JP2003267600A - ロ−ル紙の装着方法、ロ−ル紙の装着装置、及びそれを用いたプリンタ - Google Patents

ロ−ル紙の装着方法、ロ−ル紙の装着装置、及びそれを用いたプリンタ

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JP2003267600A
JP2003267600A JP2002074889A JP2002074889A JP2003267600A JP 2003267600 A JP2003267600 A JP 2003267600A JP 2002074889 A JP2002074889 A JP 2002074889A JP 2002074889 A JP2002074889 A JP 2002074889A JP 2003267600 A JP2003267600 A JP 2003267600A
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JP2002074889A
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Naoki Kobayashi
小林  直樹
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙の二つ折りし、二つ折りにされた縁を
先頭として、ロ−ル紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装
着装置において、ロール紙の無駄を低減する。 【解決手段】 ロール紙6を収容する収容部5bと、収
容部5bを覆う開閉自在なカバー1と、カバー1に設け
られ、カバー1を閉じることによって収容部5bから引
き出されたロ−ル紙6を二つ折りにする紙押込部50と
を備え、ロール紙6の二つ折りにされた縁6bを先頭と
して、ロ−ル紙6を排出口7に搬送するロ−ル紙の装着
方法において、カバー1が閉じられた後(ST2)、ロ
ール紙6の引き出された部分を一旦収容部5bへ引き戻
し(ST4)と、ロール紙6の引き出された部分が所定
量収容部5bへ戻された後(ST3)、ロール紙6を二
つ折りにされた部分6bを先頭に排出口7へ搬送する
(ST6)ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロ−ル紙に印刷を
行うプリンタに関し、特に、ロ−ル紙の先頭を二つ折り
にした状態でプリンタに装着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロ−ル紙をオートローディングす
る機構を備えたプリンタが知られている。例えば、特開
平8−244304号公報には、ロール紙の収容部のカ
バーに紙押込部を設け、カバーを閉じることによって紙
押込部の先端でロール紙を二つ折りにし、その縁を紙送
りローラとこれに接している紙送り補助ローラの間に押
し付け、その後、紙送りローラを駆動することにより、
ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロール紙
をプリンタの印字部に装着するプリンタが、開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装着装置を
採用したプリンタでは、ユーザは、ロ−ル紙の先端をロ
−ル紙収容部から引き出し、カバーの前方に形成された
ケースの上部にロ−ル紙の先端を保持した状態でカバー
を閉じる動作を行う。カバーが閉じられると、所定量紙
送りローラが駆動され、ロール紙の先端側に形成された
二つ折りの部分は、印字部を経て用紙排出口から完全に
排出される。その後、用紙排出口から排出された二つ折
りの部分を切断することにより、ロ−ル紙の装着が終了
する。
【0004】しかしながら、このような装着装置には、
以下の点に課題があった。即ち、ロール紙の先端側に形
成された二つ折りの部分は、ローディング後、切断され
る部分であり、この部分が多いとロール紙の装着時に用
紙の無駄となる部分も増えることになる。そのため、カ
バーを閉じた後、ロール紙の先端に形成される二つ折の
部分の長さをできるだけ短くすることが好ましく、前述
の公報に開示されたプリンタには、この辺りの改善が望
まれていた。
【0005】本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされ
