JP2530921Y2 - 絶縁カバー - Google Patents

絶縁カバー

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JP2530921Y2
JP2530921Y2 JP1993059555U JP5955593U JP2530921Y2 JP 2530921 Y2 JP2530921 Y2 JP 2530921Y2 JP 1993059555 U JP1993059555 U JP 1993059555U JP 5955593 U JP5955593 U JP 5955593U JP 2530921 Y2 JP2530921 Y2 JP 2530921Y2
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insulating cover
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茂晴 村木
裕幸 吉原
盛宣 法亢
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、架空配電線の接続部、
引留部、又は分岐部などに装着して用いる絶縁カバーに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の絶縁カバーとしては、プ
ラスチック等の絶縁体からなる半割円筒状のものが広く
用いられている。この絶縁カバーを架空配電線の接続部
等に装着する際は、該絶縁カバーを開いた状態で保持
し、架空配電線の接続部などに被せた後はこれを閉じる
ようにする。高電圧(例えば6600V)の架空配電線
の場合は、熟練した複数の作業者が絶縁手袋を着用し
て、直接工法、又は所定の間接活線工具を使用して作業
を行うため、上記の作業は面倒なことになる。
【0003】又、その電線口部については、、薄く柔軟
性のある多数の合成樹脂製平板状突片を付設し、架空電
線との間に生ずる隙間を埋めるようにした構造のものが
用いられている。
【0004】本出願人は先に実願平4−72681号を
出願したが、この出願では、閉塞するように付勢された
二つ割り一体のケーシングで絶縁カバーを構成し、前記
ケーシングに可倒式の開口ステーを当該ケーシングを開
放状態で保持し得る形で設けるようにした。この可倒式
の開口ステーは架空配電線によって押されると倒れてケ
ーシングが閉塞するから、1人の作業者でも一本の間接
活線工具で高電圧の架空配線などに簡単に装着すること
ができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た可倒式ステー構造では、ステーの長さと、ステー支持
ポイントから絶縁カバー底部までの距離との相対関係か
ら、ステーの長さをあまり長くとれない。この為、絶縁
カバーの開口度を大きくできず、架空配電線の接続部が
大きい場合ではその装着作業がしずらいという欠点が残
った。更に、電線口部の構造にしても平板状突片は単に
突き合さるように付設されたものであったから外圧によ
って簡単に変形したり、架空電線との密着性の悪いもの
が多く、架空電線との間の隙間にしても埋めきれずに残
る部分がかなり有った。このため作業者が絶縁カバー装
着中に誤って活線工具や指を電線口よりカバー内に挿入
してしまうという事故を起こし易かった。
【0006】本考案は、上記欠点を改善した絶縁カバー
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ケーシングの
電線口部に上記電線口部を構成する左右二面に、合成樹
脂製の弾性部材よりなる多数の舌片を互いに対向し、且
つ外側に向かって傾斜して取り付け、上記舌片の先端部
分は、上記ケーシングが閉塞した状態で、架空電線の外
周面を面状に圧接し、残りの舌片の先端部分は、対向す
るもの同士が面接触状態で互いに圧接するように折曲
、且つ該ケーシングの両内壁には、ヒンジ部、或いは
係脱可能な係合部を有するプラスチック製等平板、又は
棒状の開口ステーを設け、該開口ステーの伸長と屈折と
によって上記両ケーシングを開放状態と閉塞状態に保持
可能としたものである。
【0008】
【作 用】使用に際しては、開口ステーを伸長させて絶
縁カバーを開放状態に保持する。次ぎにこれを架空配線
の接続部等に押し当ることによって、開口ステーのヒン
ジ部、或いは係合部を内側に屈曲させる。ヒンジ部、或
いは係合部があることによって、開口ステーは絶縁カバ
ーの内面に沿って密着さすことができ、後刻行われる架
空配電線接続部の周囲を囲む場合に充分なスペースを提
供する。
【0009】又、架空電線にケーシングを装着すると、
電線口から外部に突出した架空電線の周囲には、電線に
より押し広げられた舌片の先端部分が面状に密接し、電
線との密着にあずからない他の舌片は対向する先端部同
士が面接触で互いに圧接して電線口の隙間を閉鎖する。
【0010】
【実施例】本考案による絶縁カバー1は、図1に示す様
に、軟質の合成樹脂などの可撓性材料からなる二つ割り
一体のケーシング2を有しており、ケーシング2は、通
常その弾性により閉じ勝手の状態である。その弾性に抗
して図1の様に背部の連設部3を中心として変形させる
と、大きく開放することができる。ケーシング2の両端
には、架空配電線用に2個の電線口4、5が設けられて
いる。両電線口4、5の手前付近のケーシング2部分に
は、各々2個のボタン6が突設され、これらのボタン6
がそれぞれ嵌入係合するボタン穴7が穿設されている。
【0011】ところで本考案の特徴は、前記電線口4、
5の端縁に設けた合成樹脂製の弾力性部材よりなる舌片
11の形状の点にある。
【0012】つまり、上記電線口4、5はいずれも架空
配電線12の径よりも大径に形成されており、その隙間
を塞ぐため、上記電線口を構成する左右二面に並設され
ている舌片11は、その先端部をくの字状に屈折させ、
且つ外側に向かって傾斜して取り付けられており、カバ
ー閉塞状態では、夫々対向する前記舌片11の先端部が
互いに面接触で圧接するようになっている点である。従
って架空配電線12にケーシングを装着すると、電線口
