JP2946739B2 - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法

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JP2946739B2
JP2946739B2 JP2307860A JP30786090A JP2946739B2 JP 2946739 B2 JP2946739 B2 JP 2946739B2 JP 2307860 A JP2307860 A JP 2307860A JP 30786090 A JP30786090 A JP 30786090A JP 2946739 B2 JP2946739 B2 JP 2946739B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、印刷装置に関し、特にはPOS/ECR用に最適
な印刷装置の構成及び制御方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の単票紙の一種の帳票用紙に印刷する印刷装置
は、帳票用紙の大きさが不定形で印刷行の多い用紙のた
め一般的に平板で面積の大きな記録紙ガイドを有する印
刷装置が用いられスリップ印刷装置と呼ばれている。こ
のためロール紙用印刷装置と兼用する事はほとんど無か
った。
又単票紙の一種のバリデーション用紙は一般に大きさ
が定型でマルチプライと呼ばれる多数枚複写の用紙が用
いられ、従来のロール紙専用印刷装置では記録紙経路を
共有することが困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 近年、POS市場に於いて様々な用紙が流通しこれら種
々の記録紙に対応可能な印刷装置がPOS/ECR用印刷装置
として求められていた。
しかし、従来のスリップ印刷装置とバリデーション印
刷装置更にはロール紙印刷装置を一体の印刷装置にした
場合、一般に用いられているバリデーション用紙は複写
枚数も多く、長い記録紙経路では経路内で複写紙がはが
れたり、引っかかったりしてトラブル発生の要因となる
等技術的に困難な面が多かった。
昨今の使用形態としてスリップ印字、ロール紙印字の
みならずスリップで印字した内容を同時にロール紙にジ
ャーナル用として記録する必要が安全性、確実性の面よ
り生じており、従来の方法では対応できないものとなっ
ていた。このようなニーズをセキュリティスリップと称
する。
そこで、本発明の目的は、印字部を一体化し、種々の
記録紙に対応可能な印刷装置であって、簡単な構造で信
頼性が高く、しかも安価でスペース効率の良い印刷機構
及びこれを制御する最適な制御手段、及び制御方法を提
供することを目的としている。
更に、本発明の目的は、単票紙類と連続紙とを効率よ
く使い分けることが可能で、必要に応じて単票紙の印刷
内容をロール紙に同時に印刷可能な印刷装置の機構及び
制御方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明は、少なくとも第1
及び第2の記録紙に印刷を行う印刷装置であって、前記
第1の記録紙を案内する第1の記録紙経路と、前記第1
の記録紙経路との合流部を有し、前記第2の記録紙を案
内する第2の記録紙経路と、前記第1の記録紙経路に配
置され、前記第1の記録紙を前記合流部に向かう方向に
搬送する第1の記録紙搬送機構と、前記第2の記録紙経
路に配置され、前記第2の記録紙を前記第1の記録紙の
搬送方向と同方向に搬送する第2の記録紙搬送機構と、
前記第1及び第2の記録紙経路の合流部に配置され、前
記第1及び第2の記録紙に印刷を行う印刷部であって、
印刷ヘッドとプラテンとを備えた印刷部と、前記合流部
に配置され前記第1及び第2の記録紙を検出する記録紙
検出手段と、前記合流部の前記記録紙検出手段より記録
紙搬送方向下流側に配置され、前記第1の記録紙経路を
遮断及び開放可能に構成されるとともに、遮断状態にお
いては前記第1の記録紙を当接係止する記録紙係止部
と、前記第1の記録紙の前記当接係止位置から前記印字
部おける所定位置までの搬送距離情報を格納する記憶手
段と、前記第1の記録紙の挿入待機状態においては、前
記記録紙係止部を遮断状態とし、前記記録紙検出手段に
よって前記第1の記録紙が検出された場合には、前記記
録紙係止部を開放状態とするとともに、前記記憶手段に
格納された前記搬送距離情報に基づいて前記第1の記録
紙搬送手段により前記第1の記録紙を搬送せしめる第1
の搬送制御手段とを有することを特徴とする。
この場合において、前記第1の記録紙経路は前記合流
部より記録紙搬送方向上流側に記録紙挿入口を有して成
り、前記第1の記録紙搬送機構は前記合流部より前記記
録紙挿入口側に配置されるとともに前記第1の記録紙を
挟持及び開放可能な第1の記録紙挟持機構を備えて成
り、前記記録/紙係止部の記録紙経路の開放/係止と前
記第1の記録紙挟持機構による記録紙の挟持開放とを連
動させる第1の連動手段を有することが望ましい。
さらに、これらの場合において、前記第2の記録紙経
路は略垂直な略直線を成し、前記合流部の上端部に記録
紙挿入口兼出口を有すると共にその下端部に第2の記録
紙の下端部と当接する記録紙受け部を有して成り、前記
