JPWO2002067039A1 - 画像比較装置、画像比較方法及び画像比較をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、見本となる参照画像と、比較対象となる比較画像を画像比較するための画像比較装置、画像比較方法および画像比較をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
背景技術
近年、印刷物の偽造や、身分証明書等の特殊印刷、加工の偽造などの事件が多く発生している。そして、それらの事件に係る偽造方法も巧妙で鑑識するのも困難になっている。また、偽造を防止するための印刷や加工そのものが、人間の目視で確認するのが困難なほど精密になっている。
このような背景から、最近、図1に示すような比較顕微鏡が提案されている。
この比較顕微鏡は、2個の顕微鏡本体202a,202bを備えている。顕微鏡本体202a,202bは、それぞれ対物レンズ203a,203bを有する。対物レンズ203a,203bに対応するステージ205a,205b上には、印刷物等の試料204a,204bが載置されている。また、顕微鏡本体202a,202bには、共通の比較鏡筒201が接続されている。本構成により、顕微鏡本体202a,202bによる観察像が観察鏡筒200から同時に観察できる。すなわち、例えば、顕微鏡本体202aのステージ205aに見本となる試料204aを載置する。そして、顕微鏡本体202bのステージ205bに比較対象となる試料204bを載置する。試料204aの視野右半分の観察像と試料204bの視野左半分の観察像を突き合わせて1つの観察像として観察鏡筒200から観察できるようにする。これにより、左右の観察像の比較を可能にし、試料204aと204bが同一のものかを容易に確認できる。
しかしながら、上記のような比較顕微鏡を用いた装置は、偽造を鑑識したい比較対象の試料の他に、見本となる実物の試料が必要である。従って、見本の試料を持たない観察者は比較作業を行うことができないので、偽造鑑識するのが困難である。加えて、2台の顕微鏡本体202a、202bを用いているために、顕微鏡本体202a、202b間での光学系の明るさや色のばらつきにより、比較画像と参照画像の画像比較が困難になる場合がある。また、偽造の鑑識では画像の比較したい位置を合わせ、相違を確認し易くするのが重要である。しかし、このような位置合わせを行うには、ステージ205a、205b上の試料204a,204bの位置を移動させるなどの面倒な作業を必要とする。
一方、デジタル画像として記憶された参照画像を用いて比較観察を行う画像比較装置が知られている(特開平06−6807号公報参照)。この画像比較装置は、テレビカメラから取込んだ画像をデジタルデータとして複数記憶する。次に、参照画像のうち半分の画像と比較画像のうち半分の画像を取り出して、それぞれを貼り合わせて1枚の画像としてモニタ上に表示する。これにより、左右の画像が一致しているか容易に確認できる。
上記のような画像比較装置においては、記録されているデジタル画像を呼び出してテレビモニタ上で比較している。しかし、すでに取込まれ(記憶され)ている静止画同志を並べ合わせるので参照画像の比較したい位置を比較画像に合わせるのが難しい。更に、単純に画像を左右に並べるだけであるので、相違点を観察するのが難しい場合がある。さらに、参照画像と比較画像を比較する場合には、これら画像の倍率、位置、明るさなど画像の撮影条件を同じにすることが望ましい。しかし、過去に撮影した画像ファイルを使用して比較するような場合は、撮影条件が分からないことが多いため正確な画像の比較観察が困難になってしまうこともある。また、解像度を落とさないために観察画面を2つに分割表示して2つの画像を比較する場合には、画像を半分づつ比較しなければならず、少なくとも2回の画像の比較観察が必要になる。さらに、観察画面を2つに分割して表示した場合には、どちらの画像が参照画面なのか、又は比較画面なのかが分からなくなってしまうことがある。さらにまた、2つの画像の違いは、観察者が目視で確認しているため、見落としなどの問題が発生する場合がある。
発明の開示
本発明は、参照画像と比較画像の比較観察を簡単な操作で、精度よく、しかも効率よく行うことができる画像比較装置、画像比較方法及び画像比較をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1局面に係る画像比較装置は、試料のマクロ的観察像又は前記試料のミクロ的観察像の少なくとも一方を取り込む観察像取り込み手段と、前記観察像取り込み手段より取り込まれた観察像を撮影する撮影手段と、予め用意された参照画像を記録する記録手段と、前記撮影手段により撮影される観察像を比較画像として表示すると共に前記記録手段に記録された参照画像を前記表示手段に比較可能に表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第2局面に係る画像比較装置は、試料のマクロ的観察像を取り込むマクロ観察ユニットと、前記試料のミクロ的観察像を取り込むミクロ観察ユニットと、前記マクロ観察ユニットと前記ミクロ観察ユニットの間で前記試料を移動させるステージと、前記マクロ観察ユニットおよび前記ミクロ観察ユニットより取り込まれる前記ステージ上の試料の観察像を撮影するカメラと、前記マクロ観察ユニットまたは前記ミクロ観察ユニットより前記カメラへの光路を切換える光路切換え手段と、前記カメラより撮影された観察像を参照画像として記録する記録媒体と、前記カメラより撮影される観察像を比較画像として表示すると共に前記記録媒体に記録された参照画像を比較可能に表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明の第3局面に係る画像比較方法は、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像の少なくとも一方の観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像の全体または一部と、予め用意された参照画像の全体または一部を比較可能に表示することを特徴とする。
本発明の第4局面に係る画像比較方法は、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像とを任意の比率で足し合わせた加算画像を表示することを特徴とする。
本発明の第5局面に係る画像比較方法は、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像を所定の時間間隔で交互に表示することを特徴とする。
本発明の第6局面に係る画像比較方法は、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像と予め用意された参照画像とのサブトラクションを行い、その結果に基づいて表示を行うことを特徴とする。
本発明の第7局面に係る画像比較方法は、少なくとも2つ以上の画像比較装置と、少なくとも1つ以上の画像を保存可能な画像サーバを、データ通信可能なネットワークを介して接続したシステムに適用される画像比較方法であって、各画像比較装置において、試料から取得される比較画像との比較に使用される参考画像を前記画像サーバからネットワークを介して読み出し可能にしたことを特徴とする。
本発明の第8局面に係るコンピュータで実行可能なプログラムは、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像の全体または一部と、予め用意された参照画像の全体または一部を比較可能に表示することを特徴とする。
本発明の第9局面に係るコンピュータで実行可能なプログラムは、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像とを任意の比率で足し合わせた加算画像を表示することを特徴とする。
本発明の第10局面に係るコンピュータで実行可能なプログラムは、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像を所定の時間間隔で交互に表示することを特徴とする。
本発明の第11局面に係るコンピュータで実行可能なプログラムは、試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた前記観察像を撮影し、撮影された前記観察像と予め用意された参照画像とのサブトラクションを行い、その結果に基づいて表示を行うことを特徴とする。
