JPH058161Y2 - - Google Patents

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JPH058161Y2
JPH058161Y2 JP1984174778U JP17477884U JPH058161Y2 JP H058161 Y2 JPH058161 Y2 JP H058161Y2 JP 1984174778 U JP1984174778 U JP 1984174778U JP 17477884 U JP17477884 U JP 17477884U JP H058161 Y2 JPH058161 Y2 JP H058161Y2
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JP
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pin
rim
hole
caulking
pin insertion
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Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野) 本考案は自転車用リム、特に、リムの接合部を
接合ピンを用いて接合するリムに関するものであ
る。
(従来技術及びその問題点) この種自転車用リムとしてすでに実開昭53−
74802号公報に開示のものがある。
これは、リムの軸線方向全域にわたる一対の透
孔11,11を腹部12の両端部に形成したリム
の接合端1a,1b相互を、前記透孔に挿入される
ピン2,2により接合しようとするもので、この
ピンによる接合強度を増すために、ピン2,2の
それぞれに凹溝21を周設して、ピン挿入状態に
おいてこの凹溝と対応する透孔周壁をカシメるよ
うにしたものである。
このものでは、カシメ部14と凹溝21との係
合によりピン2が抜け止め状態に透孔11内に保
持されるから接合端相互の接合強度が増大する利
点がある。
ところが、このものでは、接合強度のバラツキ
が大きくなる欠点があつた。
ピン2を透孔11内に挿入した状態において、
凹溝21の位置が一定せず、正確に凹溝21と一
致した透孔周壁をカシメることが困難だからであ
る。
かかる不便を解消するためには、実開昭53−
74802号公報に開示の構成を採用できる。この先
行技術のものでは、ピン2の挿入位置を決定する
位置決め用の突起を一方のリム接合端部のピン挿
入用透孔に形成した構成を採用する。従つて、前
記突起を形成した側の透孔にピンを挿入して、そ
の先端が前記突起に当接するまで押込むと、ピン
が透孔内の所定の位置に位置決めされることとな
る。ところが、この先行技術のものでも、ピンの
挿入位置が確実には正確なものとはならず、ピン
に形成した凹溝部に合わせて透孔の構成壁をカシ
メて固定した場合、既述の従来例と同様にピンの
結合強度のバラツキを十分に小さく抑えることが
できない。
これは、位置決め用の突起は、ピン挿入用の透
孔の構成壁を外部から加工して形成するものとな
るから、透孔内における突出部の形状大きさ等が
一定せず、その結果、ピンの挿入位置にバラツキ
が生じるからであり、ピンに形成した凹溝に正確
に一致させた態様で透孔の構成壁を局部的に凹溝
内に突出させることが困難であるからである。
(技術的課題) 本考案は、『リムの接合端に開口させた透孔相
互にピンを圧入してこの接合端相互を結合する形
式のリム』において、ピンとリムの透孔との嵌合
部の結合強度のバラツキを少なくすることを課題
とし、この課題を解決するため、ピンの挿入位置
にバラツキがあつても透孔の構成壁とピンの外周
面との機械的結合が確実になるようにすることを
具体的な課題とする。
(技術的手段) 上記課題を解決するための技術的手段は『ピン
の両端部を面取り状とし、その間の外周面の全面
をナナコ目ローレツト状に多数の独立凸部が連続
する表面形状とし、ピン挿入用の透孔11にはそ
の全域に亙つてリム断面の内側部分にピン挿入部
11aに続く拡大孔部11bを形成し、ピン挿入
域に一致する部分の前記拡大孔部をピンの外周面
に沿つて縮小させるようにカシメることによりピ
ン2を巻き締め状態でピン挿入部11a内に保持
させるようにした』ことである。
(作用) 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
ピン2の外周表面の全域にはナナコ目ローレツ
ト状に多数の独立凸部が連続する。そして、この
ピンが透孔11のピン挿入部11aに圧入された
状態で、内側に位置し且ピン挿入域に略一致する
部分の拡大孔部11bが縮小方向にカシメられ
て、ピンは、ピン挿入部11aの構成壁によつて
巻き締められた態様でカシメられた状態にあり、
ピンとピン挿入部11aとの嵌合部において前記
カシメ状態となる。このカシメ部では、ピンの表
面に形成された多数の独立凸部がピン挿入部11
aの内周面に食い込んだ状態で機械的に結合され
る。
尚、ピン2の両端部の面取り部分を除く外周面
の全面が、ナナコ目ローレツト状に多数の独立凸
部が連続する表面形状となつているから、リム接
合端の透孔11へのピンの挿入度合にバラツキが
有つても、広い範囲に互つて前記カシメ止めによ
る結合が確保される。
(効果) 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
リム接合端の透孔11へのピンの挿入度合に
