像記録部と対向した状態で前記画像記録部を支持する基部とを備え、前記画像記録部と前記基部との間に用紙搬送路が形成されたプリンタ本体部を備えたプリンタであって、
    前記プリンタ本体部は、
    前記プリンタ本体部に単票紙供給装置が取り付けられているかどうかを判断する単票紙供給装置検出器と、
    前記プリンタ本体部に連続紙ホルダが取り付けられているかどうかを判断する連続紙ホルダ検出器と、
    前記単票紙供給装置検出器及び連続紙ホルダ検出器の検出結果に応じて、前記プリンタ本体部を動作制御する制御部と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記プリンタ本体部は、
    前記用紙搬送路内に配置された用紙の先端を検出する用紙先端検出器と、
    前記用紙搬送路内に配置された用紙の後端を検出する用紙後端検出器と、
    前記用紙搬送路を開開するレリーズレバーと、
    前記用紙搬送路の開閉状態を検出する用紙搬送路検出器と、を備え、
    前記用紙先端検出器、前記用紙後端検出器、および前記用紙搬送路検出器の検出状態に応じて、前記プリンタ本体部を動作制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載のプリンタ。
  3. 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記連続紙ホルダ検出器が前記プリンタ本体部への前記連続紙ホルダの取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器のみが用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路から前記用紙を排出させることを特徴とする請求の範囲第2項記截のプリンタ。
  4. 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記連続紙ホルダ検出器が前記プリンタ本体部への前記連続紙ホルダの取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙後端検出器が用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを行わせることを特徴とする請求の範囲第2項記截のプリンタ。
  5. 前記制御部は、前記プリンタ本体部の電源投入時、前記単票紙供給装置検出器が前記プリンタ本体部への前記単票紙供給装置の取り付けを検出した状態において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の何れか一方が用紙を検出した場合には、前記検出された用紙を前記用紙搬送路から排出させることを特徴とする請求の範囲第2項記載のプリンタ。
  6. 前記制御部は、前記プリンタ本体部に前記単票紙供給装置が取り付けられた状態において、手差し印刷を行うか、前記単票紙供給装置からの用紙供給を行うか選択的に動作することを特徴とする請求の範囲第2項記載のプリンタ。
  7. 前記制御部は、前記手差し印刷時において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の双方が用紙を検出した場合には、前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを行わせることを特徴とする請求の範囲第2項記載のプリンタ。
  8. 前記制御部は、前記単票紙供給装置からの用紙供給時において、前記用紙搬送路検出器が前記用紙搬送路の閉状態を検出したときに、前記単票紙供給装置からの用紙供給より前に、前記用紙先端検出器及び前記用紙後端検出器の一方が用紙を検出した場合には、前記検出された用紙を前記用紙搬送路から排出させることを特徴とする請求の範囲第2項記載のプリンタ。
  9. 前記画像記録部と前記基部との間には、前記用紙搬送方向に略垂直な方向から前記用紙搬送路に前記用紙を挿入可能な開口が設けられていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第8項の何れか一項記載のプリンタ。
  10. 前記画像記録部は、前記基部の一端部において片持ちで固定されていることを特徴とする請求の範囲第9項記載のプリンタ。
  11. プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への連続紙ホルダの取り付けを検出するステップと、
    前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
    前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
    前記用紙先端検出器のみにより前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路から前記用紙を排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  12. プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への連続紙ホルダの取り付けを検出するステップと、
    前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
    前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
    前記用紙後端検出器のみにより前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを実行するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  13. プリンタ本体部の電源投入時、前記プリンタ本体部への単票紙供給装置の取り付けを検出するステップと、
    前記プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
    前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
    前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の少なくとも一方により前記用紙が検出された場合に前記用紙を前記用紙搬送路から排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  14. プリンタ本体部への単票紙供給装置の取り付けを検出するステップと、
    手差し印刷を行うか、前記単票紙供給装置からの用紙供給を行うかを判断するステップと、
    前記判断結果に応じて選択的に動作するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  15. 手差し印刷時、プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
    前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
    前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の双方により前記用紙が検出された場合に前記用紙搬送路内において前記用紙の頭出しを実行するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  16. 単票紙供給装置からの用紙供給時、プリンタ本体部に画成された用紙搬送路の閉状態を検出するステップと、
    前記単票紙供給装置からの用紙供給を行う前に前記用紙搬送路に設けられた用紙先端検出器及び用紙後端検出器により用紙を検出するステップと、
    前記用紙先端検出器と前記用紙後端検出器の少なくとも一方により前記用紙が検出された場合に前記用紙を前記用紙搬送路から排出するステップと、を有することを特徴とするプリンタの制御方法。
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