JPS642975Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS642975Y2 JPS642975Y2 JP1982131335U JP13133582U JPS642975Y2 JP S642975 Y2 JPS642975 Y2 JP S642975Y2 JP 1982131335 U JP1982131335 U JP 1982131335U JP 13133582 U JP13133582 U JP 13133582U JP S642975 Y2 JPS642975 Y2 JP S642975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- seal
- seal body
- outer circumferential
- circumferential wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はスラストころ軸受のシールに関する
ものである。
ものである。
従来から自動車のサスペンシヨンなどにひろく
用いられているスラストころ軸受は例えば第1図
に示すように、2個の軌道輪のうちその一方が外
縁部を折曲して形成した外周壁11aを有する〓
形状の軌道輪1aと平板状の軌道輪2aとの間に
多数の針状ころ3aが配設されてスラストころ軸
受を形成しており、前記軌道輪1aの外周壁11
aに、心金41aにゴム製のシール部材を接着し
て一体形成したシール体4aが装着されており、
該ゴム製のシール部材の一方の端縁に設けたリツ
プによつて前記軌道輪2aを保持する部材6aと
前記軌道輪1aの間をシールするようになつてい
る。しかしながら上記シール体4aは心金つきの
ため軌道輪への組付には圧入が必要となる。さら
に前記シール体とは別に軌道輪に直接シール部材
を焼付けたものなどもあるが、いずれも特別な設
備や工程を要するために手間がかかつて非能率的
で原価高となりやすく、又一度装着したシール体
の取りはずしが容易でないなどの欠点をもつてい
る。
用いられているスラストころ軸受は例えば第1図
に示すように、2個の軌道輪のうちその一方が外
縁部を折曲して形成した外周壁11aを有する〓
形状の軌道輪1aと平板状の軌道輪2aとの間に
多数の針状ころ3aが配設されてスラストころ軸
受を形成しており、前記軌道輪1aの外周壁11
aに、心金41aにゴム製のシール部材を接着し
て一体形成したシール体4aが装着されており、
該ゴム製のシール部材の一方の端縁に設けたリツ
プによつて前記軌道輪2aを保持する部材6aと
前記軌道輪1aの間をシールするようになつてい
る。しかしながら上記シール体4aは心金つきの
ため軌道輪への組付には圧入が必要となる。さら
に前記シール体とは別に軌道輪に直接シール部材
を焼付けたものなどもあるが、いずれも特別な設
備や工程を要するために手間がかかつて非能率的
で原価高となりやすく、又一度装着したシール体
の取りはずしが容易でないなどの欠点をもつてい
る。
この考案は従来品のもつ前述のごとき欠点を補
い、シール体の取りつけや取りはずしが容易で、
かつ安価なスラストころ軸受用シール体を提供す
るものである。
い、シール体の取りつけや取りはずしが容易で、
かつ安価なスラストころ軸受用シール体を提供す
るものである。
次にこの考案によるシール体を第2図および第
3図に示した代表的な実施例について説明する
と、図はいずれもこの考案によるシール体をスラ
スト針状ころ軸受に装着した際の実施例の要部の
断面図であり、図中符号1および2は軌道輪、1
1は軌道輪1の外周壁、3は針状ころ、4はシー
ル体、41はシール体の主体部となる環状体の外
周面側の両端縁に設けた斜め外方に延びたリツ
プ、42はシール体4の内周面、43はシール体
4の内周面側の端縁に設けた肩部、44は前記内
周面42の他方の端縁に設けた係止部、5および
6はそれぞれ軌道輪1および2を保持する保持部
材である。
3図に示した代表的な実施例について説明する
と、図はいずれもこの考案によるシール体をスラ
スト針状ころ軸受に装着した際の実施例の要部の
断面図であり、図中符号1および2は軌道輪、1
1は軌道輪1の外周壁、3は針状ころ、4はシー
ル体、41はシール体の主体部となる環状体の外
周面側の両端縁に設けた斜め外方に延びたリツ
プ、42はシール体4の内周面、43はシール体
4の内周面側の端縁に設けた肩部、44は前記内
周面42の他方の端縁に設けた係止部、5および
6はそれぞれ軌道輪1および2を保持する保持部
材である。
先ず第2図について説明すると軌道輪1の外縁
部を折曲して形成した外周壁11をもつスラスト
