JPWO2003088416A1 - 携帯電話及びその内蔵アンテナ - Google Patents

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Abstract

本発明は、内蔵アンテナを備える携帯電話に関し、特に、アンテナ素子の物理的大きさを適度に小形化し、軽量化かつ耐衝撃性を満足させ、量産における寸法ばらつきを抑え、且つ、手などが近接する実使用状態を考慮した携帯電話を提供することを目的とする。そして、上記目的を達成するために、アンテナ素子(2a)とグランド(6)との間の誘電体(15)が、スチレン系ゴム、ポリオレフィン系ゴム(エラストマー)またはその両方を配合した耐衝撃性を有するメッキグレードのシクロオレフィンポリマーの支え部材であって、アンテナ素子(2a)が、誘電体(15)の主面に形成されたメッキで構成される。

Description

技術分野
本発明は内蔵アンテナを備える携帯電話及びその内蔵アンテナに関する。
背景技術
図6に、従来の内蔵アンテナを備える携帯電話の一例(従来例1)を示す。この従来例1の携帯電話においては、図6に示すように、リン青銅板などに防錆処理用ニッケルメッキを施し、更に金メッキを施してアンテナ素子2を形成し、このアンテナ素子2を、本体リアケース1の内面に両面テープ等を用いて貼り付けていた。尚、図6中の符号4はアンテナ素子2の給電点3に接続される接続部、符号5は無線通信回路、液晶表示部(LCD)及び各種の操作キー等(図示省略)が搭載された回路基板、符号6は回路基板5の接地(グランド)部、符号7は本体フロントケース、符号8は電池、符号9は回路基板5の液晶表示部(LCD)を本体フロントケース7側に露出させる表示窓、符号10は回路基板5の操作キーを本体フロントケース7側に露出させるキー孔をそれぞれ示している。
図7に、従来の内蔵アンテナを備える携帯電話の他の例(従来例2)を示す。尚、従来例2においては、図6に示した従来例1内の同様の機能を有する要素について同一符号を付している。この従来例2の携帯電話においては、図7に示すように、PTFE(Polytetrafluoroethylene)などの低誘電率及び低誘電正接特性を持ったブロック状の誘電体11に、従来例1と同様の板金製のアンテナ素子2を直接貼付するか、またはLCP(Liquid−crystal polymer)などのブロック状の誘電体11にメッキを印刷するか、あるいは、その誘電体11にMID(Molded Interconnection Device)で樹脂メッキして、内蔵アンテナを構成し、この誘電体11をグランド6の上に配置していた。尚、MIDとは、プラスチック成形品等の所定の部材上に導電性回路を形成する三次元形状の回路部品で、自由な三次元性を生かすことによって機械的機能を持たせたり、電気的機能を持たせたものである。ただし、最近ではPTFE(Polytetrafluoroethylene)などのブロック状の誘電体11にアンテナ素子2を直接貼り付ける方法は、ブロック状の誘電体11の側面や裏面などにアンテナ素子2を構成したりする場合に不向きであったり、また特に高さ方向(アンテナ素子2とグランド6間の離間距離)のばらつきにつながったりするため、あまり実施されていない。
従来例1,2のいずれの構成においても、回路基板5から接続部4を通じてアンテナ素子2に給電され、このアンテナ素子2から電波を放射する。アンテナ素子2から効率良く電波を放射するためには、アンテナ素子2の共振周波数f0が使用周波数帯域の中心周波数fmにあり、かつ使用周波数帯域でのVSWR(電圧定在波比)が少なくとも3以下に設定されてリターンロス{R.L.}が−1.3dB以下であることが必要である。また、ブロック状の誘電体11の誘電正接等によるロスが少ないことも重要である。ここで、携帯電話のシステム仕様によって要求されるアンテナ放射効率は異なるが、VSWR(電圧定在波比)が高いことによるリターンロスや、ブロック状の誘電体11の誘電正接によるロス、更に誘電正接の高い操作者の手が近づくことによるロスを総合すると、−3dB以上であるのが一般的である。
