JPH0227781Y2 - - Google Patents

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JPH0227781Y2
JPH0227781Y2 JP1985134091U JP13409185U JPH0227781Y2 JP H0227781 Y2 JPH0227781 Y2 JP H0227781Y2 JP 1985134091 U JP1985134091 U JP 1985134091U JP 13409185 U JP13409185 U JP 13409185U JP H0227781 Y2 JPH0227781 Y2 JP H0227781Y2
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JP
Japan
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case
brush
hinge
spring
closed
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JP1985134091U
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JPS6242436U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯ブラシなどのブラシの刷毛部を収
容カバーするブラシケースに関するものである。
〔従来の技術〕 一般に歯ブラシケースは衛生上又は刷毛保護す
る上で歯ブラシ全体を入れる蓋つきケースが用い
られていたが、経済上又は取扱の簡便さから最近
では植毛された刷毛部のみにキヤツプをする形態
のケースが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来のケースは取扱いやすくするため刷毛
部に差し込むだけの方式をとつたものでは歯刷子
との摩擦嵌合でキヤツプ抜け落ちが多く、これを
防止するために嵌合状態が堅すぎたり弛すぎたり
することのないように寸法精度を要し製作上問題
であつた。またヒンジを使つた開閉底を設けたキ
ヤツプにすると抜け落ち防止は確実になる反面開
けるときには小さなつまみ部分で操作しなければ
ならなく子供や老人などにとつては開けにくく取
扱上問題があり、一長一短があつた。
本考案は、これら従来の欠点を適確に除去しよ
うとするもの開閉操作がたやすく取扱い簡便で、
かつ簡単に落ちないキヤツプ状のブラシケースを
提供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ブラシの刷毛を含む頭部を嵌装収納
しうるもので一端にブラシ柄部の貫通孔7を有
し、他端を盲端とした弾性材の筒状ケースAに該
ケース筒軸方向に沿つて分割線4,6を設け、そ
の分割線4の一部に折曲線のある継目で肉薄の連
接部となるヒンジ2を設けてケースAを開閉自在
に構成すると共に、前記分割線4,6で分割され
る各ケースA1,A2に跨がつてケースAの所定の
拡開角度を基点として開方向及び閉方向にバネ作
用が変わるようにバネ部材9を前記ヒンジ2のあ
るケース側に連接したことを特徴とするブラシケ
ースである。
〔実施例〕
本考案を歯ブラシのケースに適用した実施例に
つき図面を用いて説明する。
歯ブラシの刷毛部を含む頭部を収納するケース
Aは一端が盲端で他端が開口端の角筒体を筒体の
軸に平行な平面で2分割し該分割された各ケース
(以下分割片)A1,A2相互を筒体の軸に平行なヒ
ンジで開閉可能に連接したものである。即ち、底
壁1の筒体の軸に平行な方向の中心線にはヒンジ
2が、天井壁3のそれには分割線4が、奥壁5に
はヒンジ2と分割線4とを結ぶ分割線6が、各々
設けられていて、奥壁5に対向する貫通孔7から
分割線4に及ぶ範囲を歯ブラシの頭部の挿脱口8
として開閉可能に形成してある。
またケースAには、分割片A1,A2が閉位置か
らある拡開角度までの範囲においては分割片A1
A2を閉方向へ付勢し、前記ある拡開角度から開
位置までの範囲においては開方向へ付勢するよ
う、各々の分割片A1,A2において互いに反対向
きに作用する分割片への着力点を結ぶバネ力の力
線が、ヒンジ2中心の両側に移動する位置にバネ
部材9が設けられている。
バネ部材9は両端を内側に屈曲して対向させた
弧状のバネで両端相互が近接する方向の復元力を
有しているものである。その両端部をそれぞれケ
ースAの側壁10,10の下端近くに枢着して、
即ち、両端部間にケースAの下端を狭んで、2個
のバネ部材9,9が適宜間隔をあけて設けられて
いる。
このケースAは歯ブラシの植毛ヘツド部を摩擦
係合によつて係止する形状とされ、両者は摩擦に
よつて係止状態を維持するようにしてあるが、第
3図のように奥壁5に対向する壁部12を有する
ケースとし、該壁部12に貫通孔7を設けて壁部
12を歯ブラシの頭部と柄部との境界の段部やく
びれ部或いは刷毛部と係合するように形成し、凹
凸係合で係止することもできる。
図中、11,11は分割線4に沿つて分割片
A1,A2に突設した開口用のつまみである。
しかして、ケースAを開く場合はつまみ11,
11をひねりバネ部材9の復元力に抗して、分割
片A1,A2を第2図aから第2図bの状態を越え
るまで開く。第2図bの状態はヒンジ2と、バネ
部材9の枢着部とがほぼ同一平面にあつて、バネ
部材9が分割片A1,A2に閉方向へも開方向へも
モーメントを与えない状態である。この状態を越
えるとバネ部材7は分割片A1,A2に開方向のモ
ーメントを与え、第2図cの状態まで開く。第2
図cの状態の拡開角度はヒンジ2の最大拡開角度
やバネ部材9の復元力により決定される。
ケースAを閉める場合は分割片A1,A2を第2
図cの状態から第2図bの状態を越えるまで、バ
ネ部材9の復元力に抗して閉じる。その後は第2
図aの状態までバネ部材9の復元力により閉じて
しまう。
