JP2002060108A - 用紙排出装置およびプリンタ - Google Patents
用紙排出装置およびプリンタInfo
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- JP2002060108A JP2002060108A JP2000244910A JP2000244910A JP2002060108A JP 2002060108 A JP2002060108 A JP 2002060108A JP 2000244910 A JP2000244910 A JP 2000244910A JP 2000244910 A JP2000244910 A JP 2000244910A JP 2002060108 A JP2002060108 A JP 2002060108A
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- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成で、用紙排出方向の切換え動作を
実現できる用紙排出装置およびプリンタを提供する。 【解決手段】 用紙排出装置は、用紙搬送機構1から供
給される用紙5を案内するための用紙ガイド6と、ロー
ラ8の軸の周りに角変位可能に支持され、用紙ガイド6
の下流側に連設される用紙ガイド7と、用紙5を挟持し
て順方向または逆方向に搬送可能な一対のローラ8,9
と、ローラ8,9の下流側に上下配置された用紙ガイド
21,22などで構成され、ローラ9はローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。
実現できる用紙排出装置およびプリンタを提供する。 【解決手段】 用紙排出装置は、用紙搬送機構1から供
給される用紙5を案内するための用紙ガイド6と、ロー
ラ8の軸の周りに角変位可能に支持され、用紙ガイド6
の下流側に連設される用紙ガイド7と、用紙5を挟持し
て順方向または逆方向に搬送可能な一対のローラ8,9
と、ローラ8,9の下流側に上下配置された用紙ガイド
21,22などで構成され、ローラ9はローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レシートやチケッ
ト等の紙片を発行するための用紙排出装置およびこれを
用いたプリンタに関する。
ト等の紙片を発行するための用紙排出装置およびこれを
用いたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】レシートやチケット等を発行する装置
は、一般に、ロール状に巻かれた長尺用紙を収納してお
いて、外部ホストからの印字コマンドに従って長尺用紙
に印字を行った後、用紙を所定の長さで切断し、紙片と
して発券口から排出する。
は、一般に、ロール状に巻かれた長尺用紙を収納してお
いて、外部ホストからの印字コマンドに従って長尺用紙
に印字を行った後、用紙を所定の長さで切断し、紙片と
して発券口から排出する。
【0003】こうした発行装置において、発券口から排
出した紙片を受取人が無理に引き抜いたり、発券口を塞
いで用紙排出を妨害したりすると、印字不良や用紙ジャ
ムの原因となる。そこで、用紙の印字および切断が完了
するまで用紙を装置内部に一時的に保管しておいて、用
紙の切断が完了した後、用紙先端を発券口から露出させ
る用紙排出装置が採用されている。
出した紙片を受取人が無理に引き抜いたり、発券口を塞
いで用紙排出を妨害したりすると、印字不良や用紙ジャ
ムの原因となる。そこで、用紙の印字および切断が完了
するまで用紙を装置内部に一時的に保管しておいて、用
紙の切断が完了した後、用紙先端を発券口から露出させ
る用紙排出装置が採用されている。
【0004】さらに、発券口から排出した紙片を取り忘
れた場合、そのまま放置すると次の発行動作に支障を来
すため、所定時間経過後、取り忘れた紙片を装置内部に
回収する機能を追加した用紙排出装置もある。
れた場合、そのまま放置すると次の発行動作に支障を来
すため、所定時間経過後、取り忘れた紙片を装置内部に
回収する機能を追加した用紙排出装置もある。
【0005】関連した先行技術として、特開平1−18
1659号、特開平5−43127号、特開平8−16
9149号、特開平8−268638号などがある。
1659号、特開平5−43127号、特開平8−16
9149号、特開平8−268638号などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】用紙ロールから供給さ
れる用紙には一般にカール癖がついており、たとえば上
に凸のカール癖がついた用紙を使用する場合は、排出前
に一時保管する用紙のカール方向は上側の方が安定して
いる。また、下に凸のカール癖がついた用紙を使用する
場合は、一時保管する用紙のカール方向は下側の方が安
定している。
れる用紙には一般にカール癖がついており、たとえば上
に凸のカール癖がついた用紙を使用する場合は、排出前
に一時保管する用紙のカール方向は上側の方が安定して
いる。また、下に凸のカール癖がついた用紙を使用する
場合は、一時保管する用紙のカール方向は下側の方が安
定している。
【0007】排出した用紙を回収する場合、用紙のカー
ル方向によっては用紙の先端または後端が途中で引っか
かり易くなる。そのためカール方向に依存しないで確実
な用紙回収を行うには、回収専用の搬送機構や用紙経路
切替機構、ソレノイド等の専用駆動源などを設置する必
要があり、その結果、装置の大型化、複雑化をもたら
す。
ル方向によっては用紙の先端または後端が途中で引っか
かり易くなる。そのためカール方向に依存しないで確実
な用紙回収を行うには、回収専用の搬送機構や用紙経路
切替機構、ソレノイド等の専用駆動源などを設置する必
要があり、その結果、装置の大型化、複雑化をもたら
す。
【0008】本発明の目的は、簡素な構成で、用紙排出
方向の切換え動作を実現できる用紙排出装置およびプリ
ンタを提供することである。
方向の切換え動作を実現できる用紙排出装置およびプリ
ンタを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流から下流
へ搬送される用紙を挟持し、順方向または逆方向に搬送
可能な第1ローラおよび第2ローラと、第2ローラが第
1ローラの周面に沿って角変位可能なように、第2ロー
ラを支持するための揺動支持機構とを備え、第2ローラ
の角変位位置が、順搬送モードと逆搬送モードとで異な
ることを特徴とする用紙排出装置である。
へ搬送される用紙を挟持し、順方向または逆方向に搬送
可能な第1ローラおよび第2ローラと、第2ローラが第
1ローラの周面に沿って角変位可能なように、第2ロー
ラを支持するための揺動支持機構とを備え、第2ローラ
の角変位位置が、順搬送モードと逆搬送モードとで異な
ることを特徴とする用紙排出装置である。
【0010】本発明に従えば、第2ローラが第1ローラ
の周面に沿って角変位可能なように揺動支持されてお
り、第2ローラの角変位位置を順搬送モードと逆搬送モ
ードとで切換えることによって、第1ローラおよび第2
ローラの共通接線方向が変化するため、用紙の順搬送方
向および逆搬送方向を所望の排出方向に設定することが
できる。
の周面に沿って角変位可能なように揺動支持されてお
り、第2ローラの角変位位置を順搬送モードと逆搬送モ
ードとで切換えることによって、第1ローラおよび第2
ローラの共通接線方向が変化するため、用紙の順搬送方
向および逆搬送方向を所望の排出方向に設定することが
できる。