本発明の第12局面に係るコンピュータで実行可能なプログラムは、少なくとも2つ以上の画像比較装置と、少なくとも1つ以上の画像を保存可能な画像サーバを、データ通信可能なネットワークを介して接続したシステムに適用され、
各画像比較装置において、試料から取得される比較画像との比較に使用される参考画像を前記画像サーバからネットワークを介して読み出しすることを特徴とする。
本発明の第13局面に係る画像比較方法は、試料の観察像を撮影する撮影手段と、撮影された観察像を比較する表示手段と、画像比較する表示方法を通信する手段とを備えた装置と、データ通信可能なネットワークを介して接続した制御装置により指示された表示画面を通信により表示させることを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明に係る画像比較装置の一実施形態としての顕微鏡画像比較装置のブロック図である。
図において、図示しない試料を観察する観察装置1は、試料のミクロ的観察像を取り込むミクロ観察像取り込み手段として顕微鏡観察像を取り込むミクロ観察ユニット2と、試料のマクロ的観察像を取り込むマクロ観察像取り込み手段としてマクロ観察ユニット3と、撮影手段としてTVカメラ4とを有する。観察装置1は、ミクロ観察ユニット2またはマクロ観察ユニット3で取り込まれた観察像をTVカメラ4を介して制御手段としてパソコン本体5に向けデジタル画像として送出する。
パソコン本体5は、画像入力ボード6、ビデオカード7、RAM8、CPU9、記録媒体10、インターフェース11およびバス12を有する。パソコン本体5は、画像入力ボード6に取込まれたTVカメラ4からのデジタル画像を、RAM8に記憶したり、ビデオカード7を介して表示手段としてパソコン用モニタ13に静止画像または動画像として表示させる(動画像はTVカメラ4のビデオレートの動画像が映し出される)。記録媒体10には、予め用意された複数のデジタル化された参照画像が記録される。更に、記録媒体10には、後述する画像比較ソフト等のプログラム10aが記録されている。プログラム10aはRAM8に一旦記録され、CPU9により実行されて画像の比較処理を行う。インターフェース11には、プログラム10aを実行する際の指示を入力するキーボード14およびマウス15が接続されている。
図3は、図2の顕微鏡画像比較装置のシステム構成図であり、図2と同一部分には、同符号を付している。
図3において、ミクロ観察ユニット2は、試料の精密な印刷や加工を拡大して観察するミクロ観察像取り込み手段として用いられている。ミクロ観察ユニット2には、ベース20上に載置された図示しない試料に対向させて対物レンズ21が配置されている。試料の精密な印刷や加工状態が対物レンズ21を通して拡大して接眼レンズ22により目視観察可能であり、TVカメラ4で撮像されてパソコン本体5に取込まれる。
ミクロ観察ユニット2は、偏光照明23、落射照明24、透過照明25、落射蛍光照明26、偏射照明27を備えている。偏光照明23は、対物レンズ21を介してベース20上に載置された試料に偏光した照明光を光軸に沿って照射する。落射照明24は、対物レンズ21の光軸から外れた位置から試料に照射できるように設置されている。透過照明25は、ベース20内部から対物レンズ21の方向に照射され、試料の外形や試料を透過した像の観察を可能にしている。落射蛍光照明26は蛍光像を観察するための照明であり、試料の蛍光印刷を施した特殊印刷を観察できる。偏射照明27は、試料を斜めから照明できる位置に配置され、試料の刻印等など凹凸のある特殊加工を観察するのに用いられる。
偏光照明23、落射照明24、透過照明25、落射蛍光照明26、偏射照明27は、ミクロ用コントロールボックス28により点灯、消灯の操作および明るさの調整ができるようになっている。
マクロ観察ユニット3は、試料を比較的広視野広範囲で観察するマクロ観察像取り込み手段として用いられる。マクロ観察ユニット3には、ベース281上に載置された図示しない試料に対向させてマクロレンズ29が配置されている。試料の像はマクロレンズ29およびマクロ用フォーカシングハンドル36を介してミクロ観察ユニット2側の光路に導かれる。ミクロ観察ユニット2側の光路に導かれた試料の像は、接眼レンズ22により目視観察可能になっているとともに、TVカメラ4で撮像されてパソコン本体5に取込まれる。
マクロ観察ユニット3は、照明装置として偏光照明30、落射照明31、透過照明32、落射蛍光照明33、偏射照明34を備えている。偏光照明30は、マクロレンズ29を介してベース281上に載置された試料に偏光した照明光を光軸に沿って照射する。落射照明31は、マクロレンズ29の光軸から外れた位置から試料に照射できるように設置されている。透過照明32は、ベース281内部からマクロレンズ29の方向に照射され試料の外形や試料を透過した像の観察を可能にしている。落射蛍光照明33は、蛍光像を観察するための照明であり試料の蛍光印刷を施した特殊印刷を観察できる。偏射照明34は、試料を斜めから照明できる位置に配置され、試料の刻印等など凹凸のある特殊加工を観察するのに用いる。
偏光照明30、落射照明31、透過照明32、落射蛍光照明33、偏射照明34は、マクロ用コントロールボックス35により点灯、消灯の操作および明るさの調整ができるようになっている。
図4は、上述した記録媒体10に記録されたプログラム10aの画像比較ソフトを起動した時に表示されるGUI(Graphical User Interface)41の一例を示している。GUI41は、例えば、Microsoft社のWindows等のオペレーションシステムを使用してWindow画面として表示される。
GUI41は、第1の画像表示領域としての静止画像表示領域42と第2の画像表示領域としての動画像表示領域43を有している。静止画像表示領域42には、参照画像として、デジタル画像が静止画として表示可能である。ここで、参照画像は、例えば文章の文字や印刷物試料の偽造した部分を撮影した画像でもよいし、または、ミクロ観察ユニット2またはマクロ観察ユニット3により取り込まれた試料のミクロ観察像またはマクロ観察像をTVカメラ4で撮影した画像でもよい。これらの参照画像は、予めパソコン本体5の記録媒体10に記録されている。動画像表示領域43には、比較画像として動画像が表示可能である。比較画像は、参照画像と比較したい(又は比較するための)試料の画像でである。比較画像は、ミクロ観察ユニット2またはマクロ観察ユニット3により取り込まれた試料のミクロ観察像またはマクロ観察像をTVカメラ4で撮影した動画像(又は静止画像)である。この場合、比較画像を得るためにTVカメラ4により撮影する像は、ミクロ観察ユニット2側でもマクロ観察ユニット3側のいずれの観察ユニットから得られる画像であってもよく、目的に応じて観察したい方を観察者が任意に選択可能である。動画像表示領域43は、動画像を表示可能になっているが、試料を移動して観察したい位置を決定した後は、一時的に静止画として表示することも可能である。
GUI41は、第3の画像表示領域として観察画像表示領域44を有している。この観察画像表示領域44には、静止画像表示領域42で表示されている静止画像と動画像表示領域43で表示されている動画像とを、以下述べるような様々な表示方法で表示することが可能になっている。
図5A〜図10Cは、観察画像表示領域44での様々な表示例について説明するための図である。
図5A〜図5Fは、観察画像表示領域44において、静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像を左右に並べて比較する場合の第1の表示例である。図5Aは、静止画像表示領域42の参照画像を示す図であり、その左半分は静止画左42Lであり、右半分は静止画右42Rである。図5Bは動画像表示領域43の比較画像を示す図であり、その左半分は動画左43Lであり、右半分は動画右43Rである。
図5Cは、観察画像表示領域44での観察画像を示す図であり、観察画像の左半分に静止画左42Lの参照画像を表示し、右半分に動画右43Rの比較画像を表示している。同様に、図5Dでは、左半分に動画右43Rの比較画像、右半分に静止画左42Lの参照画像を表示している。同様に、図5Eでは、左半分に動画左43Lの比較画像、右半分には静止画右42Rの参照画像を表示している。同様に、図5Fでは、左半分に静止画右42Rの参照画像、右半分に動画左43Lの比較画像を表示している。ここでの動画左43L及び動画右43Rは、それぞれTVカメラ4で撮影した画像をリアルタイム(ビデオレート)で表示している。そのため、試料を移動させながら、静止画左42L、または静止画右42Rに対して観察したい位置を合わせ込むことができる。観察画像の位置を合わせ込んだ時点で一時的に静止画として比較することも可能である。