ここで、使用周波数帯域でのVSWR(電圧定在波比)及びアンテナの共振周波数を決定する要因としては、アンテナ素子2の大きさ、アンテナ素子2と直下の回路基板5のグランド6までの距離(ブロック状の誘電体11の高さないし厚みと同じ)、及びアンテナ素子2と直下のグランド6間に配されたブロック状の誘電体11の比誘電率が挙げられる。この比誘電率はアンテナ素子2の帯域幅を決定する。そして、ブロック状の誘電体11によるロスを少なくするには、その誘電正接が低くなければならない。
一般に、携帯電話のアンテナに必要な比帯域(帯域幅/中心周波数)は、携帯電話のシステム仕様によって異なるが、例えば日本で使用されているPDC(personal digital cellular)は使用周波数帯域が810MHz〜958MHzであり、内蔵のアンテナ素子2を受信専用アンテナとして用いるのであれば、比帯域として2.2%(810MHz〜828MHz)をカバーすれば良い。またCDMA(code division multiple access)の場合は、使用周波数が1920MHz〜2170MHzであり、内蔵のアンテナ素子2を受信専用アンテナとして用いるのであれば、比帯域として2.8%(2110MHz〜2170MHz)をカバーすれば良い。
例えばCDMAの場合、アンテナ素子2として例えば図8及び図9のようなマイクロストリップアンテナを用いてもよいが、図10及び図11のような片側短絡型マイクロストリップアンテナを用いれば、例えば図8及び図9のようなマイクロストリップアンテナの半分程度の大きさで同等の性能を得ることができ、面積効率の点で有利である。
ここで、組み立て時の公差によるアンテナ素子2とグランド間6の距離のばらつきは、アンテナ素子2の共振周波数を決定する一要素である。そして、アンテナ素子2を本体リアケース1に貼り付ける従来例1の場合、その貼り付け位置は、外観上の美観を付与する本体フロントケース7と本体リアケース1の嵌合面を基準として決定されるため、アンテナ素子2とグランド間6の距離のばらつきは本体フロントケース7と本体リアケース1の寸法精度に依存することからやや大きく0.3mm程度である。
また、アンテナ素子2をブロック状の誘電体11上に構成してグランド6上に設置する従来例2の場合には、アンテナ素子2とグランド間6の距離のばらつきは一般公差である0.1mm程度となる。これらを考慮してアンテナ構成し、且つ誘電体の比誘電率、誘電正接の特性を最適に選ばなければ、設定されたアンテナ共振周波数がばらついてしまい、ひいては、アンテナ性能のばらつきが大きくなり、通話品質が安定しないという問題があった。
即ち、従来例1(図6)を例に挙げると、本体リアケース1にアンテナ素子2を貼りつけた場合、その貼り付け位置が、外観上の美観を付与する本体フロントケース7と本体リアケース1の嵌合面を基準として決定されるため、アンテナ素子2とグランド6との間の組み立て誤差は、上述のように±0.3mmである。アンテナ素子2が図12のように例えば62.9mm×62.9mmの面積(3956.4mm)で構成される場合を考える。アンテナ・グランド間の比誘電率は、空気が介在しているだけなので1.0である。共振周波数f(MHz)とVSWR(電圧定在波比)との関係は図13のようになる。尚、図13では、アンテナ素子2とグランド6との間の離間距離hが、設計上の寸法である1.2mmに実現された場合(実線曲線参照)と、組み立て誤差が上述のように±0.3mmであることを考慮して、距離hが0.9(=1.2−0.3)mmとなってしまった場合(破線曲線参照)の両方を示している。図13に示すように、共振周波数fは、距離h=1.2mmの場合に2140MHzであるのに対して、距離h=0.9mmの場合には2187MHzとずれてしまう。そして、例えば帯域端周波数fが2110MHzであるときのVSWRは、距離h=1.2mmの場合に2.1(即ち、リターンロス{R.L.}=−0.6dB)であったのが、距離h=0.9mmの場合に5.8(即ち、リターンロス{R.L.}=−3.0dB)まで上がってしまい、−2.4dBもの反射損を生じてしまうことになるため、量産には向かない。
