JP3627429B2 - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録紙の補充を必要とするプリンタに係り、特に紙経路を開放するレリーズレバーを備えたプリンタ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘッドとプラテンの間が狭いプリンタでは、記録紙をセットする時に記録紙がヘッドとプラテンの間で引っかかり易い。そのためレリーズレバーを備え、記録紙セット時にヘッドとプラテンの距離を広げ、容易に記録紙の挿入を行えるようにしている。
【0003】
特にヘッドとプラテンが接触しているラインサーマルプリンタでは、当該部分の記録紙経路が閉状態となっていて、記録紙を通過させることが困難なので、ヘッドをプラテンから離して開状態とした後記録紙をセットしなければならない。
【0004】
図6にラインサーマルプリンタのメカニズムの一例を示してある。本例では、レリーズレバー2はヘッド6と連動する機構となっている。印字を行う場合には、ヘッド6はコイルスプリング等の周知の付勢手段によって、記録紙を介してプラテン4に押さえ付けられている。これにより、記録紙とヘッド6との密着を確保し、ヘッド6の印字要素の熱が有効に記録紙に伝達される。
【0005】
また記録紙をセットする場合には、レリーズレバー2を操作することによってヘッド6が持ち上がってプラテン4から離れ、記録紙を通過させる間隙が形成される(以下、この操作をレリーズレバーの開放という。)。この状態でプラテン4と、紙案内9に埋め込んで設置された紙送りローラ5との間に記録紙を差し込み、プラテン4に連結されている紙送りノブ3を手で回すと記録紙がプラテン4と紙送りローラ5の間に挟み込まれて送られる。このとき、オペレータは一方の手で記録紙をつかんで挿入しながら他方の手では紙送りノブ3を回すという操作を行わなければならない。必要量の記録紙を送った後は、レリーズレバー2を操作してヘッド6とプラテン4との間隙を閉じ(以下、レリーズレバーの閉成という。)、記録紙セットを終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
近年、パーソナルコンピュータ(以下、PCという。)を中心としてその周辺装置であるプリンタも急速に普及しており、今までプリンタを扱ったことの無い人でも操作する機会が多くなってきている。このような状況のなかでプリンタにも記録紙セットなどの操作性をよくすることが求められている。特にプリンタの操作の中で頻度が高く、トラブルが発生し易いのが記録紙のセットである。記録紙はプリンタの代表的な消耗部品であり、特にPOSやECR等に用いられるプリンタにおいては、ロール紙等の補充を小売店の店頭において行う必要がある。この場合、買い物客を待たせた状態で記録紙の補充、即ち記録紙セットを行うので、その待ち時間を短縮するためには、迅速且つ確実に行う必要がある。
【0007】
しかし前述の従来技術では記録紙セット時の操作が煩わしく手間もかかり、また図6の紙送りノブ3を指で回す操作がわかり難いので記録紙セット操作の教育、訓練が必要である、という課題があった。特に一方の手で記録紙を傾かないように保持しながら挿入口に差し込み、同時に他方の方の手で紙送りノブを回して記録紙を送らなければならないという操作の難しさがあった。本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、記録紙のセットを容易にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のプリンタは、印字部と、該印字部を経由して記録紙を搬送するための記録紙経路と、該記録紙経路中にあって記録紙を挟持及び開放可能な経路開閉手段と、記録紙を記録紙経路に沿って搬送可能な記録紙搬送手段とを有し、経路開閉手段は印字部において記録紙に印字が行われる場合には閉成されるとともに記録紙が記録紙経路に挿入される場合には開放されるプリンタにおいて、経路開閉手段の開閉状態を検出する開閉検出手段を有し、この開閉検出手段による開放状態の検出に対応して記録紙搬送手段を起動することを特徴とする。
【0009】
