JP2002302314A - 印刷用紙の搬送装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

印刷用紙の搬送装置、その制御方法及びプログラム

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JP2002302314A JP2001101627A JP2001101627A JP2002302314A JP 2002302314 A JP2002302314 A JP 2002302314A JP 2001101627 A JP2001101627 A JP 2001101627A JP 2001101627 A JP2001101627 A JP 2001101627A JP 2002302314 A JP2002302314 A JP 2002302314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続紙の先端による紙ガイドの持ち上がりを
防止し、これによって紙ジャムなどの搬送トラブルを回
避する。 【解決手段】 プリンタの排紙装置14は、印刷後の用
紙をプリンタの排出口16に向けて搬送すると共に、該
用紙の先端側を停止させるための排出ローラ28と、排
出ローラ28の上流側に位置し、用紙の先端を排出ロー
ラ28に導く紙ガイド24を備える。紙ガイド24は、
その上流側が用紙の紙経路を開くように回動自在に支承
され、これによって、排出ローラ28によって用紙の先
端側が停止されたときに、その上流側がループすること
を許す。排紙装置14は更に、紙ガイド24の前記回動
をロックするロック手段を備え、紙ガイド24に用紙の
先端が導かれるときにこれをロックし、用紙の先端が紙
ガイド24下部の所定の位置に達したときにこれをアン
ロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙を搬送するた
めの搬送装置に関し、特に、長尺状の印刷用紙を扱うプ
リンタの排出部に備えられる搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(現金自動預入支払機)やKIO
SK端末等の、無人若しくはオペレータが頻繁に用紙交
換を行うことができない環境に設置される装置に内蔵さ
れるプリンタが知られている。この種のプリンタにおい
ては、用紙交換の頻度をできるだけ少なくする目的か
ら、ロール紙のような連続紙に印刷を行い、カッター機
構によりこれを切断分離して排出するタイプのものが広
く用いられている。
【0003】この種のプリンタにおいては、用紙の排出
制御を十分に考察しなければならない。通常のプリンタ
においては、印刷終了後又は印刷中の用紙の先端は、そ
の印刷に伴う紙送りの動作で、順次その排出口から筐体
外へ排出される。しかしながら、用紙がカッター機構に
よって切断される前に、利用者が排出口から飛び出した
用紙を引き出そうとした場合、これが印刷不良や紙ジャ
ムの原因となる。
【0004】このような問題を防止するために、プリン
タで使用される従来の用紙排出装置においては、例え
ば、特開平9−142708号公報に開示されているよ
うに、印刷中に、排出口近傍に設けた排出ローラによる
紙送りを一時的に停止して、用紙排出装置内部で用紙を
ループさせ、用紙の先端が排出口から出ないようにし、
印刷終了後、紙送りを再開して、用紙の排出を行うよう
にしたものがある。また、この用紙排出装置は、用紙を
ループさせるために、通常の動作時には、排出ローラ上
流で用紙をガイドし、前記紙送りの停止時には、紙経路
を開いて前記用紙がループすることを許す、紙ガイドを
備えている。
【0005】前記特開平9−142708号公報に開示
された紙ガイドは、合成樹脂板や薄い金属板等からなる
弾性板で形成され、排出ローラ側の端部を固着して構成
されている。そして、印字された用紙の先端部を排出ロ
ーラ方向に導くとともに、用紙の搬送力によって紙ガイ
ドは湾曲するので、用紙をループ化して空間部内に保管
することができる。
【0006】また、紙ガイドの他の例として、排出ロー
ラ側の端部を支軸として回動可能に構成されたものがあ
る。この場合に紙ガイドの移動は、搬送される用紙がル
ープ化することによって移動するもの(特開平11−7
9468号公報等)と、ソレノイド等のアクチュエータ
によって移動するもの(特開平1−181659号公報
等)とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙ガイ
ドの一端を固着してその弾性力によって用紙をループ化
させる従来の構成の場合、用紙を排出ローラへ導くガイ
ド性を向上させるためには紙ガイドの強度を上げて撓み
量を抑えねばならず、用紙を安定してループ化させるた
めには紙ガイドの強度を下げて充分な撓み量を確保しな
ければならなかった。すなわち、印字された用紙の先端
部を確実に排出ローラ方向に導く機能と、用紙をループ
化させて空間部内に保管させる機能とは相容れないもの
であった。
【0008】また、紙ガイドの一端を支軸として回動可
能にし用紙をループ化させる従来の構成の場合、印刷側
から送られてくる用紙の先端に「くせ」があると、その
搬送力とくせによって紙ガイドを回動させ、延いては、
良好に排出ローラへ導かれることなく、紙経路外に進入
して紙ジャムを引き起こすという問題があった。
【0009】本発明の目的は、用紙の先端に「くせ」等
が生じている場合においても確実に用紙を排出口に向け
て導くことができ、これによって紙ジャムなどの搬送ト
ラブルを回避することのできる搬送装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、印刷用紙を搬送するための搬送装置であっ
て、搬送される前記用紙の紙経路の少なくとも一部を形
成するガイド部材と、前記ガイド部材が、前記紙経路を
形成する位置と前記紙経路を開放する位置との間で変位
するように、前記ガイド部材を変位自在に支持する支持
機構と、前記ガイド部材を前記紙経路を形成する位置に
ロックするロック機構とを備えている。これにより、用
紙の先端が紙ガイドに導かれる際には紙ガイドの移動を
ロックし、これによって用紙の先端に「くせ」等が生じ
ている場合においても円滑かつ確実に用紙を排出ローラ
に向けて導くとともに、用紙のループを形成する際には
紙ガイドの移動ロックを解除し、用紙をループ化して収
納可能な搬送装置を提供することができる。すなわち、
ガイド部材をロック/アンロック状態に切換えることが
できるので、印刷後の用紙を、ガイド部材が形成する紙
経路内に確実に導くことができるとともに、ループ化し
て収納することができる。
【0011】また、この場合に、前記ガイド部材はガイ
ド部材側の係合部を有して構成し、前記ロック機構は、
前記ガイド部材側係合部と係合するロック機構側の係合
部を有するロック部材と、前記ガイド部材側係合部と前