一方で、従来例2の構成中の誘電体として、例えばSrを含有するBaTiOのセラミックス粒子を重量比率で83%とし、これとポリオレフィン系高分子マトリックス17%とを混合し複合材料とした場合(例えば特開平6−140830号公報)では、比誘電率が15.8であり、この誘電体を用いれば、この誘電体の比誘電率による波長短縮効果により、アンテナ素子2の大きさは図14の符号Paに示すように、図6に示した従来例1(図14の符号Pb)に比べて、体積を10%以下に抑えることができ、小形化が実現できる。
しかしながら、この場合には、VSWRが3以下の比帯域は1.1%しかなく(図示せず)、帯域端である2110MHz,2170MHzのVSWRは12.4(即ち、リターンロス{R.L.}=−5.6dB)もあり、量産には向かない。
この場合に、アンテナ素子2が図15のように例えば18.2mm×18.2mmの面積で構成されるとすると、共振周波数f(MHz)とVSWR(電圧定在波比)との関係は図16のようになる。尚、図15の構造におけるアンテナ素子2の高さ(h)方向の誤差は±0.1mmである。図16において、アンテナ素子2とグランド6との間の離間距離hが、設計上の寸法である1.2mmに実現された場合(実線曲線参照)と、距離hが1.1(=1.2−0.1)mmとなってしまった場合(破線曲線参照)とを示す。図16に示すように、共振周波数fは、距離h=1.2mm(手13で遮蔽しない状態:実線曲線参照)の場合に2140MHzであるのに対して、距離h=1.1mmの場合(破線曲線参照)には2163MHzとずれてしまう。そして、例えば帯域端周波数fが2110MHzであるときのVSWRは、距離h=1.2mmの場合に12.4(即ち、リターンロス{R.L.}=−5.6dB:図示省略)であったのが、距離h=1.1mmの場合に44.6(即ち、リターンロス{R.L.}=−10.7dB:図示省略)まで上がってしまい、−5.1dBの反射損を生じてしまうことから、量産には向かない。
また携帯電話は、図17のように手13で保持して使用することが多いことから、本体リアケース1のアンテナ素子2が配置されている部分(図17中の破線部分)1aに人差し指などの手13の一部が被さって遮蔽されることがあり、この手13によって、予め設定されたアンテナ共振周波数がずれてしまうことがある。この場合、図16中の一点鎖線曲線L1で示したように、使用周波数帯でのアンテナ性能が劣化してしまい、通話品質が安定しないという問題があった。
また、内蔵のアンテナ素子2の物理的大きさを、誘電体ブロックの比誘電率を高くすることで小形化しすぎると、アンテナ素子2に流れる電流が集中するため、誘電正接が大きい手13によるロスが大きくなり、アンテナ性能が劣化し、通話品質が安定しないという問題があった。
尚、携帯電話の内蔵のアンテナ素子2は、図6または図7に示した形状の他に、図18に示したような2つ折りモデルもある。この2つ折りモデルは、ヒンジ部18で携帯電話本体が2つ折り状に折曲可能とされており、この場合、アンテナ素子2が、図18中に示したような取付部材2bをネジ14で回路基板5に螺結することで搭載されることがある。この場合、このアンテナ素子2が取り付けられた部分を下に向けて落下させた場合、アンテナ素子2の設置部分に強い衝撃がかかり、アンテナ素子2が破損してアンテナ性能が劣化し、通話品質が安定しないおそれがあるという問題があった。
さらにまた、携帯電話の内蔵のアンテナ素子2は、工程の短縮と取りつけ位置のばらつきによるアンテナ性能の劣化を抑制するため、無線部搭載の回路基板5上にリフローで半田付けすることがある。かかるリフローに耐える誘電体としてLCP(Liquid−crystal polymer)があるが、比重が大きいため、軽量化が必須である携帯電話においては、不向きであるという問題があった。
発明の開示