更に具体的には、少なくとも、印字部と、該印字部に対向して設けられたプラテンと、印字部とプラテンとからなる記録紙経路を開閉可能な経路開閉手段と、記録紙を記録紙経路に沿って搬送可能な記録紙搬送手段とから構成されるプリンタにおいて、経路開閉手段により開閉する記録紙経路の状態を検出する開閉検出手段を有し、該開閉検出手段による開状態の検出に対応して記録紙搬送手段を起動することを特徴とする。
【0010】
これらの場合において、記録紙経路中に配置され記録紙の有無を検出する記録紙検出手段と、記録紙搬送手段の作動量を検出する搬送作動量検出手段とを更に有し、記録紙検出手段及び搬送作動量検出手段の出力に基づいて記録紙搬送手段を停止するようにしてもよい。そして、記録紙搬送手段の停止は、記録紙がない状態における第1の所定の記録紙搬送作動量や記録紙がある状態における第2の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて行われることが望ましい。
【0011】
この場合において、記録紙がない状態における第1の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて記録紙搬送手段が停止した場合には、その状態を示す停止状態表示手段を更に有することが望ましい。そして、停止状態表示手段による停止状態の表示がなされた場合に、記録紙搬送手段の再起動を指示するための再起動指示手段を更に有するようにしてもよい。また、記録紙がある状態における第2の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて記録紙搬送手段が停止し、且つ開閉検出手段により経路開閉手段の閉状態が検出された場合には、記録紙の端部の切断を行うオートカッタを更に有することが望ましい。
【0012】
本発明はプリンタの制御方法としても表現することが適当である。即ち、本発明のプリンタの制御方法は、印字部を経由して記録紙を搬送するための記録紙経路を有するプリンタの制御方法であって、該記録紙経路中にある記録紙を挟持する経路閉成工程と、前記経路閉成工程で挟持した記録紙を解放する経路開放工程とを有し、記録紙に印字が行われる場合には経路閉成工程が、記録紙が記録紙経路に挿入される場合には経路開放工程がそれぞれ実行されるプリンタの制御方法において、経路の開閉状態を検出する開閉検出工程と、開閉検出工程における経路の開放状態の検出に基づいて記録紙搬送動作を開始する搬送動作起動工程と、記録紙経路中における記録紙の有無を検出する記録紙検出工程と、記録紙搬送動作の量を検出する搬送動作量検出工程と、記録紙検出工程における記録紙なしの検出及び搬送動作量検出工程における第1の所定量の検出とに基づいて記録紙搬送動作を停止する第1の搬送停止工程と、記録紙検出工程における記録紙ありの検出及び搬送動作量検出工程における第2の所定量の検出とに基づいて前記記録紙搬送動作を停止する第2の搬送停止工程とを有することを特徴とする。
【0013】
以下に本発明の作用を説明する。本発明においては、記録紙セット時に操作するレリーズレバーの開閉を検出し、自動的に記録紙送り動作を行うようにしている。すなわち、レリーズレバーの開閉を検出する検出器によりレリーズレバーの開放を検出し、これに応じて記録紙送り動作を開始するのである。これにより記録紙をセットする際に必ず操作するレリーズレバーに連動して自動的に記録紙送り動作を行うため、紙送りノブを指で回して記録紙を送り出す必要が無い。従って、記録紙を挿入口に挿入する際に両手で記録紙を保持できるため容易且つ確実に記録紙の挿入を行うことができる。
【0014】
またこのとき、紙検出器を設けてもよく、記録紙送り動作中に記録紙が挿入されたかどうか、挿入された記録紙がどの程度送られたかを検出することができる。これにより、自動的に必要量の記録紙送りを行うことができ、記録紙の送り量の過不足をなくすことができる。また所定量又は期間のの記録紙送り動作を行う間に記録紙が挿入されなかった場合には、自動的に記録紙送り動作を停止させる。これにより、いつまでも記録紙送り動作を続けて無駄な電力を消耗する事態を避けることができる。さらに、無用な発熱や機構部品の消耗をも防止することができる。
【0015】
この場合、さらにLEDを点滅させる等の手段により、記録紙が挿入されなかったことをオペレータに知らせることもできる。またオペレータがLEDの点滅を見て記録紙が挿入されなかったことを知り再度記録紙をセットしようとする場合を考慮して、例えばペーパーフィードスイッチを押すとレリーズレバーを開いた時と同じ動作を実行し、再び記録紙のセットを行う機会を提供することができる。この機能が無い場合にはレリーズレバーを一旦閉じて再び開くという操作をすることになる。
