JP3115740B2 - プロペラシャフトの製造方法 - Google Patents

プロペラシャフトの製造方法

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JP3115740B2
JP3115740B2 JP05162654A JP16265493A JP3115740B2 JP 3115740 B2 JP3115740 B2 JP 3115740B2 JP 05162654 A JP05162654 A JP 05162654A JP 16265493 A JP16265493 A JP 16265493A JP 3115740 B2 JP3115740 B2 JP 3115740B2
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yoke
pipe
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shaft
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則雄 葛西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロペラシャフトのパ
イプとヨーク又はスプラインシャフト等を結合してプロ
ペラシャフトを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、図1に示すように、ヨーク(又
はスプラインシャフト)10等の結合側端部20をこの結合
側端部20の外径よりも若干小さい内径を有するプロペラ
シャフトのパイプ30の結合側端部の開口に圧入し、パイ
プ30の端縁部分の全周にわたりヨーク(又はスプライン
シャフト)1等に溶接部40により固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の溶接に
よる結合においては、熱応力による変形等の不具合がで
る、材料選定に制限がある(溶接可能材料に限定され
る)、異種材料の組み合わせが困難である、従って軽量
化が困難である等の欠点がある。
【0004】従って、本発明の目的は、溶接することな
く、異種材料の組み合わせでも結合が可能であり、軽量
化も図れるプロペラシャフトの製造方法を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明プロペラシャフトの製造方法は、 前記ヨー
ク又はスプラインシャフト等の結合側端部の外周面にセ
レーション部及びこのヨーク又はスプラインシャフト等
の端面側とは反対側に前記セレーション部に隣接して形
成したカシメ溝を設ける加工ステップと、前記プロペラ
シャフトのパイプの結合側端部をシボリ加工で前記ヨー
ク又はスプラインシャフト等の結合側端部の外周面の外
径よりも小さく、後の圧入ステップによる拡開を受けて
も残留圧縮応力が残る程度の内径になるまでパイプ直径
を収縮して収縮部を形成する収縮ステップと、前記ヨー
ク又はスプラインシャフト等の前記加工を施した結合側
端部を、前記プロペラシャフトのパイプの前記加工を施
した結合側端部の収縮開口に圧入するステップと、前記
パイプの先端部を前記ヨーク又はスプラインシャフト等
に形成したカシメ溝にのみローラー、プレス又はスェー
ジング等によりカシメを行ってプロペラシャフトのパイ
プとヨーク又はスプラインシャフト等とを一体に固定す
るステップとによりなることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明製造方法によれば、プロペラシャフトの
パイプの結合側端部は、シボリ加工でヨーク又はスプラ
インシャフト等の結合側端部の外周面の外径よりも小さ
く、後の圧入ステップによる拡開を受けても残留圧縮応
力が残る程度の内径になるまで収縮したため、圧入ステ
ップでのヨーク又はスプラインシャフト等により拡開し
ても、ヨーク又はスプラインシャフト等の外周面に対す
る強い締付力を生ずる。また、ヨーク又はスプラインシ
ャフト等の外周面に設けたセレーション部により、パイ
プ内面とヨーク又はスプラインシャフト等の外周面との
間とが互いにかみ合うとともに、相対回転を防止する強
い摩擦力を生ずる。更に、パイプの先端部のカシメ部と
ヨーク又はスプラインシャフト等のカシメ溝との間の結
合により、軸線方向の相対移動を確実に防止する。
【0007】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。
【0008】図2は、ユニバーサルジョイントのヨーク
1をプロペラシャフトのパイプ2に結合する実施例を示
す。ただし、本発明はこのヨーク1に限定されることな
く、他の素子、例えばスプラインシャフト等、プロペラ