なお、図5A〜図5Fでは、左右の分割比を同一にしているが、分割比を変更することも可能である。例えば図5Cにおいて、静止画左42Lの幅を狭くし、動画右43Rの幅を広くすることも可能である。
このようにして参照画像と比較画像を左右に並べて表示することにより、例えば、本物と偽造印刷の相違点を視覚的に発見しやすくできる。
図6A〜図6Fは、観察画像表示領域44において、静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像を上下に並べて比較する場合の第2の表示例である。図6Aは、静止画像表示領域42の参照画像を示す図であり、その上半分は静止画上42Uであり、下半分は静止画下42Dである。図6Bは動画像表示領域43の比較画像を示す図であり、その上半分は動画上43Uであり、下半分は動画下43Dである。
図6Cは、観察画像表示領域44での観察画像を示す図であり、観察画像では上半分に静止画上42Uの参照画像を表示し、下半分に動画下43Dの比較画像を表示している。同様に、図6Dでは上半分に動画下43Dの比較画像、下半分に静止画上42Uの参照画像を表示している。同様に、図6Eでは上半分に動画上43Uの比較画像、下半分には静止画下42Dの参照画像を表示している。同様に、図6Fでは、上半分に静止画下42Dの参照画像、下半分に動画上43Uの比較画像を表示している。ここでも、動画上43U及び動画下43DはそれぞれTVカメラ4で撮影した画像をリアルタイム(ビデオレート)で表示している。そのため、試料を移動させながら、静止画上42U、または静止画下42Dに対して観察したい位置を合わせ込むことができる。観察画像の位置を合わせ込んだ時点で一時的に静止画として比較することも可能である。
図5A〜図5Fおよび図6A〜図6Fに示す画面表示の切り換えは、GUI41上の例えば「分割表示」のアイコン45をクリックすることで、容易に実行することができる。
このようにして参照画像と比較画像を上下に並べて表示するようにしても、例えば、本物の偽造印刷の相違点を視覚的に発見しやすくできる。
図7A〜図7Dは、観察画像表示領域44において、静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像とをオーバーラップ(画像加算して)比較する場合の方法を示す第3の表示例である。図7Aは観察画像表示領域44の観察画像を示す図である。図7Aでは、静止画像表示領域42の参照画像である静止画像42Aのみが表示されている。図7Bは、オーバーラップ画像46aの一例を示す図であって、静止画像42Aに、動画像表示領域43の比較画像である動画像43B(図7D参照)が所定の割合で重畳されて表示されている(この処理を以下、「オーバーラップ処理」と称する)。この場合、2つの画像(例えば、A画像及びB画像)の加算は、、A画像のある1画素(画素位置を(x、y)で表した時)の輝度をIa(x,y)、B画像の同位置画素の輝度Ib(x,y)とすれば、オーバーラップ画像の輝度I(x,y)は、
I(x,y)=Ia(x,y)×m+Ib(x,y)×n
ただし、m=1−n;(0≦m、n≦1)
で求められる。この計算を全ての画素で行うことにより画像の加算を行う。図7Bのオーバーラップ画像46aでは、静止画像42Aの割合が動画像43Bの割合より多いため静止画像42Aの画像の方がはっきりと見えている。図7Cに示すように静止画像42Aの割合を動画像43Bの割合より少なくすると、図7Bに示すオーバーラップ画像46aと異なり静止画像42Aよりも動画像43Bの画像の方がはっきりと見えるようになる。すなわち、静止画像42Aの割合を増やしていけば最終的に図7Aの静止画像42Aのみの画像となり、動画像43Bの割合を増やしていけば図7Dの動画像43Bのみの画像となる。
上記のようなオーバーラップ処理を図8に示すフロチャートを参照して説明する。
ステップS1で、記録媒体10に記録されている静止画像42Aと動画像43Bのオーバーラップ比率(デフォルト値又は前回の設定値)を読み出す。このオーバーラップ比率は、上述した式のmとnとの比に相当する。なお、オーバーラップ比率は、図4に示すGUI41上のスライダー47をオペレータが動かすことで容易に調整することができる。次に、ステップS2で、静止画像42Aと動画像43Bを、読み出したオーバーラップ比率で加算して合成して観察画像表示領域44に表示する。ここで比率の計算は、上述した式で行い画像の全画素分計算し表示する。次に、ステップS3で、スライダーでオーバーラップ比率が変更されたかどうかを確認する。スライダー47でオーバーラップ比率が変更されたら、ステップS4で、スライダー47で指定された値をRAM8もしくは記録媒体10に記憶しているオーバーラップ比率の値として再設定する。
そして、ステップS1にもどり同様の処理を繰り返す。
また、ステップS3で、オーバーラップ比率が変更されていない場合は、ステップS5へ進み、オーバーラップ処理を終了するかどうか確認する。オーバーラップ処理を終了しない場合、ステップS3へもどり同様の処理が繰り返す。オーバーラップ処理を終了する場合、オーバーラップ処理の一連の処理を終了する。
上記のように参照画像と比較画像を加算し重ね合わせて、オーバーラップ表示させることで、例えば、本物と偽造印刷を重ね合わせることにより、両者の相違点を視覚的に発見しやすくできる。
図9は、観察画像表示領域44において、静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像のそれぞれを、所定の時間間隔で交互に切換えて表示することにより両画像を比較する場合の第4の表示例である。
この場合において、まず静止画像表示領域42で表示される参照画像は観察画像表示領域44に静止画像42Eとして表示される。その後、一定時間をおいて動画像表示領域43で表示される比較画像が観察画像表示領域44に動画像43Fとして表示される。さらに一定時間をおいて静止画像42Eが表示される。このような処理を連続で実行する。このような画像切換え表示処理は、GUI41上の所定のアイコンをクリックすることでプログラムを実行できる。また、画像の切換時間は、GUI41から上述の一定時間の間隔を入力することで、任意の値に変更することができる。
このようにして2枚の画像をアニメーションのように所定の時間間隔で交互に切換え表示して人間の目の残像を利用することにより、例えば、本物の文書と偽造文書の印刷の相違点を視覚的に発見しやすくできる。
次に、図10A〜図10Cは、静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像のそれぞれの異なる部分を強調表示する場合の第5の表示例である。
参照画像と比較画像との異なる部分を検出する異部自動検出方法の概略を説明する。異部自動検出方法は、次のように、異部を検出する。静止画像表示領域42に表示される静止画像43Gと動画像表示領域43で表示される動画像43Hを比較する。比較結果に基づいて観察画像表示領域44に異部強調画像43Iとして異なる部分を強調して表示する。
異なる部分の自動検出は、例えば参照画像と比較画像とのサブトラクションで行う。例えば「B」画像のある1画素の輝度をIb(x,y)、「B′」画像の同位置画素の輝度Ib′(x,y)とすれば、サブトラクション後の画像の輝度I(x,y)は、
I(x,y)=|Ib(x,y)−Ib′(x,y)|
で求められる。ここで輝度Iが0より大きければ画素が異なる事になる。ただし、ノイズ等もあるのでしきい値を設定し、輝度が所定値以上(例えば、50以上)の場合に画素が異なると判断するようにしてもよい。この計算を全ての画素で行えば画像のサブトラクションを行うことができる。図10Cは、図10Aと図10Bとの異なる部分を強調表示した異部強調画像43Iである。異部強調画像は、図10Aの静止画像43Gの領域48の部分が図10Bの動画像43Hと異なっているので、領域48を異部48Aとして求めることができる。図10Cに示すように、異部強調画像43Iにおいて、領域48Aに強調する色や模様を付けて領域48Aとして表示しても良い。また、異部強調画像43Iにおいて、異なる領域48Aのみ表示しても良いし、静止画像43G、動画像43H、或いは静止画像と動画像をオーバーラップした画像に重畳して表示しても良い。画像全体の画素数に対する輝度の異なる画素の画素数の割合を求め、その割合の値を画像の一致率として画像の相違を評価することもできる。
