JP3861718B2 - ロ−ル紙の装着装置、ロ−ル紙の装着方法、及びそれを用いたプリンタ - Google Patents

ロ−ル紙の装着装置、ロ−ル紙の装着方法、及びそれを用いたプリンタ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロ−ル紙に印刷を行うプリンタに関し、特に、ロ−ル紙をプリンタに装着する機構及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロ−ル紙をオートローディングする機構を備えたプリンタが用いられている。例えば、特開平8−244304号公報には、ロール紙の収容部のカバーに紙押込部を設け、カバーを閉じることによって紙押込部の先端でロール紙を二つ折りにし、その縁を紙送りローラとこれに接している紙送り補助ローラの間に押し付け、その後、紙送りローラを駆動することにより、ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロール紙をプリンタの印字部に装着するプリンタが、開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような装着装置を採用したプリンタでは、ユーザは、ロ−ル紙の先端をロ−ル紙収容部から引き出し、カバーの前方に形成されたケースの上部にロ−ル紙の先端を保持した状態でカバーを閉じる動作を行う。カバーが閉じられると、所定量紙送りローラが駆動され、ロール紙の先端側に形成された二つ折りの部分は、印字部を経て用紙排出口から完全に排出される。その後、用紙排出口から排出された二つ折りの部分を切断することにより、ロ−ル紙の装着が終了する。
【0004】
しかしながら、このような装着装置には、以下の点に課題があった。即ち、ユーザによって保持されるロ−ル紙の先端の位置が異なると、二つ折の部分の長さも異なることになり、二つ折の部分が長くなると、紙送りローラを所定量駆動しても完全に二つ折りの部分が排出口から排出されないおそれがある。このような状態でロ−ル紙を切断すると、ロ−ル紙の先端部分が2つの紙片に切断され、一方の紙片はプリンタの内部に落ち込んでしまうという不具合が生じる。
【0005】
このような事態が起きないように、十分余裕をもって紙送りローラの搬送量を設定すると、二つ折の部分が比較的短くなるように、ユーザがロ−ル紙の先端が保持した場合には、二つ折の部分以外の部分がより多く排出されるため用紙が無駄になってしまうという課題があった。前述の公報に開示されたプリンタには、ロ−ル紙の先端を保持する位置の目安となるマーカがケース上部に設けられているが、カバーを閉じるときに、必ずしもユーザがその目安に従って、ロ−ル紙の先端を保持するとは限らないため、この辺りの改善が望まれていた。
【0006】
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであり、本発明の主な目的は、ロール紙を無駄にすることなく、ロール紙の装着が容易なロール紙装着装置及びプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、ロール紙を収容する収容部と、収容部を覆う開閉自在なカバーと、ロ−ル紙を搬送する紙送りローラと、紙送りローラを駆動する駆動手段と、カバーに設けられ、カバーを閉じることによって収容部から引き出されたロ−ル紙を押して二つ折りにする紙押込部と、カバーを閉じたとき紙押込部により構成される紙経路とを備え、カバーが閉じられた後、紙送りローラを駆動することにより、二つ折りにされたロール紙の折られた縁を先頭として、ロ−ル紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装着装置において、装着装置内部に引き込まれ紙経路を通って搬送されていくロール紙の先端を検出する用紙検出器を設けている。このような検出器を設け、装着装置内部に引き込まれ紙経路を通って搬送されていくロール紙の先端を検出することにより、ロ−ル紙を搬送したときに、二つ折りにされた部分の長さを把握することが可能となる。
【0008】