針状ころ軸受の軌道輪1にシール体4が装着され
ているが、該シール体4はゴム製の環状体であり
従来品と異つて心金を有せずすべて弾性材で一体
に形成されており、環状体の外周面側の両端縁に
はそれぞれリツプ41,41が設けられ、環状体
内周面は、前記軌道輪1の外周面11としめ代を
もつてはめ合う円筒孔状の内周面42とを有し、
その一端縁には、前記軌道輪1の外周面の端面に
接触する肩部43を有し、他方の端縁には、前記
外周面11と平面12との境界面をなす折曲して
形成された曲面に接触してシール体4を前記軌道
輪1に固定する係止部44を備えている。このシ
ール体4を前記軌道輪1の外周面にはめ合はせる
際には、前記内周面42および前記係止部44を
弾性変形させて前記軌道輪1の外周壁11に装着
し固定するようになつている。
部を折曲して形成した外周壁11をもつスラスト
針状ころ軸受の軌道輪1にシール体4が装着され
ているが、該シール体4はゴム製の環状体であり
従来品と異つて心金を有せずすべて弾性材で一体
に形成されており、環状体の外周面側の両端縁に
はそれぞれリツプ41,41が設けられ、環状体
内周面は、前記軌道輪1の外周面11としめ代を
もつてはめ合う円筒孔状の内周面42とを有し、
その一端縁には、前記軌道輪1の外周面の端面に
接触する肩部43を有し、他方の端縁には、前記
外周面11と平面12との境界面をなす折曲して
形成された曲面に接触してシール体4を前記軌道
輪1に固定する係止部44を備えている。このシ
ール体4を前記軌道輪1の外周面にはめ合はせる
際には、前記内周面42および前記係止部44を
弾性変形させて前記軌道輪1の外周壁11に装着
し固定するようになつている。
従つてこの考案によるシール体4は、軌道輪1
の外周壁11とシール体4の内周面42とのしめ
代によつて密着された上に、さらに前記肩部43
および前記係止部44とによつて前記軌道輪1に
しつかりと固定されており、前記外周面側に設け
られたそれぞれのリツプ41,41は、それぞれ
両軌道輪1および2を保持する保持部材5および
6に接触して両部材の間をシールするようになつ
ている。
の外周壁11とシール体4の内周面42とのしめ
代によつて密着された上に、さらに前記肩部43
および前記係止部44とによつて前記軌道輪1に
しつかりと固定されており、前記外周面側に設け
られたそれぞれのリツプ41,41は、それぞれ
両軌道輪1および2を保持する保持部材5および
6に接触して両部材の間をシールするようになつ
ている。
前述のようにこの考案によるシール体4は心金
を有せず、すべてゴム製で一体に形成されている
ので、装着に際して従来のごとく特殊な設備や工
程を必要とせず、単に内周面42および係止部4
4を弾性変形させるだけで従来と同じくしつかり
と固定することが出来るので甚だ簡単で、かつ安
価であり、又必要に応じて取りはずすことも比較
的容易あるので保全作業などの場合には非常に有
利である。
を有せず、すべてゴム製で一体に形成されている
ので、装着に際して従来のごとく特殊な設備や工
程を必要とせず、単に内周面42および係止部4
4を弾性変形させるだけで従来と同じくしつかり
と固定することが出来るので甚だ簡単で、かつ安
価であり、又必要に応じて取りはずすことも比較
的容易あるので保全作業などの場合には非常に有
利である。
第3図はこの考案のシール体の第2実施例を示
したもので、第1実施例と異る点は肩部43の内
周面側にシールリツプ431を有し、シールと兼
用されており、該リツプ431は軌道輪2の外周
面と平面の境界面に接触して両軌道輪1および2
の間をシールするように形成されているので、こ
の実施例では軌道輪1の外周壁と他方の軌道輪2
の外周縁部との間をシールすることが出来るよう
になつている。
したもので、第1実施例と異る点は肩部43の内
周面側にシールリツプ431を有し、シールと兼
用されており、該リツプ431は軌道輪2の外周
面と平面の境界面に接触して両軌道輪1および2
の間をシールするように形成されているので、こ
の実施例では軌道輪1の外周壁と他方の軌道輪2
の外周縁部との間をシールすることが出来るよう
になつている。
以上述べたように、この考案によるシール体は
従来品に比べて取りつけ、取りはずしが簡便であ
る上に、心金がなく一体にゴムで形成されている
ので安価であり前述のごとく各種のすぐれた利点
を有している。
従来品に比べて取りつけ、取りはずしが簡便であ
る上に、心金がなく一体にゴムで形成されている
ので安価であり前述のごとく各種のすぐれた利点
を有している。
第1図は従来用いられているスラスト針状ころ
軸受用シール体の断面図、第2図および第3図は