第2の記録紙搬送機構は前記合流部に配置されるととも
に前記第1及び第2の記録紙を挟持及び開放可能な第2
の記録紙挟持機構を備えて成り、前記印刷部は前記印刷
ヘッドと前記プラテンとの間隔を狭く及び広く設定可能
な印刷部開閉機構を備えて成り、前記第2の記録紙挟持
機構による記録紙の挟持/開放と前記印刷部開閉機構に
よる狭い/広い間隔の設定とを連動させる第2の連動手
段と、前記第2の記録紙の挿入待機状態においては前記
第2の連動手段により前記第2の記録紙挟持機構及び前
記印刷部開閉機構をそれぞれ開放及び広い間隔に設定す
るとともに、前記記録紙検出手段によって前記第2の記
録紙が検出された場合には前記第2の連動手段により前
記第2の記録紙挟持機構及び前記印刷部開閉機構をそれ
ぞれ挟持及び狭い間隔に設定した後前記第2の記録紙搬
送機構により前記第2の記録紙を搬送せしめる第2の搬
送制御手段とを有することが望ましい。
また、これらの場合において、前記第1及び第2の記
録紙の終端部が前記記録紙検出手段によって検出された
場合に、前記記録紙検出手段による記録紙検出位置から
前記印刷部の所定の位置までの前記記録紙の搬送距離に
基づいて、前記印刷部による印刷限界を設定する印刷限
界設定手段とを有するようにしてもよい。
また、上記の場合において、前記印刷部において、前
記合流部と合流し、第3の記録紙を案内する第3の記録
紙経路と、前記第3の記録紙を搬送する第3の記録紙搬
送機構と、前記第1及び第2の記録紙搬送機構に接続さ
れた共通駆動源と、前記共通駆動源と前記第3の記録紙
搬送機構とを接続及び遮断可能なクラッチ手段を有し、
前記共通駆動源は前記第1及び第2の記録紙搬送機構に
直接、及び前記第3の記録紙搬送機構に前記クラッチ手
段を介して、共通に接続されてなるようにしてもよい。
さらに、本発明の印刷装置制御方法は、少なくとも第
1及び第2の記録紙に印刷を行う印刷装置であって、前
記第1の記録紙を案内する第1の記録紙経路と、前記第
1の記録紙経路との合流部を有し、前記第2の記録紙を
案内する第2の記録紙経路と、前記第1及び第2の記録
紙経路の合流部に配置され、前記第1及び第2の記録紙
に印刷を行う印刷部であって、印刷ヘッドとプラテンと
を備えた印刷部とを有する。印刷装置を制御する方法に
おいて、前記第1の記録紙の挿入に際しては、前記合流
部において前記第1の記録紙を検出する工程と、前記第
1の記録紙を検出する位置の、前記印刷部へ向かう記録
紙搬送方向下流側において前記第1の記録紙を係止する
工程と、前記記録紙検出工程において第1の記録紙が検
出された場合に、前記記録紙の係止を解除する工程と、
前記記録紙係止解除の後に、前記第1の記録紙の前記当
接係止位置から前記印字部における所定位置までの搬送
距離に基づいて前記第1の記録紙を搬送する工程とを有
し、前記第2の記録紙の挿入に際しては、前記第2の記
録紙経路を開放する工程と、前記合流部において前記第
2の記録紙を検出する工程と、該検出工程において前記
第2の記録紙が検出された場合には、前記第2の記録紙
経路を閉じるとともに、前記第2の記録紙を搬送する工
程とを有することを特徴とする。
この場合において、前記第1及び第2の記録紙の終端
部を検出する工程と、該検出工程において前記終端部が
検出された場合に、前記終端部検出位置から前記印刷部
の所定の位置までの前記記録紙の搬送距離に基づいて、
前記印刷部による印刷限界を設定する工程とを有するよ
うにしてもよい。
[作用] 上記本発明の構成によれば、単票紙の一種の比較的大
きな帳票用紙は記録紙移送方向の吸入側から挿入して印
刷することができ、又、一般的に多数の複写用紙を伴っ
たバリテーション用紙のように定型で印字行の少ない用
紙は排出側から挿入することによって、複写用紙を傷め
ることもなく確実な印刷が可能であり、しかもそれぞれ
の記録紙に対応した記録紙の記録位置のセットあるいは
記録紙の末端検知が可能となる。このため、市場に出回
っている種々の記録紙に対応した機能を一台で達成する
ことが可能である。
[実施例] 以下、本発明による一実施例を、図面に従って説明す
る。
第10図(a)は、本発明による印刷装置機構部に用い
る印字ヘッドの一例の構造を示す略図であり、1は印字
ヘッド本体を、1aはドットを形成する印字用ワイヤピン
を示している。複数のワイヤピン1aは図のように横方向
に一列に所定間隔に配列されていて矢印1A、1B方向に往
復移動させながら文字記号等を印字させるものである。
第10図(b)は本発明による印刷装置機構部の全体外
観図であり、上記印字ヘッド1を搭載し印字ヘッド1を
左右方向に揺動させながら3種類以上の記録紙に印字さ
せることができる機構を有する印刷装置であり以下にそ
の構成について詳述する。
第6図(a)(b)、第7図(a)(b)は、本発明
による印刷装置の機構部の構成と記録紙の種別による各
機構部分の作動を示す略図である。
第6図(a)(b)は、印刷装置をスリップ印刷装置
として用いたときの作動を示している。1は印字ヘッド
で印字エレメント1aが横方向に列状に配され、対向配置
されたプラテン2との間に設置された記録紙にインクリ
ボン(図示せず)を介して印刷が行なわれる。印字ヘッ
ド1はモータによって(図示せず)左右方向に揺動可能
に設置されたいわゆるシャトル印刷装置と呼ばれるもの