【0016】
さらにオートカッタを装備するプリンタでは、レリーズレバーの閉成を検出した後、オートカッタを操作することによって、記録紙セット後の余分な記録紙を自動的に切断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1に本発明の実施例に係わるプリンタ18のメカニズム1の概要を示してある。また、図2にプリンタ18のメカニズム1を横方向から見た概略断面図を示す。本図においては、図1に対し記録紙検出用のフォトセンサ11とオートカッタ12とがさらに装備されている。図3は図1の構成における記録紙セット処理の流れを示し、図4は図2の構成における処理の流れを示している。図5は上記のプリンタメカニズム1を内蔵した本発明のプリンタ18の外観図である。
【0018】
本発明のプリンタ18は図1に示すメカニズム1を内蔵している。ヘッド6はレリーズレバー2に連動して開閉する機構となっている。即ち、レリーズレバー2を矢印A方向に操作する(「開く」ともいう)とヘッド6はプラテン4から離れて持ち上がっていく。逆にレリーズレバー2をAと逆の方向に操作する(「閉じる」ともいう)とヘッド6は下がっていきプラテン4に押圧される。図2はこの状態を示している。
【0019】
記録紙セットを行う場合はレリーズレバー2を開きヘッド6が上がった状態で行い、印字はレリーズレバー2を閉じ、ヘッド6が記録紙をプラテン4に押さえ付けた状態で行う。レバー開閉センサ10を、レリーズレバー2が閉じた時にONとなりレリーズレバー2が開いた時にOFFとなるような位置に取り付ける。これによりレリーズレバー2の開閉をレバー開閉センサ10により検出することができる。本例では、レリーズレバー2の開閉の検出を行うレバー開閉センサ10としてマイクロスイッチを用いているが、これに限らず、例えばフォトインタラプタ等の周知のセンサを用いることができる。一方紙送り動作は、ステップモータ7を駆動し伝達歯車列8によりその回転をプラテン6に伝達し、これを回転させて行う。
【0020】
図2では、さらにオートカッタ12、紙送りローラ5及び記録紙センサ11を装備した場合を示す。紙送りローラ5及び記録紙センサ11は紙案内9内に、記録紙経路に面して設けられている。ロール紙13から引き出された記録紙14はプラテン4と紙送りローラ5とに挟まれプラテン4が矢印B方向に回転することにより送り出される。また記録紙センサ11は周知のフォトリフレクタであり、記録紙14はプラテン4との反射率の差から記録紙センサ11の近傍を通過したときに検出される。紙送り量はプラテン4を回転させるステップモータ7の駆動ステップ数により算出することができる。またヘッド6の上部にオートカッタ12が装備され、記録紙送り動作により送り出された記録紙15はオートカッタ12により切断される。
【0021】
図3に示すフローチャートを用いて図1における記録紙セット処理を説明する。まず電源投入により処理を開始し(S1)、レリーズレバー2が開いたかどうかをレバー開閉センサ10により調べ(S2)開くまで待つ。この間に、他の必要なプリンタの制御処理を行うことはいうまでもない。オペレータがレリーズレバー2を開くと、レバー開閉センサ10により検出され(S2)、記録紙送り動作を開始する(S3)。記録紙送り動作はステップモータ7を駆動しプラテン6を回転することにより行う。その後、レリーズレバー2が閉じたかどうかをレバー開閉センサ10により調べ(S4)、レリーズレバー2が閉じるまで記録紙送り動作(S3)を続ける。
【0022】
この間にオペレータが記録紙を紙送りローラ5とプラテン4との間に挿入すると、記録紙送り動作(S3)によりプラテン4が記録紙の挿入方向と同一の方向に回転しているので、記録紙は自動的にプリンタの内部に送り入れられる。記録紙挿入時オペレータは紙送りノブ3を回す必要が無いため、両手で記録紙を持って記録紙を正しい姿勢に保った状態で挿入することができる。
【0023】
記録紙挿入後、オペレータは記録紙が適当量送られたことを確認してレリーズレバー2を閉じる。するとプリンタはレバー開閉センサ10によってこれを検出し(S4)、ステップモータ7の駆動を止めて記録紙送り動作を停止し(S5)、処理を終了する(S6)。
