JP3960041B2 - 密封装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油等を密封するために用いられるオイルシールタイプの密封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からオイルシールタイプの密封装置が知られている。
【0003】
このような密封装置は、軸に摺動自在に密接するシールリップ部と、このシールリップ部を支持してハウジングに固定される嵌め合い部と、から構成されるものである。
【0004】
密封装置は、図5に示すように、密封装置101を耐久寿命の向上する場合には2個以上並べて使用されることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示すような密封装置101を2個並べて使用している個所では、客先で2回の密封装置の圧入が必要となってしまうと共に、圧入装着後に密封装置101間にグリースを封入しなければならず、作業工程が多く作業性が悪いものであった。
【0006】
このような問題を解消するために、図6に示すように、組込部材202に密封装置201が既に2個装着された組立式の一体型装置を使用し、密封装置の圧入の手間を省く場合もあったが、図6に示すような一体型装置では型・部品点数が増えるために製品コストが増加するという課題が生じてしまった。
【0007】
本発明は、上記した従来技術の課題を解決するものであり、その目的とするところは、簡単な構成で作業性に優れた密封装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、2部材間の環状隙間を密封する密封装置であって、2部材のうち一方の部材に摺動接触するシールリップ部と、該シールリップ部を支持し、他方の部材に固定される嵌め合い部と、を備えた密封装置において、それぞれ同じ構成である複数の密封装置を軸方向に同じ向きに並べ、かつそれぞれを嵌合した状態で接続可能にせしめるべく、自己の密封装置とは別の密封装置の前記嵌め合い部の一端部に重ね合わされる重ね合わせ部を備え、前記重ね合わせ部は、ゴム状弾性体のみから構成される凸部の端面の部分であり、かつ、前記嵌め合い部には金属環が設けられており、前記ゴム状弾性体のみからなる凸部は、この金属環が設けられている領域部分の内径側に嵌合されることを特徴とする。
【0009】
したがって、複数の密封装置を軸方向に並べて接続することができるので、装置の圧入も密封装置の接続後に1回で行うことができ、作業工程が少なく作業性が向上する。
【0010】
また、同じ構成の密封装置だけで接続が可能であるので、装置の型・部品点数が増加することもなく、製品コストの増加を押えることができる。
【0011】
さらに、密封装置が小径の場合でも、密封装置の断面を大きく確保することができ、設計の自由度が大きくなると共に、シールリップ部の弾性を十分に確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1、図2を用いて第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態に係る密封装置を示す半断面図である。図2は第1の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【0016】
まず、図1を用いて密封装置1の構成について説明する。密封装置1は、オイルシールタイプであり、2部材としての軸とハウジング間の環状隙間を密封するものである。
【0017】
密封装置1は、軸に摺動接触するシールリップ部2と、シールリップ部2を支持しハウジングに固定される嵌め合い部3と、を備える。
【0018】
シールリップ部2は、断面楔状であり、ゴム状弾性体からなる。
【0019】
シールリップ部2の背面には、シールリップ部2を軸に向けて押圧するガータスプリング4が配置されている。
【0020】
嵌め合い部3は、金属環5と金属環5に焼き付けられたゴム状弾性体とからなる。嵌め合い部3は、ハウジングに固定される軸方向に延びる軸方向部3aと、軸方向部3aの一端から軸側へ延びシールリップ部2が接続される径方向部3bと、を有する。このため、金属環5も軸方向と径方向とに延びる断面L字状をなして、嵌め合い部3の軸方向部3aと径方向部3bとに内在している。
【0021】
そして、本実施の形態の密封装置1には、嵌め合い部3の径方向部3bの途中で軸方向部3aが延びる方向と反対方向に突出する環状の凸部6が設けられている。
【0022】
凸部6は、ゴム状弾性体からなる。この凸部6は、ハウジング側端面の径を嵌め合い部3の軸方向部3aの軸側周面の径と略同径としている。このため、凸部6のハウジング側端面と軸方向部3aの軸側周面との両面は、軸方向略同一直線A上に存在する。
【0023】
すなわち、凸部6のハウジング側端面が、別の密封装置1の嵌め合い部3の軸方向部3aの端部と重ね合わされる重ね合わせ部となっている。
【0024】
なお、凸部6のハウジング側端面の径と嵌め合い部3の軸方向部3aの軸側周面の径との関係は、上記のように略同径としてもよいし、また重ね合わせた際に簡単に外れないように適度の嵌合代を有することでもよい。