このようにして静止画像43Gと動画像43Hの異なる部分を(自動的に或いは手動で)強調表示することで、両画像の異なる部分を容易に把握でき、かつ、自動で異なる部分の有無判断を行うことができる。従って、オペレータによる個人差を防止することができる。
ここで、画像、例えば、動画像43H、の明るさが足りない場合の対策について説明する。画像の明るさが足りない場合、図3で説明したように照明を調整して画像を明るくする方法がある。しかし、照明を最大の明るさにしても画像が暗い場合がある。特に蛍光画像を観察するような場合は画像が非常に暗くなる。そこで、このような場合には、動画像43Hについて積算処理を行うことが好ましい。この積算処理は例えば、次のように行う。図2に示すTVカメラ4で撮影したアナログ画像を画像入力ボード6によりビデオレートで順次デジタル画像に変換する。順次変換されたデジタル画像をビデオカード7中の図示していない記憶装置に一時的に記憶する際に、加算する。そして、加算されたデジタル画像を順次パソコン用モニタ13に動画像43Hとして表示する。積算処理は、順次デジタル画像に変換している1枚1枚の画像を加算しながら記憶装置に記憶している。これにより画像の輝度を高くすることができる。また、デジタル画像を加算していくことで、画像のちらつくようなノイズ画素が平均化され滑らかな画像にすることもできる。すなわち、画像のノイズが低減される。
上記のように、試料のマクロ的観察像を取り込むマクロ観察ユニット3または試料のミクロ的観察像を取り込むミクロ観察ユニット2より取り込まれた観察像をTVカメラ4で撮影し、この撮影された観察像からなる比較画像と予め用意された参照画像を同一のパソコン用モニタ13上に、様々な表示方法で、比較可能に表示できるようにしたので、試料、例えば印刷物や身分証明書の特殊印刷など、の比較観察を簡単に、しかも効率的に行うことができる。
また、試料に合わせて各種の照明方法を使い分けることができるので、特に、見づらい印刷や加工を視覚的に観察しやすくでき、精度の高い画像比較を行うことができる。
さらに、参照画像の取り込みの際の撮影条件などを保存しておくことが好ましい。これにより、比較画像の取り込み時に、同じ撮影条件で取り込むことができるので、比較する画像間に違和感がなく、精度の高い画像比較を行うことができる。
さらにまた、複数の画像比較モード(例えば、上記の第1の表示例から第5の表示例)の中から比較する試料に合ったモードを選択して適用できるので、最適な条件の下で画像比較を行うことができる。
さらにまた、例えば第5の表示例のように、画像表示上に2つの画像の異なる所に色やマークなどを付け、注意を促すようなこともできるので、視覚的に画像の相違を簡単に確認することができる。
なお、第1の実施の形態では、試料として印刷物等について説明をしたが、試料は印刷物に限らず顕微鏡で観察できるウィルスや生物の細胞など、デジタル画像で保存できるものなら何でもよい。
(第2の実施の形態)
図11を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施形態において、装置構成およびGUIは、第1の実施の形態で述べた図2、図3および図4と同様なので、これら図を援用して説明を省略する。
図11は、図4に示すGUI41の観察画像表示領域44に表示した観察画像である。図11において、観察画像表示領域44の観察画像上に、一定の間隔をもつ格子51を表示する。格子51は、図11に示すように9×6にしてもよいし、2×2など任意に変更可能である。これにより、第1の実施の形態で述べた静止画像表示領域42の参照画像と動画像表示領域43の比較画像を並べて表示するような場合に、各画像の比較したい模様、印刷文字等のサイズや位置関係等を視覚的に比較し易くでき、両者の相違点を発見しやすくできる。
(第3の実施の形態)
図12を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。
上述した顕微鏡画像比較装置のようにスタンドアロンで使用する場合には、試料の偽造印刷等の画像や情報などを持っていても、その装置でしか使うことができない。このため、例えば異なる場所、例えば、各地で偽造印刷等疑わしいものが発見されても、同じ偽造物か否か確認することができない。また、本物の印刷物等の画像も、本物の試料を各地に持っておき、それぞれの顕微鏡画像比較装置にデジタル画像として取込んでおかなければならず、このような作業を全ての顕微鏡画像比較装置について行わなければならないため時間がかかるなど、運用効率が極めて悪い。
そこで、第3の実施の形態では、複数台の顕微鏡画像比較装置をネットワークを介して接続している。
この場合、図12に示すように、複数台の顕微鏡画像比較装置として、例えば、東京の顕微鏡画像比較装置A61、大阪の顕微鏡画像比較装置B62、福岡の顕微鏡画像比較装置C63が各地に点在しているものとする。顕微鏡画像比較装置A61、顕微鏡画像比較装置B62、顕微鏡画像比較装置C63は、それぞれのパソコン本体5が不図示のネットワークインターフェイスを介してネットワーク64に接続されている。ネットワーク64は、ISDN等の専用回線でもインターネットでも可能である。また、ネットワーク64には、画像サーバ65が接続されており、画像サーバ65は、顕微鏡画像比較装置A61、顕微鏡画像比較装置B62、及び顕微鏡画像比較装置C63とのデータ通信が可能になっている。
上記のような構成において、画像サーバ65に必要なデジタル画像と、その情報たとえば文章の偽造個所の説明等を保存しておく。そして、例えば、大阪地区で、偽造として疑わしいものが発見されたとき、大阪の顕微鏡画像比較装置B62のパソコン本体5から関連する情報をネットワーク64を介して画像サーバ65内の当該偽造として疑わしいものに関する情報を検索して、必要な情報をダウンロードして比較を行う。
また、各地で新たに見つかった偽造物の画像や情報を画像サーバ65に、その都度保存しておくことで、リアルタイムで当該偽造物に関する情報を入手できる。また、それらの新しい情報が画像サーバに保存したら、画像サーバが自動的に各顕微鏡画像比較装置61、62、63にメッセージ等を送るようにして、各地のオペレータが常に最新の情報を受けられるようにしてもよい。
上記のように複数の顕微鏡画像比較装置が各地に点在するような場合に、これら顕微鏡画像比較装置をネットワーク64を介して接続するとともに、画像サーバ65によりデータ通信可能にすることにより、画像データやその他の情報を複数の顕微鏡画像比較装置で共有化することができる。これにより各地から集まる最新の画像データを使用して画像比較を行うことができる。従って、各地で偽造印刷等疑わしいものが発見されたような場合においても、同じ偽造物か否かの確認を他の地区で発見された偽造物の最新情報を用いて直ちに行うことができるなど、運用効率を飛躍的に高めることができる。
なお、第3の実施形態においては、ネットワークを介して画像サーバによる画像ファイル等の共有化について説明している。ネットワークを利用した次のような構成も適用可能である。各地の装置においては、比較する画像の撮影と画像比較方法のみを選択し、これらの情報をネットワークを介して集中的に処理する制御装置に通信する。これらの情報に基づいて制御装置は、各地の装置に画像比較するための表示画面を通信する。これにより、各地の装置では、撮影画像と制御装置から送信された画像とに基づいて画像比較するようにしても良い。
(第4の実施の形態)
図13を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。
上述した第1の実施の形態では、マクロ観察ユニット3を用いてベース281上の試料を広視野広範囲の観点で参照画像と比較観察を行い、必要に応じて試料をミクロ観察ユニット2のベース20上に移し替えて精密な印刷や加工を拡大して参照画像と比較観察するようにしている。第4の実施の形態では、これらの作業を自動化できるようにしている。
図13は、第4の実施形態に係る顕微鏡画像比較装置のシステム構成図を示す図である。
