JP2005003087A - 操舵軸及びこれを用いた舵取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上側の回転軸1の下端部に該回転軸と同軸に内径dを有する円筒形状の結合部11が形成され、下側の回転軸2の上端部に該回転軸と同軸に円筒形状の結合部21が形成され、結合部21の外面には結合部11の内面に食い込みにより係合する複数の凸条からなる係合部22が形成され、該係合部22は結合部11よりも硬い。結合部11,21同士が結合される場合には、係合部22が結合部材11の内面に食い込むことにより係合されるため、圧入不良を低減することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は2本の回転軸を結合した操舵軸及びこれを用いた舵取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の操舵は操舵トルクを操舵軸と該操舵軸にトーションバーを介して同軸的に繋がる舵取軸とを介して舵取機構に伝えて行われる。操舵軸は、コスト面では1本の軸により構成するのが望ましいが、前記操舵トルクを検出するトルクセンサを備えた電動舵取装置においては、操舵軸のトルクセンサの構成部品の一部の取り付け箇所は複雑な形状の加工を必要とするため、単純な形状を有し、前記操舵輪に結合される上側の回転軸と、トルクセンサの構成部品の一部を取り付けるために複雑な形状を有する下側の回転軸とに分割して構成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
操舵トルクの伝達可能に結合する必要がある2本の回転軸は、冷鍛加工容易な軟鋼が使用される。機械加工の前工程で、冷鍛加工をすることで、機械加工の際の加工代を低減でき、機械加工のコストを低減できるからである。又、上側の回転軸と下側の回転軸との結合は、組立経費の低廉のため、各回転軸の円筒状結合部同士を圧入して行われる。更に、連結ピンを用いて、上側と下側の回転軸との結合を強固なものとしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−40122号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のような2本の回転軸の結合は、この2本の回転軸の表面硬度の差が小さく、又冷間鍛造後の回転軸の表面粗さ、防錆油又は潤滑剤などの回転軸の結合部表面への付着などに因る該結合部分の表面状態のばらつきのため、一部では所望の結合強さが実現されず、又は、各回転軸が傾いて結合されるなどの圧入不良の問題があった。
【0006】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、圧入不良を低減することができる操舵軸及び該操舵軸を用いた舵取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る操舵軸は、夫々の一端部に形成された結合部相互で結合された2本の回転軸から成る操舵軸において、一方の結合部は、円形断面を有する筒体であり、他方の結合部は、前記一方の結合部より硬く、前記一方の結合部に食い込みを伴って係合する係合部を備えたことを特徴とする。
【0008】
第2の発明に係る操舵軸は、前記係合部の硬さは、ビッカース硬さが400HV以上700HV以下の硬さであり、前記一方の結合部の硬さは、ビッカース硬さが130HV以上300HV以下の硬さであることを特徴とする。
【0009】
第3の発明に係る操舵軸は、前記係合部の硬さは、ビッカース硬さが600HV以上700HV以下の硬さであり、前記一方の結合部の硬さは、ビッカース硬さが180HV以上220HV以下の硬さであることを特徴とする。
【0010】
第4の発明に係る舵取装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の操舵軸を備えたことを特徴とする。
【0011】
第1の発明又は第4の発明にあっては、前記係合部は前記一方の結合部より硬く、前記係合部が前記一方の結合部に食い込みを伴って係合するため、2本の回転軸の結合部分の表面粗さ等の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
【0012】
第2の発明にあっては、一方の結合部のビッカース硬さが130HV以上300HV以下であり、係合部のビッカース硬さが400HV以上700HV以下であるため、前記係合部と前記一方の結合部との硬さの差を大きくでき、係合部を一方の結合部に食い込ませつつ圧入する作業が行い易く、圧入不良を低減することができる。
すなわち、前記一方の結合部のビッカース硬さが130HV未満である場合には、前記一方の結合部が形成された回転軸に要求される強度を得ることができない。また、前記一方の結合部のビッカース硬さが300HVを超える場合には、前記一方の結合部が形成された回転軸を冷間鍛造により加工する場合にひびわれが生じ得る。
前記係合部のビッカース硬さが400HV未満である場合には、前記係合部の硬さと前記一方の結合部の硬さとの差が十分でなく、圧入の際に結合部分において焼付きが生じ、圧入量が不足する等の圧入不良が発生する。また、前記係合部のビッカース硬さが700HVを超える場合には、前記係合部が硬くなりすぎて該係合部の強度が弱くなり破損が生じ得る。