また、本発明においては、駆動手段は、二つ折りにされたロール紙の折られた縁を先頭としてロ−ル紙を搬送する際、装着装置内部に引き込まれ紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端が、用紙検出器により検出されてから少なくとも排出口の位置に相当する量まで、紙送りローラを駆動するように構成されている。これにより、ロール紙の先端を検出した後、用紙検出器から排出口までの紙経路長より僅かに長い長さに相当する量だけ、ロール紙を搬送すれば、ロ−ル紙装着のためにユーザによって保持されるロ−ル紙の先端の位置によらず、常に、二つ折にされた後のロールの先端を排出口から僅かに離れた位置まで搬送することが可能となる。即ち、ロール紙を装着のために搬送した後、完全に二つ折りの部分が排出口から排出され、かつ二つ折りの部分以外の部分が必要以上に多く排出されることがない。従って、ロール紙を無駄にすることなく、ロール紙の装着が容易なロール紙装着装置を提供することが可能となる。
【0009】
また、更にカバーの開閉を検出するカバー検出器を備えるようにして、カバーが閉じたことがカバー検出器で検出され、かつ用紙検出器でロ−ル紙が有ることが検出された時に、駆動手段が紙送りローラを駆動するようにしてもよい。これにより、より容易にロール紙を装着することが可能となる。
【0010】
また、紙経路は紙押込部及び前記紙押込部と対向する紙案内とから構成され、用紙検出器を、紙案内に設けるようしてもよい。例えば、用紙検出器に光学的な検出器を採用しても、カバーを閉じたときに、紙案内、紙押込部によって外光が遮られるので、より精度よく二つ折にされた後のロールの先端を検出することができる。
【0011】
本発明のプリンタも、上述のロール紙装着装置と同様な特徴を有するものであり、ユーザが、ロール紙を印字部にセットする作業を容易にしている。また、本発明のロ−ル紙の装着方法も、上述のロール紙装着装置、プリンタと同様な技術的事項で特定される発明であり、同様な作用効果を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をさらに説明する。
【0013】
図1および図2に、本発明の実施例に係るプリンタにロール紙をローディングする様子を示してある。ここに示したプリンタ10は前後方向が若干ながいほぼ直方体のボディ5を備えており、ボディの後方5bにロール紙6が収納され、ボディの前方5aに印刷機構が収納されている。印刷機構は、図2に断面を用いて示してあるように、ボディの左右の方向に設置されたガイド軸13とこのガイド軸13に沿って動くキャリッジ12を備えており、キャリッジ12に搭載された印刷ヘッド11によって印刷が行われる。印刷ヘッド11と対峙した位置にプラテン14が用意されており、印刷ヘッド11とプラテン14との隙間にロール紙が導かれる。ロール紙6は、ロール状に巻かれた本体が収納スペース5bの中に設けられたロール紙ガイドローラ4の上に設置され、ここから紙経路41を通って紙送りローラ21に達する。紙送りローラ21は、印刷機構の収納スペース5aとロール紙のスペース5bとのほぼ中間に配置され、ボディの下方に位置する。ロール紙は、紙送りローラ21によって紙経路42を通って印刷ヘッド11に搬送され、さらに、印刷されたロール紙6はボディ5の上方に開いた排出口7から外側に排出される。
【0014】
紙送りローラ21に対し上流にあたる紙経路41は、ボディ5の上方の側から下方に延びた外側の紙案内25と内側の紙案内26とによって構成されており、外側の紙案内25は、紙送りローラ21の外側に沿って湾曲している。なお、この紙経路41は、後述する紙押込部50によって、ロ−ル紙6から引き出された部分を紙送りローラ21に案内する紙経路41aと、ロール紙6をセットするときに、ロール紙6の先端部分6aを紙送りローラ21に案内する紙経路41bとに二分される。一方の紙経路41bには、ロ−ル紙6の先端6aを検出するための光学式の用紙検出器PSが設けられている。
【0015】
紙送りローラ21の紙経路41の側には、紙送りローラ21と比較し直径が小さく、幅も狭い一対の補助ローラ23が設けられており、押さえバネ24によって紙送りローラ21に押さえつけられている。これらの紙送りローラ21および補助ローラ23によって、ロール紙を挟み込んで搬送する第1の挟持部28が構成される。紙送りローラ21から印刷ヘッド11に続く、紙送りローラ21の下流にあたる紙経路42には、第2の挟持部29を構成するように紙送りローラ21の印刷ヘッドの側に接触する小径の紙押さえローラ22を設けてあり、さらに、プラテン14と印刷ヘッド11の隙間までロール紙を導く紙押さえ板27を設けてある。
【0016】