記ロック部材側係合部とが係合する位置と係合しない位
置との間で、前記ガイド部材又は前記ロック部材の少な
くとも一方を移動させる移動機構とを有して構成するこ
とが好ましい。
【0012】また、前記支持機構は、前記ガイド部材
を、その上流側が前記紙経路を開くように回動自在に支
承する機構を含んで構成することが好ましい。
【0013】また、前記ガイド部材及び前記ロック部材
は、それぞれ、前記ガイド部材側係合部と前記ロック部
材側係合部を、前記用紙の幅方向両側に備えることがで
きる。
【0014】また、前記移動機構は、前記ロック部材を
移動させる駆動部を有し、前記搬送装置は、前記ガイド
部材の下流側に位置し前記用紙を排出口に向けて搬送す
る第1の搬送ローラと、前記駆動部及び前記第1の搬送
ローラを駆動制御する制御部とを更に備え、前記制御部
は、前記ガイド部材に前記用紙の先端が導かれるとき
に、前記駆動部を制御して前記ガイド部材をロックし、
前記第1の搬送ローラによって前記用紙の先端側が停止
されたときに、前記ガイド部材のロックを解除するよう
に構成することができる。これにより、ガイド部材のロ
ック/アンロックの切換えを電気的に制御することがで
きる。
【0015】また、この場合に、前記ガイド部材の上流
側に位置し、前記用紙を前記ガイド部材に向けて搬送す
る第2の搬送ローラを更に備え、前記制御部は、前記第
2の搬送ローラの駆動ステップ数に基づいて、前記ロッ
ク部材を移動制御するタイミングを決定するように構成
することが好ましい。
【0016】また、前記ロック部材は、前記第1の搬送
ローラの上流側に回動自在に支承され、その先端部に
は、前記第1の搬送ローラによって前記用紙が逆送りさ
れるときに前記紙経路上に出て、前記用紙の後端を別の
紙経路に導く紙経路切換え弁を更に備えることができ
る。これにより、排出口から排出した用紙が取り除かれ
なかった場合に、用紙を逆送りして回収することができ
る。
【0017】また、前記ロック部材は、前記ガイド部材
に対向して配置され、前記ガイド部材とともに前記紙経
路を形成し、前記ガイド部材は、前記紙経路に対して略
垂直方向に延びる細長状の係合穴を備え、前記支持機構
は、前記ガイド部材の前記係合穴に係合し、前記ガイド
部材を回動可能に支持する支持軸を備え、前記移動機構
は、前記係合穴と前記支持軸とを含んで構成することが
できる。これにより、ガイド部材のロック/アンロック
の切換えを搬送される用紙の厚さを利用して行なうこと
ができ、駆動装置を使用せずに簡易な構造で実現するこ
とができる。なお、係合穴は係合溝としてもよいし、係
合軸は係合突起としてもよい。
【0018】また、この場合に、前記移動機構は、前記
ガイド部材を前記ロック部材側に付勢する第1の付勢部
材を更に備えることが好ましい。これにより、係合部近
傍に用紙が存在しない場合に、ガイド部材を確実にロッ
ク状態とすることができる。
【0019】また、前記ガイド部材側係合部と前記ロッ
ク部材側係合部とが係合した状態において、前記ガイド
部材と前記ロック部材とで構成される間隙のうちの最狭
部は、前記用紙の厚さより狭く形成し、前記係合状態に
おける各係合部の係合代は、前記用紙の厚さより小さく
形成することができる。
【0020】また、前記ガイド部材は、その回転軸付近
に、前記紙経路側に突出するように形成された係合解除
部を備え、前記ガイド部材側係合部は、前記係合解除部
の外形状から突出することなく形成され、前記ロック部
材は、前記係合解除部を収容する第1の収容部と、前記
ガイド部材側係合部を収容する第2の収容部とを備え、
前記ロック部材側係合部は、前記第2の収容部の一側面
として構成することができる。これにより、用紙の厚さ
に因らず、ガイド部材のロックを解除することができ
る。
【0021】さらに、前記ガイド部材側係合部と前記ロ
ック部材側係合部とが係合した状態において前記ガイド
部材を回動させる場合に、前記係合部間に作用する力に
よって、前記ガイド部材を変位させる退避機構を備える
ことが好ましい。これにより、紙ジャム等のメンテナン
スのために、ガイド部材回動させ紙経路を開放する必要
がある場合にも、ガイド部材とロック部材の係合部に作
用する力を逃がしつつロックを解除することができるの
で、係合部の破損を防止することができる。
【0022】また、この場合に、前記退避機構は、前記
ガイド部材の回動の回転軸を下流側に変位させるよう構
成することが好ましい。
【0023】前記退避機構は、前記ガイド部材の前記回
転軸となる前記支持軸を支持するとともに、前記支持軸
の変位を許容する軸受機構を備えて構成することができ
る。
【0024】また、前記軸受機構は、前記支持軸を進退
自在に支持し、前記紙経路に略平行に延びる細長状の穴
部を備えて構成することができる。
【0025】また、前記退避機構は、前記ガイド部材側
係合部が前記ロック部材側係合部と係合可能な位置に付
勢する第2の付勢手段を備えることが好ましい。
【0026】また、本発明の搬送装置が搬送する前記用
紙は、ロール紙等の連続紙であってもよいし、長尺状の
単票紙であってもよい。
【0027】本発明は、更に、前記搬送装置を備えたプ
リンタとして構成することができる。
【0028】本発明は、更に、前記搬送装置における制
御方法として構成されていてもよく、この場合、前記制
御方法は、前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用
紙を搬送するステップと、前記ロック部材により前記ガ
イド部材をロックするステップと、前記用紙の先端が、
前記第1の搬送ローラの位置に達したときに、前記ロッ
ク部材による前記ガイド部材のロックを解除するステッ
プとを備えている。
【0029】更に、本発明は、前記搬送装置を制御する
プログラムであってもよく、この場合、前記プログラム
は、前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬
送するステップと、前記ロック部材により前記ガイド部
材をロックするステップと、前記用紙の先端が、前記第
1の搬送ローラの位置に達したときに、前記ロック部材
による前記ガイド部材のロックを解除するステップとを
備えている。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
沿って説明する。
【0031】(第1の実施形態)図1は、本発明の第一
実施形態に係る搬送装置を備えたプリンタの内部構造を
示す概略側面図である。プリンタ10は、ATM等に搭
載されるレシート印刷用のプリンタであり、その内部に
連続紙であるロール紙Rを収納する。プリンタ10の前
方には印刷部12が備えられ、更にその前方にはユニッ
ト化された排紙装置14が設置される。ロール紙Rから
引き出される紙端は、印刷部12及び排紙装置14内で
連通される紙経路を通って、排出口16から筐体外へ導
かれる。