【0013】
第3の発明にあっては、前記一方の結合部のビッカース硬さが180HV以上220HV以下であり、前記係合部の硬さが600HV以上700HV以下であるため、より一層の回転軸の強度を得ることができ、また、冷間鍛造による加工処理が一層容易になる。さらに、前記係合部と前記結合部との硬さの差をさらに大きくすることができるため、係合部を一方の結合部に食い込ませつつ圧入する作業が行い易く、圧入不良を一層低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態に係る操舵軸を用いた舵取装置の要部の構成を示す一部破断正面図である。図に示すように、舵取装置は操舵輪4と、これに同軸的に連結された上側の回転軸1と、上側の回転軸1の下端部に同軸に結合された下側の回転軸2と、下側の回転軸2と操舵輪4に加えられる操舵トルクの作用によって捩じれるトーションバー5を介して同軸的に連結された筒形の舵取軸3と、舵取軸3に連結された図示しないユニバーサルジョイントに繋がる例えばラックピニオン式の舵取機構とから構成される。上側及び下側の回転軸1,2と舵取軸3とは軸受を介してハウジング9内に回転自在に支持されており、また、上側及び下側の回転軸1,2により操舵軸Aが構成されている。
【0015】
操舵輪4に連結された上側の回転軸1の下端部に結合された下側の回転軸2はトーションバー5が挿入されるように筒形に形成されている。この下側の回転軸2の上端部内側には、該下側の回転軸2と一体回転可能にトーションバー5の一端部が圧入され、該トーションバー5の他端部は、舵取軸3の下端部内側に一体回転可能に圧入されている。
【0016】
下側の回転軸2の周りであり、ハウジング9内には、操舵輪4に加わる操舵トルクを検出するためのトルクセンサ7が配置されている。このトルクセンサ7は操舵輪4の操舵により生じるトーションバー5のねじれに応じた操舵軸A及び舵取軸3の相対回転変位量によって操舵輪4に加わる操舵トルクを検出するものであり、トルクセンサ7の一部を構成するターゲット7aが下側の回転軸2に外嵌固定されている。また、ターゲット7aと対向するターゲット7bが舵取軸3の上端部に外嵌固定されている。
【0017】
ハウジング9には操舵補助用の電動モータ8が併設されている。この電動モータ8は、トルクセンサ7が検出したトルクに基づいて駆動制御され、電動モータ8の回転は電動モータ8の図示しない出力軸に連動連結される減速歯車機構6を介して舵取軸3に伝達されることにより操舵の補助が行なわれる。
【0018】
図2は本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の縦断面図を示す。上側の回転軸1の下端部には、該回転軸1と同軸に内径dと、該回転軸1の直径よりも大きい外径とを有する円形断面の筒体からなる結合部11が回転軸1と一体に形成されている。なお、結合部11の外径は上側の回転軸1の直径と等しくてもよい。
【0019】
結合部11のビッカース硬さは、130HV以上300HV以下である。結合部11のビッカース硬さが130HV未満である場合には、結合部11が形成された上側の回転軸1に要求される強度を得ることができない。また、結合部11のビッカース硬さが300HVを超える場合には、結合部11が形成された上側の回転軸1を冷間鍛造により加工する場合にひびわれが生じ得る。
【0020】
下側の回転軸2の上端部には、該回転軸2と同軸に該回転軸2の直径及び結合部11の内径dよりも小さい外径を有する円筒形状であり、結合部11の内側に嵌め込まれる結合部21が回転軸2と一体に形成されている。
【0021】
結合部21の外面には複数の係合部22が突設されている。図3は図2のIII−III 線の断面図である。係合部22は、結合部21の外面全体に形成されたインボリュートセレーション、換言すれば周方向へ離隔して突設された複数の凸条であり、係合部22が形成された結合部21は結合部11の内径dよりも大径となる最大外径D(D>d)を有する。
【0022】
係合部22は、例えば、高周波焼入れ及び焼戻しを施して前記結合部11よりも硬化させている。
係合部22のビッカース硬さは、400HV以上700HV以下である。係合部22のビッカース硬さが400未満である場合には、係合部22の硬さと第1の結合部11の硬さとの差が十分でなく、圧入処理の際に結合部分に焼付きが生じ圧入不良が発生し得る。また、係合部22のビッカース硬さが700HVを超える場合には、係合部22が硬くなりすぎて該係合部22の強度が弱くなり破損が生じ得る。
なお、前記結合部11、21は、溶接のような適宜の接合手段により各回転軸1、2の端部に結合することによっても構成できる。
【0023】
図4は本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分が結合された状態の縦断面図を示す。係合部22は回転軸1を軸長方向へ押圧することにより結合部11の内側に結合部11の内面に食い込みつつ圧入され、前記係合部22は結合部11の内面に食い込みにより係合され相対回転を不可能に結合される。このため、回転軸1,2の結合部11,21の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