たものであり、本発明の主な目的は、ロール紙を装置に
装着する際に生じる用紙の無駄を低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロ−ル紙の装着
方法は、ロール紙を収容する収容部と、当該収容部を覆
う開閉自在なカバーと、前記カバーに設けられ、当該カ
バーを閉じることによって前記収容部から引き出された
ロ−ル紙を二つ折りにする紙押込部とを備え、前記ロー
ル紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル紙を排
出口に搬送するロ−ル紙の装着方法において、カバーが
閉じられた後、ロール紙の引き出された部分を一旦収容
部へ引き戻し、ロール紙の引き出された部分が所定量収
容部へ戻された後に、ロール紙を二つ折りにされた部分
を先頭に排出口へ搬送するようにしている。これによ
り、ロール紙を排出口まで搬送する前に、ロ−ル紙先端
に形成される二つ折りの部分を短くできる。従って、ロ
ール紙を装置に装着する際に生じる用紙の無駄を低減す
ることができる。
【0007】この場合において、更に、ロール紙の引き
出された部分を一旦収容部へ引き戻す際に、ロール紙の
先端を検出するようにしてもよい。このような検出器を
設け、ロールの先端を検出することにより、ロール紙を
排出口へ搬送する前に、ロール紙の先端の位置が常に一
定の位置に置かれる。これにより、ロール紙を排出口へ
搬送する際、ロール紙の先頭に形成される二つ折りにさ
れた部分の長さを常に一定の長さにすることが可能とな
る。
【0008】また、ロール紙の先端が検出された後、ロ
ール紙を、所定量排出口へ搬送した後、搬送を停止する
ことが好ましい。所定量とは、検出器から排出口までの
紙経路長より僅かに長い長さに相当する量であり、所定
量搬送することにより、ロール紙を排出口に向けて搬送
した後、完全に二つ折りの部分が排出口から排出され、
かつ二つ折りの部分以外の部分が必要以上に多く排出さ
れることがない。
【0009】更に、カバーの開閉を検出するようにし
て、カバーが閉じたことが検出され、かつロ−ル紙が有
ることが検出された時に、ロール紙の引き出された部分
を一旦収容部へ引き戻すようにしてもよい。これによ
り、より容易にロール紙を装着することが可能となる。
【0010】本発明のロール紙の装着装置、プリンタ
も、上述の方法と同様な技術的事項で特定される発明で
あり、ロール紙をセットするときのロール紙の無駄を低
減している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をさ
らに説明する。図1および図2に、本発明の実施例に係
るプリンタにロール紙をローディングする様子を示して
ある。ここに示したプリンタ10は前後方向が若干なが
いほぼ直方体のボディ5を備えており、ボディの後方に
はロール紙6が収納される収納部5bが設けられ、ボデ
ィの前方5aに印刷機構が収納されている。印刷機構
は、図2に断面を用いて示してあるように、ボディの左
右の方向に設置されたガイド軸13とこのガイド軸13
に沿って動くキャリッジ12を備えており、キャリッジ
12に搭載された印刷ヘッド11によって印刷が行われ
る。印刷ヘッド11と対峙した位置にプラテン14が用
意されており、印刷ヘッド11とプラテン14との隙間
にロール紙が導かれる。ロール紙6は、ロール状に巻か
れた本体が収納部5bの中に設けられたロール紙ガイド
ローラ4の上に設置され、ここから紙経路41を通って
主駆動ローラ21に達する。主駆動ローラ21は、印刷
機構の収納スペース5aとロール紙の収納部5bとのほ
ぼ中間に配置され、ボディの下方に位置する。ロール紙
は、主駆動ローラ21によって紙経路42を通って印刷
ヘッド11に搬送され、さらに、印刷されたロール紙6
はボディ5の上方に開いた排出口7から外側に排出され
る。
【0012】主駆動ローラ21に対し上流にあたる紙経
路41は、ボディ5の上方の側から下方に延びた外側の
紙案内25と内側の紙案内26とによって構成されてお
り、外側の紙案内25は、主駆動ローラ21の外側に沿
って湾曲している。なお、この紙経路41は、後述する
紙押込部50によって、ロ−ル紙6から引き出された部
分を主駆動ローラ21に案内する紙経路41aと、ロー
ル紙6をセットするときに、ロール紙6の先端部分6a