ボディ5の収納スペース5bにロール紙を入れられるように、ボディ5の下ケース2に開閉可能なカバー1が取り付けられている。このカバー1は、印刷機能を収納した側と反対側、すなわちボディ5の後端でケース2に対し旋回可能にヒンジ1aで接続されている。カバー1の紙送りローラ21の上方に位置する端1bの側が上下に旋回し、このカバー1の端1bに、カバーから下方に延びた紙押込部50が取り付けられている。本例の紙押込部50は板状で、薄く延びた先端51を備えている。紙押込部50は、全体の厚みがカバー1に取り付けられた基部53から先端51に向かって減少した略くさびの形状を有しており、カバー1を閉じると先端51はスムーズに紙経路41の中に挿入される。
【0017】
また、紙押込部50の長さは、カバー1が閉じられたときに、先端51が紙送りローラ21のすぐ近傍まで達するように設定されている。さらに、紙押込部50の先端51は、図1に示してあるように、補助ローラ23に対応する部分52が欠いてある。従って、紙押込部の先端51を挟持部28の非常に近くまで延ばしておいても、先端51が挟持部28に挟み込まれることはなく、トラブルなくロール紙6を紙送りローラに確実に当たるまで押し込むことができる。
【0018】
紙押込部50には、図1に示すように斜面が形成された凹部54が設けられており、図3(a)、(b)に示すように、カバー1が閉じられたときに、この凹部54は、紙案内26に固定されている用紙検出器PSと対峙するようになっている。図3(b)に示すように、凹部54には斜面が形成されており、紙経路41bにロール紙6が存在しないときには、用紙検出器PSの発光素子から照射された光が、受光素子に向かって反射しないようになっている。また、用紙検出器PSは、カバー1を閉じたときに、紙案内26、紙押込部50によって外光が遮られる位置に設けられているため、本例のように、用紙検出器PSに光学的な検出器を採用しても、外光の影響を受けず、精度よく二つ折にされた後のロールの先端を検出することができる。
【0019】
なお、図2に示すように、本例のプリンタ10は、ロール紙の収納部分5bにロール紙の有無を判定するニアエンド検出器65と、カバー1の開閉を判定するカバーオープン検出器66を備えている。ニアエンド検出器65は、ロール紙5のロールの軸付近に設置されており、この部分のロール紙の有無によってロール紙切れの近いことを判別する。また、カバーオープン検出器66は、カバーのヒンジ1aに近傍に位置し、ヒンジ1aの動きからカバーオープンの開閉を判別する。
【0020】
図5は、図1に示すプリンタの紙送りに関する制御系の概要を示すブロック図である。プリンタ10の制御部61には、用紙検出器PS、ニアエンド検出器65、カバーオープン検出器66からの検出信号が入力され、これらの検出器の状態によって、紙送りローラ21を駆動するモータ駆動部63を制御し、ロール紙6のローディングを行う。ロール紙6がローディングされた後、制御部61は、不図示のホストから送信される印刷コマンドに応じて、印刷ヘッド駆動部62を制御し、ロール紙6に印刷を行う。
【0021】
図6は、本例のプリンタにおいてロール紙を装着する際に、紙送りローラ21を駆動する制御フローチャートを示したものである。以下、図2ないし図4に示すプリンタ10の断面図と、図6に示すフローチャートを参照して、ロール紙6がプリンタ10に装着される過程を説明する。
【0022】
ロール紙を装着する際は、まず、図2に示すように、カバー1を開きロール紙6をセットする。そして、ロール紙6の先端6aを持ってボディ5の前方部分を構成するケース3の上部までロール紙を引き出す。ケース3は、印刷機構と送りローラなどを覆っている。なお、本例のプリンタ10には、ケース3の上部に一対のマーカ59を設けてあり、ユーザは、このマーカ59を一応の目安として、ロール紙6の先端6aの位置決めをすることができるが、後述するように、ロール紙6の先端6aは、用紙検出器PSで検出されるため、必ずしも、ユーザがマーカ59にロ−ル紙6の先端6aを合わせる必要は無い。
【0023】
そして、ロール紙の先端6aを指60などでケース3に保持し、図3に示すようにカバー1を閉じると、紙押込部の先端51は、紙経路41を通って、紙送りローラ21と補助ローラ23で構成された挟持部28の近傍に達する。この動作によって、紙押込部の先端51は紙送りローラ21の反対側からロール紙6を押し、その結果、紙経路41の内部で二つ折りにされたロール紙6の折られた縁6bが第1の挟持部28に押しつけられる。