また、係合部22が結合部11に食い込むことにより係合するため、回転軸1,2同士の回転方向へのすべりを防止することができ、従来において回転軸1,2同士を連結するために用いられていた連結ピンを省略することができる。この場合、連結ピンを回転軸1,2に挿入するための加工工程も不要となり、部品点数を削減し製造経費を低廉することができる。
【0024】
上述の説明においては、係合部22は、結合部21の外面全体に形成されたインボリュートのセレーションであったが、その他、非インボリュートのセレーションであってもよいし、また、セレーションに限定されるものではない。以下に、他の実施の形態について説明する。
【0025】
実施の形態2
図5は本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図を示す。上側の回転軸1の下端部には、該回転軸1と同軸に内径dと、該回転軸1の直径よりも大きい外径とを有する円形断面の筒体からなる結合部11が回転軸1と一体形成されている。なお、結合部11の外径は上側の回転軸1の直径と等しくなるように形成してあってもよい。
【0026】
下側の回転軸2の上端部には、該回転軸2と同軸に正四角柱状の対角線長Dが該回転軸2の直径よりも短く、結合部11の内径dよりも大きい結合部21が回転軸2と一体に形成されている。結合部21は軸長方向稜部分に係合部22がそれぞれ形成されており、係合部22は、例えば、高周波焼入れ及び焼戻しを施して前記結合部11よりも硬化させている。
【0027】
係合部22が形成された結合部21の対角線長Dは、結合部11の内径dより大きく、係合部21は結合部11よりも硬いため、係合部22は結合部11の内面に食い込みにより係合する。このため、回転軸1,2の結合部11,21の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
結合部11及び係合部22のビッカース硬さは実施の形態1と同じである。また、結合部21は正四角柱状である他、多角柱状であってもよい。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
【0028】
実施の形態3
図6は本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図を示す。上側の回転軸1の下端部には、該回転軸1と同軸に内径dと、該回転軸1の直径よりも大きい外径とを有する円形断面の筒体からなる結合部11が回転軸1と一体に形成されている。なお、結合部11の外径は上側の回転軸1の直径と等しくなるように形成してあってもよい。
【0029】
下側の回転軸2の上端部には、該回転軸2と同軸に該回転軸2の直径よりも小さい外径を有する円筒形状の結合部21が回転軸2と一体に形成されている。結合部21の外面に形成された係合部22は、結合部21の円形面を一部に含む略楕円形状をなし、該楕円形の長軸方向に結合部11の内径dよりも大きい最大長Dを有する。前記係合部22は、例えば、高周波焼入れ及び焼戻しを施して前記結合部11よりも硬化させている。
【0030】
係合部22が形成された結合部21の最大長Dは、結合部11の内径dより大きく、係合部21は結合部11よりも硬いため、係合部22は結合部11の内面に食い込みにより係合する。このため、回転軸1,2の結合部11,21の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
結合部11及び係合部22のビッカース硬さは実施の形態1と同じである。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
【0031】
実施の形態4
図7は本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図を示す。上述の説明では、係合部22は結合部21の外周面に形成されていたが、円筒状の結合部21の内周面に設けてもよい。図に示すように、上側の回転軸1の下端部には、該回転軸1と同軸に該回転軸1の直径よりも小さい外径Dを有する円形断面の筒体からなる結合部11が回転軸1と一体に形成されている。
【0032】
下側の回転軸2の上端部には、該回転軸2と同軸に内径と該回転軸2の直径よりも大きい外径とを有する円形断面の筒体からなる結合部21が回転軸2と一体に形成されている。なお、結合部21の外径は下側の回転軸2の直径と等しくなるように形成してあってもよい。
【0033】
結合部21の内面には係合部22が形成されている。係合部22は、結合部21の内面全体に形成されたインボリュートセレーション、換言すれば周方向へ離隔して突設された複数の凸条であり、係合部22が形成された結合部21は結合部11の外径Dよりも小径となる最小内径d(D>d)を有する。前記外径Dは前記最小内径dより大きいため、係合部22は結合部11の外面に食い込みにより係合する。
前記係合部22は、例えば、高周波焼入れ及び焼戻しを施して前記結合部11よりも硬化させている。
【0034】
