JPS646351Y2 - - Google Patents

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JPS646351Y2
JPS646351Y2 JP12091182U JP12091182U JPS646351Y2 JP S646351 Y2 JPS646351 Y2 JP S646351Y2 JP 12091182 U JP12091182 U JP 12091182U JP 12091182 U JP12091182 U JP 12091182U JP S646351 Y2 JPS646351 Y2 JP S646351Y2
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JP
Japan
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main body
belt
sleeve main
hanging
lower sleeve
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JP12091182U
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JPS5924633U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用吊手ベルトの手掛部に使用され
る握持用把手に関するものである。特に本考案は
手掛部を分割体に構成して吊手ベルトを抜挿可能
に収納できる握持部を構成できる機能を備えた吊
手ベルト用握持器を提供するものである。
従来、電車、バスなどの車室内で使用できる吊
手は例えば添付図面第1図1に示すように握棒4
に上部を折返して掛け渡された吊手ベルトはさら
に下部折返し部3を介してこの折返し部にリング
を通してその端部を内にして他端がその上に重ね
られ3重の重合部5で該個所を止めネジで止め座
金によつて両側で締着される。このように吊ベル
トは慣例的に握棒に掛装の吊ベルトを、(イ)吊ベル
トの一端に把持リングを吊したもの(同図1、ま
たは、(ロ)吊手の一端を上面に開口部を備える短寸
な角筒状ケース8内に吊手ベルトを挿入してケー
スの両側壁間でビスを貫通してケース内に取付け
られて該ケースの下方に一体的に握持部を形成さ
れるのが一般的なパターンである。上記前例(イ)で
は吊ベルトの取付けには一旦同ベルトの重合部5
を解いてリングを吊さなければならない煩わしさ
がある。また前例(ロ)においては吊ベルトの角筒状
ケースの取付にはビスで複数個所を締着せねばな
らぬ煩雑さがあり、加えて握持部がケース部と一
体的に成型されるので成型金型が複雑でコスト増
となつている。
本考案はこれらの欠点を改善するもので吊手ベ
ルトの握持部の取付けまたは握棒に掛装したその
ままの状態にて取付け得られて握持し易い分割可
能な組立型の屈曲可能の握持器を提案するもので
あり、従来形式の吊手構成と発想を異にした新規
改良した吊手に関わる。
以下本考案の詳細を添付図面にもとづき説明す
る。
本考案は熱可そ性合成樹脂材にて作られた両端
開口の断面U字型チヤンネル状型材本体の上部開
口面に上方被体を嵌被して長さ方向に沿つて帯状
物挿通の空所を有するように一体成型によつて作
られた2片の分割体を組合わせてなる吊手ベルト
用握持器において、上記握持器の一方を断面C字
形状の下方スリーブ主体10bとし他方を断面弧
月状の2片の分割体とせる2片の分割体を、とも
に全体を屈曲性合成樹脂材にて成型構成され該分
割体の上記下方スリーブ主体10bはその分割面
上部に長手方向の内方に両側突縁17,17を一
定間隔をおいて対向させて中央部に両端開放の空
間部16となした上方開口部が設けられており、
また上記突縁17,17を連ねて両側部に長手方
向に凹部18,18と段部19,19が夫々形成
されてなる係止用側溝とさらに上記段部19,1
9を介して扁平底辺部21が設けられ吊手ベルト
を挿通保持する下方凹部が構成されている。他
方、上記下方スリーブ主体10bの係係止用溝に
摺動嵌着できる対応位置に係合凹部13,13と
段部14,14の側溝が弧状上面11と下縁部1
2および平面底部15に重ねて形成された中実状
の上方被体10aとから構成されてなる上記両分
割体を摺嵌状に組合せて形成される下方凹部20
に吊手ベルトを挿通して該組合せ分割体を適当な
曲側面に屈曲形成して利用しうるようになした吊
手用握持器を構成主旨とするものである。