を一例として採用している。1bはインクリボンを収納し
たリボンカセットを示している。
5は記録紙を移送する記録紙駆動ローラであり歯車等
の伝達系を介してモータ等の動力源(図示せず)と連結
されている。6はこの記録紙駆動ローラと対向位置に配
置された記録紙押えローラであり25に軸支されている。
プラテン2も同様にアーム25に固定され、このアーム25
はプランジャ28によって支点25aを中心として矢印25A、
25B方向に回動可能に構成されている。プラテン2、ア
ーム25、プランジャ28を主な構成要素として印字部開閉
機構40を構成している。又、記録紙押えローラ6、アー
ム25、プランジャ28を主な構成要素として移送部開閉機
構30を形成し、これらに記録紙駆動ローラ5を加えたも
のを主な構成要素として単票紙のための記録紙移送機構
50を形成している。印字部開閉機構40は印字部の印字ヘ
ッド1とプラテン2との間隔を可変するものであり、印
字部開閉機構40と移送部開閉機構30とは駆動源と伝達部
材であるアーム25を共用している。
7は記録紙駆動ローラであり、8はこれと対向位置に
設置された記録紙押えローラである。この記録紙押えロ
ーラ8はアーム19に軸支されプランジャ18によって19a
を支点として矢印19A方向に回動可能に設置されてい
る。記録紙駆動ローラ7、記録紙押えローラ8、アーム
19、プランジャ18を主な構成要素として記録紙移送機構
10を構成している。また、プランジャ18、アーム19、記
録紙押えローラ8とによって移送部開閉機構20を構成し
ている。21は機構紙移送経路を形成する記録紙ガイドあ
りプラテン2が貫通するよう切り欠き部21a、及び駆動
ローラ6が通過する切り欠き部21bなどが設けられてい
る。22は帳票用紙(スリップ紙とも呼ぶ)の為の記録紙
経路であり、後に述べるバリデーション用紙の記録紙経
路23と合流し記録紙経路24へつながっている。
プランジャ18の動作(矢印18A方向)は、クランク1
4、15、支持部材16を介して位置決めの度当りとなり記
録紙の経路を遮断するフォームストッパ27に伝達されて
いる。これらを主な構成要素として経路遮断機構35を構
成している。
往復動作の動力源となるプランジャ18、28は共に状態
記憶型の磁石内内臓型が適している。それは状態を保持
するために無駄な電力を消費することが無いからであ
る。この場合プランジャを駆動する駆動回路は、双方向
に電流を流すことのできるバイポーラ型の回路となる。
記録紙検出器26は、対向配置型をした、光軸26aを持
つ一般的な光学的センサであり、光軸26aが遮断れたか
どうかによって記録紙の有無を検知する事ができる。
帳票用紙等の記録紙12は矢印12Aから12Bを記録紙経路
として印刷され、第6図(a)は記録紙12をセットした
時に、記録紙検出器26が記録紙の有無を検出している状
態を示し、記録紙12はフォームストッパ27に当接させる
ことにより位置決めすることができる。帳票用紙である
記録紙12のセットが終了した後プランジャ18を作動しア
ーム19を矢印19B方向に作動し記録紙移送部を閉じ同時
に、フォームストッパ27を矢印27A方向に作動し記録紙
経路から解放し記録紙12を移送可能状態とする。この時
印字部開閉機構は矢印25A方向に作動し閉状態としてお
く。
記録紙移送の駆動源は一般にステップモータが用いら
れ、又、移送機構10、50は同一駆動源に接続されている
ため容易に同期をとって駆動することが可能に構成され
ている。モータ(図示せず)の回転にともなって駆動ロ
ーラ7は矢印7A方向に、駆動ローラ5は矢印5A方向に回
転し帳票用紙12は各駆動ローラとこれに対向配置された
押えローラとによって挟持されて移送される。帳票用紙
12は印字が開始されると先ず印字部まで所定のピッチ送
られ記録紙の先端が印字部の上部の所定位置まで到達し
た後、印字は開始される。
第7図(a)(b)本発明の印字装置を多バリデーシ
ョン印刷装置として用いたときの作動を示している。第
7図(a)は記録紙挿入時の状態を示し第7図(b)は
印字中の状態で示している。第6図と同一物は同一番号
で示し説明を略す。
バリデーション用紙とは帳票用紙の中でも記録紙の長
さが定型で、複写枚数が多く認証の必要なものに用いら
れる記録紙であり、一般にこのように呼ばれている。
バリデーション用紙の時は、記録紙であるバリデーシ
ョン用紙13を通常の印字の記録紙移送方向の出口方向
(又は印字部の上部)から矢印13A方向に記録紙を挿入
する。記録紙をセットする時は印字部開閉機構40は開状
態としておく。このことによって印字部には大きな隙間
ができ、多数枚複写紙(マルチプライ)となっているこ
とが一般的であるバリデーション用紙の取扱がきわめて
容易となる。
又、記録紙サイズも長さが3.5インチ程度の定型のも
のが多く、長い記録紙経路は不要である。印刷装置のサ
イドフレーム17に切り欠き部を設け記録紙経路23を形成
し、印字部の上方から挿入された記録紙13を前記した記
録紙12の経路とは別の方向に導いている。挿入された記
録紙は下面当接部23aまで到達したセットされる。この
時フォームストッパ27は支持部材16に摺動可能に設置さ
れているため記録紙の力で矢印27A方向に待避し記録紙1