【0024】
このようにオペレータはレリーズレバー2の開閉と記録紙の挿入をするだけで、紙送りノブ3を操作することなく、記録紙セットを迅速且つ正確に行うことができる。記録紙挿入時は両手で記録紙を保持することができるため容易且つ正確に挿入することができる。
【0025】
次に図4に示すフローチャートに従って図2の構成における処理を説明する。本例の場合には記録紙センサ11を備えているので、処理を開始する条件として、記録紙14が記録紙センサ11によって検出されていないことが求められる。これは、記録紙の補充又はセットの処理と通常の印刷処理とを区別するためである。即ち、通常の印刷処理においても印刷ヘッドのクリーニングや異物の除去等のためにレリーズレバー2を操作して印刷ヘッドを開放する場合が有り、この場合に記録紙セットの処理が行われないようにする必要があるからである。記録紙セット処理が行われる場合には、記録紙はプリンタ内に無いはずであり、従って、記録紙センサ11によって記録紙が検出されなかった場合にのみ、当該処理を行うこととしたのである。
【0026】
まず、処理を開始し(S11)、レリーズレバー2が開いたかどうか調べ(S12)、開くまで待つ。オペレータがレリーズレバー2を開き、これが検出されたら記録紙送り動作を開始する(S13)。記録紙送り動作中に、記録紙センサ11によって記録紙の有無を検出する(S14)。
【0027】
記録紙が検出された場合には、挿入部、即ち紙送りローラ5及びプラテン4、から記録紙センサ11まで記録紙が搬送されたのであるから、以降の記録紙送り量をカウントする(S15)。このカウントは記録紙有りの状態でのステップモータ7の駆動ステップ数をカウントすることにより行う。そして、記録紙有り状態の当該記録紙送り量が所定量になったかを判断し(S16)、所定量になるまで記録紙送り動作(S13)を続ける。即ち、オペレータが記録紙を挿入することにより自動的に記録紙が送られ、記録紙有り状態での記録紙送り量が所定量に至るまでその記録紙送り動作が継続される。そして、その後記録紙送り動作を自動的に停止する(S17)。
【0028】
次にレリーズレバー2が閉じたかどうかをレバー開閉センサ10によって調べ(S18)、レリーズレバー2が閉じるまで待つ。レリーズレバー2が閉じたら、オートカッタ12を動作させ(S19)送り出された余分な記録紙15を切断し処理を終了する(処理S2)。ここで切断処理は、記録紙が印刷ヘッド6とプラテン4とによって挟持され、安定した状態で行われることが望ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、レリーズレバー2が閉成される前に、オートカッタ12によって記録紙の切断処理を行ってもよい。
【0029】
このように自動的に記録紙送りを停止するので、記録紙が適当な量送り出されたことをオペレータが確認した後、レリーズレバー2を閉じて記録紙送りを止めるという煩雑な処理を行う必要がない。またオートカッタ12を自動的に動作させれば、オペレータは送り出された余分な記録紙をハサミ等で切断する必要がなく、切断された記録紙を取り除くだけでよい。
【0030】
一方、記録紙無しと判定した場合には(S14)記録紙無し状態での記録紙送り動作の量をカウントする(S21)。記録紙無し状態の記録紙送り動作量が所定量に達したか判断し(S22)、所定量に達していなければ、記録紙が挿入されるのを待ちながら(S14)記録紙送り動作(S13)を続ける。
【0031】
一方、オペレータが記録紙を挿入せず、記録紙無し状態の記録紙送り動作量が所定量に至った場合には、記録紙送り動作を自動的に停止する(S23)。これにより記録紙が挿入されるまで無限に記録紙送り動作を続けることが回避され、いたずらにプリンタの寿命を縮めることが無く、また消費電力も削減できる。
【0032】
図5に示すように、プリンタ18にはLED16とペーパーフィードスイッチ17とが備えられている。記録紙送り動作を停止した後(S23)、LED16を点滅してこの状態を表示し(S24)、オペレータに記録紙が挿入されなかったために記録紙のセットができなかったことを知らせる。ここでLEDの代わりにブザーを鳴らしてもよく、オペレータに知らせるか、またはオペレータが認識できるものであればよい。ホスト装置に接続されているプリンタの場合には、ホスト装置にステータス送信等の周知の手段で通知してもよいことはいうまでもない。そしてペーパーフィードスイッチ17が押されるまで(S25)、LED16の点滅を続ける(S24)。