【0032】また、図示を省略するが、排紙装置14
は、ガイドピンを介してベースフレームのガイド溝に案
内され、印刷部12を露出することが可能に取り付けら
れており、印刷部12及び排紙装置14でのメンテナン
ス性を向上させている。
【0033】紙経路上において、印刷部12内には、例
えばサーマルタイプの印刷ヘッド18、送り側搬送ロー
ラを兼ねるプラテンローラ20、及び用紙切断機構22
が設置されている。また、排紙装置14内には、紙ガイ
ド24、紙経路切換え弁26、排出側搬送ローラ(以
下、排出ローラという)28及び30が設置されてい
る。ホストからの印刷命令に従って、これら搬送ローラ
が適宜駆動され、ロール紙Rがそのロール部分から順次
引き出される。
【0034】感熱紙であるロール紙Rは、発色剤が塗布
された一方の面(以下、印字面という)にのみ印字が可
能であって、印字面を外側にして巻かれたものと、印字
面を内側にして巻かれたものとがある。プリンタ10
は、その2種のロール紙Rに対応するため、ガイドロー
ラ50を備えている。ロール紙Rは、その印字面が外側
である場合には、図1「P」のようにセットされ、印字
面が内側である場合には、図1の「O」のようにセット
される。
【0035】ガイドローラ50を介して引き出されたロ
ール紙Rは、ガイド板52によってその幅方向が規制さ
れ、印刷部12内に導かれる。印刷部12は、プラテン
ローラ20の上流側に用紙センサを備え(図示せず)、
該用紙センサは、印刷部12内にロール紙Rが挿入され
ているか否かを検知する。用紙センサは、例えば、ロー
ル紙Rの有無に応じて回動するシャッターレバーと透過
型のフォトセンサとにより構成される。
【0036】そして、プラテンローラ20によるロール
紙の送りと共に、印刷ヘッド18が駆動され所望の文
字、記号等が紙面上に印刷される。ロール紙Rから引き
出され印刷された領域は、排出口16に向けてさらに搬
送され、その後端部が用紙切断機構22の位置まで来た
ときに、これによって切断分離され、排出口16から単
票のレシートとして利用者に供給される。
【0037】前記排出ローラ28及び30は、プラテン
ローラ20によって送られるロール紙Rの先端を受け取
り、排出口16に導く。排出ローラ28及び30間には
ベルトが架け渡され、ステップモータからの駆動力が輪
列を介して伝達される。また、ロール紙Rの搬送速度
は、基本的にプラテンローラ20におけるそれと同じに
設定されている。従って、プラテンローラ20及び排出
ローラ28、30が駆動されている状態で、プラテンロ
ーラ20によって送られ、その先端が排出ローラ28及
び30間に引き込まれたロール紙Rには、引っ張り力が
掛かったり、余計な撓みが生じたりすることがない。
【0038】前記用紙切断機構22によってロール紙R
の上流側部分から切り離される用紙の先端部分(以下、
用紙rという)は、前記排出ローラ28及び30によっ
て、引き続き搬送され、その略全域が排出口16から外
へ送り出される。搬送方向下流側の排出ローラ30は、
上流側の排出ローラ28よりも弱い押圧力で用紙rを挟
持する。切断された用紙rの後端は、最終的にこの下流
側の排出ローラ30で保持される。このように用紙r
は、排出ローラ30によって弱い力で保持されているの
で、利用者は容易にこれを引き抜くことができる。本発
明に係る制御に関し、排出ローラ28及び30は、前記
プラテンローラ20とは独立して駆動・停止される。
【0039】プリンタ10は、また、前記二対の排出ロ
ーラ28、30間に、用紙センサ32を備え、更に排出
ローラ30の下流側に用紙センサ34を備える。用紙セ
ンサ32は、ロール紙Rが搬送されて、その先端が上流
側の排出ローラ28を超えたときに、これを検知すると
共に、切断された用紙rの後端部がここを超えたとき
に、これを検知する。前記用紙センサ32による検知信
号に基づいて、各種制御が実行される。排出ローラ30
の下流側の用紙センサ34は、排出ローラ30に保持さ
れたレシートの有無を検出する。
【0040】前記プリンタ10は、切断分離されたレシ
ート(用紙r)の回収装置36を備える。前記用紙セン
サ34によって、所定時間排出口16にレシートが放置
されたままの状態にあることが検知された場合、ホスト
からの命令に基いて排出ローラ28、30はレシートを
逆送させ、排紙装置14内部へ引き込む。引き込まれた
レシートは、後述する紙経路切換え弁26の動作によ
り、回収経路38に搬入され、回収トレイ40内へ順次
回収される。
【0041】プリンタ10は、図示しない制御用のCP
U(Central Processing Unit)及びROM(Read Only
Memory)を実装する。プリンタ10に実装されたCP
Uは、ホストコンピュータからの制御コマンド及び前記
ROMに格納された制御プログラムに従って、プリンタ
の前記各機構部分を制御する。本発明に関連して、プリ
ンタ内蔵のCPUは、プラテンローラ20、排出ローラ
28及び30、用紙切断機構22を駆動制御し、所定の
用紙排出動作を実現する。
【0042】図2は、排紙装置14を拡大して示す図1
の要部拡大図である。前述のように排紙装置14は、プ
リンタの印刷部12の下流側に設置され、その紙経路上
には、紙ガイド24、紙経路切換え弁26、排出ローラ
28、30及び用紙センサ32、34が設置されてい
る。
【0043】紙ガイド24は、排出ローラ28の上流側
に位置し、ロール紙Rの先端を排出ローラ28に導く。
紙ガイド24は、排出ローラ28の軸に対し回動自在に
支承されており、その上流側が上方に持ち上げられるよ
うになっている。尤も、紙ガイドの回動軸は、排出ロー
ラの回転軸と独立して設けてもよい。後述するように、
ロール紙Rはその排出の工程において、その紙端側が排
出ローラ28によって一旦停止される。この状態でプラ
テンローラ20による搬送が続けられると、ロール紙R
は排出ローラ28の上流側で上方に撓み、ここにループ
が形成される。このため、紙ガイド24を回転自在に支
持する支持機構を採用することによって、紙ガイド24
は、このループの形成を許すように、上方に回動して紙
経路の上方を開く。また、紙ガイド24は、例えば樹脂
製材料で形成されており、その先端は、ロール紙Rを確
実に経路上に導くことができるように、印刷部12側に
開いた形状になっている。
【0044】紙経路切換え弁26は、前記紙ガイド24
と共に印刷部12からのロール紙Rの先端を排出ローラ
28に導く一方で、一旦排出ローラ28を超えた用紙r
が逆送されたとき、これを回収経路38に導くよう機能
される。すなわち、紙経路切換え弁26は、軸42を中
心として僅かに回動できるようにされ、ソレノイド44
による回動制御によって、排出ローラ28に臨ませた先
端部26aを紙経路上に出退できるようにしてある。
【0045】ソレノイド44がオフの状態にあるとき、
紙経路切換え弁の先端部26aは下げられ、これによっ
て紙経路が開放されて排出ローラ28へのロール紙R先