本発明は、上記のような問題点を解決し、携帯電話の内蔵アンテナにおいて、アンテナ素子の物理的大きさを適度に小形化し、軽量化かつ耐衝撃性を満足させ、量産における寸法ばらつきを抑え、且つ、手などが近接する実使用状態を考慮しても通話品質を問題無いレベルとすることを目的とする。
本発明に係る携帯電話の第1の態様は、アンテナ素子(2a)とグランド(6)との間に誘電体(15)の支え部材を有する内蔵アンテナを備えた携帯電話において、前記誘電体(15)が、スチレン系ゴム、ポリオレフィン系ゴムまたはその両方を配合したシクロオレフィンポリマーにより構成され、前記アンテナ素子(2a)を、前記支え部材の主面に形成されたメッキで構成している。
これにより、携帯電話に適当な大きさで性能の高いアンテナ素子を形成できると共に、必要な比帯域が得られ、量産組み立てばらつき、実使用における手の影響を考慮しても通話品質に大きな影響を与えない。また、シクロオレフィンポリマーにスチレン系ゴム、ポリオレフィン系ゴムまたはその両方を配合していることから、衝撃強度が十分となり、アンテナ素子と筐体内部のクリアランスを必要以上に取る必要が無く、携帯電話の外観寸法を衝撃強度の弱い材料を用いる場合に比べて小さくできる。また密度が低いため、アンテナ素子の軽量化が図れて、ひいては携帯電話の軽量化に大きく貢献する。
望ましくは、誘電体(15)が、ポリオレフィン系のゴムであるエラストマーが配合されることで、低誘電率及び低誘電正接のメッキグレードのシクロオレフィンポリマーを使用した成型品である。
さらに望ましくは、グランドが所定のシールドボックスによって構成され、シールドボックスが、メッキグレードのシクロオレフィンポリマーを用いた成形品と、当該成型品上に形成されたメッキとを備えて、アンテナ素子と一体的に形成される。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
発明を実施するための最良の形態
1.実施の形態1
一般に、携帯電話の内蔵アンテナにおいて、アンテナ素子とグランドとの間の誘電体の材料として求められる特性の条件を本発明者が検討した結果、次の(1)〜(6)の項目が挙げられる。
(1)比誘電率が3以下であること、
(2)誘電正接が低く、0.0002以下であること、
(3)MID(Molded Interconnection Device)または印刷法によるメッキが可能であること、
(4)衝撃強度が少なくとも携帯電話に一般に用いられるABS(Acrylonitrile−butadiene−styerne)と同等(30J)以上であること、
(5)ハンダリフローに耐えられる耐熱性を持っていること、
(6)密度が低いこと、
本発明者が、内蔵アンテナのアンテナ素子(図1及び図2中の符号2a)として使用され得る材料を検討した結果、次の表1に列挙されたものが考えられることが解った。
Figure 2003088416
これらの材料の中で、上記した(1)〜(6)の条件を満足しているのは、COP(Cyclo−olefin polymer)のみである。そこで、この実施の形態に係る携帯電話では、例えば、図1または図2において、アンテナ素子2aとして、ブロック状のメッキグレードのCOP(Cyclo−olefin polymer)15に対してポリオレフィン系ゴムを配合することでメッキグレードとするとともに、耐衝撃性、低誘電率及び低誘電正接とした誘電体とし、このCOP15上にMID(Molded Interconnection Device)で樹脂メッキを施したものをアンテナ素子2aとして適用し、このブロック状のCOP(Cyclo−olefin polymer)15が、図1のように回路基板5のグランド6にネジ14で固定されたり、または図2のようにハンダリフローにより回路基板5のグランド6に固定される構成を採用している。
図3に、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内蔵アンテナを示す。この携帯電話の内蔵アンテナにおいては、誘電体の材質としてCOPを適用することでサイズを小型化できることから、図3の如く、アンテナ素子2aの主面(即ち、COP15の主面)が44.2mm×44.2mm(面積=1953.6mm)のサイズに設定され、従来例1(3956.4mm)に比べて50%以下の面積に設定されている。