以上のように、結合部21に形成された、結合部11よりも硬い係合部22が結合部11の外面に食い込みつつ係合するために、回転軸1,2の結合部11,21の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
結合部11及び係合部22のビッカース硬さは実施の形態1と同じである。また、この実施の形態4においても係合部22は実施の形態1と同様、セレーションに限定されるものではない。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
【0035】
本発明に係る実施の形態においては、図1〜図7に示すように、操舵輪4に連結された上側の回転軸1の下端部に形成された円形断面の筒体からなる結合部11に、下側の回転軸2の上端部に形成された結合部21の係合部22を係合する構成に限られるものではなく、操舵輪4に連結された上側の回転軸1の下端部の結合部11に前記係合部22を設け、係合部22を、下側の回転軸2の上端部に設けられた結合部21に係合する構成でもあってもよい。
【0036】
また、以上説明した実施の形態では、結合部11のビッカース硬さを130HV以上300HV以下とし、係合部22のビッカース硬さを400HV以上700HV以下としたが、その他、結合部11のビッカース硬さを180HV以上220HV以下とし、係合部22のビッカース硬さを600HV以上700HV以下としてもよい。このように構成することにより、より一層の各回転軸1、2の強度を得ることができ、冷間鍛造による加工処理が一層容易になる。また、係合部22の硬さと前記結合部11の硬さの差をさらに大きくすることができ、該係合部22が第1の結合部11に容易に係合され圧入不良を一層低減することができる。
【0037】
また、以上説明した実施の形態では、係合部22を結合部11に食い込ませることにより回転軸1,2同士の回転方向へのすべりを防止するようにしたが、その他、嵌め込みにより結合された結合部11,21に、結合部11,21を径方向に貫通するピン孔を設け、該ピン孔に連結ピンを内嵌することにより回転軸1,2同士の回転方向へのすべりを確実に防止するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように第1又は第4の発明によれば、2本の回転軸の結合部分の表面状態に関わらず圧入不良を低減することができる。
【0039】
また、第2の発明によれば、回転軸に要求される強度を得ると同時に安定した圧入荷重が得られ圧入不良を防止することができる。
【0040】
また、第3の発明によれば、より一層の回転軸の強度を得ると同時に圧入不良を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る操舵軸を用いた舵取装置の要部の構成を示す一部破断正面図である。
【図2】本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の縦断面図である。
【図3】図2のIII −III 線の断面図である。
【図4】本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分が結合された状態の縦断面図である。
【図5】本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図である。
【図6】本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図である。
【図7】本発明に係る操舵軸を構成する回転軸の結合部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 上側の回転軸
2 下側の回転軸
3 舵取軸
4 操舵輪
11 結合部
21 結合部
22 係合部
Claims (4)
- 夫々の一端部に形成された結合部相互で結合された2本の回転軸から成る操舵軸において、
一方の結合部は、円形断面を有する筒体であり、他方の結合部は、前記一方の結合部より硬く、前記一方の結合部に食い込みを伴って係合する係合部を備えたことを特徴とする操舵軸。 - 前記係合部の硬さは、ビッカース硬さが400HV以上700HV以下の硬さであり、前記一方の結合部の硬さは、ビッカース硬さが130HV以上300HV以下の硬さであることを特徴とする請求項1に記載の操舵軸。
- 前記係合部の硬さは、ビッカース硬さが600HV以上700HV以下の硬さであり、前記一方の結合部の硬さは、ビッカース硬さが180HV以上220HV以下の硬さであることを特徴とする請求項2に記載の操舵軸。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の操舵軸を備えたことを特徴とする舵取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003167065A JP2005003087A (ja) | 2003-06-11 | 2003-06-11 | 操舵軸及びこれを用いた舵取装置 |
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ID=34093016
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