端の導入が可能となる。一方、ソレノイド44がオンの
状態にされると、先端部26aは上げられ、これによっ
て排出ローラ28の下流側から逆送される用紙rを回収
経路38に導くことが可能となる。ソレノイド44がオ
ンにされた状態で、マイクロスイッチ46は押下され、
その状態がCPUによって把握される。なお、紙経路切
換え弁26の上面26bは、紙ガイド24と対向してお
り、排出ローラ28へロール紙を導く紙ガイドとして機
能され、また傾斜された下面26cは、回収経路38に
導かれた用紙rの紙ガイドとして機能される。
【0046】図3(A)及び(B)は、紙ガイド24の
ロック機構を示す側面図及び平面図である。紙ガイド2
4のロック機構に関し、紙ガイド24の両側に備えられ
た軸部24aの下面には突起48が形成されている。一
方、紙経路切換え弁26の幅方向両端は、用紙rの幅を
超えてその両側に延びており、紙経路切換え弁26が回
動されたときに、その先端部26aの両端が、前記突起
48に係合して紙ガイド24を回動できない状態にする
(すなわちロックする)。後述するように、紙ガイド2
4のロックは、ロール紙Rの先端が紙ガイド24下に導
かれたときに行われる。紙ガイド24のロックにより、
ロール紙Rの先端が紙ガイド24を押し上げる力に抗し
てこれを固定することができ、これはロール紙Rの先端
を効果的に排出ローラ28に向けて導くことを可能にす
る。この制御のタイミング及び動作の詳細については後
に説明する。
【0047】図4〜図12に示す(A)〜(I)は、本
発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印刷から排出
までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面図、図13
及び図14はその制御のフローチャートである。これら
の図を参照しつつ、プリンタ10における制御について
以下説明する。
【0048】プリンタ10は、ホストコンピュータから
のデータを受けると、これを一旦バッファに格納し、順
次CPUによって実現される解釈部でその内容を解釈す
る。解釈されたデータが、印刷データである場合、その
実行に先立って、最初に紙ガイド24がロックされる
(図4及び図13のステップ901)。すなわち、CP
Uからの信号に基づくソレノイド44の駆動により、紙
経路切換え弁26が回動され、その先端部26aが紙ガ
イド24の突起48の移動軌跡上に突出する。この状態
で、CPUはプラテンローラ20によって用紙を送りつ
つ、印刷ヘッド18を駆動制御して、該紙面上に印刷デ
ータに従う印刷を実施する。この時、CPUは、排出ロ
ーラ28及び30を、前記プラテンローラ20に同期し
て駆動させる(図4及びステップ902)。この印刷動
作に伴い用紙は徐々に送られ、その先端が排紙装置14
の紙ガイド24と紙経路切換え弁26間に達し(図
5)、更に紙ガイド24に接する(図6)。このとき、
紙ガイド24は、先のステップ901において、紙経路
切換え弁26によってロックされているので、用紙r先
端の力によって持ち上げられることなく、これを排出ロ
ーラ28に向けて導くよう機能する(図7)。図7に示
すように、用紙の先端が排出ローラ28に近づき、その
力によって紙ガイド24が持ち上げられる恐れがなくな
った時点で、紙経路切換え弁26が下げられ、紙ガイド
24のロックが解除される。すなわち、CPUはプラテ
ンローラ20を回転駆動するステップモータのステップ
数をカウントしており、これが所定数に達した場合(ス
テップ903)、ソレノイド44をオフにして、紙経路
切換え弁26を回動させ、その先端部26aを下げる。
これによって、紙経路が開かれると同時に、紙ガイド2
4のロックが解除される(ステップ904)。
【0049】紙経路が開かれることによって用紙は、排
出口16に向けて送られ、その先端は上流側の排出ロー
ラ28に達し、その駆動力によって更に下流側に送られ
る。そして用紙の先端が、排出ローラ28を超えること
によって、その下流側に設置された用紙センサ32が、
これを検出する(図14のステップ1001)。CPU
は、この検出信号を受けると、排出ローラ28及び30
の駆動を一旦停止させる(ステップ1002)。排出ロ
ーラ28の停止により、この間にある用紙の先端は、こ
こに挟持された状態となる。一方で、印刷ヘッド18で
は印刷が継続され、プラテンローラ20は印刷データの
全ての印刷が終わるまで、用紙を搬送する。この結果、
その先端側を排出ローラ28によって固定された用紙
は、図8に示すように、徐々に撓んでいき、印刷部12
の用紙切断機構22と排出ローラ28との間にループが
形成される。このとき、紙ガイド24のロックは解除さ
れているので、これがループの形成を妨げることなく、
ループの形成に連れて回動する。
【0050】1枚のレシートに対する印刷データに続い
て、ホストコンピュータからは用紙の切断を実行させる
ための切断コマンド(これは1枚のレシートに対する印
刷終了を示すコマンドであってもよい)が送られる。な
お、この時点でプラテンローラ20は停止されている。
CPUのデータ解釈部によって、切断コマンドが解釈さ
れると(ステップ1003)、用紙切断機構22を駆動
して用紙を切断して上流側のロール紙Rと切り離すと共
に、排出ローラ28及び30の駆動を再開する(図9及
びステップ1004)。この結果、排出口16から用紙
rの先端が排出されていき、これに伴って、形成された
用紙rのループは徐々に無くなり、紙ガイド24は初期
位置に戻る(図10)。そして、用紙rの後端部が用紙
センサ32を超えたことが検出されると(図11及びス
テップ1005)、排出ローラ28及び30の駆動が停
止される。この結果、用紙rの後端部は排出ローラ30
に弱く保持された状態となり、利用者による取り出しが
可能にされる。
【0051】利用者が排出口16の用紙rを所定期間取
り出さなかった場合、すなわち、排出ローラ30の下流
側の用紙センサ34が用紙rを検知してから所定時間こ
の状態が変わらない場合、プリンタ10はこれを装置内
に回収する処理を実行する。用紙センサ34の出力状態
が所定時間変わらない場合(ステップ1006及び10
07)、CPUはソレノイド44を駆動して、紙経路切
換え弁26を動作させ、用紙rの後端に対し回収経路3
8を開放させる(ステップ1008)。次いで、排出ロ
ーラ28及び30を逆回転させることによって用紙rを
逆送させ、図12に示すように、これを回収経路38に
導く(ステップ1009)。回収経路38に導かれた用
紙rは、紙経路切換え弁26の下面26cにガイドされ
ながら、回収トレイ40内へ回収されることとなる。
【0052】このように、第1の実施形態によれば、紙
ガイドは、用紙のループを形成する際にはこれを許すよ
う回動し、また、用紙の先端が紙ガイドに導かれる際に
は、その回動がロックされ、これによって用紙の先端に