この考案によるシール体を備えたスラスト針状こ
ろ軸受の実施例の要部の断面図である。 図中符号1および2は軌道輪、11は軌道輪1
の外周壁、3は針状ころ、4はシール体、41は
リツプ、42は内周面、43は肩部、44は係止
部、431は内周面側に設けたリツプ、5および
6は保持部材である。
軸受用シール体の断面図、第2図および第3図は
この考案によるシール体を備えたスラスト針状こ
ろ軸受の実施例の要部の断面図である。 図中符号1および2は軌道輪、11は軌道輪1
の外周壁、3は針状ころ、4はシール体、41は
リツプ、42は内周面、43は肩部、44は係止
部、431は内周面側に設けたリツプ、5および
6は保持部材である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中間に配設されたころを介して互に対向する
平板状の両軌道輪のうち、少くとも一方の軌道
輪がその外縁部から折曲して形成された円筒状
の外周壁を有するスラストころ軸受の前記外周
壁に装着して前記両軌道輪とこれを保持する保
持部材との間をシールするシール体において、
前記シール体を弾性物質によつて形成し、か
つ、その内周面が前記外周壁にしめ代をもつて
はめ合う環状体とし、該環状体は、外周面側の
両端縁に斜め外方に延び、かつ、軸受の取付け
状態にあつて軸受の保持部材と接して前記両軌
道輪側をそれぞれシールするリツプを備え、ま
た前記環状体の内周面側の一方の端縁に、前記
一方の軌道輪の外周壁の端面と接触する肩部を
有し、該肩部の反対側端縁に前記外周壁の折曲
部と接する係止部を備え、前記内周面および係
止部を弾性変形させて前記一方の軌道輪の外周
面に装着して固定するようにしたことを特徴と
するスラストころ軸受用シール体。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、環
状体の内周の一方の端縁に設けた肩部が、環状
体の反固定である他方の軌道輪に接触するリツ
プを兼用し、両軌道輪間をシールするようにな
つているスラストころ軸受用シール体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982131335U JPS5937431U (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | スラストころ軸受用シ−ル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982131335U JPS5937431U (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | スラストころ軸受用シ−ル体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5937431U JPS5937431U (ja) | 1984-03-09 |
JPS642975Y2 true JPS642975Y2 (ja) | 1989-01-25 |
Family
ID=30296951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982131335U Granted JPS5937431U (ja) | 1982-09-01 | 1982-09-01 | スラストころ軸受用シ−ル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5937431U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4775556B2 (ja) * | 2006-02-03 | 2011-09-21 | Nok株式会社 | 密封装置 |
EP2567116A4 (en) * | 2010-05-05 | 2014-03-26 | Nrb Bearings Ltd | SEAL ASSEMBLY IN A DRAWER SPREADING ASSEMBLY |
JP6787026B2 (ja) * | 2016-10-14 | 2020-11-18 | 日本精工株式会社 | トロイダル型無段変速機 |
-
1982
- 1982-09-01 JP JP1982131335U patent/JPS5937431U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5937431U (ja) | 1984-03-09 |
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