を主駆動ローラ21に案内する紙経路41bとに二分さ
れる。一方の紙経路41bには、ロ−ル紙6の先端6a
を検出するための光学式の用紙検出器PSが設けられて
いる。
【0013】主駆動ローラ21の紙経路41の側には、
主駆動ローラ21と比較し直径が小さく、幅も狭い一対
の補助ローラ23が設けられており、押えバネ24によ
って主駆動ローラ21に押さえつけられている。主駆動
ローラ21から印刷ヘッド11に続く、主駆動ローラ2
1の下流にあたる紙経路42には、主駆動ローラ21の
印刷ヘッドの側に接触する小径の補助ローラ22を設け
てあり、さらに、プラテン14と印刷ヘッド11の隙間
までロール紙を導く紙押さえ板27を設けてある。ロー
ル紙6をプリンタ10に装着する際も、また装着した後
においても、ロール紙6は、主駆動ローラ21と補助ロ
ーラ23、22に挟持された状態で、下流にある排出口
7に向かって搬送される。
【0014】補助ローラ23の上側には、副駆動ローラ
28が設けられている。この副駆動ローラは、主駆動ロ
ーラ21とは異なり、通常、ロール紙6をプリンタ10
に装着するときにのみ駆動される。
【0015】収納部5bにロール紙を入れられるよう
に、ボディ5の下ケース2に開閉可能なカバー1が取付
けられている。このカバー1は、印刷機能を収納した側
と反対側、すなわちボディ5の後端でケース2に対し旋
回可能にヒンジ1aで接続されている。
【0016】カバー1の主駆動ローラ21の上方に位置
する端1bの側が上下に旋回し、このカバー1の端1b
には、軸53が設けられており、紙押込部50が、その
軸53に回動可能に支持されている。軸53には、紙押
込部5を、軸53を中心に時計回り(図2に於いて)に
回動する方向に付勢するバネ56が取付けられている。
なお、カバー1には図示しないストッパが設けられてお
り、紙押込部50はストッパで定められた位置以上に回
動することはない。本例の紙押込部50は板状で、先端
51には押えローラ52が取付けられており、図3に示
すように、カバー1を閉じるとローラ52が、バネ56
によって生じる所定の押圧力で、主駆動ローラ21に接
するようになっている。また、紙押込部50の長さは、
カバー1が閉じられたときに、ローラ52が主駆動ロー
ラ21と補助ローラ23の接点の近傍まで達するように
設定されている。
【0017】また、紙押込部50の押えローラ52の近
傍には、突起55が設けられている。後述するレバー8
9の先端81によって突起55が押圧されることによ
り、紙押込部50は、軸53を支点にしてロール紙6の
収納部5bの側へ回動し、押えローラ52が、主駆動ロ
ーラ21から離れ、副駆動ローラ28に接するようにな
っている。
【0018】更に、紙押込部50には、図1に示すよう
に斜面が形成された凹部54が設けられており、カバー
1が閉じられたときに、この凹部54は、紙案内26の
上部に固定されている用紙検出器PSと対峙するように
なっている。凹部54には斜面が形成されており、紙経
路41bにロール紙6が存在しないときには、用紙検出
器PSの発光素子から照射された光が、受光素子に向か
って反射しないようになっている。また、用紙検出器P
Sは、カバー1を閉じたときに、紙案内26、紙押込部
50によって外光が遮られる位置に設けられているた
め、本例のように、用紙検出器PSに光学的な検出器を
採用しても、外光の影響を受けず、精度よく二つ折にさ
れた後のロールの先端を検出することができる。
【0019】なお、図2に示すように、本例のプリンタ
10は、ロール紙の収納部5bにロール紙の有無を判定
するニアエンド検出器65と、カバー1の開閉を判定す
るカバーオープン検出器66を備えている。ニアエンド
検出器65は、ロール紙5のロールの軸付近に設置され
ており、この部分のロール紙の有無によってロール紙切
れの近いことを判別する。また、カバーオープン検出器
66は、カバーのヒンジ1aに近傍に位置し、ヒンジ1
aの動きからカバーオープンの開閉を判別する。
【0020】図6は、主駆動ローラ21、副駆動ローラ
28を駆動すると共に、押えローラ52を移動させるた
めの駆動機構の概略構成を示す平面図である。駆動機構
80は、単一のモータ70の動力を、主駆動ローラ2
1、副駆動ローラ28に伝達するものであり、モータの
回転方向を切り換えることによって、これらのローラ2
1、28の回転、押えローラ52を駆動ローラ21に接