【0024】
この状態で、紙送りローラ21が駆動されると、ロール紙6はその折られた縁6bから第1の挟持部28に引き込まれる。折られた端6bは、外側の紙案内25によって紙送りローラ21に沿って導かれ、紙押さえローラ22によって構成された第2の挟持部29に達する。第2の挟持部29から紙経路42に送りだされた縁6bは、紙経路42を通って印刷ヘッド11とプラテン14とのギャップに導かれ、このギャップを通ってさらに排出口7からプリンタのボディ5から排出される。
【0025】
本例のプリンタでは、紙送りローラ21の駆動制御は、以下のように行われる。即ち、カバーオープン検出器66によって、カバーが閉じられたことが検出され、かつ、用紙検出器PSによって、紙経路41bにおいて、ロール紙6の引き出された部分があることが検出されると、制御部61は、モータ駆動部63を制御し、紙送りローラ21が駆動され、ロール紙6のローディングが開始される。以下、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0026】
図6のフローチャートに示されるように、まず、カバー1が開かれたことが検出され(ST1)、その後カバー1が閉じられたことが検出された後(ST2)に、更に用紙検出器PSによって、紙経路41b内にロール紙6の引き出された部分が検出された場合(ST3:Y)のみ、紙送りローラ21が駆動され(ST4)、ロール紙6のローディングが開始される。これは、カバー1が開けられる状況が、ロール紙6の交換を目的とするものだけとは限らないことを考慮したもので、単にカバー1の開閉が行われても、ロール紙6をローディングするために引き出されたことが、用紙検出器PSによって検出されなければロール紙6のローディングは実行されない。
【0027】
紙送りローラ21の駆動が開始されると、紙経路41の内部で二つ折りにされたロール紙6の折られた縁6bが、紙経路42を通って印刷ヘッド12の方向に搬送される。また、ロール紙6の先端6aは、プリンタ10内部に引き込まれ、紙経路41bを通って、紙送りローラ21の方向に向かって搬送される。紙送りローラ21を駆動するモータ駆動部63が紙送りモータ70を単位量(1ステップ)駆動する毎に、制御部61によって、用紙検出器PSの状態が確認され(ST4、ST5)、用紙検出器PSがロール紙6の先端6aを検出すると、モータ駆動部63により、紙送りモータ70が所定量(所定ステップ)駆動される(ST6)。所定量とは、ロール紙6の先端6aが、用紙検出器PSの位置から、排出口7から若干外側にでた位置までの紙経路長に相当する量である。即ち、紙送りモータ70を所定量駆動した後、停止することにより、図4に示すように、ロール紙6の二つ折りにされた部分がプリンタ10の外側に完全に排出された状態で、ロール紙6の搬送が終了する。
【0028】
その後、排出口7のカッターを用いて二つ折りにされた部分を切断する。排出口7にオートカッター機構を備えている場合は、紙送りモータ70を所定量駆動した(ST6)後、ロ−ル紙の切断(ST7)を行うようにすればよい。以上説明した動作によって、ロール紙6は、収納場所5bから、紙経路41、紙送りローラ21、紙経路42さらに印刷ヘッド11とプラテン14とのギャップを通って配置され、ローディングが終了する。
【0029】
なお、本例の装置では、紙経路41bに用紙検出器PSを1個配置した例を説明したが、用紙の幅方向に複数配置してもよい。ロール紙の先端6aは、そこをロール状になった本体から剥がすときに破けることがあり、先端6aが必ずしも直線状にならないことがあるため、ロール紙の幅方向に複数配置された用紙検出器PSのうち、最も遅いタイミングでロール紙の先端を検出した用紙検出器PSからの検出信号に基づいて、所定量紙送りモータ70を駆動するようにしてもよい。
【0030】
また、本例の装置では、光学式の用紙検出器PSを用いて説明したが、機械式の用紙検出器を採用しても同様な効果が得られる。例えば、紙経路41b側に突出するように、紙案内26に回動可能に支持された検出レバーを設け、検出レバーによってロール紙の先端を検出するようにしてもよい。
【0031】