3の進行を妨げることはない。印字部から記録紙検出器2
6までは記録紙12と記録紙経路を共有し、また、記録紙
検出器26は一般的な光学的センサであり、矢印13A方向
から入るバリデーション用紙13と、矢印12A方向から入
る帳票用紙12の両記録紙とも検出可能な位置に配置され
ている。
本実施例では、対向配置型の記録紙検出器26によって
検出を行っているが、反射型の光学的検出器やメカ式の
検出器で両記録紙の検出を行ってもよい。
記録紙のセットが終了すると記録紙12と同様に、記録
紙経路から退避していたプラテン2と押えローラ6はプ
ランジャの作動により矢印25B方向に作動し、駆動ロー
ラ5と押えローラ6とにより、バリデーション用紙13を
挟持しそれぞれ、矢印5A、矢印6A方向に回転しながら印
字ヘッド1で印字が実行される。
バリデーション用紙では記録紙サイズが定型でほとん
ど長さが等しいため記録紙をセットした状態で印刷開始
位置が決定される。印字が開始されると記録紙13は、矢
印13B方向に送られる。
両記録紙ともに記録紙の末端は記録紙が上方に移送さ
れて記録紙検出器26を通過し両記録紙の末端が記録紙検
出器26の光軸26aの遮断を解いた時に検出される。末端
が検出された直後からの印字可能範囲は残りの記録紙経
路の長さと等しいので、これをCPU等を用いた制御装置
で演算しながら印刷限界を検出し、所定の範囲内への印
刷を可能としている。
第7図(b)のP1は記録紙の先端を印字初期位置にに
セットするときの記録紙頭だしの所定位置を示し、P2は
スリップ紙である記録紙12を印字前にセットする時のフ
ォームストッパの位置を示し、P3はバリデーション用紙
のボトム位置を示している。P1からP2までの距離L1はP2
からP3の距離L2より大きくなるよう構成されている。
第8図(a)(b)、第9図(a)(b)は本発明に
よる印刷装置機構部の実施例の説明図であり、上記第6
図(a)(b)、第7図(a)(b)にて詳述した実施
例に更に連続紙の印刷機構を付加した印刷装置の機構部
一実施例の略図である。第6図(a)(b)、第7図
(a)(b)と同一機能、同一物は同一番号で示す。
第8図(a)(b)は各記録紙移送機構とモータとの
連結を示す略図であり、第9図(a)はロール紙とスリ
ップ紙を記録位置にセットした時の状態を示す図であ
り、第9図(b)は両記録紙に印刷を実行している状態
を示す略図である。
紙送り動力源としてのステップモータ9は右側のサイ
ドフレーム17bの内側に取り付けられており、ステップ
モータ9のモータ軸に固定されているモータ歯車41はサ
イドフレーム17bの外側に配列されている輪列系と噛み
合っている。中間歯車42、43及び中間歯車44はサイドフ
レーム17bに固定された軸(図示せず)に回転自在に支
持されている。駆動歯車45は左右のサイドフレーム17
a、bに回転自在に支持されている駆動歯車軸45aに固定
されている。駆動歯車47と駆動ローラ5は歯車軸47aに
固定されている。本実施例では駆動ローラ5及び押えロ
ーラ6はそれぞれ2個の場合が図示されているが紙送り
サイズ、紙送り能力等によりそれぞれ1ケ又は複数であ
ってもよい。ステップモータ9、中間歯車42、43、駆動
歯車47、駆動ローラ5、押えローラ6等により第6図
(a)(b)と同様帳票用紙の記録紙移送機構を構成し
ている。
又、本実施例では中間歯車43、駆動歯車47はモータ9
に連結され、記録紙駆動ローラ7はベルト48により駆動
歯車47に連結されていて、帳票用紙であるスリップ紙12
は押えローラ6、駆動ローラ5により挟持され紙送りさ
れる。プランジャ18、プランジャ28と各記録紙移送機構
の構成は第6図(a)(b)、第7図(a)(b)と同
一機構を採用しているので説明を略す。29はプランジャ
28の作動を補助するコイルバネであり無通電の場合印字
部を開状態に保持可能に設置されている。
ここまでの構成は第6図(a)(b)とに示した機構
部と基本的に同一である。
次に、連続紙であるロール紙11の記録紙移送機構につ
いて以下に述べる。45は中間歯車44に連結されたロール
紙11を移送駆動する駆動歯車であり駆動ローラ3との間
に電動制御可能なクラッチ手段80が介在している。
ロール紙11は、第8図(a)の如く、記録紙経路は外
部のロール紙供給部(図示せず)よりプラテンを支持す
るアーム25の内側を通り上記駆動ローラ3を経由し、紙
ガイド21を通り外部に排出される。スリップ紙、バリデ
ーション用紙等の帳票用紙への印字とロール紙等の連続
用紙への印字部としての印字ヘッド1はその内部にワイ
ヤーピン1aを有し、印字プラテン2との隙間にロール紙
11又はスリップ紙12又はバリテーション用紙13がセット
され、インクリボン1bを介して印字が実行される。
次に実施例の動作について説明する。
ロール紙印字の場合 ロール紙のみに印字する場合はロール紙11が駆動ロー
ラ3に巻装されプラテン2と印字ヘッドとの間面を通過
しセットされている状態で前記のスリップ印字の時と同
様にプランジャ28通電することにより印字可能状態とな
りクラッチ80を連結状態とし、ステップモータ9の動力
を矢印3A方向の駆動ローラ3の回転力に変え紙送りを
し、前記と同様に印字ヘッド1の駆動タイミングに同期
してロール紙11上に印字を実行することができる。この