シャフトのパイプ2に結合される任意の部材にも適用で
きる。
【0009】ヨーク1の結合側端部の外周面にはセレー
ション部3を設ける。更に、結合側端面とは反対側でこ
のセレーション部3に隣接してカシメ溝4を設ける。
【0010】プロペラシャフトのパイプ2の結合側端部
は、シボリ加工により、ヨーク1の結合側端部の外周面
の外径よりも小さく、後の圧入ステップによる拡開を受
けても残留圧縮応力が残る程度の内径になるまでパイプ
直径を収縮した収縮部5を設ける。更に、このプロペラ
シャフトのパイプ2の結合側端部の内面には、ヨーク1
の結合側端部の外周面に設けるセレーションと同様のセ
レーションを設けておいてもよい(図示せず)。
【0011】このように加工したヨーク1の結合側端部
を、図3に示すように、プロペラシャフトのパイプ2の
結合側端部の収縮部5に圧入する。この圧入により、収
縮部5はヨーク1の結合側端部によって拡開するが、残
留圧縮応力は依然として存在するため、この収縮部5は
ヨーク1の結合側端部の外周面を強く締め付ける。更
に、パイプ2の先端部をヨーク1のカシメ溝に嵌合する
よう、ローラ、プレス又はスェージング等によりカシメ
てカシメ部6を形成する。
【0012】
【発明の効果】本発明によるプロペラシャフトの製造方
法によれば、プロペラシャフトのパイプの結合側端部
を、ヨーク又はスプラインシャフト等の結合側端部の外
周面の外径よりも小さく、後の圧入ステップによる拡開
を受けても残留圧縮応力が残る程度の内径になるまでシ
ボリ加工で収縮したため、強度アップが図れるととも
に、圧入ステップにおいて半径方向外方への引張応力を
逃がすことができかつヨーク又はスプラインシャフト等
の外周面に対する強い締付力を生ずる。
【0013】また、ヨーク又はスプラインシャフト等の
外周面に設けたセレーションにより、パイプ内面とヨー
ク又はスプラインシャフト等の外周面との間とが互いに
かみ合うとともに、相対回転を防止する強い摩擦力を生
ずる。
【0014】更に、パイプの先端部のカシメ部とヨーク
又はスプラインシャフト等のカシメ溝との間の結合によ
り、軸線方向の相対移動を確実に防止する。
【0015】更に、また本発明方法は、溶接は全く用い
ないため、熱応力による変形等の不具合は生ずることが
なく、材料選定には制限がなく(溶接可能材料に限定さ
れない)、従って軽量化に好適な材料の異種材料の組み
合わせが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のヨークの結合側端部とプロペラシャフト
のパイプの結合側端部との結合方法を示す線図的説明図
である。
【図2】本発明方法によりユニバーサルジョイントのヨ
ークをプロペラシャフトのパイプに結合する実施例の線
図的斜視図である。
【図3】図2のヨークをパイプに結合した状態の一部断
面とする側面図である。
【符号の説明】
1 ヨーク 2 パイプ 3 セレーション部 4 カシメ溝 5 収縮部 6 カシメ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラシャフトのパイプとヨーク又は
    スプラインシャフト等を結合してプロペラシャフトを製
    造する方法において、 前記ヨーク又はスプラインシャフト等の結合側端部の外
    周面にセレーション部(3)及びこのヨーク又はスプラ
    インシャフト等の端面側とは反対側に前記セレーション
    部(3)に隣接して形成したカシメ溝(4)を設ける加
    工ステップと、 前記プロペラシャフトのパイプの結合側端部をシボリ加
    工で前記ヨーク又はスプラインシャフト等の結合側端部
    の外周面の外径よりも小さく、後の圧入ステップによる
    拡開を受けても残留圧縮応力が残る程度の内径になるま
    でパイプ直径を収縮して収縮部(5)を形成する収縮ス
    テップと、 前記ヨーク又はスプラインシャフト等の前記加工を施し
    た結合側端部を、前記プロペラシャフトのパイプの前記
    加工を施した結合側端部の収縮開口に圧入するステップ
    と、 前記パイプの先端部を前記ヨーク又はスプラインシャフ
    ト等に形成したカシメ溝(4)にのみローラー、プレス
    又はスェージング等によりカシメを行ってプロペラシャ
    フトのパイプとヨーク又はスプラインシャフト等とを一
    体に固定するステップとによりなることを特徴とするプ
    ロペラシャフトの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記プロペラシャフトのパイプの内面に
    セレーションを形成するステップを設けた請求項1記載
    プロペラシャフトの製造方法。
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