本考案は上記の構成において握棒4に吊手ベル
ト1が掛装された状態で握持器10を挿着するに
は吊手ベルトの重合部5と下部折返し部3間の長
さに応じて屈曲性の熱可そ性合成樹脂素材よりな
る押出型成の長尺体握持器10の分割両体を適宜
長さに断して両分割体を曲側面を形成するように
屈曲して使用される。すなわち吊手ベルト折返し
部3付近で所要の握り幅に被嵌する下方スリーブ
主体10bをその断面C字型開口部の空間部16
より吊手ベルトを挿入して底辺部21に位置させ
れば吊手ベルトは三方をやゝ密接状に下方スリー
ブ主体10bの凹部20に挿通せられる。この
時、第2図に示すように上記下方スリーブ主体1
0aは掛装吊手ベルトの懸吊状態に応じ屈折傾度
αを屈曲調節しながら、少くとも90度以上に屈曲
して吊手ベルトの2点鎖線で示す折返部を上述の
挿通要領によつて下方スリーブ主体10bの凹部
20にはめらばよく、次いで上方被体10aの上
面弧月状部の下縁部12,12を下方スリーブ主
体10bの突縁部17,17に合着させかつ上方
被体10aの両側凹凸部13,14を上記下方ス
リーブ主体10bの両側係止凹凸部17,18に
合致するように屈曲形成して摺嵌させると、下方
スリーブ主体10bの段部19,19に上方被体
10aの段部14,14が係合してその側面がほ
ぼム字形を形成するように屈曲されて上記両体の
底部15,21間に形成される下方凹部20に挿
通の吊手ベルトを保持される。このようにして吊
手ベルトは握持器10を構成する分割状上下両体
の摺動嵌着間に形成される空間部すなわち下方凹
部に遊嵌状に挿通されるものである。第2図は本
考案構成の握持器10を吊手ベルトに装着せる一
部切欠き側面図で2点鎖線は握持器着用前の吊手
ベルト1を示し、同図において握持器10は吊ベ
ルト1の下部折返部3を介して吊ベルトの重合部
5に至る中間部付近まで吊手ベルトに密接しかつ
遊嵌状に包囲している。
本考案の実施例では下方スリーブ主体10bの
両側部に形成の突縁17,17と凹溝18,18
に係合嵌着すべき上方被体10aの両側面に形成
の係合凹部13,13と段部14,14は相互に
断面逆台形状(図示せず)の係合溝(通称アリ
溝)として設けてもよく、又上方被体10aの上
面部11は適宜に隆部すなわち起伏状の粗面に形
成される他に第6図のように上方被体10aの一
部斜視図示のように頂部周辺を一個所もしくは複
数個所を縦方向全長を内面に向つて突出した溝と
したもの又は縦方向に凸条を1個又はそれ以上を
施して防滑性としてもよい。また必要に応じて握
持器10に合成樹脂フイルムを被覆しこのフイル
ムを熱処理して収縮させるなど凹凸粗面に密着形
成することができる。
以上のように本考案の下方スリーブ主体10b
と上方被体10aとは相互にその側溝の係止用凹
凸部で一体的に強固に結合がなされ使用上、外力
によつて離脱するおそれは全くない同曲側面を有
する両分割体からなる屈曲形成された握持器10
が構成される。
なお本考案の握持器10は予め所望形状に屈曲
して下方スリーブ主体10bと上方被体10aの
両体を側面形状ほぼム字形状に形成して両分割体
を一体的に摺嵌しておいて吊手ベルトを握棒4に
掛装する時に握持器10を装着するには、吊手ベ
ルトの一端を握持器10の下方凹部に挿通して吊
手ベルトを通常の方法で組立てることが可能であ
ることは説明するまでもない。
本考案は上述の説明から明らかなように要する
に押出成型によつて長尺体の握持器10を下方ス
リーブ主体と上方被体の分割両体として得られる
もので全体を屈曲性合成樹脂で形成されるもので
ある。そして上記分割両体は夫々の分割面に形成
された長さ方向に沿つて形成された係止用側溝を
相互に摺嵌して一体的に組合わされることで内部
に比較的広幅、厚み寸法で形成の吊手ベルトを抜
挿可能に挿通できる空所を有する外形形状が全体
に丸味のある握持器が得られる。それ故本考案は
吊手ベルトを掛装した状態で下部折返個所に例え
ば側面形状ムの字形状の握持し易い形状に吊手ベ
ルトを遊嵌状に握持器内に収容できるものであ
る。
本考案の構成による吊手掛装体は吊手ベルトの
握持部分にのみ吊手ベルトを直接にカバーでき、
その取付けに当つても接着手段などの面倒な手数
を必要としないで握持器両体の離脱の危惧がない
簡便な取付けができる特長を有する。加えて握持
器の握持方向を吊手ベルトに対して車両方向と直
角方向取付けがなされるので従来リング状握持輪
を掛装したものと比べ車両走行による振り動きが
少なく車内環境の雰囲気がよく、上方被体10a
の上面には掌面になじむように防滑面を適宜に形