【0025】
以上の構成の密封装置1は、耐久寿命の向上する場合等には2個以上軸方向に並べて使用される。この際、図2に示すように、嵌め合い部3の軸方向部3aの軸側に凸部6が挿入されて重ね合わされて2個の密封装置1が軸方向に並べて接続される。なお、この密封装置1を2個以上接続することも可能である。
【0026】
この密封装置1では、凸部6の内周には金属環5が延出しておらず、ゴム状弾性体のみで構成しているため、凸部6は嵌め合い部3の軸方向部3aの内径に挿入して接続した際の嵌合力を低くできる。このため、2個の密封装置1を接続する際に必要な挿入押圧力も少なくて済み、手作業でも接続可能である。また、接続の自動化においても効率化が可能である。
【0027】
なお、凸部6が挿入される嵌め合い部3の軸方向部3aには金属環5が内在する構成として、軸方向部3aがハウジングに対して固定される嵌合力を発揮し、軸方向部3aの外周寸法が変わらないようにしてハウジングへの固定性を向上させている。
【0028】
したがって、密封装置1を軸方向に並べて接続することができるので、装置の圧入も密封装置1の接続後に1回で行うことができ、作業工程が少なく作業性が向上する。
【0029】
また、同形状の密封装置1だけで接続が可能であるので、装置の型・部品点数が増加することもなく、製品コストの増加を押えることができる。
【0030】
さらに、密封装置1が小径の場合でも、密封装置1の断面を大きく確保することができ、設計の自由度が大きくなると共に、シールリップ部2の弾性を十分に確保することができる。
【0031】
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【0032】
本実施の形態では、第1の実施の形態とは反対方向に嵌め合い部3の軸方向部3aが延びており、それに応じて凸部6も逆側に配置されたものである。
【0033】
このような構成であっても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0034】
(第3の実施の形態)
図4は第3の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【0035】
本実施の形態では、金属環5を折り曲げて、金属環5が凸部6に内在するようにした構成である。
【0036】
このため、嵌め合い部3は、第1、第2の実施の形態に示したような径方向部はなく、ハウジングに固定される軸方向部3aと、金属環5が折り曲げられたことにより背面が凹んだ凸部6と、から構成される。
【0037】
この密封装置では、凸部6に金属環5が内在しているため、嵌合代を無くすか、又は嵌合代を嵌合力がわずかに持たせる程度とすることが望ましい。
【0038】
このような構成であっても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、複数の密封装置を軸方向に並べて接続することができるので、装置の圧入も密封装置の接続後に1回で行うことができ、作業工程が少なく作業性が向上する。
【0040】
また、同じ構成の密封装置だけで接続が可能であるので、装置の型・部品点数が増加することもなく、製品コストの増加を押えることができる。
【0041】
さらに、密封装置が小径の場合でも、密封装置の断面を大きく確保することができ、設計の自由度が大きくなると共に、シールリップ部の弾性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る密封装置を示す半断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【図4】第3の実施の形態に係る密封装置を並べて接続した状態を示す半断面図である。
【図5】従来技術の密封装置を並べた状態を示す半断面図である。
【図6】従来技術の密封装置を並べた組立式の一体型装置を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 密封装置
2 シールリップ部
3 嵌め合い部
3a 軸方向部
3b 径方向部
4 ガータスプリング
5 金属環
6 凸部

Claims (1)

  1. 2部材間の環状隙間を密封する密封装置であって、
    2部材のうち一方の部材に摺動接触するシールリップ部と、
    該シールリップ部を支持し、他方の部材に固定される嵌め合い部と、を備えた密封装置において、
    それぞれ同じ構成である複数の密封装置を軸方向に同じ向きに並べ、かつそれぞれを嵌合した状態で接続可能にせしめるべく、
    自己の密封装置とは別の密封装置の前記嵌め合い部の一端部に重ね合わされる重ね合わせ部を備え
    前記重ね合わせ部は、ゴム状弾性体のみから構成される凸部の端面の部分であり、
    かつ、前記嵌め合い部には金属環が設けられており、前記ゴム状弾性体のみからなる凸部は、この金属環が設けられている領域部分の内径側に嵌合されることを特徴とする密封装置。
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