そして閉めた状態はバネ部材9の復元力により
確実に維持される。従つて収納した場合に安易に
ケースAが開いて脱落するようなことはない。
ケースAの製作方法としては、プラスチツクを
用い、ヒンジ2を凹部や切目で形成した薄肉部と
して全体を一体に成形し、別に成形したバネ部材
9,9で狭むことでよいが、分割片A1,A2を分
離片で形成し、その後2片をヒンジ部材で連結す
ることもできる。
前述のように本例ではブラシとケースAとは摩
擦係合によつて係止状態を維持されるものではあ
るが、ブラシ挿脱時はケースAを開口して行うの
で、挿脱を許し且つ係止するケースに比べて寸法
精度は要求されるものではない。
なお、ケースAの壁体(奥壁5を含む)には適
宜穴をあけ、或いは透彫を施して、通気性や装飾
性を持たせるのも効果的であるし、つまみ11,
11相互に係合部を付設することもできる。
また、バネ部材9をケースの壁面の一部として
形成することもできる。例えば前述の実施例のケ
ース形状に適用する場合には第3図のように分割
片A1の底壁1から分割片A2の底壁1及び側壁1
0に亘る範囲に適宜間隔をあけて切目を入れ帯状
のバネ部材9,9とし、該バネ部材9,9以外の
部分で分割片A1,A2の底壁1,1相互をヒンジ
2で連設するものである。その場合、分割片A1
A2及びバネ部材をプラスチツクで一体成形し、
バネ部材のケースへの着力点である両端を薄肉部
で形成された枢着部を介して分割片A1,A2それ
ぞれに連設した状態とすることもできる。
以上、歯ブラシのケースで説明したが、歯ブラ
シ以外のブラシにも適用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案は、分割線4で分割される各ケースに跨
がつてケースの所定の拡開角度を基点として開方
向及び閉方向にバネ作用が変わるようにバネ部材
を前記ヒンジのあるケース側に連接したことによ
り、ヒンジで連結された分割ケースに対するバネ
作用がある拡開角度範囲で開方向、閉方向に変わ
つて作用するのでケースの開並びに閉の維持がバ
ネ作用で確実に行われ、分割ケースの開き戻りや
みだりに開放されてしまう支障がなく、ブラシ刷
毛の保護と矯正とが無理なく安全にでき、しかも
ケースの開閉取扱い操作も係止部がないのでらく
に行え、ケースがブラシから脱落することなく装
着維持できるし、製作簡単、安価であるなどの実
用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図a,b,cは作用説明図、第3図は別
の実施例の斜視図である。 A……ケース、A1,A2……分割片、1……底
壁、2……ヒンジ、3……天井壁、4……分割
線、5……奥壁、6……分割線、7……貫通孔、
8……挿脱口、9……バネ部材、10……側壁、
11……つまみ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブラシの刷毛を含む頭部を嵌装収納しうるも
    ので一端にブラシ柄部の貫通孔7を有し、他端
    を盲端とした弾性材の筒状ケースAに該ケース
    筒軸方向に沿つて分割線4,6を設け、その分
    割線4の一部に折曲線のある継目で肉薄の連接
    部となるヒンジ2を設けてケースAを開閉自在
    に構成すると共に、前記分割線4,6で分割さ
    れる各ケースA1,A2に跨がつてケースAの所
    定の拡開角度を基点として開方向及び閉方向に
    バネ作用が変わるようにバネ部材9を前記ヒン
    ジ2のあるケース側に連接したことを特徴とす
    るブラシケース。 (2) 前記開閉自在のケースAが、開けつまみ1
    1,11を分割線4に沿つて備えたものである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のブラシケ
    ース。 (3) 前記バネ部材9が、弧状帯状片で両端を内側
    に屈曲してケースと一体に複数備えられている
    ものである実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項記載のブラシケース。
JP1985134091U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH0227781Y2 (ja)

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JP1985134091U JPH0227781Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

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JPS6242436U JPS6242436U (ja) 1987-03-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010533B2 (ja) * 1977-04-05 1985-03-18 株式会社日立製作所 成形用樹脂組成物

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JPS52159765U (ja) * 1976-05-26 1977-12-03
JPS6010533U (ja) * 1983-07-02 1985-01-24 鐘ケ江 一広 ブラシ矯正用キヤツプ

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JPS6010533B2 (ja) * 1977-04-05 1985-03-18 株式会社日立製作所 成形用樹脂組成物

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JPS6242436U (ja) 1987-03-13

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