JP2790699B2 - ユニバーサルジョイントのヨークの製造方法 - Google Patents
ユニバーサルジョイントのヨークの製造方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 2
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- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はユニバーサルジョイントのヨークの製造方法
に関するものである。
に関するものである。
(従来の技術とその課題) ユニバーサルジョイントのヨークは軸線方向に摺動が
可能でトルクを伝えるためのスプライン軸部と、十字形
軸に連結する二又のヨーク部とから成るのが一般的であ
る。従ってスプライン軸部とヨーク部とが一体の場合に
は特殊な形状のヨーク部の延長部に相当するスプライン
軸部にスプライン溝を形成するには段取りに時間を要
し、精密なスプライン溝の加工が困難である。
可能でトルクを伝えるためのスプライン軸部と、十字形
軸に連結する二又のヨーク部とから成るのが一般的であ
る。従ってスプライン軸部とヨーク部とが一体の場合に
は特殊な形状のヨーク部の延長部に相当するスプライン
軸部にスプライン溝を形成するには段取りに時間を要
し、精密なスプライン溝の加工が困難である。
そこでヨーク部とスプライン軸部とを別体に形成し、
機械加工が終ってからヨーク部とスプライン軸部とを溶
接により合体する方法も提案されている。しかし溶接の
ため局部的に高温になるため熱的な変形を生じ、折角精
密に加工されたスプライン軸部の精度が低下する欠点が
ある。そのため溶接後、スプライン溝を再研削する必要
を生じ工数が一層増大する。
機械加工が終ってからヨーク部とスプライン軸部とを溶
接により合体する方法も提案されている。しかし溶接の
ため局部的に高温になるため熱的な変形を生じ、折角精
密に加工されたスプライン軸部の精度が低下する欠点が
ある。そのため溶接後、スプライン溝を再研削する必要
を生じ工数が一層増大する。
(課題を解決するための手段) この課題を解決するため本発明方法はスプライン軸部
とヨーク部とから成るユニバーサルジョイントのヨーク
を製造するに当り、スプライン軸部にスプラインを形成
し、スプライン軸部の一端を小径にして圧入部を形成す
ると共に、前記ヨーク部にこの圧入部を圧入した時圧入
部の一端がかしめ代としてヨーク部から突出するよう位
置決めできる肩部を前記圧入部によって形成し、前記ヨ
ーク部に形成した孔に前記圧入部を圧入し、次に前記圧
入部の一端をかしめることを特徴とする。
とヨーク部とから成るユニバーサルジョイントのヨーク
を製造するに当り、スプライン軸部にスプラインを形成
し、スプライン軸部の一端を小径にして圧入部を形成す
ると共に、前記ヨーク部にこの圧入部を圧入した時圧入
部の一端がかしめ代としてヨーク部から突出するよう位
置決めできる肩部を前記圧入部によって形成し、前記ヨ
ーク部に形成した孔に前記圧入部を圧入し、次に前記圧
入部の一端をかしめることを特徴とする。
本発明においてはスプライン軸部の一端のスプライン
の山の径を僅かに小さくして圧入部を形成するのが有利
である。
の山の径を僅かに小さくして圧入部を形成するのが有利
である。
(作 用) 本発明ではヨーク部とスプライン軸部をかしめによっ
て一体化するから熱による変形を生ぜず高い精度を維持
することができる。またスプライン軸部の圧入部により
生じた肩部によりかしめ代を正しく設けることができる
から作業が容易になる。更にスプライン軸部の一端のス
プラインの山の径を小さくして圧入部を形成するからス
プライン軸部は外周に同一のスプラインを形成すればよ
いから製造が容易になる。
て一体化するから熱による変形を生ぜず高い精度を維持
することができる。またスプライン軸部の圧入部により
生じた肩部によりかしめ代を正しく設けることができる
から作業が容易になる。更にスプライン軸部の一端のス
プラインの山の径を小さくして圧入部を形成するからス
プライン軸部は外周に同一のスプラインを形成すればよ
いから製造が容易になる。
(実施例) 本発明においてはヨークを第1図(a),(b)に示
すようにヨーク部2とスプライン軸部4とに別個に製造
する。即ち鍛造で製造したヨーク部2に機械加工により
スプライン溝孔6をスプライン軸部4のスプライン8が
圧入されるよう形成する。
すようにヨーク部2とスプライン軸部4とに別個に製造
する。即ち鍛造で製造したヨーク部2に機械加工により
スプライン溝孔6をスプライン軸部4のスプライン8が
圧入されるよう形成する。
一方スプライン軸部4にスプライン8を形成した後、
ヨーク部2のスプライン溝孔6に嵌合する部分のスプラ
イン山の径を僅かに小さくして圧入部10を形成し肩部12
を生ぜしめる。
ヨーク部2のスプライン溝孔6に嵌合する部分のスプラ
イン山の径を僅かに小さくして圧入部10を形成し肩部12
を生ぜしめる。