図13において、顕微鏡画像比較装置は、観察装置69と画像処理装置70を備えている。
観察装置69は、一体的に構成されたミクロ観察像取り込み手段としてのミクロ観察ユニット71とマクロ観察像取り込み手段としてのマクロ観察ユニット72とを備えている。ミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72には、それぞれのベース(ミクロ用)73およびベース(マクロ用)74上に共通のマクロミクロ電動ステージ(自動X−Yステージ)75が設けられている。マクロミクロ電動ステージ75を駆動することで、ミクロ観察ユニット71とマクロ観察ユニット72の間で試料の受渡しが自動的にできる。
また、ミクロ観察ユニット71とマクロ観察ユニット72に対して、これらの観察像を撮影するためのTVカメラ76が設けられている。TVカメラ76は、ミクロ観察ユニット71では、ミクロマクロ用ズームハンドル77、対物レンズ78を介して試料を撮影する。ここで、フォーカスの調整はミクロ用フォーカシングハンドル79で行う。さらに、TVカメラ76は、マクロ観察ユニット72では、ミクロマクロ用ズームハンドル77、不図示の光路切換え装置、マクロレンズ80を介して試料の撮影を行う。ここで、フォーカスの調整はマクロ用フォーカシングハンドル81で行う。
この場合において、ミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72のフォーカシングハンドル79、81、不図示の調光装置、不図示の光路切換え装置およびTVカメラ76は、それぞれ画像処理装置70の一部を構成する制御手段であるパソコン本体82より自動で制御可能となっている。
また、ミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72には、各種の照明が設けられている。ミクロ観察ユニット71には、偏光照明83、落射照明84、落射蛍光照明85、偏射照明86、透過照明87、赤外線透過照明88が設けられている。マクロ観察ユニット72には、偏光照明89、落射照明90、落射蛍光照明91、偏射照明92、透過照明93、赤外線透過照明94が設けられている。これらの照明装置は、対象となる試料の観察部位などに適した照明方法に応じてパソコン本体82やミクロ用コントロールボックス(手動操作ボックス)95、マクロ用コントロールボックス(手動操作ボックス)96により選択されるようになっている。
なお、接眼レンズ97は、ミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72により得られる試料の観察像を直接目視で見るためのレンズである。
観察装置69は、マクロミクロ通信ケーブル98、テレビカメラビデオケーブル99およびテレビカメラ通信ケーブル100を介して画像処理装置70に接続されている。
画像処理装置70は、パソコン本体82の他に、観察画像の表示や制御用のGUI等を表示する表示手段としてのパソコン用モニタ101、入力装置のキーボード102、マウス103を有している。また、画像処理装置70は、マクロミクロ通信ケーブル98を介して観察装置69の制御を行う。画像処理装置70は、テレビカメラビデオケーブル99を介してTVカメラ76からの映像信号を取り込む。画像処理装置70は、さらに、テレビカメラ通信ケーブル100を介してTVカメラ76のブライトネス、コントラスト等の制御を行う。すなわち、画像処理装置70は、TVカメラ76からの撮像信号をパソコン本体82内の画像入力ボード6を介してビデオカード7に取り込み、デジタル画像としてパソコン用モニタ101に表示する。
パソコン本体82には、システム制御するためのメニュー、ボタン表示、画像表示のためのパソコン用モニタ101、メニュー及びボタンを操作するためのキーボード102およびマウス103が接続されている。
パソコン本体82は、TVカメラ76で撮影した画像を表示させるためのフレームメモリ機能、システム制御のためのメニュー及びボタン操作機能、観察装置69を制御するための通信機能などを備えている。パソコン本体82は、さらに、一時的に画像データを保存するためのメモリ機能も備えている。また、パソコン本体82は、TVカメラ76で撮影した画像及び撮影条件などのデータを他のパソコン(或いはサーバ、周辺機器等)に保存させてデータを共有したり、他のパソコン(或いはサーバ、周辺機器等)とのデータの授受を行うために必要な通信手段(例えば、Ethernet、GP−IB、パラレル、シリアル等)を備えている。さらに、パソコン本体82は、マクロミクロ電動ステージ75の駆動指令、ミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72に対するフォーカス、ズーム、光路切換え、照明方法の切換え、調光等の指令や、TVカメラ76の制御指令などをインターフェースを介して観察装置69に出力する。インターフェースは、観察装置69とパソコン本体82に内蔵されており、例えば、RS−232C、GP−IB、パラレル、シリアル、SCSI等がある。
図14から図17を参照して上記のように構成された第4の実施形態に係る動作を説明する。
図14は、パソコン用モニタ101での表示例である。図15乃至図17は、作業手順と動作を説明するためのフローチャートである。
まず、画像を比較するときの基準となる参照画像の取得、登録を行う(後述のステップS11〜S23)。図15に示すステップS11で、観察者は、観察装置69での観察ユニットを選択する。つまり、観察者は、試料上の観察したい領域の大きさなどによりマクロ観察ユニット72またはミクロ観察ユニット71を選択する。この場合、図14に示すモニタの操作画面105上で、マクロ観察ユニット72およびミクロ観察ユニット71に対応するマクロボタン106またはミクロボタン107をクリックして光路切換えを行い、所望する観察ユニットを選択する(ステップS12,S13)。次に、モニタの操作画面105上で、動画ボタン108aを選択して、TVカメラ76で撮影している動画像を観察画像表示領域109に表示させる(ステップS14)。この場合、フリーズボタン134を選択すれば、TVカメラ76で撮影された画像を静止画像として観察画像表示領域109に表示できる。
次に、観察者は、参照画像を生成するため見本となる試料を、選択した観察ユニット側のマクロミクロ電動ステージ75上にセットする(ステップS15)。そして、観察画像表示領域109に表示される動画像(観察画像)を参照しながら、試料に適した照明をマクロ用コントロールボックス96またはミクロ用コントロールボックス95を用いて選択し、明るさを調整する(ステップS16)。
次に、観察者は、観察画像の細部を拡大観察するかどうかを判断する(ステップS17)。観察画像の細部を拡大したい場合(Yes)は、倍率変更ボタン110で拡大倍率を設定する。そして、観察画像上にマウス103のポインタを移動させる。すると、観察画像上において、ポインタで指定された倍率の撮り込みエリアが表示される。観察者が撮り込みたい位置をクリックして拡大位置を決定し(ステップS18)、操作画面105の設定ボタン111をクリックする。この動作により、パソコン本体82は、現状のステージ位置、設定倍率および観察画像上でのマウスポインタの位置から拡大する画像の中心位置を算出する。そして、パソコン本体82は、選択している観察ユニットの光軸上に拡大する画像の中心位置が一致するように自動的にマクロミクロ電動ステージ75を移動させる。これにより、試料の観察したい位置が設定される(ステップS19)。
次に、観察者は、試料の観察したい領域が表示されるようにズーム倍率を調整し、フォーカスを合せる(ステップS20)。
なお、ステップS17で、観察画像の細部を拡大観察しないと判断した場合は、直ちにステップS20に進み、観察者は、試料の観察したい領域が表示されるようにズーム倍率を調整し、フォーカスを合せるようになる。
次に、観察者は、観察画像のコントラストは充分か判断する(ステップS21)。ここで、蛍光照明や試料のコントラストが少ないと、はっきりした参照画像が生成できず、精度の高い画像比較ができない。この場合は、画像積算処理を行う(ステップS22)。