【0011】たとえば順搬送方向の延長上に発券口を配
置し、逆搬送方向の延長上に用紙回収部を配置した場
合、逆搬送方向を下方に偏向させることで、用紙のカー
ル方向に依存しないで確実な用紙回収を行うことができ
る。なお、順搬送方向の延長上に用紙回収部を配置し、
逆搬送方向の延長上に発券口を配置した構成や、順搬送
方向および逆搬送方向の延長上に2つの発券口を配置し
た構成、順搬送方向および逆搬送方向の延長上に2つの
用紙回収部を配置した構成も可能である。
置し、逆搬送方向の延長上に用紙回収部を配置した場
合、逆搬送方向を下方に偏向させることで、用紙のカー
ル方向に依存しないで確実な用紙回収を行うことができ
る。なお、順搬送方向の延長上に用紙回収部を配置し、
逆搬送方向の延長上に発券口を配置した構成や、順搬送
方向および逆搬送方向の延長上に2つの発券口を配置し
た構成、順搬送方向および逆搬送方向の延長上に2つの
用紙回収部を配置した構成も可能である。
【0012】また、第2ローラの揺動支持機構を設ける
だけで、用紙搬送方向の切換え動作が可能になるため、
従来のような回収専用の搬送機構や用紙経路切替機構、
ソレノイド等の専用駆動源などが不要になり、装置の小
型化、簡素化が図られる。
だけで、用紙搬送方向の切換え動作が可能になるため、
従来のような回収専用の搬送機構や用紙経路切替機構、
ソレノイド等の専用駆動源などが不要になり、装置の小
型化、簡素化が図られる。
【0013】また本発明は、揺動支持機構は、第1ロー
ラ軸に装着された太陽歯車と、第2ローラ軸に装着さ
れ、太陽歯車に噛合する遊星歯車と、第1ローラ軸およ
び第2ローラ軸を連結するリンク部材とを含むことを特
徴とする。
ラ軸に装着された太陽歯車と、第2ローラ軸に装着さ
れ、太陽歯車に噛合する遊星歯車と、第1ローラ軸およ
び第2ローラ軸を連結するリンク部材とを含むことを特
徴とする。
【0014】本発明に従えば、第1ローラ軸と第2ロー
ラ軸とを遊星歯車機構で連結することによって、第1ロ
ーラ軸が順方向に回転すると第2ローラ軸が順方向に公
転し、所定の角変位位置で第1ローラおよび第2ローラ
による順方向搬送が可能になる。また、第1ローラ軸が
逆方向に回転すると第2ローラ軸が逆方向に公転し、所
定の角変位位置で第1ローラおよび第2ローラによる逆
方向搬送が可能になる。このように簡素な構成で用紙排
出方向の切換え動作を実現できる。
ラ軸とを遊星歯車機構で連結することによって、第1ロ
ーラ軸が順方向に回転すると第2ローラ軸が順方向に公
転し、所定の角変位位置で第1ローラおよび第2ローラ
による順方向搬送が可能になる。また、第1ローラ軸が
逆方向に回転すると第2ローラ軸が逆方向に公転し、所
定の角変位位置で第1ローラおよび第2ローラによる逆
方向搬送が可能になる。このように簡素な構成で用紙排
出方向の切換え動作を実現できる。
【0015】また本発明は、逆搬送モードにおける第2
ローラの角変位位置は、順搬送モードにおける第2ロー
ラの角変位位置よりも上流側にあることを特徴とする。
ローラの角変位位置は、順搬送モードにおける第2ロー
ラの角変位位置よりも上流側にあることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、逆搬送モードにおける第
2ローラの角変位位置が順搬送モードより上流側にある
ことによって、逆搬送方向をより下向きに設定できるた
め、カール癖のついた用紙を確実に下方に搬送できる。
その結果、用紙の引っかかりや停留、ジャム等を防止で
きる。
2ローラの角変位位置が順搬送モードより上流側にある
ことによって、逆搬送方向をより下向きに設定できるた
め、カール癖のついた用紙を確実に下方に搬送できる。
その結果、用紙の引っかかりや停留、ジャム等を防止で
きる。
【0017】また本発明は、第1ローラ軸の周りに角変
位可能な用紙ガイドを備えることを特徴とする。
位可能な用紙ガイドを備えることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、第1ローラ軸の周りに角
変位可能な用紙ガイドを設けることによって、用紙ガイ
ドの利用や退避を切換えることができるため、用紙搬送
の安定化を図ることができる。たとえば、順搬送モード
において用紙ガイドを用紙経路に位置決めすることで、
搬送される用紙の垂れ下がりを防止でき、一方、逆搬送
モードにおいて用紙ガイドを下方に退避することで、用
紙の逆搬送を円滑化できる。
変位可能な用紙ガイドを設けることによって、用紙ガイ
ドの利用や退避を切換えることができるため、用紙搬送
の安定化を図ることができる。たとえば、順搬送モード
において用紙ガイドを用紙経路に位置決めすることで、
搬送される用紙の垂れ下がりを防止でき、一方、逆搬送
モードにおいて用紙ガイドを下方に退避することで、用
紙の逆搬送を円滑化できる。
【0019】また本発明は、用紙ガイドの角変位は、第
2ローラの角変位と連動することを特徴とする。
2ローラの角変位と連動することを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、用紙ガイドが第2ローラ
の角変位と連動することによって、順搬送モードまたは
逆搬送モードの切換に応じて用紙ガイドの位置切換を実
現できる。
の角変位と連動することによって、順搬送モードまたは
逆搬送モードの切換に応じて用紙ガイドの位置切換を実
現できる。
【0021】また本発明は、順搬送モードにおいて第1
ローラおよび第2ローラの回転が停止した場合、用紙の
上弛みまたは下弛みを収納するためのループ収納部を備
えることを特徴とする。
ローラおよび第2ローラの回転が停止した場合、用紙の
上弛みまたは下弛みを収納するためのループ収納部を備
えることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、用紙の上弛みまたは下弛
みを収納するためのループ収納部を設けることによっ
て、排出前に充分な長さの用紙を一時保管できるように
なる。たとえば、上に凸のカール癖がついた用紙を使用
する場合は用紙の上弛みを収納するループ収納部を搬送
経路より上方に配置することが好ましい。また、下に凸
のカール癖がついた用紙を使用する場合は用紙の下弛み
を収納するループ収納部を搬送経路より下方に配置する
ことが好ましい。このように用紙のカール方向に合わせ
てループ収納部の配置を決定することによって、用紙に
加わるストレスを低減でき、用紙のしわや破れ、折れな
どを防止できる。
みを収納するためのループ収納部を設けることによっ
て、排出前に充分な長さの用紙を一時保管できるように
なる。たとえば、上に凸のカール癖がついた用紙を使用
する場合は用紙の上弛みを収納するループ収納部を搬送
経路より上方に配置することが好ましい。また、下に凸
のカール癖がついた用紙を使用する場合は用紙の下弛み
を収納するループ収納部を搬送経路より下方に配置する
ことが好ましい。このように用紙のカール方向に合わせ
てループ収納部の配置を決定することによって、用紙に
加わるストレスを低減でき、用紙のしわや破れ、折れな
どを防止できる。
【0023】また本発明は、長尺状の用紙を搬送するた
めの用紙搬送部と、用紙を印字するための印字部と、印
字された用紙を切断するためのカッタ部と、切断された
用紙を発行または回収するための上記の用紙排出装置と
を備えることを特徴とするプリンタである。
めの用紙搬送部と、用紙を印字するための印字部と、印
字された用紙を切断するためのカッタ部と、切断された
用紙を発行または回収するための上記の用紙排出装置と
を備えることを特徴とするプリンタである。