次に第2図に示すようにスプライン軸部4の圧入部10
をヨーク部2のスプライン溝孔6に圧入する。スプライ
ン軸部4のヨーク部2側の端部をヨーク側に僅かに突出
させる。次に、かしめ具13によりスプライン軸部の端部
の周縁をヨークにかしめ、第3図に示すようにスプライ
ン軸部4をヨーク部2にかしめ部14により固定する。ス
プライン軸部4の圧入部10がヨーク部2のスプライン溝
孔6に圧入されていることと、かしめ部14とによってス
プライン軸部4とヨーク部2とは一体に結合される。ト
ルクの伝動はスプラインによって行なわれるからスプラ
イン軸部4とヨーク部2とが相対的に回転することはな
い。
をヨーク部2のスプライン溝孔6に圧入する。スプライ
ン軸部4のヨーク部2側の端部をヨーク側に僅かに突出
させる。次に、かしめ具13によりスプライン軸部の端部
の周縁をヨークにかしめ、第3図に示すようにスプライ
ン軸部4をヨーク部2にかしめ部14により固定する。ス
プライン軸部4の圧入部10がヨーク部2のスプライン溝
孔6に圧入されていることと、かしめ部14とによってス
プライン軸部4とヨーク部2とは一体に結合される。ト
ルクの伝動はスプラインによって行なわれるからスプラ
イン軸部4とヨーク部2とが相対的に回転することはな
い。
本発明では予めスプラインを形成し終ったスプライン
軸部4の一端の径を細くして肩部12を形成することによ
り、ヨーク部2に圧入した時、その端部がヨーク部側に
僅かに突出するようスプライン軸部4をヨーク部2に対
し位置決めし、次にこの突出端をかしめて固定するか
ら、溶接等の高温にさらされることがないので、高い精
度でスプライン軸部4とヨーク部2とを一体化すること
ができる。
軸部4の一端の径を細くして肩部12を形成することによ
り、ヨーク部2に圧入した時、その端部がヨーク部側に
僅かに突出するようスプライン軸部4をヨーク部2に対
し位置決めし、次にこの突出端をかしめて固定するか
ら、溶接等の高温にさらされることがないので、高い精
度でスプライン軸部4とヨーク部2とを一体化すること
ができる。
またスプライン軸部4はその全面に同一のスプライン
を形成することによって、ヨーク部2への圧入部をも同
時に形成することができる。
を形成することによって、ヨーク部2への圧入部をも同
時に形成することができる。
(効 果) 本発明によればスプライン軸部4をヨーク部2に対し
て正しく位置決めして圧入できるので作業が容易であ
る。またヨーク部2とスプライン軸部4とはかしめによ
って一体化するから、一体化の作業中高温にさらされる
ことがなく高い精度を維持することができる。
て正しく位置決めして圧入できるので作業が容易であ
る。またヨーク部2とスプライン軸部4とはかしめによ
って一体化するから、一体化の作業中高温にさらされる
ことがなく高い精度を維持することができる。
またスプライン軸部4に予め形成したスプラインの一
部を利用してヨーク部2への圧入部10を形成できるか
ら、加工が簡単であり、スプライン軸部4とヨーク部2
との間が相対的に回転する恐れもなく信頼性が高い効果
が得られる。
部を利用してヨーク部2への圧入部10を形成できるか
ら、加工が簡単であり、スプライン軸部4とヨーク部2
との間が相対的に回転する恐れもなく信頼性が高い効果
が得られる。
第1図(a),(b)はそれぞれ圧入前の本発明方法に
より製造するユニバーサルジョイントのヨーク部とスプ
ライン部とを示す図、 第2図は本発明方法によりヨーク部に圧入したスプライ
ン軸部の一端をかしめようとしている状態を示す図、 第3図は本発明方法により製造したユニバーサルジョイ
ントのヨークを示す図である。 2……ヨーク部、4……スプライン軸部 6……スプライン溝孔、8……スプライン 10……圧入部、12……肩部 13……かしめ具、14……かしめ部
より製造するユニバーサルジョイントのヨーク部とスプ
ライン部とを示す図、 第2図は本発明方法によりヨーク部に圧入したスプライ
ン軸部の一端をかしめようとしている状態を示す図、 第3図は本発明方法により製造したユニバーサルジョイ
ントのヨークを示す図である。 2……ヨーク部、4……スプライン軸部 6……スプライン溝孔、8……スプライン 10……圧入部、12……肩部 13……かしめ具、14……かしめ部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16D 3/26 B23P 19/04 A // B23P 19/04 21/00 306Z 21/00 306 F16D 1/06 D
Claims (2)
- 【請求項1】スプライン軸部とヨーク部とから成るユニ
バーサルジョイントのヨークを製造するに当り、スプラ
イン軸部にスプラインを形成し、スプライン軸部の一端
を小径にして圧入部を形成すると共に、前記ヨーク部に
この圧入部を圧入した時圧入部の一端がかしめ代として
ヨーク部から突出するよう位置決めできる肩部を前記圧
入部によって形成し、前記ヨーク部に形成した孔に前記