成し得られる等把握感覚をよくする。
以上のように本考案は吊手ベルト用握持器とし
て従来製品とは全く異質の構成により実用上便益
大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図1,2は従来吊手の斜視図、第2図は本
考案握持器を装着の一部切欠き側面図、第3図は
第2図の正面図、第4図は第2図のX−X線断面
図、第5図は第4図の断面図を示す分解図、第6
図は本考案握持器の上面被体上面に凹溝施工の断
面斜視図を示す実施例。 1:吊手ベルト、2:上部折返部、3:下部折
返部、4:握棒、5:重合部、10:握持器、1
0a:上方被体、10b:下方スリーブ主体、1
1:上面、12:下縁部、13,18:凹溝、1
5:平面底部、16:空間部、17:突縁、1
4,19:段部、20:下方凹部、21:底辺
部、23:下面、25:凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端開口の断面U字型チヤンネル状型材本体の
    上部開口面に上方被体を嵌被して長さ方向に沿つ
    て帯状物挿通の空所を有するように一体成型によ
    つて作られた2片の分割体を組合わせてなる吊手
    ベルト用把持器において、上記把持器の一方を断
    面C字形状の下方スリーブ主体10bと他方に断
    面弧月状の上方被体10aとの2片を、ともに全
    体を屈曲性合成樹脂製で構成され、上記下方スリ
    ーブ主体10bは上端部に長手方向の内方に突縁
    17,17を一定間隔をおいて対向させると共に
    上記突縁を連ねて両側部に長手方向に凹部18,
    18と段部19,19が夫々形成されてなる係止
    用側溝と、上記段部19,19を介して扁平底辺
    部21が設けられ吊手ベルトを自由に挿通保持す
    る大きさに下方凹部20が構成されており、他
    方、上記下方スリーブ主体10bの係止用側溝に
    摺動嵌被できる対応位置に係合凹部13,13と
    段部14,14の側溝が弧状上面11と下縁部1
    2および平面底部15に連ねて形成された中実状
    の上方被体10aとから構成されてなる上記両分
    割体を摺嵌状に組合せて形成される下方凹部20
    に吊手ベルトを挿通して該組合せ分割体を適当な
    曲側面に屈曲形成して利用しうるようになしたこ
    とを特徴とする吊手ベルト用握持器。
JP12091182U 1982-08-09 1982-08-09 吊手ベルト用握持器 Granted JPS5924633U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12091182U JPS5924633U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 吊手ベルト用握持器

Applications Claiming Priority (1)

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JP12091182U JPS5924633U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 吊手ベルト用握持器

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Publication Number Publication Date
JPS5924633U JPS5924633U (ja) 1984-02-15
JPS646351Y2 true JPS646351Y2 (ja) 1989-02-17

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ID=30276924

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JP12091182U Granted JPS5924633U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 吊手ベルト用握持器

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JPS5924633U (ja) 1984-02-15

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