【0024】本発明に従えば、印字内容を随時変更して
紙片を発行する機能および発行した紙片を回収する機能
を備えたプリンタを小型で簡素な構成で実現できる。
紙片を発行する機能および発行した紙片を回収する機能
を備えたプリンタを小型で簡素な構成で実現できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す構成図であり、図1(a)はループ形成時の状態図、
図1(b)は用紙回収時の状態図である。用紙排出装置
は、用紙搬送機構1から供給される用紙5を案内するた
めの用紙ガイド6と、用紙ガイド6の下流側に連設され
る用紙ガイド7と、用紙5を挟持して順方向または逆方
向に搬送可能な一対のローラ8,9と、ローラ8,9の
下流側に上下配置された用紙ガイド21,22などで構
成される。
す構成図であり、図1(a)はループ形成時の状態図、
図1(b)は用紙回収時の状態図である。用紙排出装置
は、用紙搬送機構1から供給される用紙5を案内するた
めの用紙ガイド6と、用紙ガイド6の下流側に連設され
る用紙ガイド7と、用紙5を挟持して順方向または逆方
向に搬送可能な一対のローラ8,9と、ローラ8,9の
下流側に上下配置された用紙ガイド21,22などで構
成される。
【0026】用紙搬送機構1は、用紙ロール収納部、用
紙搬送部、印字部、カッタ部などを有するプリンタなど
で構成され、用紙5に所望の印字を行い、所定長さで切
断する機能を有する。
紙搬送部、印字部、カッタ部などを有するプリンタなど
で構成され、用紙5に所望の印字を行い、所定長さで切
断する機能を有する。
【0027】用紙ガイド6は、用紙搬送機構1が上流か
ら下流へ搬送する用紙5を下から支持する。用紙ガイド
6の下面には、フォトセンサ等の用紙後端検知センサ1
2が設けられ、用紙ガイド6の開口を通して用紙の有無
を検出し、用紙有から用紙無に切換わった時点を捉えて
用紙後端の通過を判別する。
ら下流へ搬送する用紙5を下から支持する。用紙ガイド
6の下面には、フォトセンサ等の用紙後端検知センサ1
2が設けられ、用紙ガイド6の開口を通して用紙の有無
を検出し、用紙有から用紙無に切換わった時点を捉えて
用紙後端の通過を判別する。
【0028】用紙ガイド7は、ローラ8の軸の周りに角
変位可能に支持される。順搬送モードでは、図1(a)
に示すように、用紙ガイド6,7の用紙案内面が連なる
ように略水平な姿勢に保持される。逆搬送モードでは、
図1(b)に示すように、用紙ガイド7は下方に退避
し、略垂直な姿勢に保持される。
変位可能に支持される。順搬送モードでは、図1(a)
に示すように、用紙ガイド6,7の用紙案内面が連なる
ように略水平な姿勢に保持される。逆搬送モードでは、
図1(b)に示すように、用紙ガイド7は下方に退避
し、略垂直な姿勢に保持される。
【0029】ローラ8は用紙経路の下側に配置される。
ローラ9は用紙経路の上側に配置され、ローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。順搬送モ
ードでは、図1(a)に示すように、ローラ9はローラ
8より下流側に変位して、たとえばローラ8の軸を座標
原点としてX軸から約135度の角度で位置決めされ
る。逆搬送モードでは、図1(b)に示すように、ロー
ラ9はローラ8より上流側に変位して、たとえば約45
度の角度で位置決めされる。
ローラ9は用紙経路の上側に配置され、ローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。順搬送モ
ードでは、図1(a)に示すように、ローラ9はローラ
8より下流側に変位して、たとえばローラ8の軸を座標
原点としてX軸から約135度の角度で位置決めされ
る。逆搬送モードでは、図1(b)に示すように、ロー
ラ9はローラ8より上流側に変位して、たとえば約45
度の角度で位置決めされる。
【0030】用紙ガイド7の上方には、順搬送モードに
おいてローラ8,9の回転停止によって発生する用紙5
の弛みを収納するためのループ収納部13が設けられ
る。用紙ガイド7の下方には、逆搬送モードにおいて用
紙5を回収するための用紙回収部14が設けられる。
おいてローラ8,9の回転停止によって発生する用紙5
の弛みを収納するためのループ収納部13が設けられ
る。用紙ガイド7の下方には、逆搬送モードにおいて用
紙5を回収するための用紙回収部14が設けられる。
【0031】用紙ガイド21,22は、ローラ8,9で
順搬送される用紙5を下流側に形成された用紙排出口1
0へ案内する。下側の用紙ガイド21の下面には、フォ
トセンサ等の用紙先端検知センサ11が設けられ、用紙
ガイド21の開口を通して用紙の有無を検出し、用紙無
から用紙有に切換わった時点を捉えて用紙先端の通過を
判別する。
順搬送される用紙5を下流側に形成された用紙排出口1
0へ案内する。下側の用紙ガイド21の下面には、フォ
トセンサ等の用紙先端検知センサ11が設けられ、用紙
ガイド21の開口を通して用紙の有無を検出し、用紙無
から用紙有に切換わった時点を捉えて用紙先端の通過を
判別する。
【0032】用紙搬送機構1の動作を制御する制御部2
には、センサ11,12の検知信号が入力され、ローラ
8,9を回転駆動するためのDCモータ3の動作を制御
する。DCモータ3とローラ8,9との間にはトルクリ
ミッタ4が介在し、受取人が排出された用紙を無理に引
き抜いたり、発券口を塞いだりして、ローラ8,9に所
定以上の負荷が加わった場合にトルク伝達を遮断する。
には、センサ11,12の検知信号が入力され、ローラ
8,9を回転駆動するためのDCモータ3の動作を制御
する。DCモータ3とローラ8,9との間にはトルクリ
ミッタ4が介在し、受取人が排出された用紙を無理に引
き抜いたり、発券口を塞いだりして、ローラ8,9に所
定以上の負荷が加わった場合にトルク伝達を遮断する。
【0033】図2はローラ8,9の支持機構を示し、図
2(a)は側面図、図2(b)は上流側から見た正面図
である。ローラ8,9は、1本の軸8a,9aに所定距
離隔てて2つ取り付けられる。ローラ8の軸8aは、軸
受を介してシャーシ30a,30bに支持され、一端に
太陽歯車16が取り付けられる。太陽歯車16と歯車3
cとが噛合し、歯車3cと歯車3bは一体回転し、歯車
3bと歯車3aとが噛合し、歯車3aはDCモータ3の
出力軸に取り付けられる。軸8aの両端にはリンク部材
15a,15bが装着され、軸8aの周りに角変位自在
に軸支される。リンク部材15a,15bは略へ字状を
成し、2つの揺動アームを有する。
2(a)は側面図、図2(b)は上流側から見た正面図
である。ローラ8,9は、1本の軸8a,9aに所定距
離隔てて2つ取り付けられる。ローラ8の軸8aは、軸
受を介してシャーシ30a,30bに支持され、一端に
太陽歯車16が取り付けられる。太陽歯車16と歯車3
cとが噛合し、歯車3cと歯車3bは一体回転し、歯車
3bと歯車3aとが噛合し、歯車3aはDCモータ3の
出力軸に取り付けられる。軸8aの両端にはリンク部材
15a,15bが装着され、軸8aの周りに角変位自在
に軸支される。リンク部材15a,15bは略へ字状を
成し、2つの揺動アームを有する。
【0034】ローラ9の軸9aは、リンク部材15a,
15bの下流側の揺動アームによって軸支され、シャー
シ30a,30bには軸9aが貫通する円弧状の貫通孔
31がそれぞれ形成され、軸9aの揺動範囲を規定す
る。軸9aの左端には、太陽歯車16と噛合する遊星歯
車9bが回転自在に装着され、さらに遊星歯車9bと軸
9aとのトルク伝達を制限するトルクリミッタ4が設け