この場合、観察者は、まず、モニタの操作画面105上の自動コントラストボタン112を選択して自動コントラスト処理を行う。これにより、パソコン本体82は、撮り込んだ画像に輝度レベルが最適になるようにゲインまたはオフセット調整を行い、画像データを変更した上で、観察画像表示領域109に再表示する。観察者は、この画像を見ながら、試料の観察位置、倍率、フォーカスを合せる。次に、モニタの操作画面105上の積算ボタン113を選択して画像積算処理を開始する。これにより、パソコン本体82は、撮り込んだ画像を設定された画像枚数分保存し、画像データを加算して、観察画像表示領域109に再表示する。観察者は、試料の明るさによりモニタの操作画面105上の積算数114で積算回数を調整し、観察し易い画像に調整する。
これらの準備ができたところで、モニタの操作画面105上の画像登録ボタン115を操作して、表示されている画像を参照画像として登録する(ステップS23)。この場合、パソコン本体82は、TVカメラ76からの映像信号を画像入力ボード6を介してデジタル画像で取り込み、参照画像として記憶媒体10に記憶させるとともに、静止画像表示領域116に表示する。また、パソコン本体82は、この時の撮影条件を観察装置69とTVカメラ76との通信によって確認し、パソコン本体82内の撮影条件ファイル等に記録する。この通信は、マクロ・ミクロ通信ケーブル98およびテレビカメラ通信ケーブル100を介して行われる。
なお、参照画像の登録は、モニタの操作画面105にあるファイル読込ボタン117を選択して、例えば、パソコン本体82内またはネットワーク等の通信手段により他のパソコンの記録媒体に保存されている参照画像のデータを読み込んで登録してもよい。この場合は、ステップS11〜S23の手順は、不要になる。また、ステップS11からステップS23は、観察者の操作によらず、自動化可能な部分は自動化しても良い。
次に、比較を行う試料の観察画像の取得及び参照画像との比較作業を行う(後述のステップS24〜S42)。観察者は、マクロミクロ電動ステージ75上にセットされている参照画像生成のための見本試料に代えて、比較画像を生成するための比較用の試料をセットする(ステップS24)。そして、撮影条件ボタン118を選択する。すると、パソコン本体82は、参照画像を登録した時点の撮影条件ファイルを読み出して、マクロミクロ電動ステージ75の位置、ズーム倍率、照明方法、調光、光路切換え、TVカメラ76の設定などをマクロ・ミクロ通信ケーブル98を介して観察装置69側を自動制御し、参照画像の取得時に観察条件に一致させる。そして、TVカメラ76で撮影される観察像の動画像を観察画像表示領域109に表示させる。
なお、同じ撮影条件で撮影しても照明装置のランプの劣化やレンズなどによるミクロ観察ユニット71およびマクロ観察ユニット72の機差により画像の色あいなどの違いが発生する。そこで、パソコン本体82は、参照画像と比較画像の色再現が一致するように、画像入力ボードの色調整を行う。例えば、参照画像の特徴点とバックの色情報として赤・緑・青の輝度情報が、比較画像と合うように画像入力ボードの色調整を行う。
次に、観察者は、観察画像表示領域109の画面から試料の観察したい領域が表示されているか確認し、ズーム倍率を調整し、フォーカスを合せる(ステップS25)。
ここで、観察者は、画像のコントラストは充分か判断する(ステップS26)。この場合、蛍光照明や試料のコントラストが少ない場合は、そのまま観察してもはっきりした画像にならず、精度の高い画像比較ができない。この場合も画像積算処理を行う(ステップS27)。
この場合、観察者は、まず、モニタの操作画面105上の自動コントラストボタン112を選択し自動コントラスト処理を行う。これにより、パソコン本体82は、撮り込んだ画像を観察しやすい輝度レベルになるようにゲインまたはオフセット調整を行い、画像データを変更した上で、観察画像表示領域109に再表示する。観察者は、この画像を見ながら、試料の観察位置、倍率、フォーカスを合せる。次に、モニタの操作画面105にある積算ボタン113を選択して、画像積算処理を開始する。これにより、パソコン本体82は、撮り込んだ画像を設定された画像枚数分保存し、画像データを加算して、観察画像表示領域109に再表示する。観察者は、試料の明るさによりモニタの操作画面105上の積算数114で積算回数を調整し、観察し易い画像に調整する。なお、ステップS24からステップS27における観察画像の取得及び表示についても、参照画像の取得の場合と同様に、自動化可能である。
これにより、参照画像と比較画像の撮影条件が一致し、画像比較し易い画像が撮影できることとなり、次に、画像を比較する作業に入る。
この場合、図17において、観察者は、モニタの操作画面にある分割画像表示、オーバーラップ表示、画像切換え表示より試料に適した画像比較モードを選択する(ステップS28)。また、この画像比較モードの選択により、TVカメラ76からの画像は、動画像表示領域119に比較画像として表示される。
まず、第一の画像比較モードとして分割画像表示は、観察画像表示領域109を上下または左右の2つの領域に分割し、一方の分割領域に静止画像からなる参照画像を表示し、他方の分割領域に動画像または静止画像からなる比較画像を表示する。また、この分割モードの選択で、分割画像表示の表示方法を選択する(ステップS29)。この分割画像表示の表示方法は、左:参照画像・右:比較画像、左:比較画像・右:参照画像、上:参照画像・下:比較画像、上:比較画像・下:参照画像があり、これらはボタン120で選択できる。なお、領域を分割する境界線の罫線は、罫線移動ボタン133により移動できる。
観察者は、試料の比較したい領域により適した分割画像表示の表示方法を選択する。この場合、観察画像表示領域109の一方の分割領域に表示される参照画像には、縦スクロールバー121、横スクロールバー122が配置されており、観察者は、スクロールバーを移動させることにより参照画像の表示位置を調整する(ステップS30)。ここで、パソコン本体82は、スクロールバーの移動量に合せて、参照画像の画像表示位置と比較画像の画像表示位置が同じ位置になるように、自動的にマクロミクロ電動ステージ75を移動させる。また、観察画像表示領域109の一方の分割領域に表示される比較画像は、動画像にて表示されており、観察者は、必要により位置を微調整したい場合は、画像を確認しながらマクロミクロ電動ステージ75を移動させる事により比較画像の表示位置を調整する。
次に、第二の画像比較モードとしてオーバーラップ表示は、参照画像と比較画像の輝度の割合を任意の整数n,m(但し、n≧m)において、m/n倍した画像と(n−m)/n倍した画像とを加算した画像を観察画像表示領域109に表示することにより、参照画像と比較画像が透けて見える画像を観察することができる。なお、整数n,mを変更して参照画像と比較画像の輝度の割合いを徐々に変更することにより、片側の画像を強調させて表示することもできる。
この場合、観察者は、オーバーラップボタン123を選択し(ステップS31)、参照画像と比較画像の位置調整により(ステップS32)、参照画像と比較画像の微妙な位置ずれを、オーバーラップ画像を確認しながらマクロミクロ電動ステージ75を移動させることにより一致させる。そして、観察者は、オーバーラップ画像を確認し、一致していない部分を確認する。なお、表示割合の調整で(ステップS33)、観察者はどちらかの画像を強調したい場合は、表示割合調整バー124を変更することにより、どちらかの画像の表示割合を強調して表示させることができる。
次に、第三の画像比較モードとして画像切換え表示(アニメーション)は、参照画像と比較画像の2つの画像を所定時間間隔で交互に観察画像表示領域に繰返し切換え表示する。観察者は、前もって、オーバーラップボタン123を選択し(ステップS34)、参照画像と比較画像の位置調整により(ステップS35)、参照画像と比較画像の微妙な位置ずれを一致させる。次に、画像切換え表示(アニメーション)ボタン125を選択し(ステップS36)、切り換わる画像を確認しながら、一致していない部分を確認する。つまり、画像を交互に切り換えることにより、画像の残像効果によって異なる部分を認識する。この場合、観察者は、切換え時間を設定して(ステップS37)、比較しやすい切り換わり時間を設定時間ボタン126を操作し設定して観察する。
なお、参照画像の表示方法を変更するために、静止画像表示領域116に、上下ボタン127、左右ボタン128、ネガボタン129が設けられている。上下ボタン127、左右ボタン128により、例えば、試料の裏表の状態を比較する場合、裏側より撮影した画像と表側の画像の方向を一致させるために、参照画像を上下反転と左右反転ができる。ネガボタン129により、試料により片側の画像をポジネガ反転されて画像の比較が認識しやすくなる。
