JP2580518Y2 - 中間継手付きホース - Google Patents

中間継手付きホース

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JP2580518Y2
JP2580518Y2 JP1993001026U JP102693U JP2580518Y2 JP 2580518 Y2 JP2580518 Y2 JP 2580518Y2 JP 1993001026 U JP1993001026 U JP 1993001026U JP 102693 U JP102693 U JP 102693U JP 2580518 Y2 JP2580518 Y2 JP 2580518Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
sleeve
nipple
outer diameter
intermediate joint
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993001026U
Other languages
English (en)
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JPH0656592U (ja
Inventor
哲 水谷
照光 大島
忠良 堀
雅規 熊崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は中間継手付きブレーキホ
ース等の中間継手付きホースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、中間継手付きブレーキホース
は、継着部と、この継着部の少なくとも一方から延びる
筒状のスリーブと、このスリーブ内に挿入されたホース
と、スリーブに対応する位置でホースの中心孔に挿入さ
れた略筒状のニップルとからなる。スリーブは径方向に
加締められて上記ニップルとの間でホースを挟持して締
結される。こうして得られる中間継手付きブレーキホー
スはボルトなどにより継着部が自動車の車体などに固定
されることで使用される。
【0003】かかる中間継手において、ホースの中心孔
内にニップルを容易に挿入するため、ニップルの外径は
ホースの内径と同程度に設定されるのが一般的である。
しかし、これによりニップルがホースとの間に間隙を有
して保持されれば、スリーブを径方向に加締めた後でも
十分な締結力が得られにくく、ホース内のオイルに作用
する高い圧力によりニップルがスリーブに対応する位置
からズレてホース内を移動する場合がある。この場合、
ニップルが継着部及びスリーブから外れてしまえば、ホ
ースがスリーブ内をその長手方向に移動して車体に固定
されている他の部品と干渉する恐れがある。
【0004】そこで従来は、ニップルの外表面に溝加工
を施すことにより、ホースとの接触面積を増大させるこ
とで、ホース内へのニップルの簡易な挿入性を確保しつ
つ、比較的良好な締結力を確保している(実開昭55−
31025号公報、特公平3−15066号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ニップルの外
表面に溝加工を施したとしても、スリーブを径方向に加
締める位置によってはニップルがスリーブに対応する正
規の位置からホース内を微小ながら移動することがあ
る。本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたもので
あって、スリーブを加締めることによって、ニップルを
スリーブに対応する正規の位置に好適に保持できる中間
継手付きホースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の中間継手付きホ
ースは、継着部と、該継着部の少なくとも一方から延び
る筒状のスリーブと、該スリーブに挿入されたホース
と、該スリーブに対応する位置で該ホースの中心孔に挿
入された筒状のニップルとからなり、該スリーブが二位
置で径方向に加締められ該ニップルとの間で該ホースを
挟持して締結された中間継手付きホースにおいて、前記
ニップルは小外径部と該小外径部より大径の大外径部と
をもち、該小外径部と該大外径部とは円錐台側面状の傾
斜面により連続され、該傾斜面は前記二位置に対応して
一対設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案の中間継手付きホースでは、ニップルの
小外径部と大外径部とを連続させる傾斜面がスリーブを
加締める二位置に対応して一対設けられている。このた
め、スリーブを加締める二位置の力は一対の傾斜面によ
り互いに反対方向の二つの力とされ、これら二つの力の
バランスによってニップルはスリーブに対応する正規の
位置に移動される。そして、スリーブが加締められた後
でも、ホースに残留する二位置の応力が一対の円錐台側
面状の傾斜面に対向して受承され、以降の移動も防止さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例1、2を図
面を参照しつつ説明する。 (実施例1) この中間継手付きブレーキホースは、図2に示すよう
に、スリーブ2を一体にもつ継着部1と、スリーブ2に
挿入されたホース3と、スリーブ2に対応する位置でホ
ース3の中心孔3aに挿入された筒状のニップル4とか
らなる。
【0009】ニップル4は、本実施例を特徴付けるもの
であって、図1に示すように、両端側の小外径部40、
40と、各小外径部40、40の中間に位置して小外径
部40、40より大径の大外径部41とからなる。小外
径部40、40と大外径部41とは円錐台側面状の傾斜
面4a、4bにより連続されており、各傾斜面4a、4
bは、図2に示すように、スリーブ2の加締め位置2
a、2bに対応して設けられている。
【0010】この中間継手付きブレーキホースは次のよ
うにして製造される。すなわち、ニップル4がホース3
の中心孔3a内に挿入される。次いで、一方に円筒状の
スリーブ2をもつ継着部1を用意し、ニップル4が挿入
されたホース3をそのホース穴1bに挿入する。このと
き、ホース3内のニップル4はスリーブ2に対応する位
置に位置決めされる。この後、2山かしめ具を用いてス
リーブ2を加締める。このとき、図3に示すように、傾