更に望ましくは、アンテナ素子2aとして、片側短絡型マイクロストリップアンテナの構造(図10及び図11参照)を採用すれば、アンテナ素子2aの主面(COP15の主面)が更に約半分(即ち、従来例1に比べて約4分の1)の面積で同等の性能を持つアンテナとなるため、携帯電話に搭載した場合に、更に小面積で十分な性能を保有することができるため有利である。
尚、表1では示されていないが、誘電体としてメッキグレードのCOP15を用いたアンテナ素子2aの比帯域は3%であり、必要条件としての比帯域2.8%以上であることを満足している。
ここで、このアンテナ素子2aの共振周波数f(MHz)とVSWR(電圧定在波比)との関係は図4のようになる。尚、図3の構造におけるアンテナ素子2aの高さ(h)方向の誤差は0.1mmであり、故に、図4では、アンテナ素子2aとグランド6との間の離間距離hが、設計上の寸法である1.2mmに実現された場合(実線曲線参照)と、距離hが1.1(=1.2−0.1)mmとなってしまった場合(破線曲線参照)と、距離hが1.2mmであり図17のように手13で保持して遮蔽した場合(一点鎖線曲線L1:後述参照)との3つの状態を示している。
図16に示すように、この実施の形態のようなCOP15の主面にアンテナ素子2aを形成する場合、その共振周波数fは、距離h=1.2mm(手13で遮蔽しない状態:実線曲線参照)の場合に2140MHzであるのに対して、距離h=1.1mmの場合(破線曲線参照)には2155MHzと+15MHzだけずれてしまう。ただし、比帯域が3%と比較的大きいため、例えば帯域端周波数fが2110MHzであるときのVSWRは、距離h=1.2mmの場合に2.8(即ち、リターンロス{R.L.}=−1.1dB)であったのが、距離h=1.1mmの場合に4.0(即ち、リターンロス{R.L.}=−1.9dB)に上がるものの、反射損は僅か−0.8dBに抑えられる。
誘電正接とアンテナ放射効率との関係を図5に示す。COP(Cyclo−olefin polymer)15の誘電正接は0.0001前後と非常に低く設定され、これによるアンテナ放射効率劣化は僅か−0.1dB程度である。量産時の組み立てばらつきを考慮しても誘電正接は10−2程度であることから、図5より、最悪でも−2.0dBのアンテナ放射効率を得ることができる。
また図3のCOP15及びアンテナ素子2aを使用した場合に、図17のように携帯電話を使用する際に手の指13が近づいたとき(ただし、手13の比誘電率が50、その誘電正接が0.5、グランド6と手13との間の離間距離が1mmであるとする)は、共振周波数fとVSWRとの関係は図4中の一点鎖線L2のようになる。ここで、図3に示したアンテナ素子2aの比誘電率が2.3(表1)であるため、アンテナ素子2aの大きさが図15で示したアンテナ素子2(18.2mm×18.2mm)より大きいため、手13の影響は少なく、共振周波数が2137MHz(図4中の一点鎖線L2参照)と、手13で遮蔽されない場合の共振周波数2140から僅か3MHzしかずれず、また手13に吸収される電力が−0.6dBだけで済むことが解っている。
これに対し、比誘電率が15.8の場合(図15及び図16参照)は、アンテナ素子2が小さく、アンテナ素子2に流れる高周波電流を手13(図17)が妨げるため、図16のように、共振周波数が2126MHzと14MHzもずれてしまい、また手13に吸収される電力が−6.2dBもある。
これらのことと併せて考えると、この実施の形態のアンテナ素子2aを使用すれば、そのロスは最悪で−2.6dB(=−1.9dB−0.1dB−0.6dB)に収まることになり、内蔵のアンテナ素子2aの前提とした比帯域2.8%以上、量産時の組み立てばらつきを考慮した帯域内反射損、誘電体のロス、及び手のロスを総合したアンテナ放射効率が−3.0dB以下であるとの条件を満足している。