画像比較が終了したところで、異物自動検出ボタン130を選択する。すると、異物自動検出処理により(ステップS38)、パソコン本体82にて参照画像と比較画像の二値化画像が比較され、異なる部分を色付けし、またはマークなどで表示することで、観察者の画像比較を支援する。そして、観察者が異物自動検出処理を参考に目視にて画像を観察し、画像を比較する(ステップS39)。
次に、コメントボタン131を選択すると、描画機能により参照画像、比較画像、画像比較モードによる観察画像上にコメント入力が可能になり(ステップS40)、補足説明を書き加える。また、観察者は、保存が必要な画像を観察画像表示領域109に表示させ、画像保存ボタン132を選択すると、保存したい記憶媒体に画像が保存される(ステップS41)。なお、この時に、パソコン本体82は、保存画像の観察条件も合せて保存する。
次に、観察者は、さらに試料の観察部分を変更して詳細な比較観察を続けるかを判断する(ステップS42)。ここで、比較観察を続ける場合は、最初のステップS11に戻って、上述した動作を繰り返し、また、比較観察を続けない場合は、観察を終了する。
従って、このようにすれば、ミクロ観察ユニット71とマクロ観察ユニット72、各種照明装置、各種の画像比較モードを用いることにより、試料の特徴部分をより鮮明に、且つ容易にして、参照画像と比較画像の比較観察を行うことができる。
また、予め保存されていた参照画像とミクロ観察ユニット71またはマクロ観察ユニット72により撮影中の比較画像が、過去の観察条件と同じ条件で観察ができる。更に、過去に観察した試料の特徴と現在観察している試料の特徴を容易に同一条件で比較観察するができる。
さらに、画像を保存した時の観察条件は、画像データと共に保存される。例えば、観察条件を共用の記憶媒体に保存しておけば、どのシステムでも過去に使った画像にて画像比較を行った時と同じ観察条件にて自動的に設定され、再検査の効率を大幅に向上することができる。
さらに、倍率や位置を変更して観察を続けたい場合は、倍率と位置を指定すると、マクロミクロ電動ステージ75が自動的に観察位置に移動するとともに、倍率が変更する。従って、参照画像と比較画像の比較したい位置・倍率を容易に設定することができる。また、各種画像比較モードを用いることで参照画像と比較画像の比較が容易になり画像の相違点を発見しやすくなり、精度の高い画像比較を行うこともできる。
なお、上述した各実施の形態では、試料の観察像を取り込む手段として、ミクロ観察ユニット2とマクロ観察ユニット3の両方を設けた場合を述べたが、これらミクロ観察ユニット2およびマクロ観察ユニット3の一方のみを用いても、本発明が成立することは勿論である。
なお、本発明の実施の形態には、以下のプログラムや当該プログラムを記録した記録媒体が含まれる。
(1)試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた観察像を撮影し、撮影された観察像より得られる比較画像の全体または一部と、予め用意された参照画像の全体または一部を比較可能に表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(2)(1)記載において、少なくとも前記比較画像を動画状態で表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(3)試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた観察像を撮影し、撮影された観察像より得られる比較画像と、予め用意された参照画像を任意の比率で足し合わせ、加算画像として表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(4)試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた観察像を撮影し、撮影された観察像より得られる比較画像と、予め用意された参照画像を一定の時間間隔で交互に表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(5)(1)〜(4)のいずれかの記載において、前記観察像より得られる比較画像は、積算処理により明るさを調整可能にして表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(6)(1)〜(4)のいずれかの記載において、前記比較画像と参照画像とに、一定間隔の格子を重ねて表示するプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
(7)試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、取り込まれた観察像を撮影し、撮影された観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像を引き算し、その結果に基づいて強調表示を行うプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
以上述べたように本発明によれば、参照画像と比較画像の比較観察を簡単な操作で、精度よく、しかも効率的に行うことができる画像比較装置、画像比較方法及び画像比較をコンピュータに実行させるプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来の比較顕微鏡の概略構成を示す図。
図2は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡画像比較装置のブロック図。
図3は、第1の実施の形態の顕微鏡画像比較装置のシステム構成を示す図。
図4は、第1の実施の形態に用いられるモニタの表示例を示す図。
図5A〜図5Fは、第1の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための第1の表示例を示す図。
図6A〜図6Fは、第1の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための第2の表示例を示す図。
図7A〜図7Dは、第1の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための第3の表示例を示す図。
図8は、第1の実施の形態でのオーバーラップ処理を説明するためのフロチャート。
図9は、第1の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための第4の表示例を示す図。
図10A〜図10Cは、第1の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための第5の表示例を示す図。
図11は、本発明の第2の実施の形態での参照画像と比較画像を比較するための表示例を示す図。
図12は、本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す図。
図13は、本発明の第4の実施の形態の顕微鏡画像比較装置のシステム構成を示す図。
図14は、第4の実施の形態に用いられるモニタの表示例を示す図。
図15は、第4の実施の形態の動作を説明するためのフロチャート。
図16は、第4の実施の形態の動作を説明するためのフロチャート。
図17は、第4の実施の形態の動作を説明するためのフロチャート。
Claims (29)
- 試料のマクロ的観察像又は前記試料のミクロ的観察像の少なくとも一方を取り込む観察像取り込み手段と、
前記観察像取り込み手段より取り込まれた観察像を撮影する撮影手段と、
予め用意された参照画像を記録する記録手段と、
前記撮影手段により撮影される観察像を比較画像として表示すると共に前記記録手段に記録された参照画像を前記表示手段に比較可能に表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする画像比較装置。 - 前記観察像取り込み手段は、
前記試料に光を照射しその散乱光を観察可能にする照明手段と、
前記試料に光を照射しその蛍光を観察可能にする照明手段と、
前記試料に偏光した光を照射しその散乱光を観察可能にする照明手段と、
前記試料に光を透過しその透過光を観察可能にする照明手段と、