する位置から副駆動ローラ28に接する位置へ移動させ
る動作を行う機構である。
【0021】駆動機構80は、モータ70の軸に固定さ
れた歯車82、歯車82と噛み合う歯車83、歯車84
と噛み合う遊星歯車85、歯車83と遊星歯車85を連
結する連結レバー84、主駆動ローラ21の軸に固定さ
れた歯車86、中間歯車87、副駆動ローラ28の軸に
固定された歯車88、歯車88と図示しないクラッチを
介して接続するレバー89を備えている。
【0022】モータ70が反時計方向(矢印B方向)に
回転すると、連結レバー84は時計方向に回転し、遊星
歯車85が歯車86と噛み合い、主駆動ローラ21が時
計方向に回転する。一方、モータ70が時計方向(矢印
A方向)に回転すると、遊星歯車85は中間歯車87と
噛み合い、歯車88を介して副駆動ローラ28が時計方
向に回転する。歯車88が時計方向に回転すると、レバ
ー89も時計方向に回転し、レバー89の先端81が、
紙押込部50の突起55を押圧し、押えローラ52は、
副駆動ローラ28と接する位置に移動する。歯車88と
レバー89はクラッチを介して連結されているので、押
えローラ52が副駆動ローラ28と接する位置に至った
後は、クラッチに滑りが生じ、副駆動ローラ28に所定
の力以上の押圧力は加わらないようになっている。
【0023】図7は、図1に示すプリンタの紙送りに関
する制御系の概要を示すブロック図である。プリンタ1
0の制御部61には、用紙検出器PS、ニアエンド検出
器65、カバーオープン検出器66からの検出信号が入
力され、これらの検出器の状態によって、主駆動ローラ
21及び副駆動ローラ28を駆動するモータ駆動部63
を制御し、ロール紙6のローディングを行う。ロール紙
6がローディングされた後、制御部61は、不図示のホ
ストから送信される印刷コマンドに応じて、印刷ヘッド
駆動部62を制御し、ロール紙6に印刷を行う。以下、
図2ないし図5に示すプリンタ10の断面図を参照し
て、ロール紙6がプリンタ10に装着される過程を説明
する。
【0024】ロール紙を装着する際は、まず、図2に示
すように、カバー1を開きロール紙6をセットする。そ
して、ロール紙6の先端6aを持ってボディ5の前方部
分を構成するケース3の上部までロール紙を引き出す。
ケース3は、印刷機構と送りローラなどを覆っている。
なお、本例のプリンタ10には、ケース3の上部に一対
のマーカ59を設けてあり、ユーザは、このマーカ59
を一応の目安として、ロール紙6の先端6aの位置決め
をすることができるが、後述するように、ロール紙6の
先端6aは、用紙検出器PSで検出されるため、必ずし
も、ユーザがマーカ59にロ−ル紙6の先端6aを合わ
せる必要は無い。
【0025】そして、ロール紙の先端6aを指60など
でケース3に保持し、図3に示すようにカバー1を閉じ
ると、紙押込部50の先端に設けられた押えローラ52
は、主駆動ローラ21に当接する。
【0026】この状態で、モータ70を、図6において
矢印A方向に回転すると、レバー89の先端81が、紙
押込部50の突起55を押圧し、押えローラ52は、図
4に示すように副駆動ローラ28と接する位置に移動す
る。このときモータ70の動力は、副駆動ローラ28に
も伝達されるため、副駆動ローラ28と押えローラ52
に挟持されたロール紙6は、収納部5bに戻される。な
お、収納部5bの上側には、ロール紙6の戻された部分
を収容するスペースが予め設けられている。
【0027】更にロール紙6が引き戻され、ロール紙6
の先端6aが用紙検出器PSによって検出されると、モ
ータ70が停止し、ロール紙6を収容部5bに戻す動作
も停止する。
【0028】その後、モータ70を停止すると、レバー
8の押圧力が解除され、押えローラ52は、図5に示す
ように、バネ56の弾性力により、主駆動ローラ21に
接する位置に戻る。更に図6においてモータ70を矢印
B方向に回転すると、モータ70の動力は、主駆動ロー
ラ21に伝達されるため、主駆動ローラ21と押えロー
ラ52に挟持されたロール紙6は、主駆動ローラ21と
補助ローラ23の間に巻き込まれる。
【0029】この動作によって、ロール紙6は、主駆動
ローラ21と補助ローラ23の間で二つ折りにされる。
更に、主駆動ローラ21を回転すると、その折られた縁
6bを先頭にして、紙経路内を搬送される。即ち折られ
た端6bは、外側の紙案内25によって案内されて補助