またこの実施の形態のCOP15を用いたアンテナ素子2aを使用すれば、携帯電話の内部構造に通常用いられているABS(Acrylonitrile−butadiene−styerne)と同等以上の衝撃強度を持っているため、図1のようにネジ14でアンテナ素子2aをグランド6に固定したり、直接、図2のように基板5にハンダリフローで固定しても問題無い。
さらに、携帯電話の筐体(図6及び図7中の本体リアケース1に相当)の内面とアンテナ素子2aとのクリアランスは、他の部分と同じ値を用いることができ、外観上の大きさも衝撃強度の低い材料を使用するのに比べて小さくできる。
さらにまた、COP15の材料特性として密度が1.0と比較的小さいため、アンテナ素子2aの重量を抑えることができ、携帯電話の必須項目である軽量化に大きく貢献する。
以上のように、最適な携帯電話の内蔵アンテナ部分に、比誘電率及び誘電正接が最適であるメッキグレードのCOP(Cyclo−olefin polymer)15上に、アンテナ素子2aを、MIDでメッキする構成を採っているので、アンテナ性能が良く、量産組み立てによるばらつきでアンテナ性能が著しく劣化することなく、また実使用において手の影響も軽減できるため、アンテナ性能が安定し、通話品質が安定する。また、上述したように、アンテナ素子2aの衝撃強度が大きいことから、携帯電話の筐体内部での取り付けに関する制約が少なく、量産に向いており、さらにCOP15の材料特性より、携帯電話の必須項目である軽量化に大きく貢献することが可能となる。
尚、この実施の形態では、誘電体として、COP15に対してポリオレフィン系ゴム(エラストマー)を配合することでメッキグレードとするとともに、耐衝撃性、低誘電率及び低誘電正接とした材質のものを適用していたが、メッキグレードとするとともに、耐衝撃性、低誘電率及び低誘電正接であるものであれば、COP15に対して例えばスチレン系ゴムを配合したものを適用してもよい。
2.実施の形態2
上記した実施の形態1では、アンテナ素子2aとして、ブロック状のメッキグレードの誘電体としてのCOP(Cyclo−olefin polymer)15上にMID(Molded Interconnection Device)で樹脂メッキを施したものを適用していたが、かかる構成に代えて、ブロック状のCOP(Cyclo−olefin polymer)15上に印刷法で樹脂メッキを施したものを適用しても、実施の形態1と同様の効果が得られる。この場合も、図1及び図2のようにして回路基板5のグランド6上にアンテナ素子2aを固定すればよい。
3.実施の形態3
上記の各実施の形態では、メッキグレードのCOP15上にアンテナ素子2aを形成し、これを回路基板5上のグランド6に固定していたが、例えば、グランド6が形成されていない回路基板5に対して、図1及び図2の上方からノイズ遮蔽用のシールドボックス(図示しない)で覆う場合であって、このシールドボックスのシールド用金属とグランド6とを兼ねる場合に、このグランド6が形成されるシールドボックスまで含めてメッキグレードのCOP(Cyclo−olefin polymer)15で形成し、アンテナ素子2a及びシールドボックス(グランド6)にMID(Molded Interconnection Device)または印刷法等でメッキした構成としてもよい。このようにすれば、シールドボックスとアンテナ素子2aとを別体のものとして組み合わせる必要がないため、組立精度のバラツキの心配が無くなり、成形精度だけを考慮すればよいことになる。したがって、アンテナ素子2aとシールドボックス(グランド6)との間の離間距離(図3中の符号h)が更に安定し、量産組み立てばらつきが小さく抑えらアンテナ性能が安定し、通話品質が安定する。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内部構造の一例を示す斜視図である。
図2は、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内部構造の他の例を示す斜視図である。