バラツキが有つても、広い範囲に互つて前記カ
シメ止めによる結合が確保されるから、ピンの
挿入位置のバラツキによる結合強度のバラツキ
が解消される。
カシメ止め部の構成は、多数の独立凸部が透
孔の内周面に食い込んだ態様となるから、又、
ピンの嵌合部がカシメ止めされているから、従
来のように、ピンの凹溝に対応する透孔の構成
壁を押し込む形式のもの(局部的な変形による
カシメ)に比べてカシメ部分のピンの結合強度
が向上する。すなわち、抜止め効果の高いもの
となる。
拡大孔部11bの周壁が主として変形するこ
ととなるから、カシメによる変形がリム外面、
特に、ピン挿入部11a外周面に現れず、外観
的見苦しさが防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第4図に基づ
いて説明する。
第1図に示す実施例は、リムの腹部12の両端
に透孔11,11を形成したリムに実施する場合
で、ピン挿入部11aを円形とし、これに続く拡
大孔部11bを略三角形状にし、このピン挿入部
と拡大孔部とからなる透孔11をワイヤオン型の
リム断面の段部13,13内に形成したものであ
る。
他方、接合ピン2は、両端部を面取り状とし、
その間全域の外周面にナナコ目ローレツト加工を
施してローレツト加工状面22としたもので、こ
のピンの約半分がそれぞれの接合端部の透孔1
1,11に圧入される。
この圧入状態で、リムの接合端相互を当接させ
た状態に保持して、第2図,第3図の如く、段部
13,13の角部分をカシメると、第4図の如
く、既述した作用でピン2が透孔11の内周壁に
より巻き締められ、透孔11の内壁は同図2点鎖
線の状態から実線の状態に変化してカシメられ
る。
尚、この実施例においては、リムの接合部の四
つのカシメ部を一つのカシメ具Aでカシメるよう
にしたからカシメ作業時間が短縮できる。
また、ピン2,2のローレツト加工状面はピン
の外周面全域に形成する必要はなく、ある程度の
幅で形成しておけば、両端から一定範囲内に形成
するようにしてもよい。さらに、このローレツト
加工状面はローレツト加工以外に転造等の手法で
成形することも可能である。
尚、上記実施例では、ワイヤオン型のリムを例
に採つて説明したが、本考案は、他の形式のリム
にも実施できることは言うまでもない。
また、上記実施例のものでは、カシメ具Aの両
側のカシメ用突部a,aは独立的に突出している
から、カシメ効果にすぐれ、軽い力で所要のカシ
メ力を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の分解図、第2図、第3
図はカシメ作業の説明図、第4図はカシメ加工時
の透孔周壁とピンとの関係の詳細図、第5図は従
来例の説明図であり、図中1a,1b……リム接
合端、11……透孔、11a……ピン挿入部、1
1b……拡大孔部、2……ピン、22……ローレ
ツト加工状面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リムの接合端に開口させた透孔相互にピンを圧
    入してこの接合端相互を結合する形式のリムにお
    いて、ピンの両端部を面取り状とし、その間の外
    周面の全面をナナコ目ローレツト状に多数の独立
    凸部が連続する表面形状とし、ピン挿入用の透孔
    11にはその全域に亙つてリム断面の内側部分に
    ピン挿入部11aに続く拡大孔部11bを形成
    し、ピン挿入域に一致する部分の前記拡大孔部を
    ピンの外周面に沿つて縮小させるようにカシメる
    ことによりピン2を巻き締め状態でピン挿入部1
    1a内に保持させるようにした自転車用リム。
JP1984174778U 1984-11-17 1984-11-17 Expired - Lifetime JPH058161Y2 (ja)

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JP1984174778U JPH058161Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984174778U JPH058161Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS6188803U JPS6188803U (ja) 1986-06-10
JPH058161Y2 true JPH058161Y2 (ja) 1993-03-02

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ID=30732390

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JP1984174778U Expired - Lifetime JPH058161Y2 (ja) 1984-11-17 1984-11-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374802U (ja) * 1976-11-24 1978-06-22

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Publication number Publication date
JPS6188803U (ja) 1986-06-10

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