「くせ」等が生じている場合においても円滑にこれを排
出口に向けて導くことができる。
【0053】なお、本実施形態においては、紙ガイド2
4のロックを、紙経路切換え弁26によって行うよう構
成したが、他の係止機構によってこれをロックするよう
構成してもよい。
【0054】また、印刷ヘッドとしては、サーマルタイ
プのものに代えて、インクジェットタイプ等の種々のヘ
ッドを採用可能である。同様に、ロール紙Rとしては、
感熱紙に限らず、普通紙等の採用も可能である。更に、
ロール紙Rに限らず、他の連続紙や長尺状の単票紙等の
ループを形成可能な種々の形状の用紙に対して、本実施
形態を適用することが可能である。また、ロール紙Rに
代えて、フイルム、テープ等の種々のシート体に対し
て、本発明の排紙装置を適用可能である。
【0055】また、紙ガイドの紙経路側の面(下面)
に、ロール紙の幅方向を規制する規制部材を設けること
ができる。紙ガイドは用紙の搬送(ループ化)に伴って
回動するため、用紙の一部が常に紙ガイドの下面に接し
た状態となり、紙ガイドに用紙の幅方向を規制する規制
部材を設けておけば、用紙搬送時の斜行を防止すること
ができるので、安定した用紙の搬送が実現可能である。
【0056】(第2の実施形態)次に、本発明の第二実
施形態を図面に沿って説明する。図15は、本発明の第
二実施形態に係るプリンタを構成する排紙装置2000
の内部構造を示す概略側面図である。なお、プリンタの
他の構成要素である印刷部12等の構成は、図1に示す
第一実施形態と同じであるため、同じ符号を付してその
説明を省略する。
【0057】本実施形態の排紙装置2000は、ソレノ
イド等のアクチュエータを用いずに、用紙の進入によっ
て紙ガイドのロックが解除されるように構成されてい
る。
【0058】排紙装置2000を構成する上紙ガイド2
011は、軸2023によって回転自在に支持される。
また、上紙ガイド2011は、軸2023に対応する軸
穴2011gを備え、この軸穴2011gは、用紙搬送
方向A(紙経路)に対し略鉛直方向の長穴となってお
り、その外形状は軸穴2011gを肉厚分オフセットし
た形状に形成されている。また、上紙ガイド2011
は、ばね部材2004により下紙ガイド2012側に付
勢されている。このばね部材2004は、ねじりコイル
ばねであって、その一端が上紙ガイド2011に設けら
れた爪部2011iに、他端が保持板2013に掛けら
れ、上紙ガイド2011と下紙ガイド2012との間に
接近力を加えている。
【0059】下紙ガイド2012は、上紙ガイド201
1と対を成してロール紙Rの紙経路を形成する搬送面2
012aを備える。また、その先端側は、軸2023の
中心鉛直線上付近まで形成され、係合面2012bとし
てある程度の肉厚をもって形成されている。そして、こ
の係合面2012bは、上紙ガイド2011の係合部2
011cと係合して上紙ガイド2011をロックするロ
ック機構を構成している。
【0060】上紙ガイド2011は、その下部に用紙が
ない状態では、上紙ガイド2011の自重及びばね部材
2004による接近力によって、軸2023が軸穴20
11gの上側R面2011fに接する位置で安定し、係
合部2011cの係合面2011dは、下紙ガイド20
12の係合面2012bに当接している。したがって、
この状態で、上紙ガイド2011は、B方向への回転が
規制されている(ロック状態)。また、上紙ガイド20
11の端部2011eは、保持板2013の面2013
aに当接し、C方向への回転が規制されている。
【0061】上紙ガイド2011の上方側には、上紙ガ
イド2011のB方向への回転を許すとともに用紙をル
ープ化して収容する空間2014が確保されている。
【0062】図15及び図16(a)に示すように、ロ
ール紙の先端Rbは、プラテンローラ20の回転によっ
て、上紙ガイド2011と下紙ガイド2012との間に
形成されている紙経路に沿って搬送される。そして、ロ
ール紙先端Rbは、先ず上紙ガイドの傾斜面2011b
に当接する。この時、ロール紙先端Rbは、傾斜面20
11bをB方向に回転させる向きで押圧するが、上紙ガ
イド2011は、前述のとおりロック状態にあるので、
そのB方向への回転が規制されている。このため、ロー
ル紙Rの巻き癖の強弱や、コシの強さ、ロールの巻き方
向に関わらずロール紙Rを確実に搬送ローラ28に導く
ことができる。このとき、上紙ガイド2011の凸部2
011hと下紙ガイド2012の搬送面2012aは、
X部において接している。
【0063】ロール紙Rがさらに搬送され、その先端R
bがX部まで達すると、図16(b)に示すように、上
紙ガイド2011の凸部2011hと下紙ガイド201
2の搬送面2012aとの間に入り込むことになる。こ
こで、係合面2011dと係合面2012bとが重なり
合う寸法は、ロール紙Rの厚み寸法より小さな値に設定
されている。このため、ロール紙Rの進入に伴って、上
紙ガイド2011が軸穴2011gに沿ってD方向へ移
動し、その結果、係合部2011cと係合面2012b
との当接状態が解除される。すなわち、図16(c)に
示すように、上紙ガイド2011は、B方向への回転規
制が解除され(ロック解除)、上紙ガイド2011が形
成していた紙経路が開放される。すなわち、図17に示
すように、上紙ガイド2011の回転規制が解除される
ことによって、ロール紙Rは、第一実施形態の場合と同
様に、上紙ガイド2011をB方向に押し回しながら進
行し、空間2014内にループを形成する。
【0064】そして、第一実施形態と同様に、印刷終了
後、用紙切断機構22によって用紙が切断され、排出口
16から用紙rが排出されていく。これに伴って、用紙
rの後端が上紙ガイド2011の係合部2011cを通
過すると、上紙ガイド2011は、その自重及びばね部
材2004によって下紙ガイド2012側に付勢されて
初期位置に戻り再びロック状態となる。
【0065】このように、第2の実施形態によれば、搬
送される用紙自身が、上紙ガイドのロック/アンロック
を自動的に切換えることができるので、そのための駆動
源を必要とせず、簡素な構造で紙ガイドのロック機構を
実現することができる。
【0066】なお、本実施形態においては、上紙ガイド
を移動させたが、記録紙のガイドとループ化の機能を持
つ部材であれば、これに限定しない。また、回転移動と
したが、記録紙のガイドを担う部材の少なくとも一つが
移動可能であれば、回転移動に限定しない。また、上紙
ガイドの自重及びばね部材で下紙ガイドとの係合状態を
保持したが、ばね部材に代えて、錘等を付加することも
可能である。また、上紙ガイドに軸を固定し、この軸を
支持部材に対して移動可能に支持させるようにしてもよ
い。
【0067】(第3の実施形態)次に、本発明の第三実
施形態を図面に沿って説明する。図18は、本発明の第
三実施形態に係るプリンタを構成する排紙装置3000
