JPH0337522Y2 - - Google Patents

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JPH0337522Y2
JPH0337522Y2 JP16351085U JP16351085U JPH0337522Y2 JP H0337522 Y2 JPH0337522 Y2 JP H0337522Y2 JP 16351085 U JP16351085 U JP 16351085U JP 16351085 U JP16351085 U JP 16351085U JP H0337522 Y2 JPH0337522 Y2 JP H0337522Y2
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lid
container body
makeup brush
handle
container
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、化粧料と化粧筆が共に収納されるコ
ンパクト容器に係り、特に、化粧筆を押圧するこ
とにより蓋体に開放動作が与えられる構造のコン
パクト容器に関するものである。
[従来の技術] 化粧料や化粧筆を収納するコンパクト容器は、
一般に、容器本体と、この容器本体にヒンジ結合
され容器本体を開閉する蓋体とからなり、これら
容器本体および蓋体に設けられたフツクを係合す
ることにより、蓋体の閉状態が保持されるととも
に、蓋体に開放動作を与えるために、容器本体に
フツクピースが装着されている。しかし、このフ
ツクピースが装着することなく、容器本体に収納
されている化粧筆を利用して、蓋体に開放動作を
与えるように構造のコンパクト容器がある。これ
は、例えば、第13図ないし第14図(実開昭60
−101005号公報)に示されるように、容器本体1
の自由端の周壁2に凹所3を設け、この凹所3か
ら化粧筆4の柄部5の後端を表出するように化粧
筆4を容器本体1に収納し、表出された化粧筆4
の柄部5を蝶番6方向に押圧すると蓋体7の自由
端が上方に押し上げられ、容器本体1および蓋体
7の自由端に設けられたそれぞれのフツク8,9
が係合が外れ蓋体7が開かれるような構造のもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のようなコンパクト容器においては、化粧
筆4を押圧する操作によつて容器本体1の奥壁面
10に当たつてしまい、化粧筆4の筆先11が傷
んでしまうことが考えられ、また、化粧筆4を取
り出しにくいという欠点がある。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであ
つて、筆先を傷めることなく、かつ、手軽に化粧
筆を利用して蓋体の開操作ができるコンパクト容
器を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案は、容器本体に、この容器本体を開閉
する蓋体がヒンジ結合され、前記容器本体の周壁
部に凹所が設けられ、この凹所から容器本体内に
収納されている化粧筆の柄部が表出され、この柄
部を押圧することにより蓋体に開放動作を与える
ように構成されたコンパクト容器において、前記
容器本体底部の前記化粧筆の押圧方向の前記凹所
近傍に、前記蓋体の閉状態を保持するための係合
片を突設し、前記柄部に前記係合片が嵌入する嵌
入孔を形成し、この嵌入孔を介して前記係合片が
蓋体の閉状態を保持する構成とし、当該嵌入孔の
前記押圧方向の幅は、前記柄部が押圧により移動
可能なように、前記係合片の前記押圧方向の肉厚
より幅広く形成し、前記蓋体の一部あるいは容器
本体の一部に、閉蓋状態から柄部の押圧により蓋
体が上方に押し上げられるためのテーパ部を設け
る構成とした。また、前記テーパ部は前記柄部の
嵌入孔に設ける構成としてもよい。
[作用] 容器本体の凹所から表出している化粧筆の柄部
を押圧すると柄部の嵌入孔の内壁面と蓋体の一部
または容器本体の一部に設けたテーパ部との作用
により蓋体が上方の押し上げられ、容器本体と蓋
体との係合が外れる。また、係合片が化粧筆の柄
部に形成された嵌入孔に嵌入しているので、化粧
筆の押圧による移動距離が制御され、化粧筆の筆
先が容器本体の奥面に当たることがなく、従つて
筆先が傷まないとともに、この嵌入孔を利用して
化粧筆が取り出しやすいものとなつている。
[実施例] 以下、本考案の実施例を、添付した図面を参照
して説明する。
第1図ないし第4図は、本考案の第1実施例を
示す図であつて、符号12は矩形受皿状の容器本
体、符号13は蝶番部13aを介して容器本体1
2にヒンジ結合され、容器本体12を開閉する蓋
体、符号14は容器本体に収納され、化粧をする
際に用いられる化粧筆である。
容器本体12の自由端側の周壁中央には、凹所
15が設けられている。また、容器本体12の底
部の自由端側には、前記化粧筆14を横向きに収
納させるための化粧筆収納凹所が形成され、後壁
側には、化粧料が充填される化粧料充填凹所17
a,17bが形成されている。化粧筆収納凹所1
6の凹所15に臨む位置には係合片18が突設さ
れ、この係合片18の外面にはフツク19が突設