時スリップ12はセットされていないので駆動ローラ5と
押えローラ6は回転しているが問題がない。
レシート発行機としての使い方は矢印11A方向の端部
(図示せず)に一般的にカッター手段が設けられ、印字
されたロール紙を適当な長さでカットすることによりレ
シート発行機とすることができる。
又、ジャーナル機としての使い方は矢印11A方向の延
長上に印字されたロール紙の巻取手段を設けることによ
り印字されたものを記録し、保存することができジャー
ナル機とすることができる。
スリップ紙への印字の場合 スリップ紙印字の場合は押えローラ8が第8図(a)
に示すように開放状態でフォームストッパ(図示せず)
に位置を合せて紙セットが行なわれ記録紙検出器26の光
軸を遮断することによって発生する紙有り信号によりプ
ランジャ18に通電がなされ、モータ9が駆動されスリッ
プ紙12は駆動ローラ7と押えローラ8により挟持され紙
ガイド21を沿って開放状態となっている印字部の先端を
通過した位置まで送られる。この状態でスリップ紙12の
印字前のイニシャライズが終了したことになる。
プランジャ28に通電することにより印字部が閉状態と
なりプラテン2が所定位置にセットされ第7図(b)の
如く印字可能状態となる。次にクラッチ80を非連結状態
としステップモータ9の駆動力が駆動ローラ3に伝達さ
れない状態とし、スリップ紙12のみが駆動ローラ7、押
えローラ8と駆動ローラ5押えローラ6により印字ヘッ
ド1の駆動タイミングに同期して矢印12A方向に移送さ
れ、スリップ紙12上に印字が実行される。この時ロール
紙11がセットされロール紙が感圧紙であってもロール紙
の移送がなされないため、内容の解る印刷とはならな
い。
バリデーション用紙への印字の場合 バリデーション用紙への印字の場合は押えローラ8が
第8図(a)に示したとは逆に閉状態で紙セットが行な
われ記録紙検出器26の光軸を遮断することによって発生
する紙有り信号により、この状態でバリデーション用紙
13の印字前のイニシャライズが終了したことになる。
プランシャ28に通電することにより印字部が閉状態と
なりプラテン2が所定位置にセットされ第7図(b)の
如く印字可能状態となる。次にクラッチ80を非連結状態
としステップモータ9の駆動力が駆動ローラ3に伝達さ
れない状態とし、バリデーション用紙13のみが駆動ロー
ラ5押えローラ6により印字ヘッド1の駆動タイミング
に同期して矢印12A方向に移送され、スリップ紙12上に
印字が実行される。
単票紙印字とロール紙印字の同時印字の場合スリップ
紙への印字とこの内容をそのままロール紙に同時に印字
するセキュリティスリップの場合はロール紙を感圧紙と
してセットし、前記のジャーナル機としての使い方と同
様にクラッチ80を連結状態とする。さらにスリップ12を
セットし、印字部でシャーナル紙11の上にスリップ12を
重ね印字することによりスリップ紙12にはインクリボン
を介して又、ロール紙11にはワイヤピン1aの加圧により
同一印字内容を同時に印字することができる。紙送り量
はスリップ紙12もジャーナル紙11も同一量であるので紙
のズレ等の問題もない。
第1図は本発明の全体構成を示す制御ブロック図であ
り、100は上記した第5図(a)(b)、第6図(a)
(b)で説明した印刷装置機構部であり、印刷ヘッド10
1、印字部開閉機構兼移送開閉機構102、移送部開閉機構
兼経路遮断機構103、記録紙移送の動力源であるステッ
プモータ104、クラッチ105、記録紙検出器106などを有
している。60はCPUでありROM61、RAM62、インターフェ
イス63、印刷モード選択手段64、エラー表示手段の一種
の発光ダイオード65、ヘッド制御回路71、プランジャ制
御回路72、プランジャ制御回路73、モータ制御回路74、
クラッチ制御回路75、記録紙の有無等を検出する記録紙
検出器に接続された記録紙検出回路76、等を有してい
る。64は印刷モードを選択する印刷モード選択手段の一
種のスイッチでありこのスイッチの状態によって、帳票
用紙であってスリップ方式での印刷かバリデーション用
紙への印刷かどうか判定される。
CPU60内の60aは内臓タイマーであり、61aはROM60内の
フォームストッパ位置から記録紙の頭だしをするときの
ステップモータのステップ数を記憶する記憶部であり、
62はステップモータの駆動ステップ数をカウントする計
数手段の一種のカウンタをそれぞれ示している。
印刷データがインターフェイス63から入力されるとRA
M62内にいったん取り込まれ、CPUはこの、データを解読
し、データコードに対応した文字フォントのデータをRO
M61から読みだしモータ制御回路、ヘッド制御回路、プ
ランジャ制御回路を介して印刷装置機構部を制御し印刷
を実行する。
印刷モードは回路基板上から印刷装置のケースに引き
だしたパネルスイッチによる選択方法もあるが、インタ
フェイス63から入力されたデータコードによる設定方法
もある。一般にホストコンピュータに接続されたPOS印
刷装置では、データコードすなわちコマンドによって記
録紙を選択可能とする方が便利である。
第2図は本発明による印刷装置の制御方法の行程を示
すフローチャート図であり、単票紙に印刷する場合の印
刷制御方法を示している。
