JPH0225008Y2 - - Google Patents

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JPH0225008Y2
JPH0225008Y2 JP16404885U JP16404885U JPH0225008Y2 JP H0225008 Y2 JPH0225008 Y2 JP H0225008Y2 JP 16404885 U JP16404885 U JP 16404885U JP 16404885 U JP16404885 U JP 16404885U JP H0225008 Y2 JPH0225008 Y2 JP H0225008Y2
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JP
Japan
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resin gear
jig
outer periphery
metal jig
peripheral surface
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JP16404885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は速度検出等のために治具を介して車軸
に固定される樹脂ギヤに関し、治具との結合部に
おいて樹脂ギヤに生じ易いクラツクを防止するこ
とができるクラツク防止部を有した樹脂ギヤに関
する。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の走行速度の検出は、トランス
ミツシヨンの出力側に配置されたトランスフアー
の出力軸外周上に金属製の筒状の治具を介して樹
脂ギヤを固定し、該樹脂ギヤを介して検出される
車軸の回転数に基づいて行われていた。このよう
な金属治具及び樹脂ギヤとして第5図イ,ロ、第
6図イ,ロ,ハに示したものがある。この治具1
は図示しない車軸が挿通される中心孔2と、第1
の段部3a、第2の段部3b、第3の段部3cと
から成る係止段部3と、係止段部3の外周面を軸
方向へ切欠くことによつて形成された係止溝4と
から概略構成されている。樹脂ギヤ10は治具1
の第2、第3の段部3b,3cの外周と面整合す
る段状の内周面と、該内周面から係止溝4内に突
出して係合する係止突起11と、外周面上にギヤ
部12を備えた大径の筒状部13a及び小径の筒
状部13bから成る2段状の外面形状を有してい
る。治具1の係止溝4は第1から第3の段部3
a,3b,3cにかけて延在し、しかも最大径の
段部3aから隣りの段部3bにかけては所定深さ
の面取り部5が形成されている。この面取り部5
のうち第2の段部3bに形成された部分5aは、
第6図イ,ハに示すような状態で樹脂ギヤ10を
治具1の外周上に嵌着したときに樹脂ギヤの係止
突起11と係止溝4の内壁との接触面積を減少さ
せ、これによつて樹脂ギヤに加わる応力による樹
脂ギヤのクラツクの発生を防止させるためのもの
である。即ち、金属製の治具1よりも樹脂ギヤ1
0は熱膨張係数が大きいために、熱収縮によつて
係止突起11と係止溝4との接触部、とりわけ直
角または鋭角の角部において密着しているとクラ
ツクが生じ易くなるが、これを面取りによつて直
角または鋭角の角部を無くすることによつて防止
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の樹脂ギヤによれば、治具の第3
の段部3cには面取り部が形成されていないため
この部分と接触するところにクラツクが発生する
恐れがある。即ち、治具1の第2の段部3bの角
部は第1の段部3aとともに一回の作業で面取り
が可能であることから、面取り部5aの存在によ
つて第2の段部3bと対応する樹脂ギヤの部分の
クラツクは防止可能であるが、最小径の段部3c
の角部7を面取りするためには前記面取り部5の
面取り作業とは別個に他の面取り工程を設ける必
要があるため、製造コストの増大を抑える理由か
ら面取りが行われていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、治
具の加工工程数を増やすことによるコストアツプ
を招くことなく樹脂ギヤのクラツク発生を防止す
るため、クラツクが発生する恐れのある係止突起
の車軸回転方向両側において、車軸の外周に設け
られる治具の外周と接触する筒状部部内表面に、
前記治具の外周と接触しない欠損部を形成したク
ラツク防止部を有した樹脂ギヤを提供するもので
ある。
〔実施例〕
以下、本考案のクラツク防止部を有した樹脂ギ
ヤについて説明する。
第1図から第4図イ,ロは本考案の一実施例を
示し、第5図イ,ロ及び第6図イ,ロ,ハと同一
の部分は同一の符号で示したので重複した説明は
省略するが、治具1の第3の段部3cの外径側に
位置する樹脂ギヤ10の小径の筒状部13bをさ
らに2段階に構成して最前端の筒状部13cを形
成し、さらに係止突起11の周辺両側に位置する
筒状部13cの部分に所定の長さの切欠き部(ク
ラツク防止部)14を設けた構成において前記従
来例と相違している。この切欠き部14を形成す
ることより、治具1の第3の段部3cの角部7と
樹脂ギヤ10の内周面(筒状13cの内周面)と
の密着を回避できる。
以上の構成おいて、第1図及び第2図イ,ロ,
ハに示した樹脂ギヤ10を治具1の外周に嵌め込
むと、第3図及び第4図イ,ロに示したような状
態になり、切欠き部14を形成したことによつて
治具1の角部7によつて発生するクラツクを防止
することができる。また、樹脂ギヤは一回の射出
成形によつて成形可能であるため、切欠き部7を
形成したとしても成形工程が増加することはな
く、金属製の治具に面取り加工を加える場合に比
べてコストダウンが図れる。
〔考案の効果〕
以上の本考案のクラツク防止部を備えた樹脂ギ
ヤによれば、クラツクが発生する恐れのある係合
用突起の両側に治具の外周と接触しない欠損部を
設けたため、治具の加工工数を増やすことによる
コストアツプを避けて樹脂ギヤのクラツク発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の樹脂ギヤの斜視
図。第2図イ,ロ,ハは第1図の樹脂ギヤの正面
図、X−X断面図、Y−Y断面図。第3図は樹脂
ギヤを治具に取り付けた状態を示す斜視図。第4
図イ,ロは第3図の樹脂ギヤ等の正面図及びA−
A断面図。第5図イ,ロは従来の樹脂ギヤ及び治
具の斜視図。第6図イ,ロ,ハは第5図の治具に
樹脂ギヤを取り付けた状態の正面図、X−X断面
図、Y−Y断面図。 符号の説明、1……治具、2……中心孔、3,
3a,3b,3c……係止段部、4……係止溝、
5,5a……面取り部、7……角部、10……樹
脂ギヤ、11……係止突起、12……ギヤ部、1
3a,13b,13c……筒状部、14……クラ
ツク防止部(切欠き部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車軸外周に回転的に固定された金属製治具の外
    周に挿通されることによつて固定される樹脂ギヤ
    において、 前記金属製治具の外周に軸方向に設けられた溝
    と回転的に係合する係合突起を、前記金属製治具
    の外周と接触する筒状内周面に有し、 この係合突起の車軸回転方向の両側において、
    前記筒状内周面に前記金属製治具の外周と接触し
    ない欠損部を設けたことを特徴とするクラツク防
    止部を有した樹脂ギヤ。
JP16404885U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH0225008Y2 (ja)

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JP16404885U JPH0225008Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JP16404885U JPH0225008Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPS6273155U JPS6273155U (ja) 1987-05-11
JPH0225008Y2 true JPH0225008Y2 (ja) 1990-07-10

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JP16404885U Expired JPH0225008Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25

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JPH0254951U (ja) * 1988-10-14 1990-04-20

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JPS6273155U (ja) 1987-05-11

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