なお、本例の方法では、カバーオープン検出器66によってカバーの開閉を検出した後、用紙検出器PSで紙経路41b内のロール紙を検出し、ローディングを開始した例について説明したが、以下のように変更することも可能である。即ち、カバー検出器66の代わりに、プリンタ10のケースに紙送りスイッチを設け、スイッチが押された後、用紙検出器PSで紙経路41b内のロール紙を検出し、ローディングを開始するようににしてもよい。
【0032】
また、本例においては、ロール紙を用いたプリンタを例にして本発明をさらに詳しく説明しているが、プリンタに限らず、ファクシミリ等の連続用紙を用いた印刷装置にも本発明を適用できることはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装着装置において、二つ折にされた後のロールの先端を検出する用紙検出器を設けている。このような検出器を設け、二つ折にされた後のロールの先端を検出することにより、ロ−ル紙を搬送したときに、二つ折りにされた部分の長さを把握することが可能となる。
【0034】
また、ロール紙の先端を検出した後、用紙検出器から排出口までの紙経路長より僅かに長い長さに相当する量だけ、ロール紙が搬送されるため、ロ−ル紙装着のためにユーザによって保持されるロ−ル紙の先端の位置によらず、常に、二つ折にされた後のロールの先端を排出口から僅かに離れた位置まで搬送することが可能となる。即ち、ロール紙を装着のために搬送した後、完全に二つ折りの部分が排出口から排出され、かつ二つ折りの部分以外の部分が必要以上に多く排出されることがない。従って、ロール紙を無駄にすることなく、ロール紙の装着が容易なロール紙装着装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプリンタにロール紙を装着するようすを示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であり、ロール紙を装着するようすを示す断面図である。
【図3】(a)は、図1に示すプリンタの構成を示す断面図であり、カバーが閉じられたようすを示す断面図である。(b)は、(a)に示した断面図の用紙検出器部分の拡大図である。
【図4】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であり、ロール紙の二つ折りにされた部分がプリンタから排出されたようすを示す図である。
【図5】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御系の概要を示すブロック図である。
【図6】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・カバー
2・・下ケース
3・・上ケース
5・・プリンタのボディ
6・・ロール紙
6a・・ロール紙の端
6b・・ロール紙の二つ折りにされた縁
7・・排出口
10・・プリンタ
11・・印刷ヘッド
14・・プラテン
21・・紙送りローラ
25・・紙案内
26・・紙案内
41、42・・紙経路
50・・紙押込部
65・・ニアエンド検出器
66・・カバーオープン検出器
PS・・用紙検出器

Claims (8)

  1. ロール紙を収容する収容部と、当該収容部を覆う開閉自在なカバーと、前記ロ−ル紙を搬送する紙送りローラと、前記紙送りローラを駆動する駆動手段と、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出された前記ロ−ル紙を押して二つ折りにする紙押込部と、前記カバーを閉じたとき前記紙押込部により構成される紙経路とを備え、前記カバーが閉じられた後、前記紙送りローラを駆動することにより、二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として、前記ロ−ル紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装着装置において、
    前記装着装置内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端を検出する用紙検出器を設け、