ステップ201で印刷指令を受信し同時に印刷データをR
AM61に取り込む。ステップ202で印刷装置機構部の初期
設定を実行しその中でプランジャ18、28をプッシュ状態
とし、印字部と記録紙経路を解放する(ステップ20
3)。ステップ204で印刷モードすなわち記録紙の選択を
する。これが一般的な帳票用紙ならステップ205のスリ
ップモードとなる。又バリテーション用紙ならステップ
211の、バリデーションモードとなる。
スリップモードではまず記録紙がセットされたかどう
か検出するため検出器26のレベルをチェックし、OFFす
るまで待つ。検出器がOFFした後ステップ206ではプラン
ジャ18をプル状態とし記録紙経路を遮断しているフォー
ムストッパを解放し記録紙を移送可能状態とする。ステ
ップ207では記録紙12を印字部まで移送し、記録紙の頭
だしをする。次にステップ208ではプランジャ28をプル
状態とし印字部を閉じ印字可能状態とする。ここからヘ
ッド駆動と記録紙移送をしながら(ステップ209)記録
紙12の末端が検出器を通過する位置を確認する(ステッ
プ210)。検出器がONしたら、印字限界までの記録紙移
送量をRAM内の所定番地に格納し、記録紙移送に同期し
て減算しながら印刷データの終了か印刷限界がくるまで
ヘッド駆動と記録紙移送を繰り返す(ステップ216、21
7、218)。ステップ219では記録紙を所定量移送し、ス
テップ220で印刷動作を終了する。
バリデーションモードではスリップモードと同様ステ
ップ211で記録紙のセットを待ち、セットされたならス
テップ212でプランジャ18をプル状態とする。バリデー
ションでは記録紙の頭だしは通常必要がなく、印刷デー
タに含まれた記録紙移送コード分だけの移送を実行する
ことになる。ステップ213、ステップ214では検出器がON
するまでヘッド駆動と記録紙移送を繰り返し、以下はス
リップモードと同じである。
第3図は第2図の記録紙頭だし処理207部分の詳細を
示すフローチャート図であり、ステップ251ではROM61に
記憶されたステップモータの所定の値Kを読みだし、ス
テップ252でRAM62内のデータをリセットし、ステップ25
3、254でカウンタNをインクリメントしながら記録紙を
移送し、K=Nとなるまで(ステップ255)これを繰り
返す。K=Nとなったらステップ256へ進む、ここで記
録紙検出器26を用いて記録紙が記録紙経路に正常にセッ
トされているか確認する。この時記録紙が検出されてい
るばあいは第2図のステップ208以降を行程を実行す
る、しかしながら、バリデーション用紙が誤ってセット
されていると前述したL1>L2なる関係からこの検出器が
ONとなってしまい、記録紙の種別が誤っていることや、
スリップ紙であても正しく記録紙の移送がされていない
ことが有り得る為、ステップ257で記録紙のエラーを発
光ダイオード65を点灯し警告表示し、ステップ258で印
刷を中止する。
このように、前記記録経路を工夫することと、これを利
用した記録紙検出用の処理行程を追加することによって
記録紙のセット不良や、記録紙の種別の選択ミス等を検
出可能である。
第4図は第2図のステップ205あるいは211の記録紙セ
ットを確認する処理の詳細を示すフローチャート図であ
り、ステップ261で一旦記録紙が検出器の光軸を遮断し
た後、ステップ262でCPUに内臓されたタイマー60aを作
動し、ステップ263で再動検出器を見ることによって記
録紙のセットを確実に実施されることを保証する処理を
実現している。タイマーは本実施例ではCPU内臓のもの
を用いているが、外部に設置されたCRの時定数を用いる
ものでもよい。
又、タイマーの作動とこれに続く記録紙の検出行程は
第2図に示す1回ばかりでなく2回3回と実行してもよ
い。
第5図は本発明による印刷装置の制御方法の行程を示
すフローチャート図であり、連続紙であるロール紙に印
字する場合の制御方法を示している。
ステップ301で印刷指令を受信し同時に印刷データをR
AM61に取り込む。ステップ302で印刷装置機構部の初期
設定を実行する。ステップ303で単票紙印字か連続紙印
字か判定し、単票紙印刷の場合クラッチ手段を切り離し
ロール紙移送機構を非連結状態とし第2図のステップ20
3へ移行し、312で示した単票紙印刷のルーチンを実行す
る。
連続紙が選択されていた場合、ステップ304へ進みク
ラッチを連結とし、次にステップ305でセキュリティモ
ードかどうか判定し、セキュリティモードの時はステッ
プ311で、単票紙印刷ルーチン313を実行する。ロール紙
のみへの印字の場合はステップ306のプランジャ28をプ
ルし、印字部を閉じ、印刷動作であるステップ307、308
を実行する。印刷終了後、所定のステップ309で記録紙
移送を実行した後、ステップ310印刷を終了する。
このような印刷方法によってPOS市場にあらゆる場合
の印刷形態に対応した印刷装置を一台で実行可能とな
る。
第10図(b)は既に述べたように本発明の印刷装置機
構部の外観図であり、スリップ紙のように不定型であっ
ても印刷が可能なように、サイドフレームの左側は切り
欠き部32が設置され記録紙が左サイドからはみ出しても
印刷が可能な構成となっている。またバリデーション用
紙の記録紙経路も同様にサイドフレームが切り欠かれて
