JP2598571Y2 - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JP2598571Y2
JP2598571Y2 JP1993058729U JP5872993U JP2598571Y2 JP 2598571 Y2 JP2598571 Y2 JP 2598571Y2 JP 1993058729 U JP1993058729 U JP 1993058729U JP 5872993 U JP5872993 U JP 5872993U JP 2598571 Y2 JP2598571 Y2 JP 2598571Y2
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JP
Japan
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oil seal
oil
face
seal
stacked
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JP1993058729U
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JPH0728267U (ja
Inventor
貴志 竹本
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キーパー株式会社
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車や産業機械等に
使用されるオイルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】オイルシールは、一般に金属製の補強環
の上にゴムまたは樹脂製のシール部を一体成形したもの
で、軸に装着されて、機械内部のオイルが外部へ流出す
るのを防止する働きと、外部から機械内部へ塵埃や泥水
等が浸入するのを防止する働きを兼ね備えている。この
ようなオイルシールは、出荷時に軸方向に積み重ねられ
て搬送されるが、その際、シール部が密着して剥がれに
くくなるのを防止するために、重ねたときに接触する部
分に突起を設けている。
【0003】図3はこのようなオイルシールの一例を示
している。オイルシール1は、断面L字形の補強環2
と、これを囲むように形成されたシール部3とからな
る。シール部3の半径方向に沿う外側の端面4には、円
周方向に沿って複数の突起5が一体に形成されている。
この突起5は、図4に示すように、オイルシール1を軸
方向に積み重ねたときに、隣接するオイルシール1のシ
ール部3の反対側の端面6に点接触して、互いの密着を
防止するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな突起5を備えたオイルシール1では、成形後に端面
4の角部に面取り部7を設ける際に、突起5が同時に切
削されないように、面取り部7から離して設ける必要が
あり、このため、オイルシールを積み重ねたときに、オ
イルシールの構造によっては突起5が隣接する端面6に
接触できず、密着防止効果が得られない場合があった。
【0005】また、オイルシール1を積み重ねたとき
に、中心位置がずれて重ねられた場合にも、突起5が隣
接する端面6に接触できず、密着防止効果が得られない
場合があった。
【0006】本考案は、このような従来の問題を解決す
るもので、積み重ねたときに確実な密着防止効果の得ら
れるオイルシールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、オイルシールの半径方向に沿う両端面の
うち、一方の端面に放射状に細長く形成された複数の突
起を設けたものである。本考案はまた、上記オイルシー
ルの他方の端面に少くとも1本の環状の突起を設けたも
のである。
【0008】
【作用】したがって、本考案によれば、オイルシールを
積み重ねたときに、一方の端面に設けた放射状に細長く
形成された突起が、隣接するオイルシールの端面に接触
するので、確実な密着防止効果が得られる。また、オイ
ルシールの中心がずれて重ねられた場合でも、密着防止
効果が失われることがない。
【0009】さらに、オイルシールを積み重ねたとき
に、オイルシールの一方の端面に設けられた放射状に細
長く形成された突起が、隣接するオイルシールの他方の
面に設けた少くとも1本の環状の突起に接触するので、
突起どうしが点接触して密着防止効果をより高めること
ができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例の構成を示すもので
ある。オイルシール11は、断面L字形の補強環12と
これに一体に成形されたゴムまたは樹脂製のシール部1
3とからなる。シール部13の半径方向に沿う一方の端
面14には、円周方向に等間隔に配列された複数の細長
い放射状の突起15が一体に形成されており、他方の端
面16には円周方向に1本の連続する環状の突起17が
一体に形成されている。
【0011】したがって、このようなオイルシール11
は、図2に示すように、オイルシール11を積み重ねた
ときに、突起15が放射状に細長く形成されているた
め、隣接するオイルシール11の端面16に確実に接触
し、また成形後に角部に面取り部18を設ける際に、た
とえ突起15の一部が切削されても、密着防止効果が損
なわれることがなく、さらに、オイルシール11どうし
の中心がずれて重ねられたとしても、密着防止効果が損
なわれることがない。
【0012】また、オイルシール11を積み重ねたとき
に、オイルシール11の一方の端面14に形成された突
起15が、隣接するオイルシール11の他方の端面16
に形成された環状の突起17に、どの位置でも必ず点接
触するので、良好な密着防止効果が得られる。
【0013】このように本実施例によれば、オイルシー
ルの一方の端面14に放射状の突起15を設け、他方の
端面16に環状の突起17を設けたので、オイルシール
11どうしを積み重ねたときに、シール部13が密着す
ることを防止することができる。
【0014】なお本考案は、別の構成として、オイルシ
ール11の一方の端面14に環状の突起17を設け、他
方の端面16に放射状の突起15を設けることができ、
同様の作用効果を得ることができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、オイル
シールを積み重ねたときに、一方の面に設けた突起が放
射状に細長く形成されているため、確実な密着防止効果
が得られるとともに、オイルシールの中心がずれて重ね
られた場合でも、密着防止効果が失われることがない。
また、突起を放射状に細長く形成したため、加工工具を
外径方向から使用することができるので成形金型の加工
が容易となる。
【0016】また、オイルシールを積み重ねたときに、
オイルシールの一方の端面に設けた放射状に細長く形成
された突起が、隣接するオイルシールの他方の面に設け
少くとも1本の環状の突起に接触するので、突起どう
しが点接触して密着防止効果をより高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本考案の一実施例を示すオイルシールの概
略部分断面斜視図。 (b) 同オイルシールの縮小側面図。
【図2】同オイルシールを積み重ねた状態を示す概略部
分断面図。
【図3】(a) 従来例を示すオイルシールの概略部分断面
斜視図。 (b) 同オイルシールの縮小側面図。
【図4】同オイルシールを積み重ねた状態を示す概略部
分断面図。
【符号の説明】
11 オイルシール 12 補強環 13 シール部 14 端面 15 突起 16 端面 17 突起 18 面取り部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシールの半径方向に沿う両端面の
    うち、一方の端面に放射状に細長く形成された複数の突
    起を設けたオイルシール。
  2. 【請求項2】 他方の端面に少くとも1本の環状の突起
    を設けた請求項1記載のオイルシール。
JP1993058729U 1993-10-29 1993-10-29 オイルシール Expired - Lifetime JP2598571Y2 (ja)

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JP3960041B2 (ja) * 2001-12-27 2007-08-15 Nok株式会社 密封装置
JP4694234B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-08 光洋シーリングテクノ株式会社 転がり軸受装置用の密封装置
JP5196092B2 (ja) * 2005-11-04 2013-05-15 Nok株式会社 密封装置

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JPH0728267U (ja) 1995-05-23

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