JPS646203Y2 - - Google Patents

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JPS646203Y2
JPS646203Y2 JP1980188056U JP18805680U JPS646203Y2 JP S646203 Y2 JPS646203 Y2 JP S646203Y2 JP 1980188056 U JP1980188056 U JP 1980188056U JP 18805680 U JP18805680 U JP 18805680U JP S646203 Y2 JPS646203 Y2 JP S646203Y2
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JP
Japan
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wrench
arm member
wrench arm
insertion hole
wrench socket
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JP1980188056U
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JPS57112868U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ホイールナツトレンチに関す
る。
従来、自動車用ホイールナツトレンチは第1
図、第2図に示すようにレンチソケツト部1と、
レンチアーム部2とは一体構造となつている。こ
のため、レンチソケツト部を成形するにはレンチ
アーム部の端部を加熱し、加工する方法が主に用
いられていた。しかし、この方法によると次に列
挙する欠点があつた。
(1) ホイールナツトと嵌合するレンチソケツト部
の六角穴の寸法のバラツキが多い。
(2) 自動化が難しく量産性が劣る。
(3) 加工タクトが長くなる等により、加工コスト
が高い。
(4) レンチソケツト部とレンチアーム部とが同一
素材(材質)でなければならないという制約を
受ける。
このような欠点を解消するため、レンチソケツ
ト部を冷間鍛造で成形し、このレンチソケツト部
とは別に成形したレンチアームをレンチソケツト
部に摩擦圧接、抵抗溶接等で結合する方法も考え
られ実用化されているが、これも次に列挙するよ
うな欠点がある。
(1) レンチソケツト部とレンチアームとの溶接後
に機械仕上工程が必要である。
(2) 溶接個所の信頼性をもたせることの装置が必
要である。このため、工程管理、検査等の管理
工数が増大する。
(3) 量産のための装置が大型化するので、加工コ
ストが高い。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、加工
時間が短縮でき、量産が容易にできるとともに外
観、精度の向上を図ることのできる安価で信頼性
の高い自動車用ホイールナツトレンチを得るにあ
る。
以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に
説明する。
第3図乃至第6図の実施例において、11は冷
間鍛造で成形されたレンチソケツト部材で、この
レンチソケツト部材11には自動車用ホイールナ
ツトと嵌合する六角形状穴に形成された嵌合部1
2と、上面に第5図に示すように四角形状に形成
したレンチアーム部材挿入孔13と、前記嵌合部
12の前記レンチアーム部材挿入孔13側に形成
した円形状の凹部14とが形成されている。15
はL字状に形成された棒状のレンチアーム部材で
ある。
このように別々に成形されたレンチソケツト部
材11とレンチアーム部材15とはレンチソケツ
ト部材11のレンチアーム部材挿入孔13へレン
チアーム部材15の端部を挿入し、熱カシメによ
つてレンチアーム部材挿入孔13の両端部を挟み
込むようにレンチアーム部材15を変形させ、レ
ンチソケツト部材11とレンチアーム部材15と
を回動不能に固定して自動車用ホイールナツトレ
ンチを構成している。
なお、レンチソケツト部材11に形成するレン
チアーム部材挿入孔13は第7図、第8図に示す
ように五角形、六角形に形成しても良い。すなわ
ち、カシメした場合にレンチアーム部材15が変
形してレンチアーム部材挿入孔13に密着するこ
とにより、レンチソケツト部材11とレンチアー
ム部材15とが回動不能になれば良いので、非円
形形状であればどんな形状であつても良い。ま
た、熱カシメは第9図、第10図に示すようにレ
ンチアーム部材15を固定し、該レンチアーム部
材15の端部に固定電極16をセツトするととも
に、レンチソケツト部材11をセツトする。しか
る後、前記固定電極16との間に変圧器17を介
装した加圧用移動電極18によつてレンチアーム
部材15の端部を加圧するとともに、該加圧用移
動電極18と固定電極16とに通電し、この通電
により発生する電気抵抗熱と加圧作用によつて、
両電極間にあるレンチアーム部材15が軟化して
第10図に示すようにレンチアーム部材挿入孔1
3をすきまなくふさぐとともに、該レンチアーム
部材挿入孔13の両端部につば部19,20がで
きるように変形してカシメることができる。
次に第11図乃至第13図に示す本考案の異な
る実施例につき説明する。なお、これらの実施例
の説明に当つて、前記本考案の実施例と同一部分
には同一符号を付して重複する説明を省略する。
第11図の実施例において、前記本考案の実施
例と主に異なる点はレンチアーム部材15AをT
字状に形成したものにした点で、このように構成
しても同様な作用効果が得られる。
第12図の実施例において、前記本考案の実施
例と主に異なる点はレンチアーム部材15Bを十
字状に形成したものを使用するとともに、該レン
チアーム部材15Bのそれぞれの先端部に同形状
あるいはそれぞれ異なる寸法のホイールナツトと
嵌合できるレンチソケツト部材11,11,1
1,11をそれぞれカシメ固定した点で、このよ
うに構成しても同様な作用効果が得られる。
第13図の実施例において、前記本考案の実施