いてサイドからの記録紙のセットも可能に構成されてい
る。また90はロール紙ホルダであり連続紙であるロール
紙が印刷機構部に対してスムーズに記録紙を供給可能に
設置されている。
本実施例では一例としてシャトルタイプの印字ヘッド
を搭載した印刷装置で説明したが、縦方向に7ピンもし
くは9ピンの印字エレメントを配した一般的なシリアル
ヘッドを用いたものでも同様の構成と効果を有すること
は言うまでもない。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、記録紙経路を3系
統配置し、印字部を共用可能とした構成によりPOS市場
における様々な記録紙に対して対応可能な印刷装置を一
台で供給可能とした。不定形の帳票用紙に印字するスリ
ップモードと定型のバリデーション用紙に印刷するバリ
デーションモードを1つの印字ヘッドで印字する印刷装
置を構成することが可能であり、スペース上もコンパク
ト化でき、きわめて利用価値の高い印刷装置を提供する
ことができる。
本発明による印刷装置の機構部及び制御手段の構成に
よれば少なくともバリデーションモード時に誤ってスリ
ップ紙を挿入しようとしても記録紙遮断機構が働き印刷
できない。またスリップモードを指定したときは、記録
紙経路の関係で、バリデーション用紙を誤って挿入して
も記録紙の印字開始位置まで頭だしする間に記録紙の末
端が検出されてしまうためやはりエラー検出が可能とな
り、1つの検出器で種々の記録紙に対応可能となりコス
ト的にも極めて有利な印刷装置を提供することができ
る。
記録紙経路を3系統配置し、印字部を共用可能とした
構成によりPOS市場における様々な記録紙に対して対応
可能な印刷装置を一台で供給可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成を示す制御ブロック図。 第2図は本発明による印刷装置の制御方法のフローチャ
ート図。 第3図は第2図の記録紙頭だし処理208部分の詳細を示
すフローチャート図。 第4図は第2図のステップ205あるいは211の記録紙セッ
トを確認する処理の詳細を示すフローチャート図。 第5図は本発明による印刷装置の制御方法のフローチャ
ート図。 第6図(a)(b)、第7図(a)(b)は、本発明に
よる印刷装置の機構部の構成と記録紙の種別による各機
構部分の作動を示す略図。 第8図(a)(b)、第9図(a)(b)は本発明によ
る印刷装置機構部の実施例の説明図であり、第8図は各
記録紙移送機構とモータとの連結を示す略図、第9図
(a)はロール紙とスリップ紙を記録位置にセットした
時の状態を示す図。 第10図(a)は、本発明による印刷装置機構部に用いる
印字ヘッドの一例の構造を示す略図。 第10図(b)は、本発明による印刷装置機構部の外観
図。 1……印字ヘッド、 2……プラテン、 25……記録紙検出器 7……フォームストッパ 3、5、7……記録紙駆動ローラ 4、6、8……記録紙押えローラ 9……モータ 18、28……プランジャ 11……ロール紙(連続紙) 12……スリップ紙(帳票用紙) 13……バリデーション用紙 40……印字部開閉機構 10、50……記録紙移送機構 55……記録紙移送機構 20、30……移送部開閉機構 35……経路遮断機構 60……CPU 100……印刷装置機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 11/00 - 11/70 B41J 13/00 - 13/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1及び第2の記録紙に印刷を
    行う印刷装置であって、 前記第1の記録紙を案内する第1の記録紙経路と、 前記第1の記録紙経路との合流部を有し、前記第2の記
    録紙を案内する第2の記録紙経路と、 前記第1の記録紙経路に配置され、前記第1の記録紙を
    前記合流部に向かう方向に搬送する第1の記録紙搬送機
    構と、 前記第2の記録紙経路に配置され、前記第2の記録紙を
    前記第1の記録紙の搬送方向と同方向に搬送する第2の
    記録紙搬送機構と、 前記第1及び第2の記録紙経路の合流部に配置され、前
    記第1及び第2の記録紙に印刷を行う印刷部であって、
    印刷ヘッドとプラテンとを備えた印刷部と、 前記合流部に配置され前記第1及び第2の記録紙を検出
    する記録紙検出手段と、 前記合流部の前記記録紙検出手段により記録紙搬送方向
    下流側に配置され、前記第1の記録紙経路を遮断及び開
    放可能に構成されるとともに、遮断状態においては前記
    第1の記録紙を当接係止する記録紙係止部と、 前記第1の記録紙の前記当接係止位置から前記印字部に
    おける所定位置までの搬送距離情報を格納する記憶手段
    と、 前記第1の記録紙の挿入待機状態においては、前記記録
    紙係止部を遮断状態とし、前記記録紙検出手段によって
    前記第1の記録紙が検出された場合には、前記記録紙係
    止部を開放状態にするとともに、前記記憶手段に格納さ
    れた前記搬送距離情報に基づいて前記第1の記録紙搬送
    手段により前記第1の前記紙を搬送せしめる第1の搬送