られる。
15bの下流側の揺動アームによって軸支され、シャー
シ30a,30bには軸9aが貫通する円弧状の貫通孔
31がそれぞれ形成され、軸9aの揺動範囲を規定す
る。軸9aの左端には、太陽歯車16と噛合する遊星歯
車9bが回転自在に装着され、さらに遊星歯車9bと軸
9aとのトルク伝達を制限するトルクリミッタ4が設け
られる。
【0035】トルクリミッタ4は、軸9aと一体回転す
るクラッチ板4cと、クラッチ板4cに対して遊星歯車
9bを所定の力で押圧するコイルばね4aと、コイルば
ね4aの端部を規制する規制板4bなどで構成され、ク
ラッチ板4cとコイルばね4aとの間の静止摩擦力の範
囲内でトルクを伝達する。
るクラッチ板4cと、クラッチ板4cに対して遊星歯車
9bを所定の力で押圧するコイルばね4aと、コイルば
ね4aの端部を規制する規制板4bなどで構成され、ク
ラッチ板4cとコイルばね4aとの間の静止摩擦力の範
囲内でトルクを伝達する。
【0036】軸9aの右端には、軸9aと一体回転する
受け板17cと、コイルばね4aとほぼ同等なばね定数
を持つコイルばね17aと、コイルばね17aの端部を
規制する規制板17bが装着される。コイルばね17a
は、コイルばね4aの押圧力とバランスを保つととも
に、軸9aの自転にある程度の負荷を加えて、軸9aの
公転運動を自転運動より優先させる機能を付与する。
受け板17cと、コイルばね4aとほぼ同等なばね定数
を持つコイルばね17aと、コイルばね17aの端部を
規制する規制板17bが装着される。コイルばね17a
は、コイルばね4aの押圧力とバランスを保つととも
に、軸9aの自転にある程度の負荷を加えて、軸9aの
公転運動を自転運動より優先させる機能を付与する。
【0037】リンク部材15a,15bの上流側の揺動
アームは、用紙ガイド7の揺動側に形成された突部7
a,7bと係合しており、シャーシ30a,30bには
突部7a,7bが貫通する円弧状の貫通孔32がそれぞ
れ形成され、用紙ガイド7の揺動範囲を規定する。
アームは、用紙ガイド7の揺動側に形成された突部7
a,7bと係合しており、シャーシ30a,30bには
突部7a,7bが貫通する円弧状の貫通孔32がそれぞ
れ形成され、用紙ガイド7の揺動範囲を規定する。
【0038】次に動作について説明する。用紙搬送機構
1が用紙5の搬送を開始すると、制御部2はDCモータ
3を順方向に回転駆動する。すると、太陽歯車16が図
2(a)において反時計方向に回転し、コイルばね17
aの作用によって遊星歯車9bは太陽歯車16の周りに
反時計方向に公転し、リンク部材15a,15bも併せ
て角変位する。その後ローラ9はX軸から約135度の
角度で位置決めされ、用紙ガイド7は水平に位置決めさ
れ、順搬送モードの状態に初期設定される。この状態
で、太陽歯車16が回転を続けると遊星歯車9bは自転
し、ローラ8,9が順方向に回転する。
1が用紙5の搬送を開始すると、制御部2はDCモータ
3を順方向に回転駆動する。すると、太陽歯車16が図
2(a)において反時計方向に回転し、コイルばね17
aの作用によって遊星歯車9bは太陽歯車16の周りに
反時計方向に公転し、リンク部材15a,15bも併せ
て角変位する。その後ローラ9はX軸から約135度の
角度で位置決めされ、用紙ガイド7は水平に位置決めさ
れ、順搬送モードの状態に初期設定される。この状態
で、太陽歯車16が回転を続けると遊星歯車9bは自転
し、ローラ8,9が順方向に回転する。
【0039】次に用紙5の先端が用紙ガイド6を通過す
ると用紙後端検知センサ12がオンになり、さらに用紙
ガイド7の上を通過して、ローラ8,9に到達して挟持
される。このときローラ8,9の共通接線方向が斜め上
方に傾斜しているため、上に凸のカール癖を持つ用紙5
の先端を挟み易くなっている。ローラ8,9の順搬送に
よって用紙5の先端が用紙ガイド21,22に進入し
て、用紙先端検知センサ11がオンになると、制御部2
はDCモータ3の回転を停止する。するとローラ8,9
も停止して、用紙5の先端が挟持された状態となり、用
紙搬送機構1が搬送を続けることによって、用紙5はカ
ール癖に従って上方に弛み、図1(a)に示すように、
ループ収納部13にループ状に蓄えられる。
ると用紙後端検知センサ12がオンになり、さらに用紙
ガイド7の上を通過して、ローラ8,9に到達して挟持
される。このときローラ8,9の共通接線方向が斜め上
方に傾斜しているため、上に凸のカール癖を持つ用紙5
の先端を挟み易くなっている。ローラ8,9の順搬送に
よって用紙5の先端が用紙ガイド21,22に進入し
て、用紙先端検知センサ11がオンになると、制御部2
はDCモータ3の回転を停止する。するとローラ8,9
も停止して、用紙5の先端が挟持された状態となり、用
紙搬送機構1が搬送を続けることによって、用紙5はカ
ール癖に従って上方に弛み、図1(a)に示すように、
ループ収納部13にループ状に蓄えられる。
【0040】用紙搬送機構1が搬送を停止し、用紙5を
切断すると、制御部2はDCモータ3の順回転を再開
し、用紙後端検知センサ12がオフになるまで用紙5を
順搬送し、センサ12がオフになるとDCモータ3の回
転を停止し、受取人が紙片を取り易いように、用紙5の
先端を用紙排出口10から露出させ、所定時間停止す
る。この状態で受取人が用紙5を抜き取る際、トルクリ
ミッタ4は歯車機構に無理な負荷が伝わるのを防止して
いる。
切断すると、制御部2はDCモータ3の順回転を再開
し、用紙後端検知センサ12がオフになるまで用紙5を
順搬送し、センサ12がオフになるとDCモータ3の回
転を停止し、受取人が紙片を取り易いように、用紙5の
先端を用紙排出口10から露出させ、所定時間停止す
る。この状態で受取人が用紙5を抜き取る際、トルクリ
ミッタ4は歯車機構に無理な負荷が伝わるのを防止して
いる。
【0041】用紙5の先端を露出した状態で所定時間経
過しても用紙先端検知センサ11がオフにならない場合
は、紙片取り忘れと判断し、用紙5の回収動作を開始す
る。制御部2はDCモータ3を逆方向に回転駆動する。
すると、太陽歯車16が図2(a)において時計方向に
回転し、コイルばね17aの作用によって遊星歯車9b
は太陽歯車16の周りに時計方向に公転し、リンク部材
15a,15bも併せて角変位する。その後ローラ9は
X軸から約45度の角度で位置決めされ、用紙ガイド7
は垂直に位置決めされ、図1(b)に示すように、逆搬
送モードの状態に設定される。このときローラ8,9の
共通接線方向が斜め下方に傾斜し、ローラ8,9に挟持
された用紙5の後端は用紙ガイド6から外れて、カール
癖に従って下方に垂れ下がる。
過しても用紙先端検知センサ11がオフにならない場合
は、紙片取り忘れと判断し、用紙5の回収動作を開始す
る。制御部2はDCモータ3を逆方向に回転駆動する。
すると、太陽歯車16が図2(a)において時計方向に
回転し、コイルばね17aの作用によって遊星歯車9b
は太陽歯車16の周りに時計方向に公転し、リンク部材
15a,15bも併せて角変位する。その後ローラ9は
X軸から約45度の角度で位置決めされ、用紙ガイド7
は垂直に位置決めされ、図1(b)に示すように、逆搬
送モードの状態に設定される。このときローラ8,9の
共通接線方向が斜め下方に傾斜し、ローラ8,9に挟持
された用紙5の後端は用紙ガイド6から外れて、カール
癖に従って下方に垂れ下がる。
【0042】さらに太陽歯車16が時計方向に回転を続
けると遊星歯車9bは自転し、ローラ8,9が逆方向に
回転すると、用紙5は用紙回収部14に向かって逆搬送
される。制御部2は、用紙先端検知センサ11がオフに
