JP3005739U - 自転車の車輪リムにおける連接ピン - Google Patents

自転車の車輪リムにおける連接ピン

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JP3005739U
JP3005739U JP1994007654U JP765494U JP3005739U JP 3005739 U JP3005739 U JP 3005739U JP 1994007654 U JP1994007654 U JP 1994007654U JP 765494 U JP765494 U JP 765494U JP 3005739 U JP3005739 U JP 3005739U
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JP
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ring
connecting pin
wheel rim
shaped
rim
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JP1994007654U
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English (en)
Inventor
朝穎 陳
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亞獵士工業股▲伶▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長さを均等に車輪リム両接合端の互いに対向
する挿込孔内に嵌挿圧入して、車輪リム両端をより順調
かつ牢固に複合する自転車の車輪リムにおける連接ピン
を提供する。 【構成】 互いに相向するリング状リム体両端部の接合
面に設けられたそれぞれの挿込孔に、円柱状細棒体(4
0)によって形成されたピン両端部を等分に嵌挿圧入
し、必要に応じて更にかしめ処理をして該リング状リム
体の両接合端を接合する自転車の車輪リムにおける連接
ピンであって;上記細棒体(40)の軸沿い中央部位を
境として、該細棒体(40)の両端部にそれぞれ端部向
きに先細いテーパ周面を具えた複数のリング状凸縁(4
4,45)を形成するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の車輪リムを製造する際に、成形されたリング状の車輪リム 両端を牢固に接合する連接ピンに関する。
【0002】
【従来の技術】
因みに、一般の自転車の車輪リムを製造するとき、ほとんどが軽合金材料を所 定断面の長尺形状に圧延成型して、さらに適宜な長さの棒部材に切断したあと、 各棒部材をリング状のリム体に湾曲成形し、最後にその互いに向かい合うリング 状リム体両端を接合して車輪リムを完成するのである。
【0003】 即ち、図2の例で示す如く、従来の自転車の車輪リムは、湾曲成形されたリン グ状リム体の互いに接合すべき両端部10,20端面の腹部13の両脇にそれぞ れ挿込孔11,21を設けて、各対向する両挿込孔11,21にその孔径とぴっ たりなじむ太さの1本の連接ピン30をその両端がそれぞれ埋没するまでに加圧 嵌挿し、続いて該両端部10,20を該挿込孔11,21がそれぞれの連接ピン 30をきつく締め付けるようにかしめ変形させて牢固に連接するのであり、各連 結ピン30の表面はエンボス加工によりローレット状のきざみ31をつけられて 相当の摩擦力と抜止め強度を具えていることから、該リング状リム体の両端部1 0,20をより確実牢固に接合することができ、しかる後、さらに電気メッキ処 理をへて自転車の車輪リムを完成する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように上記連接ピン30は極めて微小な部品で、単に挿込孔11,21に 挿し込んでリング状リム体の両端を接合するだけに用いられ、製造加工をするに それほど困難はないが、長期にわたって大量のリムを製造した結果、なおも下記 のような欠点があることが分かった。