ローラ22に達し、その後、印刷ヘッド11とプラテン
14との間に導かれ、さらに排出口7からプリンタのボ
ディ5から排出される。
【0030】図8は、本例のプリンタにおいてロール紙
を装着する際に、ロール紙の搬送方法のフローチャート
を示したものである。
【0031】まず、カバー1が開かれたことが検出され
(ST1)、その後カバー1が閉じられたことが検出さ
れた後(ST2)に、更に用紙検出器PSによって、紙
経路41b内にロール紙6の引き出された部分が検出さ
れた場合(ST3:Y)のみ、ロール紙6を収容部5b
へ戻す方向に搬送する(ST4)。これは、カバー1が
開けられる状況が、ロール紙6の交換を目的とするもの
だけとは限らないことを考慮したもので、単にカバー1
の開閉が行われても、ロール紙6をローディングするた
めに引き出されたことが、用紙検出器PSによって検出
されなければロール紙6のローディングは開始されな
い。上述したプリンタ1の場合、モータ70を、図6に
おいて矢印A方向に回転することにより、押えローラ5
2は、図4に示すように副駆動ローラ28と接する位置
に移動し、副駆動ローラ28が回転し、ロール紙を引き
戻す工程(ST4)が実行される。
【0032】その後、用紙検出器PSがロール紙6の先
端6aを検出すると、ロール紙6を収容部5bへ戻す方
向に搬送する動作を停止する(ST5)。その後、ロー
ル紙6を排出口7へ向けて搬送する(ST6)。上述し
たプリンタ1の場合、モータ70を停止することによ
り、押えローラ52が、図5に示すように主駆動ローラ
21と接する位置に戻り、更にモータ70を、図6にお
いて矢印B方向に回転することにより、ロール紙6を排
出口7に向けて搬送する工程(ST6)が実行される。
【0033】工程(ST6)において、ロール紙6を搬
送する量は、予め決められており、モータ70は、所定
量駆動された後停止する。この所定量とは、ロール紙6
の先端6aが、用紙検出器PSの位置から、排出口7か
ら若干外側にでた位置までの紙経路長に相当する量であ
る。これにより、図5の破線で示すように、ロール紙6
の二つ折りにされた部分がプリンタ10の外側に完全に
排出された状態で、ロール紙6の搬送が終了する。
【0034】その後、排出口7のカッターを用いて二つ
折りにされた部分を切断する。排出口7にオートカッタ
ー機構を備えている場合は、工程(ST6)後、ロ−ル
紙の切断(ST7)を行うようにすればよい。以上説明
した動作によって、ロール紙6は、印刷ヘッド11とプ
ラテン14とのギャップを通って配置され、ローディン
グが終了する。
【0035】なお、本例の装置では、紙経路41bに用
紙検出器PSを1個配置した例を説明したが、用紙の幅
方向に複数配置してもよい。ロール紙の先端6aは、そ
こをロール状になった本体から剥がすときに破けること
があり、先端6aが必ずしも直線状にならないことがあ
るため、ロール紙の幅方向に複数配置された用紙検出器
PSのうち、最も遅いタイミングでロール紙の先端を検
出した用紙検出器PSからの検出信号に基づいて、所定
量紙送りモータ70を駆動するようにしてもよい。
【0036】また、本例の装置では、光学式の用紙検出
器PSを用いて説明したが、機械式の用紙検出器を採用
しても同様な効果が得られる。例えば、紙経路41b側
に突出するように、紙案内26に回動可能に支持された
検出レバーを設け、検出レバーによってロール紙の先端
を検出するようにしてもよい。
【0037】なお、本例の方法では、カバーオープン検
出器66によってカバーの開閉を検出した後、用紙検出
器PSで紙経路41b内のロール紙を検出し、ローディ
ングを開始した例について説明したが、以下のように変
更することも可能である。即ち、カバー検出器66の代
わりに、プリンタ10のケースに紙送りスイッチを設
け、スイッチが押された後、用紙検出器PSで紙経路4
1b内のロール紙を検出し、ローディングを開始するよ
うにしてもよい。
【0038】また、本例においては、ロール紙を用いた
プリンタを例にして本発明をさらに詳しく説明している
が、プリンタに限らず、ファクシミリ等の連続用紙を用
いた印刷装置にも本発明を適用できることはもちろんで
ある。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
バーが閉じられた後、ロール紙の引き出された部分を一