の主要部の内部構造を示す概略側面図である。なお、プ
リンタの他の構成要素である印刷部12等の構成は、図
1に示す第一実施形態と同じであるため、同じ符号を付
してその説明を省略する。また、図15に示す第二実施
形態の構成要素と同じものについても同様にその説明を
省略する。
【0068】本実施形態の排紙装置3000は、第二実
施形態の排紙装置2000の変形例であって、ロール紙
の紙厚によらず上紙ガイドのロックを解除可能な構造
と、オペレータがロック状態にある上紙ガイド3011
を開放させる際に、そのロック構造に起因して発生し得
る上紙ガイド3011または下紙ガイド3012の破損
を防止する構造とを備えている点で相異する。
【0069】排紙装置3000は、上紙ガイド3011
の回転中心となる軸2023を支持するフレーム部材3
004を備えている。このフレーム部材3004には、
軸2023の軸受として機能する略長円状の長穴300
6が形成されている。この長穴3006は、ロール紙R
の搬送方向に沿って(紙経路に略平行に)形成され、軸
2023を進退自在に支持する。また、軸2023は、
ばね部材3008により、上流方向に付勢されている。
このばね部材3008は、引張コイルばねであって、そ
の一端が軸2023に、他端がフレーム部材3004に
掛けられている。
【0070】上紙ガイド3011には、第二実施形態の
場合(図15参照)と同様に、軸穴3011gが設けら
れ、この軸穴3011gを介して、上紙ガイド3011
が軸2023に支持されている。なお、図18中では、
図15中のばね部材2004は省略されている。
【0071】また、上紙ガイド3011には、下紙ガイ
ド3012と係合することによってこの上紙ガイド30
11をロックさせるための係合部3011cが設けられ
ている。この係合部3011cは、上紙ガイド3011
の側面部における下流側(図中の右下方)に、側面部か
ら軸線方向に沿って膨出するように形成されている。そ
して、係合部3011cの先端部には、後述する下紙ガ
イド3012の係合面3012bと当接可能な係合面3
011dが設けられている。すなわち、係合部3011
cは、第2の実施形態例における凸部2011h(図1
6参照)に相当する凸部3011hの外形から突出する
ことなくその外形状に沿って形成されている。
【0072】下紙ガイド3012には、上紙ガイド30
11の係合部3011cの下部(凸部3011h)を収
容する(搬送面3012aの下方に逃がす)ための穴部
3012cが設けられている。また、この穴部3012
cを形成する四側面の内上流側の側面には、上紙ガイド
3011の係合部3011cと係合可能な係合部301
2dが設けられている。そして、この上流側側面の一部
が上紙ガイド3011の係合部3011cに設けられた
係合面3011dと当接可能な係合面3012bとな
る。
【0073】上紙ガイド3011の凸部3011hが下
紙ガイド3012の穴部3012cに収容された状態
で、上紙ガイド3011の係合面3011dは、下紙ガ
イド3012の係合面3012bと当接している。そし
て、この当接によって、上紙ガイド3011は、図18
中の時計回り方向への回転が規制されている。すなわ
ち、上紙ガイド3011は、その係合面3011dが下
紙ガイド3012の係合面3012bと当接することに
よってロックされている。
【0074】上紙ガイド3011のロックは、この上紙
ガイド3011と下紙ガイド3012の間にロール紙R
が進入することによって解除される。具体的には、進入
したロール紙Rの先端部によって上紙ガイド3011の
凸部3011hが持ち上げられ、係合面3011dと係
合面3012bとの当接状態が解かれることによってロ
ックが解除される。ここで、凸部3011hは係合解除
部として機能する。
【0075】このように、上紙ガイド3011が下紙ガ
イド3012と係合する位置を、下紙ガイド3012の
搬送面3012aと同一あるいは搬送面3012aより
下側に設け、さらに上紙ガイドの係合部3011cを上
紙ガイド3011の凸部3011hから突出させずに外
形状に沿って形成することによって、係合面3011d
と係合面3012bとが重なり合う寸法に関わらず、任
意の厚さのロール紙Rの進入に伴って、上紙ガイド30
11のロックを確実に解除することができる。次に、上
紙ガイド3011がオペレータによって開放されるとき
の動作について、図19に基づいて説明する。この動作
は、例えば、上紙ガイド3011の付近で、用紙のジャ
ムが発生したときに、上紙ガイド3011を開放して、
このジャムを取り除くために行われる。
【0076】図19(a)は、上紙ガイド3011の係
合面3011dが下紙ガイド3012の係合面3012
bに当接し、上紙ガイド3011がロックされている状
態を示している。このロック状態において、上紙ガイド
3011をB方向に回転させようとする力、すなわち、
紙経路の上方側を開放させようとする力が加えられる
と、図19(b)に示すように、上紙ガイド3011が
B方向に回転し始める。この回転は、係合面3011d
と係合面3012bとの接触部分を支点として、軸20
23が、長穴3006に沿って下流方向(E方向)に移
動することによって行われる。そして、この軸2023
の移動によって、係合面3011dと係合面3012b
との間に加わる力が軽減される。また、軸2023は、
ばね部材3008によって、元の位置、すなわち、前記
ロック状態の位置(図19(a)参照)に戻る方向の力
を受けているため、係合面3011dと係合面3012
bとの接触は、すぐには解除されない。
【0077】図19(c)に示すように、上紙ガイド3
011がB方向に更に回転すると、これに伴って軸20
23も、長穴3006中の下流側の領域まで移動する。
そして、係合面3011dと係合面3012bとが離れ
ると、これによって上紙ガイド3011のロック状態が
解除され、上紙ガイド3011は回転可能となる。
【0078】このように、上紙ガイド3011に対し
て、紙経路を開放させる方向の力が加えられた場合に、
軸2023を下流側に変位させることによって、係合面
3011dと係合面3012bとの間に作用する力を逃
がすようにしている。このため、メンテナンス等のため
に、ロック状態にある上紙ガイド3011を開く作業の
際に、上紙ガイド3011や下紙ガイド3012に破損
が生じることを確実に防止するとともに、メンテナンス
作業を容易化することができる。
【0079】また、上紙ガイド3011には、ばね部材
3008によって、この上紙ガイド3011をロック状
態の位置に復帰させる方向の力が加えられている。この
ため、上紙ガイド3011がロック状態にある場合に
は、この上紙ガイド3011によって、ロール紙を確実
にガイドすることができる。
【0080】なお、本実施形態においては、長穴300
6をロール紙の搬送方向に沿って形成するようにした
が、長穴3006の形状及び位置は、軸2023と係合