    制御手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 前記第1の記録紙経路は前記合流部より記録紙搬送方向
    上流側に記録紙挿入口を有して成り 前記第1の記録紙搬送機構は前記合流部より前記記録紙
    挿入口側に配置されるとともに、前記第1の記録紙を挟
    持及び開放可能な第1の記録紙挟持機構を備えて成り、 前記記録紙係止部の記録紙経路の開放/係止と前記第1
    の記録紙挟持機構による記録紙の挟持/開放とを連動さ
    せる第1の連動手段を有することを特徴とする印刷装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の印刷装置において、 前記第2の記録紙経路は略垂直な略直線を成し、前記合
    流部の上端部に記録紙挿入口兼排出口を有すると共に、
    その下端部に第2の記録紙の下端部と当接する記録受け
    部を有して成り、 前記第2の記録紙搬送機構は前記合流部に配置されると
    ともに、前記第1及び第2の記録紙を挟持及び開放可能
    な第2の記録紙挟持機構を備えて成り、 前記印刷部は前記印刷ヘッドと前記プラテンとの間隔を
    狭く及び広く設定可能な印刷部開閉機構を備えて成り、 前記第2の記録紙挟持機構による記録紙の挟持/開放と
    前記印刷部開閉機構による狭い/広い間隔の設定とを連
    動させる第2の連動手段と、 前記第2の記録紙の挿入待機状態においては、前記第2
    の連動手段により前記第2の記録紙挟持機構及び前記印
    刷部開閉機構をそれぞれ開放及び広い間隔に設定すると
    ともに、前記記録紙検出手段によって前記第2の記録紙
    が検出された場合には、前記第2の連動手段により前記
    第2の記録紙挟持機構及び前記印刷部開閉機構をそれぞ
    れ挟持及び狭い間隔に設定した後、前記第2の記録紙搬
    送機構により前記第2の記録紙を搬送せしめる第2の搬
    送制御手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載の印刷装置において、 前記第1及び第2の記録紙の終端部が前記記録紙検出手
    段によって検出された場合に、前記記録紙検出手段によ
    る記録紙検出位置から前記印刷部の所定の位置までの前
    記記録紙の搬送距離に基づいて、前記印刷部による印刷
    限界を設定する印刷限界設定手段とを有することを特徴
    とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載の印刷装置において、 前記印刷部において前記合流部と合流し、第3の記録紙
    を案内する第3の記録紙経路と、 前記第3の記録紙を搬送する第3の記録紙搬送機構と、 前記第1及び第2の記録紙搬送機構に接続された共通駆
    動源と、 前記共通駆動源と、前記第3の記録紙搬送機構とを接続
    及び遮断可能なクラッチ手段を有し、 前記共通駆動源は前記第1及び第2の記録紙搬送機構に
    直接、及び前記第3の記録紙搬送機構に前記クラッチ手
    段を介して、共通に接続されてなることを特徴とする印
    刷装置。
  6. 【請求項6】少なくとも第1及び第2の記録紙に印刷を
    行なう印刷装置があって、前記第1の記録紙を案内する
    第1の記録紙経路と、前記第1の記録紙経路との合流部
    を有し、前記第2の記録紙を案内する第2の記録紙経路
    と、前記第1及び第2の記録紙経路の合流部に配置さ
    れ、前記第1及び第2の記録紙に印刷を行う印刷部であ
    って、印刷ヘッドとプラテンとを備えた印刷部とを有す
    る印刷装置を制御する方法において、 前記第1の記録紙の挿入に際しては、 前記合流部において前記第1の記録紙を検出する工程
    と、 前記第1の記録紙を検出する位置の、前記印刷部へ向か
    う記録紙搬送方向下流側において前記第1の記録紙を係
    止する工程と、 前記記録紙検出工程において第1の記録紙が検出された
    場合に、前記記録紙の係止を解除する工程と、 前記記録紙係止解除の後に、前記第1の記録紙の前記当
    接係止位置から前記印字部における所定位置までの搬送
    距離に基づいて前記第1の記録紙を搬送する工程とを有
    し、 前記第2の記録紙の挿入に際しては、 前記第2の記録紙経路を開放する工程と、 前記合流部において前記第2の記録紙を検出する工程
    と、 該検出工程において前記第2の記録紙が検出された場合
    には、前記第2の記録紙経路を閉じるとともに、前記第
    2の記録紙を搬送する工程とを有することを特徴とする
    印刷装置制御方法、
  7. 【請求項7】請求項6記載の印刷装置制御方法におい
    て、 前記第1及び第2の記録紙の終端部を検出する工程と、
    該検出工程において前記終端部が検出された場合に、前
    記終端部検出位置から前記印刷部の所定の位置までの前
    記記録紙の搬送距離に基づいて、前記印刷部による印刷
    限界を設定する工程とを有することを特徴とする印刷装
    置制御方法。
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