されている。
蓋体13の自由端側中央には、外面20aがテ
ーパ状に形成された係合片2が突設され、この係
合片20の内面には、前記フツク19に係合する
フツク21が突設されている。また、蓋体13の
内面には鏡22が貼付されている。
化粧筆14は、柄部14aおよびこの柄部14
aの先端に装着された筆部14bからなり、柄部
14aの側面には、前記凹所15に嵌合し得る幅
を有する突部23が突設されているとともに、こ
の突部23には、上下方向に貫通して嵌入孔24
が形成されている。この嵌入孔24における化粧
筆14の幅方向の幅は、前記係合片18の肉厚よ
り広く形成されている。
上記のような構成からなる容器本体12、蓋体
13および化粧筆14の組み立て方は、蓋体13
を蝶番部13aを介して容器本体12の後壁に回
動自在にヒンジ結合し、化粧筆14を、化粧筆1
4の突部23に形成された嵌入孔24を容器本体
12の係合片18に嵌入させるとともに、突部2
3を容器本体12の凹所15に嵌合させて容器本
体12に載置する。(第2図参照)そして、蓋体
13を容器本体12の方向に回動させ、容器本体
12の係合片18に突設されたフツク19と、蓋
体13の係合片20に突設されたフツク21を係
合させることにより、容器本体12に対して蓋体
13の閉状態が保持される。
次に、蓋体13を開く操作方法について、第3
図ないし第4図を参照して説明する。容器本体1
2の凹所15から表出している化粧筆14の柄部
14aに突設された突部23の先端面23aを、
容器本体12の後壁方向に押圧していくと、嵌入
孔24の手前側の内面上縁部が、蓋体13に突設
された係合片20のテーパ状の外面20aを摺動
していく。このとき、テーパ状となつている外面
形状の作用により、蓋体13には上方に持ち上が
る力が働く。さらに前記先端面23aを押圧して
いくと、ついには容器本体12側のフツク19と
蓋体13側のフツク21との係合が外れ、蓋体1
3は開操作可能な状態となる。押圧された化粧筆
14は、嵌入孔24の手前側の内壁面が係合片1
8に当接することによりその動きは停止され、必
要以上に容器本体13内を移動することが防がれ
る。(第3図ないし第4図参照) 以上のように、本実施例では、容器本体12の
凹所15から表出している化粧筆14の柄部14
aに突設された突部23の先端面23aを押圧す
ることにより、スムーズに蓋体13が開かれ、か
つ、柄部14aの突部23が係合片18に当接す
ることにより、その移動距離も適度に制約され、
化粧筆14が容器本体12内を任意に移動せず、
さらに、突部23を利用して化粧筆14がつまみ
やすくなつているので、化粧筆14を取り出しや
すくなつている。
次に、本考案の第2ないし第8実施例を添付の
図面を参照して説明する。なお、これらの図中、
先の第1実施例と同一の構成要素あるいは同様の
作用を示す構成要素については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
第5図は本考案の第2実施例を示す図であつ
て、化粧筆14の柄部14aの左右両側面に、そ
れぞれ突部23,23および嵌入孔24,24を
設けたもので何れの向きでも化粧筆14を容器本
体12内に収納できるようにしたものである。
第6図は本考案の第3実施例を示す図であつ
て、蓋体13側の係合片20の外面20aをテー
パ状としないかわりに、化粧筆14の嵌入孔24
の手前側の内壁面上下をテーパ面24a,24b
に形成し、フツク19および21の係合を外す作
用が可能なように構成したものである。
第7図は本考案の第4実施例を示す図であつ
て、容器本体12の係合片18の側近に、容器本
体12の手前側にテーパ面を有する突起25を突
設し、化粧筆14を押圧すると、蓋体13が開く
とともに、化粧蓋体14が上方に持ち上がり、一
連の操作で化粧筆14をより取り出しやすくした
ものである。
第8図は本考案の第5実施例を示す図であつ
て、容器本体12および蓋体13のフツク19お
よび21を、それぞれ先の実施例とは逆側に突設
したことにより、容器本体12側のフツク19の
位置を若干低くし、嵌入孔24を利用して化粧筆
14をつまみ出す際に係合片18がじやまになら
ないようにしたものである。なお、本実施例では
化粧筆14の柄部14aの両端に筆部14bを装
着している。
第9図は本考案の第6実施例を示す図であつ
て、本実施例では、化粧筆14を容器本体12に
対して縦方向に収納するようにしたもので、化粧
筆14の柄部14aの後端部に嵌入孔24を形成
し、容器本体12の凹所15より柄部14の後端
面14cを表出させ、この後端面14cを押圧す
ることにより蓋体13が開くように構成されてい
る。これは後述する第7ないし第9実施例も同様
の構成である。本第6実施例は、蓋体13側のフ
ツク21が突設された係合片20の外面をテーパ
状に形成することで化粧筆14の柄部14aの後
端面14cを押圧することにより蓋体13の開操
作が行われるようにしたもにである。
第10図は本考案の第7実施例を示す図であつ
て、化粧筆14の柄部14aに形成された嵌入孔
24の後端側の内壁面にテーパ状の突起26,2
6を突設し、一方、蓋体13のの係合片21の基