図3は、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内蔵アンテナを示す斜視図である。
図4は、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内蔵アンテナの共振周波数とVSWRとの関係を示す図である。
図5は、この発明の実施の形態1に係る携帯電話の内蔵アンテナの誘電正接とアンテナ放射効率との関係を示す図である。
図6は、従来の携帯電話の内部構造の一例を示す分解斜視図である。
図7は、従来の携帯電話の内部構造の他の例を示す分解斜視図である。
図8は、従来の携帯電話の内蔵アンテナの一例を示す斜視図である。
図9は、従来の携帯電話の内蔵アンテナの一例を示す断面図である。
図10は、従来の携帯電話の内蔵アンテナの他の例を示す斜視図である。
図11は、従来の携帯電話の内蔵アンテナの他の例を示す断面図である。
図12は、従来例1の携帯電話の内蔵アンテナを示す斜視図である。
図13は、従来例1の携帯電話の内蔵アンテナの共振周波数とVSWRとの関係を示す図である。
図14は、アンテナ素子とグランドとの間の誘電体の比誘電率とアンテナの体積との関係を示す図である。
図15は、従来例2に係る携帯電話の内蔵アンテナを示す斜視図である。
図16は、従来例2の携帯電話の内蔵アンテナの共振周波数とVSWRとの関係を示す図である。
図17は、内蔵アンテナの搭載位置に手が被さった状態を示す図である。
図18は、2つ折りモデルの携帯電話を示す一部破断斜視図である。

Claims (10)

  1. アンテナ素子(2a)とグランド(6)との間に誘電体(15)の支え部材を有する内蔵アンテナを備えた携帯電話において、
    前記誘電体(15)が、スチレン系ゴム、ポリオレフィン系ゴムまたはその両方を配合したシクロオレフィンポリマーにより構成され、
    前記アンテナ素子(2a)が、前記支え部材の主面に形成されたメッキであることを特徴とする携帯電話。
  2. 前記誘電体(15)が、ポリオレフィン系のゴムが配合された前記シクロオレフィンポリマーを使用してなる請求の範囲1記載の携帯電話。
  3. 前記グランドが所定のシールドボックスによって構成され、
    前記シールドボックスが、メッキグレードの前記シクロオレフィンポリマーを用いた支え部材と、当該支え部材上に形成されたメッキとを備えて、前記アンテナ素子と一体的に形成されたことを特徴とする請求の範囲1記載の携帯電話。
  4. 前記メッキが、前記支え部材の主面にMIDにより形成される請求の範囲1記載の携帯電話。
  5. 前記メッキが、前記支え部材の主面に印刷により形成される請求の範囲1記載の携帯電話。
  6. 携帯電話に内蔵されて、アンテナ素子(2a)とグランド(6)との間に誘電体(15)の支え部材を有する内蔵アンテナにおいて、
    前記誘電体(15)が、スチレン系ゴム、ポリオレフィン系ゴムまたはその両方を配合したシクロオレフィンポリマーの支え部材により構成され、
    前記アンテナ素子(2a)が、前記支え部材の主面に形成されたメッキであることを特徴とする携帯電話の内蔵アンテナ。
  7. 前記誘電体(15)が、ポリオレフィン系のゴムが配合された前記シクロオレフィンポリマーを使用してなる請求の範囲6記載の携帯電話の内蔵アンテナ。
  8. 前記グランドが所定のシールドボックスによって構成され、
    前記シールドボックスが、メッキグレードの前記シクロオレフィンポリマーを用いた支え部材と、当該支え部材上に形成されたメッキとを備えて、前記アンテナ素子と一体的に形成されたことを特徴とする請求の範囲6記載の携帯電話の内蔵アンテナ。
  9. 前記メッキが、前記支え部材の主面にMIDにより形成される請求の範囲6記載の携帯電話の内蔵アンテナ。
  10. 前記メッキが、前記支え部材の主面に印刷により形成される請求の範囲6記載の携帯電話の内蔵アンテナ。
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