斜面4a、4bはスリーブ2の加締め位置2a、2bに
対応し、スリーブを加締める二位置の力F1 、F2 は、
一対の傾斜面4a、4bにより互いに近づく方向の二つ
の力f1 、f2 とされ、これら二つの力f1 、f2 のバ
ランスによって、たとえニップル4が正規の位置に挿入
されておらず、若干ズレていたとしても、ニップル4は
スリーブ2に対応する正規の位置に移動される。そし
て、スリーブ2が加締められた後でも、ホース3に残留
する二位置の応力が一対の円錐台側面状の傾斜面4a、
4bに対向して受承され、以降の移動も防止される。こ
うして、スリーブ2はニップル4との間でホース3を挟
持する。
【0011】したがって、得られた中間継手付きブレー
キホースは、スリーブ2を加締めることによって、ニッ
プル4をスリーブ2に対応する正規の位置に好適に保持
することができる。そして、この中間継手付きブレーキ
ホースはボルト穴1cに挿通されるボルトにより継着部
1が自動車の車体などに固定されることで使用される
が、正規の位置にニップル4が確実に保持されているた
め、ニップル4がスリーブ2をもつ継着部1から外れる
ことがなく、車体に固定されている他の部品との干渉も
生じない。 (実施例2) この中間継手付きブレーキホースは、図4に示すニップ
ル6を採用したものである。他の構成は同一であるた
め、同一の構成については同一符合を付して詳説を省略
する。
【0012】このニップル6は、両端側の大外径部6
0、60と、各大外径部60、60の中間に位置して大
外径部60、60より小径の小外径部61とからなる。
大外径部60、60と小外径部61とは円錐台側面状の
傾斜面6a、6bにより連続されており、各傾斜面6
a、6bは、図5に示すように、スリーブ2の加締め位
置2a、2bに対応して設けられている。
【0013】この中間継手付きブレーキホースでは、2
山かしめ具を用いてスリーブ2を加締めれば、スリーブ
を加締める力F1 、F2 は、一対の傾斜面6a、6bに
より互いに離れる方向の力f1 、f2 とされ、これら二
つの力f1 、f2 のバランスによって、たとえニップル
6が正規の位置に挿入されておらず、若干ズレていたと
しても、ニップル6はスリーブ2に対応する正規の位置
に移動される。そして、スリーブ2が加締められた後で
も、ホース3に残留する二位置の応力が一対の円錐台側
面状の傾斜面6a、6bに対向して受承され、以降の移
動も防止される。
【0014】したがって、この中間継手付きブレーキホ
ースにおいても、実施例1と同様の効果を奏することが
できる。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の中間継手
付きホースでは、実用新案登録請求の範囲記載の構成を
採用しているため、スリーブを加締めることによって、
ニップルをスリーブに対応する正規の位置に好適に保持
することができる。そして、この中間継手付きホースで
は、正規の位置にニップルが確実に保持されているた
め、ニップルが継着部及びスリーブから外れることはな
く、車体に固定されている他の部品との干渉は生じな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の中間継手付きブレーキホースに採用
したニップルを示す一部断面側面図である。
【図2】実施例1の中間継手付きブレーキホースの断面
図である。
【図3】実施例1の中間継手付きブレーキホースにおい
て、スリーブの加締め時の状態を示す模式図である。
【図4】実施例2の中間継手付きブレーキホースに採用
したニップルを示す一部断面側面図である。
【図5】実施例2の中間継手付きブレーキホースにおい
て、スリーブの加締め時の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1…継着部 2…スリーブ 3…
ホース 3a…中心孔 4、6…ニップル 2
a、2b…二位置 40、61…小外径部 41、60…大外径部 4a、4b、6a、6b…傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 熊崎 雅規 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−344846(JP,A) 実開 昭63−24487(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 33/20 F16L 3/00 F16L 3/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】継着部と、該継着部の少なくとも一方から
    延びる筒状のスリーブと、該スリーブに挿入されたホー
    スと、該スリーブに対応する位置で該ホースの中心孔に
    挿入された筒状のニップルとからなり、該スリーブが二
    位置で径方向に加締められ該ニップルとの間で該ホース
    を挟持して締結された中間継手付きホースにおいて、 前記ニップルは小外径部と該小外径部より大径の大外径
    部とをもち、該小外径部と該大外径部とは円錐台側面状
    の傾斜面により連続され、該傾斜面は前記二位置に対応
    して一対設けられていることを特徴とする中間継手付き
    ホース。
JP1993001026U 1993-01-19 1993-01-19 中間継手付きホース Expired - Lifetime JP2580518Y2 (ja)

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JPH0656592U JPH0656592U (ja) 1994-08-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6324487U (ja) * 1986-07-31 1988-02-18
JPH04344846A (ja) * 1991-05-22 1992-12-01 Nichirin:Kk ホース中間保持金具およびその製造法

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JPH0656592U (ja) 1994-08-05

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