圧入部を圧入し、次に前記圧入部の一端をかしめること
を特徴とするユニバーサルジョイントのヨークの製造方
法。 - 【請求項2】前記スプライン軸部の一端のスプラインの
山の径を僅かに小さくして前記圧入部を形成する特許請
求の範囲第1項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2040970A JP2790699B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | ユニバーサルジョイントのヨークの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2040970A JP2790699B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | ユニバーサルジョイントのヨークの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03248727A JPH03248727A (ja) | 1991-11-06 |
JP2790699B2 true JP2790699B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=12595321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2040970A Expired - Fee Related JP2790699B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | ユニバーサルジョイントのヨークの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2790699B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105855410A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-08-17 | 合肥万向钱潮汽车零部件有限公司 | 汽车滑动叉堵盖防尘罩铆接装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635669U (ja) * | 1992-10-19 | 1994-05-13 | 光洋精工株式会社 | ドライブシャフト |
US5647683A (en) * | 1994-04-05 | 1997-07-15 | Dana Corporation | Axle and tube yoke attachment |
JP4692817B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2011-06-01 | 株式会社ジェイテクト | 駆動軸の製造方法 |
US8092312B2 (en) * | 2009-01-29 | 2012-01-10 | American Axle & Manufacturing, Inc. | Multi-piece yoke assembly |
CN103785789B (zh) * | 2014-03-07 | 2015-12-30 | 上海纳铁福传动系统有限公司 | 滑动叉复合堵盖双浮动铆压工具 |
EP3037208A1 (en) * | 2014-12-24 | 2016-06-29 | Kowoo Co., Ltd. | Assembly method of intermediate shaft for steering device of vehicle |
JP6512129B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2019-05-15 | 日本精工株式会社 | 伸縮自在シャフト |
JP6893420B2 (ja) | 2017-02-06 | 2021-06-23 | 株式会社山田製作所 | シャフトとヨークの組立体 |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP2040970A patent/JP2790699B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105855410A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-08-17 | 合肥万向钱潮汽车零部件有限公司 | 汽车滑动叉堵盖防尘罩铆接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03248727A (ja) | 1991-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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