なってから、用紙5の後端がローラ8,9を通過するの
に必要な時間だけ逆搬送を続けると、用紙5は自重によ
って落下し、その後DCモータ3の回転を停止する。
けると遊星歯車9bは自転し、ローラ8,9が逆方向に
回転すると、用紙5は用紙回収部14に向かって逆搬送
される。制御部2は、用紙先端検知センサ11がオフに
なってから、用紙5の後端がローラ8,9を通過するの
に必要な時間だけ逆搬送を続けると、用紙5は自重によ
って落下し、その後DCモータ3の回転を停止する。
【0043】こうしてローラ9がローラ8の周面に沿っ
て角変位可能なように揺動支持され、ローラ9の角変位
位置を順搬送モードと逆搬送モードとで切換えることに
よって、ローラ8,9の共通接線方向が変化するため、
用紙の挟み込みおよび回収方向の偏向を確実に実施でき
る。
て角変位可能なように揺動支持され、ローラ9の角変位
位置を順搬送モードと逆搬送モードとで切換えることに
よって、ローラ8,9の共通接線方向が変化するため、
用紙の挟み込みおよび回収方向の偏向を確実に実施でき
る。
【0044】図3は本発明の実施の他の形態を示す構成
図であり、図3(a)はループ形成時の状態図、図3
(b)は用紙回収時の状態図である。ここでは、用紙5
が下に凸のカール癖を持つ例を示す。
図であり、図3(a)はループ形成時の状態図、図3
(b)は用紙回収時の状態図である。ここでは、用紙5
が下に凸のカール癖を持つ例を示す。
【0045】用紙排出装置は、用紙搬送機構1から供給
される用紙5を案内するための用紙ガイド6と、用紙5
を挟持して順方向または逆方向に搬送可能な一対のロー
ラ8,9と、ローラ8,9の下流側に上下配置された用
紙ガイド21,22などで構成される。
される用紙5を案内するための用紙ガイド6と、用紙5
を挟持して順方向または逆方向に搬送可能な一対のロー
ラ8,9と、ローラ8,9の下流側に上下配置された用
紙ガイド21,22などで構成される。
【0046】用紙搬送機構1は、用紙ロール収納部、用
紙搬送部、印字部、カッタ部などを有するプリンタなど
で構成され、用紙5に所望の印字を行い、所定長さで切
断する機能を有する。
紙搬送部、印字部、カッタ部などを有するプリンタなど
で構成され、用紙5に所望の印字を行い、所定長さで切
断する機能を有する。
【0047】用紙ガイド6は、用紙搬送機構1が上流か
ら下流へ搬送する用紙5を上から案内する。用紙ガイド
6の上面には、フォトセンサ等の用紙後端検知センサ1
2が設けられ、用紙ガイド6の開口を通して用紙の有無
を検出し、用紙有から用紙無に切換わった時点を捉えて
用紙後端の通過を判別する。
ら下流へ搬送する用紙5を上から案内する。用紙ガイド
6の上面には、フォトセンサ等の用紙後端検知センサ1
2が設けられ、用紙ガイド6の開口を通して用紙の有無
を検出し、用紙有から用紙無に切換わった時点を捉えて
用紙後端の通過を判別する。
【0048】ローラ8は用紙経路の下側に配置される。
ローラ9は用紙経路の上側に配置され、ローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。順搬送モ
ードでは、図3(a)に示すように、ローラ9は斜め上
方に変位して、たとえばローラ8の軸を座標原点として
X軸から約45度の角度で位置決めされる。逆搬送モー
ドでは、図3(b)に示すように、ローラ9はローラ8
より上流側にほぼ水平に並んで、たとえばX軸から約0
度の角度で位置決めされる。
ローラ9は用紙経路の上側に配置され、ローラ8の周面
に沿って角変位可能なように揺動支持される。順搬送モ
ードでは、図3(a)に示すように、ローラ9は斜め上
方に変位して、たとえばローラ8の軸を座標原点として
X軸から約45度の角度で位置決めされる。逆搬送モー
ドでは、図3(b)に示すように、ローラ9はローラ8
より上流側にほぼ水平に並んで、たとえばX軸から約0
度の角度で位置決めされる。
【0049】用紙ガイド6の下方には、順搬送モードに
おいてローラ8,9の回転停止によって発生する用紙5
の弛みを収納するループ収納部13が設けられ、さらに
逆搬送モードにおいて用紙5を回収する用紙回収部14
も設けられる。
おいてローラ8,9の回転停止によって発生する用紙5
の弛みを収納するループ収納部13が設けられ、さらに
逆搬送モードにおいて用紙5を回収する用紙回収部14
も設けられる。
【0050】用紙ガイド21,22は、ローラ8,9で
順搬送される用紙5を下流側に形成された用紙排出口1
0へ案内する。下側の用紙ガイド21の下面には、フォ
トセンサ等の用紙先端検知センサ11が設けられ、用紙
ガイド21の開口を通して用紙の有無を検出し、用紙無
から用紙有に切換わった時点を捉えて用紙先端の通過を
判別する。
順搬送される用紙5を下流側に形成された用紙排出口1
0へ案内する。下側の用紙ガイド21の下面には、フォ
トセンサ等の用紙先端検知センサ11が設けられ、用紙
ガイド21の開口を通して用紙の有無を検出し、用紙無
から用紙有に切換わった時点を捉えて用紙先端の通過を
判別する。
【0051】用紙搬送機構1の動作を制御する制御部2
には、センサ11,12の検知信号が入力され、ローラ
8,9を回転駆動するためのDCモータ3の動作を制御
する。DCモータ3とローラ8,9との間にはトルクリ
ミッタ4が介在し、受取人が排出された用紙を無理に引
き抜いたり、発券口を塞いだりして、ローラ8,9に所
定以上の負荷が加わった場合にトルク伝達を遮断する。
には、センサ11,12の検知信号が入力され、ローラ
8,9を回転駆動するためのDCモータ3の動作を制御
する。DCモータ3とローラ8,9との間にはトルクリ
ミッタ4が介在し、受取人が排出された用紙を無理に引
き抜いたり、発券口を塞いだりして、ローラ8,9に所
定以上の負荷が加わった場合にトルク伝達を遮断する。
【0052】図4はローラ8,9の支持機構を示し、図
4(a)は側面図、図4(b)は上流側から見た正面図
である。ローラ8,9は、1本の軸8a,9aに所定距
離隔てて2つ取り付けられる。ローラ8の軸8aは、軸
受を介してシャーシ30a,30bに支持され、一端に
太陽歯車16が取り付けられる。太陽歯車16と歯車3
cとが噛合し、歯車3cと歯車3bは一体回転し、歯車
3bと歯車3aとが噛合し、歯車3aはDCモータ3の
出力軸に取り付けられる。軸8aの両端には、揺動アー
ムを有するリンク部材15a,15bが装着され、軸8
aの周りに角変位自在に軸支される。
4(a)は側面図、図4(b)は上流側から見た正面図
である。ローラ8,9は、1本の軸8a,9aに所定距
離隔てて2つ取り付けられる。ローラ8の軸8aは、軸
受を介してシャーシ30a,30bに支持され、一端に
太陽歯車16が取り付けられる。太陽歯車16と歯車3
cとが噛合し、歯車3cと歯車3bは一体回転し、歯車
3bと歯車3aとが噛合し、歯車3aはDCモータ3の
出力軸に取り付けられる。軸8aの両端には、揺動アー
ムを有するリンク部材15a,15bが装着され、軸8
aの周りに角変位自在に軸支される。
【0053】ローラ9の軸9aは、リンク部材15a,
15bの揺動アームによって軸支され、シャーシ30
a,30bには軸9aが貫通する円弧状の貫通孔31が
それぞれ形成され、軸9aの揺動範囲を規定する。軸9
aの左端には、太陽歯車16と噛合する遊星歯車9bが
回転自在に装着され、さらに遊星歯車9bと軸9aとの
トルク伝達を制限するトルクリミッタ4が設けられる。
15bの揺動アームによって軸支され、シャーシ30
a,30bには軸9aが貫通する円弧状の貫通孔31が
それぞれ形成され、軸9aの揺動範囲を規定する。軸9