旦収容部へ引き戻し、ロール紙の引き出された部分が所
定量収容部へ戻された後に、ロール紙を二つ折りにされ
た部分を先頭に排出口へ搬送するようにしているため、
ロール紙を排出口まで搬送する前に、ロ−ル紙先端に形
成される二つ折りの部分を短くできる。従って、ロール
紙を装置に装着する際に生じる用紙の無駄を低減するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプリンタにロール紙を装着す
るようすを示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、ロール紙を装着するようすを示す断面図である。
【図3】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、カバーが閉じられたようすを示す断面図である。
【図4】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、ロール紙を一旦収容部側に引き戻す方向に搬送して
いるようすを示す図である。
【図5】図1に示すプリンタの構成を示す断面図であ
り、ロール紙を排出口方向に搬送しているようすを示す
図である。
【図6】図1に示すプリンタの紙送りに関する機構の主
要部を示す図である。
【図7】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御系の
概要を示すブロック図である。
【図8】図1に示すプリンタの紙送りに関する制御方法
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・カバー 2・・下ケース 3・・上ケース 5・・プリンタのボディ 6・・ロール紙 6a・・ロール紙の先端 6b・・ロール紙の二つ折りにされた縁 7・・排出口 10・・プリンタ 11・・印刷ヘッド 14・・プラテン 21・・主駆動ローラ 25・・紙案内 26・・紙案内 28・・副駆動ローラ 41、42・・紙経路 50・・紙押込部 52・・押えローラ 65・・ニアエンド検出器 66・・カバーオープン検出器 PS・・用紙検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 45/14 B65H 45/14 3F108 Fターム(参考) 2C058 AB12 AD01 AE04 AF06 GB04 GB12 GB31 GB53 GE24 2C060 BA02 BA10 BC96 3F048 AA05 AB01 AC04 BA03 BA05 BB02 CC03 DC14 EB24 3F064 AA02 BA11 EB01 3F103 AA02 DA03 3F108 AB04 AC03 BA03 BA08 CC02 EA19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、前記カバーに設けられ、
    当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出
    されたロ−ル紙を二つ折りにする紙押込部とを備え、前
    記ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル
    紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装着方法において、 前記カバーが閉じられた後、ロール紙の引き出された部
    分を一旦収容部へ引き戻す工程と、 前記ロール紙の引き出された部分が所定量収容部へ戻さ
    れた後、前記ロール紙を、二つ折りにされた部分を先頭
    に排出口へ搬送する工程とを有することを特徴とするロ
    −ル紙の装着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に前記ロール紙の
    引き出された部分を一旦収容部へ引き戻す際に、前記ロ
    ール紙の先端を検出する工程を含むことを特徴とするロ
    −ル紙の装着方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更に、前記ロール紙
    の先端が検出された後、前記ロール紙を、所定量排出口
    へ搬送した後、搬送を停止する工程を含むことを特徴と