面3011d等との位置関係に応じて、任意に変更可能
である。また、軸2023が移動する際に、上紙ガイド
3011の軸穴3011gが、軸2023に対して変位
するようにしてもよい。また、ばね部材3008に代え
て、流体圧や電磁力等を用いた付勢手段等を採用するよ
うにしてもよい(ばね部材2004についても同様であ
る)。また、軸2023を移動させる代わりに、上紙ガ
イド3011を軸2023に対して移動させる構造を採
用してもよい。また、軸2023を変位可能とする構成
を、前記第一実施形態の排紙装置に適用するようにして
もよい。
【0081】また、紙ガイドのロック機構は、紙幅方向
両端部に設けてもよいし、何れか一方の端部に設けるだ
けであってもよい。この場合、軸2023を変位させる
構造は、ロック機構がある側にのみ設ければ充分であ
る。
【0082】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、紙ガイド
は、用紙のループを形成する際にはこれを許すよう回動
し、また、用紙の先端が紙ガイドに導かれる際には、そ
の回動がロックされ、これによって用紙の先端に「く
せ」等が生じている場合においても円滑にこれを排出口
に向けて導くことができるという効果がある。しかも、
ガイド手段の変形を利用していないので、記録紙の厚み
や腰の強弱、巻き方向に因らず、ガイド性とループ化を
確実に行うことができ、プリンタユニット内での紙詰り
を防ぐことができる。
【0083】更に、本発明によれば、ガイド手段のうち
少なくとも一つの部材に他のガイド部材やプリンタユニ
ットの構成部材との係合手段を有し、係合手段のうち少
なくとも一つの部材に、若干の移動が可能な移動手段を
有する。この場合、構造が簡単となり、動力源も不要と
なるため、故障もなく安定した動作を保証できる。ま
た、記録紙自身の走行によって、ガイド部材の係合状態
を解除できるため、ガイド性とループ化それぞれを要す
る時に、何ら制御することなく両者の機能を切り替える
ことができる。
【0084】更に、本発明には、ガイド部材に対して該
ガイド部材を開放させる力が加わった場合に、ガイド部
材を変位させることによってこの力を逃がす機構が設け
られている。このため、ガイド部材の破損等を確実に防
止することができる。
【0085】更に、本発明によれば、用紙の搬送に伴っ
て紙ガイドが回動するため、用紙の一部が常に紙ガイド
に接した状態となり、紙ガイドに用紙の幅方向を規制す
る部材を設けておけば、用紙搬送時の斜行を防止するこ
とができるので、安定した用紙の搬送を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排紙装置を備えたプ
リンタの内部構造を示す概略側面図である。
【図2】排紙装置を拡大して示す図1の要部拡大図であ
る。
【図3】紙ガイドのロック機構を示す側面図及び平面図
である。
【図4】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図5】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図6】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図7】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図8】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図9】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図10】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの
印刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側
面図である。
【図11】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの
印刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側
面図である。
【図12】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの
印刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側
面図である。
【図13】本発明に係るプリンタにおける制御のフロー
チャートである。
【図14】本発明に係るプリンタにおける制御のフロー
チャートである。
【図15】第二実施形態に係る排紙装置を示す側面概略
図である。
【図16】第二実施形態に係る排紙装置の動作を示す説
明図である。
【図17】本実施形態のプリンタのロール紙のループ化
動作を示す概略図である。
【図18】第三実施形態に係る排紙装置を示す側面概略
図である。
【図19】第三実施形態に係る排紙装置の動作を示す説
明図である。
【符号の説明】
R ロール紙 r 用紙 10 プリンタ 12 印刷部 14 排紙装置 16 排出口 18 印刷ヘッド 20 プラテンローラ 22 用紙切断機構 24 紙ガイド 24a 軸部 28、30 排出ローラ 32、34 用紙センサ 48 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧澤 宏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C060 BA02 BC02 BC04 BC12 BC15 BC42 BC47 BC84 3F103 AA02 BA04 3F104 AA02 FA08 FA11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用紙を搬送するための搬送装置であ
    って、 搬送される前記用紙の紙経路の少なくとも一部を形成す
    るガイド部材と、 前記ガイド部材が、前記紙経路を形成する位置と前記紙
    経路を開放する位置との間で変位するように、前記ガイ
    ド部材を変位自在に支持する支持機構と、 前記ガイド部材を前記紙経路を形成する位置にロックす
    るロック機構と、を備えている搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材はガイド部材側の係合部
    を有し、 前記ロック機構は、 前記ガイド部材側係合部と係合するロック機構側の係合
    部を有するロック部材と、 前記ガイド部材側係合部と前記ロック部材側係合部とが
    係合する位置と係合しない位置との間で、前記ガイド部
    材又は前記ロック部材の少なくとも一方を移動させる移
    動機構と、を備えている請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記支持機構は、前記ガイド部材を、そ