aの左端には、太陽歯車16と噛合する遊星歯車9bが
回転自在に装着され、さらに遊星歯車9bと軸9aとの
トルク伝達を制限するトルクリミッタ4が設けられる。
【0054】トルクリミッタ4は、軸9aと一体回転す
るクラッチ板4cと、クラッチ板4cに対して遊星歯車
9bを所定の力で押圧するコイルばね4aと、コイルば
ね4aの端部を規制する規制板4bなどで構成され、ク
ラッチ板4cとコイルばね4aとの間の静止摩擦力の範
囲内でトルクを伝達する。
るクラッチ板4cと、クラッチ板4cに対して遊星歯車
9bを所定の力で押圧するコイルばね4aと、コイルば
ね4aの端部を規制する規制板4bなどで構成され、ク
ラッチ板4cとコイルばね4aとの間の静止摩擦力の範
囲内でトルクを伝達する。
【0055】軸9aの右端には、軸9aと一体回転する
受け板17cと、コイルばね4aとほぼ同等なばね定数
を持つコイルばね17aと、コイルばね17aの端部を
規制する規制板17bが装着される。コイルばね17a
は、コイルばね4aの押圧力とバランスを保つととも
に、軸9aの自転にある程度の負荷を加えて、軸9aの
公転運動を自転運動より優先させる機能を付与する。
受け板17cと、コイルばね4aとほぼ同等なばね定数
を持つコイルばね17aと、コイルばね17aの端部を
規制する規制板17bが装着される。コイルばね17a
は、コイルばね4aの押圧力とバランスを保つととも
に、軸9aの自転にある程度の負荷を加えて、軸9aの
公転運動を自転運動より優先させる機能を付与する。
【0056】次に動作について説明する。用紙搬送機構
1が用紙5の搬送を開始すると、制御部2はDCモータ
3を順方向に回転駆動する。すると、太陽歯車16が図
3(a)において反時計方向に回転し、コイルばね17
aの作用によって遊星歯車9bは太陽歯車16の周りに
反時計方向に公転し、リンク部材15a,15bも併せ
て角変位する。その後ローラ9はX軸から約45度の角
度で位置決めされ、順搬送モードの状態に初期設定され
る。この状態で、太陽歯車16が回転を続けると遊星歯
車9bは自転し、ローラ8,9が順方向に回転する。
1が用紙5の搬送を開始すると、制御部2はDCモータ
3を順方向に回転駆動する。すると、太陽歯車16が図
3(a)において反時計方向に回転し、コイルばね17
aの作用によって遊星歯車9bは太陽歯車16の周りに
反時計方向に公転し、リンク部材15a,15bも併せ
て角変位する。その後ローラ9はX軸から約45度の角
度で位置決めされ、順搬送モードの状態に初期設定され
る。この状態で、太陽歯車16が回転を続けると遊星歯
車9bは自転し、ローラ8,9が順方向に回転する。
【0057】次に用紙5の先端が用紙ガイド6を通過す
ると用紙後端検知センサ12がオンになり、さらにロー
ラ8,9に到達して挟持される。このときローラ8,9
の共通接線方向が斜め下方に傾斜しているため、下に凸
のカール癖を持つ用紙5の先端を挟み易くなっている。
ローラ8,9の順搬送によって用紙5の先端が用紙ガイ
ド21,22に進入して、用紙先端検知センサ11がオ
ンになると、制御部2はDCモータ3の回転を停止す
る。するとローラ8,9も停止して、用紙5の先端が挟
持された状態となり、用紙搬送機構1が搬送を続けるこ
とによって、用紙5はカール癖に従って下方に弛み、図
3(a)に示すように、ループ収納部13にループ状に
蓄えられる。
ると用紙後端検知センサ12がオンになり、さらにロー
ラ8,9に到達して挟持される。このときローラ8,9
の共通接線方向が斜め下方に傾斜しているため、下に凸
のカール癖を持つ用紙5の先端を挟み易くなっている。
ローラ8,9の順搬送によって用紙5の先端が用紙ガイ
ド21,22に進入して、用紙先端検知センサ11がオ
ンになると、制御部2はDCモータ3の回転を停止す
る。するとローラ8,9も停止して、用紙5の先端が挟
持された状態となり、用紙搬送機構1が搬送を続けるこ
とによって、用紙5はカール癖に従って下方に弛み、図
3(a)に示すように、ループ収納部13にループ状に
蓄えられる。
【0058】用紙搬送機構1が搬送を停止し、用紙5を
切断すると、制御部2はDCモータ3の順回転を再開
し、用紙後端検知センサ12がオフになるまで用紙5を
順搬送し、センサ12がオフになると、DCモータ3の
回転を停止し、受取人が紙片を取り易いように、用紙5
の先端を用紙排出口10から露出させ、所定時間停止す
る。この状態で受取人が用紙5を抜き取る際、トルクリ
ミッタ4は歯車機構に無理な負荷が伝わるのを防止して
いる。
切断すると、制御部2はDCモータ3の順回転を再開
し、用紙後端検知センサ12がオフになるまで用紙5を
順搬送し、センサ12がオフになると、DCモータ3の
回転を停止し、受取人が紙片を取り易いように、用紙5
の先端を用紙排出口10から露出させ、所定時間停止す
る。この状態で受取人が用紙5を抜き取る際、トルクリ
ミッタ4は歯車機構に無理な負荷が伝わるのを防止して
いる。
【0059】用紙5の先端を露出した状態で所定時間経
過しても用紙先端検知センサ11がオフにならない場合
は、紙片取り忘れと判断し、用紙5の回収動作を開始す
る。制御部2はDCモータ3を逆方向に回転駆動する。
すると、太陽歯車16が図4(a)において時計方向に
回転し、コイルばね17aの作用によって遊星歯車9b
は太陽歯車16の周りに時計方向に公転し、リンク部材
15a,15bも併せて角変位する。その後ローラ9は
X軸から約0度の角度で位置決めされ、図3(b)に示
すように、逆搬送モードの状態に設定される。このとき
ローラ8,9の共通接線方向が鉛直下方になり、ローラ
8,9に挟持された用紙5の後端は用紙ガイド6から離
れて、カール癖に従って下方に垂れ下がる。
過しても用紙先端検知センサ11がオフにならない場合
は、紙片取り忘れと判断し、用紙5の回収動作を開始す
る。制御部2はDCモータ3を逆方向に回転駆動する。
すると、太陽歯車16が図4(a)において時計方向に
回転し、コイルばね17aの作用によって遊星歯車9b
は太陽歯車16の周りに時計方向に公転し、リンク部材
15a,15bも併せて角変位する。その後ローラ9は
X軸から約0度の角度で位置決めされ、図3(b)に示
すように、逆搬送モードの状態に設定される。このとき
ローラ8,9の共通接線方向が鉛直下方になり、ローラ
8,9に挟持された用紙5の後端は用紙ガイド6から離
れて、カール癖に従って下方に垂れ下がる。
【0060】さらに太陽歯車16が時計方向に回転を続
けると遊星歯車9bは自転し、ローラ8,9が逆方向に
回転すると、用紙5は用紙回収部14に向かって逆搬送
される。制御部2は、用紙先端検知センサ11がオフに
なってから、用紙5の後端がローラ8,9を通過するの
に必要な時間だけ逆搬送を続けると、用紙5は自重によ
って落下し、その後DCモータ3の回転を停止する。
けると遊星歯車9bは自転し、ローラ8,9が逆方向に
回転すると、用紙5は用紙回収部14に向かって逆搬送
される。制御部2は、用紙先端検知センサ11がオフに
なってから、用紙5の後端がローラ8,9を通過するの
に必要な時間だけ逆搬送を続けると、用紙5は自重によ
って落下し、その後DCモータ3の回転を停止する。
【0061】こうしてローラ9がローラ8の周面に沿っ
て角変位可能なように揺動支持され、ローラ9の角変位
位置を順搬送モードと逆搬送モードとで切換えることに
よって、ローラ8,9の共通接線方向が変化するため、
用紙の挟み込みおよび回収方向の偏向を確実に実施でき
る。
て角変位可能なように揺動支持され、ローラ9の角変位
位置を順搬送モードと逆搬送モードとで切換えることに