4、5から外部に突出した架空配電線12により、その
周辺の舌片11が押し開かれて上記架空配電線12の外
周面を面状に圧接し、他の舌片11は相互に圧接して電
線口4、5の隙間を閉鎖するのである。(図2、図3及
び図4参照)又、ケーシング2の両内壁面には、突起片
8が一体に形成されており、突起片8には、ケーシング
2を開放状態に保持するためのプラスチック製等の開口
ステー9の基端部が固定されている。この開口ステー9
にはヒンジ溝10が設けられていて、ヒンジ溝10の端
面同士が衝合してケーシング2を開放状態に保持する態
様(図5(b)参照)と、ヒンジ溝10の端面同士が衝
合せずに開口ステー9が連結部3の内面に圧接するケー
シング2の閉塞状態の態様(図5(a)参照)とをとる
ことができる。
【0013】絶縁カバー1を高電圧の架空配電線12の
接続部に装着する手順を簡単に説明すると以下のように
なる。
【0014】まず、絶縁カバー1のケーシング2を大き
く開放させておき、この状態で該絶縁カバー1を、直接
工法、又は間接活線工具で把持し、架空配電線12の接
続部の側に寄せ、それまでケーシング2を開放状態に保
持していた開放ステー9を架空配電線12で押圧して、
連結部3の方向に屈曲させる。これによってケーシング
2が閉塞される。次いで、絶縁カバー1のボタン6をそ
れぞれボタン穴7に嵌入係合させてケーシング2を完全
に閉塞する。
【0015】尚、上記実施例では、舌片11として図3
のように、その先端部をくの字状に屈折させたものを用
いているが、種々の変形が可能である。例えば、図6の
ようにくの字部を肉厚にした構造のものでもよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、ケ
ーシングの電線口部に、上記電線口を構成する左右二面
先端部分を折曲させた合成樹脂製の弾力性部材よりな
る多数の舌片を形成したことによって、上記ケーシング
を閉塞状態にして架空配電線が電線口に突出した時に
は、電線口外部の架空配電線の周囲には、電線により押
し広げられた舌片の先端部分が面状に密接し、また他の
舌片は対向する先端部分同士が面接触で互に圧接して電
線口の隙間を閉鎖する。この場合いずれも舌片の基端部
分は外側に向かって傾斜した状態にある。これにより、
作業者が絶縁カバー装着中、誤って活線工具や指を電線
口よりカバー内に挿入しようとしても、上記舌片の呈す
る、内側には変形しずらい抵抗力によって変形すること
ができない。
【0017】更に、ケーシングの両端壁にその両端が屈
曲可能に固定され、ヒンジ部或いは係脱可能な係合部を
有するプラスチック製等平板、又は棒状の開口ステーを
設け、該開口ステーの伸長と屈折とによって上記絶縁保
護カバー片を開放状態と閉塞状態に保持し得る構造とし
たので、開口ステーの長さは前述したように絶縁カバー
の内面に沿った長いものとすることができるので、これ
により絶縁カバーの開口度を充分広げることができるよ
うになる。また、閉塞時には連結部の周縁に沿った状態
で収めることができるから、架空配線の接続部を絶縁カ
バーでカバーしたとき無駄がないものとすることがで
き、確実な閉塞が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による絶縁カバーの開放状態を示す斜視
図である。
【図2】ケーシング内に架空配電線を収納した状態を示
す絶縁カバーの側面図であり、(a)は、架空配電線が
2線の場合を示し、(b)は、架空配電線が1線の場合
を示す。
【図3】図2のA−A線断面図を示す。
【図4】図2のB−B線断面図を示す。
【図5】図1に示した開口ステーの断面図であり、
(a)はその開口ステーの閉塞状態を、(b)は開放状
態を夫々示す。
【図6】図3に示す絶縁カバーの断面図とは異なる例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁カバー 2 ケーシング 3 連結部 4、5 電線口 6 ボタン 7 ボタン穴 8 突起片 9 開口ステー 10 ヒンジ溝 11 舌片 12 架空配電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 法亢 盛宣 愛知県名古屋市天白区植田西2丁目213 番地 マルホ産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−59200(JP,U) 特公 昭46−20228(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空配電線の接続部、引留部、又は分
    岐部等に装着して用いる絶縁カバーにおいて、ケーシン
    グの電線口部には、該電線口部を構成する左右二面に合
    成樹脂製の弾性部材よりなる多数の舌片を互いに対向
    し、且つ外側に向かって傾斜して取り付け、上記舌片の
    先端部分は、上記ケーシングが閉塞した状態で、架空電
    線の外周を面状に圧接し、残りの舌片の先端部分は、対
    向するもの同士が面接触状態で互いに圧接するように折
    曲することを特徴とする絶縁カバー。
  2. 【請求項2】 架空配電線の接続部、引留部、又は分
    岐部等に装着して用いる絶縁カバーにおいて、ケーシン
    グの電線口部には、該電線口部を構成する左右二面に合
    成樹脂製の弾性部材よりなる多数の舌片を互いに対向
    し、且つ外側に向かって傾斜して取り付け、上記舌片の
    先端部分は、上記ケーシングが閉塞した状態で、架空電
    線の外周面を面状に圧接し、残りの舌片の先端部分は、
    対向するもの同士が面接触状態で互いに圧接するよう折
    曲し、且つ該ケーシングの両内壁には、ヒンジ部、或い
    は係脱可能な係合部を有するプラスチック製等平板、又
    は棒状の開口ステーを設け、該開口ステーの伸長と屈折
    とによって上記両ケーシングを開放状態と閉塞状態に保
    持可能としたことを特徴とする絶縁カバー。
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