【0033】
オペレータが記録紙セットができなかったことに気が付き再度記録紙セットしようとする場合には、ペーパーフィードスイッチ17を押せばよい。するとLED16を消灯した後(S26)、再び記録紙送り動作に戻って(S13)再度記録紙セットの処理を開始する。このようにして、オペレータが記録紙セットできなかった場合にはペーパーフィードスイッチ17を押すと、レリーズレバー2を開いたときと同じ動作に戻って再度記録紙セット処理を可能とするのである。この場合において、LEDの点滅を記録紙セットの完了後に停止するようにしてもよい。この機能により、レリーズレバー2を閉じて再び開くという煩わしい操作をしなくとも、記録紙セット動作を再度行うことができる。
【0034】
なお、上記のペーパフィードスイッチ17を用いない場合には、紙送り動作の停止処理(S23)の後にレリーズレバー2が閉成されたかをレバー開閉センサ10によって検出し、閉成されたら処理の開始(S11)にループすればよい。これにより、レリーズレバー2を一旦閉じて、さらに開くことにより、再度記録紙のセット処理を行うことができる。
【0035】
本例ではラインサーマル方式のプリンタを例に説明しているが、本発明はこの方式のプリンタのみに限定されるものではなく、上記の実施例の開示内容から、当業者であれば、記録紙セットに際して記録紙経路の一部を開閉するプリンタのすべてに適用できることは言うまでもない。さらにセットされる記録紙はロール紙に限らず、単票用紙であっても同様に適用できる。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、レリーズレバーの開閉を検出して自動的に記録紙送り動作を行うため、オペレータが簡単な操作で記録紙を容易且つ正確にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプリンタのメカニズムの概要を示す斜視図。
【図2】本発明の他の実施形態の概略構成を示す断面図。
【図3】図1の実施例に係る処理手順を示すフローチャート。
【図4】図2の実施例に係る処理手順を示すフローチャート。
【図5】本発明のプリンタの外観を示す斜視図。
【図6】従来技術のプリンタのメカニズムの概要を示す斜視図。
【符号の説明】
1 メカニズム
2 レリーズレバー
3 紙送りノブ
4 プラテン
5 記録紙押さえローラ
6 ヘッド
7 ステップモータ
8 伝達歯車
9 記録紙案内
10 レバー開閉センサ
11 記録紙センサ
12 オートカッタ
13 ロール紙
14 記録紙
15 余分な記録紙
16 LED
17 ペーパーフィードスイッチ
18 プリンタ

Claims (14)

  1. 印字部と、該印字部を経由して記録紙を搬送するための記録紙経路と、該記録紙経路中にあって記録紙を挟持及び開放可能な経路開閉手段と、記録紙を前記記録紙経路に沿って搬送可能な記録紙搬送手段とを有するプリンタにおいて、
    前記経路開閉手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、
    前記開閉検出手段による開放状態の検出に対応して前記記録紙搬送手段を起動する搬送制御手段とを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 少なくとも、印字部と、該印字部に対向して設けられたプラテンと、前記印字部と前記プラテンとからなる記録紙経路を開閉可能な経路開閉手段と、記録紙を前記記録紙経路に沿って搬送可能な記録紙搬送手段とから構成されるプリンタにおいて、
    前記経路開閉手段により開閉する前記記録紙経路の状態を検出する開閉検出手段と、
    該開閉検出手段による開状態の検出に対応して前記記録紙搬送手段を起動する搬送制御手段とを有することを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1又は2記載のプリンタにおいて、
    前記搬送制御手段は、前記開閉検出手段による閉状態の検出に対応して前記記録紙搬送手段を停止することを特徴とするプリンタ。