よって、ローラ8,9の共通接線方向が変化するため、
用紙の挟み込みおよび回収方向の偏向を確実に実施でき
る。
【0062】図5は本発明に係るプリンタの一例を示す
構成図であり、図5(a)は用紙ロールの上側給紙の例
を示し、図5(b)は用紙ロールの下側給紙の例を示
す。
構成図であり、図5(a)は用紙ロールの上側給紙の例
を示し、図5(b)は用紙ロールの下側給紙の例を示
す。
【0063】プリンタは、長尺状の用紙5がロール状に
巻回された用紙ロール5aと、用紙ロール5aから用紙
5を給紙し搬送するためのローラ51,52と、搬送さ
れた用紙5に印字するための印字ヘッド53と、印字ヘ
ッド53に対向するプラテン54と、印字された用紙5
を切断するためのカッタ55と、図1または図3に示し
た用紙排出装置50などで構成される。用紙排出装置5
0は、印字中の用紙5を一時的に蓄える排出バッファ機
能を有し、カッタ55によって切断された紙片を用紙排
出口10から発行したり、用紙回収部14に回収する。
巻回された用紙ロール5aと、用紙ロール5aから用紙
5を給紙し搬送するためのローラ51,52と、搬送さ
れた用紙5に印字するための印字ヘッド53と、印字ヘ
ッド53に対向するプラテン54と、印字された用紙5
を切断するためのカッタ55と、図1または図3に示し
た用紙排出装置50などで構成される。用紙排出装置5
0は、印字中の用紙5を一時的に蓄える排出バッファ機
能を有し、カッタ55によって切断された紙片を用紙排
出口10から発行したり、用紙回収部14に回収する。
【0064】図5(a)において、用紙5は用紙ロール
5aの上側から供給されると、巻き癖によって上に凸の
カール癖が付いた状態で搬送・印字される。用紙排出装
置50が排出バッファ機能を実行すると、用紙5は搬送
経路より上方に弛み易くなるため、ループ収納部13を
搬送経路より上方に配置することが好ましい。また、用
紙回収では自重落下方式が簡素な構成となるため、用紙
回収部14は搬送経路より下方に配置することが好まし
い。
5aの上側から供給されると、巻き癖によって上に凸の
カール癖が付いた状態で搬送・印字される。用紙排出装
置50が排出バッファ機能を実行すると、用紙5は搬送
経路より上方に弛み易くなるため、ループ収納部13を
搬送経路より上方に配置することが好ましい。また、用
紙回収では自重落下方式が簡素な構成となるため、用紙
回収部14は搬送経路より下方に配置することが好まし
い。
【0065】図5(b)において、用紙5は用紙ロール
5aの下側から供給されると、巻き癖によって下に凸の
カール癖が付いた状態で搬送・印字される。用紙排出装
置50が排出バッファ機能を実行すると、用紙5は搬送
経路より下方に弛み易くなるため、ループ収納部13を
搬送経路より下方に配置することが好ましい。また、用
紙回収では自重落下方式が簡素な構成となるため、用紙
回収部14は搬送経路より下方に配置することが好まし
い。
5aの下側から供給されると、巻き癖によって下に凸の
カール癖が付いた状態で搬送・印字される。用紙排出装
置50が排出バッファ機能を実行すると、用紙5は搬送
経路より下方に弛み易くなるため、ループ収納部13を
搬送経路より下方に配置することが好ましい。また、用
紙回収では自重落下方式が簡素な構成となるため、用紙
回収部14は搬送経路より下方に配置することが好まし
い。
【0066】図6は、本発明に係るプリンタの電気的構
成を示すブロック図である。プリンタの制御部2は、所
定プログラムに従ってプリンタ全体の動作を制御するC
PU(中央処理装置)61と、外部ホストコンピュータ
HCとの間でデータを送受するインタフェイス(I/
F)62と、プログラムやデータを格納するROM(リ
ードオンリメモリ)63およびRAM(ランダムアクセ
スメモリ)64と、機構部やセンサなどの周辺回路との
間でデータを送受する入出力回路(I/O)65と、操
作スイッチなどの操作部66と、LED(発光ダイオー
ド)やLCD(液晶パネル)などの表示部67などで構
成される。
成を示すブロック図である。プリンタの制御部2は、所
定プログラムに従ってプリンタ全体の動作を制御するC
PU(中央処理装置)61と、外部ホストコンピュータ
HCとの間でデータを送受するインタフェイス(I/
F)62と、プログラムやデータを格納するROM(リ
ードオンリメモリ)63およびRAM(ランダムアクセ
スメモリ)64と、機構部やセンサなどの周辺回路との
間でデータを送受する入出力回路(I/O)65と、操
作スイッチなどの操作部66と、LED(発光ダイオー
ド)やLCD(液晶パネル)などの表示部67などで構
成される。
【0067】入出力回路65には、印字ヘッド53と、
印字ヘッド53を往復移動させるキャリッジ部55と、
用紙5を搬送する用紙搬送部56と、DCモータ3、用
紙先端検知センサ11、用紙後端検知センサ12を有す
る用紙排出装置50などが接続される。
印字ヘッド53を往復移動させるキャリッジ部55と、
用紙5を搬送する用紙搬送部56と、DCモータ3、用
紙先端検知センサ11、用紙後端検知センサ12を有す
る用紙排出装置50などが接続される。
【0068】用紙排出装置50は、プリンタ本体に対し
て機械的、電気的に着脱自在で構成されており、用紙排
出装置50の動作はプリンタ本体のCPU61によって
総括的に制御される。
て機械的、電気的に着脱自在で構成されており、用紙排
出装置50の動作はプリンタ本体のCPU61によって
総括的に制御される。
【0069】なお、用紙排出装置50も独自のCPUを
搭載して、プリンタ本体との通信によってプリンタ動作
と連携することも可能である。
搭載して、プリンタ本体との通信によってプリンタ動作
と連携することも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、第
2ローラが第1ローラの周面に沿って角変位可能なよう
に揺動支持されており、第2ローラの角変位位置を順搬
送モードと逆搬送モードとで切換えることによって、第
1ローラおよび第2ローラの共通接線方向が変化するた
め、用紙の順搬送方向および逆搬送方向を所望の排出方
向に設定することができる。
2ローラが第1ローラの周面に沿って角変位可能なよう
に揺動支持されており、第2ローラの角変位位置を順搬
送モードと逆搬送モードとで切換えることによって、第
1ローラおよび第2ローラの共通接線方向が変化するた
め、用紙の順搬送方向および逆搬送方向を所望の排出方
向に設定することができる。
【0071】また、第2ローラの揺動支持機構を設ける
だけで、用紙搬送方向の切換え動作が可能になるため、
従来のような回収専用の搬送機構や用紙経路切替機構、
ソレノイド等の専用駆動源などが不要になり、装置の小
型化、簡素化が図られる。
だけで、用紙搬送方向の切換え動作が可能になるため、
従来のような回収専用の搬送機構や用紙経路切替機構、
ソレノイド等の専用駆動源などが不要になり、装置の小
型化、簡素化が図られる。
【図1】本発明の実施の一形態を示す構成図であり、図
1(a)はループ形成時の状態図、図1(b)は用紙回
収時の状態図である。
1(a)はループ形成時の状態図、図1(b)は用紙回
収時の状態図である。
【図2】ローラ8,9の支持機構を示し、図2(a)は
側面図、図2(b)は上流側から見た正面図である。
側面図、図2(b)は上流側から見た正面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す構成図であり、
図3(a)はループ形成時の状態図、図3(b)は用紙
回収時の状態図である。