    するロ−ル紙の装着方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    更に、 前記カバーの開閉を検出する工程と、 前記カバーが閉じたことが検出され、かつ前記ロ−ル紙
    が有ることが検出された時に、前記ロール紙の引き出さ
    れた部分を一旦収容部へ引き戻す工程とを含むことを特
    徴とするロ−ル紙の装着方法。
  5. 【請求項5】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、前記カバーに設けられ、
    当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出
    されたロ−ル紙を二つ折りにする紙押込部とを備え、前
    記ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル
    紙を排出口に搬送するロ−ル紙の装着装置において、 前記カバーが閉じられた後、ロール紙の引き出された部
    分を一旦収容部へ引き戻し、前記ロール紙の引き出され
    た部分が所定量収容部へ戻された後、前記ロール紙を、
    二つ折りにされた部分を先頭に排出口へ搬送する搬送手
    段を有することを特徴とするロ−ル紙の装着装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ロール紙の引き
    出された部分を一旦収容部へ引き戻す際に、前記ロール
    紙の先端を検出する検出器を有することを特徴とするロ
    −ル紙の装着装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、更に、前記カバーの
    開閉を検出する検出器を備え、前記搬送手段は、カバー
    が閉じたことが検出され、かつ前記ロ−ル紙が有ること
    が検出された時に、前記ロール紙の引き出された部分を
    一旦収容部へ引き戻すことを特徴とするロ−ル紙の装着
    装置。
  8. 【請求項8】 ロール紙を収容する収容部と、当該収容
    部を覆う開閉自在なカバーと、前記カバーに設けられ、
    当該カバーを閉じることによって前記収容部から引き出
    されたロ−ル紙を二つ折りにする紙押込部とを備え、前
    記ロール紙の二つ折りにされた縁を先頭として、ロ−ル
    紙を、印字部を経て排出口に搬送するロ−ル紙の装着装
    置において、 前記カバーが閉じられた後、ロール紙の引き出された部
    分を一旦収容部へ引き戻し、前記ロール紙の引き出され
    た部分が所定量収容部へ戻された後、前記ロール紙を、
    二つ折りにされた部分を先頭に排出口へ搬送する搬送手
    段を有することを特徴とするプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記ロール紙の引き
    出された部分を一旦収容部へ引き戻す際に、前記ロール
    紙の先端を検出する検出器を有することを特徴とするプ
    リンタ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、更に、前記カバー
    の開閉を検出する検出器を備え、前記搬送手段は、カバ
    ーが閉じたことが検出され、かつ前記ロ−ル紙が有るこ
    とが検出された時に、前記ロール紙の引き出された部分
    を一旦収容部へ引き戻すことを特徴とするプリンタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052525A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Seiko Epson Corp 印刷装置の制御方法および印刷装置
CN108032634A (zh) * 2018-01-18 2018-05-15 张家港鸿盛电子科技股份有限公司 一种打印机
CN108045110A (zh) * 2018-01-18 2018-05-18 张家港鸿盛电子科技股份有限公司 打印机
CN108045109A (zh) * 2018-01-18 2018-05-18 张家港鸿盛电子科技股份有限公司 一种导向型打印机

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