端部前方の左右底面に、前記突起26,26に対
応する凸部27,27を設ける個とにより、蓋体
13が開く作用が起こるように構成されたもので
ある。
第11図は本考案の第8実施例を示す図であつ
て、容器本体12の係合片18の側近に、容器本
体12の手前側にテーパ面を有する突起28を突
設し、化粧筆14を押圧すると、蓋体13が開く
とともに、化粧蓋体14が上方に持ち上がり、一
連の操作で化粧筆14をより取り出しやすくした
ものである。
第12図は本考案の第9実施例を示す図であつ
て、この実施例では、凹所15に容器本体12の
底板部の前壁面29をテーパ状に形成し、一方、
化粧筆14の柄部14a後端部14dをテーパ状
にして厚みを持たせて形成することで、蓋体13
が開く作用が起こるように構成されたものであ
る。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のコンパクト容器
によれば、容器本体の周壁部に凹所が設けられ、
この凹所から容器本体内に収納されている化粧筆
の柄部が表出され、この柄部を押圧することによ
り蓋体に開放動作を与えるように構成されたコン
パクト容器において、容器本体底部の化粧筆の押
圧方向の凹所近傍に、蓋体の閉状態を保持するた
めの係合片を突設し、この係合片に化粧筆の柄部
に形成された嵌入孔を嵌入させて化粧筆を容器本
体内に収納されているので、化粧筆の押圧による
移動距離が制御され、化粧筆が容器本体内を任意
に移動せず、従つて化粧筆の筆先が容器本体の奥
面に当たることがなく、筆先が傷まないととも
に、持ち運びの際にも化粧筆ががたつかないとい
う効果を奏する。また、嵌入孔に指を入れること
により化粧筆がつまみやすくなつているので、化
粧筆を取り出しやすいという利点も有している。
さらに、蓋体の閉状態から化粧筆の柄部を押圧す
ることにより、化粧筆を手軽に利用して、柄部の
嵌入孔の内壁面と蓋体の一部あるいは容器本体の
一部に設けたテーパ部との作用に従い蓋体を容易
に開操作できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1実施例を示
す図であつて、第1図はその分解斜視図、第2図
は組み立て後の斜視図、第3図ないし第4図は本
考案の作用を示す断面図、第5図ないし第12図
は第2ないし第9実施例を示す図であつて、第5
図は第2実施例を示す斜視図、第6図は第3実施
例を示す斜視図、第7図は第4実施例を示す分解
斜視図、第8図は第5実施例を示す分解斜視図、
第9図は第6実施例を示す斜視図、第10図は第
7実施例を示す斜視図、第11図は第8実施例を
示す斜視図、第12図は第9実施例を示す斜視
図、第13図ないし第14図は従来の技術を示す
図であつて、第13図はその斜視図、第14図は
その断面図である。 12……容器本体、13……蓋体、14……化
粧筆、14a……柄部、15……凹所、18……
係合片、24……嵌入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (i) 容器本体12に、この容器本体を開閉する蓋
    体13がヒンジ結合され、前記容器本体の周壁
    部に凹所15が設けられ、この凹所15から容
    器本体内に収納されている化粧筆14の柄部1
    4aが表出され、この柄部を押圧することによ
    り蓋体に開放動作を与えるように構成されたコ
    ンパクト容器において、前記容器本体底部の前
    記化粧筆14の押圧方向の前記凹所近傍には、
    前記蓋体13の閉状態を保持するための係合片
    18が突設され、前記柄部14aには、前記係
    合片18が嵌入する嵌入孔24が形成され、こ
    の嵌入孔24を介して前記係合片18が蓋体の
    閉状態を保持する構成とされ、当該嵌入孔24
    の前記押圧方向の幅は、前記柄部14aが押圧
    により移動可能なように、前記係合片18の前
    記押圧方向の肉厚より幅広く形成され、前記蓋
    体の一部あるいは容器本体の一部には、閉蓋状
    態から柄部14aの押圧により蓋体が上方に押
    し上げられるためのテーパ部が設けられている
    ことを特徴とするコンパクト容器。 (ii) 前記テーパ部は前記柄部14aの嵌入孔24
    に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のコンパクト容器。
JP16351085U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0337522Y2 (ja)

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WO1995026526A1 (fr) * 1994-03-25 1995-10-05 Ntt Data Communications Systems Corporation Procede concernant la fin d'un traitement de donnees et processeur de donnees

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