図3(a)はループ形成時の状態図、図3(b)は用紙
回収時の状態図である。
【図4】ローラ8,9の支持機構を示し、図4(a)は
側面図、図4(b)は上流側から見た正面図である。
側面図、図4(b)は上流側から見た正面図である。
【図5】本発明に係るプリンタの一例を示す構成図であ
り、図5(a)は用紙ロールの上側給紙の例を示し、図
5(b)は用紙ロールの下側給紙の例を示す。
り、図5(a)は用紙ロールの上側給紙の例を示し、図
5(b)は用紙ロールの下側給紙の例を示す。
【図6】本発明に係るプリンタの電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 用紙搬送機構 2 制御部 3 DCモータ 4 トルクリミッタ 5 用紙 6,7,21,22 用紙ガイド 8,9,51,52 ローラ 9b 遊星歯車 10 用紙排出口 11 用紙先端検知センサ 12 用紙後端検知センサ 13 ループ収納部 14 用紙回収部 15a,15b リンク部材 16 太陽歯車 53 印字ヘッド 55 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 29/60 B65H 29/60 A 29/70 29/70 35/06 35/06 Fターム(参考) 2C058 AB02 AB03 AC11 AD01 AE04 AF37 AF38 AF45 AF47 AF51 AF55 AF63 LA03 LA24 LB09 LC11 2C059 DD05 DD09 DD13 DD21 3F049 AA01 CA32 DA12 EA17 EA28 LA07 LA10 LB03 3F053 BA03 BA12 BA14 CA06 CA22 EA05 EC02 EC07 EC09 ED02 ED17 ED25 HA03 HA08 HB01 LA07 LA10 LB03 3F101 FA01 FB11 FB12 FC07 FE02 FE11 LA07 LA10 LB03
Claims (7)
- 【請求項1】 上流から下流へ搬送される用紙を挟持
し、順方向または逆方向に搬送可能な第1ローラおよび
第2ローラと、 第2ローラが第1ローラの周面に沿って角変位可能なよ
うに、第2ローラを支持するための揺動支持機構とを備
え、 第2ローラの角変位位置が、順搬送モードと逆搬送モー
ドとで異なることを特徴とする用紙排出装置。 - 【請求項2】 揺動支持機構は、第1ローラ軸に装着さ
れた太陽歯車と、第2ローラ軸に装着され、太陽歯車に
噛合する遊星歯車と、第1ローラ軸および第2ローラ軸
を連結するリンク部材とを含むことを特徴とする請求項
1記載の用紙排出装置。 - 【請求項3】 逆搬送モードにおける第2ローラの角変
位位置は、順搬送モードにおける第2ローラの角変位位
置よりも上流側にあることを特徴とする請求項1記載の
用紙排出装置。 - 【請求項4】 第1ローラ軸の周りに角変位可能な用紙
ガイドを備えることを特徴とする請求項1記載の用紙排
出装置。 - 【請求項5】 用紙ガイドの角変位は、第2ローラの角
変位と連動することを特徴とする請求項4記載の用紙排
出装置。 - 【請求項6】 順搬送モードにおいて第1ローラおよび
第2ローラの回転が停止した場合、用紙の上弛みまたは
下弛みを収納するためのループ収納部を備えることを特
徴とする請求項1記載の用紙排出装置。 - 【請求項7】 長尺状の用紙を搬送するための用紙搬送
部と、 用紙を印字するための印字部と、 印字された用紙を切断するためのカッタ部と、 切断された用紙を発行または回収するための請求項1〜
6のいずれかに記載の用紙排出装置とを備えることを特
徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244910A JP2002060108A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 用紙排出装置およびプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244910A JP2002060108A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 用紙排出装置およびプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002060108A true JP2002060108A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18735527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000244910A Pending JP2002060108A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 用紙排出装置およびプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002060108A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011131108A1 (zh) * | 2010-04-21 | 2011-10-27 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 具有双容纸模式的容纸机构及具有该容纸机构的打印装置 |
JP2012035992A (ja) * | 2010-08-10 | 2012-02-23 | Seiko Epson Corp | 搬送装置及び記録装置 |
WO2013000360A1 (zh) * | 2011-06-30 | 2013-01-03 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 容纸机构和具有该容纸机构的打印装置 |
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JP2013188976A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Fujitsu Component Ltd | プリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法 |
JP2015098399A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-05-28 | キヤノン株式会社 | シート搬送装置、駆動伝達装置及び画像形成装置 |
JP2017061352A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 東芝テック株式会社 | プリンタ |
JP2018083710A (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 三栄電機株式会社 | 用紙排出装置 |
CN108925134A (zh) * | 2015-10-29 | 2018-11-30 | 利乐拉瓦尔集团及财务有限公司 | 用于加工包装材料的幅材的设备和方法以及包装材料 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000244910A patent/JP2002060108A/ja active Pending
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