【0005】 即ち、連接ピンの外径を必ず挿込孔の内径にマッチさせてから適当な接合強度 のねじ込み効果を得られるのであり、正常の加工製造では容易にこの要求に応え られるものも、実際の接合過程では、往々にして数多くの外来の原因(例えば; リング状リム体の湾曲から挿込孔がやや変形すること;ローレットきざみの深さ ;かしめ力の大小;連接ピンの変形など)から連接ピンを挿込孔に挿着する際、 やや緩むか若しくは締め過ぎるかの状態が生じ、時にはリング状リム体両端の挿 込孔の緩みや締め具合が不均一の現象を生じる。
【0006】 そして、もしも嵌挿度合が緩み過ぎると、連接ピン表面にローレット刻みを設 けて摩擦力を大幅に向上しているとは言え、しばしばリング状リム体両端の接合 が牢固を欠き、また嵌挿度合が締め過ぎると、今度は組立接合するのが難しくな る。他方、もしもピン両端部の挿込孔との嵌挿度合が緩み締め不均一であると、 正常に組立接合して該リング状リム体両端をかしめ止めしたあと、連接ピンの長 さ大部分が往々にして比較的緩い挿込孔側に偏り没入し、小部分だけが比較的締 め過ぎる挿込孔側に没入する(比較的緩い挿込孔の摩擦抵抗が相対的に小さいか ら連接ピンを挿込み易い)。しかも,このような状況は組立接合作業の際に外部 から窺えず、その後の加工や使用の時に、やや強い力で引いたり或いは起伏が大 きい道路に差し掛かって震動したりすると、連接箇所が裂けて品質不良の製品と なり易い。
【0007】 上記従来の自転車の車輪リムにおける連接ピンの問題点に鑑み、本考案は、長 さを均等に車輪リム両接合端の互いに対向する挿込孔内に嵌挿圧入して、車輪リ ム両端をより順調かつ牢固に接合する自転車の車輪リムにおける連接ピンを提供 することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の自転車の車輪リムにおける連接ピンは、互 いに相向するリング状リム体両端部の接合面に設けられたそれぞれの挿込孔に、 円柱状細棒体によって形成されたピン両端部を等分に嵌挿圧入し、必要に応じて 更にかしめ処理をして該リング状リム体の両接合端を接合する自転車の車輪リム における連接ピンであって; 上記細棒体の全長にわたる外周面部に、その軸方向中央部位から両端部に向か ってそれぞれ端部向きに先細いテーパ周面を具えた複数のリング状凸縁を形成す るように構成される。 そして、上記細棒体の両端部に形成されるそれぞれ複数のリング状凸縁を連続 的に設けると一層好ましい。
【0009】
【作用】
上記のように構成された本考案の連接ピンは、その軸沿い中央部位から両端に わたって周設される複数のリング状凸縁が、それぞれの属する端末向きに先細い テーパ面を形成しているので、その両端部とも挿入容易・抜出困難な抜止め構造 を呈する。そして、一方端部をその全部のリング状凸縁が没入するまでリング状 リム体の一方接合端の挿込孔に嵌挿圧入する際、他端部のリング状凸縁は境界区 段側に外径が太くなっていることから、上記中央部位に至ればそれ以上の継続的 な挿入前進が困難となり、続いて,該他端部をその全部のリング状凸縁が没入す るまで上記リング状リム体の他方接合端の挿込孔に嵌挿圧入できるので、該リン グ状リム体両接合端の互いに対向する挿込孔に等しい長さで貫挿没入する。しか る後,さらにかしめ処理を施されるので、本考案の連接ピンはリング状リム体の 両接合端をより牢固に接合することができる。
【0010】 この考案の上記またはその他の目的,特徴および利点は、図面を参照しての以 下の実施例の詳細な説明から一層あきらかとなろう。
【0011】
【実施例】
図1に示す如く、本考案の「自転車の車輪リムにおける連接ピン」は、ほぼ円 柱状の細棒体40を呈して、該細棒体40の軸沿い中央部位に適当な長さの同径 円柱部を形成して境界区段41とし、該境界区段41により該細棒体40を互い に対称する等しい長さの両端部に区分すると共に、該細棒体40両端末にそれぞ れ先細テーパ状の挿入部42,43を形成して、該細棒体40を容易に図2で示 すリング状リム体の挿込孔11,21に挿込めるようにする。
【0012】 さらに、上記細棒体40の境界区段41とその両端末の挿入部42,43の間 に、それぞれ互いに対称する連続的に排列された複数のリング状凸縁44,45 を設けて、各凸縁44,45の外周面を上記挿入部42,43同様に細棒体40 両端末向きの先細状テーパ面に形成し、即ち、それぞれ凸縁44,45の端末向 き外径を境界区段41向きの外径より小さくして、挿入が容易で抜出が困難な抜 止め構造に形成してある。本考案の連接ピンは、上記境界区段41を境にして両 端部のそれぞれリング状凸縁44,45のテーパ面が互いに逆向きになっている ことから、両端部とも抜止め構造を呈することになる。そして、該境界区段41 の長さは出来るだけ短くするのが望ましい。