例と主に異なる点はレンチアーム部材15Cを直
線状に形成したものを使用するとともに、両端に
ハンドル棒21,21を挿入することのできるハ
ンドル挿入孔22,22が形成された寸法の異な
るレンチソケツト部材11,11Aをそれぞれカ
シメ固定した点で、このように構成することによ
り形状を小型にすることができる。
なお、前記実施例ではレンチソケツト部材11
に非円形形状のレンチアーム部材挿入孔13を形
成したものについて説明したが、レンチソケツト
部材11に形成した凹部14を非円形形状に形成
し、カシメによつてできるつば部20が該凹部1
4をふさぐようにしても同様の効果が得られる。
またレンチアーム部材挿入孔の両端周縁部の壁面
に凹部を形成し、カシメ時にレンチアーム部材が
変形して入り込むようにして回動を不能にしても
良い。
以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は次に列挙する効果が得られる。
(1) レンチソケツト部材とレンチアーム部材とを
別々に成形し、カシメ固定するようにしたので
従来の溶接するものに比べ約3分の1以下の加
工時間で加工することができる。
(2) レンチソケツト部材、レンチアーム部材の部
分焼入れが容易にできる。
(3) レンチソケツト部材とレンチアーム部材との
材質上の制約を受けることがない。このため、
同一材質でなくても良い。
(4) レンチソケツト部材を冷間鍛造で成形できる
ので、外観および精度の向上が容易となる。
(5) レンチソケツト部材とレンチアーム部材とを
別々に成形してカシメるので、自動化が容易に
でき、量産に適している。
(6) レンチソケツト部材とレンチアーム部材とを
カシメ固定するので、信頼性保証が容易であ
る。
(7) 前記1,5等によつて、生産性の向上が図
れ、コストの低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一実施例を示す一部破断面図、
第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3図
は本考案の一実施例を示す一部破断面図、第4図
は第3図のレンチソケツト部材を矢印B方向より
見た図、第5図、第6図はそれぞれ第3図のC−
C線、D−D線に沿う断面図、第7図、第8図は
それぞれレンチアーム部材挿入孔の異なる実施例
を示す第5図と同様な図、第9図、第10図は熱
カシメの説明図、第11図乃至第13図はそれぞ
れ本考案の異なる実施例を示す説明図である。 11,11A……レンチソケツト部材、12…
…嵌合部、13……レンチアーム部材挿入孔、1
4……凹部、15,15A,15B,15C……
レンチアーム部材、16……固定電極、17……
変圧器、18……加圧用移動電極、19,20…
…つば部、21……ハンドル棒、22……ハンド
ル挿入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車用ホイールナツトと嵌合する嵌合部を有
    するレンチソケツト部材と、このレンチソケツト
    部材に形成された非円形形状のレンチアーム部材
    挿入孔と、このレンチアーム部材挿入孔の両端部
    を挟み込むようにカシメ変形された複数のつば部
    を有しかつ前記レンチソケツト部材とは別々に形
    成された棒状のレンチアーム部材とから成り、前
    記レンチソケツト部材とレンチアーム部材は回動
    不能に固定されていることを特徴とする自動車用
    ホイールナツトレンチ。
JP1980188056U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS646203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980188056U JPS646203Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980188056U JPS646203Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57112868U JPS57112868U (ja) 1982-07-13
JPS646203Y2 true JPS646203Y2 (ja) 1989-02-16

Family

ID=29991324

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JP1980188056U Expired JPS646203Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101805299B1 (ko) * 2016-04-01 2017-12-06 정도영 차량용 휠 너트 렌치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112373A (en) * 1978-02-22 1979-09-03 Iwamoto Kougiyou Kk Caulking method for assembling bracket and bolt

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JPS5318956Y2 (ja) * 1973-04-07 1978-05-19

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JPS54112373A (en) * 1978-02-22 1979-09-03 Iwamoto Kougiyou Kk Caulking method for assembling bracket and bolt

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JPS57112868U (ja) 1982-07-13

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