の少なくとも1つの照明手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像比較装置。 - 前記表示手段は、前記比較画像を動画像として表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、前記比較画像と前記参照画像を任意の比率で足し合わせた加算画像を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、前記比較画像と前記参照画像を所定の時間間隔で交互に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、前記比較画像又は前記参照画像の少なくとも一方を積算処理して明るさを調整した後に表示することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、前記比較画像と前記参照画像とに、一定間隔の格子を更に重ねて表示することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、前記比較画像と前記参照画像とのサブトラクションを行い、その結果に基づいて表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像比較装置。
- 試料のマクロ的観察像を取り込むマクロ観察ユニットと、
前記試料のミクロ的観察像を取り込むミクロ観察ユニットと、
前記マクロ観察ユニットと前記ミクロ観察ユニットの間で前記試料を移動させるステージと、
前記マクロ観察ユニットおよび前記ミクロ観察ユニットより取り込まれる前記ステージ上の試料の観察像を撮影するカメラと、
前記マクロ観察ユニットまたは前記ミクロ観察ユニットより前記カメラへの光路を切換える光路切換え手段と、
前記カメラより撮影された観察像を参照画像として記録する記録媒体と、
前記カメラより撮影される観察像を比較画像として表示すると共に前記記録媒体に記録された参照画像を比較可能に表示する表示手段と、
を具備したことを特徴とする画像比較装置。 - 前記マクロ観察ユニットおよび前記ミクロ観察ユニットによる前記試料の観察像の取り込みに適した照明方法を選択できるように偏光照明、落射照明、蛍光照明、偏射照明、透過照明、赤外線照明のうち少なくとも1つの照明と、前記照明の明るさと点灯動作、消灯動作を操作する手段を更に備えたことを特徴とする請求項9記載の画像比較装置。
- 前記表示手段は、
参照画像を表示する第1の画像表示領域と、
比較画像を表示する第2の画像表示領域と、
前記参照画像および前記比較画像を同時に表示する第3の画像表示領域と
を有し、前記第3の画像表示領域にて前記参照画像と前記比較画像を比較観察可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項9に記載の画像比較装置。 - 前記表示手段の第3の画像表示領域を上下または左右に2分割し、該分割された第1の部分領域を参照画像の表示領域、第2の部分領域を比較画像の表示領域として表示し、それぞれの画像の位置を上下左右に移動可能な機能を有した分割画像表示手段と、
前記第3の画像表示領域に参照画像と比較画像の輝度の割合を任意の整数n,m(但し、n≧m)においてm/n倍した画像と(n−m)/n倍した画像とを加算した画像で表示し、整数n,mを変更して参照画像と比較画像の輝度の割合を徐々に変更調整可能な機能を有したオーバーラップ画像表示手段と、
前記第3の画像表示領域に参照画像と比較画像を一定時間間隔で交互に画像を切換えて表示するとともに、この画像を切換え時間を調整可能な機能を有した画像切換え表示手段と、を更に備え、
前記第3の画像表示領域にて前記参照画像と比較画像との比較観察を可能にしたことを特徴とする請求項11に記載の画像比較装置。 - 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像の少なくとも一方の観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像の全体または一部と、予め用意された参照画像の全体または一部を比較可能に表示することを特徴とする画像比較方法。 - 前記表示が、前記比較画像又は前記参照画像の少なくとも一方を動画状態で表示することを含むことを特徴とする請求項13に記載の画像比較方法。
- 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像とを任意の比率で足し合わせた加算画像を表示することを特徴とする画像比較方法。 - 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像を所定の時間間隔で交互に表示することを特徴とする画像比較方法。 - 前記観察像より得られる比較画像又は参照画像は、積算処理により明るさを調整した後に表示することを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載の画像比較方法。
- 前記比較画像と前記参照画像に、一定間隔の格子を重ねて表示することを特徴とする請求項13乃至請求項16のいずれか1項に記載の画像比較方法。
- 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像と予め用意された参照画像とのサブトラクションを行い、その結果に基づいて表示を行うことを特徴とする画像比較方法。 - 少なくとも2つ以上の画像比較装置と、少なくとも1つ以上の画像を保存可能な画像サーバを、データ通信可能なネットワークを介して接続したシステムに適用される画像比較方法において、
各画像比較装置において、試料から取得される比較画像との比較に使用される参考画像を前記画像サーバからネットワークを介して読み出し可能にしたことを特徴とする画像比較方法。 - 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像の全体または一部と、予め用意された参照画像の全体または一部を比較可能に表示するコンピュータで実行可能なプログラム。 - 前記表示が、前記比較画像又は前記参照画像の少なくとも一方を動画状態で表示することを含むことを請求項21に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
- 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像とを任意の比率で足し合わせた加算画像を表示するコンピュータで実行可能なプログラム。 - 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像より得られる比較画像と予め用意された参照画像を所定の時間間隔で交互に表示するコンピュータで実行可能なプログラム。 - 前記観察像より得られる比較画像又は参照画像は、積算処理により明るさを調整した後に表示することを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
- 前記比較画像と前記参照画像に、一定間隔の格子を重ねて表示することを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に記載のコンピュータで実行可能なプログラム。
- 試料のマクロ的観察像またはミクロ的観察像を取り込み、
取り込まれた前記観察像を撮影し、
撮影された前記観察像と予め用意された参照画像とのサブトラクションを行い、その結果に基づいて表示を行うコンピュータで実行可能なプログラム。 - 少なくとも2つ以上の画像比較装置と、少なくとも1つ以上の画像を保存可能な画像サーバを、データ通信可能なネットワークを介して接続したシステムに適用され、
各画像比較装置において、試料から取得される比較画像との比較に使用される参考画像を前記画像サーバからネットワークを介して読み出しするコンピュータで実行可能なプログラム。 - 試料の観察像を撮影する撮影手段と、撮影された観察像を比較する表示手段と、画像比較する表示方法を通信する手段とを備えた装置と、データ通信可能なネットワークを介して接続した制御装置により指示された表示画面を通信により表示させることを特徴とする画像比較方法。
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