    前記駆動手段は、二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として前記ロ−ル紙を搬送する際、前記装着装置内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端が、前記用紙検出器により検出されてから少なくとも前記排出口の位置に相当する量まで、前記紙送りローラを駆動することを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  2. 請求項1において、更に前記カバーの開閉を検出するカバー検出器を有し、前記駆動手段は、前記カバーが閉じたことが前記カバー検出器で検出され、かつ前記用紙検出器で前記ロ−ル紙が有ることが検出された時に、前記紙送りローラを駆動することを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれかにおいて、前記紙経路は前記紙押込部及び前記紙押込部と対向する紙案内から構成され、前記用紙検出器は、前記紙案内に設けられていることを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  4. ロール紙を収容する収容部と、当該収容部を覆う開閉自在なカバーと、前記ロ−ル紙を搬送する紙送りローラと、前記紙送りローラを駆動する駆動手段と、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出された前記ロ−ル紙を押して二つ折りにする紙押込部と、前記カバーを閉じたとき前記紙押込部により構成される紙経路とを備え、前記カバーが閉じられた後、前記紙送りローラを駆動することにより、二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として、前記ロ−ル紙を、印字部を経て排出口に搬送するプリンタにおいて、
    前記プリンタ内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端を検出する用紙検出器を設け、
    前記駆動手段は、二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として前記ロ−ル紙を搬送する際、前記プリンタ内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端が、前記用紙検出器により検出されてから少なくとも前記排出口の位置に相当する量まで、前記紙送りローラを駆動することを特徴とするプリンタ。
  5. 請求項4において、更に前記カバーの開閉を検出するカバー検出器を有し、前記駆動手段は、前記カバーが閉じたことが前記カバー検出器で検出され、かつ前記用紙検出器で前記ロ−ル紙が有ることが検出された時に、前記紙送りローラを駆動することを特徴とするプリンタ。
  6. 請求項4乃至5のいずれかにおいて、前記紙経路は前記紙押込部及び前記紙押込部と対向する紙案内から構成され、前記用紙検出器は、前記紙案内に設けられていることを特徴とするプリンタ。
  7. ロール紙を収容する収容部と、当該収容部を覆う開閉自在なカバーと、前記ロ−ル紙を搬送する紙送りローラと、前記紙送りローラを駆動する駆動手段と、前記カバーに設けられ、当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出された前記ロ−ル紙を押して二つ折りにする紙押込部と、前記カバーを閉じたとき前記紙押込部により構成される紙経路とを備えた装置にロ−ル紙を装着する方法において、
    前記カバーが閉じられた後、前記紙送りローラを駆動することにより、二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として、前記ロ−ル紙を、排出口に向けて搬送する工程と、
    前記装置内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端を検出する工程と、
    二つ折りにされた前記ロール紙の折られた縁を先頭として前記ロ−ル紙を搬送する際、前記装置内部に引き込まれ前記紙経路を通って搬送されていく前記ロール紙の先端が前記用紙検出器により検出されてから少なくとも前記排出口の位置に相当する量まで搬送されたとき、前記ロ−ル紙の搬送を停止する工程とを有するロ−ル紙の装着方法。
  8. 請求項7において、更に、前記カバーの開閉を検出する工程と、
    前記カバーが閉じたことが検出され、かつ前記ロ−ル紙が有ることが検出された時に、
    前記ロ−ル紙の搬送を開始する工程とを有することを特徴とするロ−ル紙の装着方法。
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