【0013】 上記のような構造から、本考案を使用するときは、先ず連接ピンの細棒体40 における一端挿入部42を、該挿入部42が属する端部のそれぞれ複数のリング 状凸縁44が全部没入するまで上記リング状リム体の挿込孔11に挿入し、この 際,もしも境界区段41までが没入し兼ねない時は、該細棒体40における他端 挿入部43のリング状凸縁45は境界区段41側に外径が太くなっていることか ら、それ以上の継続的な挿入前進を阻止するので、該細棒体40をさらに挿入前 進させるのが難しく、したがって,該境界区段41を該リング状リム体両端の接 合部位に位置付けて該細棒体40両端を均等に挿込孔11内に貫挿没入させるこ とができる。
【0014】 そして、上記細棒体40の上記境界区段41を中点とした一端の全部のリング 状凸縁44を貫挿没入させたあと、さらに上記リング状リム体のもう一方の端部 における挿込孔21に該細棒体41の他端の全部のリング状凸縁45が没入する まで貫挿すると、上記連接ピンの細棒体40全体を左右両挿込孔内に等分に埋没 嵌挿することになり、しかる後,かしめ処理を施せば該連接ピンを該リング状リ ム体の接合部位に牢固に埋設係止させることができ、該細棒体41の両端のそれ ぞれのリング状凸縁44,45は上記のように挿入容易・抜出困難な抜止め構造 に形成されているので、それぞれリング状凸縁44,45を嵌挿し且つかしめ処 理を施せば十分牢固に接合することができて、車輪リムの接合部位が裂けて連接 ピンが離脱することがなく、従来の周面にローレット刻みを着けた連接ピンに比 べて接合効果が大幅に向上する。
【0015】
【考案の効果】
上記のように、本考案の連接ピンを使用して車輪リム両端を接合すると、その 軸沿い中点部位から両端にわたって端末向きに先細いテーパ面を有する複数のリ ング状凸縁を形成しているので、均等な長さでリム両端面の互いに対向する両挿 込孔に嵌挿圧入することができ、かつ両端部とも挿入容易・抜出困難な抜止め構 造を呈することになり、さらにかしめ処理を施されるので車輪リムを十分牢固に 接合することができて、車輪リムの接合部位が裂けて連接ピンが離脱することが なく、従来の連接ピンよりも車輪リムを牢固に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の連接ピンの一実施例の拡大図
である。
【図2】図2は、従来の自転車の車輪リムにおける連接
ピンの装設態様を示す立体斜視図である。
【符号の説明】
40;細棒体 44,45;リング状凸縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相向するリング状リム体両端部の
    接合面に設けられたそれぞれの挿込孔に、円柱状細棒体
    (40)によって形成されたピン両端部を等分に嵌挿圧
    入し、必要に応じて更にかしめ処理をして該リング状リ
    ム体の両接合端を接合する自転車の車輪リムにおける連
    接ピンであって;上記細棒体(40)の全長にわたる外
    周面部に、その軸方向中央部位から両端部に向ってそれ
    ぞれ端部向きに先細いテーパ周面を具えた複数のリング
    状凸縁(44,45)を形成するようにしてなる自転車
    の車輪リムにおける連接ピン。
  2. 【請求項2】 上記細棒体(40)の両端部に形成され
    るそれぞれ複数のリング状凸縁(44,45)を連続的
    に設けてなる請求項1記載の自転車の車輪リムにおける
    連接ピン。
JP1994007654U 1994-06-28 1994-06-28 自転車の車輪リムにおける連接ピン Expired - Lifetime JP3005739U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0142901B2 (ja) * 1985-04-04 1989-09-18 Canon Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0142901B2 (ja) * 1985-04-04 1989-09-18 Canon Kk

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