  4. 請求項1記載のプリンタにおいて、
    前記記録紙経路中に配置され記録紙の有無を検出する記録紙検出手段と、
    前記記録紙搬送手段の作動量を検出する搬送作動量検出手段とを更に有し、
    前記搬送制御手段は、前記記録紙検出手段及び前記搬送作動量検出手段の出力に基づいて前記記録紙搬送手段を停止することを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項4記載のプリンタにおいて、
    前記搬送制御手段は、前記記録紙がない状態における第1の所定の記録紙搬送作動量及び/又は記録紙がある状態における第2の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて、前記記録紙搬送手段の停止を行うことを特徴とするプリンタ。
  6. 請求項5記載のプリンタにおいて、前記記録紙がない状態における第1の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて前記記録紙搬送手段が停止した場合に、当該状態を示す停止状態表示手段を更に有することを特徴とするプリンタ。
  7. 請求項6記載のプリンタにおいて、前記停止状態表示手段による停止状態の表示がなされた場合に、前記記録紙搬送手段の再起動を指示するための再起動指示手段を更に有し、
    前記搬送制御手段は、該再起動指示手段に応じて、前記記録紙搬送手段の起動を行うことを特徴とするプリンタ。
  8. 請求項5記載のプリンタにおいて、
    前記記録紙を切断する記録紙切断手段と、
    前記記録紙がある状態における第2の所定の記録紙搬送作動量の検出に基づいて前記記録紙搬送手段が停止した後に、前記記録紙切断手段を駆動して前記記録紙を切断する切断制御手段とをを更に有することを特徴とするプリンタ。
  9. 請求項8記載のプリンタにおいて、前記切断制御手段は、前記開閉検出手段により前記経路開閉手段の閉状態が検出された後に、前記記録紙切断手段を駆動して前記記録紙の切断を行うことを特徴とするプリンタ。
  10. 印字部を経由して記録紙を搬送するための記録紙経路を有するプリンタの制御方法であって、該記録紙経路中にある記録紙を挟持する経路閉成工程と、前記経路閉成工程で挟持した記録紙を解放する経路開放工程とを有するプリンタの制御方法において、
    前記経路の開閉状態を検出する開閉検出工程と、
    前記開閉検出工程における経路の開放状態の検出に基づいて記録紙搬送動作を開始する搬送動作起動工程とを有することを特徴とする制御方法。
  11. 請求項10記載の制御方法において、
    前記記録紙経路中における前記記録紙の有無を検出する記録紙検出工程と、
    前記記録紙搬送動作の量を検出する搬送動作量検出工程と、
    前記記録紙検出工程における記録紙なしの検出と、前記搬送動作量検出工程における第1の所定量の検出とに基づいて前記記録紙搬送動作を停止する第1の搬送停止工程とを有することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項11記載の制御方法において、
    前記記録紙検出工程における記録紙ありの検出と、前記搬送動作量検出工程における第2の所定量の検出とに基づいて前記記録紙搬送動作を停止する第2の搬送停止工程とを有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項11記載の制御方法において、
    前記第1の搬送停止工程における搬送の停止に基づいて、搬送の停止を知らせる搬送停止報知工程と、
    該搬送停止報知工程に応じて、搬送の開始を指示する搬送開始指示工程とをさらに有することを特徴とする制御方法。
  14. 請求項10記載の制御方法において、
    前記記録紙経路中における前記記録紙の有無を検出する記録紙検出工程と、
    前記記録紙搬送動作の量を検出する搬送動作量検出工程と、
    前記記録紙検出工程における記録紙ありの検出と、前記搬送動作量検出工程における第2の所定量の検出とに基づいて前記記録紙搬送動作を停止する第2の搬送停止工程とを有することを特徴とする制御方法。
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