    の上流側が前記紙経路を開くように回動自在に支承する
    機構を含む請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材及び前記ロック部材は、
    それぞれ、前記ガイド部材側係合部と前記ロック部材側
    係合部を、前記用紙の幅方向両側に備える請求項2又は
    3に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記移動機構は、前記ロック部材を移動
    させる駆動部を有し、 前記搬送装置は、 前記ガイド部材の下流側に位置し、前記用紙を排出口に
    向けて搬送する第1の搬送ローラと、 前記駆動部及び前記第1の搬送ローラを駆動制御する制
    御部とを更に備え、 前記制御部は、前記ガイド部材に前記用紙の先端が導か
    れるときに、前記駆動部を制御して前記ガイド部材をロ
    ックし、前記第1の搬送ローラによって前記用紙の先端
    側が停止されたときに、前記ガイド部材のロックを解除
    する請求項2又は3に記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材の上流側に位置し、前記
    用紙を前記ガイド部材に向けて搬送する第2の搬送ロー
    ラを更に備え、 前記制御部は、前記第2の搬送ローラの駆動ステップ数
    に基づいて、前記ロック部材を移動制御するタイミング
    を決定する請求項5に記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック部材は、前記第1の搬送ロー
    ラの上流側に回動自在に支承され、その先端部には、前
    記第1の搬送ローラによって前記用紙が逆送りされると
    きに前記紙経路上に出て、前記用紙の後端を別の紙経路
    に導く紙経路切換え弁を更に備えている請求項5又は6
    に記載の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記ロック部材は、前記ガイド部材に対
    向して配置され、前記ガイド部材とともに前記紙経路を
    形成し、 前記ガイド部材は、前記紙経路に対して略垂直方向に延
    びる細長状の係合穴を備え、 前記支持機構は、前記ガイド部材の前記係合穴に係合
    し、前記ガイド部材を回動可能に支持する支持軸を備
    え、 前記移動機構は、前記係合穴と前記支持軸とを含む請求
    項2〜4の何れかに記載の搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記移動機構は、前記ガイド部材を前記
    ロック部材側に付勢する第1の付勢部材を更に備える請
    求項8に記載の搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材側係合部と前記ロック
    部材側係合部とが係合した状態において、前記ガイド部
    材と前記ロック部材とで構成される間隙のうちの最狭部
    は、前記用紙の厚さより狭く形成され、前記係合状態に
    おける各係合部の係合代は、前記用紙の厚さより小さい
    請求項8又は9に記載の搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイド部材は、その回転軸付近
    に、前記紙経路側に突出するように形成された係合解除
    部を備え、 前記ガイド部材側係合部は、前記係合解除部の外形状か
    ら突出することなく形成され、 前記ロック部材は、前記係合解除部を収容する第1の収
    容部と、前記ガイド部材側係合部を収容する第2の収容
    部とを備え、 前記ロック部材側係合部は、前記第2の収容部の一側面
    からなる請求項8又は9に記載の搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイド部材側係合部と前記ロック
    部材側係合部とが係合した状態において前記ガイド部材
    を回動させる場合に、前記係合部間に作用する力によっ
    て、前記ガイド部材を変位させる退避機構を更に備える
    請求項3、4、8〜11の何れかに記載の搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記退避機構は、前記ガイド部材の回
    動の回転軸を下流側に変位させる請求項12に記載の搬
    送装置。
  14. 【請求項14】 前記退避機構は、前記ガイド部材の前
    記回転軸となる前記支持軸を支持するとともに、前記支
    持軸の変位を許容する軸受機構を備える請求項13に記
    載の搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記軸受機構は、前記支持軸を進退自
    在に支持し、前記紙経路に略平行に延びる細長状の穴部
    を備える請求項14に記載の搬送装置。
  16. 【請求項16】 前記退避機構は、前記ガイド部材側係
    合部が前記ロック部材側係合部と係合可能な位置に付勢
    する第2の付勢手段を備える請求項12〜15の何れか
    に記載の搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記用紙が連続紙である請求項1〜1
    6の何れかに記載の搬送装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れかに記載の搬送
    装置を備えたプリンタ。
  19. 【請求項19】 請求項6に記載の搬送装置における制
    御方法であって、 前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬送す
    るステップと、 前記ロック部材により前記ガイド部材をロックするステ
    ップと、 前記用紙の先端が、前記第1の搬送ローラの位置に達し
    たときに、前記ロック部材による前記ガイド部材のロッ
    クを解除するステップと、を備えた搬送装置における制
    御方法。
  20. 【請求項20】 請求項6に記載の搬送装置を制御する
    プログラムであって、 前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬送す
    るステップと、 前記ロック部材により前記ガイド部材をロックするステ
    ップと、 前記用紙の先端が、前記第1の搬送ローラの位置に達し
    たときに、前記ロック部材による前記ガイド部材のロッ
    クを解除するステップと、を備えたプログラム。
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